JP7182790B2 - 手術手技訓練用人工皮膚モデル及びその使用方法 - Google Patents
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Description
可撓性平板部材からなる本体と、この本体の両端部を除く長さ方向中途部に固定された第1の人工臓器である皮膚モデル層と、を有し、
前記本体の中途部を、前記皮膚モデル層が固定された側を曲率半径外側にした状態で撓ませることで曲率半径内側に体腔を模した空間を形成した状態で長さ方向両端部を所定の固定具に固定でき、かつ上記固定具から取り外した場合に復元力によって平板状に戻るように構成されたものである
ことを特徴とする人工皮膚モデル。
前記皮膚モデル層が取り付けられた前記本体の中途部には、所定の位置に前記曲率半径外側の面から内側の面に連通する貫通孔が設けられているものであり、
前記皮膚モデル層は前記貫通孔を覆うように上記本体の中途部の前記曲率半径外側の面に固定されているものであり、
前記貫通孔の位置は、前記固定具上の設置される手術手技訓練用の第2の人工臓器に対向するように設けられている
ことを特徴とする人工皮膚モデル。
前記皮膚モデル層は天然由来の材料で形成されたものである
ことを特徴とする人工皮膚モデル。
前記本体の長さ方向両端部には、上記固定具にこの本体を撓ませた状態で着脱自在に固定するためのファスナー部材が設けられている
ことを特徴とする人工皮膚モデル。
少なくとも前記本体の長さ方向両端部には、スリットが設けられ、このスリットにより幅方向に2以上のパネル片に分割され、このパネル片の一部を重ねた状態で上記本体を撓ませて前記固定具に固定するように構成されている
ことを特徴とする人工皮膚モデル。
前記貫通孔は、訓練する手術手技の種別及び部位に応じて、皮膚下の骨間の空間を模擬した形状で形成されているものである
ことを特徴とする人工皮膚モデル。
前記人工皮膚モデルは、
可撓性平板部材からなる本体と、この本体の両端部を除く長さ方向中途部に固定された第1の人工臓器である皮膚モデル層と、を有するものであり、
前記人工皮膚モデルは、前記本体の中途部を、前記皮膚モデル層が固定された側を曲率半径外側にした状態で撓ませることで曲率半径内側に体腔を模した空間を形成した状態で長さ方向両端部を所定の固定具に固定する工程と、
前記固定具の上記体腔を模した空間に、第2の人工臓器を設置する工程と
を有することを特徴とする人工皮膚モデルの使用方法。
前記皮膚モデル層が取り付けられた前記本体の中途部には、所定の位置に前記曲率半径外側の面から内側の面に連通する貫通孔が設けられているものであり、
前記皮膚モデル層は前記貫通孔を覆うように上記本体の中途部の前記曲率半径外側の面に固定されているものであり、
前記第2の人工臓器の設置は、前記貫通孔に対向させて行うものである
ことを特徴とする人工皮膚モデルの使用方法。
少なくとも前記本体の長さ方向両端部には、スリットが設けられ、このスリットにより幅方向に2以上のパネル片に分割されており、
前記固定する工程は、上記パネル片の一部を重ねた状態で上記本体を撓ませて前記固定具に固定するものである
ことを特徴とする人工皮膚モデルの使用方法。
前記貫通孔は、訓練する手術手技の種別及び部位に応じて、皮膚下の骨間の空間を模擬した形状で形成されているものである
ことを特徴とする人工皮膚モデルの使用方法。
図1(a)、(b)に示すのは、この実施形態の手術手技トレーニング用の人工皮膚モデル1(第1の訓練対象臓器モデル)である。
そして、上記本体2の幅方向両側部には、この本体2の変形を規制するための立ち上げ式リブ6a~6dが設けられている。このリブ6a~6dは、レーザ加工等で上記本体2の表面を図に示す湾曲線に沿って薄厚化してヒンジとすることによって形成され、使用時にこの部分を内側に折り曲げて使用するように構成されている。
皮膚モデル層3としては、ブタ皮膚などの天然由来組織を用いたウェットラボ用と、人工材料を用いたドライラボ用のどちらも用いることができる。ウェットラボ用としては、背側の薄いブタ皮膚や、腹側の厚い皮下脂肪組織を含むブタ皮膚を用いることが望ましい。ドライラボ用としては、軟質ウレタン樹脂、スポンジ、PVA(ポリビニルアルコール)などのハイドロゲルを多層化したモデルを用いることが望ましい。
図3は、上記人工皮膚モデル1を取り付ける台座7を示すものである。
図4及び図5は、上記人工皮膚モデル1の使用形態を示す概略図である。
この人工皮膚モデル1を用いて手術手技訓練を行う場合、ユーザである手技訓練者は、図4、図5に示すように、前記人工皮膚モデル層3の中央表面をメス14等の手術器具で30mm程度、本体2に設けられた貫通孔の長手方向に沿って切開する。
なお、この例では、上記貫通孔4a~4cは平行に設けられたスリットであったが、この形状に限定されるものではなく、手術手技訓練の目的によって適宜設計することができる。
また、例えば、腹部における皮膚組織、および皮下の骨・筋肉組織を再現し、腸管や消化器等の対象臓器への手技訓練環境のトレーニングを行う場合、図11に示すような人工皮膚モデル21を用いることができる。
2a、2b…両端部
3…皮膚モデル層
4a~4c…貫通孔
4e…円形貫通孔
4…貫通孔
5a~5d…凹側スナップボタン
6a~6d…リブ
7…台座
8a~8d…凸部スナップボタン
10…空間部
11…血管モデル(第2の臓器モデル)
13…メス
14…低侵襲手術用器具
14a~14d…パネル片
16a~16f…凹側スナップボタン
17a~17f…凸側スナップボタン
21…人工皮膚モデル
22…本体
22a、22b…両端部
23e…貫通穴
23a~23f…皮膚モデル層
Claims (8)
- 手術訓練装置用の人工皮膚モデルであって、
可撓性平板部材からなる本体と、この本体の両端部を除く長さ方向中途部に固定された第1の人工臓器である皮膚モデル層と、を有し、
前記本体の中途部を、前記皮膚モデル層が固定された側を曲率半径外側にした状態で撓ませることで曲率半径内側に体腔を模した空間を形成した状態で長さ方向両端部を所定の固定具に固定でき、かつ上記固定具から取り外した場合に復元力によって平板状に戻るように構成されたものであり、
少なくとも前記本体の長さ方向両端部には、スリットが設けられ、このスリットにより幅方向に2以上のパネル片に分割され、このパネル片の一部を重ねた状態で上記本体を撓ませて前記固定具に固定するように構成されている
ことを特徴とする人工皮膚モデル。 - 請求項1記載の人工皮膚モデルにおいて、
前記皮膚モデル層が取り付けられた前記本体の中途部には、所定の位置に前記曲率半径外側の面から内側の面に連通する貫通孔が設けられているものであり、
前記皮膚モデル層は前記貫通孔を覆うように上記本体の中途部の前記曲率半径外側の面に固定されているものであり、
前記貫通孔の位置は、前記固定具上の設置される手術手技訓練用の第2の人工臓器に対向するように設けられている
ことを特徴とする人工皮膚モデル。 - 請求項1記載の人工皮膚モデルにおいて、
前記皮膚モデル層は天然由来の材料で形成されたものである
ことを特徴とする人工皮膚モデル。 - 請求項1記載の人工皮膚モデルにおいて、
前記本体の長さ方向両端部には、上記固定具にこの本体を撓ませた状態で着脱自在に固定するためのファスナー部材が設けられている
ことを特徴とする人工皮膚モデル。 - 請求項2記載の人工皮膚モデルにおいて、
前記貫通孔は、訓練する手術手技の種別及び部位に応じて、皮膚下の骨間の空間を模擬した形状で形成されているものである
ことを特徴とする人工皮膚モデル。 - 手術訓練装置用の人工皮膚モデルの使用方法であって、
前記人工皮膚モデルは、
可撓性平板部材からなる本体と、この本体の両端部を除く長さ方向中途部に固定された第1の人工臓器である皮膚モデル層と、を有するものであり、
前記人工皮膚モデルは、前記本体の中途部を、前記皮膚モデル層が固定された側を曲率半径外側にした状態で撓ませることで曲率半径内側に体腔を模した空間を形成した状態で長さ方向両端部を所定の固定具に固定する工程と、
前記固定具の上記体腔を模した空間に、第2の人工臓器を設置する工程と
を有し、
少なくとも前記本体の長さ方向両端部には、スリットが設けられ、このスリットにより幅方向に2以上のパネル片に分割されており、
前記固定する工程は、上記パネル片の一部を重ねた状態で上記本体を撓ませて前記固定具に固定するものである
ことを特徴とする人工皮膚モデルの使用方法。 - 請求項6記載の人工皮膚モデルの使用方法において、
前記皮膚モデル層が取り付けられた前記本体の中途部には、所定の位置に前記曲率半径外側の面から内側の面に連通する貫通孔が設けられているものであり、
前記皮膚モデル層は前記貫通孔を覆うように上記本体の中途部の前記曲率半径外側の面に固定されているものであり、
前記第2の人工臓器の設置は、前記貫通孔に対向させて行うものである
ことを特徴とする人工皮膚モデルの使用方法。 - 請求項7記載の人工皮膚モデルの使用方法において、
前記貫通孔は、訓練する手術手技の種別及び部位に応じて、皮膚下の骨間の空間を模擬した形状で形成されているものである
ことを特徴とする人工皮膚モデルの使用方法。
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「【小児用トレーニングボックス(カメラ付)】 MDB1」,KOTOBUKI Medical Training Tools [online],2018年04月03日,<https://web.archive.org/web/20180403041801/https://www.tech-kg-shop.com/SHOP/MDB1.html>,[2022年9月6日検索] |
KOTOBUKI Medical 株式会社,「カバー開閉方法」,YouTube [online] [video],2017年10月17日,<https://www.youtube.com/watch?v=jQbuBPI5XLg>,[2022年9月6日検索] |
KOTOBUKI Medical 株式会社,「小児用トレーニングボックス(カメラ付) MDB1」,YouTube [online] [video],2018年03月16日,<https://www.youtube.com/watch?v=42EHhOIc_So>,[2022年9月6日検索] |
Also Published As
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