JP2013194886A - 軸受装置及び回転体 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の玉軸受を組み合わせて使用する場合に、それぞれの玉軸受の間で、予圧荷重の設定値に対する実際の予圧荷重のばらつきを抑制すること。
【解決手段】軸受装置1は、4個の玉軸受10A、10B、10C、10Dが並列組合せ及び背面組合を用いて組み合わせられる。玉軸受10A、10B、10C、10Dは、例えば、アンギュラ玉軸受である。軸受装置1は、玉軸受10A、10B、10C、10Dに予圧が負荷される前の状態では、並列組合せの部分における外輪12側に軸方向隙間ΔBが設けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の玉軸受を組み合わせた軸受装置及び回転体に関する。
玉軸受は、転がり軸受の一種である。複数の玉軸受を組み合わせて軸を支持して、ラジアル荷重及びアキシャル荷重を支持するものが知られている(例えば、特許文献1)。
実公平8−9446号公報
工作機械の主軸に使用される玉軸受は、被削物の加工精度の確保、加工面の表面品位(光沢度が高い、ムラのない均一な面性状)及び表面粗さの向上のため、高い回転精度と高い剛性とが要求される。したがって、玉軸受は、高精度の精密軸受が使用されるのはもちろんのこと、通常は、軸及びハウジングに組み込まれた後、軸受内部(転動体としての玉と内輪軌道面及び外輪軌道面との接触部)で隙間がない状態に設定される。この状態を、いわゆる予圧と称する。予圧は、定位置予圧と定圧予圧とがある。
図15は、背面組合せにおける定位置予圧の説明図である。図16は、定圧予圧の説明図である。定位置予圧は、図15に示すように、接触角がそれぞれ対向する(法線方向の向きが逆)組合せ玉軸受110、110の合わせ面における端面間に、つまり背面組合せ部位である内輪111、111の端面の間に適切な軸方向隙間ΔAを設ける。次に、両端の玉軸受111、111を、軸受ナットを用いて、軸方向隙間ΔAが0になる、すなわち、端面間が密着するまで締め込む。このとき、締付力Fnが負荷される。このようにすることで、玉113と内輪111の溝との接触部及び玉113と外輪112の溝との接触部に、軸方向隙間(予圧隙間ともいう)ΔAの設定数値に応じた予圧が負荷されることになる。
玉軸受110が3列以上組み合わされる多列組合せ玉軸受の場合、この多列組合せ玉軸受の中には、接触角の向きが同方向となる、いわゆる並列組合せが存在する。並列組合せの部分に関しては、玉軸受110の内輪111及び外輪112のいずれの端面間にも隙間を設けずに密着させる。このようにすることで、並列組合せの部分における両方の玉軸受110、110は、組込部材の締付力により、それぞれの内輪111、111同士又は外輪112、112同士がいずれも軸方向に均一に移動する。その結果、両方の玉軸受110、110の予圧荷重が均一になると考えられていた。
近年において、工作機械の主軸は高速化が進み、軸受のdmn値(dm:玉軸受が備える転動体(玉)のピッチ円直径(mm)と回転速度(単位時間あたりの回転数:rpm)との積が50万から80万以上になるものが増加している。このような主軸は、高速回転中においては玉に遠心力が作用することにより、無回転状態(予圧荷重のみ負荷)に対して玉軸受の内部荷重が増加するため、玉軸受の温度上昇が高くなる。このため適正に初期の予圧を設定しないと、玉と外輪及び内輪との転がり接触面における潤滑油の油膜形成が不安定となり、玉軸受に不具合が発生する可能性がある。
このような背景において、近年、3列以上の多列組合せ玉軸受110では、適正に初期の予圧を設定しているにも関わらず、不具合が発生することがあった。本発明者は、鋭意研究によりこの原因を究明した結果、並列組合せの部分に予圧荷重のばらつきが生じる現象を発見した。具体的には、玉軸受110を軸に組み込んだ際における軸方向の締め付け力によって、玉軸受110の内輪111又は内輪間座114が弾性変形することにより、予圧荷重のばらつきが生じるという現象である。この現象によって、運転中において玉軸受110の内部荷重が当初の想定よりも大きくなっていることが判明した。
また、定圧予圧は、図16に示すように、一方の玉軸受110の軸方向に、ばね115を用いてばね荷重を負荷することによって、接触角が対向するもう一方の玉軸受110との間で適正な予圧荷重を負荷する方式である。定圧予圧において、予圧荷重は、組み込み時におけるばね115の圧縮量によって調整できる。定圧予圧の場合も、一方の玉軸受110が2列以上である場合、並列組合せを有するので、定位置予圧と同様に、玉軸受110を軸に組み込んだ際における軸方向締付力によって、内輪111又は内輪間座114が弾性変形することのより、予圧荷重のばらつきが生ずることになる。
本発明は、複数の玉軸受を組み合わせて使用する場合に、それぞれの玉軸受の間で、予圧荷重の設定値に対する実際の予圧荷重のばらつきを抑制することを目的とする。
本発明は、少なくとも3個の玉軸受を並列組合せ及び背面組合を用いて組み合わせて、かつ前記玉軸受に予圧を負荷する前の状態では、少なくとも一つの前記並列組合せの部分において隣接する前記玉軸受の間かつ外輪側に、軸方向隙間を有することを特徴とする軸受装置である。
この軸受装置は、玉軸受間に配置される間座又は内輪の弾性変形に対応して、軸方向隙間(玉軸受の回転中心軸方向における隙間)を外輪側に設けるので、玉軸受間に配置される間座又は内輪が弾性変形した場合であっても、予圧荷重のばらつきを抑制することができる。その結果、この軸受装置は、複数の玉軸受を、並列組合せ及び背面組合せを含む、予圧可能な組み合わせによって使用する場合に、それぞれの玉軸受の間で、予圧荷重の設定値に対する実際の予圧荷重のばらつきを抑制することができる。
本発明は、少なくとも3個の玉軸受を並列組合せ及び正面組合せを用いて組み合わせて、かつ前記玉軸受に予圧を負荷する前の状態では、少なくとも一つの前記並列組合せの部分において隣接する前記玉軸受の間かつ外輪側に、軸方向隙間を有することを特徴とする軸受装置である。
この軸受装置は、玉軸受間に配置される間座又は内輪の弾性変形に対応して、軸方向隙間を外輪側に設けるので、玉軸受間に配置される間座又は内輪が弾性変形した場合であっても、予圧荷重のばらつきを抑制することができる。その結果、この軸受装置は、複数の玉軸受を、並列組合せ及び正面組合せを含む、予圧可能な組み合わせによって使用する場合に、それぞれの玉軸受の間で、予圧荷重の設定値に対する実際の予圧荷重のばらつきを抑制することができる。
本発明において、隣接する前記玉軸受の間には、前記隣接する玉軸受の内輪の間に配置される内輪側間座と、前記隣接する玉軸受の外輪の間に配置される外輪側間座とを有し、前記外輪側における軸方向隙間は、前記並列組合せの部分における前記外輪と前記外輪側間座との間に設けられることが好ましい。このようにすることで、内輪側間座及び外輪側間座を用いて複数の玉軸受を組み合わせて用いる場合に、それぞれの玉軸受の間で、予圧荷重の設定値に対する実際の予圧荷重のばらつきを抑制することができる。
本発明において、前記玉軸受は、アンギュラ玉軸受であることが好ましい。アンギュラ玉軸受は、転動体としての玉の数が多いので、より高負荷で使用することができる。
本発明において、前記外輪側における軸方向隙間の大きさは、前記玉軸受の軸方向における前記玉軸受の内輪の締め付けによって前記内輪側が弾性変形する量に相当する値であることが好ましい。このように、内輪側の弾性変形量に相当する軸方向隙間を外輪側に設けることで、予圧荷重の設定値に対する実際の予圧荷重のばらつきをより確実に抑制できる。
本発明は、上述した軸受装置を備えたことを特徴とする回転体である。この回転体は、上述した軸受装置を備えるので、それぞれの玉軸受の間で、予圧荷重の設定値に対する実際の予圧荷重のばらつきを抑制できる。その結果、例えば、高速で回転体が回転した場合において、特定の玉軸受が過度に温度上昇すること等を抑制できる。
本発明は、複数の玉軸受を組み合わせて使用する場合に、それぞれの玉軸受の間で、予圧荷重の設定値に対する実際の予圧荷重のばらつきを抑制することできる。
図1は、実施形態1に係る軸受装置を示す一部断面図である。 図2は、実施形態1に係る軸受装置に負荷する予圧を説明するための図である。 図3は、本実施形態に係る軸受装置を取り付けた回転体を示す図である。 図4は、実施形態1において玉軸受の組合せを異ならせた例を示す図である。 図5は、実施形態1において玉軸受の組合せを異ならせた例を示す図である。 図6は、実施形態1において玉軸受の組合せを異ならせた例を示す図である。 図7は、実施形態2に係る軸受装置を示す図である。 図8は、実施形態2に係る軸受装置を示す図である。 図9は、実施形態2に係る軸受装置を示す図である。 図10は、実施形態2に係る軸受装置を示す図である。 図11は、実施形態3に係る軸受装置を示す図である。 図12は、実施形態3に係る軸受装置を示す図である。 図13は、実施形態4に係る軸受装置を示す図である。 図14は、図13のR4で示す部分の拡大図である。 図15は、背面組合せにおける定位置予圧の説明図である。 図16は、定圧予圧の説明図である。
以下、この発明を実施するための形態(以下、実施形態という)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る軸受装置を示す一部断面図である。図2は、実施形態1に係る軸受装置に負荷する予圧を説明するための図である。軸受装置1は、複数の玉軸受10を組み合わせた多列組合せ玉軸受である。本実施形態において、軸受装置1は、4個の玉軸受10を組み合わせた4列の組合せ玉軸受である。軸受装置1が備える複数の玉軸受10を区別する場合、玉軸受10A、10B、10C、10Dといい、これらを区別する必要がない場合には、玉軸受10という(以下同様)。また、以下においては、適宜、玉軸受10A、10B、10C、10Dを、それぞれA列、B列、C列、D列ということもある。
玉軸受は、内輪11と、内輪11の径方向外側に配置された外輪12と、内輪11と外輪12との間に配置された複数の転動体としての玉13とを備える。複数の玉13は、保持器(リテーナ)で保持されているが、図1、図2では省略している。本実施形態において、玉軸受10は、アンギュラ玉軸受であるが、深溝玉軸受であってもよい。アンギュラ玉軸受は、玉13の数が多いので、より高負荷で使用することができるので好ましい。
軸受装置1は、4個の玉軸受10A、10B、10C、10Dがこの順に軸2に取り付けられる。軸2は、例えば、マシニングセンタ又は旋盤等といった工作機械の主軸である。玉軸受10Aは、内輪11の一端部が軸2の径方向外側に突出する大径部2Dに当接する。4個の玉軸受10A、10B、10C、10Dは、それぞれの内輪11間に内輪側間座14A、14B、14Cが配置されるとともに、それぞれの外輪12間に外輪側間座15A、15B、15Cが配置される。より具体的には、玉軸受10Aの内輪11と玉軸受10Bの内輪11との間に内輪側間座14Aが、玉軸受10Bの内輪11と玉軸受10Cの内輪11との間に内輪側間座14Bが、玉軸受10Cの内輪11と玉軸受10Dの内輪11との間に内輪側間座14Cが配置される。また、玉軸受10Aの外輪12と玉軸受10Bとの間に外輪側間座15Aが、玉軸受10Bの外輪12と玉軸受10Cの外輪12との間に外輪側間座15Bが、玉軸受10Cの外輪12と玉軸受10Dの外輪12との間に外輪側間座15Cが配置される。
4個の玉軸受10A、10B、10C、10Dは、内輪側間座14A、14B、14C及び外輪側間座15A、15B、15Cを介して軸2に取り付けられるとともに、玉軸受10Dの内輪11側にスペーサ4が取り付けられる。この状態で、スペーサ4の玉軸受10Dとは反対側から締付ナット5が軸2にねじ込まれる。上述したように、玉軸受10Aは、内輪11の一端部が軸2の大径部2Dに当接している。このため、締付ナット5を軸2にねじ込んで締め込むと、軸受装置1の4個の玉軸受10A、10B、10C、10Dは、軸方向(回転中心軸Zr方向)の動きが規制されて、軸2に固定される。
4個の玉軸受10A、10B、10C、10Dが取り付けられた軸2は、軸2の取付対象であるハウジング3(例えば、工作機械等のハウジング)に、4個の玉軸受10A、10B、10C、10Dを介して取り付けられる。4個の玉軸受10A、10B、10C、10Dは、それぞれの外輪12がハウジング3の軸受取付部3Fに取り付けられる。このとき、玉軸受10Dの外輪12の一端部が、軸受取付部3Fの径方向内側に突出する小径部3Dに当接する。ハウジング3の軸受取付部3Fには、開口部3H側からボルト7によって外輪押さえ蓋6が取り付けられる。外輪押さえ蓋6は、軸受装置1の最も開口部3H側に配置されている玉軸受10Aの外輪12と当接する。上述したように、玉軸受10Dは、外輪12の一端部がハウジング3の小径部3Dに当接している。このため、外輪押さえ蓋6を開口部3Hに取り付けてねじ7を締め込むと、軸受装置1の4個の玉軸受10A、10B、10C、10Dは、軸方向の動きが規制されて、ハウジング3に固定される。ハウジング3に取り付けられ、固定された軸受装置1(4個の玉軸受10A、10B、10C、10D)は、回転中心軸Zrを中心として軸2を回転可能に支持する。
内輪側間座14A、14B、14C及び外輪側間座15A、15B、15Cは、いずれも環状の構造体である。外輪側間座15A、15B、15Cは、径方向に向かって貫通する給油孔16を有している。給油孔16から、それぞれの玉軸受10に潤滑油が供給される。潤滑油は、例えば、オイルエア又はオイルミスト等の形態で供給される。また、回転中心軸Zr方向における軸2の寸法が大きい場合、荷重を負荷した際における軸2のラジアル方向(径方向)における曲げ剛性を確保する必要がある。この場合、それぞれの玉軸受10の軸方向における配置を適切にして玉軸受10による軸2の支持剛性を向上させるために、内輪側間座14A、14B、14C及び外輪側間座15A、15B、15Cが用いられる。
図1のR1で示す領域に配置されている玉軸受10A、10B及びR2で示す領域に配置されている玉軸受10C、10Dは、並列組合せで組み合わされている。また、図1のR3で示す領域に配置されている玉軸受10B、10Cは、背面組合せで組み合わされている。このように、軸受装置1は、4個の玉軸受10A、10B、10C、10Dが並列組合せ及び背面組合せによって組み合わされた組合せ玉軸受である。並列組合せは、複数の玉軸受10が接触角を同じ向き、すなわち、玉13と内輪11及び外輪12との接触点Pa、Pbを通る直線を同じ向きにして組み合わされる組合せである。図1に示す例では、直線LA、LBの関係のようになる組合せである。背面組合せは、複数の玉軸受10が、接触角を異なる向き、かつ玉13と内輪11及び外輪12との接触点Pa、Pbを通る直線が玉軸受10の径方向内側に向かって大きくなるようにして組み合わされる組合せである。図1に示す例では、直線LB、LCの関係のようになる組合せである。
一般に、玉軸受10は、軸2の回転精度・剛性の向上、軸2の振動・異音の抑制及び玉13の公転滑り・自転滑りの抑制等を目的として、軸方向に対して予圧荷重を与えて使用される。軸受装置1に予圧荷重を負荷する場合、図2に示すように、背面組合せで組み合わされる玉軸受10B、10Cの内輪11間に、予圧荷重を負荷するために適切な軸方向隙間(予圧隙間)ΔAを与える。同時に、並列組合せで組み合わされる玉軸受10A、10Bの内輪11間及び玉軸受10C、10Dの内輪11、11間における軸方向隙間を0にする。また、玉軸受10A、10B、10C、10Dの外輪12、12、12、12間における軸方向隙間を0(図2のΔB=0)にする。この状態で、図1に示す締付ナット5を締め込んで4個の玉軸受10A、10B、10C、10Dに締付力Fnを与えると、並列組合せ軸受同士、すなわち、玉軸受10A、10B同士と玉軸受10C、10D同士とは、同一の予圧荷重が負荷される。このようにすることで、各玉軸受10A、10B、10C、10Dに負荷される予圧荷重FpA、FpB、FpC、FpDは同一になる。本例では、FpA=FpB=FpC=FpD<Fnになる。
背面組合せで組み合わされる玉軸受10B、10Cの内輪11、11間における軸方向隙間ΔAを調整するだけで各玉軸受10A、10B、10C、10Dの予圧荷重FpA、FpB、FpC、FpDを調整していた。この場合、上述したように、外輪12間における軸方向隙間及び並列組合せ間における内輪11間の軸方向隙間は0にしていた。このようにすると、図1に示す締付ナット5を締め付けることによって、内輪側間座14A、14B、14Cの軸方向における変形が外輪側間座15A、15B、15Cよりも大きくなる。これは、内輪側間座14A、14B、14Cの軸方向と直交する方向における断面積は、外輪側間座15A、15B、15Cの軸方向と直交する方向における断面積よりも小さい結果、同じ荷重であれば軸方向における変形は、前者の方が後者よりも大きくなるからである。
その結果、並列組合せで組み合わされる玉軸受10A、10B間の内輪側間座14A及び玉軸受10C、10D間の内輪側間座14Cの軸方向隙間は、見かけ上0ではなくなってしまうことが判明した。すなわち、内輪側間座14A、14Cの厚さ(回転中心軸Zr方向における寸法)が弾性変形によって小さくなる結果、内輪11と内輪側間座14A、14Cとの間に見かけ上隙間が生じたのと同様の状態になってしまう。結果として、並列組合せで組み合わされる玉軸受10A、10B間及び玉軸受10C、10D間で、予圧荷重が不均等になってしまうという現象が発生することが判明した。この例では、各玉軸受10A、10B、10C、10D間における予圧荷重の関係は、FpA>FpB=FpC<FpDとなる。この現象は、特に玉軸受の直径系列が0系列、9系列又は8系列等、いわゆる薄肉型の玉軸受である場合に顕著になる。
本実施形態においては、上述した予圧荷重の不均等を抑制するため、少なくとも3個の玉軸受10を並列組合せ及び背面組合を用いて組み合わせた軸受装置1において、玉軸受10に予圧を負荷する前の状態では、並列組合せの部分において隣接する玉軸受10の間、かつこれらの外輪12側に軸方向隙間を設ける。次に、軸受装置1の軸方向隙間の設定について、図2を参照して説明する。
まず、締付ナット5の締付力Fnによる内輪側間座14A、14Cの弾性変形量を求める。この弾性変形量は、計算によって求めてもよいし、実験又はコンピュータシミュレーションによって求めてもよい。次に、内輪側間座14A、14Cそれぞれの弾性変形量に相当する軸方向隙間(予圧荷重補正隙間)ΔBを、並列組合せの部分における玉軸受10A、10B間の外輪側間座15Aと玉軸受10A、10Bとの間及び玉軸受10C、10D間の外輪側間座15Cと玉軸受10C、10Dとの間に設ける。軸方向隙間ΔBは、軸受装置1が有する玉軸受10A、10B、10C、10Dを内輪側間座14A等及び外輪側間座15A等とともに軸2に組み付け、予圧荷重が与えられる前であって、回転中心軸Zr方向におけるガタを取り除いた状態において、軸受装置1に設けられていればよい。このようにすることで、締付ナット5を締め込んで締付力Fnを軸受装置1に与えた場合、玉軸受10A、10B同士と玉軸受10C、10D同士とは、同一の予圧荷重が負荷される。そして、各玉軸受10A、10B、10C、10Dに負荷される予圧荷重FpA、FpB、FpC、FpDは同一になる(FpA=FpB=FpC=FpD<Fn)。
本実施形態では、軸受装置1が有するそれぞれの玉軸受10に適正な予圧荷重を負荷するため、背面組合せで組み合わされる玉軸受10B、10C間の内輪11側に設けられる軸方向隙間ΔAに加え、並列組合せの部分における玉軸受10A、10B間及び玉軸受10C、10D間の外輪12側にそれぞれ軸方向隙間ΔBを与える。なお、本実施形態において、軸方向隙間ΔBは、軸受装置1が有するすべての並列組合せの部分における外輪12側に設けられているが、少なくとも一つの並列組合せの部分における外輪12側に設けられていればよい(以下同様)。軸方向隙間ΔBは、締付ナット5の締付力Fnによる内輪側間座14A又は内輪側間座14C単独の弾性変形量に相当する。
軸受装置1の外輪12側に軸方向隙間ΔBがない場合、内輪側間座14A、14Cの弾性変形によって、その分玉軸受10A、10Dの内輪11が軸受装置1の回転中心軸Zr方向の中心側(玉軸受10B、10C側)に移動してしまう。その結果、玉軸受10A、10Dの予圧荷重が増加してしまう。この予圧荷重の増加を抑制するため、本実施形態では、軸受装置1の外輪12側に軸方向隙間ΔBを設ける。この軸方向隙間ΔBは、締付ナット5による回転中心軸Zr方向における内輪側間座14A、14Cの変形による玉軸受10A、10Dの予圧荷重の増加を抑制して、それぞれの玉軸受10A、10B、10C、10Dの予圧荷重を均等にする。すなわち、本実施形態では、内輪側間座14A、14Cの回転中心軸Zr方向における弾性変形を考慮することで、軸受装置1が有するそれぞれの玉軸受10A、10B、10C、10Dの予圧荷重を均等にする。
このように、軸受装置1は、締付ナット5の締付力Fnによる内輪11側における弾性変形量(図2に示す例では内輪側間座14A、14Cの弾性変形量)を求め、得られた弾性変形量に相当する大きさの軸方向隙間ΔBを、並列組合せの部分における玉軸受10間の外輪12側に設ける。その結果、軸受装置1のすべての玉軸受10に予圧荷重を均等に負荷することができるとともに、すべての玉軸受10の実際の予圧荷重が設定値に対してばらつくことを抑制できる。すべての玉軸受10に予圧荷重が均等になると、軸受装置1が有する玉軸受10はいずれも同様に温度上昇するため、特定の玉軸受10(図2に示す例では玉軸受10A、10D)の温度上昇が大きくなることを抑制できる。その結果、特定の玉軸受10の耐久性低下を抑制することができる。このように、軸受装置1は、それぞれの玉軸受10の内部荷重の増加を抑制し、温度上昇、異常昇温を抑制できるので、玉軸受10の焼き付き等を未然に回避することに有効である。これは、特に、高速回転で軸2が運転される場合において有効である。
複数の玉軸受間における予圧荷重の不均等は、特に玉軸受の直径系列が0系列、9系列又は8系列等、いわゆる薄肉型である場合に顕著になるため、軸受装置1は、このような系列の玉軸受に対して特に有利である。
本実施形態において、軸受装置1の玉軸受10に予圧が負荷される前に、玉軸受10の内輪11の両端面と外輪12の両端面とに段差がない場合、内輪側間座14A、14B、14Cと、外輪側間座15A、15B、15Cとの回転中心軸Zr方向における寸法(厚さ)の関係は、次のようになる。まず、並列組合せの部分における玉軸受10A、10B及び10C、10Dの外輪12の間に配置される外輪側間座15A、15Cは、並列組合せの部分における玉軸受10A、10B及び10C、10Dの内輪11の間に配置される内輪側間座14A、14Cよりも厚さが小さくなる。また、背面組合せの部分における玉軸受10B、10Cの外輪12の間に配置される外輪側間座15Bは、背面組合せの部分における玉軸受10B、10Cの内輪11の間に配置される内輪側間座14Bよりも厚さが大きくなる。
(評価例)
評価例として、単列で呼び番号7920Cのものを玉軸受として用い、これらを4列背面組合せ(DBB)とした軸受装置1の各玉軸受の予圧荷重を計算により求めた。玉軸受の単体の寸法は、内径が100mm、外径が140mm、回転中心軸Zr方向における寸法が20mmである。内輪側間座及び外輪側間座は、いずれも回転中心軸Zr方向における寸法が20mmである。評価例においては、予圧荷重を与えるための軸方向隙間ΔAを20μmとし、内輪側間座14Cの弾性変形量に相当する軸方向隙間ΔBを5μmとした。比較例として、軸方向隙間ΔB=0μmとした以外は上記評価例と同様の条件とした軸受装置1の各玉軸受の予圧荷重を計算により求めた。
評価例は、玉軸受10A、10B、10C、10Dの予圧荷重はいずれも960Nであった。比較例は、玉軸受10A、10Dの予圧荷重が1320Nであり、玉軸受10C、10Bの予圧荷重が960Nとなった。比較例は、玉軸受10A、10Bの間又は玉軸受10C、10Dの間で360Nの予圧荷重の差が生じるが、評価例においては、玉軸受10A、10B、10C、10D間における予圧荷重の差は0Nである。このように、本実施形態は、複数の玉軸受を組み合わせた多列組合せ玉軸受において、各玉軸受の予圧荷重を均等にできることが確認された。
(軸方向隙間の設定例1)
上述した例では、軸方向隙間ΔBは、締付ナット5を締め込んだ状態において、軸受装置1が有する玉軸受10A、10B、10C、10Dの予圧荷重が一定になるように設定したが、これに限定されるものではない。例えば、軸受装置1の動作中(例えば、定常運転時)において、玉軸受10A、10B、10C、10Dの予圧荷重が一定になるように軸方向隙間ΔB’を設定してもよい。
例えば、軸2が高速で回転する条件下(例えば、dmn値が50万以上であるような場合)では玉軸受の発熱量が大きくなり、内輪側と外輪側との温度差(内外輪温度差)が大きくなる。この場合内輪側の温度>外輪側の温度となる。
軸2が高速で回転する条件下において、多列組合せ玉軸受である軸受装置1は、組合せ軸受の中心側である玉軸受10B、10C側に熱がこもりやすくなるので、図2に示す例では、玉軸受10B、10Cの内外輪温度差>玉軸受10A、10Dの内外輪温度差となる。このため、軸受装置1が有する玉軸受10の内輪11と外輪12との回転中心軸Zr方向における熱膨張は、玉軸受10A、10Dの方が玉軸受10B、10Cよりも小さくなる。その結果、軸受装置1の温度上昇に起因する予圧荷重の増加は、玉軸受10A、10Dの方が玉軸受10B、10Cよりも小さくなる。
このように、特に玉軸受10の発熱量が大きくなる条件下では、軸受装置1の回転中心軸Zr方向における玉軸受10の位置によって温度上昇に起因する予圧荷重の増加量が変化する。したがって、回転中心軸Zr方向における軸受装置1の玉軸受10の位置を考慮して、軸受装置1の外輪12側に設ける軸方向隙間ΔB’を設定することが好ましい。上述した例の場合、軸方向隙間ΔB’は、上述した軸方向隙間ΔBよりも小さくなる。すなわち、軸方向隙間ΔB’は、締付ナット5の締付力Fnによる内輪側間座14A又は内輪側間座14C単独の弾性変形量よりも小さくなる。このようにすることで、本例は、軸受装置1の動作中において、軸受装置1が有する各玉軸受10の予圧荷重を均等にすることができるので、安定して軸受装置1を動作させることができる。
(軸方向隙間の設定例2)
図3は、本実施形態に係る軸受装置を取り付けた回転体を示す図である。図1、図2に示す軸受装置1は、並列組合せの玉軸受10を2組有している。軸受装置1が並列組合せの玉軸受10を複数組有する場合、必要に応じて、外輪12側における軸方向隙間ΔBを、軸受装置1の回転中心軸Zr方向の位置によって異ならせてもよい。例えば、図3に示すように、軸受装置1が、回転体としての工作機械のモータビルトイン主軸2Mの刃物B側における軸受として用いられる場合を考える。この場合、軸受装置1の玉軸受10Aが刃物B側であり、玉軸受10DがロータR側になる。この例において、モータビルトイン主軸2Mは、ロータRに対して軸受装置1とは反対側に、自由側軸受Cが取り付けられる。自由側軸受Cは、モータビルトイン主軸2Mの軸方向における伸びを許容するためのものであり、この例では、単列円筒ころ軸受が用いられる。
軸受装置1は、ロータRの発熱により、ロータR側の温度は刃物B側の温度よりも高くなる。このため、モータビルトイン主軸2Mの動作中において、内外輪温度差は、玉軸受10D、10Cの方が、玉軸受10A、10Bよりも大きくなる傾向がある。このような場合、内外輪温度差が大きくなりにくい並列組合せの部分(玉軸受10A、10B)における予圧荷重の増加は、内外輪温度差が大きくなりやすい並列組合せの部分(玉軸受10C、10D)における予圧荷重の増加よりも小さくなる傾向がある。したがって、本変形例においては、内外輪温度差が大きくなりやすい並列組合せの部分(玉軸受10C、10D)における軸方向隙間を、内外輪温度差が大きくなりにくい並列組合せの部分(玉軸受10A、10B)における軸方向隙間よりも大きくする。
例えば、玉軸受10A、10B間における外輪12側の軸方向隙間を上述したΔBとし、玉軸受10C、10D間における外輪12側の軸方向隙間をΔB’’とする。この場合、ΔB<ΔB’’となる。すなわち、軸方向隙間ΔB’’は、締付ナット5の締付力Fnによる内輪側間座14A又は内輪側間座14C単独の弾性変形量よりも小さくなる。このようにすることで、本変形例は、モータビルトイン主軸2M及び軸受装置1の動作中において、軸受装置1が有する各玉軸受10の予圧荷重を均等にすることができるので、安定してモータビルトイン主軸2M及び軸受装置1を動作させることができる。
(玉軸受の組合せ例)
図4から図6は、実施形態1において玉軸受の組合せを異ならせた例を示す図である。次においては、上述した実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明する。図4に示す軸受装置1aは、3個の玉軸受10B、10C、10Dを有している。これらのうち、玉軸受10B、10Cが背面組合せであり、玉軸受10C、10Dが並列組合せである。このように、軸受装置1aは、3個の玉軸受10を1個の並列組合せと1個の背面組合せとで組み合わせた、3列の組合せ玉軸受である。
このような軸受装置1aにおいて、図1に示す締付ナット5の締付力をFn、玉軸受10Bの予圧荷重をFpB、玉軸受10Cの予圧荷重をFpC、玉軸受10Dの予圧荷重をFpDとすると、FpB=FpC+FpD<Fn、FpC/FpB=FpD/FpB=1/2の関係が成り立つ。
軸受装置1aに予圧荷重を負荷する場合、背面組合せで組み合わせられる玉軸受10B、10C間の内輪11と内輪側間座14Bとの間に軸方向隙間ΔAを設ける。同時に、並列組合せの部分における玉軸受10C、10D間の外輪12と外輪側間座15Cとの間に軸方向隙間ΔBを設ける。軸方向隙間ΔBは、並列組合せの部分における玉軸受10C、10D間に配置される内輪側間座14Cの弾性変形量に相当する量に設定される。内輪側間座14Cの弾性変形量は、図1に示す締付ナット5の締付力Fnによる内輪側間座14Cの弾性変形量である。このようにすることで、3個の玉軸受10B、10C、10Dを有する軸受装置1aは、玉軸受10B、10C、10Dの実際の予圧荷重FpB、FpC、FpDが上述した設定値に対してばらつくことを抑制できる。
図5に示す軸受装置1bは、図1、図2に示す実施形態1の軸受装置1と同様に4個の玉軸受10A、10B、10C、10Dを有しているが、背面組合せで組み合わせられる玉軸受10B、10C間に外輪間座を設けていない点が異なる。他は、前述した軸受装置1と同様である。この場合は、背面組合せの玉軸受10B、10Cの外輪12同士が当接するとともに、両者の内輪11間の軸方向隙間ΔAが軸受装置1bに予圧荷重を負荷するための大きさに設定される。また、並列組合せの部分における玉軸受10A、10B間及び玉軸受10C、10D間の外輪12側にそれぞれ軸方向隙間ΔBが与えられる。このようにすることで、背面組合せで組み合わせられる玉軸受10B、10C間に外輪間座を設けていない場合も、軸受装置1bのすべての玉軸受10に予圧荷重を均等に負荷することができる。また、軸受装置1bが備えるすべての玉軸受10の実際の予圧荷重が設定値に対してばらつくことを抑制できる。
図6に示す軸受装置1cは、図4に示す軸受装置1aと同様に3個の玉軸受10B、10C、10Dを有しているが、背面組合せで組み合わせられる玉軸受10B、10C間に外輪間座を設けていない点が異なる。他は、前述した軸受装置1aと同様である。この場合は、背面組合せの玉軸受10B、10Cの外輪12同士が当接するとともに、両者の内輪11間の軸方向隙間ΔAが軸受装置1cに予圧荷重を負荷するための大きさに設定される。また、並列組合せの部分における玉軸受10C、10D間の外輪12側にそれぞれ軸方向隙間ΔBが与えられる。このようにすることで、背面組合せで組み合わせられる玉軸受10B、10C間に外輪間座を設けていない場合も、軸受装置1cが備えるすべての玉軸受10の実際の予圧荷重が設定値に対してばらつくことを抑制できる。
上述した説明では、並列組合せの部分における玉軸受の外輪の間と、この部分に配置される外輪側間座との間に、回転中心軸方向における外輪側間座の寸法を調節する(小さくする)ことにより内輪側間座の弾性変形量に相当する軸方向隙間を設けた。しかし、内輪側間座の弾性変形量に相当する軸方向隙間を設ける手法はこれに限定されるものではない。例えば、並列組合せの部分における玉軸受の内輪の間と、この部分に配置される内輪側間座との間に、回転中心軸方向における内輪側間座の寸法を調節する(大きくする)ことにより内輪側間座の弾性変形量に相当する軸方向隙間を設けてもよい。なお、内輪側間座の弾性変形量に相当する軸方向隙間を設けるにあたって、回転中心軸方向における外輪側間座の寸法を調節する場合、外輪側間座を切削加工すればよいので、調整が比較的容易であるという利点がある。
(実施形態2)
図7から図10は、実施形態2に係る軸受装置を示す図である。実施形態2は、少なくとも3個の玉軸受10を並列組合せ及び正面組合せを用いて組み合わせて、かつ玉軸受10に予圧を負荷する前の状態では、隣接する玉軸受10の間において玉軸受10の外輪12側に軸方向隙間ΔBが設けられる。このように、実施形態2は、上述した実施形態1と同様であるが、背面組合せで2個の玉軸受10同士を組み合わせる代わりに、図7から図10に示すように、正面組合せで2個の玉軸受10同士を組み合わせる点が異なる。他は、実施形態1と同様である。次においては、上述した実施形態1と同様の部分については同一の符号を付して説明する。
図7に示す軸受装置1dは、図1、図2に示す軸受装置1において、回転中心軸Zr方向における中心側に配置される2個の玉軸受10B、10Cを正面組合せで組み合わせたものである。正面組合せは、複数の玉軸受10が、接触角を異なる向き、かつ玉13と内輪11及び外輪12との接触点Pa、Pbを通る直線が玉軸受10の径方向内側に向かって小さくなるようにして組み合わされる組合せである。図7に示す例では、直線LB、LCの関係のようになる組合せである。
正面組合せにおいて予圧荷重を軸受装置1dに負荷する場合、正面組合せで組み合わせられる玉軸受10B、10Cの外輪12側に、軸方向隙間ΔAを設ける。軸受装置1dは、上述した軸受装置1と同様に、スペーサ4を介して締付ナット5によって軸2に取り付けられる。軸受装置1dは、玉軸受10B、10Cの外輪12間に配置される外輪側間座15Bと、玉軸受10B、10Cとの間に軸方向隙間ΔAが設けられる。この場合、軸受装置1dが有する玉軸受10A、10B、10C、10Dの内輪11側には、軸方向隙間は設けられない。この状態で、外輪押さえ蓋6をハウジング3の開口部3Hにボルト7で取り付けて、外輪12側における軸方向隙間ΔAを0にすることによって、玉軸受10A、10B、10C、10Dに予圧荷重が負荷される。
軸受装置1dは、上述した軸受装置1と同様に、並列組合せの部分における玉軸受10A、10B間及び玉軸受10C、10D間の外輪12側にそれぞれ軸方向隙間ΔBが与えられる。このようにすることで、正面組合せで玉軸受10B、10Cを組み合わせた場合でも、軸受装置1dのすべての玉軸受10に予圧荷重を均等に負荷することができる。また、軸受装置1dが備えるすべての玉軸受10の実際の予圧荷重が設定値に対してばらつくことを抑制できる。
本実施形態において、軸受装置1dの玉軸受10に予圧が負荷される前に、玉軸受10の内輪11の両端面と外輪12の両端面とに段差がない場合、内輪側間座14A、14B、14Cと、外輪側間座15A、15B、15Cとの回転中心軸Zr方向における寸法(厚さ)の関係を説明する。この場合、軸方向隙間ΔA、ΔBは、いずれも外輪12側に設けられるので、外輪側間座15A、15B、15Cの厚さは、いずれも内輪側間座14A、14B、14Cの厚さより小さくなる。
図8に示す軸受装置1gは、上述した実施形態1の図4に示す軸受装置1aにおいて、回転中心軸Zr方向における中心側に配置される2個の玉軸受10B、10Cを正面組合せで組み合わせたものである。他は、軸受装置1aと同様である。図8に示す軸受装置1gは、正面組合せで組み合わせられる玉軸受10B、10Cの外輪12側に、軸方向隙間ΔAを設ける。また、軸受装置1gは、上述した軸受装置1aと同様に、並列組合せの部分における玉軸受10C、10D間の外輪12側に軸方向隙間ΔBが与えられる。このようにすることで、3個の玉軸受10B、10C、10Dのうち、玉軸受10B、10Cを正面組合せで組み合わせた場合でも、玉軸受10B、10C、10Dの実際の予圧荷重が設定値に対してばらつくことを抑制できる。
図9に示す軸受装置1fは、上述した実施形態1の図5に示す軸受装置1bと同様であるが、正面組合せで組み合わせられる玉軸受10B、10C間に外輪間座を設けていない点が異なる。他は、前述した軸受装置1bと同様である。この場合は、背面組合せの玉軸受10B、10Cの外輪12同士が当接するとともに、両者の外輪12間の軸方向隙間ΔAが軸受装置1fに予圧荷重を負荷するための大きさに設定される。また、並列組合せの部分における玉軸受10A、10B間及び玉軸受10C、10D間の外輪12側にそれぞれ軸方向隙間ΔBが与えられる。このようにすることで、正面組合せで組み合わせられる玉軸受10B、10C間に外輪間座を設けていない場合も、軸受装置1fのすべての玉軸受10に予圧荷重を均等に負荷することができる。また、軸受装置1fが備えるすべての玉軸受10の実際の予圧荷重が設定値に対してばらつくことを抑制できる。
図10に示す軸受装置1gは、図6に示す軸受装置1cと同様であるが、正面組合せで組み合わせられる玉軸受10B、10C間に外輪間座を設けていない点が異なる。他は、前述した軸受装置1cと同様である。この場合は、背面組合せの玉軸受10B、10Cの外輪12同士が当接するとともに、両者の外輪12間の軸方向隙間ΔAが軸受装置1gに予圧荷重を負荷するための大きさに設定される。また、並列組合せの部分における玉軸受10C、10D間の外輪12側にそれぞれ軸方向隙間ΔBが与えられる。このようにすることで、正面組合せで組み合わせられる玉軸受10B、10C間に外輪間座を設けていない場合も、軸受装置1gが備えるすべての玉軸受10の実際の予圧荷重が設定値に対してばらつくことを抑制できる。
(実施形態3)
図11、図12は、実施形態3に係る軸受装置を示す図である。実施形態3は、実施形態1、2と同様であるが、複数の玉軸受10は、内輪側間座及び外輪側間座を介さないで組み合わされる点が異なる。他は、実施形態1、2と同様である。次においては、上述した実施形態1、2と同様の部分については同一の符号を付して説明する。
軸受装置1hは、実施形態1の図1、図2に示す軸受装置1から内輪側間座14A、14B、14C及び外輪側間座15A、15B、15Cを除いたものである。軸受装置1hは、回転中心軸Zr方向における中心側に配置された2個の玉軸受10B、10Cが背面組合せで組み合わされている。軸受装置1hは、背面組合せで組み合わせられる玉軸受10B、10Cの内輪11同士の間に、玉軸受10A、10B、10C、10Dに予圧荷重を負荷するための軸方向隙間ΔAが設けられる。
また、軸受装置1hは、前述した軸受装置1と同様に、並列組合せの部分における玉軸受10A、10Bの外輪12間及び玉軸受10C、10D間の外輪12間にそれぞれ軸方向隙間ΔBが与えられる。これは、例えば、玉軸受10A又は玉軸受10B及び玉軸受10C又は10Dの外輪12の厚さ(回転中心軸Zr方向における寸法)を調整することにより実現できる(以下同様)。
このようにすることで、内輪側間座及び外輪側間座を用いないで複数の玉軸受10を組み合わせた場合でも、軸受装置1hのすべての玉軸受10に予圧荷重を均等に負荷することができる。また、軸受装置1hが備えるすべての玉軸受10の実際の予圧荷重が設定値に対してばらつくことを抑制できる。
図12の軸受装置1iは、実施形態2の図7に示す軸受装置1dから内輪側間座14A、14B、14C及び外輪側間座15A、15B、15Cを除いたものである。軸受装置1iは、回転中心軸Zr方向における中心側に配置された2個の玉軸受10B、10Cが正面組合せで組み合わされている。
軸受装置1iは、実施形態2の図7に示す軸受装置1dから内輪側間座14A、14B、14C及び外輪側間座15A、15B、15Cを除いたものである。軸受装置1iは、回転中心軸Zr方向における中心側に配置された2個の玉軸受10B、10Cが正面組合せで組み合わされている。軸受装置1iは、正面組合せで組み合わせられる玉軸受10B、10Cの外輪12同士の間に、玉軸受10A、10B、10C、10Dに予圧荷重を負荷するための軸方向隙間ΔAが設けられる。また、軸受装置1iは、前述した軸受装置1dと同様に、並列組合せの部分における玉軸受10A、10Bの外輪12間及び玉軸受10C、10D間の外輪12間にそれぞれ軸方向隙間ΔBが与えられる。
このようにすることで、内輪側間座及び外輪側間座を用いないで複数の玉軸受10を組み合わせた場合でも、軸受装置1iのすべての玉軸受10に予圧荷重を均等に負荷することができる。また、軸受装置1iが備えるすべての玉軸受10の実際の予圧荷重が設定値に対してばらつくことを抑制できる。
(実施形態4)
図13は、実施形態4に係る軸受装置を示す図である。図14は、図13のR4で示す部分の拡大図である。実施形態4は、実施形態1と同様であるが、弾性体としてのばね8によって玉軸受10に予圧荷重を負荷している点が異なる。他は、実施形態1、2と同様である。次においては、上述した実施形態1、2と同様の部分については同一の符号を付して説明する。
軸受装置1jは、R4で示す領域の玉軸受10A、10B及びR5で示す領域の玉軸受10C、10Dが並列組合せで組み合わされており、R6で示す領域の玉軸受10B、10Cが背面組合せで組み合わされている。軸2jは、径方向外側に突出する大径部2Tを有している。並列組合せで組み合わされる2個の玉軸受10C、10Dは、大径部2Tの一端部2Da側から取り付けられるとともに、玉軸受10Cの内輪11が一端部2Daに当接する。2個の玉軸受10C、10Dは、スペーサ4Aを介して締付ナット5Aによって軸2jに固定される。締め付け力はFnである。2個の玉軸受10C、10Dの内輪11の間には、内輪側間座14Cが設けられ、外輪12の間には、外輪側間座15Cが設けられる。
並列組合せで組み合わされる2個の玉軸受10A、10Bは、大径部2Tの他端部2Db側から取り付けられるとともに、玉軸受10Bの内輪11が他端部2Dbに当接する。2個の玉軸受10A、10Bは、スペーサ4Bを介して締付ナット5Bによって軸2jに固定される。締め付け力はFnである。2個の玉軸受10A、10Bの内輪11の間には、内輪側間座14Aが設けられ、外輪12の間には、外輪側間座15Aが設けられる。
ハウジング3jの軸受取付部3Fjは、径方向内側に突出する小径部3Tを有する。軸受取付部3Fjに取り付けられた軸受装置1jは、一方の並列組合せにおける玉軸受10Cの外輪12と小径部3Tの一端部3Daとの間に、ばね8が配置される。ばね8は、圧縮されており、玉軸受10C、10Dの外輪12に押圧力を与える。他方の並列組合せにおける玉軸受10Bの外輪12は、小径部3Tの他端部3Dbに当接する。軸受取付部3Fjの開口部3Hには、ボルト7によって外輪押さえ蓋6が取り付けられる。外輪押さえ蓋6は、他方の並列組合せにおける玉軸受10Aの外輪12に当接して、玉軸受10A、10Bを位置決めする。
軸受装置1jは、ばね8が玉軸受10C、10Dの外輪12に押圧力を与えることにより、軸2の大径部2Tと軸受取付部3の小径部3Tとを挟んで配置される並列組合せの玉軸受10C、10Dと並列組合せの玉軸受10A、10Bとに予圧荷重を負荷する。開口部3H側に配置される並列組合せの玉軸受10A、10B、すなわち、ばね8が設けられていない側は、外輪12側に軸方向隙間ΔBが設けられる。より具体的には、玉軸受10A、10Bの外輪12間に配置される外輪側間座15Aと、玉軸受10A、10Bとの間に軸方向隙間ΔBが設けられる。軸方向隙間ΔBは、ばね8が設けられていない側における並列組合せの玉軸受10A、10Bの内輪11間に設けられた内輪側間座14Bが、締付ナット5Bの締め付け力によって弾性変形した量に相当する。また、ばね8側に配置される並列組合せの玉軸受10C、10D間の外輪12側には、軸方向隙間Δbが設けられる。軸方向隙間Δbは、ばね8側における並列組合せの玉軸受10C、10Dの内輪11間に設けられた内輪側間座14Aが、締付ナット5Aの締め付け力によって弾性変形した量に相当する。
軸受装置1jは、締付ナット5Bの締め付け力による内輪11側における弾性変形量(図13、図14に示す例では内輪側間座14Bの弾性変形量)に相当する大きさの軸方向隙間ΔBを、並列組合せによって組み合わされる玉軸受10A、10B間の外輪12側に有する。また、軸受装置1jは、並列組合せによって組み合わされる玉軸受10C、10D間の外輪12側に、締付ナット5Aの締め付け力による内輪11側における弾性変形量(図13に示す例では内輪側間座14Aの弾性変形量)に相当する大きさの軸方向隙間Δbを有する。その結果、定圧予圧を用いる軸受装置1jのすべての玉軸受10に予圧荷重を均等に負荷することができるとともに、すべての玉軸受10の実際の予圧荷重が設定値に対してばらつくことを抑制できる。なお、内輪側間座14A、14Bが同一の寸法、かつ締付ナット5A、5Bの締め付け力が同一である場合、玉軸受10A、10B側における軸方向隙間ΔBと玉軸受10C、10D側における軸方向隙間Δbとは同一になる。
上述した実施形態1、2においては、外輪側間座又は内輪側間座の厚さを調整することにより、内輪側間座の弾性変形に相当する軸方向隙間ΔBを軸受の外輪側に設けた。実施形態3においては、外輪側間座及び内輪側間座を用いずに、外輪の厚さを調整することにより、内輪側間座の弾性変形に相当する軸方向隙間ΔBを軸受の外輪側に設けた。このように、玉軸受に予圧を負荷する前の状態で、少なくとも一つの並列組合せの部分において隣接する玉軸受の間には、外輪側に軸方向隙間が設けられていればよく、その手段は問わない。
以上、実施形態1から実施形態4について説明したが、上述した内容にこれらの実施形態が限定されるものではない。また、実施形態1から実施形態4における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、実施形態1から実施形態4の構成要素は適宜組み合わせることが可能である。また、実施形態1から実施形態4の要旨を逸脱しない範囲で各実施形態の構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うこともできる。
1、1a、1b、1c、1d、1e、1f、1g、1h、1i 軸受装置
2、2j 軸
2D、2T 大径部
2Da 一端部
2Db 他端部
2M モータビルトイン主軸
3、3j ハウジング
3D、3T 小径部
3Da 一端部
3Db 他端部
3H 開口部
3F、3Fj 軸受取付部
4、4A、4B スペーサ
5、5A、5B 締付ナット
6 外輪押さえ蓋
7 ボルト
10、10A、10B、10C、10D、110 玉軸受
11、111 内輪
12、112 外輪
13、113 玉
14A、14B、14C、114 内輪側間座
15A、15B、15C 外輪側間座
16 給油孔

Claims (6)

  1. 少なくとも3個の玉軸受を並列組合せ及び背面組合を用いて組み合わせて、かつ前記玉軸受に予圧を負荷する前の状態では、少なくとも一つの前記並列組合せの部分において隣接する前記玉軸受の間かつ外輪側に、軸方向隙間を有することを特徴とする軸受装置。
  2. 少なくとも3個の玉軸受を並列組合せ及び正面組合せを用いて組み合わせて、かつ前記玉軸受に予圧を負荷する前の状態では、少なくとも一つの前記並列組合せの部分において隣接する前記玉軸受の間かつ外輪側に、軸方向隙間を有することを特徴とする軸受装置。
  3. 隣接する前記玉軸受の間には、前記隣接する玉軸受の内輪の間に配置される内輪側間座と、前記隣接する玉軸受の外輪の間に配置される外輪側間座とを有し、
    前記外輪側における軸方向隙間は、前記並列組合せの部分における前記外輪と前記外輪側間座との間に設けられる、請求項1又は2に記載の軸受装置。
  4. 前記玉軸受は、アンギュラ玉軸受である、請求項1から3のいずれか1項に記載の軸受装置。
  5. 前記外輪側における軸方向隙間の大きさは、前記玉軸受の軸方向における前記玉軸受の内輪の締め付けによって前記内輪側が弾性変形する量に相当する値である、請求項1から4のいずれか1項に記載の軸受装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の軸受装置を備えたことを特徴とする回転体。
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