JP2013191509A - 照明装置 - Google Patents

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    • F21Y2115/00Light-generating elements of semiconductor light sources
    • F21Y2115/10Light-emitting diodes [LED]

Abstract

【課題】成形性に優れたレンズシートを用いて、照明装置の照明光の輝度を損なうことなく色むらを低減する。
【解決手段】複数の発光素子と蛍光体とを光源12として有しており、この光源12からの出射光は、光源12の光軸C上に配置されたレンズシート14に入射され、レンズシート14の光源12との対向面14aに形成されている、光源12の光軸Cを中心として同心円状に配置される複数の第1のプリズム15と、光源12の光軸Cを中心とする放射状に配置され、レンズシート14の外周部まで達する複数の第2のプリズムとにより、異なる偏向作用を受け、その光路が偏向されて、レンズシート14から出射される。従って、レンズシート14を介して出射される、光源12からの出射光の混色が促され、照明装置10の光源12に、擬似白色発光ダイオードを用いた場合に不可避の色むらが軽減される。
【選択図】図1

Description

本発明は、照明装置に関するものである。
従来、室内照明等一般照明用の光源としては、白熱灯や蛍光灯を用いることが一般的であったが、今日の青色発光ダイオード(LED)の高性能化に伴い、シーリングライトやダウンライト等の光源にもLEDが用いられるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
図11には、照明装置の光源として用いることが可能な、いわゆる擬似白色LED100が示されている。この擬似白色LED100は、発光素子としての複数の青色発光LED102が底部に近接配置されたランプハウス104と、ランプハウス104の凹部を封止する透明樹脂106とを含み、透明樹脂106に、ガーネット(YAG)等の黄色蛍光体108を分散させたものである。そして、夫々の青色発光LED102から出射される青色光は、ランプハウス104の透明樹脂106内を拡散し、この際に黄色蛍光体108によって、黄色系の蛍光へと波長変換された状態で、便宜上、二点鎖線で示されるような出射光L(L1、L2)として、ランプハウス104の外部へと出射されるものである。なお、図11の符号103で示される部分は、電極端子である。
又、擬似白色LED100からの出射光Lは、図12に示されるように、擬似白色LED100の前方に配置されたレンズシート110を介することで、必要な方向へと偏向され、照明装置として機能するものとなる。図12のレンズシート110は、擬似白色LED100の光軸Cを基準位置として、内側に配置される第1のレンズ群112が、屈折プリズムにより構成されている。又、第1のレンズ群112の外側に配置される第2のレンズ群114が、反射プリズム(TIR:Total Internal Reflection)レンズにより構成されているものである。
そして、第1のレンズ群112、第2のレンズ群114の双方によって、擬似白色LED100からの出射光Lの出射角度が、光軸Cと平行な方向へと偏向されるものである。
特開2007−220465号公報
ここで、上記のごとく照明装置で用いられるレンズシート110を、射出成形法により成形する場合を想定する。一般的に射出成形法では、レンズシート110の成形用金型に、レンズシート110の外周部に相当する箇所に設けられたゲートG(図1(b)参照)から、金型キャビティに成形材料を射出することにより、レンズシート110を成形する。このため、レンズシート110の第1のレンズ群112や第2のレンズ群114を構成する各プリズムが、図12に示されるように、その偏向作用を向上させるために、頂角が狭く、又、深く形成されているような場合は、成形用金型に設けられている、各プリズムを成形するための、金型キャビティの溝の頂角近辺にエアが留まり、レンズシート110の各プリズムが正確に成形されず、レンズシート110の成形性が劣化する懸念がある。
又、上記のごとく擬似白色LED100を光源として用いた照明装置の発光は、擬似白色LED100の光軸Cを基準として、中心部は若干青色を帯び、外縁部は若干黄色を帯びる傾向にある。これは、図11に符号L1で示される、擬似白色LED100の光軸Cと平行な光路をたどる出射光に対し、符号L2で示される、擬似白色LED100の光軸Cに対して傾斜した光路をたどる出射光の方が、黄色蛍光体108が分散された透明樹脂106を通過する光路長が長く、黄色蛍光体108によって黄色系の蛍光へと波長変換される割合が多くなることが原因である。
更に、上記のごとく近接配置された複数の青色発光LED102を有する擬似白色LED100を、光源として用いた照明装置からの発光は、その照射面に「チップ見え」と呼ばれる色むらが発生する場合がある。これは照射面において、夫々の青色発光LED102からの出射光のうち、青みが強く輝度も高い光が連なることが原因となり、視認される現象である。
このような、照明光の色むらは、白熱灯や蛍光灯を用いた従来の照明装置では問題となっておらず、擬似白色LED100を光源として用いた照明装置特有の、品質低下要因となっている。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、成形性に優れたレンズシートを用いて、照明装置の照明光の輝度を損なうことなく色むらを低減することにある。
(発明の態様)
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
(1)近接して配置される複数の発光素子及び蛍光体を有する光源と、該光源の光軸上に配置され、前記光源の光軸を中心として同心円状に配置される複数の第1のプリズムを有するレンズシートとを含む照明装置であって、前記レンズシートの前記第1のプリズムが形成されている面に、前記光源の光軸を中心とする放射状に、前記レンズシートの外周部まで達する複数の第2のプリズムが形成されている照明装置(請求項1)。
本項に記載の照明装置は、近接して配置される複数の発光素子と、その発光素子が発光する光を受光し、波長変換された光を発光する蛍光体とを光源として有しており、この光源の光軸上に、レンズシートが配置されている。このレンズシートには、光源の光軸を中心として同心円状に配置される、複数の第1のプリズムが形成されている。更に、レンズシートの第1のプリズムが形成されている面には、光源の光軸を中心とする放射状に、レンズシートの外周部まで達する複数の第2のプリズムが形成されている。このため、第1のプリズムの各々と、第2のプリズムの各々とは、複数箇所で交わることになる。
ここで、本項に記載の照明装置のレンズシートを、射出成形法により成形する場合について言及すると、レンズシートの成形用金型に、レンズシートの外周部に相当する位置から、射出成形機のゲートを介して成形材料を射出し、成形用金型のキャビティを成形材料で満たすことにより、レンズシートを成形する。このレンズシートの成形用金型には、第1のプリズムを成形するための溝が、同心円状に設けられており、更に、第2のプリズムを成形するための溝が、第1のプリズムを成形するための溝と複数箇所で交差するように、そして、レンズシートの外周部に相当する部分まで達するように設けられている。このため、成形用金型のキャビティを成形材料で満たす際に、キャビティに存在するエアは、(エアが留まりやすい傾向にある、)第1のプリズムを成形するための溝の頂角近辺に留まることなく、第1のプリズムを成形するための溝と交差する、第2のプリズムを成形するための溝を介して、成形用金型のレンズシートの外周部に相当する部分から、効率よく成形用金型の外部へと排出される。従って、本項に記載の照明装置は、レンズシートが射出成形法により成形される際に、成形用金型のキャビティに残存するエアによって、レンズシートの形状が損なわれることはなく、必要な形状を有するレンズシートの成形性に優れたものとなる。
又、本項に記載の照明装置は、光源からの出射光が、光源の光軸上に配置されたレンズシートに入射される。そして、このレンズシートに入射された光は、レンズシートに設けられている、光源の光軸を中心として同心円状に配置される複数の第1のプリズムにより、その光路が偏向されて出射される。更に、レンズシートの第1のプリズムが形成されている面には、光源の光軸を中心とする放射状に、レンズシートの外周部まで達する複数の第2のプリズムが形成されているため、この第2のプリズムを介して出射される光は、第1のプリズムを介して出射される光とは異なる偏向作用を受けて、レンズシートから出射される。これにより、成形性に優れたレンズシートを用いながら、このレンズシートを介して出射される、光源からの出射光の混色が促されるため、照明装置の色むらを低減するものとなる。
更に、本項に記載の照明装置は、レンズシートに、上述した態様で複数の第2のプリズムが形成されていることから、これら第2のプリズムが形成されていない場合と比較して、レンズシートの強度が向上することになる。これにより、照明装置の耐衝撃性が向上し、照明装置が落下した場合等の破損を防ぐものとなる。又、レンズシートの強度の向上により、レンズシートが薄く成形されるものとなり、レンズシートからの出射効率の向上、照明装置の軽量化、材料費の削減等を図るものとなる。
(2)上記(1)項において、前記第2のプリズムの各々は、前記レンズシートの反対側の面に対して傾斜する傾斜面を有する照明装置(請求項2)。
本項に記載の照明装置は、レンズシートに形成されている、複数の第2のプリズムの各々が、レンズシートの反対側の面に対して傾斜する傾斜面を有するものである。これにより、レンズシートの第2のプリズムに入射する、光源からの出射光は、第2のプリズムの傾斜面において、より効果的に偏向作用を受けて、レンズシートから出射される。又、この傾斜面は、湾曲面を含むものとし、第2のプリズムの長手方向の断面形状が、円弧状となってもよいものである。この場合においても、第2のプリズムに入射する光源からの出射光は、第2のプリズムの湾曲面において、より効果的に偏向作用を受け、レンズシートから出射される。このため、レンズシートの第1のプリズムを介して出射される出射光との、更なる混色が促されるものとなる。
(3)上記(1)(2)項において、前記第2のプリズムの各々は、前記光源の光軸近傍で全てが交わる照明装置(請求項3)。
本項に記載の照明装置は、レンズシート上で光源の光軸を中心とする放射状に、レンズシートの外周部まで達するように形成されている、複数の第2のプリズムの各々が、光源の光軸近傍で全てが交わるように形成されているものである。すなわち、全ての第2のプリズムが、光源の光軸からレンズシートの外周部にわたって形成されている。これにより、レンズシートに入射する光源からの出射光は、光源の光軸近傍においても、第2のプリズムの偏向作用を受けて、その光路が偏向されて出射されることとなる。更に、光源の光軸近傍では、全ての第2のプリズムが交わるように形成されていることから、光源の光軸近傍でレンズシートに入射する、光源からの出射光は、入射する第2のプリズム毎に異なる方向に偏向され、レンズシートから出射される。このため、色むらが発生しやすい、光源の光軸近傍において、レンズシートの異なる第2のプリズムを介して出射される出射光同士の、更には、第1のプリズムを介して出射される出射光との、混色が促されるものとなる。
(4)上記(1)から(3)項において、前記第2のプリズムの各々は、前記光源の光軸へ近づくにつれて断面積が大きくなる態様で形成されている照明装置(請求項4)。
本項に記載の照明装置は、レンズシートに、光源の光軸を中心とする放射状に形成されている、複数の第2のプリズムの各々が、光源の光軸へ近づくにつれて、その長手方向の断面積が大きくなる態様で形成されているものである。これにより、光源の光軸へ近づくにつれて、第2のプリズムによる偏向作用が大きくなる。従って、光源からの出射光に対する、第2のプリズムの偏向作用が、色むらが発生しやすい、光源の光軸近傍からの距離に応じて、適切に制御されることとなり、第2のプリズムを介して出射される出射光と、第1のプリズムを介して出射される出射光との混色が、適切に促されるものとなる。
(5)上記(1)から(4)項において、複数の前記第1のプリズムは、前記光源の光軸を基準位置として内側に配置される第1のレンズ群と、該第1のレンズ群の外側に配置される第2のレンズ群とを含み、前記第1のレンズ群は、前記光源の光軸側を向いて傾斜する傾斜面を有する複数のプリズムを含む照明装置(請求項5)。
本項に記載の照明装置は、レンズシートに形成されている、複数の第1のプリズムが、光源の光軸側を向いて傾斜する傾斜面を有する複数のプリズムを含む、光源の光軸を基準位置として内側に配置される第1のレンズ群と、第1のレンズ群の外側に配置される第2のレンズ群とで構成されるものである。これにより、光源からの出射光は、第1のプリズムを構成する第1のレンズ群に含まれる、光源の光軸側を向いて傾斜する傾斜面を有する複数のプリズムによって、レンズシートから出射する際の光路が、光源の光軸に対して外側へと偏向される。ここで、偏向方向を制御するに際し、光源の光軸からの距離に応じて、傾斜面の傾斜角度を変化させるべくプリズムの高さを増大させる結果として、プリズムを構成する光軸と平行な面の面積を増大させることとなる。しかしながら、第1のレンズ群の傾斜面は、光源の光軸側を向いて傾斜していることから、プリズムを構成する光軸と平行な面に光源からの出射光が直接的に入射することはなく、光利用効率の低下を来たすものでもない。そして、レンズシートの、第1のレンズ群を介して出射される光源からの出射光と、第1のレンズ群の外側に配置される第2のレンズ群を介して出射される光源からの出射光との混色が促され、更には、第2のプリズムを介して出射される光源からの出射光とも、混色が促されるものである。
(6)上記(5)項において、前記第1のレンズ群に含まれる複数のプリズムは、前記光源の光軸からの距離に応じて、前記傾斜面の傾斜角度が小さくなる態様で形成されている照明装置(請求項6)。
本項に記載の照明装置は、第1のプリズムを構成する第1のレンズ群に含まれる複数のプリズムが、光源の光軸からの距離に応じて、傾斜面の傾斜角度が小さくなるように構成することで、第1のレンズ群に含まれる複数のプリズムによる、光源の光軸からの距離に応じた、偏向方向の制御がなされるものである。例えば、レンズシートの、第1のレンズ群を介して出射される光源からの出射光の出射角度が、光源の光軸からの距離に関わらず一定となるように、各プリズムの傾斜面の傾斜角度を、光源の光軸からの距離に応じて小さくするものである。
(7)上記(1)から(6)項において、複数の前記第1のプリズムと、複数の前記第2のプリズムとは、前記レンズシートの前記光源と対向する面に形成され、前記レンズシートの光源とは反対側の面に、複数の光散乱素子が形成されている照明装置(請求項7)。
本項に記載の照明装置は、レンズシートの光源と対向する面に、複数の第1のプリズム及び第2のプリズムが形成され、レンズシートの光源とは反対側の面に、複数の光散乱素子が形成されているものである。これにより、レンズシートに入射する光源からの出射光は、まず、レンズシートの光源との対向面に形成されている、複数の第1のプリズム及び第2のプリズムによる偏向作用を受け、その光路が偏向される。更に、光路偏向された光はレンズシート内を進み、レンズシートの光源とは反対側の面に設けられている複数の光散乱素子により、様々な角度に散乱され、その指向性が低減されて、レンズシートから出射される。このため、レンズシートを介して出射される光源からの出射光の、更なる混色が促されることとなり、照明装置の色むらが更に低減される。
本発明はこのように構成したので、成形性に優れたレンズシートを用いて、照明装置の照明光の輝度を損なうことなく色むらを低減することが可能となる。
(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る照明装置の構成を模式的に示す断面図であり、(b)は、(a)に示されるレンズシートを光源側から示す概略図である。 図1に示される照明装置のレンズシートに形成されている、第2のプリズムを示すものであり、(a)は、第2のプリズムの形状を模式的に示す断面図、(b)は、レンズシートの部分的な斜視図である。 図1に示される照明装置のレンズシートの、光源の光軸を基準位置として内側に配置される、第1のプリズムを構成する第1のレンズ群を、光軸の片側の半分のみ示すものである。 (a)は、図1に示される照明装置のレンズシートの、第1のプリズムを構成する第1のレンズ群を介して出射される、光源からの出射光の光路を示す断面図であり、(b)、(c)、(d)は、比較例に係る光路を示す断面図である。 図1に示される照明装置のレンズシートを介して出射される、光源からの出射光の出射角度と、光源の光軸からの距離との関係を示すグラフを、レンズシートの模式図と共に図示したものである。 (a)は、図5のグラフのうち、レンズシートの第1のプリズムを構成する第1のレンズ群を介して出射される、光源に係る範囲を部分的に抽出した図であり、(b)は、同第2のレンズ群を介して出射される光源に係る範囲を部分的に抽出した図である。 図1に示される照明装置の照明光の色度分布を、参考例に係る照明装置の照明光の色度分布と比較したグラフである。 (a)は、本発明の第2の実施の形態に係る照明装置の構成を模式的に示す断面図であり、(b)は、(a)に示されるレンズシートの光源とは反対側の面の、光源の光軸近傍に位置する光散乱素子が形成されている領域の一部を拡大した断面図である。 図8に示される照明装置のレンズシートの、光源の光軸を基準位置として内側に配置される、第1のプリズムを構成する第1のレンズ群を、光軸の片側の半分のみ示すものである。 (a)は、参考例に係る照明装置の照明光の色度分布を示すグラフであり、(b)は、図8に示される照明装置の照明光の色度分布を示すグラフである。 擬似白色LED及びその出射光を示す断面図である。 従来の擬似白色LEDを光源に用いた照明装置の構成を模式的に示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。ここで、従来技術と同一部分、若しくは相当する部分については同一符号で示し、詳しい説明を省略する。
図1(a)に示されるように、本発明の第1の実施の形態に係る照明装置10は、光源12とレンズシート14とを含むものであり、レンズシート14は、光源12の光軸Cを中心として対称に配置される、複数の第1のプリズム15を有するものである。光源12は、図11に示される従来と同様の擬似白色LED100の構成を有しており、各部の構成については図11と同一の符号を付している。なお、図1(a)の例では、光源12として、青色発光ダイオード102が3個配置された擬似白色LEDが例示されているが、本実施の形態に係る照明装置10の光源12では、青色発光ダイオード102の個数は3個〜数十個で設定され、その配置のピッチは略0.25mmに設定されている。
レンズシート14は、光源12の発光面12aの前方(光の出射方向)に配置されている。そして、図1(a)の例では、レンズシート14の光源12との対向面14aに、光源12の光軸Cを基準位置として内側に配置される第1のレンズ群14Aと、第1のレンズ群14Aの外側に配置される第2のレンズ群14Bとから構成される、上述した第1のプリズム15が形成されている。又、レンズシート14は、光源12の光軸Cを中心とする円盤状に形成されている。
又、図1(b)に概略的に示すように、レンズシート14の光源12との対向面14aには、光源12の光軸Cを中心とする放射状に、複数の第2のプリズム30が形成されている。これら第2のプリズム30は、光源12の光軸Cから、レンズシート14の外周部14cに達する長さで形成されており、それ故に、光源12の光軸C近傍で、全ての第2のプリズム30が交わる態様となっている。なお、図1(b)の例では、光源12の光軸Cからレンズシート14の外周部14cまで延びる、複数の第2のプリズム30が、8本形成されているが、本実施の形態に係る照明装置10のレンズシート14では、これよりも多くの、或いは少ない数の、第2のプリズム30が形成されていてもよい。又、図1(b)において、符号Gで示す破線の箇所は、レンズシート14が射出成形法により成形される際に、成形材料を射出するゲートの位置を示したものである。又、レンズシート14に形成されている第1のプリズム15及び第2のプリズム30の理解を容易にするために、図1(a)では第2のプリズム30の図示を省略し、図1(b)では第1のプリズム15の図示を省略している。
更に、光源12及びレンズシート14の外縁部を一体に覆う椀状又は有底円筒状の反射鏡(図示省略)を備えることで、照明装置10が構成されている。
なお、光源12の発光面12aと、レンズシート14の光源12との対向面14aとの距離Yは、本発明の第1の実施の形態では、光源12の発光面12aの直径dと略一致するように設定されているが、照明装置10の照明光の輝度を損なうことなく色むらを低減し、かつ、照明装置10の小型化を促進する観点から、0.5d≦Y≦1.5dの範囲に設定することが望ましい。又、同様の観点から、レンズシート14の直径Dについては、TAN−1(D/2Y)<80°に設定することが望ましい。このレンズシート14の大きさの一例を挙げると、直径Dが70mm、厚さ(図1(a)での上下方向の長さ)が1mm程度である。
次に、図2を参照しながら、レンズシート14に形成されている第2のプリズム30について詳細に説明する。図2(a)は、第2のプリズム30の長手方向の断面形状を模式的に示しており、高さが30h、頂角の角度が30rの三角形状となっている。このため、第2のプリズム30は、レンズシート14の光源12とは反対側の面14b(図1(a)参照)に向かって傾斜する、2つの傾斜面30a、30bを有している。なお、頂角の角度30r及び高さ30hの値は任意であるが、一例を挙げると、頂角の角度30rが90°、高さ30hが70μm程度である。又、図2(a)の例では、第2のプリズム30は、その長手方向の断面形状が2つの傾斜面30a、30bを有する三角形状であるが、本実施の形態に係るレンズシート14に形成される第2のプリズム30は、その長手方向の断面形状の傾斜面30a、30bが、湾曲している湾曲面であってもよく、極端には、断面形状が円弧状であってもよい。
又、第2のプリズム30は、レンズシート14の周辺部14c(図1(b)参照)から光源12の光軸Cに近づくにつれて、その長手方向の断面積が大きくなるように形成してもよい。これを実現するために、例えば、第2のプリズム30の長手方向の断面形状が、図2(a)のように三角形状である場合には、その三角形の頂角の角度30rを、第2のプリズム30が光源12の光軸Cに近づくにつれて増加させて形成する方法や、その三角形の高さ30hを、第2のプリズム30が光源12の光軸Cに近づくにつれて増加させて形成する方法等が挙げられる。
そして、複数の第2のプリズム30は、上述したような形状で、レンズシート14の光源12との対向面14aに、光源12の光軸Cからレンズシート14の外周部14cにかけて形成されている。又、同じくレンズシート14の光源12との対向面14aには、複数の第1のプリズム15が、光源12の光軸Cを中心として対称に形成されている。このため、複数の第2のプリズム30は、各々、複数の第1のプリズム15と複数箇所で交わる態様となる。詳細には、第2のプリズム30は、図2(b)に示すように、第1のプリズム15を構成する、第1のレンズ群14Aのプリズム16(図1(a)参照)や、第2のレンズ群14Bのプリズム18と、複数箇所で交わる態様となる。
このため、レンズシート14を射出成形法で成形する場合に使用する、成形用金型には、複数の第1のプリズム15を成形するための溝と、複数の第2のプリズム30を成形するための溝とが、交差する態様で設けられている。そして、この成形用金型を用いて、レンズシート14を成形する際には、一例として、図1(b)で示したゲートGの位置から、レンズシート14の成形用金型のキャビティに成形材料を射出し、キャビティを成形材料で満たしていく。この際に、第1のプリズム15を成形するための複数の溝が、同心円状に、そして、各々が深い位置に頂角を有する形状で設けられていることから、これらの溝の頂角近辺には、成形材料と成形金型とに囲まれる態様で、エアが残存しやすい傾向にある。しかしながら、レンズシート14の成形用金型には、第1のプリズム15を成形するための複数の溝と交差し、レンズシート14の外周部14cに相当する位置まで達する、第2のプリズム30を成形するための複数の溝が設けられている。このため、レンズシート14の成形用金型のキャビティに、成形材料を射出する際に、キャビティに存在するエアは、各プリズムを成形するための溝の頂角近辺に留まることなく、第2のプリズム30を成形するための溝を介して、成形材料により成形用金型の外部へと押し出されることとなる。
なお、図2(b)の例では、第2のプリズム30は、レンズシート14と直交する方向の高さが、第1のプリズム15を構成するプリズム18の高さと、略等しくなるように形成されているが、本実施の形態に係るレンズシート14は、これに限定されることなく、第2のプリズム30の高さを任意に設定できるものである。例えば、上述したような、レンズシート14を射出成形法で成形する場合に使用する成形用金型の、キャビティに存在するエアが、効率よく排出されるような高さに設定してもよく、更には、後述する、第2のプリズム30の偏向作用を考慮して、高さを設定することとしてもよい。
次に、図3には、図1に示される照明装置10の、レンズシート14の光源12との対向面14aに形成された、第1のプリズム15を構成する第1のレンズ群14Aを、光源12の光軸Cの片側の半分のみを示している。なお、第1のレンズ群14Aと交差するように形成されている、第2のプリズム30の図示は省略している。第1のレンズ群14Aは、拡大図示されるように、光源12の光軸C側を向いて傾斜する傾斜面16aを有する複数のプリズム16を含むものである。本説明ではこのように、光源12の光軸C側を向いて傾斜する傾斜面16aを有する複数のプリズム16からなるレンズ群14Aを「凹フレネルレンズ」ともいう。
そして、第1のレンズ群14Aに含まれる複数のプリズム161、162、163‥‥は、図3に示されるように、光源12の光軸Cからの距離に応じて、傾斜面16aの傾斜角度θ1、θ2、θ3‥‥が小さくなる態様(θ1>θ2>θ3)で形成されている。なお、図1及び図3の例では、光源12の発光面12aと、レンズシート14の光源12との対向面14aとの距離Y(又は、発光面12aおよび対向面14aを結ぶ仮想線と光軸Cとがなす角度)を考慮しつつ、第1のレンズ群14Aを介して出射される光源12からの出射光の出射角度が、光源12の光軸Cからの距離に関わらず20°で一定となるように、各プリズム161、162、163‥‥の傾斜面16aの傾斜角度θ1、θ2、θ3‥‥が設定されている。なお、各プリズム161、162、163‥‥の傾斜面16aの傾斜角度θ1、θ2、θ3は、公知の関係式から容易に求めることが可能である。
一方、レンズシート14の第1のプリズム15を構成する第2のレンズ群14Bには、複数の反射プリズム18(図1(a)参照)が形成されている。
ここで、図1及び図3に示された態様のレンズシート14を採用した照明装置10の、第1のプリズム15を構成する第1のレンズ群14Aの複数のプリズム16によって、光源12からの出射光Lが、レンズシート14から出射する際の光路が偏向される様子を、図4において、他の形態のレンズシートと比較しながら説明する。なお、第1のレンズ群14Aによる光路偏向の様子が理解し易いように、図4では、第1のレンズ群14Aと交差するように形成されている、第2のプリズム30による偏向作用は図示していない。
まず、図4(a)に示されるように、レンズシート14の、第1のレンズ群14Aを構成する複数のプリズム16が、凹フレネルレンズである場合には、光源12からの出射光Lは、各プリズム16の、光源12の光軸C側を向いて傾斜する傾斜面16aでの屈折により、レンズシート14から出射する際の光路が、光源12の光軸Cに対して外側へと偏向される。このため、レンズシート14の、第1のレンズ群14Aを介して出射される光源12からの出射光Lは、第1のレンズ群14Aの外側に配置される第2のレンズ群14B(図1(a)参照)の、複数の反射プリズム18を介して出射される、光源12の光軸Cと平行な出射光(図12参照)との、混色が促されるものである。
一方、図4(b)に示されるように、レンズシート14の、第1のレンズ群14A’がプリズムを備えず、平坦面のみで形成されている場合を想定すると、光源12からの出射光Lは、レンズシート14への入射の際、及び、出射の際の屈折により、幾分光路が変化するが、概ね入射光と出射光の光路は同じ角度となる。このため、第1のレンズ群14Aの外側に配置される第2のレンズ群14Bの、複数の反射プリズム18を介して出射される、光源12の光軸Cと平行な出射光(図12参照)との混色は、本発明の第1の実施の形態に係る、図4(a)と同等程度には、期待できないものとなる。
又、図4(c)に示されるように、レンズシート14の、第1のレンズ群14A”が、光源12の光軸C側とは反対側を向いて傾斜する傾斜面20aを有する複数のプリズム20からなり、かつ、各プリズム20の傾斜角度が、光源12の光軸Cからの距離に応じて、前記傾斜面の傾斜角度が大きくなる態様で形成されている場合を想定する。本説明では、このように、光源12の光軸C側とは反対側を向いて傾斜する、傾斜面20aを有する複数のプリズム20からなるレンズ群を「凸フレネルレンズ」ともいう。
この場合は、その傾斜角度にもよるが、光源12からの出射光Lは、各プリズム20の、光源12の光軸Cとは反対側を向いて傾斜する傾斜面20aでの屈折により、レンズシート14から出射する際の光路が、光源12の光軸Cと平行な方向へと偏向されることとなる。又、仮に、各プリズム20の傾斜面20aの傾斜角度を増大させても、レンズシート14からの出射光Lの出射角度は、図4(b)に示されるような、プリズムを備えず平坦面のみで形成されているものよりも、(光源12の光軸Cに対して外側への)出射角度を大きくすることは出来ない。すなわち、レンズシート14の、第1のレンズ群14A”を介して出射される光源12からの出射光Lは、第1のレンズ群14Aの外側に配置される第2のレンズ群14Bの、複数の反射プリズム18を介して出射される、光源12の光軸Cと平行な出射光(図12参照)との混色が、殆ど期待できないものである。
更に、図4(d)に示されるように、レンズシート14の、第1のレンズ群14A’”が、凸フレネルレンズからなり、かつ、各プリズム20の傾斜角度が、光源12の光軸Cからの距離に応じて、前記傾斜面の傾斜角度が小さくなる態様で形成されている場合を想定する。
この場合は、その傾斜角度にもよるが、光源12からの出射光Lは、各プリズム20の、光源12の光軸C側とは反対側を向いて傾斜する傾斜面20aでの屈折により、レンズシート14から出射する際の光路が、光源12の光軸Cに対して内側へと、明確に偏向されるものとなる。
しかしながら、この偏向効果をより大きく得るために、傾斜面20aの傾斜角度を大きくすると、それに応じて各プリズム20の高さが大きくなり、光源12からの出射光Lのうち、光源12の光軸C側を向いた光軸Cと平行な面20bに入射する、光源12からの出射光Lの割合が増加することとなる。この、光源12の光軸C側を向いた光軸Cと平行な面20bに入射する光は、光源12の発光面12a(図1(a)参照)の前方へとは向かわずに、いわゆる迷光となり、有効光として機能しないことから、光の利用効率の低下を招くことになってしまう。
従って、図4(d)の例では、レンズシート14の、第1のレンズ群14A’”を介して出射される光源12からの出射光Lと、第1のレンズ群14Aの外側に配置される第2のレンズ群14Bの、複数の反射プリズム18を介して出射される、光源12の光軸Cと平行な出射光(図12参照)との混色は期待できるが、照明装置10の照明光の輝度を損なうことになってしまう。
ここで、図4(a)に示す例において、第2のプリズム30による偏向作用を含めた場合について説明する。第2のプリズム30は、図1(b)及び図2に示したように、光源12の光軸Cからレンズシート14の外周部14cにかけて、その長手方向の断面形状に傾斜面30a、30bを有するように形成されているため、第2のプリズム30に入射する光源12からの出射光Lは、第1のプリズム15に入射する出射光Lとは異なり、図4(a)での紙面と直交する方向へ光路が偏向されて、レンズシート14から出射される。このため、レンズシート14の、第2のプリズム30を介して出射される光源12からの出射光Lは、第1のプリズム15を構成する、第1のレンズ群14Aの凹フレネルレンズである複数のプリズム16を介して出射される、光源12の光軸Cに対して外側へと偏向された出射光との混色が促されるものとなる。更に、第2のプリズム30を介して出射される光源12からの出射光Lは、同じく第1のプリズムを構成する、第1のレンズ群14Aの外側に配置される第2のレンズ群14B(図1(a)参照)の、複数の反射プリズム18を介して出射される、光源12の光軸Cと平行な出射光(図12参照)との混色が促されるものともなる。
更に、図5、図6には、本発明の第1の実施の形態に係る、図1及び図3に示された態様のレンズシート14を採用した照明装置10の、第1のプリズム15を構成する第1のレンズ群14A及び第2のレンズ群14Bの、レンズ中心(光源12の光軸C)からの距離r(mm)を横軸に、レンズシート14からの出射光出射角度α(°)を縦軸に示している。ここで、図5、図6では、第1のレンズ群14A及び第2のレンズ群14Bによる光路偏向のデータが理解し易いように、第2のプリズム30による出射角度の偏向作用は、データに反映していない。
なお、図5、図6において、本発明の第1の実施の形態に係るデータは、符号凹で示されている。又、参考例として、第1のレンズ群14Aに係る、図4(b)の比較例に係るデータを符号FLで、図4(c)の比較例に係るデータを符号凸で、図4(d)の比較例に係るデータを符号凸2で、各々示している。更に、第2のレンズ群14Bに係る、傾斜面の傾斜角度がランダムに形成された反射プリズムのデータを符号TIR(RDM)で、従来の、傾斜面の傾斜角度が一定の反射プリズムに係るデータを符号TIR(PA)で、各々示している。
本発明の第1の実施の形態に係るレンズシート14の、第1のプリズム15を構成する第1のレンズ群14Aは、rが1mmまでの領域は、図1、図3の例のごとく、光源12の発光面12aと、レンズシート14の光源12との対向面14aとの距離Yを考慮しつつ、第1のレンズ群14Aを介して出射される光源12からの出射光Lの出射角度が、光源12の光軸Cからの距離に関わらず20°で一定となるように、各プリズム161、162、163‥‥の傾斜面16aの傾斜角度θ1、θ2、θ3‥‥が、光源12の光軸Cからの距離に応じて小さくなるように形成されている。このため、rが1mmまでの領域は、出射角度α=20°で一定となっていることが解る。一方、rが1mmから2mmの領域は、出射角度αが連続的に増大するように、各プリズム16の傾斜面16aの傾斜角度が設定されているものである。
そして、本発明の第1の実施の形態に係る凹の出射角度は、第1のレンズ群14Aが形成されたrが2mmまでの全領域において、上記各比較例よりも、出射角度αが大きくなっていることが解る。
又、本発明の第1の実施の形態に係る凹の出射角度は、第1のプリズム15を構成する第2のレンズ群14Bが形成された、rが2mmよりも外側の全領域において、光源12の光軸Cからの距離と無関係に、ランダムな出射角度αが得られていることが解る。よって、第1のレンズ群14Aを介して出射される光源12からの出射光と、第1のレンズ群14Aの外側に配置される第2のレンズ群14Bを介して出射される光源12からの出射光との混色が、より促されるものとなる。
図7には、本発明の第1の実施の形態に係る、図1及び図3に示された態様のレンズシート14を採用した照明装置10の、指向角γ(deg)と色度Xとの関係(右図)を、図4(c)の比較例の構成を有するものと対比している。図7において、符号Vは縦方向、符号Hは横方向(発光面が四角形の擬似白色発光ダイオード100の縦方向と横方向)を示している。なお、図7では、第1のプリズム15を構成する第1のレンズ群14A及び第2のレンズ群14Bによる、光路偏向の効果が理解し易いように、第2のプリズム30による出射角度の偏向作用は、データに反映していない。
この比較図から、本発明の第1の実施の形態に係る照明装置10は、中心(光源12の光軸C上)の色度が向上し、かつ、指向角±20(deg)付近の色度が低下して、中心からピークへの色度Xの変化ΔXが、0.53から0.34へと減少していることが解る。よって、照明装置10の光源12に擬似白色発光ダイオード100(図11参照)を用いた場合に不可避の色むらが、軽減されることとなる。
ここで、図7で示す、本発明の第1の実施の形態に係る、図1及び図3に示された態様のレンズシート14を採用した照明装置10のデータに、第2のプリズム30による出射角度の偏向作用を加えた場合を考慮する。上述したように、第2のプリズム30を介して光路偏向される出射光は、第1のプリズム15を構成する第1のレンズ群14A及び第2のレンズ群14Bを介して出射される出射光との、混色を促すものである。このため、中心(光源12の光軸C上)からピークへの色度Xの変化ΔXが、図7の右図で示した結果よりも、更に減少することが予想される。よって、照明装置10の光源12に擬似白色発光ダイオード100(図11参照)を用いた場合に不可避の色むらが、更に軽減されることとなる。
さて、上記構成をなす本発明の第1の実施の形態によれば、次のような作用効果を得ることが可能である。すなわち、本発明の第1の実施の形態に係る照明装置10は、図1(a)に示すように、近接して配置される複数の発光素子(青色発光LED102)と、その発光素子が発光する光を受光し、波長変換された光を発光する蛍光体(黄色蛍光体108)とを光源12(100)として有しており、この光源12の光軸C上に、レンズシート14が配置されている。このレンズシート14には、図1(a)の例では、その光源12との対向面14aに、光源12の光軸Cを中心として同心円状に配置される、複数の第1のプリズム15が形成されている。更に、レンズシート14の第1のプリズム15が形成されている面、すなわち、光源12との対向面14aには、図1(b)に示すように、光源12の光軸Cを中心とする放射状に、レンズシート14の外周部14cまで達する複数の第2のプリズム30が形成されている。このため、図2(b)に示すように、レンズシート14の光源12との対向面14aにおいて、第1のプリズム15の各々(図2(b)の例では、第1のプリズム15を構成している第2のレンズ群14Bのプリズム18)と、第2のプリズム30の各々とは、複数箇所で交わることになる。
ここで、図1及び図2を参照しながら、本発明の第1の実施の形態に係る照明装置10のレンズシート14を、射出成形法により成形する場合について言及すると、レンズシート14の成形用金型に、レンズシート14の外周部14cに相当する位置から、射出成形機のゲート(図1(b)の符号G)を介して成形材料を射出し、成形用金型のキャビティを成形材料で満たすことにより、レンズシート14を成形する。このレンズシート14の成形用金型には、第1のプリズム15を成形するための溝が、同心円状に設けられており、更に、第2のプリズム30を成形するための溝が、第1のプリズム15を成形するための溝と複数箇所で交差するように、そして、レンズシート14の外周部14cに相当する部分まで達するように設けられている。このため、成形用金型のキャビティを成形材料で満たす際に、キャビティに存在するエアは、(エアが留まりやすい傾向にある、)第1のプリズム15を成形するための溝の頂角近辺に留まることなく、第1のプリズム15を成形するための溝と交差する、第2のプリズム30を成形するための溝を介して、成形用金型のレンズシート14の外周部14cに相当する部分から、効率よく成形用金型の外部へと排出される。従って、本発明の第1の実施の形態に係る照明装置10は、レンズシート14が射出成形法により成形される際に、成形用金型のキャビティに残存するエアによって、レンズシート14の形状が損なわれることはなく、必要な形状を有するレンズシート14の成形性を、優れたものにすることが可能となる。
又、本発明の第1の実施の形態に係る照明装置10は、光源12からの出射光L(図3参照)が、光源12の光軸C上に配置されたレンズシート14に入射される。そして、このレンズシート14に入射された光は、レンズシート14の光源12との対向面14aに設けられている、光源12の光軸Cを中心として同心円状に配置される、複数の第1のプリズム15により、その光路が偏向されて出射される。更に、レンズシート14の光源12との対向面14aには、光源12の光軸Cを中心とする放射状に、レンズシート14の外周部14cまで達する複数の第2のプリズム30が形成されているため、この第2のプリズム30を介して出射される光は、第1のプリズム15を介して出射される光とは異なる偏向作用を受けて、レンズシート14から出射される。これにより、成形性に優れたレンズシート14を用いながら、このレンズシート14を介して出射される、光源12からの出射光の混色が促されることとなるため、必要な形状を有するレンズシート14を用いて、照明装置10の光源12に、擬似白色発光ダイオード100(図11参照)を用いた場合に不可避の色むらを、低減することができる。
更に、本発明の第1の実施の形態に係る照明装置10は、レンズシート14に、上述した態様で複数の第2のプリズム30が形成されていることから、これら第2のプリズム30が形成されていない場合と比較して、レンズシート14の強度を向上することができる。これにより、照明装置10の耐衝撃性が向上し、照明装置10が落下した場合等の破損を防ぐものとなる。又、レンズシート14の強度の向上により、レンズシート14を薄く成形することが可能となり、レンズシート14からの出射効率の向上、照明装置10の軽量化、材料費の削減等を図ることができる。
又、本発明の第1の実施の形態に係る照明装置10は、レンズシート14の光源12との対向面14aに形成されている、複数の第2のプリズム30の各々が、図2に示すように、レンズシート14の光源12とは反対側の面14bに対して傾斜する傾斜面30a、30bを有するものである。これにより、レンズシート14の第2のプリズム30に入射する、光源12からの出射光Lは、第2のプリズム30の傾斜面30a、30bにおいて、より効果的に偏向作用を受けて、レンズシート14から出射される。又、本実施の形態に係る照明装置10のレンズシート14は、第2のプリズム30の傾斜面30a、30bが、湾曲面であってもよく、第2のプリズム30の長手方向の断面形状が、円弧状となってもよいものである。この場合においても、第2のプリズム30に入射する光源12からの出射光Lは、第2のプリズム30の湾曲面において、より効果的に偏向作用を受け、レンズシート14から出射される。このため、レンズシート14の第1のプリズム15を介して出射される出射光との、更なる混色を促すことができる。
又、本発明の第1の実施の形態に係る照明装置10は、図1(b)に示すように、レンズシート14上で光源12の光軸Cを中心とする放射状に、レンズシート14の外周部14cまで達するように形成されている、複数の第2のプリズム30の各々が、光源12の光軸C近傍で全てが交わるように形成されているものである。すなわち、全ての第2のプリズム30が、光源12の光軸Cからレンズシート14の外周部14cにわたって形成されている。これにより、レンズシート14に入射する光源12からの出射光Lは、光源12の光軸C近傍においても、第2のプリズム30の偏向作用を受けて、その光路が偏向されて出射されることとなる。更に、光源12の光軸C近傍では、全ての第2のプリズム30が交わるように形成されていることから、光源12の光軸C近傍でレンズシート14に入射する、光源12からの出射光Lは、入射する第2のプリズム30毎に異なる方向に偏向され、レンズシート14から出射される。このため、色むらが発生しやすい、光源12の光軸C近傍において、レンズシート14の異なる第2のプリズム30を介して出射される出射光同士の、更には、第1のプリズム15を介して出射される出射光との、混色を促すことが可能となる。
更に、本発明の第1の実施の形態に係る照明装置10は、レンズシート14に、光源12の光軸Cを中心とする放射状に形成されている、複数の第2のプリズム30の各々が、光源12の光軸Cへ近づくにつれて、その長手方向の断面積が大きくなる態様で形成されていてもよい。こうすることにより、光源12の光軸Cへ近づくにつれて、第2のプリズム30による偏向作用を大きくすることができる。すなわち、光源12からの出射光Lに対する、第2のプリズム30の偏向作用が、色むらが発生しやすい、光源12の光軸C近傍からの距離に応じて、適切に制御されることとなるため、第2のプリズム30を介して出射される出射光と、第1のプリズム15を介して出射される出射光との混色を、適切に促すことができる。
又、本発明の第1の実施の形態に係る照明装置10は、図1(a)に示すように、レンズシート14の光源12との対向面14aに形成されている、複数の第1のプリズム15が、光源12の光軸C側を向いて傾斜する傾斜面16a(図3参照)を有する複数のプリズム16を含む、光源12の光軸Cを基準位置として内側に配置される第1のレンズ群14Aと、第1のレンズ群14Aの外側に配置される第2のレンズ群14Bとで構成されるものである。これにより、光源12からの出射光Lは、図3及び図4(a)に示すように、第1のプリズムを構成する第1のレンズ群14Aに含まれる、光源12の光軸C側を向いて傾斜する傾斜面16aを有する複数のプリズム16によって、レンズシート14から出射する際の光路が、光源12の光軸Cに対して外側へと偏向されるものである。ここで、出射光Lの偏向方向を制御するに際し、光源12の光軸Cからの距離に応じて、傾斜面16aの傾斜角度θnを変化させるべくプリズム16の高さを増大させる結果として、プリズム16を構成する光軸と平行な面16b(図3参照)の面積を増大させることとなる。しかしながら、第1のレンズ群14Aの傾斜面16aは、光源12の光軸C側を向いて傾斜していることから、プリズム16を構成する光軸Cと平行な面16bに、光源12からの出射光Lが直接的に入射することはなく、光利用効率の低下を来たすものでもない。そして、レンズシート14の、第1のレンズ群14Aを介して出射される光源12からの出射光と、第1のレンズ群14Aの外側に配置される第2のレンズ群14Bを介して出射される光源12からの出射光との混色が促され、更には、第2のプリズム30を介して出射される光源12からの出射光とも、混色が促されるものである。この結果、照明装置10の光源12に、擬似白色発光ダイオード100(図11参照)を用いた場合に不可避の色むらを、低減することができる。
更に、本発明の第1の実施の形態に係る照明装置10は、図3に示すように、第1のプリズム15を構成する第1のレンズ群14Aに含まれる複数のプリズム161、162、163‥‥が、光源12の光軸Cからの距離に応じて、傾斜面16aの角度θ1、θ2、θ3‥‥が小さくなる態様(θ1>θ2>θ3)で構成されていることから、第1のレンズ群に含まれる複数のプリズム16による、光源12の光軸Cからの距離に応じた、偏向方向の制御がなされるものである。そして、レンズシート14の、第1のレンズ群14Aを介して出射される光源12からの出射光Lの出射角度が、光源12の光軸Cからの距離に関わらず一定となるように、各プリズムの傾斜面16aの傾斜角度を、光源12の光軸Cからの距離に応じて小さくすることで、第1のレンズ群14Aの外側に配置される第2のレンズ群14Bを介して出射される光源12からの出射光との、そして、第2のプリズム30を介して出射される光源12からの出射光との、混色を制御することができるものとなる。
続いて、図8〜図10を参照しながら、本発明の第2の実施の形態に係る照明装置10’について説明する。図8〜図10において、本発明の第1の実施の形態に係る照明装置10と同一部分、若しくは相当する部分については、同一の符号を付している。なお、本発明の第2の実施の形態に係る照明装置10’について、本発明の第1の実施の形態に係る照明装置10との、相違部分のみ説明をすることとし、本発明の第1の実施の形態に係る照明装置10と、同様の部分の構成や作用効果については、説明を省略する。
図8(a)に示すように、本発明の第2の実施の形態に係る照明装置10’のレンズシート14’は、光源12との対向面14aに、本発明の第1の実施の形態に係る照明装置10のレンズシート14の、光源12との対向面14aに形成されているものと同様の、第1のプリズム15及び第2のプリズム30(図1(b)参照)が形成されている。更に、本発明の第2の実施の形態に係るレンズシート14’は、光源12とは反対側の面14bに、図8(b)に拡大して示すような、複数の光散乱素子22が形成されている。これら複数の光散乱素子22は、光源12の光軸Cを中心とする円状の領域に形成されている。この円状の領域の直径は、レンズシート14’の直径Dを考慮して設定することが望ましく、例えば、レンズシート14’の直径Dを20mmとした場合は、光散乱素子22が形成される円状の領域の直径は、レンズシート14’の直径Dと同じく20mm程度、つまりは、レンズシート14’の光源12とは反対側の面14bの全面に、光散乱素子22が形成される。又、レンズシート14’の直径Dを65mmとした場合は、光散乱素子22が形成される円状の領域の直径は15mm程度に設定し、更に、レンズシート14’の直径Dを100mmとした場合は、光散乱素子22が形成される円状の領域の直径は20mm程度に設定する。又、本実施の形態に係る光散乱素子22としては、図8(b)に拡大図示されるように、ドーム形状の光散乱素子を採用している。このドーム形状のドーム径は、図8の例では、略0.07mmに設定し、更に、光散乱素子22が形成される円状の領域に対し、光散乱素子22が形成される密度は、略80%に設定している。
次に、図9を参照しながら、レンズシート14’に形成されている、複数の光散乱素子22の散乱作用について説明する。なお、図9では、第2のプリズム30の図示は省略している。図9の例では、レンズシート14’の光源12とは反対側の面14bに設けられ、光散乱素子22が形成されている、光源12の光軸Cを中心とする円状の領域の直径は、プリズム161が形成される領域の直径と、略等しい値に設定されている。従って、光源12からの出射光Lのうち、レンズシート14’の光源12との対向面14aにおいて、第1のプリズムを構成する第1のレンズ群14Aのプリズム161を通過し、更に、レンズシート14’の光源12とは反対側の面14bにおいて、光散乱素子22(図8(b)参照)が形成された円状の領域を通過する光は、様々な角度に散乱されて出射される。これに対し、光源12からの出射光Lのうち、レンズシート14’の光源12との対向面14aにおいて、第1のレンズ群14Aを通過し、かつ、レンズシート14’の光源12とは反対側の面14bにおいて、光散乱素子22が形成された円状の領域を通過しない光は、出射角度20°で出射される。このため、レンズシート14’の光源12とは反対側の面14bに、光散乱素子22が形成されていない場合と比較して、混色が促されることが解る。
更に、本発明の第2の実施の形態に係る照明装置10’のレンズシート14’には、第2のプリズム30(図1(b)参照)が形成されていることから、レンズシート14’に入射する光源12からの出射光Lに対する、上述した第1のプリズム15による偏向作用と、光散乱素子22による散乱作用に、第2のプリズム30による偏向作用が加わることになるため、レンズシート14’からの出射光の、更なる混色が促されることが解る。
図10は、態様の異なる2つの照明装置の、照明光の色度分布を測定して比較したグラフであり、(a)は、図8に示された態様のレンズシート14’に、光散乱素子22が形成されていないレンズシートを採用した照明装置の測定結果であり、(b)は、図8及び図9に示された態様のレンズシート14’を採用した照明装置10’の測定結果である。なお、図10の(a)及び(b)の測定結果には、第2のプリズム30による偏向作用は反映されていない。図10において、横軸は指向角R(deg)、縦軸は色度CDを示しており、又、符号xは色度x値、符号yは色度y値を示している。なお、各照明装置から測定機までの距離は、1mの位置で測定している。この比較図から明らかなように、本発明の第2の実施の形態に係る照明装置10’は、レンズシート14’に光散乱素子22が形成されていない場合と比較して、角度0deg付近(各グラフ上の太線丸で囲まれた箇所)での各色度値(x、y)は大きくなり、又、角度20deg付近(各グラフ上の細線丸で囲まれた箇所)での各色度値(x、y)は小さくなっていることが解る。つまりは、角度0deg付近では青みが減少し、角度20deg付近では黄色みが減少している。よって、照明装置10’の光源12に擬似白色発光ダイオード100(図11参照)を用いた場合に不可避の色むらが、軽減されることとなる。
又、具体的なデータの開示は省略するが、図10で行った測定と同じ測定方法と条件で、第2のプリズム30による偏向作用を含めて、レンズシート14’を採用した照明装置10’の測定を行った場合を想定する。この場合には、第2のプリズム30によって、レンズシート14’から出射する光の混色が更に促されるため、照明装置10’の光源12に擬似白色発光ダイオード100を用いた場合に不可避の色むらが、図10(b)で示す測定結果よりも、更に軽減されることを示す測定結果が得られると予想される。
上述したように、本発明の第2の実施の形態に係る照明装置10’は、図8に示すように、レンズシート14’の光源12とは反対側の面14bに、複数の光散乱素子22が形成されているものである。これにより、図9に示すように、レンズシート14’に入射する光源12からの出射光Lは、まず、レンズシート14の光源12との対向面14aに形成されている、複数の第1のプリズム15を構成するプリズム16や、第2のプリズム30による偏向作用を受け、その光路が偏向される。更に、光路偏向された光はレンズシート14’内を進み、レンズシート14’の光源12とは反対側の面14bに設けられている複数の光散乱素子22により、様々な角度に散乱され、その指向性が低減されて、レンズシート14’から出射される。このため、レンズシート14’を介して出射される、光源12からの出射光Lの混色が促され、照明装置10’の光源12に、擬似白色発光ダイオード100(図11参照)を用いた場合に不可避の色むらが、本発明の第1の実施の形態に係る照明装置10と比較して、更に軽減されることとなる。
10、10’:照明装置、12:光源、14、14’:レンズシート、14c:外周部、14A:第1のレンズ群、14B:第2のレンズ群、15:第1のプリズム、16:プリズム、16a:傾斜面、22:光散乱素子、30:第2のプリズム、30a、30b:傾斜面、100:擬似白色LED、102:青色発光LED、108:黄色蛍光体、C:光源12の光軸

Claims (7)

  1. 近接して配置される複数の発光素子及び蛍光体を有する光源と、
    該光源の光軸上に配置され、前記光源の光軸を中心として同心円状に配置される複数の第1のプリズムを有するレンズシートとを含む照明装置であって、
    前記レンズシートの前記第1のプリズムが形成されている面に、前記光源の光軸を中心とする放射状に、前記レンズシートの外周部まで達する複数の第2のプリズムが形成されていることを特徴とする照明装置。
  2. 前記第2のプリズムの各々は、前記レンズシートの反対側の面に対して傾斜する傾斜面を有することを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 前記第2のプリズムの各々は、前記光源の光軸近傍で全てが交わることを特徴とする請求項1又は2記載の照明装置。
  4. 前記第2のプリズムの各々は、前記光源の光軸へ近づくにつれて断面積が大きくなる態様で形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の照明装置。
  5. 複数の前記第1のプリズムは、前記光源の光軸を基準位置として内側に配置される第1のレンズ群と、該第1のレンズ群の外側に配置される第2のレンズ群とを含み、
    前記第1のレンズ群は、前記光源の光軸側を向いて傾斜する傾斜面を有する複数のプリズムを含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の照明装置。
  6. 前記第1のレンズ群に含まれる複数のプリズムは、前記光源の光軸からの距離に応じて、前記傾斜面の傾斜角度が小さくなる態様で形成されていることを特徴とする請求項5記載の照明装置。
  7. 複数の前記第1のプリズムと、複数の前記第2のプリズムとは、前記レンズシートの前記光源と対向する面に形成され、
    前記レンズシートの前記光源とは反対側の面に、複数の光散乱素子が形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の照明装置。
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