JP6138705B2 - 照明装置及び表示装置 - Google Patents

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本発明は、照明装置及び表示装置に関する。
従来、例えば照明看板や液晶ディスプレイ等のバックライト、照明機器等では、白熱電球や蛍光灯を光源としている。近年では、点光源であるLED(Light Emitting Diode)の高出力化が可能になり、照明に可能な照度が得られるようになってきたことから、LEDが白熱電球や蛍光灯に代わる光源として多様化されてきている。
この種のLEDを照明に使用するものとしては、簡素な構成で配光の乱れを抑制した照明装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1記載の照明装置は、円筒状を呈する中空管と、中空管の中に配置された矩形のLED基板と、LED基板の長手側端部に取着される少なくとも一対の基板支持部材とを有し、基板支持部材は、中空管の内面に当接してLED基板を支持している。
特開2013−69617号公報
しかし、特許文献1記載の照明装置は、LEDから出射される光が指向性を有するものであるため、この照明装置を広告等の対象物を照明する用途に用いた場合、蛍光灯と同等の光強度分布が得られないことから、対象物を均一に照明できず、対象物における照明むら、色むら等が発生することが予測される。
そのため、本発明の目的は、光源にLEDを用いながら、出射面において蛍光灯と同程度の光強度分布を有する照明装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、表示面における照明むら、色むらの発生を抑制した表示装置を提供することにある。
本発明の一態様は、第1の面及び第1の面と反対側の第2の面を有して幅方向に直交する長手方向に延びる基板と、前記基板の少なくとも前記第1の面に前記長手方向に沿って実装された複数のLED発光部と、前記LED発光部から出射された光が入射する入射面、及び、少なくとも前記基板の側方及び前記第1の面を覆うように前記光の出射側に膨出した曲面で主に構成され、前記入射面に入射した光を外部に出射する出射面を有する透光性部材とを備え、前記透光性部材は、前記基板の前記第1の面に直交する方向の前記第1の面からの長さが前記基板の幅方向の長さの1/2未満の長さを有し、前記透光性部材の前記入射面及び前記出射面は、前記LED発光部の光軸上の厚さよりも前記光軸の方向と前記基板の幅方向との間の所定の方向における厚さが厚くなるように形成され、かつ、前記長手方向に同一の断面を有し、前記透光性部材を透過した後の前記光軸の方向の光強度、前記基板の幅方向の光強度、前記所定の方向の光強度が、この順序で前記長手方向に渡って大きくなるように構成された、照明装置を提供する。
また、本発明の他の形態は、上記目的を達成するため、前記照明装置を収容し、開口部を有する箱型状の筐体と、前記筐体の前記開口部にそれぞれ配置された表示部と、を備えた表示装置を提供する。
本発明によれば、光源にLEDを用いながら、光出射面において蛍光灯と同等の光強度分布を有する照明装置及びそれを用いた表示装置を提供することができる。また、対象物において照明むら、色むらの発生を抑制した表示装置を提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る照明装置の外観の一例を示す上面図である。 図2は、図1のA−A線断面図である。 図3は、LEDモジュールの一例を示す断面図である。 図4は、LEDモジュールから出射される光線の光強度分布を模式的に示す図である。 図5は、照明装置から出射された光線の一部を示す模式図である。 図6は、本発明の第2の実施の形態に係る照明装置の断面図である。 図7は、本発明の第3の実施の形態に係る照明装置の上面図である。 図8は、本発明の第4の実施の形態に係る表示装置の一例を示す断面図である。 図9は、変形例における透光性部材の断面図であり、(a)、(b)は、それぞれ変形例1、変形例2を示す。 図10は、本発明の実施例1に係る照明装置から出射される光線の光強度分布を示す図である。 図11は、比較例1に係る照明装置から出射される光線の光強度分布を示す図である。 図12は、比較例2に係る照明装置から出射される光線の光強度分布を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお、同一の機能を有するものについては、同一の符号を用いてその説明を省略する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る照明装置の外観の一例を示す上面図である。
図2は、図1のA−A線断面図である。
この照明装置1は、長手方向に渡って同一の断面形状を有する透光性部材2と、複数のLED発光部の一例としてのLEDモジュール30が第1の面3a及び第2の面3bに実装され、透光性部材2の内部に透光性部材2の長手方向に沿って配置される基板3と、透光性部材2の長手方向の両端部を封止する一対の蓋部材4とを備える。
(透光性部材)
透光性部材2は、例えば、管状(周方向に閉じている形状)を有し、LEDモジュール30から出射された光が入射する入射面21と、基板3の側方及び基板3の第1の面3a及び第2の面3bを覆い、LEDモジュール30から光の出射側に膨出した曲面で主に構成される出射面22と、基板3の幅方向の端部を保持する1対の基板保持部23とを有する。この基板保持部23は、例えば凹部によって形成されている。
透光性部材2は、例えばPMMA(ポリメタルクリル酸メチル)、ポリカーボネート等の透明樹脂から形成される。なお、透光性部材2は、樹脂の他にガラス等の透明性を有する材料で形成してもよい。
透光性部材2の外形は、基板3の幅方向(長軸方向)の長さが基板3の第1の面3a及び第2の面3bに直交する方向(短軸方向)の長さの1.5〜3倍、又は2〜2.5倍のサイズを有する。透光性部材2は、例えば、押出成形することで入射面21、出射面22及び基板保持部23が一体に形成されている。
透光性部材2には、透光性部材2を構成する透明樹脂とは屈折率が異なる拡散材を、透明樹脂の100質量%に対して、0.01質量%以上3質量%以下の割合で含有させてもよい。透光樹脂に拡散材を含有させることにより、LEDモジュール30から出射した光を均一に分散させることが可能になり、本照明装置1を後述する表示装置10に適用した場合に、表示部100において、色むらや発光むらの発生を抑えることができる。また、透光性部材2の出射面22にシボ加工やブラスト加工をすることでもLEDモジュール30から出射した光を均一に分散させることが可能である。
入射面21は、LEDモジュール30から出射した光が入射する方向に凹ませた凹形状を有する。この凹形状は、基板3の幅方向に沿う方向に短軸、及び短軸に直交する方向に長軸を有する略楕円形状に形成されている。入射面21は、LEDモジュール30から入射した光の一部(光軸31の方向を除く)を屈折させて出射面22まで導光する。なお、入射面21は、円形の曲面を有するものであってもよい。また、入射面21は、一部に平面を含んでいてもよい。
出射面22は、基板3の幅に沿う方向に長軸、及び長軸と直交する方向に短軸を有する略楕円形状に形成されている。出射面22は、入射面21から入射した光を屈折させることで基板3の幅方向に拡散させて出射する。
(基板保持部)
基板保持部23は、上述したように凹部によって形成される。基板保持部23は、基板3の第1の面3a及び第2の面3bと面接触し、基板3をLEDモジュール30の光軸31が入射面21の中心に位置するように保持する。なお、基板保持部23は、基板3を線接触又は点接触で保持してもよい。
(蓋部材)
蓋部材4は、透光性部材2の出射面22と接触する内周面を有するカバー41と、透光性部材2の両端部を覆う口金42とを有する。口金42は、照明器具から電源が供給される一対の端子421を有する。端子421は、基板3の第1の面3a及び第2の面3b上に形成された図示しない配線パターン等を介してLEDモジュール30に電力を供給する。
(基板)
基板3は、例えばガラスエキポシ基板等の樹脂材料で形成された基材と、基材の第1及び第2の面3a、3bに形成された配線パターンとを有する。基板3の第1及び第2の面3a、3bには、例えば、複数のLEDモジュール30が長手方向に沿って1列に、一定の間隔を設けて実装されている。LEDモジュール30の電極が図示しない配線パターンによって後述する蓋部材4の端子421に接続されている。なお、基板3の第1及び第2の面3a、3bにLEDモジュール30を基板3の長手方向に沿って複数列並べてもよい。また、基板3の第1及び第2の面3a、3bのそれぞれの面に一つのLEDモジュール30を実装してもよい。
(LEDモジュール)
図3は、LEDモジュール30の断面図である。LEDモジュール30は、青色光を発するLEDチップである青色LED素子300と、青色LED素子300が底面に配置された凹部301を有するパッケージ302と、青色光により励起されて黄色光を発する蛍光体304を含有して青色LED素子300を封止する封止樹脂303と、蓋部材4の端子421と青色LED素子300の電極とを電気的に接続する一対のリード305とを有し、青色光と黄色光との混合によって白色の光を出射する。
青色LED素子300には、例えば発光波長領域が450〜460nmのGaN系化合物半導体から形成された素子を用いることができる。蛍光体304には、珪酸塩系の蛍光体、又はYAG(Yttrium Aluminum Garnet)蛍光体等のガーネット系蛍光体を用いることができる。なお、LEDモジュール30は、白色以外の他の色を出射するものでもよく、例えば、赤、緑、青の3色のLED素子を用いて各種のカラー光を出射するものでもよい。また、LED発光部としてLEDモジュール30に替えてLED素子を基板3上に直接実装してもよく、そのLED素子を封止樹脂で封止してもよい。
図4は、LEDモジュール30から出射される光線の光強度分布を模式的に示す図である。LEDモジュール30は、第1又は第2の面3a、3bと直交する方向に最も光強度が大きい光強度分布を有する光を出射する。また、LEDモジュール30は、光軸31に対する出射角θ(絶対値)が0°〜40°で光比較的大きい光強度(例えば、最大光強度の75%以上)となり、出射角θが40°〜90°で比較的小さい光強度となる光強度分布を有する。光強度が比較的大きい光線は、出射角θが0°〜40°において最大光強度の70%、65%又は60%以上としてもよい。また、光強度が比較的大きい光強度は、0°〜45°又は0°〜50°において最大光強度の75%以上としてもよい。
(照明装置の動作)
次に、照明装置1の動作について説明する。図5は、照明装置1から出射された光線の概略を示す図である。図示しない電源から端子421及び図示しない配線パターンを介してLEDモジュール30に電力が供給されると、LEDモジュール30の青色LED素子300は、青色光を出射する。蛍光体304は、青色光を黄色光に変換する。LEDモジュール30は、青色光と黄色光が混合することにより、白色光を出射する。
基板3の第1の面3aに配置されたLEDモジュール30から出射された光線は、その出射角θに応じて、図5に示すように、透光性部材2の上方側(L)、斜め上方側(L、L、L)及び側方側から外部に出射する。
基板3の第2の面3bに配置されたLEDモジュール30から出射された光線は、その出射角θに応じて、図5に示すように、透光性部材2の下方側(L)、斜め下方側(L、L、L)及び側方側から外部に出射する。
(第1の実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)透光性部材2の出射面22を略楕円形状とすることにより、LEDモジュール30から出射された出射角θ(例えば、60〜100°)を有する光を基板3の幅方向に拡散した広がり角θ(例えば、100〜160°、但しθ>θ)を有する光に変換して出射することができる。これにより、照明装置1を広告等の対象物を照明する用途に用いた場合、照明装置1は、蛍光灯と同等の光強度分布の光を出射するので、対象物を均一に照明することができる。そのため、対象物において照明むら、色むらの発生を抑制することができる。
(2)入射面21を曲面とすることにより、照明装置1が出射する光の強度分布を調整することができる。そのため、より効果的に対象物を均一に照明でき、照明むら、色むらの発生をより抑制することができる。
(3)透光性部材2を管状とすることにより、透光性部材2を射出成形によって容易に製造することができる。
(4)管状部材である透光性部材2の両端部に口金42を設けることにより、従来の蛍光管を本照明装置1に容易に置き換えることができる。
[第2の実施の形態]
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る照明装置の断面図である。第1の実施の形態では、基板3の第1及び第2の面3a、3bから光を出射する構成であるが、本実施の形態では、基板3の第1の面3aから光を出射する構成としている。以下、第1の実施の形態と異なる点を中心に説明する。
本実施の形態の照明装置1は、第1の面3aにLEDモジュール30が実装された基板3と、第1の面3a側に膨出した曲面を有する透光性部材2Aとを備える。
透光性部材2Aは、少なくとも基板3の第1の面3aを覆う略楕円形状の一部から形成された出射面22Aと、LEDモジュール30を覆う略楕円形状の一部から形成された入射面21と、図示しない保持部材等に接着等により取り付けられる底部24とを有する
(第2の実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、照明装置1は、基板3の第1の面3a側に配置された対象物を効率よく均一に照明することができる。
[第3の実施の形態]
図7は、本発明の第3の実施の形態に係る照明装置の断面図である。第1の実施の形態の照明装置1は、透光性部材2の両端部に端子421を設けていたが、本実施の形態の照明装置1Aは、端子421に代えて透光性部材2の一方の端部にリード線423、コネクタ43を有している。以下、第1の実施の形態と異なる点を中心に説明する。
本実施の形態の照明装置1Aは、リード線423が貫通する口金42と、リード線441の端部に設けられたコネクタ43とを有する蓋部材4aにより透光性部材2の一方の端部が封止されている。透光性部材2の他方の端部は、蓋部材4bにより封止されている。
コネクタ43は、図示しない電源装置と接続し、リード線411を介してLEDモジュール30に電力を供給する。
[第4の実施の形態]
図8は、本発明の第4の実施の形態に係る表示装置の一例を示す断面図である。本実施の形態では、第1の実施の形態に係る照明装置1が配置された表示装置10について説明する。
本実施の形態の表示装置10は、両面に開口部11aを有する箱型状の筺体11と、開口部11aに設けられた一対の表示部100と、表示装置10の長手方向(図8の紙面方向)に延びて表示装置10の側面板11bに固定される支持部12と、支持部12に取り付けられ、一対の表示部100の内側から一対の表示部100を照明する複数の(本実施の形態では2つ)照明装置1とを備える。なお、表示装置10で用いる照明装置1の数は、1つでも、3つ以上でもよい。
筺体11は、金属又はポリカーボネート等の樹脂材料からなり、両面の開口部11aを取り囲む4つの側面板11bを備える。側面板11bの内面には、アルミニウムシート等の金属シートが貼り付けられており、光の反射効率を高めている。なお、側面板11bの内面は、金属シートの代わりに、白色塗装を施してもよい。また、筺体11を白色の樹脂材料で形成してもよい。
表示部100は、表示板100a、透明板100b及び散乱板100cを積層して形成する。表示板100aの表面には、広告等が印刷されている。透明板100b及び散乱板100cは、例えば、透明樹脂、透明ガラス等からなる。透明板100bは、表示板100aを保護する。散乱板100cは、表面又は裏面に微細な凹凸を有しており、入射した光を散乱させる。
(表示装置の動作)
次に、表示装置10の動作について説明する。それぞれの照明装置1に図示しない電源から電力を供給すると、それぞれの照明装置1の複数のLEDモジュール30から光が出射する。LEDモジュール30から出射した光線L11〜L13は、透光性部材2によって上方、斜め上方に拡散されて照明装置1から出射する。照明装置1から上方に出射した光線L11及び照明装置1から斜め上方に出射した光線L12、L13は、表示部100に到達して表示部100を照明する。
(第4の実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、蛍光灯に近似した光強度分布を有する光を出射する照明装置1で表示部100を照明することにより、表示部100を均一に照明することができる。また、照明装置1のLEDモジュール30間の光強度の違いや配置等に起因する照明むらや色むらの発生を抑制することもできる。なお、第4の実施の形態では、第1の実施の形態の照明装置を表示装置10に適用した場合について説明したが、他の実施の形態の照明装置1を表示装置10に適用してもよい。
[変形例]
図9は、変形例における透光性部材の断面図であり、(a)、(b)は、それぞれ変形例1、変形例2を示す。
本発明の実施の形態は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲内で種々に変形、実施が可能である。例えば、図9(a)に示す透光性部材2Bのように、透光性部材の側面に凹部を設けてもよい。これにより、透光性部材2Bの側面方向に出射する光を制御することができる。また、透光性部材の側面を平面としてもよい。
また、図9(b)に示す透光性部材2Cのように、透光性部材の入射面21の形状を矩形状としてもよい。
また、透光性部材の入射面21を複数の円又は楕円から形成される曲面により構成してもよい。
また、照明装置1は、出射側から見て略正方形状のLEDモジュール30を有するものについて説明したが、出射側から見て基板3の長手方向に沿って伸びる長方形状の1つ又は複数のLEDモジュールを有するものでもよい。
また、透光性部材2は、例えば、一部に基板3の長手方向に沿って開口を有する、管状ではない形状であってもよい。
実施例1の照明装置1について、比較例1及び比較例2の照明装置と比較しながら以下説明する。図10は、本発明の実施例1に係る照明装置1から出射される光線の光強度分布を示す図であり、図11は、比較例1に係る照明装置1Bから出射される光線の光強度分布を示す図であり、図12は、比較例2に係る蛍光管から出射される光線の光強度分布を示す図である。なお、図10〜図12において、0°及び180°は、基板の第1の面と直交する方向である。
実施例1は、第1の実施の形態に対応するものであり、透光性部材2の材質は、ポリカーボネートであり、出射面の形状を長軸が24.2mm、短軸が17.2mmである略楕円形状とした。また、実施例1において透光性部材2の入射面の形状を長軸が13.3mm、短軸が7.8mmである略楕円形状とした。
(比較例1)
比較例1の照明装置1Bの透光性部材2Dは、材質がポリカーボネートであり、断面形状を直径が32mmである円形とした。また、この透光性部材2Dの入射面の形状を円形とした。比較例1の照明装置1Bは、透光性部材2Dの形状以外は、第1の実施の形態の照明装置1と同様の構成を有する。
(比較例2)
比較例2には、一般的に用いられている蛍光管5を用いた。この蛍光管5の直径サイズは、32.5mmである。
(光強度分布の評価)
図10と図11の光強度分布から、実施例1の照明装置1は、比較例1の照明装置1Bと比較して上方及び下方の光強度分布が小さく、斜め上方、斜め下方及び側面方向の光強度分布が大きいことが確認された。
ここで、光強度分布の均一度を(光強度分布の最小値/光強度分布の最大値)×100の式により求めると、実施例1の均一度は、目標の45%以上の約50%であるのに対し、比較例1の均一度は、約35%であった。そのため、実施例1は、比較例1よりも光強度分布の均一度が高く、図12に示す比較例2の光強度分布に近いことが確認された。
以上から、実施例1のように透光性部材2の出射面22及び入射面21の形状を略楕円形状とすることにより、出射面が円形である透光性部材2Dを用いた比較例1よりも斜め上方、斜め下方及び側面方向にLEDモジュール30が出射した光を拡散して出射できることが確認された。
すなわち、実施例1の照明装置は、比較例2のように蛍光管5の光強度分布に近い光強度分布を有することから、図10に示す0°、180°方向に配置した表示部100等の対象物を均一に照明することができる。
本発明は、液晶ディスプレイのバックライト、縦置き、斜め置き、横置き等の看板用照明装置、自動販売機用照明装置、屋内用照明装置、電気スタンド、自動車用ランプ、街路灯等に利用可能である。
1、1A、1B…照明装置、2、2A、2B、2C、2D透光性部材、3・・・基板、3a…第1の面、3b…第2の面、4、4a、4b・・・蓋部材、5、蛍光管、10・・・表示装置、11・・・筺体、11a・・・開口部、11b・・・側面板、12・・・支持部、21・・・入射面、22、22A・・・出射面、23・・・基板保持部、24・・・底部、30・・・LEDモジュール、31・・・光軸、41・・・カバー、42・・・口金、43・・・コネクタ、100・・・表示部、100a・・・表示板、100b・・・透明板、100c・・・散乱板、300・・・LED素子、301・・・凹部、302・・・パッケージ、303・・・封止樹脂、304・・・蛍光体、305・・・リード、421・・・端子、422…リード線、L〜L・・・光線、L11〜L13・・・光線、θ・・・出射角、θ、θ・・・広がり角






Claims (6)

  1. 第1の面及び第1の面と反対側の第2の面を有して幅方向に直交する長手方向に延びる基板と、
    前記基板の少なくとも前記第1の面に前記長手方向に沿って実装された複数のLED発光部と、
    前記LED発光部から出射された光が入射する入射面、及び、少なくとも前記基板の側方及び前記第1の面を覆うように前記光の出射側に膨出した曲面で主に構成され、前記入射面に入射した光を外部に出射する出射面を有する透光性部材とを備え、
    前記透光性部材は、前記基板の前記第1の面に直交する方向の前記第1の面からの長さが前記基板の幅方向の長さの1/2未満の長さを有し、
    前記透光性部材の前記入射面及び前記出射面は、前記LED発光部の光軸上の厚さよりも前記光軸の方向と前記基板の幅方向との間の所定の方向における厚さが厚くなるように形成され、かつ、前記長手方向に同一の断面を有し、
    前記透光性部材を透過した後の前記光軸の方向の光強度、前記基板の幅方向の光強度、前記所定の方向の光強度が、この順序で前記長手方向に渡って大きくなるように構成された、
    照明装置。
  2. 第1の面及び第1の面と反対側の第2の面を有して幅方向と直交する長手方向に延びる基板と、
    前記基板の前記第1の面及び前記第2の面に前記長手方向に沿って実装された複数のLED発光部と、
    前記LED発光部から出射された光が入射する入射面、及び、少なくとも前記基板の側方及び前記第1の面を覆うように前記光の出射側に膨出した曲面で主に構成され、前記入射面に入射した光を外部に出射する出射面を有する透光性部材とを備え、
    前記透光性部材は、前記基板の前記第1の面に直交する方向の前記第1の面からの長さが前記基板の幅方向の長さの1/2未満の長さを有し、
    前記透光性部材の前記入射面及び前記出射面は、前記LED発光部の光軸上の厚さよりも前記光軸の方向と前記基板の幅方向との間の所定の方向における厚さが厚くなるように形成され、かつ、前記長手方向に同一の断面を有し、
    前記透光性部材を透過した後の前記光軸の方向の光強度、前記基板の幅方向の光強度、前記所定の方向の光強度が、この順序で前記長手方向に渡って大きくなるように構成された、
    照明装置。
  3. 前記入射面は、前記基板の幅方向に直交する方向を長軸、及び前記長軸に直交する方向に短軸を有する略楕円形状の一部又は全部から構成され、
    前記出射面は、前記基板の幅に沿う方向に長軸、及び前記長軸に直交する方向に短軸を有する略楕円形状の一部又は全部から構成された、
    請求項2に記載の照明装置。
  4. 記透光性部材を透過した後の光強度分布の均一度が45%以上である、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の照明装置。
  5. 前記透光性部材は、透光性樹脂の100質量%に対して、0.01質量%以上3質量%
    以下の光拡散材を含有する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の照明装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の照明装置と、
    前記照明装置を収容し、開口部を有する箱型状の筐体と、
    前記筐体の前記開口部にそれぞれ配置された表示部と、
    を備えた表示装置。
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