JP2013190144A - 加熱処理設備及び方法 - Google Patents

加熱処理設備及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013190144A
JP2013190144A JP2012055894A JP2012055894A JP2013190144A JP 2013190144 A JP2013190144 A JP 2013190144A JP 2012055894 A JP2012055894 A JP 2012055894A JP 2012055894 A JP2012055894 A JP 2012055894A JP 2013190144 A JP2013190144 A JP 2013190144A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
heat
dryer
exhaust gas
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012055894A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5632410B2 (ja
Inventor
Atsushi Ueda
厚志 上田
Masaru Hattori
賢 服部
Tomoji Nakamura
友二 中村
Masaki Kataoka
正樹 片岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsukishima Kikai Co Ltd
Original Assignee
Tsukishima Kikai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsukishima Kikai Co Ltd filed Critical Tsukishima Kikai Co Ltd
Priority to JP2012055894A priority Critical patent/JP5632410B2/ja
Publication of JP2013190144A publication Critical patent/JP2013190144A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5632410B2 publication Critical patent/JP5632410B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/80Food processing, e.g. use of renewable energies or variable speed drives in handling, conveying or stacking
    • Y02P60/85Food storage or conservation, e.g. cooling or drying
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/10Greenhouse gas [GHG] capture, material saving, heat recovery or other energy efficient measures, e.g. motor control, characterised by manufacturing processes, e.g. for rolling metal or metal working
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/40Valorisation of by-products of wastewater, sewage or sludge processing

Landscapes

  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Abstract

【課題】間接加熱乾燥機で発生する乾燥排ガスの熱量を経済的に回収して、乾燥機の熱源として利用する加熱処理形態を提供する。
【解決手段】間接加熱型乾燥機で発生する乾燥排ガスの保有熱を回収して第1の蒸気を発生させる第1蒸気発生手段と、前記加熱処理設備にて発生する可燃性ガスまたは燃焼排ガスの少なくとも一方を熱源とする第2の蒸気を発生させる第2蒸気発生手段と、前記第1の蒸気を機械的に圧縮する蒸気圧縮手段と、前記蒸気圧縮手段による圧縮蒸気及び前記第2蒸気発生手段による第2蒸気を一時的に貯留する蒸気貯留手段と、前記蒸気貯留手段から貯留蒸気を間接加熱型乾燥機で被処理物を乾燥させる加熱源として供給する蒸気供給手段と、前記蒸気貯留手段内の圧力に基づき前記第1蒸気発生手段を制御する第1圧力制御手段とを備えた加熱処理設備である。
【選択図】図3

Description

本発明は、間接加熱乾燥機で発生する乾燥排ガスの熱量を経済的に回収して、前記乾燥機の熱源として利用する加熱処理設備及び方法に関し、水分及び有機物を含む被処理物を乾燥した後に加熱処理して焼却したり、可燃性ガスや炭化物を回収する設備に適用可能なものである。
昨今、バイオマス、石炭、オイルシェール、オイルサンド等を熱分解して可燃性ガスや炭化物を生産するプロセスが各種開発されている。そして、これらの物質を熱分解工程に供給される前に予備乾燥すると、より経済的に加熱処理することができる。
ここで、予備乾燥するための乾燥機としては、蒸気等の熱媒を加熱源とし、被処理物と熱媒を直接接触させることなく被処理物を乾燥させる間接加熱型乾燥機、燃料を燃焼させ、生じた熱風を直接被処理物と接触させる直接加熱型乾燥機、及び間接加熱と直接加熱を併用した乾燥機が知られている。
特開2005−279331号公報
従来、これら乾燥機で用いられた乾燥排ガスは、塵埃や有害物質を除去した後に排出され、乾燥排ガスの熱量(主に蒸気の潜熱)は有効に回収されていなかった。尚、乾燥排ガスから熱回収して温水を得て、この温水を加熱源として減圧下において間接加熱で乾燥する方法(特許文献1)は知られているものの、この方法では加熱源の温度が低く経済的な乾燥が困難であった。
そこで本発明者は、特願2010−238228号において、乾燥機で発生する乾燥排ガスの熱量と、乾燥物を加熱処理した際に生じる排ガスの熱量とを経済的に回収して、乾燥機の熱源として有効に利用することができる態様を提案し、その有効性は確認済みである。
しかし、その一方で、乾燥物を加熱処理した際に生じる排ガスを加熱源とするボイラで発生する蒸気量が十分でない場合がある。特に、被処理物の水分が高い場合、乾燥機で使用する昇圧した蒸気量が多く、相対的にボイラでの発生する蒸気量が少なくなるので、乾燥機内の蒸気圧力を十分に安定化させることができない事態を招くことがある。乾燥機内の蒸気圧力が安定しないと、乾燥物の水分変動が大きくなり、後工程の加熱処理設備の安定運転を阻害する要因となる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その主たる課題は、乾燥機で発生する乾燥排ガスの熱量を経済的に回収して、乾燥機の熱源として利用する加熱処理設備及び方法を提供することにある。
他の課題は、被処理物の供給条件(処理量、水分等)に影響受けることなく、安定したシステムの運転が可能とすることにある。
第1の発明は、水分及び有機物を含む被処理物を乾燥する、蒸気を加熱源とする間接加熱型乾燥機と、乾燥機により乾燥した被処理物を加熱する加熱処理設備とを含む加熱処理設備において、
前記間接加熱型乾燥機で発生する乾燥排ガスの保有熱を回収して第1の蒸気を発生させる第1蒸気発生手段と、
前記加熱処理設備にて発生する可燃性ガスまたは燃焼排ガスの少なくとも一方を熱源とする第2の蒸気を発生させる第2蒸気発生手段と、
前記第1の蒸気を機械的に圧縮する蒸気圧縮手段と、
前記蒸気圧縮手段による圧縮蒸気及び前記第2蒸気発生手段による第2蒸気を一時的に貯留する蒸気貯留手段と、
前記蒸気貯留手段から貯留蒸気を間接加熱型乾燥機で被処理物を乾燥させる加熱源として供給する蒸気供給手段と、
前記蒸気貯留手段内の圧力測定手段と
前記圧力測定手段による圧力測定値に基づき、前記第1蒸気発生手段を制御する圧力制御手段とを備えた、
ことを特徴とする加熱処理設備である。
本発明における間接加熱型乾燥機とは、乾燥機には、蒸気等の熱媒を加熱源とする間接加熱型乾燥機、化石燃料を燃焼させて生成した熱風を加熱源とする直接加熱型乾燥機、及び間接加熱と直接加熱を併用した乾燥機があるが、化石燃料を燃焼させて生成した熱風を加熱源とする直接加熱型乾燥機を除くものをいう。
本発明における間接加熱型乾燥機としては、ディスク型乾燥機(インクラインドディスクドライヤ)、スチームチューブドライヤ、間接加熱管付き流動乾燥機などがある。
本発明における加熱処理とは、乾燥した被処理物を加熱する処理であればよく、炭化やガス化などの熱分解、焼却など燃焼を含む。
本発明の概要構成を図4に図示し(図4の形態に限定されない)、理解の容易化を図ったので参照されたい。
(作用効果)
蒸気温度(圧力)が高いほど乾燥機はコンパクトにでき経済的である。一方高温(高圧)蒸気を得るにはランニングコストがかかる。従って最適な蒸気温度(圧力)が存在する。本発明によれば、間接加熱型乾燥機で被処理物を乾燥させる加熱源として供給する蒸気として、常に一定した圧力の蒸気を間接加熱乾燥機に与えることができ、被処理物の供給条件一定下では、乾燥物の水分が安定しシステムの安定化が図られる。
第2の発明は、第1の発明に加え、前記間接加熱型乾燥機により乾燥した乾燥物の水分を測定する乾燥物水分測定手段で測定された乾燥物水分測定結果、及び乾燥物の温度を測定する乾燥物温度測定手段で測定された乾燥物温度測定結果の少なくとも一方に基づいて、上記蒸気貯留手段の内部圧力の設定値を決定する蒸気貯留圧力設定手段を備え、
前記圧力制御手段は、前記圧力測定値が前記設定値となるよう第1蒸気発生手段を制御する加熱処理設備である。
水分測定手段は、被処理物の水分を測定できればどのような方法でもよく、マイクロウェーブ式水分計、赤外線式水分計、加熱乾燥式水分計等を用いることができる。
(作用効果)
第1の発明の作用効果に加え、乾燥物の水分測定値及び、または温度測定値に基づき、乾燥物の水分が所定の値となるよう前記間接加熱乾燥機に供給する蒸気圧力の設定値を変更することにより、被処理物の供給条件(供給量、水分等)に係わらず、乾燥物の水分が安定するため、システムの安定化を図ることができる。
第3の発明は、第1または第2の発明に加え前記間接加熱型乾燥機での蒸気の凝縮液を第1蒸気発生手段及び第2蒸気発生手段の少なくとも一方に蒸気源として返送する加熱処理設備である。
蒸気源として返送するので、蒸気量の増大を図ることができる。
第4の発明は、水分及び有機物を含む被処理物を乾燥する、蒸気を加熱源とする間接加熱型乾燥機と、乾燥機により乾燥した被処理物を加熱する加熱処理設備とを含む加熱処理方法において、
前記間接加熱型乾燥機で発生する乾燥排ガスの保有熱を回収して第1の蒸気を発生させる第1蒸気発生工程と、
前記加熱処理設備にて発生する可燃性ガスまたは燃焼排ガスの少なくとも一方を熱源とする第2の蒸気を発生させる第2蒸気発生工程と、
前記第1の蒸気を機械的に圧縮する蒸気圧縮工程と、
前記蒸気圧縮工程による圧縮蒸気及び前記第2蒸気発生工程による第2蒸気を一時的に貯留する蒸気貯留工程と、
前記蒸気貯留工程から貯留蒸気を間接加熱型乾燥機で被処理物を乾燥させる加熱源として供給する蒸気供給工程と、
前記蒸気貯留工程の貯留手段内の圧力を、所定の設定値となるよう前記第1蒸気発生工程を制御する圧力制御工程とを備えた、
ことを特徴とする加熱処理方法である。
第1の発明と実質的に同一の作用効果を奏する。
第5の発明は、第4の発明の構成に加え、前記蒸気貯留手段内の圧力の設定値を、前記間接加熱型乾燥機により乾燥した乾燥物の水分または温度の少なくとも一方に基づき調整することを特徴とする加熱処理方法である。
第2の発明と実質的に同一の作用効果を奏する。
以上に示したように本発明によれば、乾燥機で発生する乾燥排ガスの熱量を経済的に回収して、乾燥機の熱源として利用する加熱処理設備を提供することができる。
また、本発明によれば、水分及び有機物を含む被処理物を乾燥した後に、加熱設備で被処理物を加熱する際において、乾燥排ガスから経済的に熱回収して有効に乾燥用の熱源とすることができるようになった。
例えば、処理量が下水汚泥100t/日の場合、従来の燃料の燃焼による熱風乾燥設備付炭化設備と比較して、本発明によれば、下水汚泥の処理単価は1,700円/t低減され、換算CO2の排出量は2,600t/年に削減されるようになる。
さらに、本発明によれば、間接加熱型乾燥機で被処理物を乾燥させる加熱源として供給する蒸気として、常に一定した圧力の蒸気を間接加熱乾燥機に与えることができ、被処理物の供給条件一定下では、乾燥物の水分が安定しシステムの安定化が図られる。また、乾燥物の水分測定値及び、または温度測定値に基づき、乾燥物の水分が所定の値となるよう前記間接加熱乾燥機に供給する蒸気圧力の設定値を変更することにより、被処理物の供給条件(供給量、水分等)に係わらず、乾燥物の水分が安定するため、システムの安定化を図ることができる。
本発明の間接加熱型乾燥機の一実施の形態に係るスチームチューブドライヤの一部破断した斜視図である。 第1の本実施の形態に係わる下水汚泥の乾燥・炭化設備を示す概略図である。 第2の本実施の形態に係わる下水汚泥の乾燥・炭化設備を示す概略図である。 本発明の概要説明図である。 乾燥物の温度と乾燥物の水分の関係の一例を示すグラフである。
本発明に係る加熱処理設備の一実施の形態を、以下に図面を参照しつつ説明する。まず、本実施の形態を説明するに先立って、理解を深めるために本発明の実施の形態に適用される間接加熱型乾燥機であるスチームチューブドライヤ(STD)の例について、図1に基づき予め説明する。
図1に示すこのスチームチューブドライヤ3は、軸心周りに回転自在とされる回転筒30内において、両端板間に軸心と並行に複数の加熱管31が配管されていて、回転継手50に取付けられた熱媒体入口管51を通して、これらの加熱管31に熱媒体としての加熱蒸気が供給され、各加熱管31に流通された後、熱媒体出口管52を介してこの昇圧蒸気Kのドレンが排出されるようになっている。
そして、被処理物を回転筒30内に装入するためにスクリュー等を有した図示しない装入装置がこのスチームチューブドライヤ3には備えられている。この装入装置の挿入口53より回転筒30内にその一端側から投入された被処理物である例えば水分を含有した有機物などを、証圧蒸気Kにより加熱した加熱管31と接触させて乾燥させるようなる。これとともに回転筒30が下り勾配をもって設置されていることで、排出口54方向に順次円滑に移動させて、回転筒30の他端側からこの被処理物を連続的に排出させるようになっている。
図1に示されるように、回転筒30は基台36の上に設置され、回転筒30の軸心と並行に相互に間隔を置いて配された2組の支承ローラ35によって、タイヤ34を介して支承されている。回転筒30の下り勾配および直径に合わせて2組の支承ローラ35間の幅およびそれらの長手方向傾斜角度が選択される。
一方、回転筒30を回転させるために、回転筒30の周囲には、従動ギア40が設けられており、これに駆動ギア43が噛合し、原動機41の回転力が減速機42を介して伝達され、回転筒30の軸心回りに回転するようになっている。さらに、回転筒30の内部には、キャリアガス入口61からキャリアガスが導入され、これらキャリアガスは被処理物である有機物に含有される水分が蒸発した蒸気を同伴してキャリアガス排出口62より排出される。
なお、上記スチームチューブドライヤ3の全体構成は一例であり、本発明は上記構成により限定されるものではない。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係わる下水汚泥の乾燥・炭化設備を示す概略図である。
スチームチューブドライヤ30の装入側には、パドル式や多軸式などの混合機2が配設される。その混合機2において、汚泥供給ポンプ1からの下水汚泥と戻し用コンベヤ8を介して戻る乾燥品と混合され、水分を調整するとともに、混合の過程において混合物が一定の大きさに造粒される。造粒された混合品はスチームチューブドライヤ30において水分が約10%程度の乾燥品Sとして乾燥される。
スチームチューブドライヤ30から排出された乾燥排ガスGが、乾燥排ガス湿式スクラバー9に送り込まれるようになっており、この乾燥排ガス湿式スクラバー9で回収した熱を、ヒートポンプ加熱器10において熱交換して、ヒートポンプ25の加熱源としている。
この例では、乾燥排ガス湿式スクラバー9、ヒートポンプ加熱器10及びヒートポンプ25が第1蒸気発生手段を構成している。第1蒸気発生手段において第1の蒸気を発生させ、この第1の蒸気を第1昇圧手段としての圧縮機13に送り込んで圧縮する。この圧縮された蒸気を、蒸気貯留手段としてのスチームヘッダ29に送るようになっている。
ヒートポンプ25は、蒸発器26、ヒートポンプ圧縮機27及び凝縮器28を有している。ヒートポンプ圧縮機は、可変電圧可変周波数制御(VVVF制御)を行う制御装置を備えており、後述するスチームヘッダ29内の圧力に応じてヒートポンプ25で発生させる蒸気量を制御する。
スチームヘッダ29からは、蒸気をスチームチューブドライヤ30に径路22を介して送り込み、スチームチューブドライヤ30の加熱蒸気として用いられる。一部はトレースとして別用途又は破棄される。スチームチューブドライヤ30で加熱後のドレンは、径路23を介してヒートポンプ25及びボイラ19の少なくとも一方に送り込まれる。
このヒートポンプ25を使用する例のほかは、乾燥排ガス湿式スクラバー9と蒸発缶加熱器と蒸発缶とで第1蒸気発生手段を構成することもできる。
一方、スチームチューブドライヤ30での乾燥品Sは、その排出側の下部の乾燥品移送コンベヤ4に乗せて排出された後、篩5で篩分けされ、小粒子の乾燥品S1は戻し用ホッパー7aに集められる。大粒子の乾燥品S2は乾燥品ホッパー9に送られるほか、一部は破砕機6において粉砕された後に戻し用ホッパー7aに集められる。
なお、篩5を、開口径の異なる複数の篩部材を多段状に配置した装置とすれば、所定の粒径のみ乾燥品ホッパー9に送り、所定粒径より小さい乾燥品を戻し用ホッパー7aに、一方、所定粒径より大きい乾燥品を破砕機6に送ることが可能となる。
戻し用ホッパー7aから、小粒子の乾燥品S1が切り出され、戻し用コンベヤ8によって混合機2に送られ、下水汚泥と混合された後に、スチームチューブドライヤ30に戻るようになっている。
他方、乾燥品ホッパー9の下部からは、大粒子の乾燥品S2が乾品移送コンベヤ15に乗せて、加熱設備である炭化炉16に投入できるようになっており、炭化炉16において(加熱)炭化処理されるようになる。
炭化炉16には、炭化炉用熱風発生炉17において燃料を燃焼させることで生じる熱風が送り込まれる。炭化炉16からは可燃性ガスNが排出され、燃料要素としてアフターバーナー18に送り込まれ、空気と燃料とともにこの可燃性ガスNが燃焼される。アフターバーナー18から排出された燃焼排ガスは、ボイラ19に供給され、加熱源として利用される。
ボイラ19で発生した蒸気は、管路32を介して、スチームヘッダ29に送るようになっている。管路32には、エゼクター40が設けられている、エゼクター40は、ボイラ19から発生した蒸気を駆動源として、ヒートポンプ25から排出される蒸気を吸引し、蒸気量を増やすことに使用される。エゼクター40から排出される蒸気はスチームヘッダ29に供給される。
スチームヘッダ29では、蒸気圧縮手段としての圧縮機13により昇圧させた蒸気、並びにエゼクターか40からの蒸気を受けて、スチームチューブドライヤ30に送入するように構成している。
ここで、スチームヘッダ(蒸気貯留手段)29内の圧力測定手段P2が備えており、測定した圧力をヒートポンプ圧縮機27の制御装置に送ることで前記第1蒸気発生手段(ヒートポンプ25)の負荷を調節する。
他方、蒸気ボイラ19の排ガスは熱交換器20を介して排ガス処理器21で処理されて、外部に排出される。熱交換器20では、乾燥排ガス湿式スクラバー9からの排ガスを加熱して、スチームチューブドライヤ30に送入するように構成している。
次に、加熱処理設備における具体的な工程を説明する。
汚泥供給ポンプ1にたとえば水分75%〜85%の下水汚泥が供給され、この下水汚泥は混合機2に送られて乾燥品S1と混合され、水分約30%程度の被処理物S0とされる。この水分及び有機物を含む被処理物S0は、間接加熱型乾燥機であるスチームチューブドライヤ30に供給され、この混合品S0の水分がたとえば約10%にまで乾燥され、乾燥品Sとされる。乾燥前に被処理物に乾燥品S1を混合することで被処理物のみかけの水分が低下し、汚泥特有の付着性に起因する閉塞トラブル等を回避することができる。
この際、このスチームチューブドライヤ30から、露点が望ましくは80℃〜100℃(約85℃程度が最適)の乾燥排ガスGが排出されるが、この乾燥排ガスGは、たとえば複数段から構成される乾燥排ガス湿式スクラバー9に送られ冷却・除湿される。そして、乾燥排ガス湿式スクラバー9の最下段の出口のガス温度が高いほど、ヒートポンプ25にて高圧蒸気が経済的に回収できるものの、ガス温度が高い場合には、乾燥排ガス湿式スクラバー9で回収する熱量は低下する。この際、乾燥排ガス湿式スクラバー9の最下段の出口でのガス温度が60℃〜80℃になるように運転するのが好適である。
スチームチューブドライヤ30で用いられたキャリアガスが、乾燥排ガスGとしてこのスチームチューブドライヤ30から排出されるが、乾燥排ガスGを乾燥排ガス湿式スクラバー9で処理して、スクラバー循環水に乾燥排ガスGの熱を移行させることで、熱回収する。そして、この乾燥排ガス湿式スクラバー9の最終段の出口温度は、特に制限は無いが30〜40℃程度が好適である。湿式スクラバー9から排出されたキャリアガスは循環ブロワなどの送風手段を経て、その一部がアフターバ−ナ−18に供給され、その他は加熱されたのち、循環利用される。
乾燥排ガス湿式スクラバー9の最下段で熱回収したスクラバー循環水は、ヒートポンプ加熱器10、及び蒸発器26を介してヒートポンプ25内を循環する熱媒体と熱交換される。熱を受け取った熱媒体は、ヒートポンプ圧縮機に圧縮された後、27凝縮器28にて飽和水と熱交換する。飽和水は加熱されて圧縮水となり、フラッシュタンク12でフラッシュし、フラッシュタンク内の圧力における飽和水と飽和蒸気となる。ヒートポンプ25で発生させる蒸気圧力(フラッシュタンク12の内部圧力)は0.1〜0.25MPa程度である。ただし、ヒートポンプの成績係数(COP)を考慮すると蒸気圧力が0.2MPa程度までが経済的である。フラッシュタンク12から発生した蒸気は、一部が圧縮機13にて、残部がエゼクター40にて昇圧され、スチームヘッダ29に送り込まれる。圧縮機13では、ヒートポンプ25で発生させる蒸気圧力(フラッシュタンク12の内部圧力)が所定の圧力となるよう負荷調整される。なお、圧縮機13およびエゼクター40の両方を用いる必要はなく、いずれか一方でもよい。
他方、スチームチューブドライヤ30から排出された乾燥品Sは、移送コンベヤ4で篩5に送られて、大粒子と小粒子とに篩分けられる。篩分けされた大粒子の一部は、破砕機6で破砕された後、戻し用ホッパー7aに送られる。また、篩分けされた小粒子は、戻し用ホッパー7aに直接送られる。戻し用ホッパー7aで切り出された乾燥品S1は、戻し用コンベヤ8で混合機2に送られた後、下水汚泥(被処理物)と混合される。
これらと別に篩分けの大粒子の残りは、乾品ホッパー7bに送られ、切り出された後、乾品移送コンベヤ15により、たとえば外熱キルン型の炭化炉16に送られ、この炭化炉16において250℃〜600℃で熱分解されて炭化物と可燃性ガスNになる。この際、熱分解は吸熱反応なので、炭化炉用熱風発生炉17において燃料を燃焼させて生じた熱風で間接加熱される。そして、炭化炉16から排出された炭化物は図示しない冷却機で冷却された後、搬出される一方、可燃性ガスNはアフターバーナー18で燃焼される。
次に、アフターバーナー18で可燃性ガスNが燃焼されて生じた排ガスは、ダクトなどの供給経路を通じてボイラ19へ供給される。排ガスの保有する熱により、ボイラ19で0.8MPa以上、望むらくは1.6MPa以上の蒸気を発生させる。ただし、エゼクター40を用いない場合は、0.5MPa以上、望むらくは0.7MPa以上の蒸気を発生させる。
ボイラ19で発生した蒸気は、スチームヘッダ29と連通する経路状に設けられたエゼクター40に駆動源として供給される。供給された蒸気は、エゼクター40にてヒートポンプ25で発生した蒸気を吸引し、昇圧した後、スチームヘッダ29に供給される。
一方、ボイラ19から排出される排ガスは、乾燥排ガス湿式スクラバー9の排出ガスを径路24を介して搬送し、熱交換器20で加熱して、この乾燥排ガス湿式スクラバー9の排出ガスをスチームチューブドライヤ30でキャリアガスとして用いるようにする。この後、ボイラ19からの排ガスは排ガス処理器21で処理された後、大気に放出される。
他方、圧縮機13からで昇圧された蒸気も、スチームヘッダ29に供給される。スチームヘッダ29に貯留された蒸気は、予め設定された設定圧力(好ましくは0.2Mpa〜0.4MPa)となるよう維持され、スチームチューブドライヤに供給される。なお、スチームヘッダ29に貯留される蒸気圧力は、圧力センサP2によって測定され、ヒートポンプ25の制御に用いられる。
スチームヘッダ29の設定圧力は、乾燥機後段に配置された水分計にて乾燥物の水分を測定し、該水分が所定の数値となるよう設定値を調整する。乾燥機へ供給される蒸気の圧力が高いほど乾燥効率が上昇するため、乾燥物の水分を下げたい場合は蒸気の設定圧力を低くし、水分を上げたい場合は蒸気の設定圧力を高くするよう調整する。
また、乾燥物の温度と乾燥物の水分には相関が認められることから、乾燥物の温度に応じて乾燥機へ供給する蒸気の設定圧力を設定することもできる。乾燥物の温度と乾燥物の水分の関係の一例を図5に示す。スチームチューブドライヤに測定された温度計による内部温度の測定、スチームチューブドライヤから排出された乾燥物の温度を直接測定すればよい。
スチームヘッダ29の圧力設定は、乾燥物の水分と乾燥物の温度のいずれかを用いてもよいし、重み付けする等して、両者を用いてもよい。
ヒートポンプ25の制御によってもスチームヘッダ29の圧力が所定の圧力に達しない場合には、アフターバーナー9に供給する燃料を増量し、ボイラ19で発生する蒸気量を増量する第2の圧力制御を加える。
第2の実施形態は、図3に示すように、スチームチューブドライヤ3に代えて、ディスク型乾燥機であるインクラインドディスクドライヤ70を使用した例である。
なお、以下、記載の無い装置およびプロセスは、第1の実施形態と同様である。
インクラインドディスクドライヤ70の装入側に汚泥供給ポンプ1から、たとえば水分75〜85%の下水汚泥を供給し、水分が約10〜40%の乾燥品Sを得る。
インクラインドディスクドライヤ70から排出された乾燥排ガスGは、乾燥排ガス湿式スクラバー9に供給され、この乾燥排ガス湿式スクラバー9で回収した熱を、ヒートポンプ加熱器10において熱交換して、ヒートポンプ25の加熱源としている。
この例では、乾燥排ガス湿式スクラバー9、ヒートポンプ加熱器10及びヒートポンプ25が第1蒸気発生手段を構成している。第1蒸気発生手段において第1の蒸気を発生させ、この第1の蒸気を第1昇圧手段としての圧縮機13に送り込んで圧縮する。この圧縮された蒸気を、蒸気貯留手段としてのスチームヘッダ29に送るようになっている。ヒートポンプ25の構成は、第1の実施形態と同様であり、蒸発器26、ヒートポンプ圧縮機27及び凝縮器28を有している。ヒートポンプ圧縮機は、可変電圧可変周波数制御(VVVF制御)を行う制御装置を備えており、スチームヘッダ29内の圧力に応じてヒートポンプ25で発生させる蒸気量を制御する。
スチームヘッダ29からは、蒸気をインクラインドディスクドライヤ70に径路22を介して送り込み、加熱用の蒸気として用いられる。一部はトレースとして別用途又は破棄される。
一方、インクラインドディスクドライヤ70での乾燥品Sは、その排出側の下部の乾燥品移送コンベヤ4に乗せて排出された後、乾燥品ホッパー7bに送られる。
乾燥品Sは、乾品ホッパー7bの下部から排出され、造粒機50にてφ5〜6mm程度のペレット状に成形された後、乾品移送コンベヤ15にて、加熱設備である炭化炉16に投入され、炭化炉16において(加熱)炭化処理されるようになる。
スチームヘッダ29では、蒸気圧縮手段としての圧縮機13により昇圧させた蒸気、並びに蒸気ボイラ19での発生蒸気を受けて、インクラインドディスクドライヤ70に送入するように構成している。
ここで、スチームヘッダ29内の圧力P2を、前記第1蒸気発生手段(ヒートポンプ25)の負荷に基づき調節する圧力調節手段を備えている。
次に、加熱処理設備における具体的な工程を説明する。
汚泥供給ポンプ1から下水汚泥が間接加熱型乾燥機であるインクラインドディスクドライヤ70に供給され、水分がたとえば約10〜40%にまで乾燥され、乾燥品Sとされる。
この際、このインクラインドディスクドライヤ70から、露点が望ましくは80℃〜100℃(約85℃程度が最適)の乾燥排ガスGが排出されるが、この乾燥排ガスGは、たとえば複数段から構成される乾燥排ガス湿式スクラバー9に送られ冷却・除湿される。そして、乾燥排ガス湿式スクラバー9の最下段の出口のガス温度が高いほど、ヒートポンプ25にて蒸気が経済的に回収できるものの、ガス温度が高い場合には、乾燥排ガス湿式スクラバー9で回収する熱量は低下する。この際、乾燥排ガス湿式スクラバー9の最下段の出口でのガス温度が60℃〜80℃になるように運転するのが好適である。
インクラインドディスクドライヤ70で用いられたキャリアガスが、乾燥排ガスGとしてこのインクラインドディスクドライヤ70から排出されるが、乾燥排ガスGを乾燥排ガス湿式スクラバー9で処理して、スクラバー循環水に乾燥排ガスGの熱を移行させることで、熱回収する。そして、この乾燥排ガス湿式スクラバー9の最終段の出口温度は、特に制限は無いが30〜40℃程度が好適である。
乾燥排ガス湿式スクラバー9の最下段で回収した熱は、ヒートポンプ加熱器10を介してヒートポンプ25に受け渡され、蒸気を発生させる熱源となる。ヒートポンプ25で発生させる蒸気圧力は0.1〜0.25MPa程度である。ただし、ヒートポンプの成績係数(COP)を考慮すると蒸気圧力が0.2MPa程度までが経済的である。ヒートポンプ25にて発生した蒸気は、圧縮機13で圧縮して昇圧し、スチームヘッダ29に送り込まれる。
他方、このインクラインドディスクドライヤ70で乾燥処理された乾燥品Sは、移送コンベヤ4で乾品ホッパー7bに送られて、造粒機6にてφ5〜6mm程度のペレット状に成形される。
乾燥品の成形品S2は、乾品移送コンベヤ15により、炭化炉16に送られ、250℃〜600℃で熱分解されて炭化物と可燃性ガスNになる。
次に、アフターバーナー18で燃焼材料である可燃性ガスNが燃焼されて生じた排ガスは、ダクトなどの供給経路を通じてボイラ19へ供給される。排ガスの保有する熱により、ボイラ19で0.5Mpa以上望むらくは、0.7MPa以上の蒸気を発生させる。この際にボイラ19から排出される排ガスにより、乾燥排ガス湿式スクラバー9の排出ガスを径路24を介して搬送し、熱交換器20で加熱して、この乾燥排ガス湿式スクラバー9の排出ガスをインクラインドディスクドライヤ70でキャリアガスとして用いるようにする。この後、ボイラ19からの排ガスは排ガス処理器21で処理された後、大気に放出される。
一方、圧縮機13では昇圧する。最終的に、好適には0.2MPa〜0.8MPaの昇圧蒸気をインクラインドディスクドライヤ70に供給して、このインクラインドディスクドライヤ70で混合品S0を乾燥品Sとするべく乾燥する。
上記実施1および2の形態おいては、乾燥排ガスGから熱回収して蒸気を得るが、この際の乾燥排ガスGから熱回収する方法として、本実施の形態では乾燥排ガスGを乾燥排ガス湿式スクラバー9等で処理してスクラバー循環水に乾燥排ガスGの熱を移行させて循環水として熱回収する方法を用いたが、乾燥排ガスGから熱交換器等により直接熱回収する方法を用いても良い。
さらに、乾燥排ガスGの回収熱から蒸気を得る方法として、回収熱を蒸気発生型ヒートポンプに供給して0.1〜0.25MPa程度の蒸気を発生させる方法を本実施の形態において用いたが、回収熱を熱源とする水の蒸発缶で0.015〜0.05MPa程度の蒸気を得る方法を用いても良い。
乾燥排ガスから熱回収した熱源水の温度の上限値は乾燥排ガスGの露点とほぼ等しくなる。一方、ヒートポンプの成績係数(COP)は、ヒートポンプに供給する熱源水の温度が高いほど高くなるため、乾燥排ガスの露点を高くした方が有利である。但し、乾燥排ガスGの露点を高くした場合、間接加熱型乾燥機において恒率乾燥で品温が乾燥排ガスGの露点とほぼ等しくなるので、加熱源との温度差が小さくなり、間接加熱型乾燥機の乾燥能力が低下する。従って、最適な乾燥排ガスGの露点が存在することになる。ここで、乾燥排ガスGの露点は、間接加熱型乾燥機で蒸発する水分量にもよるが、80℃〜100℃が好適である。
第1の蒸気を圧縮機13で圧縮し昇圧する。この際、圧縮機13の種類は特に制限は無いが、ミスト対策の必要がないスクリュー式圧縮機が好適である。この場合における圧縮機13での圧縮比(吐出圧力と吸込み圧力の比)は、2〜10の範囲が経済的である。ルーツブロワや多段ブロワなども使用できる。
乾燥品Sの加熱処理は、炭化処理に限定されるものではなく、たとえばガス化処理や、焼却処理などを採用することが可能である。
ボイラ19は、公知の廃熱ボイラであり、アフターバーナーから生じた燃焼排ガスNで高圧蒸気を発生させる。アフターバーナーの燃焼材料とされる燃料は特に制限は無いが、熱分解生成物の可燃性ガスN、炭化物、その他の燃料のうち何れでも良い。なお、ボイラ19へ供給される可燃性ガスNは、該燃料を燃焼させた排ガスを直接用いても良いし、ガスタービン、ガスエンジン等で燃焼させた排ガスを用いても良い。
ところで、被乾燥品が焼却処理されるなど高温の排ガスが排出される処理が行われる場合には、排出された高温の排ガスを直接廃熱ボイラへ供給することができる。
本発明は、樹脂、食品、有機物などの乾燥をはじめとして、木質バイオマスや有機廃棄物などの乾燥などに適用できる。
5 篩
6 破砕機
7a 戻し用ホッパー
7b 乾品ホッパー
8 戻し用コンベヤ
9 乾燥排ガス湿式スクラバー
10 ヒートポンプ加熱器
12 フラッシュタンク
13 圧縮機
16 炭化炉(加熱処理設備)
18 アフターバーナー
19 ボイラ
25 ヒートポンプ
26 蒸発器
27 ヒートポンプ圧縮機
28 凝縮器
29 スチームヘッダ
30 スチームチューブドライヤ(間接加熱型乾燥機)
40 エゼクター
50 造粒機
70 インクラインドディスクドライヤ

Claims (5)

  1. 水分及び有機物を含む被処理物を乾燥する、蒸気を加熱源とする間接加熱型乾燥機と、乾燥機により乾燥した被処理物を加熱する加熱処理設備とを含む加熱処理設備において、
    前記間接加熱型乾燥機で発生する乾燥排ガスの保有熱を回収して第1の蒸気を発生させる第1蒸気発生手段と、
    前記加熱処理設備にて発生する可燃性ガスまたは燃焼排ガスの少なくとも一方を熱源とする第2の蒸気を発生させる第2蒸気発生手段と、
    前記第1の蒸気を機械的に圧縮する蒸気圧縮手段と、
    前記蒸気圧縮手段による圧縮蒸気及び前記第2蒸気発生手段による第2蒸気を一時的に貯留する蒸気貯留手段と、
    前記蒸気貯留手段から貯留蒸気を間接加熱型乾燥機で被処理物を乾燥させる加熱源として供給する蒸気供給手段と、
    前記蒸気貯留手段内の圧力測定手段と、
    前記圧力測定手段の圧力測定値に基づき前記第1蒸気発生手段を制御する圧力制御手段とを備えた、
    ことを特徴とする加熱処理設備。
  2. 前記間接加熱型乾燥機により乾燥した乾燥物の水分を測定する乾燥物水分測定手段で測定された乾燥物水分測定結果、及び乾燥物の温度を測定する乾燥物温度測定手段で測定された乾燥物温度測定結果の少なくとも一方に基づいて、上記蒸気貯留手段の内部圧力の設定値を決定する蒸気貯留圧力設定手段を備え、
    前記圧力制御手段は、前記圧力測定値が前記設定値となるよう第1蒸気発生手段を制御する請求項1記載の加熱処理設備。
  3. 前記間接加熱型乾燥機での蒸気の凝縮液を第1蒸気発生手段及び第2蒸気発生手段の少なくとも一方に蒸気源として返送する請求項1または請求項2に記載の加熱処理設備。
  4. 水分及び有機物を含む被処理物を乾燥する、蒸気を加熱源とする間接加熱型乾燥機と、乾燥機により乾燥した被処理物を加熱する加熱処理設備とを含む加熱処理方法において、
    前記間接加熱型乾燥機で発生する乾燥排ガスの保有熱を回収して第1の蒸気を発生させる第1蒸気発生工程と、
    前記加熱処理設備にて発生する可燃性ガスまたは燃焼排ガスの少なくとも一方を熱源とする第2の蒸気を発生させる第2蒸気発生工程と、
    前記第1の蒸気を機械的に圧縮する蒸気圧縮工程と、
    前記蒸気圧縮工程による圧縮蒸気及び前記第2蒸気発生工程による第2蒸気を一時的に貯留する蒸気貯留工程と、
    前記蒸気貯留工程から貯留蒸気を間接加熱型乾燥機で被処理物を乾燥させる加熱源として供給する蒸気供給工程と、
    前記蒸気貯留工程の貯留手段内の圧力を、所定の設定値となるよう前記第1蒸気発生工程を制御する圧力制御工程とを備えた、
    ことを特徴とする加熱処理方法。
  5. 前記蒸気貯留手段内の圧力の設定値を、前記間接加熱型乾燥機により乾燥した乾燥物の水分または温度の少なくとも一方に基づき調整する、
    ことを特徴とする加熱処理方法。
JP2012055894A 2012-03-13 2012-03-13 加熱処理設備及び方法 Active JP5632410B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012055894A JP5632410B2 (ja) 2012-03-13 2012-03-13 加熱処理設備及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012055894A JP5632410B2 (ja) 2012-03-13 2012-03-13 加熱処理設備及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013190144A true JP2013190144A (ja) 2013-09-26
JP5632410B2 JP5632410B2 (ja) 2014-11-26

Family

ID=49390597

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012055894A Active JP5632410B2 (ja) 2012-03-13 2012-03-13 加熱処理設備及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5632410B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013188723A (ja) * 2012-03-15 2013-09-26 Toshiba Corp 汚泥乾燥システム及び汚泥乾燥炭化システム
JP2015081712A (ja) * 2013-10-22 2015-04-27 株式会社大川原製作所 乾燥・濃縮方法並びにその装置
JP2016090091A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 株式会社大川原製作所 乾燥システム
JP2016099099A (ja) * 2014-11-26 2016-05-30 株式会社Ihi 乾燥システム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108332185A (zh) * 2018-02-10 2018-07-27 山东省环能设计院股份有限公司 一种生物质稳燃发电安装系统

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5721778A (en) * 1980-07-16 1982-02-04 Tsukishima Kikai Co Drying of sludge
JPS58136972A (ja) * 1982-02-08 1983-08-15 荏原インフイルコ株式会社 含水物の乾燥方法
JP2005279331A (ja) * 2004-03-26 2005-10-13 Tsukishima Kikai Co Ltd 汚泥焼却設備および汚泥焼却方法
JP2007333278A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Kajima Corp 蒸発装置
JP2011036796A (ja) * 2009-08-11 2011-02-24 Taiheiyo Cement Corp 有機汚泥の乾燥処理システム及び乾燥処理方法
JP2011163648A (ja) * 2010-02-09 2011-08-25 Tsukishima Kikai Co Ltd 有機性含水廃棄物の乾燥方法及びその設備
JP2012017700A (ja) * 2010-07-08 2012-01-26 Miura Co Ltd 蒸気システム
JP2012092989A (ja) * 2010-10-25 2012-05-17 Tsukishima Kikai Co Ltd 加熱処理設備及び方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5721778A (en) * 1980-07-16 1982-02-04 Tsukishima Kikai Co Drying of sludge
JPS58136972A (ja) * 1982-02-08 1983-08-15 荏原インフイルコ株式会社 含水物の乾燥方法
JP2005279331A (ja) * 2004-03-26 2005-10-13 Tsukishima Kikai Co Ltd 汚泥焼却設備および汚泥焼却方法
JP2007333278A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Kajima Corp 蒸発装置
JP2011036796A (ja) * 2009-08-11 2011-02-24 Taiheiyo Cement Corp 有機汚泥の乾燥処理システム及び乾燥処理方法
JP2011163648A (ja) * 2010-02-09 2011-08-25 Tsukishima Kikai Co Ltd 有機性含水廃棄物の乾燥方法及びその設備
JP2012017700A (ja) * 2010-07-08 2012-01-26 Miura Co Ltd 蒸気システム
JP2012092989A (ja) * 2010-10-25 2012-05-17 Tsukishima Kikai Co Ltd 加熱処理設備及び方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013188723A (ja) * 2012-03-15 2013-09-26 Toshiba Corp 汚泥乾燥システム及び汚泥乾燥炭化システム
JP2015081712A (ja) * 2013-10-22 2015-04-27 株式会社大川原製作所 乾燥・濃縮方法並びにその装置
JP2016090091A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 株式会社大川原製作所 乾燥システム
JP2016099099A (ja) * 2014-11-26 2016-05-30 株式会社Ihi 乾燥システム
WO2016084509A1 (ja) * 2014-11-26 2016-06-02 株式会社Ihi 乾燥システム
AU2015351701B2 (en) * 2014-11-26 2018-08-02 Ihi Corporation Drying system

Also Published As

Publication number Publication date
JP5632410B2 (ja) 2014-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5502698B2 (ja) 加熱処理設備及び方法
US10941984B2 (en) System and method for drying lignite
CN102741638B (zh) 干燥浆状物质、尤其净化站泥浆及产生热能的方法和设备
JP5632410B2 (ja) 加熱処理設備及び方法
JP5300237B2 (ja) 汚泥燃料化装置
JP5509024B2 (ja) 石炭乾燥装置及び石炭乾燥方法
US9127227B2 (en) Method and apparatus for processing biomass material
US9562204B2 (en) Method and apparatus for pelletizing blends of biomass materials for use as fuel
JP6124494B1 (ja) 植物性バイオマス半炭化物の製造装置
JP2008201964A (ja) 固体燃料の製造方法及びシステム
JP2006328101A (ja) 有機物の乾燥炭化装置
CN108911473B (zh) 直接加热型污泥烘干炭化机构
JP5591269B2 (ja) 加熱処理設備及び方法
JP5591268B2 (ja) 加熱処理設備及び方法
JP2009220048A (ja) 含水有機汚泥の乾燥システム及び乾燥方法
CN211976884U (zh) 一种生活垃圾干燥系统
JP2010194382A (ja) 含水有機廃棄物の乾燥システム及び乾燥方法
JP5739658B2 (ja) 所定の温度で固体を搬送する固体搬送システム
JP2010084053A (ja) 炭化物製造装置
KR101005850B1 (ko) 가연성 또는 유기성 폐기물의 건조 및 탄화 장치
JP2004358371A (ja) 水分を含む有機廃棄物の処理方法および処理システム
KR101227687B1 (ko) 하수슬러지 및 epr 폐기물의 탄화 생성물의 재활용 시스템
JP6690877B2 (ja) 木質系バイオマスの炭化処理装置
US20110197797A1 (en) Method and apparatus for efficient production of activated carbon
JP2004361013A (ja) 水分を含む廃棄物の乾燥方法および乾燥システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130927

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140704

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140822

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140912

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141009

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5632410

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350