JP2013189094A - 車両用シート - Google Patents

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Fumiya Makiguchi
文哉 牧口
Miki Higashi
美輝 東
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Abstract

【課題】押圧機構に硬質な板材を設定することなく、押圧機構からの押圧力をクッションパッドに良好に伝達できるようにする。
【解決手段】着座乗員の荷重を表側の面部で受け止めるクッションパッド20に裏側から押圧力をかける押圧機構30を備えた車両用シート1である。クッションパッド20の上記押圧機構30により押圧力がかけられる裏側の面部には、表側の面部よりも硬質で、かつ、押圧機構30の押し部32,33よりも広い面形状を備えた硬質層21Cが積層状に形成されている。硬質層21Cは、押し部32,33からかけられた押圧力を、押し部32,33よりも広い面に分散させた状態としてクッションパッド20を通して表側の面部に伝達できる程度に硬質に形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用シートに関する。詳しくは、着座乗員の荷重を表側の面部で受け止めるクッションパッドに裏側から押圧力をかける押圧機構を備えた車両用シートに関する。
従来、車両用シートにおいて、クッションパッドに対して裏面側から表面側へ押圧力をかける押圧機構が設けられた構成が知られている(特許文献1)。上記押圧機構は、そのクッションパッドの裏面を押圧する部分が硬質な板材によって形成されており、クッションパッドに対して広く面を押し付けた状態として押圧力をかけるようになっている。
独国特許出願公開第102008028791号明細書
上記従来技術では、押圧機構に硬質な板材が必須の構成となっており、上記板材が設定されていないと、クッションパッドの押圧された部分が局所的に撓み変形してしまい、押圧力が伝達されることなく吸収されてしまう構成となっている。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、押圧機構に硬質な板材を設定することなく、押圧機構からの押圧力をクッションパッドに良好に伝達できるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の車両用シートは次の手段をとる。
第1の発明は、着座乗員の荷重を表側の面部で受け止めるクッションパッドに裏側から押圧力をかける押圧機構を備えた車両用シートである。クッションパッドの上記押圧機構により押圧力がかけられる裏側の面部には、表側の面部よりも硬質で、かつ、押圧機構の押し部よりも広い面形状を備えた硬質層が積層状に形成されている。硬質層は、押し部からかけられた押圧力を、押し部よりも広い面に分散させた状態としてクッションパッドを通して表側の面部に伝達できる程度に硬質に形成されている。
この第1の発明によれば、クッションパッドの裏側の面部にかけられた押圧機構の押圧力は、硬質層により押し部よりも広い面に分散された状態とされて、クッションパッドを通して表側の面部に伝達される。このように、押圧機構からの押圧力を、クッションパッドの裏側の面部において局所的な撓み変形を生じさせて吸収してしまうことなく、硬質層により広く分散させて表側の面部へと伝達することができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、硬質層を、クッションパッドの発泡成形時に網状の構造物をセットしてインサート成形することにより、この網状の構造物に発泡樹脂の原料を含浸させて固化させて形成したものである。
この第2の発明によれば、クッションパッドの発泡成形時に網状の構造物をセットしてインサート成形する簡単な構成により、クッションパッドの裏側の面部に硬質層を強固に一体的に結合させた状態として形成することができる。
第3の発明は、上述した第2の発明において、網状の構造物が、無数の樹脂繊維をループ状に絡み合わせて形成した立体網状構造物から成るものである。
この第3の発明によれば、網状の構造物として、上記立体網状構造物を用いることにより、クッションパッドの発泡樹脂の原料を網状の構造物内に良好に含浸させて強固な状態に固化させることができ、非常に強固な硬質層を形成することができる。
実施例1の車両用シートの要部を分解して表した斜視図である。 クッションパッドを底面側から見た斜視図である。 シートクッションの平面図である。 図3のIV-IV線断面図である。 左側の押し部が上がった状態を表した断面図である。 右側の押し部が上がった状態を表した断面図である。 図3のVII-VII線断面図である。 図3のVIII-VIII線断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1の車両用シート1の構成について、図1〜図8を用いて説明する。本実施例の車両用シート1は、図1に示すように、自動車の運転座席として構成されており、着座乗員の背凭れとなる図示しないシートバックと、着座部となるシートクッション2と、を有する。シートクッション2は、車両のフロア上に、左右一対のスライド装置3を間に介して設置されており、これらスライド装置3の作動によりフロアに対する前後位置を調節することができる状態として設けられている。なお、スライド装置3の基本構造は、特開2010−221935号公報等の文献に開示された公知のものと同じ構成となっているため、具体的な構成についての説明は省略することとする。
上記シートクッション2は、そのフレーム構造を成す枠状のクッションフレーム10と、クッションフレーム10の上部にセットされたクッション構造を成すクッションパッド20と、シートクッション2全体を外側から覆う図示しない表皮材と、から構成されている。クッションフレーム10は、左右一対のサイドフレーム11と、各サイドフレーム11の前部間に架け渡されて結合されたフロントパネル12と、各サイドフレーム11の後部間に架け渡されて結合されたリアフレーム13と、によって四角枠状に組まれた構成となっている。
上記クッションフレーム10は、その左右の両サイドフレーム11が、上述したフロア上に設けられた左右一対のスライド装置3に対して、それぞれ、前後一対の昇降リンク4Aより成るリフター機構4を間に介して連結されており、これら昇降リンク4Aのリンク運動に伴う4節リンクの昇降動作によって、そのフロアに対する高さ位置を調節することができる状態として設けられている。なお、上記クッションフレーム10の基本構造及びリフター機構4の基本構造は、特開2011−246024号公報に開示された公知のものと同じ構成となっているため、具体的な構成についての説明は省略することとする。
クッションパッド20は、軟質ポリウレタンフォーム原料を発泡成形させて形成したものである。このクッションパッド20は、上述したクッションフレーム10の上部にセットされて設けられることで、クッションフレーム10の各枠部、及びこれら枠部間に架け渡された4本のSバネ14により下方側から広く面に近い状態で支えられた状態として、着座乗員の尻部や大腿部を、下方側から弾性的に軟らかく受け止めて支持する構成となっている。上述した4本のSバネ14は、それぞれ、クッションフレーム10のフロントパネル12とリアフレーム13との間に前後方向に架け渡された状態として、幅方向に並んで設けられている。
上記クッションパッド20は、詳しくは、その乗員が着座する表側の面部が、着座乗員の尻部を支える尻サポート部21と、大腿部を支える大腿サポート部22と、尻部や大腿部を両外側から支える左右の両サイドサポート部23と、に区画されて形成されている。上述した尻サポート部21は、シートクッション2の幅方向中央の後部領域に位置して、平面視矩形状の面形状に形成されており、着座乗員の尻部を受け入れる形に上面が皿状に僅かに凹んだ湾曲面形状に形成されている。
大腿サポート部22は、上記尻サポート部21の前方側領域となる、シートクッション2の幅方向中央の前部領域に位置して、上記尻サポート部21と隣接する後方部領域から前方部領域に向かって、傾斜状にその上面形状が膨れ上がっていく形に形成されている。大腿サポート部22は、この膨れ上がった形状によって、着座乗員の大腿部を尻部よりも高い位置で支えるようになっており、着座乗員の大腿部が腰部に対して開きすぎない快適な角度状態となる位置で大腿部を支えるようになっている。
左右の両サイドサポート部23は、シートクッション2の幅方向の両サイド領域に位置して、上述した中央の尻サポート部21や大腿サポート部22との各境界箇所から外側に向かって大きく山状に膨れ上がった形状に形成されている。これらサイドサポート部23は、その山状に大きく膨れ上がった形状によって、着座乗員の尻部や大腿部を両外側から支持するようになっている。
上述したクッションパッド20の尻サポート部21、大腿サポート部22、及び両サイドサポート部23の各境界部には、同境界ラインに沿って筋状に凹んだ吊込み溝20Aが形成されている。これら吊込み溝20Aは、クッションパッド20の表面に被せ付けられる図示しない表皮材の所々の部位を、その内部に吊り込んで止着させるための引き込み溝として機能するものとなっている。すなわち、上記表皮材の所々の部位を、上記境界ラインに沿って形成された吊込み溝20A内に吊り込んで止着させることにより、表皮材を、上述した部分的な膨らみや凹みのあるクッションパッド20の表面形状に対し、広く面接触(密着)させた状態として、浮きや皺のない状態に見栄え良く張設させられるようになっている。
ところで、上述したクッションパッド20の底部には、クッションパッド20の上記尻サポート部21に対して裏面側(底面側)から表面側への押圧力をかけて、尻サポート部21の表側の面部21Aの形状を部分的に膨らませた形に変化させる押圧機構30が設けられている。この押圧機構30は、その本体部31が、上述したクッションフレーム10の枠内に架け渡された4本のSバネ14のうち、中央の2本のSバネ14に跨って架け渡されて、下方側から支持された状態として設けられている。
上記押圧機構30は、図3〜図5に示すように、上述した2本のSバネ14(図1参照)により支えられる本体部31と、この本体部31の左右両側部にヒンジ連結された右側の押し部32及び左側の押し部33と、を有する。右側の押し部32と左側の押し部33は、それぞれ、本体部31に対し、回転軸32A,33Aにより起倒回転可能にヒンジ連結された状態として設けられている。これら右側の押し部32と左側の押し部33は、図4〜図5に示すように、本体部31の内部に設けられた図示しないカム機構が作動することによって、代わる代わる交互に起こし上げられる方向に回動操作されて、クッションパッド20の尻サポート部21の裏側の面部21Bを下方側から代わる代わる交互に押圧するようになっている。
ここで、上述した押圧機構30は、図3及び図7〜図8に示すように、その初期時の非作動状態では、上述した本体部31の上面が、本体部31を支える各Sバネ14よりも高い位置に突出して配置された状態となっている。また、本体部31の左右両側部に設けられた右側の押し部32及び左側の押し部33は、それぞれ、それらの上面が、本体部31の上面とほぼ同じ程度の高さ位置に位置した状態となっている。
このように、押圧機構30がクッションパッド20を支える各Sバネ14の高さ位置よりも上方側に突出して設けられているために、この押圧機構30の直上に位置するクッションパッド20の尻サポート部21の裏側の面部21Bには、押圧機構30との干渉を回避するために凹んだ凹部20Bが形成されている(図2参照)。この凹部20Bにより、クッションパッド20がクッションフレーム10上にセットされてSバネ14により支えられた初期状態では、本体部31の上面とクッションパッド20の尻サポート部21の裏側の面部21B(凹部20B)とが互いに押し付けられることなく、軽く面当接した状態として、クッションパッド20に無理な負荷がかからないようになっている。
上述した右側の押し部32や左側の押し部33は、図3に示すように、それらの上面が、互いの接近側となる中央側から両外側に向かって落ち込む方向に湾曲した面形状に形成されている。これら右側の押し部32や左側の押し部33は、図4〜図5に示すように、それぞれ、交互に代わる代わる上方側に起こし上げられる回転動作によって、それらの湾曲した上面を、クッションパッド20の尻サポート部21の裏側の面部21Bに下方側から押し滑らせるようにあてがえて、尻サポート部21の裏側の面部21Bを上方側に局所的に押圧する態様で、その押圧力をクッションパッド20へと伝達するようになっている。
したがって、上記のようにクッションパッド20に対して局所的に押圧力がかけられる構成となっている場合、この押圧力を、広く面方向に分散させて受けることができる硬質な面で受けないと、押圧力を受けた部分において局所的な撓み変形が生じてしまい、押圧力が伝達されることなくその部分で吸収されてしまうこととなる。そこで、本実施例では、上記押圧機構30からの押圧力を受けるクッションパッド20の尻サポート部21の裏側の面部21Bに、局所的に受けた押圧力を広く面方向に分散させて受け止めることのできる広い面形状の硬質層21Cが形成されている。この硬質層21Cにより、押圧機構30から受けた押圧力が、広く面方向に分散された状態として、尻サポート部21の表側の面部21Aへと伝達されて、表側の面部21Aの形状が部分的に山状に膨らむ態様で押し上げられるようになっている。
上記硬質層21Cは、図2に示すように、クッションパッド20の発泡成形時に網状の構造物Baをインサートして、網状の構造物Baに軟質ポリウレタンフォーム原料(発泡樹脂の原料)を含浸させて固化させることにより形成されている。本実施例では、上記網状の構造物Baとして、無数の樹脂繊維をループ状に絡み合わせて形成した、厚板状の立体網状構造物(エアーブレス:登録商標)が用いられている。この網状の構造物Baとして用いられるエアーブレス(登録商標)は、ヒステリシスロスが小さく、高反発なクッション性を備えた特徴をもっており、軟質ポリウレタンフォーム原料を含浸させて固化させることにより、発泡した樹脂部分と強固に一体的に結合された状態となって、高硬度な硬質層21Cを形成するようになっている。
したがって、上記のような高硬度な硬質層21Cがクッションパッド20の尻サポート部21の裏側の面部21Bに積層状に形成されることにより、図4〜図5に示すように、押圧機構30の右側の押し部32や左側の押し部33からかけられる押圧力は、上記硬質層21Cを介してクッションパッド20の尻サポート部21の裏側の面部21Bにかけられることとなる。上記硬質層21Cに押圧機構30の右側の押し部32や左側の押し部33から押圧力がかけられることにより、その押圧箇所が局所的であっても、硬質層21Cにおいてその押圧力が広く面方向に分散された状態として受け止められる。そして、この硬質層21Cにかけられた押圧力は、上述した右側の押し部32や左側の押し部33によって押圧された箇所よりも広い面に分散された状態として、尻サポート部21の上側の面部に伝達される。これにより、尻サポート部21の上側の面部が部分的に山状に膨らむ態様で、着座乗員の尻部を支える尻部の支持形状が、左右交互に下側から押し上げられるように形を変えるように操作される。これにより、着座乗員の尻部の支持態様が、長時間一定状態とならないように変えられて、血流の滞りにくい状態とされるようになっている。
なお、硬質層21Cの硬質の程度は、押圧機構30の右側の押し部32や左側の押し部33からの押圧力を受けた際に、硬質層21Cが全く撓まない程度に硬質となっているのではなく、図4〜図5に示すように、押圧機構30から押圧力を受けた際に、その押圧力により弓状に湾曲するように僅かに撓んだ状態となって、押圧力を広く面方向に分散させた状態として、尻サポート部21の表側の面部21Aに伝達して、表側の面部21Aを山状に膨らませる程度の硬質となっているものである。
このように、本実施例の車両用シート1によれば、クッションパッド20の裏側の面部に硬質層21Cを設けたことにより、押圧機構30から受けた押圧力を、クッションパッド20の裏側の面部21Bにおいて局所的な撓み変形を生じさせて吸収してしまうのではなく、クッションパッド20より硬質な硬質層21Cによって広く面方向に分散させた状態として表側の面部21Aへと伝達することができる。上記硬質層21Cは、クッションパッド20の発泡成形時に網状の構造物Baを成形型内にセットしてインサート成形する簡単な構成により、クッションパッド20の裏側の面部21Bに強固に一体的に結合させた状態として簡便に形成することができる。詳しくは、硬質層21Cをクッションパッド20内に積層状に一体的に形成した構成としたことにより、別体の硬質材をクッションパッド20の裏側の面部21Bに押し当てて使用する形態の構成と比べると、硬質層(硬質材)をクッションパッド20の裏側の面部21Bの狙いとする位置に位置決めした状態にセットしやすくなると共に、組み付け時の部品点数の削減を図ることができる。また、網状の構造物Baとして、無数の樹脂繊維をループ状に絡み合わせて形成した立体網状構造物(エアーブレス:登録商標)を用いたことにより、クッションパッド20の発泡樹脂の原料を網状の構造物Ba内に良好に含浸させて強固な状態に固化させることができ、非常に強固な硬質層21Cを形成することができる。
以上、本発明の実施形態を1つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、上記実施例では、硬質層21Cを、クッションパッド20の尻サポート部21の裏側の面部21Bに設定したものを例示したが、押圧機構をその他の箇所に設定する場合には、硬質層もそれに合わせて、大腿サポート部やサイドサポート部等の他の箇所に設定しても良い。また、硬質層の適用対象は、シートバックのパッド(バックパッド)やヘッドレストのパッドであってもよく、例えば、着座乗員の腰部を支えるバックパッドの腰サポート部の裏側の面部に硬質部を設定して、その背部に押圧機構を設け、押圧機構による押圧力を腰サポート部の表側の面部へと伝達できるようにすることで、腰部の支持力を強化するように用いても良い。
また、上記実施例では、硬質層21Cとして、クッションパッド20に網状の構造物Baをインサートして一体成形して形成したものを例示したが、インサートする構造物は、網状の構造物でなくても構わない。但し、クッションパッドにインサートする構造物は、クッションパッドの発泡樹脂が含浸し易い網状の構造物の方が、クッションパッドの発泡樹脂と絡んで強固に一体的に結合されやすく、クッションパッドと一体感のある状態に仕上がりやすくなる。また、硬質層は、押圧機構により押圧される部分を含む周縁領域にのみ設定されていてもよい。上記実施例では、クッションパッド20の尻サポート部21の裏側の面部21Bの広い領域に亘って硬質層21Cが形成されていたが、硬質層を上述したように部分的に設定する構成とすることにより、硬質層を全く撓まない程度に硬質に形成しても、クッションパッドの表側の面部を部分的に山状に膨らませるように押圧力を伝達することができる構成とすることができる。
1 車両用シート
2 シートクッション
3 スライド装置
4 リフター機構
4A 昇降リンク
10 クッションフレーム
11 サイドフレーム
12 フロントパネル
13 リアフレーム
14 Sバネ
20 クッションパッド
20A 吊込み溝
20B 凹部
21 尻サポート部
21A 表側の面部
21B 裏側の面部
21C 硬質層
22 大腿サポート部
23 サイドサポート部
30 押圧機構
31 本体部
32 右側の押し部
32A 回転軸
33 左側の押し部
33A 回転軸
Ba 網状の構造物

Claims (3)

  1. 着座乗員の荷重を表側の面部で受け止めるクッションパッドに裏側から押圧力をかける押圧機構を備えた車両用シートであって、
    前記クッションパッドの前記押圧機構により押圧力がかけられる裏側の面部には、前記表側の面部よりも硬質で、かつ、前記押圧機構の押し部よりも広い面形状を備えた硬質層が積層状に形成されており、
    該硬質層は、前記押し部からかけられた押圧力を該押し部よりも広い面に分散させた状態として前記クッションパッドを通して前記表側の面部に伝達できる程度に硬質に形成されていることを特徴とする車両用シート。
  2. 請求項1に記載の車両用シートであって、
    前記硬質層を、前記クッションパッドの発泡成形時に網状の構造物を成形型内にセットしてインサート成形することにより該網状の構造物に発泡樹脂の原料を含浸させて固化させて形成したことを特徴とする車両用シート。
  3. 請求項2に記載の車両用シートであって、
    前記網状の構造物が、無数の樹脂繊維をループ状に絡み合わせて形成した立体網状構造物から成ることを特徴とする車両用シート。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016026952A (ja) * 2014-06-26 2016-02-18 Jr東日本テクノロジー株式会社 鉄道車両用座席
JP2019025992A (ja) * 2017-07-27 2019-02-21 マツダ株式会社 車両用シート

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