JP2013195438A - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents

画像形成装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2013195438A
JP2013195438A JP2012059054A JP2012059054A JP2013195438A JP 2013195438 A JP2013195438 A JP 2013195438A JP 2012059054 A JP2012059054 A JP 2012059054A JP 2012059054 A JP2012059054 A JP 2012059054A JP 2013195438 A JP2013195438 A JP 2013195438A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
potential
image
image forming
photoconductor
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012059054A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5929359B2 (ja
JP2013195438A5 (ja
Inventor
Shinya Makiura
伸哉 牧浦
Masao Okubo
雅夫 大久保
Yasunori Unagida
恭典 鰻田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2012059054A priority Critical patent/JP5929359B2/ja
Priority to US13/607,171 priority patent/US9086657B2/en
Priority to CN201210448228.8A priority patent/CN103309191B/zh
Publication of JP2013195438A publication Critical patent/JP2013195438A/ja
Publication of JP2013195438A5 publication Critical patent/JP2013195438A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5929359B2 publication Critical patent/JP5929359B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/09Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer using magnetic brush
    • G03G15/0907Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer using magnetic brush with bias voltage
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/02Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices
    • G03G15/0266Arrangements for controlling the amount of charge
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/55Self-diagnostics; Malfunction or lifetime display
    • G03G15/553Monitoring or warning means for exhaustion or lifetime end of consumables, e.g. indication of insufficient copy sheet quantity for a job
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/06Developing structures, details
    • G03G2215/0602Developer
    • G03G2215/0604Developer solid type
    • G03G2215/0607Developer solid type two-component
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/06Developing structures, details
    • G03G2215/0602Developer
    • G03G2215/0604Developer solid type
    • G03G2215/0607Developer solid type two-component
    • G03G2215/0609Developer solid type two-component magnetic brush

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】予め定められた画質を保証する期間を経過した後に画像形成を続行した場合のキャリアの漏出を抑制する、画像形成装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】印加部16が、保持部12によって保持された二成分現像剤に含まれるトナーを保持部12と感光体14との電位差を利用して保持部12から感光体14に転移させることにより感光体14にトナー像が形成されるように、保持部12に対して、電位差を発生させるための電圧を印加する。制御部18が、予め定められた画質を保証する画質保証期間の経過後、保持部12の電位を感光体14の消耗に追従させて降下させるように印加部16を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置及びプログラムに関する。
特許文献1には、感光体ドラムに形成された静電潜像を現像剤で現像する現像装置と、現像装置に現像バイアスを印加するバイアス印加装置と、感光体ドラムの膜厚に関する情報を検知するセンサと、センサの検知結果により、感光体ドラムの減少に伴って、現像されるトナー像の濃度が低くなるように現像装置に印加される現像バイアスの交流バイアスを制御するコントローラと、を備えた画像形成装置が開示されている。
特開2010−250051号公報
本発明の課題は、予め定められた画質を保証する期間を経過した後に画像形成を続行した場合のキャリアの漏出を抑制する、画像形成装置及びプログラムを提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の画像形成装置を、保持手段によって保持された二成分現像剤に含まれるトナーを前記保持手段と感光体との電位差を利用して前記保持手段から前記感光体に転移させることにより前記感光体にトナー像が形成されるように、前記保持手段に対して、前記電位差を発生させるための電圧を印加する印加手段と、予め定められた画質を保証する画質保証期間の経過後、前記保持手段の電位を前記感光体の消耗に追従させて降下させるように前記印加手段を制御する制御手段と、を含んで構成した。
請求項1に記載の画像形成装置を、請求項2に記載の発明のように、前記電位差を発生させるために前記感光体を帯電させる帯電手段を更に含み、前記制御手段が、前記画質保証期間の経過後、前記帯電手段による前記感光体の帯電電位を前記感光体の消耗に追従させて降下させるように前記帯電手段を更に制御するものとした。
請求項2に記載の画像形成装置を、請求項3に記載の発明のように、前記制御手段が、前記画質保証期間の経過後、前記電位差を予め定められた範囲内に保ちながら前記保持手段の電位及び前記感光体の帯電電位を前記感光体の消耗に追従させて降下させるように前記印加手段及び前記帯電手段を制御するものとした。
請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置を、請求項4に記載の発明のように、前記保持手段の電位の降下の度合い及び前記感光体の帯電電位の降下の度合いを揃えたものとした。
請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の画像形成装置を、請求項5に記載の発明のように、前記感光体で外周面が被覆されると共に駆動源から回転駆動力を受けて軸心周りに回転する円筒状部材を更に含み、前記制御手段が、前記画質保証期間の経過後、前記円筒状部材の累積回転駆動量に相当する物理量に追従させて降下させるように前記印加手段を制御するものとした。
請求項5に記載の画像形成装置を、請求項6に記載の発明のように、前記感光体に対して残留トナーを除去するように摺動する摺動部材を更に含んで構成した。
請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の画像形成装置を、請求項7に記載の発明のように、前記制御手段が、前記感光体が消耗により消失して前記外周面が露出した場合の該露出部と前記保持手段との電位差が前記二成分現像剤に含まれるキャリアが前記感光体に転移する予め定められた電位差未満となる度合いで前記保持手段の電位を前記感光体の消耗に追従させて降下させるように前記印加手段を制御するものとした。
請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の画像形成装置を、請求項8に記載の発明のように、前記画質保証期間を、前記感光体の品質を保証する期間としたものとした。
上記目的を達成するために、請求項9に記載のプログラムを、請求項1〜請求項8の何れか1項に記載の画像形成装置における制御手段として機能させるためのものとした。
請求項1及び請求項9に係る発明によれば、予め定められた画質を保証する画質保証期間の経過後、二成分現像剤を保持する保持手段の電位を感光体の消耗に追従させて降下させる構成を有しない場合に比べ、予め定められた画質を保証する期間を経過した後に画像形成を続行した場合のキャリアの漏出が抑制される、という効果が得られる。
請求項2に係る発明によれば、画質保証期間の経過後、帯電手段による帯電電位を感光体の消耗に追従させて降下させる構成を有しない場合に比べ、感光体に想定外のトナー像が形成されるという事態の発生が抑制される、という効果が得られる。
請求項3に係る発明によれば、画質保証期間の経過後、電位差を予め定められた範囲内に保ちながら保持手段の電位及び感光体の電位を感光体の消耗に追従させて降下させる構成を有しない場合に比べ、画質保証期間の経過後の画質の低下が抑制される、という効果が得られる。
請求項4に係る発明によれば、保持手段の電位の降下の度合い及び感光体の電位の降下の度合いを揃えた構成を有しない場合に比べ、画質保証期間の経過後の画質の低下が抑制される、という効果が得られる。
請求項5に係る発明によれば、感光体で外周面が被覆されると共に駆動源から回転駆動力を受けて軸心周りに回転する円筒状部材を更に含み、制御手段が、画質保証期間の経過後、円筒状部材の累積回転駆動量に相当する物理量に追従させて降下させる構成を有しない場合に比べ、簡易な構成ながらもキャリアの漏出を抑制する精度が向上する、という効果が得られる。
請求項6に係る発明によれば、画質保証期間の経過後、感光体に対して残留トナーを除去するように摺動する摺動部材を有しない場合に比べ、摺動部材が摺動することによる感光体の消耗が生じたとしても画質保証期間の経過後に画像形成を続行した場合のキャリアの漏出が抑制される、という効果が得られる。
請求項7に係る発明によれば、感光体が消耗により消失して円筒状部材の外周面が露出した場合の露出部と保持手段との電位差が二成分現像剤に含まれるキャリアが感光体に転移する予め定められた電位差未満となる度合いで保持手段の電位を感光体の消耗に追従させて降下させる構成を有しない場合に比べ、キャリアの漏出を抑制する精度が向上する、という効果が得られる。
請求項8に係る発明によれば、画質保証期間を、感光体の品質を保証する期間とした構成を有しない場合に比べ、キャリアの漏出を抑制する精度が向上する、という効果が得られる。
実施形態に係る画像形成装置の要部機能の一例を示す機能ブロック図である。 実施形態に係る画像形成装置の電気系の要部構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係る画像形成装置の要部構成の一例を示す構成図である。 実施形態に係る画像形成装置に含まれる現像器の要部構成の一例を示す構成図である。 実施形態に係る画像形成装置に含まれる画像形成部の電気系の要部構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係る画像形成処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る画像形成処理が行われた場合の帯電電位及び現像電位の推移の一例を示す推移図である。 実施形態に係る画像形成処理が行われた場合の帯電電位及び現像電位の推移の一例であって、帯電電位及び現像電位の降下態様の変形例を示す推移図である。
以下、図面を参照して開示の技術の実施形態の一例を詳細に説明する。なお、以下の説明では、トナーとこのトナーを静電潜像に付着させるべく静電気力を利用して搬送する役割を担うキャリアとが混合された二成分現像剤により静電潜像を現像する画像形成装置を例に挙げて説明する。しかし、開示の技術は、これに限定されるものではなく、開示の技術は、二成分現像剤により静電潜像を現像する画像形成装置であれば如何なる画像形成装置に対しても適用される。また、本実施形態において、「トナー」とは、例えば帯電性を持ったプラスチック粒子に炭素等の色粒子を付着させた微粒子を指す。また、本実施形態において、「キャリア」とは、例えば磁性体をエポキシ樹脂等でコーティングした微粒子であって、トナーと混合され使用される微粒子を指す。
図1には、本実施形態に係る画像形成装置10の要部機能の一例が示されている。画像形成装置10は、保持部12、感光体14、印加部16、制御部18、帯電部20、摺動部材22、駆動源24及び円筒状部材26を備えている。保持部12は、帯電された二成分現像剤を磁力を利用して保持する。感光体14は、帯電された表面が露光されることにより静電潜像が形成されるものである。
保持部12の一例としては、感光体14の表面(保持部12に向けて露出している面)に形成された静電潜像に対して、二成分現像剤に含まれるトナーを供給することにより静電潜像を現像する現像ロールが挙げられる。この現像ロールは例えばモータ(図示省略)などの駆動源から回転駆動力を受けて回転する。なお、図1には軸心周りに矢印A方向に回転する現像ロールが模式的に例示されている。保持部12として現像ロールを採用する場合、例えば、現像ロールの外周面に吸着された二成分現像剤に含まれるトナーを、保持部12と感光体14の表面との電位差を利用して感光体14の表面に転移させることにより、感光体14にトナー像が形成される。
印加部16は、保持部12に保持された二成分現像剤に含まれるトナーを感光体14の表面に転移させることで感光体14にトナー像が形成されるように保持部12と感光体14の表面との間に電位差を発生させるための現像電圧を保持部12に対して印加する。印加部により保持部12に対して現像電圧が印加されることで、保持部12に対して現像電圧が印加されない場合に比べ、保持部12と感光体14の表面との電位差が大きくなり、この電位差が所定値に達するとトナーが感光体14の表面に転移することとなる。
このように感光体14に転移したトナーは記録媒体(例えば用紙や転写ベルト)に転写される。しかし、転写工程において感光体14のトナーが全て記録媒体に転写されない場合がある。この場合、感光体14にはトナーが残留することとなり、このように残留したトナー(残留トナー)はクリーニングブレードやクリーニングロールなど清掃部材によって静電気的又は機械的に除去される。清掃部材が感光体14の表面に摺接する場合、つまり機械的に除去する場合は感光体14が清掃部材との摩擦によって磨耗することとなる。このように感光体14の磨耗が進行すると感光体14の表面の帯電電位が徐々に低下し、保持部12と感光体14との電位差も徐々に大きくなっていき、やがて、トナーだけでなくキャリアも感光体14に転移させてしまうという事態が発生する虞がある。キャリアが感光体14に転移すると、画像形成装置10の内部に拡散し、画像形成装置10に内蔵されている機器に悪影響を及ぼすことが考えられる。
そこで、本実施形態では、制御部18が、予め定められた期間の経過後、保持部12の電位を感光体14の消耗に追従させて降下させるように印加部16を制御する。ここで言う「予め定められた期間」とは、例えば画像形成装置10によって形成される画像の予め定められた画質を保証する期間(以下、「画質保証期間」という。)を指す。なお、本実施形態では、画質保証期間の一例として、感光体14の品質を保証する期間として予め定められた期間を採用しているが、開示の技術はこれに限定されるものではない。例えば、感光体14の品質を保証する期間として予め定められた期間を、画像形成装置10が設置されている環境や画像形成装置10の累積稼動量などの感光体14の品質に影響を及ぼす原因を加味して調整して得た期間を採用してもよい。具体的には、感光体14の消耗を早める環境下に感光体14が設置されている場合には、感光体14の品質を保証する期間として予め定められた期間に1未満の予め定められた係数を乗じて得た期間を画質保証期間として採用する態様が考えられる。ここで使用する「係数」は、例えばタッチパネルやキーボードなどの受付デバイスを介して受け付けてもよい。また、感光体14が設置されている環境を表わすコードを受付デバイスを介して受け付け、受け付けられたコードからコンピュータを利用してテーブルや演算式に基づいて導出してもよい。
帯電部20は、保持部12と感光体14との電位差を発生させるために感光体14を帯電させる。帯電部20の一例としては、電圧が印加されることにより、感光体14に電荷を付与して感光体14を帯電させる帯電ロールが挙げられる。この帯電ロールは図示を省略するモータなどの駆動源から回転駆動力を受けて軸心周りに回転する。保持部12と感光体14との電位差は、保持部12の電位と感光体14の電位とによって定められる。そこで、本実施形態では、制御部18が、画質保証期間の経過後、帯電電位(帯電部20による感光体14の表面の帯電電位)を感光体14の消耗に追従させて降下させるように帯電部20を制御する。
摺動部材22は、感光体14に対して残留トナーを除去するように摺動する。摺動部材22としては、例えば感光体14に接触して感光体14から残留トナーを除去するクリーニングブレードやクリーニングロールが挙げられる。円筒状部材26は、導電性の材料で形成されており、外周面が全域にわたって感光体14に被覆されている。本実施形態では、円筒状部材26の外周面を感光体14の膜(以下、「感光膜」という。)でコーティングした構成を採用している。なお、以下では、錯綜を回避するために、未使用の画像形成装置10において、円筒状部材26の感光膜の厚さにばらつきが生じていないものとして説明する。
駆動源24は、回転駆動力を発生し、この回転駆動力を円筒状部材26に伝達するものであり、一例としてステッピングモータが挙げられる。円筒状部材26は、駆動源24から回転駆動力を受けて軸心回りに回転する。なお、図1には、軸心周りに矢印B方向に回転する円筒状部材26が例示されている。このように円筒状部材26が回転すると、摺動部材22が感光膜を摺動することとなるので、感光膜は徐々に磨耗する。そこで、本実施形態では、制御部18が、画質保証期間の経過後、円筒状部材26の累積回転駆動量に相当する物理量(例えば累積回転数や累積回転時間など)に追従させて保持部12の電位を降下させるように印加部16を制御する。なお、円筒状部材26の累積回転駆動量は、換言すると、摺動部材22による累積摺動量に相当するとも言える。
また、円筒状部材26の外縁部の感光膜は、円筒状部材26の外周面の他の部位をコーティングしている感光膜に比べ脆弱である。そのため、円筒状部材26が回転することにより円筒状部材26の外周面の外縁部以外の部位(以下、「他の部位」という。)をコーティングしている感光膜に比べ磨耗が激しい。よって、画質保証期間の経過後の円筒状部材26の外縁部の感光膜と保持部12との電位差が増加する度合いは、円筒状部材26の外周面の他の部位をコーティングしている感光膜と保持部12との電位差が増加する度合いに比べ大きい。従って、円筒状部材26の外周面の他の部位の消耗に追従させて保持部12の電位を降下させた場合、円筒状部材26の外縁部の感光膜と保持部12との電位差が、保持部12からトナーだけでなくキャリアも感光体14に転移させる電位差に到達してしまう可能性がある。
そこで、本実施形態では、制御部18が、感光膜が消耗(一例として摩耗)により消失して円筒状部材26の外周面が露出した場合の露出部と保持部12との電位差が予め定められた電位差未満となる度合いで保持部12の電位を感光膜の消耗に追従させて降下させるように印加部16を制御する。円筒状部材26の外周面の露出部と保持部12との電位差とは、例えば帯電部20による円筒状部材26の外周面の露出部の帯電電位と現像電圧が印加された保持部12の電位との差を指す。また、ここで言う「予め定められた電位差」とは、例えば保持部12に保持された二成分現像剤に含まれるキャリアが感光膜に転移する電位差として予め定められた電位差を指す。
また、保持部12の電位を降下させる度合いと感光膜の電位を降下させる度合いとが異なると記録媒体に形成される画像の画質が低下することが考えられる。ここで言う「画質が低下する」とは、例えば記録媒体に想定外の帯状の現像像が表れてしまうことを指す。そこで、本実施形態では、制御部18が、保持部12の電位を降下させる度合いと感光膜の電位を降下させる度合いとを揃えて保持部12の電位及び感光膜の電位を降下させるように制御する。
保持部12、感光体14、印加部16、制御部18、帯電部20、摺動部材22、駆動源24及び円筒状部材26は、画像形成装置10に含まれる例えば図2に示す画像形成部30によって実現される。図2には、画像形成装置10の電気系の要部構成の一例が示されている。図2に示すように、画像形成装置10は、コンピュータ32を含んで構成されている。コンピュータ52は、CPU(Central Processing Unit)32A、ROM(Read Only Memory)32B、RAM(Random Access Memory)32C及び二次記憶部(一例としてハードディスク装置)32Dを含んで構成されている。CPU32Aは、画像形成装置10全体の動作を司る。ROM32Bは、画像形成装置10の作動を制御する制御プログラムや各種パラメータ等を予め記憶する記憶手段として機能する。RAM32Cは、各種プログラムの実行時のワークエリア等として用いられるものである。二次記憶部32Dは、装置の電源スイッチが切られても保持しなければならない各種情報を記憶する不揮発性の記憶手段として機能する。CPU32A、ROM32B、RAM32C及び二次記憶部32Dは、アドレスバスやシステムバス等を含んで構成されたバス34を介して互いに接続されている。従って、CPU32Aは、ROM32B、RAM32C及び二次記憶部32Dからの情報の読み出しと、RAM32C及び二次記憶部32Dへの情報の書き込みと、を各々行う。
画像形成装置10は、コンピュータ32と各種の入出力デバイスとを電気的に接続してコンピュータ32と各種の入出力デバイスとの間の各種情報の送受信を司るインプット・アウトプット・インターフェース(I/O)36を備えている。本第1実施形態では、I/O36に接続されることにより、バス34を介してコンピュータ32と電気的に接続される入出力デバイスとして、画像形成部30、受付部38、表示部40及び通信部42を備えている。
受付部38は、例えば画像形成装置10の利用者や画像形成装置10の保守・点検を行う業者による操作入力を受け付ける。受付部38としては、例えばディスプレイに重ねて用いられる透過型のタッチパネル、電源投入用の操作ボタン、各種情報の設定用の操作ボタン及びスクロールキーなどの入力デバイスが挙げられる。
表示部40は、各種情報を表示する。例えば、画質保証期間が経過した場合にはその旨を示す情報を表示する。表示部40としては、例えば液晶ディスプレイが挙げられる。なお、本実施形態では、表示部40としての液晶ディプレイに対して受付部38の一部であるタッチパネルを重ね合わせることによって形成されたタッチパネル・ディスプレイを採用している。
通信部42は、例えばLAN(Local Area Network)やインターネットなどの通信網に接続されており、通信網に接続された情報処理装置(一例としてパーソナル・コンピュータ)との間の各種情報の送受信を司る。なお、本実施形態において、通信部42は、通信網に接続された情報処理装置から画像形成要求情報を受信する。ここで言う「画像形成要求情報」とは、単一又は複数の画像を記録媒体の一例としての用紙に形成することを要求する情報のことであり、画像形成要求情報には、用紙に形成すべき画像を示す画像情報が含まれている。また、本実施形態では、CPU32Aが通信部42を介して画像形成要求情報を取得し、取得した画像形成要求情報を画像形成部30に転送する。
画像形成部30は、CPU32Aから入力された画像形成要求情報に基づいて、ゼログラフィ方式にて用紙に対して画像形成を行う。すなわち、入力された画像形成要求情報に含まれる画像情報により示される画像に相当するトナー像を用紙に転写することにより画像形成を行う。図3には、画像形成部30の要部構成の一例が示されている。画像形成装置30は、感光体ドラム62、帯電部20の一例である帯電器64、露光器66、現像器68、残留トナー除去装置90及び除電器92を備えている。
感光体ドラム62は、円筒状部材26の一例である円筒状に形成された導電性の基体62Bと感光体14の一例である感光膜62Bと、を含んで構成されている。感光膜62Bは、例えば基体62Bの外周面に電荷発生層と電荷輸送層とが積層されて構成された感光層を有し、電荷発生層中に有機系の電荷発生物質を含有する感光体で形成された膜である。
感光体ドラム62は、外周面が用紙Pに面するように配置されており、モータ(図示省略)から駆動力を受けて予め定められた方向(図3に示す円弧矢印G方向)に予め定められた速度で回転する。帯電器64は、感光体ドラム62の外周面に配置されている。帯電器64は、感光体ドラム62の外周面を帯電させるための帯電ロール64Aを備えている。帯電ロール64Aは、導電性のロールであり、その外周面が感光体ドラム62の外周面に接しており、感光体ドラム62の回転動作に従動して回転する。帯電ロール64Aは、印加部16の一例である電源64Bを含んで構成されており、電源64BからDC(直流)成分とAC(交流)成分とが重畳された電圧が印加され、感光体ドラム62の回転に追従するように回転しながら、感光体ドラム62の外周面を全域にわたって予め定められた電位に帯電させる。
感光体ドラム62の回転方向の帯電器64よりも下流側には露光器66が備えられている。露光器66は、感光体ドラム62の外周面が帯電器64によって帯電された状態で、感光体ドラム62の外周面を露光することで静電潜像を形成する。本実施形態に係る露光器66は、複数のLED(発光ダイオード)が画像形成時における主走査方向(図3紙面前後方向)に沿って配列されたLEDアレイを含んで構成されている。このLEDアレイは、帯電ロール64Aにより外周面が帯電された感光体ドラム62の軸線方向に、入力された画像情報に基づく光ビームを走査しながら照射する。露光器66により光ビームが照射された領域の電位は上昇し、感光体ドラム62の外周面に静電潜像が形成される。
感光体ドラム62の回転方向の露光器66よりも下流側には現像器68が備えられている。現像器68は、感光体ドラム62の外周面に形成された静電潜像を予め定められた色(ここでは一例として黒)のトナーによって現像して現像像の一例であるトナー像を形成する。現像器68は、一例として図4に示すように、二成分現像剤が貯留された現像剤ハウジング72を備えている。現像剤ハウジング72の底面には測定部16の一例である透磁率センサ73が現像剤ハウジング72の内壁に立て掛けられて固定されている。従って、透磁率センサ73は、二成分現像剤に埋もれた状態となる。この状態で、透磁率センサ84は、現像剤ハウジング72の内部に貯留されている二成分現像剤の透磁率を測定する。
現像剤ハウジング72の内部には、感光体ドラム12の外周面に隣接するように軸線の周りに回転自在に設けられた現像ロール74が設けられている。また、現像剤ハウジング72の内部には、現像ロール74に隣接するように配置され、現像剤ハウジング72内の二成分現像剤を搬送すると共に二成分現像剤に含まれるトナーを現像ロール74に搬送する現像剤搬送ロール76が設けられている。
現像剤ハウジング72では、攪拌パドル76及び攪拌スクリュー78がモータ(図示省略)からの駆動力を受けて回転することで現像剤ハウジング72に貯留されている二成分現像剤が攪拌されてトナーがキャリアに静電吸着する。このようにしてトナーが付着されたキャリアは、磁性を有する現像剤搬送ロール76に磁力で吸着されて現像ロール74へ搬送され、マグネットロールである現像ロール74に磁力で吸着される。現像器68は、電源68Bを備えており、感光体ドラム62の外周面に面した現像ロール74に対して、印加部16の一例である電源68Bから現像電圧が印加される。ここで言う「現像電圧」とは、例えば感光体ドラム62の外周面と同極性(本実施形態では、負極性)の直流成分(現像用のバイアス電位成分)と交流成分とが重畳された予め定められた電圧を意味する。
このように現像電圧が現像ロール74に印加されると共に現像ロール74がモータ(図示省略)の駆動力を受けて予め定められた方向(図4に示す円弧矢印方向)へ回転することにより、トナーが感光体ドラム62の外周面に転移する。つまり、現像ロール74の外周面に付着しているトナーが現像ロール74から感光体ドラム62の外周面における光ビームが照射された領域に転移し、これによって静電潜像が現像される。
現像剤ハウジング72の上方には、トナー補給装置80が備えられている。トナー補給装置80は、トナーを収容するトナーカートリッジ80Aと、トナーカートリッジ80Aの内部と現像剤ハウジング72の内部とを連通する補給流路80Bと、を備えている。トナーカートリッジ80Aの内部には、トナーを搬送する搬送部材としてのオーガー82が設けられている。オーガー82は、モータ(図示省略)の駆動力を受けて回転する。従って、トナーカートリッジ80Aに収容されたトナーは、オーガー82が回転することで、補給流路80Bを通って現像剤ハウジング72の内部に補給される。なお、本実施形態では、現像剤ハウジング72の内部にトナーの補給量は、オーガー82の回転時間により調整される。また、本実施形態では、現像剤ハウジング72の内部にキャリアは補給されず、トナーのみが補給される構成を採用している。
一方、図3において、感光体ドラム62の回転方向の現像器68よりも下流側には転写ロール84が備えられている。転写ロール84には電源(図示省略)が接続されており、転写ロール84は、正極性のバイアス電圧が印加される。感光体ドラム62の外周面と転写ロール84の外周面との間には、予め定められた速度で用紙Pが搬送される。従って、転写ロール84は、感光体ドラム62の外周面と転写ロール84の外周面との間に用紙Pが通過している間に正極性のバイアス電圧が印加されることで、感光体ドラム62の外周面に形成されたトナー像を用紙Pに転写させる。
このようにしてトナー像が転写された用紙Pの搬送経路には、加圧ロール86Aと加熱ロール86Bとが対向配置されて構成された定着装置86が設けられている。定着装置86に搬送された用紙Pは、加圧ロール86Aと加熱ロール86Bとによって挟み込まれて搬送されることにより用紙P上のトナー像は溶融すると共に用紙Pに圧着されて用紙Pに定着する。
感光体ドラム62の回転方向の転写ロール84よりも下流側には残留トナー除去装置90が備えられている。残留トナー除去装置90は、摺動部材22の一例であるクリーニングブレード90A及び廃トナーボトル90Bを含んで構成されている。また、感光体ドラム62の回転方向の残留トナー除去装置90よりも下流側には、感光体ドラム62の外周面の残存電位を除去する除電器92が備えられている。従って、転写ロール84によるトナー像の転写工程が終了した後、感光膜62Bの表面、すなわち、感光体ドラム62の外周面の残留トナーや紙粉等(以下、「残留トナー等」という)は、残留トナー除去装置90によって除去される。つまり、感光体ドラム62が回転された状態で感光体ドラム62の外周面にクリーニングブレード90Aが接触することによって残留トナー等が除去され、除去された残留トナー等は廃トナーボトル90Bに貯留される。感光体ドラム62の外周面の残留トナー等が除去されると、次いで感光体ドラム62の外周面の残存電位が除電器92によって除去される。
図5には、画像形成部30の電気系の要部構成の一例が示されている。制御部18は、例えば図5に示すコンピュータ100によって実現される。コンピュータ100は、CPU102、メモリ104及び不揮発性の記憶部106を備え、これらはバス108を介して互いに接続されている。
なお、記憶部106は、例えばハードディスク装置やフラッシュメモリなどによって実現される。記憶部106には、画像形成処理プログラム108が記憶されている。CPU102は、記憶部106から画像形成処理プログラム108を読み出してメモリ104に展開し、画像形成処理プログラム108が有するプロセスを順次実行する。画像形成処理プログラム108は、制御プロセス110を有する。CPU102は、御プロセス110を実行することで、図1に示す制御部18として動作する。
なお、ここでは画像形成処理プログラム108を記憶部106から読み出す場合を例示したが、必ずしも最初から記憶部106に記憶させておく必要はない。例えば、コンピュータ100に接続されて使用されるフレキシブルディスク、いわゆるFD、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの任意の「可搬型の物理媒体」に先ずは各プログラムを記憶させておいてもよい。そして、コンピュータ100がこれらの可搬型の物理媒体から各プログラムを取得して実行するようにしてもよい。また、インターネットやLANなどを介してコンピュータ100に接続される他のコンピュータまたはサーバ装置などに各プログラムを記憶させておき、コンピュータ100がこれらから各プログラムを取得して実行するようにしてもよい。
画像形成部30は、外部I/F(インタフェース)111を備えている。外部I/F111は、I/O36とバス108とを電気的に接続しており、画像形成部30と図2に示すコンピュータ32との間の各種情報の送受信を司る。
画像形成部30は、コンピュータ100と各種の入出力デバイスとを電気的に接続してコンピュータ100と各種の入出力デバイスとの間の各種情報の送受信を司るI/O112を備えている。本実施形態では、I/O112に接続されることにより、バス108を介してコンピュータ100と電気的に接続される入出力デバイスとして、帯電器64、露光器66、現像器68、除電器92及び駆動源114を備えている。駆動源114は、画像形成部30に備えられている部材のうちの回転駆動力を受けて回転する部材に対する回転駆動力を生成する複数のモータを含んで構成されている。駆動源114に含まれるモータの一例としては、用紙Pを搬送するための搬送ロール(図示省略)を回転させるために搬送ロールに回転駆動力を付与するモータが挙げられる。この他にも、感光体ドラム62に回転駆動力を付与するモータ、帯電ロール64Aに回転駆動力を付与するモータ、攪拌パドル76に回転駆動力を付与するモータ、及び攪拌スクリュー78に回転駆動力を付与するモータが挙げられる。また、現像ロール74に回転駆動力を付与するモータ、現像剤搬送ロール76に回転駆動力を付与するモータ、オーガー82に回転駆動力を付与するモータ、及び転写ロール84に回転駆動力を付与するモータも挙げられる。
次に本実施形態の作用として、CPU102が画像形成処理プログラム108を実行することで画像形成装置10で行われる画像形成処理について、図6を参照して説明する。なお、以下では、錯綜を回避するために、感光体ドラム62が図3に示す矢印G方向に回転しており、かつ、用紙Pが転写位置に搬送されている場合について説明する。
図6に示す画像形成処理では、先ず、ステップ150において、CPU102により、画像形成要求情報が受信されたか否かが判定される。本ステップ150において、CPU102により画像形成要求情報が受信されていない場合は判定が否定されて本ステップ100が繰り返される。本ステップ150において、CPU102により画像形成要求情報が受信された場合は判定が肯定されてステップ152へ移行する。
ステップ152では、制御部18により画質保証期間を経過したか否かが判定される。本ステップ152において、画質保証期間を経過していない場合は判定が否定されてステップ154へ移行する。ステップ154では、印加部16により、予め定められた帯電用電圧値で帯電ロール64Aに帯電用の電圧(帯電電圧)が印加される。ここで言う「予め定められた帯電用電圧値」とは、例えば画質保証期間に画像形成処理が行われる場合に帯電ロール64Aに印加される電圧の大きさを指し、予め定められた固定値が採用されている。このように帯電ロール64Aに帯電電圧が印加されると、感光体ドラム62の外周面が帯電される。
次のステップ156では、露光器66により、ステップ150で受信された画像形成要求情報に含まれる画像情報に基づく光ビームが感光体ドラム62の外周面に露光される。ステップ156によって感光体ドラム62の外周面が露光されることによって、感光体ドラム62の外周面には静電潜像が形成される。
次のステップ158では、印加部16により、予め定められた現像用電圧値で現像ロール74に現像用の電圧(現像電圧)が印加される。ここで言う「予め定められた現像用電圧値」は、例えば予め定められた現像用のバイアス電位成分の直流電圧値及び交流成分の交流電圧値に大別され、直流電圧値及び交流電圧値として、各々予め定められた固定値が採用されている。現像ロール74に現像電圧が印加されると、感光体ドラム62の外周面にトナーが転移し、これによって静電潜像が現像される。
次のステップ160では、印加部16により、感光体ドラム62の外周面と転写ロール84の外周面との間に用紙Pが通過している間に転写ロール84に正極性のバイアス電圧が印加される。これによって、感光体ドラム62の外周面に形成されたトナー像を用紙Pに転写させる。
次のステップ162では、ステップ150で受信された画像形成要求情報に含まれる全ての画像情報についての画像を用紙Pに形成したか否かがCPU102により判定される。本ステップ162において、全ての画像情報についての画像を用紙Pに形成していない場合は判定が否定されてステップ152に戻る。本ステップ162において、全ての画像情報についての画像を用紙Pに形成した場合は判定が肯定されて本画像形成処理が終了する。
一方、ステップ152において、画質保証期間を経過した場合は判定が肯定されてステップ164へ移行する。ステップ164では、印加部16により、帯電ロール64Aによって感光体ドラム62の外周面が帯電された場合の感光体ドラム62の外周面の電位が感光膜62Bの消耗に応じた電位になるように帯電ロール64Aに帯電電圧が印加される。言い換えると、感光体ドラム62の外周面の電位が現時点での感光膜62Bの膜厚に対応した電位になるように帯電ロール64Aに帯電電圧が印加される。すなわち、本ステップ164では、感光膜62Bの厚さが薄くなるほど帯電ロール64Aに印加される帯電電圧の大きさも追従して小さくなるように印加部16によって帯電ロール64Aに帯電電圧が印加される。
なお、感光膜62Bの厚さは、例えば感光体ドラム62の回転駆動量の累積値(累積回転駆動量)に相当する物理量に基づいて推定される。ここで言う「累積回転駆動量に相当する物理量」としては、例えば画像形成装置10が初めて使用されてからの感光体ドラム62の累積回転数や画質保証期間を経過してからの感光体ドラム62の累積回転数が挙げられる。この他にも、画像形成装置10が初めて使用されてからの感光体ドラム62の回転駆動の累積時間、又は画質保証期間を経過してからの感光体ドラム62の回転駆動の累積時間などが挙げられる。従って、本ステップ164では、印加部16により、累積駆動量に相当する物理量に応じて予め割り当てられた電圧値で帯電ロール64Aに電圧が印加されることとなる。
次のステップ166では、露光器66により、ステップ150で受信された画像形成要求情報に含まれる画像情報に基づく光ビームが感光体ドラム62の外周面に露光される。ステップ156によって感光体ドラム62の外周面が露光されることによって、感光体ドラム62の外周面には静電潜像が形成される。
次のステップ168では、印加部16により、現像ロール74の外周面の電位が感光膜62Bの消耗に応じた電位になるように現像ロール74に現像電圧が印加される。言い換えると、現像ロール74の外周面の電位が現時点での感光膜62Bの膜厚に対応した電位になるように現像ロール74に現像電圧が印加される。すなわち、本ステップ168では、感光膜62Bの厚さが薄くなるほど現像ロール74に印加される現像電圧の大きさ(例えば現像用のバイアス電位成分の直流電圧値)も追従して小さくなるように印加部16によって現像ロール74に現像電圧が印加される。具体的には、印加部16により、累積駆動量に相当する物理量に応じて予め割り当てられた電圧値で現像ロール74に電圧が印加される。
次のステップ170では、印加部16により、感光体ドラム62の外周面と転写ロール84の外周面との間に用紙Pが通過している間に転写ロール84に正極性のバイアス電圧が印加される。これによって、感光体ドラム62の外周面に形成されたトナー像を用紙Pに転写させる。
次のステップ172では、ステップ150で受信された画像形成要求情報に含まれる全ての画像情報についての画像を用紙Pに形成したか否かがCPU102により判定される。本ステップ172において、全ての画像情報についての画像を用紙Pに形成していない場合は判定が否定されてステップ164に戻る。本ステップ172において、全ての画像情報についての画像を用紙Pに形成した場合は判定が肯定されて本画像形成処理が終了する。
このように図6に示す画像形成処理が行われることで、帯電ロール64Aによって感光体ドラム62の外周面が帯電された場合の感光体ドラム62の外周面の電位(帯電電位)と現像ロール74の外周面の電位(現像電位)とが一例として図7に示すように推移する。図7に示すように、画質保証期間では、帯電電位及び現像電位は固定されており、電位差を予め定められた画質を保証し得る予め定められた電位差に保ちながら推移する(ステップ154〜162)。例えば帯電電位が−700Vで推移し、現像電位が−600Vで推移する。この場合、例えば露光電位を−100Vとすると、現像電位と露光電位との電位差の500Vを利用してトナーが感光体ドラム62に転移することとなる。
やがて、画質保証期間が経過して画質保証期間外になると、帯電電位及び現像電位は共に降下し始める(ステップ164,168)。ここでも画質保証期間からの帯電電位と現像電位との差が保たれる(ステップ164,168)。そのため、用紙Pに転写されたトナー像において局所的に濃い部分(例えば想定外の帯状のトナー像)が現れるという事態の発生が抑制される。
また、感光膜62Bが摩耗により消失して基体62Aの外周面が露出した場合の露出部と現像ロール74との電位差が予め定められた電位差未満となる度合いで現像ロール74の電位を感光膜62Bの消耗に追従させて降下させる(ステップ164,168)。そのため、例えば感光膜62Bの一部が消失して(0μmとなって)基体62Aの外周面の一部が露出する事態が発生したとしても、現像ロール74から感光体ドラム62にトナーと共にキャリアが漏出するという事態の発生が抑制される。すなわち、図6に示す故障可能性期間(これまでよりも故障が発生する可能性が高くなる期間として予め定められた期間)に入ったとしても現像ロール74から感光体ドラム62にトナーと共にキャリアが漏出するという事態の発生が抑制される。
また、故障可能性期間を経過して故障可能性大期間(故障する可能性が極めて高い期間として予め定められた期間)に入ったとしても、画質保証期間の現像電位を維持し続けた場合に比べ、現像電位と帯電電位との差が小さい。そのため、現像ロール74から感光体ドラム62にトナーと共にキャリアが漏出するという事態の発生が抑制される。しかも、故障可能性大期間に入ってからも現像電位と帯電電位との差が依然として画質保証期間から維持され続けるので、用紙Pに転写されたトナー像において局所的に濃い部分(例えば想定外の帯状のトナー像)が現れるという事態の発生が抑制される。
このように、本実施形態に係る画像形成装置10によれば、従来であれば故障する可能性(キャリアが漏出する可能性)が極めて高く且つ画質の低下が著しくなる期間に入ってもキャリアの感光体ドラム62への漏出が抑制されながらも画質の低下が抑制される。よって、部品交換の時期は自分で判断するから部品交換のアラートは画像が形成されなくなる寸前(例えばあとA4の用紙5枚分程度しかベタ画像が形成されないという時期)まで表示しなくてもよいという利用者の要求に応じられる。部品交換のアラートを提示するのであれば、例えば故障可能性期間や故障可能性大期間に入ってから表示部40に部品の交換を促すメッセージ(例えば「部品を交換して下さい。これ以降の画質は保証できません。」との文字情報)を予め定められた終了条件を満足するまで表示すればよい。なお、これに限らず、従来のように、画質保証期間が経過した場合に画質保証期間が経過したことを示す情報を表示部40に継続的に表示してもよいことは言うまでもない。
なお、上記実施形態では、帯電電位及び現像電位を予め定められた割合で(固定された傾き(電位/時間))で降下させる場合を例示したが、開示の技術はこれに限定されるものではない。例えば図8に示すように、画像形成処理単位で帯電電位及び現像電位を降下させるようにしてもよい。なお、図8には、画像形成の実行期間は帯電電位及び現像電位が平坦に推移する下り階段状の推移態様が例示されている。この場合、1回の画像形成処理において帯電電位及び現像電位が固定される。そのため、例えば1回の画像形成処理において互いに相違しない複数の画像を連続的に用紙Pに形成する場合、前後で形成された画像間の画質の変化が本構成を採用しない場合に比べ抑制される。図8に示す場合も画質保証期間での帯電電位と現像電位との差を画質保証期間経過後も継続するように制御すれば上記実施形態と相違しない効果が得られる。
また、上記実施形態では、帯電電位及び現像電位を線形的に降下させる態様を例示したが、開示の技術はこれに限定されるものではなく、帯電電位及び現像電位の少なくとも一方を非線形的に降下させてもよい。
また、上記実施形態では、摺動部材22が設けられている画像形成装置10を例示したが、開示の技術はこれに限定されるものではない。すなわち、摺動部材22はなくてもよい。但し、この場合も円筒状部材26の外周面に形成されている感光膜は円筒状部材26の回転駆動により外縁部から徐々に薄くなっていく。そのため、画質保証期間の経過後は帯電電位及び現像電位のうちの少なくとも現像電位を円筒状部材26の累積回転駆動量に相当する物理量に追従させて降下させることが有効であることに変わりはない。
また、上記実施形態では、感光体ドラム62の回転駆動の累積量又は回転駆動の累積時間の増加に対応させて帯電電位及び現像電位を降下させる場合を例示したが、これに限らず、感光膜62Bの膜厚を膜厚測定装置によって実測し、この実測値に従って、帯電電位及び現像電位を降下させてもよい。
10 画像形成装置
12 保持部
14 感光体
16 印加部
18 制御部
20 帯電部
22 摺動部材
24 駆動源
26 円筒状部材
100 コンピュータ
102 CPU

Claims (9)

  1. 保持手段によって保持された二成分現像剤に含まれるトナーを前記保持手段と感光体との電位差を利用して前記保持手段から前記感光体に転移させることにより前記感光体にトナー像が形成されるように、前記保持手段に対して、前記電位差を発生させるための電圧を印加する印加手段と、
    予め定められた画質を保証する画質保証期間の経過後、前記保持手段の電位を前記感光体の消耗に追従させて降下させるように前記印加手段を制御する制御手段と、
    を含む画像形成装置。
  2. 前記電位差を発生させるために前記感光体を帯電させる帯電手段を更に含み、
    前記制御手段は、前記画質保証期間の経過後、前記帯電手段による前記感光体の帯電電位を前記感光体の消耗に追従させて降下させるように前記帯電手段を更に制御する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記画質保証期間の経過後、前記電位差を予め定められた範囲内に保ちながら前記保持手段の電位及び前記感光体の帯電電位を前記感光体の消耗に追従させて降下させるように前記印加手段及び前記帯電手段を制御する請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記保持手段の電位の降下の度合い及び前記感光体の帯電電位の降下の度合いを揃えた請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記感光体で外周面が被覆されると共に駆動源から回転駆動力を受けて軸心周りに回転する円筒状部材を更に含み、
    前記制御手段は、前記画質保証期間の経過後、前記円筒状部材の累積回転駆動量に相当する物理量に追従させて降下させるように前記印加手段を制御する請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記感光体に対して残留トナーを除去するように摺動する摺動部材を更に含む請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、前記感光体が消耗により消失して前記外周面が露出した場合の該露出部と前記保持手段との電位差が前記二成分現像剤に含まれるキャリアが前記感光体に転移する予め定められた電位差未満となる度合いで前記保持手段の電位を前記感光体の消耗に追従させて降下させるように前記印加手段を制御する請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記画質保証期間を、前記感光体の品質を保証する期間とした請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の画像形成装置。
  9. コンピュータを、
    請求項1〜請求項8の何れか1項に記載の画像形成装置における制御手段として機能させるためのプログラム。
JP2012059054A 2012-03-15 2012-03-15 画像形成装置及びプログラム Expired - Fee Related JP5929359B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012059054A JP5929359B2 (ja) 2012-03-15 2012-03-15 画像形成装置及びプログラム
US13/607,171 US9086657B2 (en) 2012-03-15 2012-09-07 Image forming apparatus, image forming method, and non-transitory computer readable medium with control of potential difference between components
CN201210448228.8A CN103309191B (zh) 2012-03-15 2012-11-09 图像形成设备和图像形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012059054A JP5929359B2 (ja) 2012-03-15 2012-03-15 画像形成装置及びプログラム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2013195438A true JP2013195438A (ja) 2013-09-30
JP2013195438A5 JP2013195438A5 (ja) 2015-05-14
JP5929359B2 JP5929359B2 (ja) 2016-06-01

Family

ID=49134550

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012059054A Expired - Fee Related JP5929359B2 (ja) 2012-03-15 2012-03-15 画像形成装置及びプログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9086657B2 (ja)
JP (1) JP5929359B2 (ja)
CN (1) CN103309191B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020060656A (ja) * 2018-10-09 2020-04-16 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10035358B2 (en) 2012-07-17 2018-07-31 Ceraloc Innovation Ab Panels with digital embossed in register surface
US9446602B2 (en) 2012-07-26 2016-09-20 Ceraloc Innovation Ab Digital binder printing
US9079212B2 (en) * 2013-01-11 2015-07-14 Floor Iptech Ab Dry ink for digital printing
GB2538492A (en) 2015-05-11 2016-11-23 Cook Medical Technologies Llc Aneurysm treatment assembly
US10041212B2 (en) 2013-02-04 2018-08-07 Ceraloc Innovation Ab Digital overlay
JP6260476B2 (ja) * 2013-10-10 2018-01-17 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03142481A (ja) * 1989-10-30 1991-06-18 Toshiba Corp 画像形成装置
JPH11295943A (ja) * 1998-04-09 1999-10-29 Canon Inc 多色画像形成装置
JP2002072586A (ja) * 2000-08-31 2002-03-12 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2006047745A (ja) * 2004-08-05 2006-02-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子写真プロセス制御装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2007163975A (ja) * 2005-12-15 2007-06-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10246994A (ja) * 1997-03-04 1998-09-14 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2001183886A (ja) * 1999-12-24 2001-07-06 Canon Inc 画像形成装置
JP4110886B2 (ja) * 2002-08-28 2008-07-02 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置
JP2006106692A (ja) * 2004-09-10 2006-04-20 Canon Inc 画像形成装置及びカートリッジ、記憶媒体
JP2006085038A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Ricoh Co Ltd 画像形成ユニット及びこれを用いた画像形成装置、並びに画像形成ユニットの再生方法
JP2007065095A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2010250051A (ja) 2009-04-15 2010-11-04 Canon Inc 画像形成装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03142481A (ja) * 1989-10-30 1991-06-18 Toshiba Corp 画像形成装置
JPH11295943A (ja) * 1998-04-09 1999-10-29 Canon Inc 多色画像形成装置
JP2002072586A (ja) * 2000-08-31 2002-03-12 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2006047745A (ja) * 2004-08-05 2006-02-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子写真プロセス制御装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2007163975A (ja) * 2005-12-15 2007-06-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020060656A (ja) * 2018-10-09 2020-04-16 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5929359B2 (ja) 2016-06-01
CN103309191B (zh) 2017-08-04
US9086657B2 (en) 2015-07-21
CN103309191A (zh) 2013-09-18
US20130243460A1 (en) 2013-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5929359B2 (ja) 画像形成装置及びプログラム
KR101293000B1 (ko) 현상 장치 및 이를 구비한 화상 형성 장치
US8155539B2 (en) Image forming apparatus with electrostatic capacity detection
US6947681B2 (en) Image forming apparatus with two-speed developing operation and toner control feature
JP2008216816A (ja) 画像形成装置
US8831450B2 (en) Electrophotographic image forming apparatus controlling voltage and current in charging members
US9042795B2 (en) Image forming apparatus
CN111694246A (zh) 图像形成设备
JP2008191177A (ja) 画像形成装置
JP5682105B2 (ja) トナーエンド検出装置、現像剤残量検出装置、現像装置、プロセスユニットおよび画像形成装置
JP2009251501A (ja) 画像形成装置
JP2006349955A (ja) 画像形成装置
JP2006220967A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2008009149A (ja) 画像形成装置
JP2006163118A (ja) 画像形成装置
JP5097602B2 (ja) 画像形成装置
JP2009116096A (ja) 画像形成装置
JP4560354B2 (ja) 画像形成装置
JP2005121795A (ja) 現像装置および画像形成装置
JP5157239B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び現像剤供給方法
JP6225677B2 (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP2017040728A (ja) 画像形成装置
JP5982913B2 (ja) 画像形成装置及びプログラム
US9110405B2 (en) Image forming apparatus having a developer install mode
JP2011007982A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150210

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150325

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160418

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5929359

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees