JP2013192843A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】特別図柄始動手段及び大入賞手段の全体の上下方向の寸法を小さくでき、遊技領域や可動式演出手段の配設領域を拡張できる弾球遊技機を提供する。
【解決手段】遊技球が流下する遊技領域を有する遊技盤7に、入賞した遊技球を遊技盤7の裏側へと案内する特別図柄始動手段15と大入賞手段16とを上下に隣接して設けた弾球遊技機において、特別図柄始動手段15に入賞した遊技球を検出する第2特別図柄用入賞検出センサ62を、大入賞手段16の背面視で当該大入賞手段16の範囲内に形成した被装着部60に装着するように構成したものである。
【選択図】図3

Description

本発明は、パチンコ機等の弾球遊技機に関するものである。
パチンコ機等の弾球遊技機は、遊技盤の遊技領域の略中央に画像表示手段を配置し、この画像表示手段と遊技領域の最下部のアウト球口との間に特別図柄始動手段と大入賞手段とを上下に配置し、その特別図柄始動手段に遊技球が入賞したときにその遊技球を検出して特別図柄表示手段の特別図柄が所定時間変動し、変動後の特別図柄が大当たり図柄で停止したときに大入賞手段が開放して多数の遊技球が入賞し易くなり、その入賞数に応じて多数の遊技球を賞球として払い出すようになっている。
特別図柄始動手段は常時開放式の入賞口と、開閉部材により開閉される開閉式の入賞口とを遊技盤の前側に上下に配置すると共に、各入賞口の後方側の上下に、各入賞口に入賞した遊技球を遊技盤の裏側へと案内する樋状の案内通路を配置し、この上下の案内通路間に開閉部材を開閉する開閉駆動手段を配置して、何れの入賞口に遊技球が入賞したときにも特別図柄が変動するようにしている(例えば特許文献1)。
特開2004−249142号公報
近年の弾球遊技機では、遊技領域を拡大して大型の画像表示手段を配置する一方、画像表示手段の画像表示部の側方等に大型の可動式演出手段等を設ける傾向にある。このため画像表示手段等の大型化に伴って遊技球の転動領域が著しく制限され、その狭い領域に特別図柄始動手段、大入賞手段等の遊技部品を接近させて配置する必要があり、特別図柄始動手段の小型化が望まれている。
しかしながら、前述した従来の特別図柄始動手段は、遊技盤の前面側に、常時開放式の入賞口と開閉式の入賞口とを上下に隣接して配置し、各案内通路間に開閉駆動手段の開閉機構部を配設したものであり、遊技盤における特別図柄始動手段が対応する背面箇所に設けられた入賞球処理機構部品は、特別図柄始動手段に入賞した遊技球を案内する上下の玉通路と、上側の玉通路の下流端箇所に配設された入賞センサと、開閉駆動手段における開閉機構部を駆動させる駆動源(例えばソレノイド)とを備えたものであり、この入賞球処理機構部品の下側に大入賞手段が配置された構成であるため、遊技盤の正面視で特別図柄始動手段と大入賞手段との間隔が遊技球数個分程度の距離を空けた状態となっており、特別図柄始動手段の全体の上下方向の寸法を小さくすることが難しいという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、特別図柄始動手段及び大入賞手段の全体の上下方向の寸法を小さくでき、遊技領域や可動式演出手段の配設領域を拡張できる弾球遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、遊技球が流下する遊技領域12を有する遊技盤7に、入賞した遊技球を当該遊技盤7の裏側へと案内する第1入賞手段15と第2入賞手段16とを上下に隣接して設けた弾球遊技機において、前記第1入賞手段15に入賞した遊技球を検出する第1入賞用検出手段62を、前記第2入賞手段16の背面視で当該第2入賞手段16の範囲内に形成した被装着部60に装着するものである。
また、前記被装着部60は、前記範囲内のうち前記第2入賞手段16の上部側箇所で且つ前記第1入賞手段15が対応する箇所に形成されているとしてもよい。また、前記第2入賞手段16は、前側に開口部51が形成され且つ当該開口部51を通して複数個の遊技球が入球可能な容器本体部54と、前記開口部51を開閉可能な開閉部材52と、を備え、前記被装着部60は、前記範囲内であって当該第2入賞手段16の背面視で前記容器本体部54の領域内の上部箇所や前記開口部51の領域内の上部箇所に形成するとしてもよい。また、前記第2入賞手段16は、その背後側に、前記第1入賞用検出手段62が着脱可能なように前記被装着部60を露出形成してもよい。また、前記第2入賞手段16は、前記容器本体部54に入球した遊技球を検出する第2入賞用検出手段56が取り付けられる被取付部59を備え、当該被取付部59に取り付けられた前記第2入賞用検出手段56の取り外し側箇所に、前記被装着部60への装着状態の前記第1入賞用検出手段62を配置するようにしてもよい。
また、前記第1入賞手段15は、前記遊技盤7の前側に形成されて遊技球が入賞可能な入賞口部32と、前記入賞口部32に連通して前記遊技盤7の裏側へ遊技球を下り傾斜案内する奥行案内通路30,38と、前記奥行案内通路30,38の下流側に形成された下向きの排出口38bと、を備え、前記第1入賞用検出手段62は、遊技球が通過可能な貫通孔62aを備え、当該貫通孔62aへの遊技球の通過検知をする第1下側入賞用検出手段62であり、前記被装着部60に装着された前記第1入賞用検出手段62の前記貫通孔62aは、前記排出口38bの直下に位置し、且つ、当該排出口38bからの遊技球が入球可能であるとしてもよい。なお、奥行案内通路30,38はその通路面が緩やかに下り傾斜したものが挙げられる。例えば、入賞口部32の下り傾斜(案内リブ32a)よりも緩やかな下り傾斜としてもよい。また、奥行案内通路30,38の勾配は、例えば、その垂直距離(例えば遊技球の直径の1/4以下の距離)対水平距離(例えば遊技球の1個以上で2個以下の距離)の比とすることが挙げられる。
また、前記第1入賞手段15は、第1上側入賞手段15aと第1下側入賞手段15bとが上下に隣接して配設されたものであり、前記第1入賞用検出手段62は、前記第1下側入賞手段15bに入賞した遊技球を検出する第1下側入賞用検出手段62であり、前記第1上側入賞手段15aと前記第1下側入賞手段15bと前記第2入賞手段16の各排出通路71〜73を前記第2入賞手段16の背面視で横並びに形成してもよい。
また、前記第1上側入賞手段15aは、前記遊技盤7の前側に形成されて遊技球が入賞可能な上側入賞口部31と、前記上側入賞口部31に連通して前記遊技盤7の裏側へ遊技球を下り傾斜案内する上側入賞用奥行通路29,35と、前記上側入賞用奥行通路35の奥側底部に形成された底部開口35aと連通する垂下通路36と、前記垂下通路36に設けられた第1上側入賞用検出手段37と、前記垂下通路36の下端側の側壁箇所に形成された横開口39と、を備え、前記第2入賞手段16は、前記第1上側入賞手段15aの前記排出通路71として、前記横開口39からの遊技球を当該第2入賞手段16の正面視で横向き下り傾斜で案内する横向き下り通路71aと、前記横向き下り通路71aで案内された遊技球を奥方向又は下方向に排出する排出部71bとを備えるように構成してもよい。
また、前記第1上側及び第1下側入賞用検出手段37,62は、遊技球が通過可能な貫通孔37a,62aを備え、当該貫通孔37a,62aへの遊技球の通過検知をするものであり、前記第1上側入賞用検出手段37及び前記第1下側入賞用検出手段62は、その各貫通孔37a,62aを垂下方向に向けた状態で上下に位置すると共に平面視で前記各貫通孔37a,62aが重ならないように前後方向を逆向きに配設してもよい。また、前記第1下側入賞用検出手段62は、前記第1上側入賞手段15aの前記垂下通路36の下方で隙間Dを空けて配設されるとしてもよい。また、前記被装着部60は、前記第2入賞手段16の平面視で前記第1下側入賞用検出手段62の装着方向先端側の上面箇所を覆う被覆部66を備えるようにしてもよい。
また、前記第1,第2入賞手段15,16は、前記遊技盤7に形成された装着孔25に挿入して装着され、前記第1,第2入賞手段16の前記遊技盤7への挿入状態では前記第1又は第2入賞手段15,16の一方の取り外しをその他方が阻むように当該第1入賞手段15と第2入賞手段16とが係止する係止手段75を備えるようにしてもよい。なお、前記係止手段75は、前記第1,第2入賞手段15,16の前記遊技盤7への挿入状態では前記第1入賞手段15の取り外しを前記第2入賞手段16が阻むように当該第1入賞手段15と第2入賞手段16とが係止する構成が挙げられる。また、前記係止手段75は、前記とは逆に、前記第1,第2入賞手段15,16の前記遊技盤7への挿入状態では前記第2入賞手段16の取り外しを前記第1入賞手段15が阻むように当該第1入賞手段15と第2入賞手段16とが係止する構成としてもよい。
本発明によれば、特別図柄始動手段及び大入賞手段の全体の上下方向の寸法を小型化でき、遊技領域や可動式演出手段の配設領域を拡張できる弾球遊技機を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るパチンコ機の全体正面図である。 同パチンコ機の遊技盤の要部の正面図である。 同要部の背面図である。 同遊技盤の特別図柄始動手段及び大入賞手段の前方右上から見た斜視図である。 同特別図柄始動手段及び大入賞手段の後方右下から見た斜視図である。 同特別図柄始動手段及び大入賞手段の平面図である。 同遊技盤の要部のA−A線断面図である。 同大入賞手段のB−B線断面図である。 同大入賞手段の普通入賞手段箇所を示すC−C線断面図である。 同特別図柄始動手段及び大入賞手段のD−D線断面図である。 同特別図柄始動手段及び大入賞手段のE−E線断面図である。 同特別図柄始動手段及び大入賞手段のF−F線断面図である。 同大入賞手段の後方右上から見た斜視図である。 同特別図柄始動手段を後方右上から見た斜視図である。 同特別図柄始動手段の分解斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図15は本発明をパチンコ機に採用した一実施形態を例示している。図1において、遊技機本体1は、矩形状の外枠2と、この外枠2の前面側に着脱、開閉自在に取り付けられた前枠3とを備えている。前枠3は、左端側の上下一対のヒンジ4Aを介して外枠2に着脱及び開閉自在に装着されている。
前枠3の前側には、ヒンジ4Aと同一側のヒンジ手段4Bにより開閉自在なガラス扉5と、ヒンジ4Aと同一側のヒンジ手段4Cにより開閉自在な開閉扉6と、が上下に配置されている。前枠3は、ガラス扉5の裏側に対応する箇所に、遊技盤7が前側から着脱自在に装着され、また開閉扉6の裏側に対応する箇所に、発射手段(図示省略)が装着されている。開閉扉6は、発射用の遊技球を貯留する球供給皿9と、発射手段を作動させるための発射ハンドル10と、球供給皿9が満杯状態のときの余剰球を貯留する下貯留皿8とを備えている。発射手段は、発射ハンドル10を操作したときに作動して、球供給皿9から供給される遊技球を1個ずつ遊技盤7側へと発射させるようになっている。
遊技盤7は、発射手段(図示省略)から発射された遊技球を遊技領域12の上部側へと案内するガイドレール11と、ガラス扉5の窓孔に対応する大きさで遊技球が流下する遊技領域12とを備えている。
遊技領域12には、上下方向の略中央に画像表示手段13が配置され、この画像表示手段13と遊技領域12の最下部のアウト球口14との間に、特別図柄始動手段(第1入賞手段)15と大入賞手段 (第2入賞手段)16とが上下方向に互いに隣接して配置されている。また、遊技領域12における画像表示手段13の側方(例えば左側箇所)に普通図柄始動手段17が配置されている。また、大入賞手段16は、その左右両端箇所に普通入賞手段18をそれぞれ備えている。また、遊技領域12における大入賞手段16の左右両側箇所に普通入賞手段18が夫々配置されている。
画像表示手段13は、演出図柄19その他の演出画像を表示する液晶式等の画像表示部20と、この画像表示部20を支持するセンターケース21とを備えている。また、センターケース21は、その所定箇所(本実施形態では例えば上部右側箇所)に普通図柄表示手段22及び特別図柄表示手段23を備えている。
普通図柄表示手段22は、例えば通過ゲート等よりなる普通図柄始動手段17が遊技球を検出することを条件に普通図柄を所定時間変動させ、普通図柄始動手段17による遊技球検出時に取得された当たり判定乱数値が予め定められた当たり判定値と一致する場合には当たり態様で、それ以外の場合には外れ態様で変動を停止させるようになっている。
特別図柄表示手段23は、例えば7セグメント式等の表示手段により構成され、特別図柄始動手段15の後述する上特別始動口31と下特別始動口(入賞口部)32(図2参照)の何れかに遊技球が入賞することを条件に特別図柄を所定時間変動させ、上特別始動口31(上側入賞口部)又は下特別始動口32への入賞時に取得された大当たり判定乱数値が予め定められた大当たり判定値と一致する場合には所定の大当たり態様で、それ以外の場合には外れ態様で停止させるようになっている。
なお、画像表示手段13は、例えば特別図柄表示手段23による特別図柄の変動表示と並行して演出図柄19を画像表示部20に変動表示するもので、1個又は複数個、例えば左右方向に3個の演出図柄19を各種の演出画像と共に画像表示部20上で変動表示可能に構成されており、特別図柄始動手段15の上特別始動口31及び下特別始動口32の何れかに遊技球が入賞することを条件に特別図柄の変動開始と同時に所定の変動パターンに従って演出図柄19の変動を開始すると共に、特別図柄の変動停止と同時に最終停止するように、演出図柄19を左、右、中等の所定の順序で停止表示する。例えば、特別図柄が大当たり図柄で停止したときには3個の演出図柄19が一致又は同種の大当たり図柄で停止表示され、特別図柄が外れ図柄で停止したときには演出図柄19が外れ図柄で停止表示される。
特別図柄始動手段15は、図2、図4及び図7に示すように、特別図柄表示手段23による図柄変動を開始させるためのものであり、例えば非開閉式の上特別始動口31を有する第1特別図柄始動手段 (第1上側入賞手段)15aと、上特別始動口31の直下に位置する開閉式の下特別始動口32を有する第2特別図柄始動手段(第1下側入賞手段)15bとを備えており、普通図柄表示手段22の変動後の停止図柄が当たり態様となって普通利益状態が発生したときに、下特別始動口32を所定時間、所定回数だけ開放するように構成されている。
上特別始動口31は、図4に示すように、遊技球が入賞(入球)可能な大きさで上側に向けて開口形成された形状としている。また、第2特別図柄始動手段15bは、図4に示すように、下特別始動口32を開閉可能な一対の羽根部材33を備え、この羽根部材33が閉状態になると下特別始動口32への遊技球の入賞(入球)が不可能であり、開状態になると下特別始動口32へ遊技球が入賞可能となっている。
なお本実施形態では、第2特別図柄始動手段15bは、羽根部材33が閉状態では遊技球の入賞が不可能であるが、羽根部材33が閉状態では開状態に比べて遊技球が入賞し難いものを採用してもよい。
大入賞手段16は、図4、図7に示すように、遊技球が入賞可能な開状態と入賞不可能な閉状態とに切り換え可能な開閉式入賞手段としている。具体的には、大入賞手段16は、複数個の遊技球が同時に入賞可能な大きさの例えば横長矩形状の大入賞口(開口部)51と、この大入賞口51を開閉可能な開閉板52とを備え、特別図柄表示手段23の変動後の停止図柄が大当たり態様となることに基づいて特別利益状態が発生したときに所定の開放パターンに従って開閉板52を開状態にして大入賞口51を開放し、開状態の開閉板52上に落下した遊技球を、大入賞口51を通じて内部へと入賞させるようになっており、またその入賞した遊技球を遊技盤7の裏側に排出するようになっている。
なおここで、特別図柄始動手段15の第1及び第2特別図柄始動手段15a,15bの入賞球経路と、大入賞手段16の入賞球経路とについて、図2及び図3を用いて簡単に説明する。
まず、第1特別図柄始動手段15aの上特別始動口31に入賞した遊技球は、図2,図3に一点鎖線矢印で示すように、正面視で奥向きに(例えば3cm程度)進行後に下方向に流下し、当該特別図柄始動手段15の下部箇所で横方向(正面視で左横方向)に進路方向が変更されて、大入賞手段16に形成された通路(図3に示す第1排出通路71)により正面視で横下り案内されて最終的に下方向へ排出される。なお、この上特別始動口31に入賞した遊技球は、特別図柄始動手段15の内部に設けられた第1特別図柄用入賞検出センサ37(例えば近接センサ)によって通過検出される。
また、第2特別図柄始動手段15bの下特別始動口32に入賞した遊技球は、図2,図3に二点鎖線矢印で示すように、正面視で奥向きに(例えば2cm程度)進行後に下方向に流下し、大入賞手段16に形成された通路(図3に示す第2排出通路72)によりそのまま真下方向に案内排出される。なお、この下特別始動口32に入賞した遊技球は、大入賞手段16に設けた第2特別図柄用入賞検出センサ (第1入賞用検出手段、第1下側入賞用検出手段)62(例えば近接センサ)によって通過検出される。
また、大入賞手段16に入賞した遊技球は、図2,図3に破線矢印で示すように、大入賞口51内を正面視で左横方向に案内されて左寄り奥側箇所に形成された排出口57eを通じて奥側に出され、大入賞手段16に形成された通路(図3に示す第3排出通路73)により下方に排出されるようになっている。なお、この大入賞口51に入賞した遊技球は、大入賞手段16の大入賞用入賞検出センサ(第2入賞用検出手段)56(例えば近接センサ)によって通過検出される。
以下に、特別図柄始動手段15及び大入賞手段16の構成について詳細に説明する。
遊技盤7の遊技領域12の正面視下部箇所には、図2、図3に示すように、例えばルータ加工によって略逆T字状の装着孔25が形成され、この逆T字状の装着孔25のうち横長領域箇所25aに大入賞手段16が、この逆T字状の装着孔25のうちで横長領域箇所25a以外の箇所である上部突出領域箇所25bに特別図柄始動手段15が、それぞれ挿入された状態で遊技盤7に取り付けられている。なお、装着孔25の前端は、特別図柄始動手段15の後述する前飾り台板28及び大入賞手段16の後述する前飾り板53により塞がれている。
特別図柄始動手段15は、図4〜図7、図14及び図15に示すように、遊技盤7の前側から取り付けられ且つ後方部分が遊技盤7の装着孔25内に挿入される前本体部26と、この前本体部26の背後に位置する後本体部27とを備えている。特別図柄始動手段15は、前本体部26の後述する前飾り台板28が遊技盤7の前面に着脱自在に装着され、前本体部26が遊技盤7の装着孔25に挿入して後本体部27が遊技盤7の裏側へ突出している。
前本体部26は、図7に示すように、遊技盤7の前側にネジ止め固定される前飾り台板28と、この前飾り台板28の前側で且つ上下に隣接して配置形成された上特別始動口31及び下特別始動口32と、この前飾り台板28の後側に突出形成され且つ上特別始動口31に連通して遊技盤7の裏側へ遊技球を奥方向に緩やかに下り案内する上側用奥行通路29と、この前飾り台板28の後側に突出形成され且つ下特別始動口32に連通して遊技盤7の裏側へ遊技球を奥方向に緩やかに下り案内する下側用奥行通路30と、を備えている。
上特別始動口31は、図6、図7に示すように、その開口部内で前側箇所に奥向きに下り傾斜(例えば45°程度の勾配)した案内リブ31aを備えている。また、下特別始動口32も、図6、図7に示すように、その開口部内で前側箇所に奥向きに下り傾斜(例えば40°程度の勾配)した案内リブ32aを備えている。なお、これらの案内リブ31a,32aはその他の勾配としてもよいし、曲線形状等としてもよい。
また、上側用奥行通路29及び下側用奥行通路30は、例えばその通路の勾配を、その垂直距離(例えば遊技球の直径の1/4以下の距離)対水平距離(例えば遊技球の1個以上で2個以下の距離)の比とすることが挙げられる。
本実施形態では、上側用奥行通路29及び下側用奥行通路30は、図7に示すように、その通路の垂直距離が例えば3mmで水平距離が例えば17mm程度であり、その通路が例えば10°程度の勾配とした緩やかな傾斜通路としている。なお、上側用奥行通路29及び下側用奥行通路30を、前記以外の勾配としたり、曲線形状としたり、略水平としたりしてもよい。
下特別始動口32は、図12、図15に示すように、前飾り台板28の前側に取り付けられる羽根前飾り部34と、羽根前飾り部34と前本体部26との間で支持ピン33aを開閉軸心として開閉可能に支持される一対の羽根部材33とにより形成される始動口としている。また、図12に示すように、一対の羽根部材33は、正面視で支持ピン33aよりも内側位置で背後方向に突出形成された円柱突起部33bを備え、この円柱突起部33bは、前飾り台板28に形成された円弧状孔28aに挿入され、且つ、この円弧状孔28aから突き出た円柱突起部33bの先端が後述するレバー部材44の先端の介装部44dに介装された状態となっており、レバー部材44の介装部44dが上方向に移動すると一対の羽根部材33が開状態になり、介装部44dが下方向に移動すると一対の羽根部材33が閉状態となる。
後本体部27は、図14、図15に示すように、前本体部26の背後側に位置する裏カバー27aと、この裏カバー27aの背後側に位置するホルダー部材27bと、を備えている。前本体部26とホルダー部材27bとの間に裏カバー27aを挟んだ状態で、ホルダー部材27bを前本体部26にネジ止めしている。
具体的には、図15に示すように、前本体部26は、その背面側左右箇所にそれぞれ突出形成された一対の取付ボス26aを備え、この取付ボス26aの先端面箇所に雌ねじ部(図示省略)が形成されている。また、裏カバー27aは、前本体部26の取付ボス26aが挿入される挿入孔27cを備えている。また、ホルダー部材27bは、裏カバー27aの挿入孔27cに挿入された取付ボス26aの先端が挿入されるボス挿入部27dを備え、このボス挿入部27dにはその取付ボス26aの挿入方向に貫通したネジ孔27eが形成されている。前本体部26の取付ボス26aを裏カバー27aの前側から挿入孔27cに挿入し、この取付ボス26aの先端をホルダー部材27bのボス挿入部27dに挿入した状態で、当該ホルダー部材27bのネジ孔27eにネジを挿入して取付ボス26aの先端の雌ねじ部 (図示省略)に螺入することで、前本体部26と後本体部27とが一体化されている。
裏カバー27aは、図7に示すように、前本体部26の上側用奥行通路29と連通して奥方向に緩やかに下り案内する連通奥側通路35と、この連通奥側通路35の奥側底部に形成された底部開口35aと連通する垂下通路36と、この垂下通路36に設けられ且つ当該垂下通路36を通過する遊技球を検出する第1特別図柄用入賞検出センサ(第1上側入賞用検出手段)37と、前本体部26の下側用奥行通路30に連通し且つ遊技球を下向きに案内する下向き案内通路38とを備えている。連通奥側通路35は、図7に示すように、その通路の垂直距離が例えば1mmで水平距離が例えば16mm程度であり、その勾配が例えば5°程度の緩やかな傾斜通路としている。上述した下側用奥行通路30及び下向き案内通路38は奥行案内通路に相当し、上側用奥行通路29及び連通奥側通路35は上側入賞用奥行通路に相当する。なお、連通奥側通路35を、前記以外の勾配としたり、曲線形状としたり、略水平としたりしてもよい。
連通奥側通路35は、図7に示すように、その奥側天井箇所に、奥方向に進むに連れて下方向突出量が多くなるように下り傾斜(例えば45°)で形成された下がり傾斜天井部35bを備えており、この下がり傾斜天井部35bによって遊技球の進行方向が底部開口35aに向かうように案内されている。なお、下がり傾斜天井部35bを前記以外の勾配としたり、曲線形状としたりしてもよいし、リブ形状としてもよい。
また、下向き案内通路38は、図7、図10に示すように、裏カバー27aの下部奥側壁の前面上部箇所に、奥方向に進むに連れて下方向突出量が多くなるように下り傾斜(例えば40°)で形成された下り傾斜リブ38aを備えており、この下り傾斜リブ38aによって遊技球の進行方向が下向きに案内されている。また、この下向き案内通路38の下流側には、下向きの排出口38bが形成されている。なお、下り傾斜リブ38aを前記以外の勾配としたり、曲線形状としたりしてもよい。
ホルダー部材27bは、図7、図14に示すように、垂下通路36からの遊技球を、正面視で左下角部の側壁下部箇所に形成された横開口39から排出する横案内通路40と、一対の羽根部材33を駆動するソレノイド41を保持する保持部42とを備えている。
横案内通路40は、図7、図11及び図14に示すように、特別図柄始動手段15の正面視で保持部42の手前側位置の仕切り壁部42aと、この仕切り壁部42aの前面箇所に突出形成され且つ垂下通路36からの遊技球を案内する通路面が特別図柄始動手段15の正面視で左側に曲がった湾曲通路面43とを備えている。
ソレノイド41は、図7、図15に示すように、そのプランジャー41aを上方に向けた上向き姿勢で保持部42に装着されている。このプランジャー41aの先端の円盤部41bは、平面視でコの字状のレバー部材44の基端部44aに取り付けられている。
レバー部材44は、図15に示すように、基端部44aの平面視で両端箇所から前方に延びた、側面視で略S字状の一対のアーム部44bと、この一対のアーム部44bの基端側に近い側部箇所にそれぞれ突出形成された軸部44cと、このアーム部44bの先端に設けられ、一対の羽根部材33の背後箇所に突出形成された円柱突起部33bを介装する介装部44dとを備えている。
アーム部44bの軸部44cは、図4、図5及び図11に示すように、裏カバー27aとホルダー部材27bとの間に形成された軸孔部27fに挿入された状態となっており、後述するようにソレノイド41のプランジャー41aが進出状態と吸引状態とに変化することで、アーム部44bの軸部44cを軸心としてレバー部材44が回動可能(例えば30度程度の回動)となっている。
具体的には、ソレノイド41が非通電状態では、図7に示すようにプランジャー41aがコイルばね41cの付勢力により進出状態となっており、図12に示すように、プランジャー41aが進出状態であることでレバー部材44の先端の介装部44dが下側位置にあり、この介装部44dに介装された円柱突起部33bが前本体部26の円弧状孔28a内の下側位置に位置し、一対の羽根部材33が閉状態となっている。これに対して、ソレノイド41が通電状態となると、プランジャー41aがソレノイド41内部に吸引された吸引状態となり、プランジャー41aの吸引状態に連動してレバー部材44が回動してその先端の介装部44dが上側位置に移動し、この介装部44dに介装された円柱突起部33bが前本体部26の円弧状孔28a内の上側位置に位置し、一対の羽根部材33が開状態となる。
続いて、大入賞手段16について説明する。大入賞手段16は、図2、図4、図7に示すように、大入賞口51が形成された前飾り板53と、この前飾り板53の裏側に設けられた入賞ケース(容器本体部)54と、大入賞口51を開閉する開閉板(開閉部材)52と、この開閉板52を開閉駆動するソレノイド等の開閉駆動手段55(図4、図5、図13参照)と、大入賞口51に入賞した遊技球を検出する大入賞用入賞検出センサ56とを備えている。大入賞手段16は、前飾り板53が遊技盤7の前面に着脱自在に装着され、図7に示すように入賞ケース54が遊技盤7の装着孔25に挿入して裏側へ突出している。
入賞ケース54は、図5〜図7に示すように、前飾り板53の裏側に設けられ且つ入賞した遊技球を正面視で左横方向に案内する通路空間を内部に形成する前側箱部54aと、この前側箱部54aの裏側に設けられ且つ開閉駆動手段55を備えた後側箱部54bとを備えている。まず、前側箱部54aを後側箱部54bの前側にネジ止めし、その後に、前飾り板53を前側箱部54aにネジ止めすることでこれらが一体化されている。
前側箱部54aは、図12に示すように、前側が横長に開口した横長有底箱形状としている。この前側箱部54aは、正面視で左横向きに下り傾斜して遊技球1個分程度の奥行きとした下り傾斜底部57aと、この下り傾斜底部57aの奥端に立設された奥壁部57bと、この下り傾斜底部57aの左右両端に立設された両側壁部57cと、この下り傾斜底部57aの上方に位置し且つ奥壁部57b及び両側壁部57cの上端と連結する天壁部57dと、大入賞口51の正面視で左寄り奥側箇所つまり奥壁部57bの左端箇所に形成された、大入賞口51に入賞した遊技球を奥側に排出する排出口57eとを備えている。
後側箱部54bは、図4、図5に示すように横長略箱形状としている。この後側箱部54bは、図5、図13に示すように、その左側箇所に、開閉駆動手段55が収容される収容部58を備えている。
開閉板52は、図12に示すように、正面視で両端下部側箇所に軸部52aを備え、前飾り板53における大入賞口51の両端下部側箇所に形成された軸支部51aに、軸部52aが軸支されている。開閉駆動手段55(図4、図5、図13参照)による動力が図示省略の伝達機構(例えばクランク機構)によって開閉板52に伝達されることで、図8に実線で示す閉状態と図8に二点鎖線で示す開状態とに開閉板52が軸部52aを回動軸心として回動変位可能となっている。
後側箱部54bは、図5、図8に示すように、その前面側(前側箱部54aと対向する側)に、大入賞用入賞検出センサ56が例えば横向き(図2参照)に取り付けられる被取付部59を備えている。図8に示すように、大入賞用入賞検出センサ56は、後側箱部54bの被取付部59に取り付けられた状態では、その貫通孔56aが前側箱部54aの排出口57eに連通し、当該前側箱部54aの背面側に横向き姿勢で保持されている。
なお、大入賞用入賞検出センサ56は、後側箱部54bの単体状態においてその前面側の被取付部59に着脱可能であり、後側箱部54bの前面側に前側箱部54aを取り付けた状態では、大入賞用入賞検出センサ56にアクセスできないため、大入賞用入賞検出センサ56を被取付部59から取り外すことができない。
また、被取付部59に取り付けられた大入賞用入賞検出センサ56の取り外し側箇所(図2では大入賞用入賞検出センサ56の右側箇所)に、後述する被装着部60への装着状態の第2特別図柄用入賞検出センサ62を配置しているので、後側箱部54bの単体状態において、被装着部60に第2特別図柄用入賞検出センサ62が装着されていない場合に大入賞用入賞検出センサ56を被取付部59から取り外すことができる。
さらに、大入賞手段16は、図2、図12及び図13に示すように、第2特別図柄始動手段15bの下特別始動口32に入賞した遊技球を検出する第2特別図柄用入賞検出センサ62も備えている。
具体的には、大入賞手段16は、図3、図13に示すように、その背面視で当該大入賞手段16の範囲内(例えば入賞ケース54の領域内)に形成した被装着部60に、第2特別図柄用入賞検出センサ62を装着している。この被装着部60は、入賞ケース54の上部側箇所で且つ特別図柄始動手段15が対応する箇所(真下箇所)に形成されている。また、この被装着部60は、図12に示すように、大入賞口51の領域内の上部箇所に位置していることがわかる。
また、被装着部60は、図3、図5、図13に示すように、第2特別図柄用入賞検出センサ62が着脱可能なように大入賞手段16の背後側に露出形成されている。つまり、図7に示すように、被装着部60は、第2特別図柄用入賞検出センサ62の先端が挿入される支持凹部63と、支持凹部63に先端が挿入された状態の第2特別図柄用入賞検出センサ62の底面の両端及び後方箇所を支持する支持板部64と、当該第2特別図柄用入賞検出センサ62の後面に係止する係止部65と、を備え、第2特別図柄用入賞検出センサ62の後方部分及び係止部65が露出した状態となっている。
支持凹部63は、図7に示すように前側箱部54aの奥壁部57bの背面箇所に窪み形成され、支持板部64は、図3に示すように背面視で後側箱部54bの略中央箇所に形成され、係止部65は、図3に示すように背面視で後側箱部54bの第2特別図柄用入賞検出センサ62の右側箇所に形成されている。この係止部65は、図3、図13では右側箇所に、後述する横向き下り通路71aとの間に隙間が形成されており、係止解除方向(図3、図13では右方向)に弾性変形可能となっている。例えば第2特別図柄用入賞検出センサ62の交換する場合には、係止部65による係止状態を解除して第2特別図柄用入賞検出センサ62を後方に引き出すことができ、新たな第2特別図柄用入賞検出センサ62を被装着部60に装着することができる。
また、被装着部60は、図7及び図13に示すように、大入賞手段16の平面視で第2特別図柄用入賞検出センサ62の装着方向先端側の上面箇所を覆う被覆部66を備えている。この被覆部66は、支持凹部63を構成する凹部天壁63aが該当する。また、この被覆部66は、図13に示すように平面視で第2特別図柄用入賞検出センサ62の貫通孔62aに沿った円弧状としている。
また、大入賞手段16は、図3、図5、図13に示すように、第1特別図柄始動手段15aの上特別始動口31と第2特別図柄始動手段15bの下特別始動口32と当該大入賞手段16の大入賞口51とについての第1〜第3排出通路(排出通路)71〜73を、当該大入賞手段16の背面視で横並びに形成している。
具体的には、大入賞手段16は、図3に示すように、第1特別図柄始動手段15aのための第1排出通路71を背面視右側箇所に、第2特別図柄始動手段15bのための第2排出通路72を背面視中央箇所に、大入賞口51のための第3排出通路73を、第1排出通路71と第2排出通路72との間の箇所に備えている。
大入賞手段16の第1排出通路71は、図3、図13に示すように、大入賞手段16の背面視において、第1特別図柄始動手段15aの上特別始動口31に入賞して特別図柄始動手段15の横開口39から右横方向に排出される遊技球を、右横向き下り傾斜で案内する横向き下り通路71aと、この横向き下り通路71aで案内された遊技球を背面視で手前方向(正面視では奥方向)に排出する排出部71bと、を備えている。図7に示すように、第1特別図柄始動手段15aの上特別始動口31に入賞した遊技球が図11に示すように、湾曲通路面43によって横開口39から右横方向に排出され、この遊技球が横向き下り通路71aで横向き下り案内され、排出部71bにより大入賞手段16の正面視で奥側に排出される。なお、この排出部71bは、遊技球を下方向に排出するようにしてもよい。
大入賞手段16の第2排出通路72は、図5、図7、図10に示すように、第2特別図柄始動手段15bの下特別始動口32に入賞して下向き案内通路38の排出口38bから真下に排出された遊技球を通過検出する第2特別図柄用入賞検出センサ62を備え、この第2特別図柄用入賞検出センサ62を通過した遊技球を奥側斜め下方向に案内する案内リブ72aを備えている。図7に示すように、遊技盤7の断面視において、第2特別図柄用入賞検出センサ62の貫通孔62aの一部が遊技盤7の装着孔25aに位置し、第2排出通路72が案内リブ72aを備えているので、この貫通孔62aを通過した遊技球を第2排出通路72の案内リブ72aによって奥側斜め下方向に案内でき、遊技盤7の裏面側に排出できるとともに、第2特別図柄用入賞検出センサ62の大入賞手段16奥側への突出量を低減できる。
大入賞手段16の第3排出通路73は、図5、図8に示すように、大入賞口51に入賞して排出口57eから奥側に出された遊技球を下方向に案内するように、後側箱部54bの前側で大入賞用入賞検出センサ56の貫通孔56aに対応する箇所に形成されている。この第3排出通路73は、図8に示すように、その奥側上部箇所に、排出口57eからの遊技球を下向きに案内する下り傾斜リブ73aを備えている。
また、第2特別図柄用入賞検出センサ62は、図7に示すように、第1特別図柄始動手段15aの垂下通路36の下方でホルダー部材27bの底部(湾曲通路面43)に対して隙間Dを空けて配設されている。
また、第1特別図柄用入賞検出センサ37及び第2特別図柄用入賞検出センサ62は、図7に示すように、その各貫通孔37a,62aを垂下方向に向けた状態で上下に位置すると共に平面視で前記各貫通孔37a,62aが重ならないように前後方向を逆向きに配設している。
また、特別図柄始動手段15及び大入賞手段16の遊技盤7への挿入状態(図2、図3参照)では、図3、図7に示すように、特別図柄始動手段15の取り外しを大入賞手段16が阻むように係止手段75によって特別図柄始動手段15が大入賞手段16に係止している。
この係止手段75は、図7に示すように、例えば大入賞手段16の前飾り板53の上端中央箇所(係止爪75aに相当)が、特別図柄始動手段15の前飾り台板28の下部箇所に形成された丸み角形状の段差部(被係止部75bに相当)に係止する構成が挙げられる。
特別図柄始動手段15の前飾り台板28の遊技盤7へのネジ止めを解除し(図2に示すネジ45を取り外し)、特別図柄始動手段15を強く引っ張ると、大入賞手段16の前飾り板53の上端中央箇所 (係止爪75a)が被係止部75bの丸み形状に沿って逃げることで、係止爪75aとの係止状態が解除され、特別図柄始動手段15を取り外すことが可能となっている。
なお、本実施形態では、大入賞手段16に係止爪75a(前飾り板53の上端中央箇所の突出部分)を、特別図柄始動手段15に被係止部75b(前飾り台板28の下部箇所の段差部)を設けているが、大入賞手段16に被係止部を、特別図柄始動手段15に係止爪を設けるようにして、前記と同様に大入賞手段16が特別図柄始動手段15単体の引き出しを可能とする構成としてもよい。
また、大入賞手段16は、図2、図4に示すように、その左右両側箇所に、普通入賞手段18をそれぞれ備えている。この大入賞手段16の普通入賞手段18は、図9、図12に示すように、遊技球が入賞可能に上向きに開口した普通入賞口80と、この普通入賞口80に入賞した遊技球を案内する案内路81と、この案内路81からの遊技球を下向きに案内する下向き誘導路82と、この下向き誘導路82の下流側に配設された、遊技球を通過検出する普通入賞用入賞検出センサ83(例えば近接センサ)とを備えている。
以上説明したように、本実施形態のパチンコ機では、遊技球が流下する遊技領域12を有する遊技盤7に、入賞した遊技球を遊技盤7の裏側へと案内する特別図柄始動手段15と大入賞手段16とを上下に隣接して設け、特別図柄始動手段15に入賞した遊技球を検出する第2特別図柄用入賞検出センサ62を、大入賞手段16の背面視で当該大入賞手段16の範囲内に形成した被装着部60に装着する。したがって、特別図柄始動手段15の第2特別図柄用入賞検出センサ62を大入賞手段16側に配設しているので、第2特別図柄用入賞検出センサ62の収納部や当該収納部に後続する排出通路などを特別図柄始動手段15から除去でき、その分、特別図柄始動手段15を小型化できると共に特別図柄始動手段15をさらに大入賞手段16に近づけることができる。また、大入賞手段16は、その背面視範囲内に、第2特別図柄用入賞検出センサ62が装着される被装着部60を形成しているので、大入賞手段16自体が嵩高くなることもない。したがって、特別図柄始動手段15及び大入賞手段16の全高(全体の高さ)を小さくすることができる。その結果、遊技盤7の遊技領域12や可動式演出手段(例えば可動式役物など)の配設領域を拡張できる。
また、被装着部60は、前記範囲内のうち大入賞手段16の上部側箇所で且つ特別図柄始動手段15が対応する箇所に形成されている。つまり、大入賞手段16のうちで特別図柄始動手段15に近い箇所に第2特別図柄用入賞検出センサ62を配設しているので、特別図柄始動手段15の下流側に第2特別図柄用入賞検出センサ62を設けている場合とほぼ同等のタイミングで入賞検出でき、特別図柄始動手段15への入賞検出の遅れを遊技者が感じることがない。これに対して、大入賞手段16の下部側に第2特別図柄用入賞検出センサ62を備える場合では、前記構成よりも遅いタイミングで入賞検出することになり、特別図柄始動手段15への入賞検出の遅れを遊技者が感じ易くなり、入賞検出の違和感から遊技に不信感を抱くおそれがある。
また、大入賞手段16は、その背後側に、第2特別図柄用入賞検出センサ62が着脱可能なように被装着部60を露出形成しているので、例えば、大入賞手段16側に設けられた第2特別図柄用入賞検出センサ62が故障等した場合には、大入賞手段16の背後側から第2特別図柄用入賞検出センサ62を交換でき、大入賞手段16を分解したり遊技盤7から取り外したりして第2特別図柄用入賞検出センサ62を交換する必要がない。
また、大入賞手段16は、入賞ケース54に入球した遊技球を検出する大入賞用入賞検出センサ56が取り付けられる被取付部59を備え、当該被取付部59に取り付けられた大入賞用入賞検出センサ56の取り外し側箇所に、被装着部60への装着状態の第2特別図柄用入賞検出センサ62を配置している。つまり、大入賞用入賞検出センサ56の取り外し側箇所に、被装着部60への装着状態の第2特別図柄用入賞検出センサ62が位置しているので、大入賞用入賞検出センサ56の取り外しを抑止できる。つまり、第2特別図柄用入賞検出センサ62を取り外した後でなければ、大入賞用入賞検出センサ56を取り外すことができず、大入賞用入賞検出センサ56の不正低減に優れる。
また、特別図柄始動手段15は、遊技盤7の前側に形成されて遊技球が入賞可能な下特別始動口32と、この下特別始動口32に連通して遊技盤7の裏側へ遊技球を緩やかに下り傾斜案内する下側用奥行通路30及び下向き案内通路38と、この下向き案内通路38の下流側に形成された下向きの排出口38bと、を備え、第2特別図柄用入賞検出センサ62は、遊技球が通過可能な貫通孔62aを備え、当該貫通孔62aへの遊技球の通過検知をするものであり、被装着部60に装着された第2特別図柄用入賞検出センサ62の貫通孔62aは、排出口38bの直下に位置し、且つ、当該排出口38bからの遊技球が入球可能としている。したがって、特別図柄始動手段15の下側用奥行通路30及び下向き案内通路38は緩下傾斜としているので、特別図柄始動手段15の下側用奥行通路30及び下向き案内通路38が存する底面箇所の下方突出量を小さくすることができ、遊技盤7の正面視で特別図柄始動手段15が大入賞手段16に当接又は近接した状態で配置できる。また、被装着部60に装着された第2特別図柄用入賞検出センサ62の貫通孔62aが排出口38bの直下で連通しているので、大入賞手段16自体が嵩高くなることもない。したがって、特別図柄始動手段15及び大入賞手段16の全高をより小さくすることができる。その結果、遊技盤7の遊技領域12や可動式演出手段の配設領域をより拡張できる。
例えば、下側用奥行通路30及び下向き案内通路38は、入賞口部32の下り傾斜(案内リブ32a)よりも緩やかな下り傾斜とすることが挙げられる。なお、下側用奥行通路30及び下向き案内通路38の勾配は、例えば、その垂直距離(例えば遊技球の直径の1/4以下の距離)対水平距離(例えば遊技球の1個以上で2個以下の距離)の比とすることが挙げられる。この場合には、特別図柄始動手段15の底面が大入賞手段16の上面に当接又は近接(例えば1、2ミリ)させることができ、特別図柄始動手段15を大入賞手段16に隙間無く又は微小隙間(例えば1、2ミリ)程度にまで近づけた配置とすることができる。
また、特別図柄始動手段15は、第1特別図柄始動手段15aと第2特別図柄始動手段15bとが上下に隣接して配設されたものであり、第2特別図柄用入賞検出センサ62は、第2特別図柄始動手段15bに入賞した遊技球を検出し、第1特別図柄始動手段15aと第2特別図柄始動手段15bと大入賞手段16の各排出通路(第1〜第3排出通路71〜73)を大入賞手段16の背面視で横並びに形成しているので、第1〜第3排出通路71〜73を大入賞手段16の奥行方向に並べる構成に比べて大入賞手段16の奥行長さを短くすることができ、奥行方向の省スペース化を図ることができる。
また、第1特別図柄始動手段15aはその案内通路を上側用奥行通路29及び連通奥側通路35と垂下通路36とで構成し、この垂下通路36の横開口39からの遊技球を大入賞手段16の横向き下り通路71aで受けて奥方向又は下方向に排出するので、連通奥側通路35の奥側で横方向に屈折して垂下する横屈折後垂下通路を備える構成に比べて、特別図柄始動手段15の横幅を小さくできる。具体的には、横屈折後垂下通路を備える構成では、当該横屈折後垂下通路が存する分だけ特別図柄始動手段15の横幅が大きくなってしまうが、本願の第1特別図柄始動手段15aは奥行後に垂下する案内通路としており、前記の横屈折後垂下通路を備えていないので、特別図柄始動手段15の横幅を小さくできる。また、大入賞手段16の上面よりも高さの低い横向き下り通路71aで第1特別図柄始動手段15aからの遊技球を受けるので、大入賞手段16の上面に突出した通路部を備える必要がなく、大入賞手段16の高さが増すことを低減できる。
また、第1特別図柄用入賞検出センサ37及び第2特別図柄用入賞検出センサ62は、その各貫通孔37a,62aを垂下方向に向けた状態で上下に位置すると共に平面視で各貫通孔37a,62aが重ならないように前後方向に逆向き配設しているので、最小限の奥行き長さで第1特別図柄始動手段15aと第2特別図柄始動手段15bとの二経路を形成することができる。
また、第2特別図柄用入賞検出センサ62は、第1特別図柄始動手段15aの垂下通路36の下方で隙間Dを空けて配設しているので、第1特別図柄始動手段15aの垂下通路36を流下する遊技球が当該垂下通路36の底部箇所に衝突する衝撃を、第2特別図柄用入賞検出センサ62に伝達させないようにでき、第2特別図柄用入賞検出センサ62の誤動作を低減でき、遊技球の連続衝撃に起因する第2特別図柄用入賞検出センサ62の故障を低減できる。
また、第2特別図柄用入賞検出センサ62の装着方向先端側の上面箇所が被覆部66で覆われるので、例えば不正行為者が、第2特別図柄用入賞検出センサ62の装着方向先端側を上方向に移動させて取り外そうとしても、上方向への取り外しが規制されており、不正行為を低減できる。
また、図7に示すように、特別図柄始動手段15の前飾り台板28の下部箇所の段差部(被係止部75b)は丸みを持たせた丸み角部としているので、この被係止部75bの丸み角部と装着孔25との遊びの関係もあって、ネジ45(図2参照)を外した状態で特別図柄始動手段15を強く引っ張ると、大入賞手段16の前飾り板53の上端中央箇所(係止爪75a)が被係止部75bの丸み形状に沿って逃げることで、係止爪75aとの係止状態が解除され、特別図柄始動手段15を取り外すことが可能となっている。
また、係止手段75により、2つの遊技部品(特別図柄始動手段15と大入賞手段16)を係止した状態とすることができ、その係止状態でルータ孔(装着孔25)に装着できるので、当該2つの遊技部品を共通のルータ孔(装着孔25)に安定的に取り付けることができる。また、係止手段75により、2つの遊技部品(特別図柄始動手段15と大入賞手段16)を係止した状態とすることができ、当該2つの遊技部品(特別図柄始動手段15と大入賞手段16)の取り付け時の高さ方向の厚みを、できるだけ小さくする(近づける)ことができる。また、当該2つの遊技部品毎に別個のルータ孔(装着孔)を遊技盤7にそれぞれ形成する必要がない。
また、大入賞手段16(第2入賞手段)単体を他機種のパチンコ機に使用することが可能である。つまり、前述した実施形態のように、特別図柄始動手段15(第1入賞手段)の第2特別図柄用入賞検出センサ62(第1入賞用検出手段)を装着する必要があるパチンコ機の場合には、大入賞手段16の被装着部60に第2特別図柄用入賞検出センサ62を装着して当該大入賞手段16を使用することができる。また、第1入賞手段(特別図柄始動手段15)の第2特別図柄用入賞検出センサ62を装着する必要がないパチンコ機の場合には、大入賞手段16の被装着部60に第2特別図柄用入賞検出センサ62を装着しない状態で当該大入賞手段16を使用することができ、第2排出通路72(排出通路)を通して遊技球を排出できる。このため、大入賞手段16(第2入賞手段)について遊技部品の共通化を図ることができ、大入賞手段16(第2入賞手段)のリユース(再利用)が容易になる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
前述した実施形態では、例えば、2個の始動口(上特別始動口31及び下特別始動口32)を有する特別図柄始動手段15(第1入賞手段)を例に挙げて説明しているが、単一の始動口を有する第1入賞手段としてもよい。例えば、前述した実施形態の特別図柄始動手段15から第1特別図柄始動手段15aを除去して第2特別図柄始動手段15bのみとした構成が挙げられる。また、この第2特別図柄始動手段15bのみとした構成の場合には、開閉式の下特別始動口32を常時開放式の始動口に替えてもよい。
また、前述した実施形態では、図3に示すように、第2特別図柄用入賞検出センサ62を、大入賞手段16の背面視で入賞ケース54の横幅方向中央で上部側箇所に配設しているが、入賞ケース54のそれ以外の箇所に配設するようにしてもよい。
また、大入賞手段16は、図4に示すように、その左右両側箇所に、普通入賞手段18をそれぞれ備えているが、普通入賞手段18を備えない構成としてもよい。また、大入賞手段16の左右外側に位置し遊技盤7に配設された普通入賞手段18も備えたユニット構成としてもよい。
また、前述した実施形態では、図12に示すように、特別図柄始動手段15は、非開閉式の上特別始動口31と、開閉式の下特別始動口32とを備えているが、開閉式の特別始動口を上側に、非開閉式の特別始動口を下側に配置した構成としてもよいし、非開閉式の特別始動口を上下に2個以上配設してもよいし、開閉式の特別始動口を上下に2個以上配設してもよい。
前述した実施形態では、図3、図5に示すように、大入賞手段16の第1〜第3排出通路71〜73、つまり、第1特別図柄始動手段15aのための第1排出通路71を背面視右側箇所に、第2特別図柄始動手段15bのための第2排出通路72を背面視中央箇所に、大入賞口51のための第3排出通路73を、第1排出通路71と第2排出通路72との間の箇所に備えているが、大入賞手段16の第1〜第3排出通路71〜73は種々の順番に横並び配置してもよい。また、大入賞手段16の背面視で横幅方向の中央箇所から右側箇所に第1〜第3排出通路71〜73を配置しているが、中央箇所から左側箇所に配置してもよいし、中央箇所にある排出通路を配置しその両側に残りの排出通路を配置するなどとしてもよい。
前述した実施形態では、図7に示すように、特別図柄始動手段15の前飾り台板28の下部箇所の段差部(被係止部75b)は丸みを持たせた丸み角部としているので、この被係止部75bの丸み角部と装着孔25との遊びの関係もあって、ネジ45(図2参照)を外した状態で特別図柄始動手段15を強く引っ張ると、大入賞手段16の前飾り板53の上端中央箇所(係止爪75a)が被係止部75bの丸み形状に沿って逃げることで、係止爪75aとの係止状態が解除され、特別図柄始動手段15を取り外すことが可能となっているが、段差部(被係止部75b)を丸み形状ではなく直角形状等の角部とすることで、特別図柄始動手段15を強く引っ張ったとしても係止爪75aが被係止部75bに係止したままであり、特別図柄始動手段15が取り外せないようにしてもよい。
つまり、特別図柄始動手段15及び大入賞手段16は、遊技盤7に形成された装着孔25に挿入して装着され、特別図柄始動手段15及び大入賞手段16の遊技盤7への挿入状態では特別図柄始動手段15の取り外しを大入賞手段16が阻むように係止手段75によって特別図柄始動手段15が大入賞手段16に係止しているので、特別図柄始動手段15の遊技盤7への装着を解除(図2に示すネジ45の取り外し)しても特別図柄始動手段15と大入賞手段16との係止状態が解除されておらず(特別図柄始動手段15の段差部(被係止部75b)の角部が大入賞手段16の前飾り板53の上端(係止爪75a)に係止されたままである)、特別図柄始動手段15の取り外しを大入賞手段16が阻み、その大入賞手段16についても遊技盤7への装着を解除することでようやく特別図柄始動手段15が取り外し可能となる。よって、不正行為が懸念される特別図柄始動手段15に対する不正行為を低減する効果を有する。具体的には、不正行為者が、特別図柄始動手段15を遊技盤7に締結する締結手段(本実施形態では図2に示す前飾り台板28の2箇所のネジ孔に挿入される2本のネジ45)を不正に解除したとしても、この特別図柄始動手段15が大入賞手段16に係止されたままであり、遊技盤7から取り外せないため、特別図柄始動手段15に比べて締結手段の多い大入賞手段16についてもその締結(本実施形態では図2に示す前飾り板53の4箇所のネジ孔に挿入される4本のネジ85)を解除しなければ、特別図柄始動手段15を取り外すことができない。したがって、特別図柄始動手段15を不正に取り外す不正行為を低減することができる。
なお、前述した実施形態又は変形例では、大入賞手段16に係止爪75a(前飾り板53の上端中央箇所の突出部分)を、特別図柄始動手段15に被係止部75b(前飾り台板28の下部箇所の段差部)を設けているが、大入賞手段16に被係止部を、特別図柄始動手段15に係止爪を設けるようにして、前記と同様に大入賞手段16が特別図柄始動手段15単体の引き出しを規制する(引き出し不可としてもよいし、強く引き出すことで引き出し可能としてもよい。以下同じ。)構成としてもよい。
前述した実施形態では、特別図柄始動手段15及び大入賞手段16の遊技盤7の装着孔25に挿入した状態において、大入賞手段16が特別図柄始動手段15単体の引き出しを規制する構成としているが、それとは逆に、特別図柄始動手段15が大入賞手段16単体の引き出しを規制する構成としてもよい。例えば、大入賞手段16に係止爪(あるいは被係止部)を、特別図柄始動手段15に被係止部(あるいは係止爪)を設け、大入賞手段16単体の引き出しの際にこの大入賞手段16の係止爪(あるいは被係止部)が特別図柄始動手段15の被係止部(あるいは係止爪)に係止されて、大入賞手段16単体の引き出しが規制されるとしてもよい。
また、上述した複数の実施形態のうちいくつかを組み合わせた構成としてもよいし、ある実施形態の一部の手段等(手段、構成、装置、部品、機能、要素、処理ステップ、工程又はこれらの結合)を他の実施形態(いくつかの実施形態を組み合わせたものを含む)に組み合わせた構成としてもよいし、ある実施形態の一部の手段等と他の実施形態における一部の手段等とを組み合わせた構成としてもよいし、ある実施形態の一部の手段等を削除した構成としてもよい。
7 遊技盤
12 遊技領域
15 特別図柄始動手段(第1入賞手段)
15a 第1特別図柄始動手段(第1上側入賞手段)
15b 第2特別図柄始動手段(第1下側入賞手段)
16 大入賞手段(第2入賞手段)
25 装着孔
29 上側用奥行通路(上側入賞用奥行通路)
30 下側用奥行通路(奥行案内通路)
31 上特別始動口(上側入賞口部)
32 下特別始動口(入賞口部)
35 連通奥側通路(上側入賞用奥行通路)
36 垂下通路
37 第1特別図柄用入賞検出センサ(第1上側入賞用検出手段)
37a 貫通孔
38 下向き案内通路(奥行案内通路)
38b 排出口
39 横開口
62 第2特別図柄用入賞検出センサ(第1入賞用検出手段、第1下側入賞用検出手段)
62a 貫通孔
71 第1排出通路(排出通路)
71a 横向き下り通路
71b 排出部
72 第2排出通路(排出通路)
73 第3排出通路(排出通路)
75 係止手段

Claims (7)

  1. 遊技球が流下する遊技領域を有する遊技盤に、入賞した遊技球を当該遊技盤の裏側へと案内する第1入賞手段と第2入賞手段とを上下に隣接して設けた弾球遊技機において、前記第1入賞手段に入賞した遊技球を検出する第1入賞用検出手段を、前記第2入賞手段の背面視で当該第2入賞手段の範囲内に形成した被装着部に装着することを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記被装着部は、前記範囲内のうち前記第2入賞手段の上部側箇所で且つ前記第1入賞手段が対応する箇所に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記第1入賞手段は、前記遊技盤の前側に形成されて遊技球が入賞可能な入賞口部と、前記入賞口部に連通して前記遊技盤の裏側へ遊技球を下り傾斜案内する奥行案内通路と、前記奥行案内通路の下流側に形成された下向きの排出口と、を備え、前記第1入賞用検出手段は、遊技球が通過可能な貫通孔を備え、当該貫通孔への遊技球の通過検知をするものであり、前記被装着部に装着された前記第1入賞用検出手段の前記貫通孔は、前記排出口の直下に位置し且つ当該排出口からの遊技球が入球可能であることを特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記第1入賞手段は、第1上側入賞手段と第1下側入賞手段とが上下に隣接して配設されたものであり、前記第1入賞用検出手段は、前記第1下側入賞手段に入賞した遊技球を検出する第1下側入賞用検出手段であり、前記第1上側入賞手段と前記第1下側入賞手段と前記第2入賞手段の各排出通路を前記第2入賞手段の背面視で横並びに形成することを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の弾球遊技機。
  5. 前記第1上側入賞手段は、前記遊技盤の前側に形成されて遊技球が入賞可能な上側入賞口部と、前記上側入賞口部に連通して前記遊技盤の裏側へ遊技球を下り傾斜案内する上側入賞用奥行通路と、前記上側入賞用奥行通路の奥側底部に形成された底部開口と連通する垂下通路と、前記垂下通路に設けられた第1上側入賞用検出手段と、前記垂下通路の下端側の側壁箇所に形成された横開口と、を備え、前記第2入賞手段は、前記第1上側入賞手段の前記排出通路として、前記横開口からの遊技球を当該第2入賞手段の正面視で横向き下り傾斜で案内する横向き下り通路と、前記横向き下り通路で案内された遊技球を奥方向又は下方向に排出する排出部とを備えることを特徴とする請求項4に記載の弾球遊技機。
  6. 前記第1上側及び第1下側入賞用検出手段は、遊技球が通過可能な貫通孔を備え、当該貫通孔への遊技球の通過検知をするものであり、前記第1上側入賞用検出手段及び前記第1下側入賞用検出手段は、その各貫通孔を垂下方向に向けた状態で上下に位置すると共に平面視で前記各貫通孔が重ならないように前後方向を逆向きに配設していることを特徴とする請求項5に記載の弾球遊技機。
  7. 前記第1,第2入賞手段は、前記遊技盤に形成された装着孔に挿入して装着され、前記第1,第2入賞手段の前記遊技盤への挿入状態では前記第1又は第2入賞手段の一方の取り外しをその他方が阻むように係止する係止手段を備えることを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の弾球遊技機。
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