JP2013193803A - エレベータの油圧ブレーキ異常検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】油圧低下異常を早期に検出することができるエレベータの油圧ブレーキ異常検出装置を提供する。
【解決手段】エレベータの油圧ブレーキ異常検出装置において、エレベータの巻上機の回転を制動する油圧ブレーキと、油圧ブレーキに油圧を供給する油圧ユニットと、油圧ユニットに設けられ所定範囲の圧力がかけられた状態の油が蓄積されるアキュムレータと、油圧ユニットに設けられアキュムレータ内の油圧が所定範囲の下限を下回った場合に起動してアキュムレータ内の油圧が所定範囲内となるように油を供給する蓄圧ポンプと、蓄圧ポンプの起動回数を計数するポンプ起動回数計数手段と、油圧ブレーキの開閉回数を計数するブレーキ開閉回数計数手段と、油圧ブレーキの開閉回数に対する蓄圧ポンプの起動回数が所定の規定値を上回った場合に油圧ブレーキの油圧低下異常を検出する異常検出手段とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】エレベータの油圧ブレーキ異常検出装置において、エレベータの巻上機の回転を制動する油圧ブレーキと、油圧ブレーキに油圧を供給する油圧ユニットと、油圧ユニットに設けられ所定範囲の圧力がかけられた状態の油が蓄積されるアキュムレータと、油圧ユニットに設けられアキュムレータ内の油圧が所定範囲の下限を下回った場合に起動してアキュムレータ内の油圧が所定範囲内となるように油を供給する蓄圧ポンプと、蓄圧ポンプの起動回数を計数するポンプ起動回数計数手段と、油圧ブレーキの開閉回数を計数するブレーキ開閉回数計数手段と、油圧ブレーキの開閉回数に対する蓄圧ポンプの起動回数が所定の規定値を上回った場合に油圧ブレーキの油圧低下異常を検出する異常検出手段とを備える。
【選択図】図1
Description
この発明は、エレベータの油圧ブレーキ異常検出装置に関するものである。
従来のエレベータの油圧ブレーキ異常検出装置においては、油圧ブレーキの開閉を行うための油圧を蓄積する高圧蓄積装置(アキュムレータ)が一定範囲の油圧に保たれるように、圧力蓄積油圧バルブを開閉させて油圧ポンプからアキュムレータへと油圧を供給するエレベータの油圧ブレーキにおいて、油漏れの異常の発生を油タンクに設けた油量センサにより検出するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、エレベータの油圧ブレーキは、ブレーキ開閉等の正常動作によって発生する圧力損失以外にも、パッキンの経年劣化による油漏れ等の異常が発生し、正常な状態よりも油圧が低下してしまう場合がある。
しかしながら、特許文献1に示された従来におけるエレベータの油圧ブレーキ異常検出装置においては、油タンクにおける油量低下を油量センサにより検出している。油タンクの油量は通常の動作においても上下に変動しているため、わずかな油漏れを正確かつ早期に検出することは難しい。ゆえに、前述したような油漏れに伴う油圧の低下を正確かつ早期に検出することは困難であるという課題がある。
この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、エレベータの油圧ブレーキにおける油圧低下異常を早期に検出することができるエレベータの油圧ブレーキ異常検出装置を得るものである。
この発明に係るエレベータの油圧ブレーキ異常検出装置においては、エレベータの乗りかごの昇降を駆動する巻上機の回転を制動する油圧ブレーキと、前記油圧ブレーキに油圧を供給する油圧ユニットと、前記油圧ユニットに設けられ、所定範囲の圧力がかけられた状態の油が蓄積されるアキュムレータと、前記油圧ユニットに設けられ、前記アキュムレータ内の油圧が前記所定範囲の下限を下回った場合に起動して、前記アキュムレータ内の油圧が前記所定範囲内となるように油を供給する蓄圧ポンプと、前記蓄圧ポンプの起動回数を計数するポンプ起動回数計数手段と、前記油圧ブレーキの開閉回数を計数するブレーキ開閉回数計数手段と、前記油圧ブレーキの開閉回数に対する前記蓄圧ポンプの起動回数が所定の規定値を上回った場合に前記油圧ブレーキの油圧低下異常を検出する異常検出手段とを備えた構成とする。
また、エレベータの乗りかごの昇降を駆動する巻上機の回転を制動する油圧ブレーキと、前記油圧ブレーキに油圧を供給する油圧ユニットと、前記油圧ユニットに設けられ、所定範囲の圧力がかけられた状態の油が蓄積されるアキュムレータと、前記油圧ユニットに設けられ、前記アキュムレータ内の油圧が前記所定範囲の下限を下回った場合に起動して、前記アキュムレータ内の油圧が前記所定範囲内となるように油を供給する蓄圧ポンプと、前記蓄圧ポンプの起動回数を計数するポンプ起動回数計数手段と、所定の一定時間内での前記蓄圧ポンプの起動回数が所定の規定値以上となった場合に前記油圧ブレーキの油圧低下異常を検出する異常検出手段とを備えた構成とする。
この発明に係るエレベータの油圧ブレーキ異常検出装置においては、エレベータの油圧ブレーキにおける油圧低下異常を早期に検出することができるという効果を奏する。
この発明を添付の図面に従い説明する。各図を通じて同符号は同一部分又は相当部分を示しており、その重複説明は適宜に簡略化又は省略する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るもので、エレベータの油圧ブレーキ異常検出装置の全体構成を模式的に示す図である。
この図1において、1は、乗客等を積載してエレベータの昇降路内を昇降する乗りかごである。この乗りかご1の上端には主ロープ2の一端が連結されている。この主ロープ2の他端は、乗りかご1側の重量を補償するための釣合い重り3の上端に連結されている。そして、主ロープ2の中間部は、昇降路の頂部等に設置された巻上機4の駆動シーブに巻き掛けられている。
図1は、この発明の実施の形態1に係るもので、エレベータの油圧ブレーキ異常検出装置の全体構成を模式的に示す図である。
この図1において、1は、乗客等を積載してエレベータの昇降路内を昇降する乗りかごである。この乗りかご1の上端には主ロープ2の一端が連結されている。この主ロープ2の他端は、乗りかご1側の重量を補償するための釣合い重り3の上端に連結されている。そして、主ロープ2の中間部は、昇降路の頂部等に設置された巻上機4の駆動シーブに巻き掛けられている。
このようにして、乗りかご1及釣合い重り3は、主ロープ2によって昇降路内で互いに相反する方向に昇降自在なつるべ状に吊持されている。そして、巻上機4の駆動シーブが回転することにより乗りかご1の昇降が駆動される。
巻上機4には、駆動シーブの回転を制動するための油圧ブレーキ5が備えられている。この油圧ブレーキ5は、巻上機4の駆動シーブと一体に連動して回転するブレーキディスク5aと、バネの弾性力によりブレーキディスク5aに押し付けられることにより制動力を発生させるブレーキパッド5bと、を備えている。そして、油圧ブレーキ5に所定の油圧がかけられると、バネの弾性力に抗してブレーキパッド5bをブレーキディスク5aから離間させてブレーキが開放される。
この油圧ブレーキ5の開放動作に必要な油圧は油圧ユニット6により供給される。油圧ユニット6には、油圧ブレーキ5を動作させるために必要な所定範囲の圧力がかけられた状態の油が蓄積されるアキュムレータ6aが備えられている。そして、油圧ユニット6のアキュムレータ6aから油圧ブレーキ5までの経路の間には、ブレーキ開放用バルブ6bが介挿されている。
図示しないエレベータの制御装置からブレーキ開放指令が出力されると、ブレーキ開放用バルブ6bによりアキュムレータ6aから油圧ブレーキ5へと通じる経路が開かれ、アキュムレータ6aに蓄積されている油圧が油圧ブレーキ5へと伝達されて油圧ブレーキ5が開放される。
また、ブレーキ制動指令が出力されると、ブレーキ開放用バルブ6bによりアキュムレータ6aから油圧ブレーキ5へと通じる経路が閉じられた上で、油圧ブレーキ5から油タンク6cへと通じる経路が作られ、油圧ブレーキ5にかけられていた油圧が油タンク6cへと逃がされて、油圧ブレーキ5は制動状態となる。
このように、油圧ブレーキ5が開閉されると、アキュムレータ6aから油圧ブレーキ5に供給された油圧が油タンク6cへと戻されるため、アキュムレータ6aに蓄積された油圧は徐々に低下していく。そこで、このようなブレーキ動作に伴う圧力損失を補うため、油タンク6cからアキュムレータ6aへと油を戻して、アキュムレータ6aに蓄圧するための蓄圧ポンプ6dが設けられている。
蓄圧ポンプ6dからアキュムレータ6aへと通じる経路間には蓄圧用バルブ6fが介挿されている。アキュムレータ6aに蓄積された油圧を検出する油圧センサ6eにより、アキュムレータ6aの油圧が前記所定範囲の下限を下回ったことが検出されると、蓄圧用バルブ6fにより蓄圧ポンプ6dからアキュムレータ6aへと通じる経路が開かれた上で、蓄圧ポンプ6dが起動されて、アキュムレータ6aへの蓄圧が行われる。
そして、油圧センサ6eによりアキュムレータ6aの油圧が前記所定範囲の上限に達したことが検出されると、蓄圧用バルブ6fにより蓄圧ポンプ6dからアキュムレータ6aへと通じる経路が閉じられた上で蓄圧ポンプ6dは停止される。
このようにして、アキュムレータ6aの油圧が所定範囲の下限を下回る度に蓄圧ポンプ6dが起動されてアキュムレータ6aへの蓄圧が行われて、アキュムレータ6aの油圧が所定範囲内に保たれている。
油圧ブレーキ5には、油圧ブレーキ5の動作状態(開閉状態)を検出するブレーキ状態検出手段7が設けられている。そして、このブレーキ状態検出手段7により検出された油圧ブレーキ5の状態に基づいて、ブレーキ開閉回数計数手段8は、油圧ブレーキ5の開閉回数を計数する。また、ポンプ起動回数計数手段9は、蓄圧ポンプ6dの起動回数(又は、蓄圧用バルブ6fの開閉回数)を計数する。
そして、異常検出手段10は、これらの計数手段により計数された油圧ブレーキ5の開閉回数及び蓄圧ポンプ6dの起動回数に基づいて、油圧ブレーキ5の油圧ユニット6に油圧低下の異常が発生した場合には、これを検出する。
具体的には、異常検出手段10は、まず、油圧ブレーキ5の開閉回数と蓄圧ポンプ6dの起動回数との比率、より詳しくは、油圧ブレーキ5の開閉回数に対する蓄圧ポンプ6dの起動回数(油圧ブレーキ5の開閉1回当たりの蓄圧ポンプ6dの起動回数)を算出する。そして、この油圧ブレーキ5の開閉回数に対する蓄圧ポンプ6dの起動回数が予め設定された所定の規定値以上となった場合には、異常検出手段10は、油圧ブレーキ5(油圧ユニット6)の油圧低下異常を検出する。
前述したように、蓄圧ポンプ6dはアキュムレータ6aの油圧が所定範囲の下限を下回った場合に起動される。油圧ブレーキ5が開閉される毎にアキュムレータ6aの油圧には一定の圧力損失が生じるが、油圧ブレーキ5及び油圧ユニット6の油圧伝達系統が正常であれば、油圧ブレーキ5が1回開閉される毎の圧力損失は一定の範囲内に収まり、したがって、油圧ブレーキ5の開閉1回当たりの蓄圧ポンプ6dの起動回数も一定の範囲内に収まる。
しかしながら、油圧ブレーキ5及び油圧ユニット6の油圧伝達系統において、例えば、パッキンの経年劣化による油漏れ等の異常が発生した場合、正常な状態よりも油圧が低下し、蓄圧ポンプ6dによる油圧の補給が行われる頻度が上昇する。このため、油圧ブレーキ5の開閉1回当たりの蓄圧ポンプ6dの起動回数が多くなることから、異常検出手段10において、油圧ブレーキ5の開閉1回当たりの蓄圧ポンプ6dの起動回数が所定の規定値以上となった場合に、油圧ブレーキ5(油圧ユニット6)の油圧低下異常が発生したと判断することができる。
このようにして、異常検出手段10において、油圧ブレーキ5(油圧ユニット6)の油圧低下異常が検出されると、発報手段11から保守会社12へと、油圧低下異常発生の旨が報知される。保守会社12においては、この報知により油圧ブレーキ5(油圧ユニット6)における異常発生を知り、例えば点検やパッキン交換等の適切な対応を迅速に行うことが可能となる。
なお、以上においては、ブレーキ開閉回数計数手段8において油圧ブレーキ5の開閉回数を計数し、油圧ブレーキ5の開閉回数に対する蓄圧ポンプ6dの起動回数を監視することにより油圧ブレーキ5の油圧低下異常を検出した。しかし、油圧低下異常の検出には、油圧ブレーキ5の開閉回数の代わりにエレベータの運行回数を用いることも可能である。
すなわち、ブレーキ開閉回数計数手段8に代えて、エレベータの制御装置等から情報を取得してエレベータの運行回数つまり乗りかご1の走行回数を計数する運行回数計数手段を設ける。そして、異常検出手段10は、エレベータの運行回数に対する蓄圧ポンプ6dの起動回数を算出して、この算出した起動回数が所定の規定値以上となった場合に油圧低下異常を検出するようにしてもよい。
また、異常検出手段10が油圧低下異常を検出する所定の規定値は、1つのみ設けるようにしてもよいし、異なる複数の規定値を設けて段階的に異常を検出できるようにしてもよい。段階的に異常を検出できるようにすることで、比較的に軽度の油圧低下の発生を検出した状態から比較的に重度の油圧低下の発生を検出した状態にまで、段階を追って保守会社12への発報を行うことができる。そして、このような段階的な報知を利用することで、保守会社12においては、パッキン等の部品の交換時期を予測することができ、交換部品の事前準備や定期保守時に合わせた部品交換作業のスケジュール設定等を円滑に行うことが可能となる。
以上のように構成されたエレベータの油圧ブレーキ異常検出装置は、エレベータの乗りかごの昇降を駆動する巻上機の回転を制動する油圧ブレーキと、油圧ブレーキに油圧を供給する油圧ユニットと、油圧ユニットに設けられ、所定範囲の圧力がかけられた状態の油が蓄積されるアキュムレータと、油圧ユニットに設けられ、アキュムレータ内の油圧が所定範囲の下限を下回った場合に起動して、アキュムレータ内の油圧が所定範囲内となるように油を供給する蓄圧ポンプと、蓄圧ポンプの起動回数を計数するポンプ起動回数計数手段と、油圧ブレーキの開閉回数を計数するブレーキ開閉回数計数手段と、油圧ブレーキの開閉回数に対する蓄圧ポンプの起動回数が所定の規定値を上回った場合に油圧ブレーキの油圧低下異常を検出する異常検出手段とを備えたものである。
このため、エレベータの油圧ブレーキの、特に開放状態(ブレーキ開放時の油経路)における油圧低下異常を早期に検出することができる。
したがって、従来においては、定期的(例えば2年毎)に実施する定期保守点検において油圧値や油圧低下量が基準値内かどうかを確認し、基準外であれば部品交換等の対応を行い、また、基準内であっても油漏れが発生する可能性がある箇所においては事前に部品を交換していたところ、部品交換等の対応をより適時に行うことができ、部品の無駄等も低減することが可能となる。
実施の形態2.
図2は、この発明の実施の形態2に係るもので、エレベータの油圧ブレーキ異常検出装置の全体構成を模式的に示す図である。
ここで説明する実施の形態2は、前述した実施の形態1の構成において、ブレーキ開閉回数に対するポンプ起動回数ではなく、所定の一定時間内におけるポンプ起動回数に基づいて、油圧ブレーキに油圧低下異常が発生していないかどうかを判断するようにしたものである。
図2は、この発明の実施の形態2に係るもので、エレベータの油圧ブレーキ異常検出装置の全体構成を模式的に示す図である。
ここで説明する実施の形態2は、前述した実施の形態1の構成において、ブレーキ開閉回数に対するポンプ起動回数ではなく、所定の一定時間内におけるポンプ起動回数に基づいて、油圧ブレーキに油圧低下異常が発生していないかどうかを判断するようにしたものである。
すなわち、図2において、計時手段13(タイマー)は、ブレーキ状態検出手段7により検出された油圧ブレーキ5の開閉状態に基づいて、油圧ブレーキ5が制動状態となると経過時間の計測を開始する。そして、この計時手段13は、油圧ブレーキ5が制動状態となってから予め定められた所定の一定時間が経過するまでを計時する。
異常検出手段10は、計時手段13により計時される油圧ブレーキ5が制動状態となってから所定の一定時間が経過するまでの間において、ポンプ起動回数計数手段9に計数された蓄圧ポンプ6dの起動回数を確認する。そして、油圧ブレーキ5が制動状態となってから所定の一定時間が経過するまでの間における蓄圧ポンプ6dの起動回数が、予め定められた所定の規定値以上となった場合には、異常検出手段10は、油圧ブレーキ5(油圧ユニット6)の油圧低下異常を検出する。
なお、他の構成や動作については実施の形態1と同様であって、その詳細説明は省略する。また、異常検出手段10が油圧低下異常を検出する所定の規定値について、異なる複数の規定値を設けて段階的に異常を検出できるようにしてもよい点も、実施の形態1と同様である。
以上のように構成されたエレベータの油圧ブレーキ異常検出装置は、エレベータの乗りかごの昇降を駆動する巻上機の回転を制動する油圧ブレーキと、油圧ブレーキに油圧を供給する油圧ユニットと、油圧ユニットに設けられ、所定範囲の圧力がかけられた状態の油が蓄積されるアキュムレータと、油圧ユニットに設けられ、アキュムレータ内の油圧が所定範囲の下限を下回った場合に起動して、アキュムレータ内の油圧が所定範囲内となるように油を供給する蓄圧ポンプと、蓄圧ポンプの起動回数を計数するポンプ起動回数計数手段と、所定の一定時間内での蓄圧ポンプの起動回数が所定の規定値以上となった場合に油圧ブレーキの油圧低下異常を検出する異常検出手段とを備えたものである。
そして、異常検出手段を、油圧ブレーキが制動動作中における所定の一定時間内での蓄圧ポンプの起動回数が所定の規定値以上となった場合に油圧ブレーキの油圧低下異常を検出するようにすることで、エレベータの油圧ブレーキの、特に制動状態(ブレーキ制動時の油経路)における油圧低下異常を早期に検出することができる。
1 乗りかご
2 主ロープ
3 釣合い重り
4 巻上機
5 油圧ブレーキ
5a ブレーキディスク
5b ブレーキパッド
6 油圧ユニット
6a アキュムレータ
6b ブレーキ開放用バルブ
6c 油タンク
6d 蓄圧ポンプ
6e 油圧センサ
6f 蓄圧用バルブ
7 ブレーキ状態検出手段
8 ブレーキ開閉回数計数手段
9 ポンプ起動回数計数手段
10 異常検出手段
11 発報手段
12 保守会社
13 計時手段
2 主ロープ
3 釣合い重り
4 巻上機
5 油圧ブレーキ
5a ブレーキディスク
5b ブレーキパッド
6 油圧ユニット
6a アキュムレータ
6b ブレーキ開放用バルブ
6c 油タンク
6d 蓄圧ポンプ
6e 油圧センサ
6f 蓄圧用バルブ
7 ブレーキ状態検出手段
8 ブレーキ開閉回数計数手段
9 ポンプ起動回数計数手段
10 異常検出手段
11 発報手段
12 保守会社
13 計時手段
Claims (5)
- エレベータの乗りかごの昇降を駆動する巻上機の回転を制動する油圧ブレーキと、
前記油圧ブレーキに油圧を供給する油圧ユニットと、
前記油圧ユニットに設けられ、所定範囲の圧力がかけられた状態の油が蓄積されるアキュムレータと、
前記油圧ユニットに設けられ、前記アキュムレータ内の油圧が前記所定範囲の下限を下回った場合に起動して、前記アキュムレータ内の油圧が前記所定範囲内となるように油を供給する蓄圧ポンプと、
前記蓄圧ポンプの起動回数を計数するポンプ起動回数計数手段と、
前記油圧ブレーキの開閉回数を計数するブレーキ開閉回数計数手段と、
前記油圧ブレーキの開閉回数に対する前記蓄圧ポンプの起動回数が所定の規定値を上回った場合に前記油圧ブレーキの油圧低下異常を検出する異常検出手段とを備えたことを特徴とするエレベータの油圧ブレーキ異常検出装置。 - エレベータの乗りかごの昇降を駆動する巻上機の回転を制動する油圧ブレーキと、
前記油圧ブレーキに油圧を供給する油圧ユニットと、
前記油圧ユニットに設けられ、所定範囲の圧力がかけられた状態の油が蓄積されるアキュムレータと、
前記油圧ユニットに設けられ、前記アキュムレータ内の油圧が前記所定範囲の下限を下回った場合に起動して、前記アキュムレータ内の油圧が前記所定範囲内となるように油を供給する蓄圧ポンプと、
前記蓄圧ポンプの起動回数を計数するポンプ起動回数計数手段と、
所定の一定時間内での前記蓄圧ポンプの起動回数が所定の規定値以上となった場合に前記油圧ブレーキの油圧低下異常を検出する異常検出手段とを備えたことを特徴とするエレベータの油圧ブレーキ異常検出装置。 - 前記油圧ブレーキは、前記油圧ユニットから油圧が供給されないときに前記巻上機の回転を制動し、
前記異常検出手段は、前記油圧ブレーキが制動動作中における前記所定の一定時間内での前記蓄圧ポンプの起動回数が前記所定の規定値以上となった場合に前記油圧ブレーキの油圧低下異常を検出することを特徴とする請求項2に記載のエレベータの油圧ブレーキ異常検出装置。 - 前記異常検出手段が前記油圧ブレーキの油圧低下異常を検出した場合に保守会社へと発報する発報手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のエレベータの油圧ブレーキ異常検出装置。
- 前記所定の規定値が複数設定され、前記異常検出手段は前記油圧ブレーキの油圧低下異常を段階的に検出することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のエレベータの油圧ブレーキ異常検出装置。
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-
2012
- 2012-03-16 JP JP2012059603A patent/JP2013193803A/ja active Pending
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