JP2013192882A - 野球又はソフトボール用バット、及び野球又はソフトボール用バットの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】中空筒状をなす木材製の打球部2と、一部が前記打球部2の中空部21に内装されて接合されるとともに残り部分が前記打球部2から露出される繊維強化樹脂製のバット本体3と、を備えた野球又はソフトボール用バット1であって、前記打球部2内周とバット本体3外周との間には、中空筒状の内筒部8が配置されている。
【選択図】図2
Description
この構成によれば、バット本体からの圧力を受圧すること、バット本体からの繊維強化樹脂の打球部への浸透を抑制すること、との効果をより好適に発揮することができる。
以下、第1実施形態としてのバットについて、図1〜図4を参照して説明する。ここで、バット1のヘッド側を上側と規定するとともに、バット1のグリップエンド部側を下側と規定して説明する。
図1又は図2に示すように、本実施形態のバット1は、打球部2と、打球部2にその一部が内装されるバット本体3と、打球部2とバット本体3との間に配置される内筒部8と、バット1の外周の一部を被覆する補強部9とから構成されている。図1に示すように、バット1の全体形状は、打球部2の上方ではその外径寸法がストレート形状に形成されるとともに、バット本体3の下方では打球部2より外径寸法が小さいストレート形状に形成され、両者の間は、外径寸法が徐々に縮径するテーパー形状となっている。図2に示すように、打球部2の下側の端部は、バット1のテーパー形状部分の略中間部分の位置に配設されている。つまり、木材製の打球部2は、バット1の上端部からテーパー形状部分の略中間部分に亘る部分の外周面を被覆している。そして、補強部9が、バット1のテーパー形状部分の外周を被覆している。
図2に示すように、木材製の打球部2は、片側が開口した有底円筒形状に形成されている。打球部2の外周面は、材料となる木材を切削することにより、通常使用される野球用バット或いはソフトボール用バットの打球部に適用される形状に形成されている。打球部2は、上側から下側に向かって外径寸法が変化しない打球ストレート部2aに、上側から下側に向けて外径寸法が徐々に縮径する打球テーパー部2bが連設して形成されている。また、打球部2の内部には、打球部2の下側端部の開口部22から上端部に向けて内径寸法が同一となる内径ストレート形状の円筒状の穴が切削されて、中空部21が形成されている。
次に、図4を参照しながら、バット1の製造方法について説明する。まず、図4(a)に示すように、適切な大きさの木材を切削することによって打球部2を加工成形する。打球部2に使用される木材は、単材であってもよく、複数の木材を貼り合わせるなどした複合材であってもよく、或いは、複数種類の木材からなる廃材であってもよい。木材は、100mm角で、長さが400mm程度のものを用意し、外形がバット1の打球部2に相当する形状となるように切削研磨する。これにより、打球部2は、上側から下側に向かって外径寸法が変化しない打球ストレート部2aと、当該打球ストレート部2aに連設して上側から下側に向けて外径寸法が徐々に小さくなる打球テーパー部2bとが形成される。
以上詳述した本実施形態のバット1の作用について以下に説明する。
木材製の打球部2と繊維強化樹脂製のバット本体3との間には、打球部2の内周面を覆うように内筒部8が介在される。内筒部8は金属、繊維強化樹脂、熱可塑性樹脂等の硬質材で形成されており、バット本体3外周を被覆するように作用する。また、内筒部8のこのような配置により、打球部2の内周面とバット本体3の外周面との接触が回避される。
以上詳述した本実施形態のバット1によれば、次のような効果を奏することができる。
(1)内筒部8が、バット本体3外周を被覆していることから、バット1を内圧成形法で成形した場合であっても、バット本体3内を加圧する際の圧力が内筒部8によって吸収される。内筒部8は、バット本体3内部から打球部2外方に向けて作用する圧力の受圧部として機能し、圧力を減衰させることができる。また、内筒部8を、金属、繊維強化樹脂、熱硬化樹脂等の材質で形成することにより、内筒部8に適度な硬度を付与して硬質内筒として機能させることができる。これにより、打球部2の内部に過度な負荷が掛かる事態を抑制することができ、結果として、バット1の耐衝撃性、耐久性を向上させることができる。
(バット1の構成)
以下、第2実施形態としてのバットについて、図6を参照して説明する。第2実施形態では、内筒部18の形状が第1実施形態とは異なっている以外は、第1実施形態のバット1と同じ構成を備えている。
以上詳述した第2実施形態のバット1の作用について、第1実施形態と異なる部分を以下に説明する。
第2実施形態のバット1によれば、第1実施形態のバット1の効果(1)、(2)に加えて、次のような効果を奏することができる。
(バット1の構成)
以下、第2実施形態としてのバットについて、図8を参照して説明する。第3実施形態では、内筒部28の形状が第1実施形態とは異なっている以外は、第1実施形態のバット1と同じ構成を備えている。
(5)内筒部28の外周面に溝部29を形成することにより、内筒部28を打球部2の中空部21内に接着する場合の接着性能を向上させることができる。すなわち、バット1の製造工程においては、打球部2の中空部21の内周面及び内筒部28の外周面に接着剤を塗布し、所定時間硬化させてそれぞれを接着させるが、この際、内筒部28の外周面に凹設された溝部29内が接着剤で満たされ、当該部分の接着剤量が多くなる。これにより、当該部分における接着性能が向上し、ひいては内筒部28と中空部21との接着性能が向上することになる。
・ 内筒部8、18、28の形状は、各実施形態の形状に限定されるものではない。例えば、第1実施形態の内筒部8の内周面に形成された断面凹凸形状を変更し、内筒部8の肉厚が上下方向において同一となるように、内筒部8の外周面及び内周面をともに上下方向において同一径となるように形成してもよい。
(イ)前記内筒部は、金属、繊維強化樹脂、合成樹脂のいずれかの材質で形成されていることを要旨とする。
この構成によれば、挿入された内筒部によりバットの重量バランス、打球部における反発性能等を適宜変更することができる。
Claims (4)
- 中空筒状をなす木材製の打球部と、一部が前記打球部の中空部に内装されて接合されるとともに残り部分が前記打球部から露出される繊維強化樹脂製のバット本体と、を備えた野球又はソフトボール用バットであって、
前記打球部内周とバット本体外周との間には、中空筒状の内筒部が配置されていることを特徴とする野球又はソフトボール用バット。 - 前記内筒部の内周面は、前記バット本体の外周面に接して該外周面を覆っている請求項1に記載の野球又はソフトボール用バット。
- 前記内筒部は、該内筒部のグリップ側端部の位置が、前記打球部のグリップ側端部の位置と同一となるよう配置されている請求項1又は2に記載の野球又はソフトボール用バット。
- 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の野球又はソフトボール用バットを製造する製造方法であって、
前記打球部の中空部内に前記内筒部を挿入して、該打球部の中空部と該内筒部を接着する工程と、
前記バット本体の一部を、前記内筒部内に挿入する工程と、
前記バット本体内を加圧して、該バット本体を前記内筒部を介して前記打球部に接合する内圧成形工程と、
を含むことを特徴とする野球又はソフトボール用バットの製造方法。
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