JP6602215B2 - 握り部等に使用するグリップ - Google Patents

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本発明は、自転車のハンドル、ゴルフクラブ、スキーストック、釣り等のスポーツ用具の握り部などに被冠して使用するグリップに関する。このようなグリップとして、自転車のハンドルやゴルフクラブ、スキーストック等のスポーツ用具のグリップなど様々なものが考えられるが、説明の都合上、以下、全てグリップという名称を用いる。
従来より、釣りを始めとする様々なスポーツ用具が開発されている。このようなスポーツ用具の握り部は、同一部材として合成樹脂などの硬質部材から形成されるが、手で握った際の柔軟性が少ないためにフィット感が得られないという問題があった。一方で、同一部材として軟質弾性部材を用いた場合、握った際のフィット感は良好となるが、握り力が増大すると部材自体が変形してしまうという問題があった。
引用文献1には、内面層、中間層及び外周層の三層構造から形成されるハンドル、握り部等に使用するグリップにおいて、中間層が衝撃吸収部材で形成され、内面層及び外周層が中間層よりも硬い合成樹脂部材で形成される発明が開示されている。一方、引用文献2には、コア部材と、コア部材の外周面の少なくとも先端から30mmの領域に配置される補強線材とを有し、補強線材が、予め熱硬化性樹脂により被覆された繊維が焼成定着されることにより螺旋状に巻回されるグリップを備える釣竿に関する発明が開示されている。
特開平7−96879号公報 特開2005−245352号公報
しかしながら、複層構造を前提とするグリップにおいても、強度や耐久性、グリップ性を高めつつ、製作容易性の面で優位性のあるグリップを製作することは困難であるという課題があった。
例えば、引用文献1に開示の方法では、中間層が衝撃吸収部材で形成されているものの、外側層が硬質ポリウレタン樹脂又は硬質ゴムにより形成されているため、グリップ性は十分とは言い難く、他方、引用文献2に開示の方法では、グリップ部分の強度や握りの触感を保ちつつ、軽量化を図ることはできるものの、線材の巻回や樹脂の被覆に手間が余計に掛かってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、強度や耐久性、グリップ性を向上させ、美観にも優れ、より簡易な方法で、自転車のハンドル、ゴルフクラブ、スキーストック、釣り等のスポーツ用具の握り部などに被冠して使用するグリップを提供することを目的の一つとする。本発明の実施形態の他の目的は、本明細書全体を参照することにより明らかとなる。
本発明に係るグリップは、内部に軸穴を有するグリップ本体を備え、前記グリップ本体は、前記軸穴を形成するように設けられるコア材と、その外側に設けられ、該コア材を被覆する熱硬化性の樹脂シートと、該樹脂シートの外側に設けられ、該樹脂シートを被覆する熱可塑性の繊維強化樹脂層と、により構成されることを特徴としている。
本発明に係るグリップは、当該コア材が、より好適には、発泡樹脂による発泡コア材として形成されている。また、当該熱硬化性の樹脂シートは、より好適には、不織布の樹脂シートである。また、当該繊維強化樹脂層は、より好適には、強化繊維として炭素繊維を含む。さらに、当該繊維強化樹脂層は、より好適には、グリップの最外層に配されている。
本願発明に係るグリップによれば、強度や耐久性、グリップ性を向上させ、美観にも優れ、かつ、製作時間の短縮化や製作の容易化を図ることができる、自転車のハンドル、ゴルフクラブ、スキーストック、釣り等のスポーツ用具の握り部などに被冠して使用するグリップを提供できる。
釣竿のグリップ1を握った状態を示す図である。 釣竿の要部分解斜視図である。 釣竿のグリップ1の長手方向に垂直な断面図である。
以下、本発明の様々な実施形態を適宜図面を参照して説明する。なお、図面における共通する構成要素には同一の参照符号が付されている。
図1は、本発明の一実施形態に係る釣竿のグリップ1を例にこれを握った状態を示す図である。一実施形態の釣竿のグリップ1は、竿材7の少なくとも一端がグリップ1に挿入された状態で人間の手8により把持される。図1は、釣竿のグリップ1を例に説明したが、このようなグリップは、自転車のハンドルやゴルフクラブ、スキーストック等のスポーツ用具のグリップなどに用いられ、また、これら以外の目的のためにも広く適用可能であることはいうまでもない。
図2は、本発明の一実施形態に係る釣竿の要部を分解した状態を示したものである。図2に示す釣竿は、竿材7と、穴2を内部に備え、穴2の外側にグリップ本体3を備えるグリップ1とを備える。グリップ1は、穴2が内部に形成されたグリップ本体3を備える。図示のように、竿材7の少なくとも一部の端部領域が、グリップ1に形成された穴2内に挿入される。図2は、釣竿のグリップ1を例に説明したが、このようなグリップは、自転車のハンドル、ゴルフクラブ、スキーストック等のスポーツ用具の握り部にも、これら以外の目的のためにも広く適用可能であることはいうまでもない。また、これらの目的に沿うように、グリップ1の形状、穴2の輪郭形状、グリップ本体3の形状は種々様々考えられ、図2に示す態様に限定する意図を有するものでないことを付言する。
図3は、本発明の一実施形態に係るグリップ1の軸直角断面を示したものである。前述のように、グリップ1は、穴2とグリップ本体3とにより構成されるが、グリップ1の軸直角断面でみると、図3に示すように、グリップ1は、中心位置に形成された穴2と、グリップ本体3(図示されていない)を構成するコア材4、熱硬化性の樹脂シート5及び熱可塑性の繊維強化樹脂層6とにより形成されている。図示のように、グリップ1の穴2を取り囲み、穴2の外側輪郭を画定するコア材4を内側層として形成し、その外側に設けられ、該コア材4を被覆する熱硬化性の樹脂シート5を中間層として形成し、該樹脂シート5の外側に設けられ、該樹脂シート5を被覆する熱可塑性の繊維強化樹脂層6を外側層として形成している。当該外側層を形成する繊維強化樹脂層6は、グリップ本体3の最外層を構成してもよいし、必要に応じてこれをさらに被覆するような層を適宜設けてもよい。
グリップ本体3の最も内側を形成するコア材4は、特に材料に限定はないが、発泡ウレタンなどの発泡樹脂により発泡コア材として形成されることができ、釣竿の軽量化にも資する。使用する発泡樹脂に特に限定はなく、材料特性や加工特性、コスト、重量などに鑑み種々様々なものを使用することができるものであることはいうまでもない。
コア材4の外側に該コア材4を被覆するように中間層として熱硬化性の樹脂シート5が形成される。この熱硬化性の樹脂シート5は、例えば、コア材4の上に巻き付けることにより形成することが可能である。この樹脂シート5は、コア材4を覆うように形成されており熱硬化性を備えることにより、下層のコア材4を補強する役割も果たすことができる。また、この樹脂シート5は、例えば、エポキシ樹脂など、熱硬化性の樹脂であることにより、コア材4が発泡樹脂などの発泡コア材として形成されている場合、その多孔質に良好に浸透することで、コア材4と後述する上層の熱可塑性の繊維強化樹脂層6との間を接着する接着剤としての役割を果たすことができる。これにより、グリップ1の耐久性をさらに向上させることに資するものである。熱硬化性の樹脂シート5の材料に特段の限定はなく、適宜変更可能である。
熱硬化性の樹脂シート5として、例えば、不織布の樹脂シートを用いることができる。ここで、不織布とは、繊維を撚って糸にしたものを織る一般的な布とは異なり、例えば、繊維を織らずに、繊維を熱、機械的又は化学的な作用により接着又は絡み合わせたことにより形成するシート状の布をいうが、その他の方法により形成することもできる。不織布の樹脂シートは、より具体的には、乾式法、スパンボンド法などのフリース形成法やサーマルボンド法、ケミカルバンド法、スパンレース法(水流交路法)などのフリース結合法などにより製造されるが、これらに限定されるものではない。
熱硬化性の樹脂シート5の外側に該樹脂シート5を被覆するように外側層として熱可塑性の繊維強化樹脂層6が形成される。この熱可塑性の繊維強化樹脂層6は、例えば、熱硬化性の樹脂シート5の上にさらに巻き付けることにより形成することが可能である。熱可塑性樹脂(例えば、ウレタン)は熱硬化性樹脂よりも柔らかいため、熱可塑性の繊維強化樹脂層6を人間の指8などと接触する最外層に設けることにより、握りやすく、かつ、握った感触の良好なグリップ1表面を構成することが可能となる。熱可塑性の繊維強化樹脂層6は、様々な強化繊維を含むことができる。この強化繊維として炭素繊維を用いる場合、繊維強化樹脂層6は炭素繊維強化プラスチック(CFRP)となる。熱可塑性の強化樹脂層として、様々な樹脂層が考えられるが、これを特に限定する意図はなく、適宜変更可能であることはいうまでもない。
これにより、従来のように、刷毛塗りなどによる樹脂の塗布が不要となり、後から樹脂を塗布することによる樹脂硬化時の発泡現象など外観不良の原因となる工程を省略することができるため、グリップ性や外観性を高めつつ、製作時間の短縮化、製作容易化を図ることができる。また、外側層に強化繊維として炭素繊維を用いる場合、より良好な外観を生ぜしめることに寄与する。
以上のような三層構造とすることで、強度や耐久性を高めつつ、グリップ性や外観性を向上させるとともに、製作時間の短縮化や製作の容易化を図ることが可能となる。
本発明の実施形態は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で様々な変更が可能である。例えば、上述した実施形態におけるコア材、熱硬化性の樹脂シート、熱可塑性の繊維強化樹脂層の形成方法、形成態様等は例示であって、様々な変更が可能である。
1 グリップ
2 穴
3 グリップ本体
4 コア材
5 熱硬化性の樹脂シート
6 熱可塑性の繊維強化樹脂層
7 竿材
8 手

Claims (4)

  1. 内部に軸穴を有するグリップ本体を備えるグリップであって、
    前記グリップ本体は、前記軸穴を形成するように設けられるコア材と、
    その外側に設けられ、該コア材を被覆する熱硬化性のエポキシ樹脂製樹脂シートと、
    該樹脂シートの外側に設けられ、該樹脂シートを被覆する熱可塑性の繊維強化樹脂層と、により構成され
    前記熱硬化性のエポキシ樹脂製樹脂シートは、不織布の樹脂シートである、グリップ。
  2. 前記コア材は、発泡樹脂による発泡コア材として形成されている、請求項1に記載のグリップ。
  3. 前記繊維強化樹脂層は、強化繊維として炭素繊維を含む、請求項1又は2に記載のグリップ。
  4. 前記繊維強化樹脂層は、前記グリップの最外層に配されている、請求項1からまでのいずれか1項に記載のグリップ。
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