JP2013190604A - 手技シミュレータ及びそれを用いたシミュレーション方法 - Google Patents

手技シミュレータ及びそれを用いたシミュレーション方法 Download PDF

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Abstract

【課題】臨床経験によらなくても、人体による実際の手技に近似した模擬体験をすることができ、カテーテルを用いた手技を効率的に習得することが可能な手技シミュレータ及びそれを用いたシミュレーション方法を提供する。
【解決手段】手技シミュレータ10は、人体の胴体部に相当する中空状の胴体モデル14内に、人体の腹腔に相当する空間Sを形成する容器16を配設すると共にその容器16内に人体の腸管に相当する腸管モデル18を配設する。胴体モデル14には、容器16の前記空間Sに連通する開口部22が形成され、その開口部22を外側から覆うように人体腹部代替物100が設けられた状態で固定用ピン20によって固定される。そして、人体腹部代替物100を切開し、その切開部と開口部22とを介してカテーテル200の先端部を容器16内の空間Sに挿入する。
【選択図】図1

Description

本発明は、カテーテルを用いた手技をトレーニングするための手技シミュレータ及びそれを用いたシミュレーション方法に関する。
腹膜透析法は、患者自身が自宅や職場で透析液の容器(バッグ)の交換を行うことができ、社会復帰が容易となるため大いに注目されている。この腹膜透析法は、患者の腹腔内にカテーテル(腹膜透析カテーテル)の一端部を留置すると共にその他端部を体外に配置した状態で、当該カテーテルの内腔を通じて透析液を前記腹腔内に注入し、一定時間経過後に、当該カテーテルの内腔を通じて前記腹腔内の透析液を排出して透析液の交換を行う方法である。
このように腹膜透析法を行うためには、腹膜透析カテーテル留置術が必要であるが、このようなカテーテルを用いた手技を習得するための教育・実験・練習等では、人体を用いて行うことができないため、感覚的には実際の手技と大きく異なり満足できるものはなかった。そのため、カテーテルを用いた手技を習得するためには、多くの臨床経験を踏まずしては困難な場合があった。
ところで、人体による実際の手技に近似した模擬体験をさせる手技シミュレータとして、人体皮膚代替物(例えば、豚の皮膚)と人体臓器代替物(例えば、豚の気管)を用いて気管や腹部の切開及び皮膚縫合の模擬体験をさせる技術的思想が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、患者の胸壁部を切開して行う臓器手術の手技を習得するための手技シミュレータが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2010−85512号公報 特開2001−5378号公報
しかしながら、特許文献1に係る手技シミュレータは、気管や皮膚の切開及び皮膚縫合の模擬体験をさせるためのものであり、また、特許文献2に係る手技シミュレータは胸壁部を切開して行う臓器手術の手技を習得するためのものである。すなわち、上述した従来技術は、カテーテルを用いた手技を想定したものではないため、当該手技シミュレータを用いたとしても、カテーテルを用いた手技を効率的に習得することは困難である。
本発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、臨床経験によらなくても、人体による実際の手技に近似した模擬体験をすることができ、カテーテルを用いた手技を効率的に習得することが可能な手技シミュレータ及びそれを用いたシミュレーション方法を提供することを目的とする。
[1] 本発明に係る手技シミュレータは、カテーテルを用いた手技をトレーニングするための手技シミュレータであって、人体の胴体部に相当する中空状の胴体モデルと、前記胴体モデル内に設けられて前記人体の腹腔に相当する空間を形成する空間形成手段と、を備え、前記胴体モデルには、前記空間に連通する開口部が形成されており、前記開口部を外側から覆うようにして載置された人体腹部代替物を前記胴体モデルに対して固定するための固定手段が設けられていることを特徴とする。
本発明に係る手技シミュレータによれば、人体腹部代替物を用いているので、例えば、前記人体腹部代替物を切開する感覚が、実際の人体の腹部(腹膜部及び皮膚)を切開する感覚に近似する。また、前記胴体モデル内に人体の腹腔に相当する空間を形成する空間形成手段を設けると共に該胴体モデルに該空間に連通する開口部を形成しているので、前記人体腹部代替物の切開部と前記開口部を介して前記空間にカテーテルを挿入する感覚が、実際の人体の腹腔にカテーテルを挿入する感覚に近似する。これにより、臨床経験によらなくても、人体による実際の手技に近似した模擬体験をすることができ、カテーテルを用いた手技を効率的に習得することができる。
[2] 上記の手技シミュレータにおいて、前記人体腹部代替物は、人以外の哺乳類動物又は鳥類動物の腹部であってもよい。このような手技シミュレータによれば、人体腹部代替物が人以外の哺乳類動物又は鳥類動物の腹部であるので、該人体腹部代替物が実際の人体の腹部に一層近似する。これにより、感覚的に実際の手技に近いトレーニングを行うことが可能となる。
[3] 上記の手技シミュレータにおいて、前記空間形成手段にて形成された前記空間に配設された人体臓器代替物をさらに備えていてもよい。このような手技シミュレータによれば、空間形成手段にて形成された空間に人体臓器代替物を配設しているので、カテーテルを前記空間に挿入した際に該カテーテルが人体臓器代替物に当たることとなる。これにより、実際の人体の腹腔にカテーテルを挿入した際に該カテーテルが内臓(腸管)に当たる感覚を模擬体験することができる。
[4] 上記の手技シミュレータにおいて、前記人体臓器代替物の外表面には潤滑剤が塗布されていてもよい。このような手技シミュレータによれば、人体臓器代替物の外表面に潤滑剤を塗布しているので、該人体臓器代替物を実際の人体の内臓に一層近似させることができる。
[5] 上記の手技シミュレータにおいて、前記胴体モデルと前記空間形成手段は、透明性を有していてもよい。このような手技シミュレータによれば、胴体モデルと空間形成手段が透明性を有しているので、空間形成手段にて形成された空間に挿入されたカテーテルの先端部の位置を外側から容易に視認することができる。これにより、カテーテルの先端部が目的位置(例えば、人体のダグラス窩に相当する部分)に到達させることができたか否かを容易に知ることができるため、カテーテルを用いた手技のトレーニングを一層効率的に行うことができる。
[6] 本発明に係るシミュレーション方法は、人体の胴体部に相当する中空状の胴体モデル内に人体の腹腔に相当する空間を形成する空間形成手段を設け、前記胴体モデルに形成して前記空間に連通する開口部を外側から覆うようにして設けられる人体腹部代替物を前記胴体モデルに対して固定手段にて固定した手技シミュレータを用いたシミュレーション方法であって、前記人体腹部代替物を切開する切開工程と、前記人体腹部代替物に形成された切開部と前記開口部を介して前記空間にカテーテルを挿入する挿入工程と、を行うことを特徴とする。
本発明に係るシミュレーション方法によれば、人体腹部代替物を切開する切開工程を行うため、実際の人体の腹部(腹膜部及び皮膚)を切開する感覚に近似した感覚を模擬体験することができる。また、切開工程にて形成された切開部と胴体モデルの開口部を介して空間形成手段にて形成された空間にカテーテルを挿入する挿入工程を行うため、実際の人体の腹腔にカテーテルを挿入する感覚と近似した感覚を模擬体験することができる。これにより、臨床経験によらなくても、人体による実際の手技に近似した模擬体験をすることができるので、カテーテルを用いた手技を効率的に習得することが可能となる。
以上説明したように、本発明によれば、人体の胴体部に相当する中空状の胴体モデル内に人体の腹腔に相当する空間を形成する空間形成手段を設けると共に該胴体モデルに該空間に連通する開口部を形成し、前記胴体モデルに対して前記開口部を外側から覆うようにして人体腹部代替物を固定することができるので、臨床経験によらなくても、人体による実際の手技に近似した模擬体験をすることができ、カテーテルを用いた手技を効率的に習得することができる。
本発明の一実施形態に係る手技シミュレータと人体腹部代替物の分解斜視図である。 図1の手技シミュレータの組立斜視図である。 図2の手技シミュレータの側面図である。 図2のIV−IV線に沿った一部省略断面図である。 図2の手技シミュレータに図1の人体腹部代替物を取り付けた状態を示した斜視図である。 図5のVI−VI線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態に係る手技シミュレータを用いたシミュレーション方法の一例を示したフローチャートである。 カテーテルの内部カフと外部カフを人体腹部代替物にマーキングしている状態を示す平面説明図である。 カテーテルの先端部を容器の内部の空間に挿入している状態を示す平面説明図である。 カテーテルの先端部を容器の深底部に到達させた状態を説明するための一部省略縦断面図である。 カテーテルの内部カフを人体腹部代替物の腹膜部に固定した状態を示す一部省略縦断面図である。 カテーテルの後端部を第2マーキング部の皮膚切開口に導いた状態を示す平面説明図である。 カテーテルの外部カフを腹膜部に固定した状態を示す平面説明図である。 カテーテルの後端部に接続チューブを介して透析液バッグと透析液回収バッグを連結した状態を示す平面説明図である。 透析液を容器内に注入している状態を示す一部省略縦断面図である。 容器内の透析液を回収している状態を示す一部省略縦断面図である。
以下、本発明に係る手技シミュレータについて、それを用いたシミュレーション方法との関係で好適な実施形態例を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
本発明の一実施形態に係る手技シミュレータ10は、腹膜透析カテーテル200を用いた手技をトレーニングするためのものであって、人体腹部代替物100が取り付けられた状態で用いられる。
先ず、人体腹部代替物100について説明する。図1に示すように、人体腹部代替物100は、腹膜透析カテーテル200を用いた手技のシミュレーション中に、切開及び縫合されるものであるため、該シミュレーションを1回〜数回行う毎に新しい人体腹部代替物に交換される。そのため、本実施形態において、手技シミュレータ10は、前記人体腹部代替物100を含まない構成となっている。ただし、手技シミュレータ10は、前記人体腹部代替物100を含む構成としてもよい。
人体腹部代替物100は、人体の腹膜部に相当する腹膜部102と、人体の腹部の皮膚に相当する皮膚104とを有している。このような人体腹部代替物100としては、例えば、豚、牛等の人以外の哺乳類動物又は鶏等の鳥類動物の腹部を用いることができ、特に、豚の腹部を用いるのが好ましい。豚の腹部は、安価で、入手性に優れ、しかもその構造及び組織が人体の腹部と近似しているからである。本実施形態では、人体腹部代替物100として豚の腹部を用いた例について説明する。なお、前記人体腹部代替物100は、例えば、豚、牛等の哺乳類動物の腹膜部と、該腹膜部を覆う人工皮膚とで構成してもよい。
手技シミュレータ10は、支持台12と、人体の胴体部に相当する中空状の胴体モデル14と、胴体モデル14の内部に配設されて人体の腹腔に相当する空間Sを形成する容器(空間形成手段)16と、容器16内に配設される腸管モデル(人体臓器代替物)18と、人体腹部代替物100を胴体モデル14に対して固定するための複数の固定用ピン(固定手段)20とを備える。
支持台12は、胴体モデル14が載置されるものであり、該胴体モデル14を載置した状態で固定する図示しない固定手段を有していてもよい。この場合、手技シミュレータ10を用いたシミュレーション中に、胴体モデル14が支持台12に対して動くことを防止することができる。
図2及び図3に示すように、胴体モデル14は、例えば、比較的硬質な樹脂材料で構成することができ、透明性(半透明性)を有している。すなわち、本実施形態の胴体モデル14は、その外側から内部を視認することができる。胴体モデル14は、小児用、成人用で区別して寸法を適宜設定することができる。
胴体モデル14の腹部中央には、平面視で略台形状(図2参照)の開口部22が形成されている。開口部22は、任意の大きさに設定可能であるが、例えば、胴体モデル14の腹部中央の略全体にわたって形成すれば、人体腹部代替物100の切開時や腹膜透析カテーテル200の挿入時等に前記開口部22を構成する壁部等が邪魔になることがない。
胴体モデル14には、前記開口部22の縁部の全周に沿って複数の貫通孔24が略等間隔離間して形成されている。各貫通孔24の孔径は、固定用ピン20が挿通可能な程度の寸法に設定されている。胴体モデル14の両脇腹部には、胴体モデル14の長手方向に沿って延びた長孔26が形成されている。すなわち、本実施形態の胴体モデル14では、一対の長孔26の間に開口部22が位置している。
容器16は、ある程度の可撓性を有しており、例えば、シリコーン等の樹脂材料等で構成することができる。これにより、該容器16を撓ませながら胴体モデル14の開口部22から該胴体モデル14の内部に容易に挿入して配設することができる。なお、容器16は、胴体モデル14内で所定の形状に維持される。容器16は、透明性(半透明性)を有しており、底部28と、底部28の全縁部から立設する側壁部30と、側壁部30の外面に設けられた一対の係止部32とを有する。
底部28は、なだらかな湾曲形状を有しており、胴体モデル14の腰部14aに配置される浅底部28aと、浅底部28aに連なると共に胴体モデル14の殿部14bに配置される深底部28bとを含む(図3参照)。深底部28bは、透析液L(図16参照)が溜まり易い部位となっており、人体のダグラス窩に相当する。
深底部28bのうち浅底部28aとは反対側の端部における幅方向略中央には、平面視で略逆U字形状の切欠部34が形成されている(図4参照)。すなわち、側壁部30には、前記切欠部34を挟むようにして一対の突出部30a、30bが形成されている。なお、前記切欠部34は、胴体モデル14の股部14cが配置可能な大きさに設定されている。
これにより、前記切欠部34が胴体モデル14の股部14cに位置するように容器16を胴体モデル14内に配設した状態で、一対の突出部30a、30bが胴体モデル14の股部14cに近接又は接触するため、該容器16が幅方向に沿って胴体モデル14に対して相対移動することを好適に抑えることができる。
図2及び図3から諒解されるように、容器16の内部の空間S(人体の腹腔に相当する空間)は、胴体モデル14内に配設された状態で該胴体モデル14の開口部22に連通する。
各係止部32は、帯状部材を略C字状に湾曲させた状態で側壁部30に固定することによって形成されている。また、各係止部32は、容器16を胴体モデル14内に配設した状態で、該胴体モデル14の各長孔26から該胴体モデル14の外側に突出する。これにより、胴体モデル14の長手方向に沿った該胴体モデル14と容器16との相対変位を抑えることができる。すなわち、各係止部32と各長孔26とは、胴体モデル14と容器16との相対変位を規制する規制手段として機能する。
腸管モデル18は、複数の単腸モデル18aを一列に連結することにより形成されている。各単腸モデル18aの内部には液体(例えば、水)が充填されている。これにより、腸管モデル18を実際の人体の腸管と略同等の重量にすることができる。また、各単腸モデル18aは、実際の人体の腸管が傷付くような力が加わった際に破けて内部の液体が漏出するような材料(例えば、ゴム等)で構成するのが好ましい。このような腸管モデル18としては、例えば、長細い水風船を一列に複数連結することにより形成することができる。この場合、腸管モデル18を安価に入手することができる。
また、腸管モデル18の外面には、潤滑剤が塗布されている。潤滑剤としては、例えば、アニオン系、ノニオン系、カチオン系、又は両イオン系の界面活性剤等を用いることができる。これにより、腸管モデル18を実際の人体の腸管に一層近似させることができる。
各固定用ピン20は、例えば、先端がテーパ状に形成された金属棒等で構成されている。これら固定用ピン20は、人体腹部代替物100を貫通させた状態で任意の貫通孔24に挿通させることができる。これにより、該人体腹部代替物100を胴体モデル14に対して固定することができる。
本実施形態に係る手技シミュレータ10は、基本的には以上のように構成されるものであって、次に、前記手技シミュレータ10に人体腹部代替物100を固定する手順について説明する。
図5に示すように、先ず、支持台12に固定された胴体モデル14の開口部22を覆うように人体腹部代替物100を胴体モデル14に配設する。そして、人体腹部代替物100に適度なテンションをかけた状態で、該人体腹部代替物100を固定糸36等によって各係止部32に固定する(図6参照)。これにより、人体腹部代替物100には、所定のテンションがかけられた状態で維持されるため、人体腹部代替物100を実際の人体の腹部に一層近似させることができる。
続いて、各固定用ピン20を人体腹部代替物100に突き刺し胴体モデル14の貫通孔24に挿通させる。このとき、胴体モデル14が透明性を有しているため、各固定用ピン20が貫通孔24を挿通しているか否かを外側からの目視によって容易に確認することができる。
また、本実施形態では、12個の貫通孔24に対して6個の固定用ピン20が用いられる。このように、固定用ピン20の数よりも貫通孔24の数を多く(例えば、2倍の数に)しておくことで、人体腹部代替物100に対する固定用ピン20の突き刺し位置が貫通孔24の位置から多少ずれても、固定用ピン20を貫通孔24に確実に挿通させることができる。ただし、固定用ピン20及び貫通孔24の各々の数は任意に設定して構わない。
また、人体腹部代替物100を胴体モデル14に固定する方法としては、本実施形態の他に、人体腹部代替物100の周縁に6個の開口106を設けて図示しない固定ベルトを通し、各々の固定ベルトを胴体モデル14の開口部22(図1参照)から離れた位置に設けた6個の固定部25に固定する方法でもよい。この場合、前記固定ベルトの長さを調節することにより、人体腹部代替物100にかけるテンションを容易に調節することができるので、固定用ピン20を用いる場合よりも術野を広く確保することができる。
次に、本実施形態に係る手技シミュレータ10を用いたシミュレーション方法について説明する。本実施形態では、腹膜透析カテーテル(以下、単に「カテーテル」と称する。)200を用いた手技をトレーニングするためのシミュレーション方法の一例について図7〜図16を参照しながら説明する。
先ず、図8に示すように、上述した固定方法によって胴体モデル14に固定された人体腹部代替物100の外表面にカテーテル200の内部カフ202及び外部カフ204の位置をマーキングする(図7のステップS1)。なお、本実施形態では、カテーテル200として、スワンネック型カテーテルを利用しているが、これに限定されることはなく、例えば、ストレート型カテーテルを用いても構わない。
その後、内部カフ202に対応する第1マーキング部M1を電気メス(医療器具)を用いて切開する(ステップS2)。すなわち、電気メスによって、人体腹部代替物100の腹膜部102及び皮膚104を切開する。このとき、図示しないモスキート鉗子によって腹膜部切開口70を構成する縁部を4点保持してもよい。
そして、潤滑剤を塗布した金属製の棒状のスタイレット206をカテーテル200の内腔に通し、該カテーテル200の先端側を第1マーキング部M1の皮膚切開口72、腹膜部切開口70、及び開口部22を介して容器16の内部の空間Sに挿入する(ステップS3、図9及び図10参照)。
続いて、使用者(訓練者)は、スタイレット206のリング部206aを持ちカテーテル200を操作することにより、カテーテル200の先端部を容器16の深底部28b(人体のダグラス窩に相当する部分)に到達させる(ステップS4)。
このとき、使用者は、カテーテル200が腸管モデル18に接触することにより、カテーテル200が実際の人体の腸管に接触したときの感触を模擬体験することができる。しかも、腸管モデル18の外表面には潤滑剤が塗布されているので、カテーテル200が腸管モデル18に接触した感触は、カテーテル200が実際の人体の腸管に接触したときの感触に極めて近い。
さらに、カテーテル200から腸管モデル18に加わる力が強すぎる場合には、該腸管モデル18の一部が破れて内部の液体が漏出するため、使用者は、どの程度の力加減でカテーテル200を操作すれば、実際の人体の腸管が傷付くのかを模擬体験することができる。
また、胴体モデル14及び容器16が透明性を有しているので、使用者は、カテーテル200の先端部が容器16の深底部28bに到達したか否かを外側から視認して容易に確かめることができる。
次に、使用者は、スタイレット206をカテーテル200から抜去して内部カフ202を吸収性縫合糸74で腹膜部102に縫合固定した(ステップS5、図11参照)後、切開した腹膜部102を吸収性縫合糸75で縫合する(ステップS6、図12)。腹膜部102の縫合が終了した段階で、カテーテル200の後端側は、腹膜部102の縫合部の上端から外部に出ている。なお、このステップS6では、図11及び図12に示すように、切開した腹膜部102を縫合する際にペンローズドレイン76を内部カフ202の近傍に挿入しておいてもよい。
続いて、外部カフ204に対応する第2マーキング部M2を電気メスで切開する(ステップS7)。すなわち、電気メスによって、人体腹部代替物100の皮膚104のみを切開する。
そして、カテーテル200の後端側を図示しないトロッカーによって人体腹部代替物100の腹膜部102と皮膚104の間を通して第2マーキング部M2の皮膚切開口78に導く(ステップS8、図12参照)。
次に、コラーゲンカフ80をカテーテル200の外部カフ204の後端側近傍に装着し、カテーテル200の後端部を人体腹部代替物100の腹膜部102と皮膚104との間を通して所定位置まで導き、該皮膚104の外側に露出させる(ステップS9、図13参照)。その後、外部カフ204を皮膚切開口78内に配置した状態で腹膜部102に吸収性縫合糸82で縫合固定する(ステップS10)。
続いて、皮膚切開口72と皮膚切開口78の各々が完全に塞がるように人体腹部代替物100の皮膚104を縫合糸84、86で縫合する(ステップS11、図14参照)。この状態で、カテーテル200の後端部は人体腹部代替物100の外側に露出している。
そして、カテーテル200の後端に二股の接続チューブ88を連結し、その接続チューブ88の二股の一方の端部に透析液Lが充填された透析液バッグ90を取り付け、該接続チューブ88の二股の他方の端部に空の透析液回収バッグ92を取り付ける(ステップS12)。
次いで、透析液バッグ90側のクランプ94を開放すると共に透析液回収バッグ92側のクランプ96を閉塞して、カテーテル200と透析液バッグ90とを連通すると共にカテーテル200と透析液回収バッグ92との連通を遮断した状態で、透析液バッグ90内の透析液Lを接続チューブ88及びカテーテル200を介して容器16の内部の空間Sに注入する(ステップS13、図15参照)。
透析液Lの注入が完了した後、透析液バッグ90側のクランプ94を閉塞すると共に透析液回収バッグ92側のクランプ96を開放して、カテーテル200と透析液バッグ90との連通を遮断すると共にカテーテル200と透析液回収バッグ92とを連通した状態で、容器16内の透析液Lをカテーテル200及び接続チューブ88を介して透析液回収バッグ92に回収する(ステップS14、図16)。
このとき、図16から諒解されるように、容器16内の透析液Lの量が少なくなると、人体のダグラス窩に相当する容器16の深底部28bに透析液Lが集まるが、カテーテル200の先端部が該深底部28bに位置しているため、該透析液Lを残すことなく透析液回収バッグ92に回収することができる。透析液Lの回収が完了した段階で今回のシミュレーションが終了する。
本実施形態によれば、胴体モデル14に対して人体腹部代替物100を固定しているので、人体腹部代替物100を切開する感覚が、実際の人体の腹部(腹膜部及び皮膚)を切開する感覚に近似する。
また、胴体モデル14内に人体の腹腔に相当する空間Sを形成する容器16を配設すると共に胴体モデル14に該空間Sに連通する開口部22を形成しているので、皮膚切開口72、腹膜部切開口70、及び開口部22を介して前記空間Sにカテーテル200を挿入する感覚が、実際の人体の腹腔にカテーテル200を挿入する感覚に近似する。これにより、臨床経験によらなくても、人体による実際の手技に近似した模擬体験をすることができ、カテーテル200を用いた手技を効率的に習得することができる。
本実施形態では、人体腹部代替物100が人以外の哺乳類動物である豚の腹部を用いているので、人体腹部代替物100が実際の人体の腹部に一層近似する。これにより、感覚的に実際の手技に近いトレーニングを行うことが可能となる。
また、容器16内に腸管モデル18を配設しているので、カテーテル200を容器16の内部の空間Sに挿入した際に該カテーテル200が腸管モデル18に当たることとなる。これにより、実際の人体の腹腔にカテーテル200を挿入した際に、該カテーテル200が内臓(腸管)に当たる感覚を模擬体験することができる。さらに、腸管モデル18の外表面に潤滑剤を塗布しているので、該腸管モデル18を実際の人体の内臓(腸管)に一層近似させることができる。
本実施形態によれば、胴体モデル14と容器16が透明性を有しているので、容器16にて形成された空間Sに挿入されたカテーテル200の先端部の位置を外側から容易に視認することができる。これにより、カテーテル200の先端部が容器16の深底部28b(人体のダグラス窩に相当する部分)に到達させることができたか否かを容易に知ることができるため、カテーテル200を用いた手技のトレーニングを一層効率的に行うことができる。
本発明は、上述した実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることは当然可能である。
例えば、本発明に係る手技シミュレータは、胴体モデルに替えて、人体の全身に相当する中空状の人体モデル(全身モデル)を備えていても構わない。
10…手技シミュレータ 12…支持台
14…胴体モデル 16…容器(空間形成手段)
18…腸管モデル(人体臓器代替物) 20…固定用ピン(固定手段)
22…開口部 24…貫通孔
26…長孔 28b…深底部
32…係止部 100…人体腹部代替物
102…腹膜部 104…皮膚
200…腹膜透析カテーテル

Claims (6)

  1. カテーテルを用いた手技をトレーニングするための手技シミュレータであって、
    人体の胴体部に相当する中空状の胴体モデルと、
    前記胴体モデル内に設けられて前記人体の腹腔に相当する空間を形成する空間形成手段と、を備え、
    前記胴体モデルには、前記空間に連通する開口部が形成されており、
    前記開口部を外側から覆うようにして載置された人体腹部代替物を前記胴体モデルに対して固定するための固定手段が設けられていることを特徴とする手技シミュレータ。
  2. 請求項1記載の手技シミュレータにおいて、
    前記人体腹部代替物は、人以外の哺乳類動物又は鳥類動物の腹部であることを特徴とする手技シミュレータ。
  3. 請求項2記載の手技シミュレータにおいて、
    前記空間形成手段にて形成された前記空間に配設された人体臓器代替物をさらに備えることを特徴とする手技シミュレータ。
  4. 請求項3記載の手技シミュレータにおいて、
    前記人体臓器代替物の外表面には潤滑剤が塗布されていることを特徴とする手技シミュレータ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の手技シミュレータにおいて、
    前記胴体モデルと前記空間形成手段は、透明性を有していることを特徴とする手技シミュレータ。
  6. 人体の胴体部に相当する中空状の胴体モデル内に人体の腹腔に相当する空間を形成する空間形成手段を設け、
    前記胴体モデルに形成して前記空間に連通する開口部を外側から覆うようにして設けられる人体腹部代替物を前記胴体モデルに対して固定手段にて固定した手技シミュレータを用いたシミュレーション方法であって、
    前記人体腹部代替物を切開する切開工程と、
    前記人体腹部代替物に形成された切開部と前記開口部を介して前記空間にカテーテルを挿入する挿入工程と、を行うことを特徴とするシミュレーション方法。
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