JP2013189068A - オムニホイール - Google Patents

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韶得 辻
Shigenori Sakamoto
重法 坂本
Kazuhiro Hamaguchi
和洋 浜口
Atsushi Minemasa
敦司 峯政
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Abstract

【課題】使用時における移動路面の起伏や傾き,滑りによって各バレルに生じる振動を軽減させることのできるオムニホイールを提供する。
【解決手段】先端部が分岐された複数の支持脚4,5,6が中央部から径方向に延設されたバレルフレームの中央部を起点として、周方向に支持脚4,5,6を相互に変位させて固着し、各バレルフレームの支持脚4,5,6間にそれぞれ軸支されたバレル支持軸にバレル3を回転可能に軸支してなるオムニホイール1において、緩衝装置を介してバレル支持軸を支持脚4,5,6間に軸支し、緩衝装置によって、バレル支持軸への荷重を緩和する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ロボット等の各種移動体やコンテナ,台車等の各種搬送手段において使用されるオムニホイール(全方向移動車輪)に関し、特には使用時における振動を低減させたオムニホイールに関する。
オムニホイールは、バレルフレームの外周部に複数のバレル(樽型ローラ)を装備してなり、バレルを接触面としたバレルフレームの回転による移動と、バレルフレームの周方向と直交する方向へのバレルの回転による移動が可能であり、これらの移動を組み合わせることによって全方向に移動することが可能である。このオムニホイールの基本構造は公知の構造であり、複数のバレルフレームを相互に変位させて組み合わせたり、バレルの数を変更する等の種々の構成のオムニホイールが提供されている。
また、このオムニホイールを利用した各種移動体や搬送手段も提供されている。例えば、特許文献1によれば、オムニホイールを使用することによって実質的に任意の方向に移動することが可能な全方向移動台車が提供され、特許文献2によれば、進行方向における操作力の変動を抑制し、直進性を確保するとともに振動も生じないとする全方向移動車輪及び搬送台車が提供されている。特に近時は産業用からレジャーやホビー用の各種ロボットの移動手段としてオムニホイールが注目されている。
特開2001−233219号公報 特開2007−283806号公報
オムニホイールの移動時において、移動路面が平滑であり、かつ、バレルと移動路面との接触角度が常に直角に維持されているのであれば、理論上の振動は発生しない。しかしながら、現実には移動路面には起伏や傾き,滑りが生じることがあり、これらがオムニホイールに振動を発生させる原因となっている。また、オムニホイールは、複数のバレルが交互に移動路面と接触するため、バレルのリレー時に振動が発生することがある。これらのオムニホイールの移動時における振動は、微量であったとしてもロボット等のモータ制御の負荷電流の起伏を生じ、モータ制御に必要なフィードバック値を不安定にさせてしまう。
従来、特許文献1に示すように、オムニホイール自体には振動に対する格段の対策は施されていなかった。これに対して、特許文献2に示すように、バレル間に、摩擦係数の小さな摺動部を配置し、移動路面に摺動部をバレルとともに接触させることによって、オムニホイールを備えた搬送台車による搬送時の振動を抑制する手段も提供されている。しかしながら、特許文献2に示す手段によれば、摺動部によってバレルのリレー時における振動を軽減することは可能であるが、移動路面の起伏や傾き,滑りによって各バレルに生じる振動を軽減することはできない。
そこで、本発明者らは前記した従来の課題を解決し、使用時における移動路面の起伏や傾き,滑りによって各バレルに生じる振動を軽減させることのできるオムニホイールを提供することを目的としている。
本発明は、上記課題を解決するために、先端部が分岐された複数の支持脚が中央部から径方向に延設されたバレルフレームの中央部を起点として、周方向に支持脚を相互に変位させて固着し、各バレルフレームの支持脚間にそれぞれ軸支されたバレル支持軸にバレルを回転可能に軸支してなるオムニホイールにおいて、緩衝装置を介してバレル支持軸を支持脚間に軸支したことを特徴とするオムニホイールを基本として提供し、緩衝装置によって、バレル支持軸への荷重を緩和する。
また、支持脚の先端を、各バレルフレームの支持脚間において対向するとともにバレル軸孔を穿設したブラケットとして分岐し、隣接する支持脚間におけるブラケットのバレル軸孔にバレル支持軸を軸支し、ブラケット内に、ブラケットの分岐方向においてバレル軸孔と連通するスプリング挿通穴を形成し、スプリング挿通穴に緩衝装置としてのスプリングを挿入し、スプリングによってバレル支持軸を揺動可能に軸支し、バレル軸孔にバレル支持軸の揺動空間を確保して、バレル支持軸を軸支する。
そして、中央部を中心とする回転により、複数のバレルフレームに軸支したバレルが交互に接地することで、中央部と直交する方向に移動自在であるとともに、バレル支持軸を中心とするバレルの回転により中央部の軸方向に移動自在とし、中央部に中央軸孔を穿設する。
以上記載した本発明によれば、各バレルのバレル支持軸がそれぞれ緩衝装置としてのスプリングによって揺動可能に支持されているため、移動路面の起伏や傾き,滑りによって各バレルに振動が生じたとしても、バレル支持軸が揺動空間内において揺動することによって、各バレルにおいて振動を吸収することができる。そのため、全方向におけるオムニホイールの安定した走行を実現することができる。
本発明にかかるオムニホイールの全体斜視図。 本発明にかかるオムニホイールの側面図。 本発明にかかるオムニホイールの正面図。 バレルフレームの全体斜視図。 バレルの全体斜視図。 図2のA−A断面図。 図6の要部拡大図。 図3のB−B断面図。 図8の要部拡大図。
本発明は、緩衝装置を介してバレル支持軸を支持脚間に軸支したことに特徴を有する。以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明にかかるオムニホイール1の全体斜視図、図2は側面図、図3は正面図である。オムニホイール1は、バレルフレーム2の外周部に、複数のバレル3(樽型ローラ)を装備してなる。
図4はバレルフレーム2の全体斜視図であり、先端部が分岐された3本の支持脚4,5,6が中央部としての中央軸孔7から径方向に等間隔で延設された2組のバレルフレーム2を、中央軸孔7を起点として周方向に支持脚4,5,6を相互に60度変位させて固着してある。そして、支持脚4,5,6間に、それぞれバレル支持軸8を軸支し、バレル支持軸8に、図5に示すバレル3を回転可能に軸支している。バレル3は中央部が膨出した樽型であり、長手方向中央部にバレル支持軸8を密接状態に挿通可能なバレル支持軸挿通孔3aが形成されている。
なお、図示例では、3本の支持脚4,5,6を採用したが、複数であれば任意の本数でよく、4本以上としてもよい。また、支持脚4,5,6の変位角度もその数に応じて適宜の角度を設定すればよい。更に、図示例では、同一構成の2組のバレルフレーム2を固着してあるが、3組以上のバレルフレーム2を組み合わせるようにしてもよい。
そして、支持脚4,5,6間において対向するように、支持脚4,5,6の先端を、それぞれブラケット4a,4b、ブラケット5a,5b、ブラケット6a,6bとして分岐している。即ち、支持脚4のブラケット4aと支持脚5のブラケット5bが、支持脚5のブラケット5aと支持脚6のブラケット6bが、支持脚6のブラケット6aと支持脚4のブラケット4bが対向して配置されている。このブラケット4a,4b,5a,5b,6a,6bには、それぞれバレル軸孔9が対向するように穿設されており、ブラケット4a,5b間、ブラケット5a,6b間、ブラケット6a,4b間にそれぞれバレル支持軸8が軸支している。バレル3は、図5に示すように樽型のフリーローラである。7は中央部としての中央軸孔である。図示例では、オムニホイール1の中央部を、バレルフレーム2の中央軸孔7として形成したが、予め中央軸孔7に中央軸を挿通した構成としてもよい。なお、上記したオムニホイール1の基本構造は公知の構造である。
本発明では、図6〜図9に示すように、ブラケット4a(4b,5a,5b,6a,6b)内に、その分岐方向S(図9参照)においてバレル軸孔9と連通するスプリング挿通穴10を形成し、スプリング挿通穴10に緩衝装置としてのスプリング11を挿入し、スプリング11によってバレル支持軸8を揺動可能に支持している。よって、図7,図9に示すように、バレル支持軸8の端部はブラケット4a(4b,5a,5b,6a,6b)に穿設されたバレル軸孔9内において、ブッシュ13を介してスプリング11によって支持されるとともに、バレル軸孔9内においてブッシュ13の上部及び下部には揺動空間12a,12bが形成されている。そのため、バレル支持軸8はスプリング11によって、図9の矢印Yに示すように上下方向(スプリング挿通穴10方向)に揺動可能に支持されており、バレル3の移動路面への接地時におけるバレル支持軸8への荷重を緩和することができる。なお、緩衝装置としては、スプリング11に限ることなく、バレル支持軸8を揺動可能に軸支できる構成であれば、どのような構成であってもよい。なお、14はバレル3とブラケット4a(4b,5a,5b,6a,6b)間に介在させたワッシャである。
上記した構成のオムニホイール1は、中央軸孔7を中心とする回転により、複数のバレルフレーム2に軸支したバレル3が交互に接地することで、中央軸孔7と直交する方向に自在に移動できるとともに、バレル支持軸8を中心とするバレル3の回転により中央軸孔7の軸方向に自在に移動することができ、その結果全方向に移動することが可能である。そして、移動時において、移動路面の起伏や傾き,滑りに起因する何らかの振動が発生したとしても、バレル支持軸8はスプリング11によって、バレル軸孔9内において、移動路面の接地方向であるスプリング挿通穴10方向(上下方向)において、揺動可能に軸支されているため、スプリング11によって振動を吸収することができ、バレル3の移動路面への接地時におけるバレル支持軸8への荷重を緩和し、オムニホイール1の安定した走行を実現することができる。
以上記載した本発明によれば、各バレルのバレル支持軸がそれぞれ緩衝装置としてのスプリングによって揺動可能に支持されているため、移動路面の起伏や傾き,滑りによって各バレルに振動が生じたとしても、バレル支持軸が揺動空間内において揺動することによって、各バレルにおいて振動を吸収することができる。そのため、全方向におけるオムニホイールの安定した走行を実現することができる。
1…オムニホイール
2…バレルフレーム
3…バレル
4,5,6…支持脚
4a,4b,5a,5b,6a,6b…ブラケット
7…中央軸孔
8…バレル支持軸
9…バレル軸孔
10…スプリング挿通穴
11…スプリング
12a,12b…揺動空間

Claims (7)

  1. 先端部が分岐された複数の支持脚が中央部から径方向に延設されたバレルフレームの中央部を起点として、周方向に支持脚を相互に変位させて固着し、各バレルフレームの支持脚間にそれぞれ軸支されたバレル支持軸にバレルを回転可能に軸支してなるオムニホイールにおいて、
    緩衝装置を介してバレル支持軸を支持脚間に軸支したことを特徴とするオムニホイール。
  2. 緩衝装置によって、バレル支持軸への荷重を緩和する請求項1記載のオムニホイール。
  3. 支持脚の先端を、各バレルフレームの支持脚間において対向するとともにバレル軸孔を穿設したブラケットとして分岐し、隣接する支持脚間におけるブラケットのバレル軸孔にバレル支持軸を軸支した請求項1又は2記載のオムニホイール。
  4. ブラケット内に、ブラケットの分岐方向においてバレル軸孔と連通するスプリング挿通穴を形成し、スプリング挿通穴に緩衝装置としてのスプリングを挿入し、スプリングによってバレル支持軸を揺動可能に軸支する請求項3記載のオムニホイール。
  5. バレル軸孔にバレル支持軸の揺動空間を確保して、バレル支持軸を軸支する請求項4記載のオムニホイール。
  6. 中央部を中心とする回転により、複数のバレルフレームに軸支したバレルが交互に接地することで、中央部と直交する方向に移動自在であるとともに、バレル支持軸を中心とするバレルの回転により中央部の軸方向に移動自在である請求項1,2,3,4又は5記載のオムニホイール。
  7. 中央部に中央軸孔を穿設した請求項1,2,3,4,5又は6記載のオムニホイール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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