JP2000335726A - 全方向ローラ - Google Patents

全方向ローラ

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JP2000335726A
JP2000335726A JP14659599A JP14659599A JP2000335726A JP 2000335726 A JP2000335726 A JP 2000335726A JP 14659599 A JP14659599 A JP 14659599A JP 14659599 A JP14659599 A JP 14659599A JP 2000335726 A JP2000335726 A JP 2000335726A
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shaped
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Koichi Mitani
宏一 三谷
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転体本体外周部に一対の対向する支持片を
複数組突設し、この一対の支持片間にそれぞれに軸心と
直交する面内にて回転自在に樽型ローラを支持させて回
転体を形成し、樽型ローラは回転体の略円状外周の一部
を形成するような外面形状に形成してあり、この一対の
回転体を主軸上にて位相をずらして同心に突き合わせて
なる全方向ローラにおいて、樽型ローラが入れ替わると
きの振動が低減するとともに、安定して走行でき耐久性
の向上した全方向ローラを提供すること。 【解決手段】 支持片2両外側に樽型ローラ3軸心と略
同軸に回転自在とされた端部ローラ6を設け、この端部
ローラ6が回転体4の略円状外周の一部を形成するよう
な外面形状に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、載せた物品を略平
面上の任意方向に移動させることができる全方向ローラ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図7に示すように、実公平5−1
1209に記載されたような全方向ローラが提案されて
いる。この全方向ローラは、回転体本体1外周部に軸心
と直交する面内にて回転自在に両端部が支持された複数
の支持軸9を等間隔に設け、この支持軸9に樽型ローラ
3を支持させて回転体4を形成し、樽型ローラ3は回転
体4の略円状外周の一部を形成するような外面形状に形
成してあり、この一対の回転体4を主軸5上にて位相を
ずらして同心に突き合わせて形成されている。樽型ロー
ラ3は通常振動を抑えるために表面部が弾力性を有する
ゴム材で形成されている。
【0003】このような全方向ローラは、例えば、物品
搬送路上に配列したブラケットに主軸の両端を支持して
配備されており、物品を樽型ローラ上を滑らせて任意の
方向に搬送できる。また、全方向ローラは、台車の車輪
として用いられ、物品を載せる台板の下側に突設したブ
ラケットに主軸の両端を支持させて配設され、台車を任
意の方向に走行できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の全方向ローラにおいては、図8に示すように、台車
の車輪として用いる場合、無負荷時に略円状外周を形成
する各樽型ローラ3の稜線が、負荷時に樽型ローラ3表
面のゴム材が変形して変形するため、台車の走行時に回
転体が主軸回りに回転して走行面26と接する樽型ロー
ラ3が入れ替わるときに、段差が生じ振動が発生すると
いう問題がある。特に、樽型ローラ3端面部での変形が
中央部よりも大きくなるため、走行面26と接する樽型
ローラ3が入れ替わるときの振動が大きくなるものであ
る。また、樽型ローラ3端面部での摩耗が大きくなり、
全方向ローラの耐久性が低下するという問題もある。さ
らに、全方向ローラが主軸5方向に移動するとき、回転
体本体1の樽型ローラ間の部分が走行面上の突出部に接
触し、安定した走行ができない場合がある。
【0005】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、樽型ローラが入れ替わる
ときの振動が低減するとともに、安定して走行でき耐久
性の向上した全方向ローラを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、回転体本体外周部に一対の
対向する支持片を複数組突設し、この一対の支持片間に
それぞれに軸心と直交する面内にて回転自在に樽型ロー
ラを支持させて回転体を形成し、樽型ローラは回転体の
略円状外周の一部を形成するような外面形状に形成して
あり、この一対の回転体を主軸上にて位相をずらして同
心に突き合わせてなる全方向ローラにおいて、支持片両
外側に樽型ローラ軸心と略同軸に回転自在とされた端部
ローラを設けてなり、この端部ローラが回転体の略円状
外周の一部を形成するような外面形状に形成されている
ことを特徴として構成している。
【0007】このような全方向ローラでは、支持片両外
方に支持片に樽型ローラ軸心と略同軸に回転自在とされ
た端部ローラを設け、この端部ローラが回転体の略円状
外周の一部を形成するような外面形状に形成されている
ので、台車の走行時に回転体が主軸回りに回転して走行
面と接する樽型ローラが入れ替わるときに、いったん端
部ローラが走行面と接し、樽型ローラ端面部にかかる集
中荷重を端部ローラに分散させることになり、樽型ロー
ラ端面部での変形が抑制されて段差が小さくなり、振動
を小さくできる。また、樽型ローラ端面部の変形が抑制
されるため、支持片先端部が走行面に接触することがな
くなり、支持片先端部の接触によって走行面が傷ついた
くことがない。さらに、端部ローラが回転体の略円状外
周の一部を形成するような外面形状に形成されているた
め、端部ローラが走行面と接したときにも回転体の軸心
と走行面との距離が変わらず、回転体がスムーズに回転
することができる。さらに、走行面上に突出部があって
も、端部ローラが突出部上を走行するため、突出部に支
持片が干渉せず安定した走行ができる。
【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、端部ローラの表面部硬度を樽型ロー
ラよりも大きく形成してなることを特徴として構成して
いる。
【0009】このような全方向ローラでは、端部ローラ
の表面部硬度が樽型ローラよりも大きいので、端部ロー
ラが樽型ローラより小さいために端部ローラ表面部に大
きな圧力がかかっても樽型ローラ表面部の変形量と同程
度に端部ローラ表面部を変形させることができる。した
がって、端部ローラが走行面と接したときにも回転体の
軸心と走行面との距離が変わらず、より回転体がスムー
ズに回転することができる。
【0010】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の発明において、樽型ローラおよび端部ローラの表面
部を軟質材から形成するとともに、端部ローラの軟質材
の厚みを樽型ローラよりも小さく形成してなることを特
徴として構成している。
【0011】このような全方向ローラでは、端部ローラ
の軟質材の厚みが樽型ローラよりも小さいので、走行時
に樽型ローラ表面部の変形量と同程度に端部ローラ表面
部を変形させることができ、端部ローラが走行面と接し
たときにも回転体の軸心と走行面との距離が変わらず、
より回転体がスムーズに回転することができる。また、
端部ローラまたは樽型ローラの軟質材の厚みを変えるこ
とによって、簡単に端部ローラ表面部または樽型ローラ
表面部の硬度を変形量が同程度になるよう設定すること
ができる。
【0012】また、請求項4記載の発明は、請求項1乃
至3記載の発明において、樽型ローラを回転体半径方向
に移動自在に設け、樽型ローラと回転体本体との間に樽
型ローラを回転体半径方向の外向きに付勢するバネ材を
設けてなることを特徴として構成している。
【0013】このような全方向ローラでは、走行面に凹
凸が有る場合に、凹凸による樽型ローラの上下動をバネ
材によって吸収するため、安定して走行することががで
きる。
【0014】また、請求項5記載の発明は、請求項1乃
至4記載の発明において、支持軸孔を貫通して支持片先
端部間に支持軸保持部を架設するとともに、この支持軸
保持部の外側端部に支持軸を設けてなることを特徴とし
て構成している。
【0015】このような全方向ローラでは、支持軸孔を
貫通して支持片先端部間に支持軸保持部を架設するとと
もに、この支持軸保持部の外側端部に支持軸を設けてい
るので、支持片先端部が樽型ローラの軸心よりも回転体
中央寄りに配置されて走行面との距離が遠くなり、走行
時に樽型ローラ端面部が変形しても支持片先端部が走行
面に接触することがなくなり、支持片先端部の接触によ
って走行面が傷つくことがない。
【0016】また、請求項6記載の発明は、請求項1乃
至5記載の発明において、主軸を両回転体間で分割して
分割軸を設け、両分割軸の対向する端部を分割軸が互い
に軸心と直交する方向に移動可能に連結してなることを
特徴として構成している。
【0017】このような全方向ローラでは、両回転体が
互いに軸心と直交する方向に移動可能に連結されている
ので、一方の回転体だけが凹凸のある走行面の段差を乗
り越えるときに、この回転体だけが上方へ移動するた
め、他方の回転体を浮かせずに安定して走行することが
できる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態の全方向ローラ
を図1乃至図6に基づき以下に説明する。
【0019】図1は、本発明の実施形態の全方向ローラ
を示す縦断面図である。また、図2は、同上の全方向ロ
ーラの取付状態を示す縦断面図である。また、図3は、
同上の全方向ローラを取り付けた台車を下方向から見た
図である。
【0020】図1乃至図3に示すように、この全方向ロ
ーラは、回転体本体1外周部に一対の対向する支持片2
を複数組突設し、この一対の支持片2,2間にそれぞれ
に軸心と直交する面内にて回転自在に樽型ローラ3を支
持させて回転体4を形成し、樽型ローラ3は回転体4の
略円状外周の一部を形成するような外面形状に形成して
あり、この一対の回転体4を主軸5上にて位相をずらし
て同心に突き合わせて形成されている。そして、支持片
2両外側に樽型ローラ3軸心と略同軸に回転自在とされ
た端部ローラ6を設け、この端部ローラ6が回転体4の
略円状外周の一部を形成するような外面形状に形成され
ている。また、この全方向ローラは、端部ローラ6の表
面部硬度が樽型ローラ3よりも大きく形成され、樽型ロ
ーラ3および端部ローラ6の表面部を軟質材13から形
成するとともに、端部ローラ6の軟質材13の厚みを樽
型ローラ3よりも小さく形成されている。
【0021】回転体本体1は、主軸5が貫通する主軸孔
7を開設した本体部の外周に120°の間隔を隔ててリ
ブ14が突設され、リブ14の先端にY字型の二股に分
かれた支持片2が形成されている。樽型ローラ3は、両
端面間を貫通する支持軸孔8が開設され、隣り合うリブ
14の対向する支持片2,2間に挿入配置され、この支
持軸孔8および支持片2に設けた支持孔10を貫通する
支持軸9によって回転自在に回転体本体1に支持されて
いる。支持軸9は、両支持片2間の間隔よりも長く形成
された丸棒の外周面上略中央に長手方向に沿って係止片
9aが突設されて形成されている。また、支持軸孔8お
よび支持孔10は、丸棒外径と略同寸の内径を有する丸
孔状に形成され、支持軸孔8内周面上に支持軸9の係止
片9aが嵌入係止する凹溝11が形成されている。支持
孔10の内面部にはベアリングなどの回転補助部材12
が設けられている。そして、樽型ローラ3の支持軸孔8
に貫設された支持軸9が両支持片2,2の支持孔10,
10を貫通し、両端部が両支持片2,2の外方に突出し
た状態で回転補助部材12によって回転自在に支持され
ている。端部ローラ6は、頂部を水平に切断した円錐形
状に形成され、支持軸9が貫通する樽型ローラ3と同様
の支持軸孔8が形成されている。そして、この支持片2
外方に突出した支持軸9両端部がこの支持軸孔8に貫設
されて端部ローラ6が先細部を外側にした状態で保持さ
れている。
【0022】回転体4における樽型ローラ3および端部
ローラ6の各外周を結んだ軸方向視の稜線は略円状に形
成され、主軸孔7に貫通した主軸5回りに回転体4が回
転する際の回転外周を形成している。樽型ローラ3およ
び端部ローラ6は、それぞれ芯材外面をゴム板などの平
板状の軟質材13で被覆されているとともに、端部ロー
ラ6側の軟質材13の厚みが樽型ローラ3側よりも薄く
形成されている。したがって、端部ローラ6の方が樽型
ローラ3よりも表面部硬度が大きく形成されている。
【0023】主軸5は、丸棒状に形成され、外周面上に
長手方向に沿って係止凸片5aが突設されて形成されて
いる。また、主軸孔7は、丸棒外径と略同寸の内径を有
する丸孔状に形成され、内周面上に主軸5の係止凸片5
aが嵌入係止する係止凹溝7aが形成されている。ま
た、一対の回転体4は、係止凹溝7aの位置が互いに6
0°ずらして設けられ、一方の回転体4の係止凹溝7a
は隣り合うリブ14の略中間位置に、他方の回転体4の
係止凹溝7aはリブ14位置に設けられている。そし
て、これらの係止凹溝7a位置が異なる各回転体4を一
対にして、各回転体4を位相を60°ずらして係止凹溝
7aを連通させて対向配置させ、両係止凹溝7aに係止
凸片5aを位置合わせして主軸孔7に主軸5を嵌入する
ことによって全方向ローラを組み立てる。
【0024】このようして形成された全方向ローラは、
例えば台車20の車輪として用いられる。台車20は、
例えば、物品を載せる角板状の台板21と、この台板2
1下面の4角部にそれぞれ配設したローラ固定部22
と、このローラ固定部22に支持された全方向ローラと
を備えている。ローラ固定部22は、上板23aおよび
上板23aの両端に垂下された両側板23b,23bか
らなる側面視略コ字型の保持部23と、保持部23の上
板23a上面両端部に立設され、上端部が台板21に貫
通して固設されたクッション材24と、一方の側板23
bを貫通して取付られた駆動モータ25とから形成さ
れ、他方の側板23bと駆動モータ25先端の回転部と
の間に回転部の回転によって回転自在に主軸5が架設さ
れることによって、保持部23に全方向ローラが支持さ
れている。クッション材24はダンパーなどからなり、
全方向ローラがその上を走行する走行面26の凹凸によ
る台車20の振動を吸収している。駆動モータ25は駆
動制御部(図示せず)によって回転速度制御される。台
板21対角上に対向する両全方向ローラは、対角線に沿
って主軸5の長手方向が配置され主軸5回りの回転方向
が一致している。したがって、台板21辺上に隣り合う
両全方向ローラは、両主軸5の長手方向のなす角度が略
90度となっている。
【0025】このような全方向ローラは、駆動制御部を
操作して各駆動モータ25を適切に動作させることによ
って、主軸5回りの回転体4の回転および樽型ローラ3
の回転を利用して台車20が任意方向に走行するように
している。例えば、台板21対角上に対向する両全方向
ローラの駆動モータ25を回転させ、残りの全方向ロー
ラの駆動モータ25を停止させると、前者の全方向ロー
ラの回転体4が回転し、この回転方向に台車20が走行
する。このとき、後者の全方向ローラは、支持軸9が前
者の全方向ローラの主軸5と同方向になるため、この支
持軸9まわりに樽型ローラ3が回転し、台車20がスム
ーズに移動する。あるいは、4個すべての全方向ローラ
を回転させると、回転体4と樽型ローラ3との両方が回
転し、両者の走行方向の中間の任意方向へ台車20を走
行させることができる。
【0026】また、支持片2両外方に支持片2に樽型ロ
ーラ3軸心と略同軸に回転自在とされた端部ローラ6を
設け、この端部ローラ6が回転体4の略円状外周の一部
を形成するような外面形状に形成されているので、台車
20の走行時に回転体4が主軸5回りに回転して走行面
26と接する樽型ローラ3が入れ替わるときに、いった
ん端部ローラ6が走行面26と接し、樽型ローラ3端面
部にかかる集中荷重を端部ローラ6に分散させることに
なり、樽型ローラ3端面部での変形が抑制されて段差が
小さくなり、振動を小さくできる。また、樽型ローラ3
端面部の変形が抑制されるため、支持片2先端部が走行
面26に接触することがなくなり、支持片2先端部の接
触によって走行面26が傷つくことがない。さらに、端
部ローラ6が回転体4の略円状外周の一部を形成するよ
うな外面形状に形成されているため、端部ローラ6が走
行面26と接したときにも回転体4の軸心と走行面26
との距離が変わらず、回転体4がスムーズに回転するこ
とができる。
【0027】また、端部ローラ6の表面部硬度が樽型ロ
ーラ3よりも大きいので、端部ローラ6が樽型ローラ3
より小さいために端部ローラ6表面部に大きな圧力がか
かっても、樽型ローラ3表面部の変形量と同程度に端部
ローラ6表面部を変形させることができるので、端部ロ
ーラ6が走行面26と接したときにも回転体4の軸心と
走行面26との距離が変わらず、より回転体4がスムー
ズに回転することができる。また、端部ローラ6または
樽型ローラ3の軟質材13の厚みを変えることによっ
て、簡単に端部ローラ6表面部または樽型ローラ3表面
部の硬度を変形量が同程度になるよう設定することがで
きる。
【0028】図4は、本発明の実施形態の同上と異なる
全方向ローラの要部を示す側面図である。
【0029】図4に示すように、この全方向ローラは、
同上の全方向ローラと略同様に構成されている。異なる
点は、樽型ローラ3を回転体4半径方向に移動自在に設
け、樽型ローラ3と回転体本体1との間に樽型ローラ3
を回転体4半径方向の外向きに付勢するバネ材30を設
けていることである。
【0030】樽型ローラ3を支持する一対の支持片2,
2は、回転体4中心側の端部が連結片31によって連結
されている。また、連結片31の回転体4中心側の両端
部にスライド軸32が突設されている。回転体本体1
は、各連結片31の内方に回転体4円周方向に長い固定
板33をそれぞれ有している。固定板33は、各スライ
ド軸32外径よりも大きい内径を有する軸貫通孔が回転
体4半径方向に設けられている。バネ材30は、スライ
ド軸32に外嵌できる大きさのコイルバネなどから形成
されている。そして、バネ材30を外嵌させてスライド
軸32を軸貫通孔に挿入し、スライド軸32端部に抜け
止め34を設けている。バネ材30は、連結片31と固
定板33との間に配設されている。
【0031】このような全方向ローラでは、樽型ローラ
3を回転体4中心方向に押圧すると、バネ材30がたわ
んでスライド軸32が回転体4中心方向にスライドする
ため、樽型ローラ3を回転体4中心方向に移動する。し
たがって、走行面26に凹凸が有る場合に、凹凸による
樽型ローラ3の上下動をバネ材30によって吸収するた
め、安定して走行することがができる。
【0032】図5は、本発明の実施形態の同上と異なる
全方向ローラの要部を示す縦断面図である。
【0033】図5に示すように、この全方向ローラは、
同上の全方向ローラと略同様に構成されている。異なる
点は、支持軸孔8を貫通して支持片2先端部間に支持軸
保持部40を架設するとともに、この支持軸保持部40
の外側端部に支持軸9を設けていることである。
【0034】支持軸保持部40は、一対の支持片2先端
部に着脱可能に設けられ、中央部が回転体4外方に向け
て略コ字型に曲折突設され、両側片および先端片とで略
コ字型の突設部41を形成している。また、両側片端部
の両側面に、先端片長手方向に向けて同軸に支持軸9が
突設されている。この支持軸9、突設部41および支持
軸保持部40は一体に形成されて回転軸体42を構成し
ている。支持軸孔8は、略円孔状に形成され、両端開口
部内周面に回転保持部43を着脱自在に固定する固定部
44が設けられている。回転保持部43は、軸貫通孔内
径よりも小さい外径を有し、回転軸部が貫通する回転軸
孔43aが設けられるとともに、回転軸孔43a内周に
支持軸9を回転自在に保持するベアリング43bが埋設
されている。
【0035】このような全方向ローラでは、回転軸体4
2を樽型ローラ3の支持軸孔8に貫通させ、支持軸保持
部40端部を支持片2先端部に固定した後、両支持軸9
をそれぞれ対応する回転保持部43の回転軸孔43aに
挿入し、両回転保持部43を固定部44に固定すること
により、樽型ローラ3を回転体本体1に取り付ける。
【0036】このような全方向ローラでは、支持軸孔8
を貫通して支持片2先端部間に支持軸保持部40を架設
するとともに、この支持軸保持部40の外側端部に支持
軸9を設けているので、支持片2先端部が樽型ローラ3
の軸心よりも回転体4中央寄りに配置されて走行面26
との距離が遠くなり、走行時に樽型ローラ3端面部が変
形しても支持片2先端部が走行面26に接触することが
なくなり、支持片2先端部の接触によって走行面26が
傷つくことがない。
【0037】図6は、本発明の実施形態の同上と異なる
全方向ローラの要部を示す縦断面図である。
【0038】図6に示すように、この全方向ローラは、
同上の全方向ローラと略同様に構成されている。異なる
点は、主軸5を両回転体4間で分割して分割軸50を設
け、両分割軸50,50の対向する端部を分割軸50が
互いに軸心と直交する方向に移動可能に連結しているこ
とである。
【0039】両分割軸50,50は、対向する内側端部
が連結部51によって連結されている。連結部51は、
両分割軸50が互いに軸心と直交する方向に移動可能と
なるように両分割軸50を連結している。このような連
結部51としては、例えば、ゴムやバネなどの弾性体
や、あるいは、リンク機構などが挙げられる。このよう
な全方向ローラは、台車20の車輪として用いる場合、
振動吸収機構52を介して台車20に取り付ける。振動
吸収機構52としては、例えば、回転体4の主軸保持部
53に立設した棒材54にコイルバネなどのバネ体55
を被嵌させ、棒材54を台板21に設けた貫通孔に貫通
させて先端部にストッパ56を設けたものが用いられ
る。
【0040】このような全方向ローラでは、全方向ロー
ラを台車20方向に押圧すると、コイルバネがたわんで
スライド棒材54が台車20方向にスライドするため、
全方向ローラを台車20方向に移動する。したがって、
両回転体4が互いに軸心と直交する方向に移動可能に連
結されているので、一方の回転体4だけが凹凸のある走
行面26の段差を乗り越えるときに、この回転体4だけ
が上方へ移動するため、他方の回転体4を浮かせずに安
定して走行することができる。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、支持片両外方
に支持片に樽型ローラ軸心と略同軸に回転自在とされた
端部ローラを設け、この端部ローラが回転体の略円状外
周の一部を形成するような外面形状に形成されているの
で、台車の走行時に回転体が主軸回りに回転して走行面
と接する樽型ローラが入れ替わるときに、いったん端部
ローラが走行面と接し、樽型ローラ端面部にかかる集中
荷重を端部ローラに分散させることになり、樽型ローラ
端面部での変形が抑制されて段差が小さくなり、振動を
小さくできる。また、樽型ローラ端面部の変形が抑制さ
れるため、支持片先端部が走行面に接触することがなく
なり、支持片先端部の接触によって走行面が傷つくこと
がない。さらに、端部ローラが回転体の略円状外周の一
部を形成するような外面形状に形成されているため、端
部ローラが走行面と接したときにも回転体の軸心と走行
面との距離が変わらず、回転体がスムーズに回転するこ
とができる。さらに、走行面上に突出部があっても、端
部ローラが突出部上を走行するため、突出部に支持片が
干渉しない。したがって、樽型ローラが入れ替わるとき
の振動が低減するとともに、安定して走行でき耐久性の
向上した全方向ローラができる。
【0042】また、請求項2記載の発明では、端部ロー
ラの表面部硬度が樽型ローラよりも大きいので、端部ロ
ーラが樽型ローラより小さいために端部ローラ表面部に
大きな圧力がかかっても樽型ローラ表面部の変形量と同
程度に端部ローラ表面部を変形させることができるの
で、端部ローラが走行面と接したときにも回転体の軸心
と走行面との距離が変わらず、より回転体がスムーズに
回転することができる。
【0043】また、請求項3記載の発明では、端部ロー
ラの軟質材の厚みが樽型ローラよりも小さいので、走行
時に樽型ローラ表面部の変形量と同程度に端部ローラ表
面部を変形させることができ、端部ローラが走行面と接
したときにも回転体の軸心と走行面との距離が変わら
ず、より回転体がスムーズに回転することができる。ま
た、端部ローラまたは樽型ローラの軟質材の厚みを変え
ることによって、簡単に端部ローラ表面部または樽型ロ
ーラ表面部の硬度を変形量が同程度になるよう設定する
ことができる。
【0044】また、請求項4記載の発明では、走行面に
凹凸が有る場合に、凹凸による樽型ローラの上下動をバ
ネ材によって吸収するため、安定して走行することがが
できる。
【0045】また、請求項5記載の発明では、樽型ロー
ラの貫通孔に通した支持片先端部の支持軸の回転体外方
に曲折形成した回転軸を貫通孔内面に設けた回転保持部
に回転自在に支持させているので、支持片先端部が樽型
ローラの軸心よりも回転体中央寄りに配置されて走行面
との距離が遠くなり、走行時に樽型ローラ端面部が変形
しても支持片先端部が走行面に接触することがなくな
り、支持片先端部の接触によって走行面が傷つく主軸を
両回転体間で分割して分割軸を設け、両分割軸の対向す
る端部を分割軸が互いに軸心と直交する方向に移動可能
に連結してなることをことがない。
【0046】また、請求項6記載の発明では、両回転体
が互いに軸心と直交する方向に移動可能に連結されてい
るので、一方の回転体だけが凹凸のある走行面の段差を
乗り越えるときに、この回転体だけが上方へ移動するた
め、他方の回転体を浮かせずに安定して走行することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の全方向ローラを示す縦断面
図である。
【図2】同上の全方向ローラの取付状態を示す縦断面図
である。
【図3】同上の全方向ローラを取り付けた台車を下方向
から見た図である。
【図4】本発明の実施形態の同上と異なる全方向ローラ
の要部を示す側面図である。
【図5】本発明の実施形態の同上と異なる全方向ローラ
の要部を示す縦断面図である。
【図6】本発明の実施形態の同上と異なる全方向ローラ
の要部を示す縦断面図である。
【図7】従来の全方向ローラの要部を示す側面図であ
る。
【図8】従来の全方向ローラの問題点を説明する説明図
である。
【符号の説明】
1 回転体本体 2 支持片 3 樽型ローラ 4 回転体 5 主軸 5a 係止凸片 6 端部ローラ 7 主軸孔 7a 係止凹溝 8 支持軸孔 9 支持軸 9a 係止片 10 支持孔 11 凹溝 12 回転補助部材 13 軟質材 14 リブ 20 台車 21 台板 22 ローラ固定部 23 保持部 23a 上板 23b 側板 24 クッション材 25 駆動モータ 26 走行面 30 バネ材 31 連結片 32 スライド軸 33 固定板 34 抜け止め 40 支持軸保持部 41 突設部 42 回転軸体 43 回転保持部 43a 回転軸孔 43b ベアリング 44 固定部 50 分割軸 51 連結部 52 振動吸収機構 53 主軸保持部 54 棒材 55 バネ体 56 ストッパ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体本体外周部に一対の対向する支持
    片を複数組突設し、この一対の支持片間にそれぞれに軸
    心と直交する面内にて回転自在に樽型ローラを支持させ
    て回転体を形成し、樽型ローラは回転体の略円状外周の
    一部を形成するような外面形状に形成してあり、この一
    対の回転体を主軸上にて位相をずらして同心に突き合わ
    せてなる全方向ローラにおいて、支持片両外側に樽型ロ
    ーラ軸心と略同軸に回転自在とされた端部ローラを設け
    てなり、この端部ローラが回転体の略円状外周の一部を
    形成するような外面形状に形成されていることを特徴と
    する全方向ローラ。
  2. 【請求項2】 端部ローラの表面部硬度を樽型ローラよ
    りも大きく形成してなることを特徴とする請求項1記載
    の全方向ローラ。
  3. 【請求項3】 樽型ローラおよび端部ローラの表面部を
    軟質材から形成するとともに、端部ローラの軟質材の厚
    みを樽型ローラよりも小さく形成してなることを特徴と
    する請求項2記載の全方向ローラ。
  4. 【請求項4】 樽型ローラを回転体半径方向に移動自在
    に設け、樽型ローラと回転体本体との間に樽型ローラを
    回転体半径方向の外向きに付勢するバネ材を設けてなる
    ことを特徴とする請求項1乃至3記載の全方向ローラ。
  5. 【請求項5】 支持軸孔を貫通して支持片先端部間に支
    持軸保持部を架設するとともに、この支持軸保持部の外
    側端部に支持軸を設けてなることを特徴とする請求項1
    乃至4記載の全方向ローラ。
  6. 【請求項6】 主軸を両回転体間で分割して分割軸を設
    け、両分割軸の対向する端部を分割軸が互いに軸心と直
    交する方向に移動可能に連結してなることを特徴とする
    請求項1乃至5記載の全方向ローラ。
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