JP2013188824A - 電動工具及び電動工具の制御装置 - Google Patents

電動工具及び電動工具の制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】変速動作とモータのロック検出とを適切に行うことができる電動工具を提供する。
【解決手段】電動工具10の制御部23は、電流検出部41にて検出したモータ21への駆動電流から負荷トルクを検出し、検出した負荷トルクに基づいて動力伝達部22の減速段を切替制御し、電動工具10の自動変速が行われる。制御部23は、検出した負荷トルクが所定時間内において減速比を大きくする変速条件の閾値を越えてモータ21のロックを検出するロック条件の閾値に達するように急増した場合に減速比を大きくする方向への制御を行わず、ロックが生じたと判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動工具及び電動工具の制御装置に関するものである。
従来、電動工具には、モータの回転動力を減速して伝達する動力伝達部を制御部により制御し、減速比を自動変速するものがある(例えば、特許文献1参照)。このような電動工具では、例えば、モータに供給する駆動電流から先端工具(ビット)が取付けられる出力軸に加わる負荷トルクを検出し、検出された負荷トルクに基づいて制御部が動力伝達部の減速比を変更する制御を行うようになっている。
特開2012−30347号公報
上記した動力伝達部は、変速できる段数、即ち減速ギアの数が多くなるに従って装置が大型化する。一方で、電動工具、特に携帯型の電動工具では、工具全体の小型化が望まれている。従って、電動工具が備える動力伝達部は、変速の段数が制限されることで各段の減速比の差が大きくなる傾向にある。
ところで、上記した電動工具では、実際の作業、例えばドリルドライバーを用いてボルトを締める作業において、ボルトを締めるに従って出力軸に加わる負荷トルクが増加すると、制御部が動力伝達部に対して減速比の大きい減速段に切り替える制御を行う。しかしながら、この負荷トルクの増加の原因が、例えば、ボルトが締め付け部分に対して正しい状態で螺入されないために先端工具(出力軸)がロック、即ちモータがロックしたものによると、減速比の大きい減速段に切り替えた際に電動工具から使用者の手等に大きな反動が加わることとなる。特に、上記したように減速段各段の減速比差が大きい動力伝達部を有した電動工具では、減速比を大きくする変速を行った直後の電動工具から使用者に加わる反動がより大きなものとなる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、変速動作とモータのロック検出とを適切に行うことができる電動工具及び電動工具の制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の電動工具は、モータと、前記モータの回転動力を減速して出力軸に伝達するとともにその減速比が変更可能に構成された動力伝達部と、前記動力伝達部の減速比を変更する変速用アクチュエータと、出力軸に加わる負荷トルクを検出するトルク検出部と、前記検出した負荷トルクに応じて前記動力伝達部の減速比を変更すべく前記変速用アクチュエータを制御する制御部とを備えた電動工具であって、前記制御部は、前記トルク検出部により検出した負荷トルクが所定時間内において減速比を大きくする制御を行うべく設定された変速条件の閾値を越えて前記モータのロックを検出すべく設定されたロック条件の閾値に達するように急増した場合には、前記動力伝達部の減速比を大きくする方向への制御を行わず、前記モータにロックが生じたと判定することを特徴とする。
上記構成において、前記制御部は、前記動力伝達部に対して減速比を大きくする制御を行った後の前記検出した負荷トルクが、前記減速比に応じて前記モータのロックを検出すべく設定されたロック条件の閾値に達した場合に、前記モータにロックが生じたと判定することが好ましい。
上記構成において、前記制御部は、前記動力伝達部に対して減速比を大きくする制御を行った後の前記検出した負荷トルクの変化量が、前記減速比に応じて前記モータのロックを検出すべく設定されたロック条件の閾値に達した場合に、前記モータにロックが生じたと判定することが好ましい。
上記構成において、前記モータの回転速度を検出する回転検出部を備え、前記制御部は、前記トルク検出部により検出した負荷トルクと前記回転検出部により検出した回転速度との両方に基づいて、前記モータにロックが生じたと判定することが好ましい。
上記構成において、前記出力軸の回転方向への電動工具の変位を検出するための加速度センサを備え、前記制御部は、前記加速度センサにより検出した前記電動工具の変位に基づいて、前記モータにロックが生じたと判定することが好ましい。
上記構成において、前記制御部は、前記モータにロックが生じたと判定すると、前記モータの停止又は減速させる制御を行うことが好ましい。
上記構成において、前記制御部は、前記ロック判定による前記モータの停止又は減速させた後の前記モータの再駆動時において、回転速度を通常時よりも緩やかに上昇させるスロースタートを行うことが好ましい。
また、本発明の電動工具の制御装置は、モータと、前記モータの回転動力を減速して出力軸に伝達するとともにその減速比が変更可能に構成された動力伝達部と、前記動力伝達部の減速比を変更する変速用アクチュエータと、出力軸に加わる負荷トルクを検出するトルク検出部とを備えた電動工具に対し、前記検出した負荷トルクに応じて前記動力伝達部の減速比を変更すべく前記変速用アクチュエータを制御する制御装置であって、前記トルク検出部により検出した負荷トルクが所定時間内において減速比を大きくする制御を行うべく設定された変速条件の閾値を越えて前記モータのロックを検出すべく設定されたロック条件の閾値に達するように急増した場合には、前記動力伝達部の減速比を大きくする方向への制御を行わず、前記モータにロックが生じたと判定することを特徴とする。
本発明によれば、変速動作とモータのロック検出とを適切に行うことができる電動工具及び電動工具の制御装置を提供することができる。
実施形態における電動工具の概略構成図。 (a)〜(c)は、負荷トルクによるロック検出の説明図、(d)は、モータロック後の再駆動時の説明図。 別の電動工具の概略構成図。 別の電動工具の概略構成図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態の電動工具10は、例えばドリルドライバーとして使用される工具であり、電動工具本体11と、電動工具本体11に対して着脱可能な電池パック12とを有している。電動工具本体11は、電池パック12からの駆動電力の供給に基づいて駆動するモータ21と、モータ21の回転動力を減速して出力する動力伝達部22と、モータ21を含み電動工具10の統括的な制御を行う制御部23とを有している。電池パック12は、複数の電池セル(例えば、リチウムイオン電池)にて構成された2次電池を有している。
モータ21の回転軸24には、減速機構及びクラッチ機構等を含む動力伝達部22が連結されている。動力伝達部22は、モータ21の回転動力を減速して出力軸25に伝達する。動力伝達部22は、例えば、2つの減速ギア(Hギア、Lギア)を備え、減速比が2段階に変速可能となっている。出力軸25の先端部には、先端工具(ビット)26が取付けられている。従って、電動工具10は、モータ21の回転動力が動力伝達部22にて減速され出力軸25に伝達されることで、出力軸25とともに先端工具26が回転するように構成されている。なお、動力伝達部22が備えるLギアは、Hギアに比べて減速比が大きくなるように(低速回転、高トルクとなるように)設定されている。
動力伝達部22には、減速比を変更するための変速用アクチュエータ27が備えられている。変速用アクチュエータ27は、例えばモータアクチュエータであり、制御部23の制御に基づいた変速駆動部28からの駆動電力の供給にて動作する。そして、変速用アクチュエータ27は、変速駆動部28を介した制御部23の制御に基づいて、動力伝達部22の減速段(減速ギア)の切り替え動作を行う。ちなみに、制御部23は、電池パック12からの電圧調整を経た電力の供給に基づいて動作する。また、変速駆動部28は、スイッチング素子(例えば、FET)を用いた例えばHブリッジ回路で構成され、制御部23は、変速駆動部28に対する制御信号により、変速用アクチュエータ27のモータに対する回転方向とPWM制御にて供給する駆動電力とを制御する。
モータ21は、スイッチング素子(例えば、FET)を用いた例えばHブリッジ回路よりなるスイッチング駆動回路29にて生成された駆動電力の供給に基づいて回転駆動する。スイッチング駆動回路29は、制御部23によるPWM制御にて、電池パック12からの供給電力からモータ21に供給する駆動電力を制御する。つまり、制御部23は、スイッチング駆動回路29を介してモータ21への供給電力を制御し、モータ21の回転速度を制御している。
電動工具本体11には、使用者が操作可能なトリガスイッチ31が設けられている。トリガスイッチ31は、モータ21の起動及び停止を行うオンオフを含み、トリガスイッチ31の操作量(トリガの引き込み量)に応じた出力信号を制御部23に出力する。そして、制御部23は、トリガスイッチ31からの出力信号に基づいてスイッチング駆動回路29でのモータ21への供給電力を制御し、モータ21の起動や停止、また動作時の回転速度の調整を行う。
スイッチング駆動回路29とモータ21との間には、モータ21に供給される駆動電流を検出するための電流検出部41が設けられている。電流検出部41は、スイッチング駆動回路29とモータ21との間に接続された検出抵抗42と、この検出抵抗42の端子電圧を増幅して検出信号として制御部23に出力する増幅回路(オペアンプ)43とを有している。制御部23は、所定のサンプリング時間毎に電流検出部41からの検出信号に基づいて駆動電流を検出し、検出した駆動電流と駆動電流の検出時における動力伝達部22の減速段とに基づいて出力軸25(先端工具26)に加わる負荷トルクを検出する。また、制御部23は、検出した負荷トルクに基づいてモータ21のロックを検出し、モータ21に対する制御を行う。
また、モータ21の回転軸24には、モータ21の回転速度を検出するための回転検出部51が設けられている。回転検出部51は、回転軸24に一体回転可能に固定され複数の磁極を有するセンサマグネット52と、センサマグネット52と対向配置されたホール素子53とを有している。ホール素子53は、センサマグネット52の回転に基づく磁束の変化を検出信号として制御部23に出力する。制御部23は、回転検出部51からの検出信号に基づいてモータ21の回転速度を検出する。また、制御部23は、この回転速度変化によってもモータ21のロックを検出している。
電動工具10は、検出した負荷トルクに基づいて制御部23が変速用アクチュエータ27を通じて動力伝達部22の減速段を切替制御することで自動変速が行われるように構成されている。なお、動力伝達部22の減速機構は、例えば遊星歯車減速機構であり、モータ21の回転軸24の軸中心に回転駆動される太陽ギアと、太陽ギアの周囲に配置されて噛合される遊星ギアと、遊星ギアと噛合されるリングギアとを備えるものである。変速用アクチュエータ27は、このリングギアの位置を変更し、リングギアと噛合する遊星ギアを変更することで減速段が制御可能となっている。また、変速用アクチュエータ27によりリングギアが正しい位置に変更されたかを検出するための駆動状態検知部を備えてもよい。この場合、制御部23は、駆動状態検知部の検出信号に基づいて変速用アクチュエータ27を制御する。
このように構成された電動工具10は、使用者によりトリガスイッチ31が引き込まれると、この引き込み量に応じた出力信号が制御部23に入力される。制御部23は、トリガスイッチ31からの出力信号に基づいてスイッチング駆動回路29を制御し、モータ21の起動・停止及び回転速度が制御される。モータ21の回転動力が動力伝達部22にて減速され出力軸25に伝達されることで先端工具26が回転動作を行う。また、制御部23は、負荷トルクに応じて動力伝達部22の減速段をH・Lギアのいずれかに変更する。この場合、負荷トルクが小さいと動力伝達部22にてHギアが選択され、先端工具26は高速回転・低トルクで駆動する。起動時は、動力伝達部22にてHギアが選択されている。負荷トルクが大きくなり所定トルクを超えると、動力伝達部22にてLギアが選択され、先端工具26は低速回転・高トルクで駆動する。また、制御部23は、回転検出部51及び電流検出部41からの各検出信号に基づいてモータ21のロックを検出し、モータ21を停止させる制御を行う。
次に、モータ21のロックの検出(作用)について説明する。
制御部23は、電流検出部41により検出される負荷トルクに加え、回転検出部51により検出されるモータ21の回転速度を併用して、モータ21のロック検出を行う。以下の説明では、まず、電流検出部41によるロック検出について説明し、次いで、回転検出部51によるロック検出について説明し、次いで、ロックを検出してモータ21を停止させた後のモータ21の制御について説明する。
まず、負荷トルクによる変速前(Hギア時)のロック検出について説明する。
図2(a)は、電動工具10をHギアにて駆動している場合の負荷トルクTのグラフを示している。例えば、電動工具10を用いたボルト締めの作業を行う場合に、時刻t0において作業を開始し、負荷トルクが変化する。ボルトが締まるに従って時刻t1から負荷トルクが増加に転じ、時刻t2において先端工具26(モータ21)がロック状態になると、負荷トルクTが急激に増加する。ここで、制御部23には、検出される負荷トルクTに対して減速ギアをHギアからLギアに変更する閾値S1(変速条件)と、モータ21のロックを検出する閾値S2(ロック条件)とが設定されている。なお、閾値S2は、閾値S1よりも大きなトルク値に設定されている。
そして、負荷トルクTが所定短時間で閾値S1を越えて閾値S2まで一気に増加すると、制御部23は、モータ21のロックが生じたと判定しモータ21を停止させる(時刻t3)。つまり、制御部23は、所定短時間内で変速条件の閾値S1を越えて負荷トルクTが急激に増加した場合に、モータ21のロックが生じたと判定する。このようなロック判定がなされると、制御部23は、負荷トルクTが閾値S1を超えていてもLギア側への変速を行わない。
なお、制御部23は、ロック条件及び変速条件を判定しない時間が、モータ21の起動時から所定時間だけ設定されている。詳述すると、図2(a)において起動時の時刻t0直後では、モータ21の起動時の電流(起動電流)が生じる。この起動電流は、負荷トルクTとして換算するとロック条件の閾値S2よりも大きい値となる場合がある。従って、モータ21(電動工具10)の起動時の時刻t0から所定時間は、ロック条件及び変速条件の判定を実施しないようにしている。つまり、通常起動時や途中で止めた作業を再開する場合、締め付けたボルトを緩めるような場合での初動動作によるロックの誤検出が防止されている。
また、ロック条件及び変速条件を判定しない時間は、各条件で異なる時間を設定してもよい。例えば、ロック条件を判定しない時間を、変速条件を判定しない時間に比べて長くしてもよい。例えば、長いネジのネジ締めなどの高負荷の作業を途中で中止して再度実施するような場合には、再度駆動後からある程度ネジの回転数が上がるまでの時間に高い電流が生じる。従って、ロック条件に対して変速条件を判定しない時間を短くすることで、上記したような高負荷の作業を再開する場合に、ロックを検出して停止することなく減速を行うことができ、好適に作業を実施することができる。
次に、負荷トルクによる変速後(Lギア時)のロック検出について説明する。
図2(b)に示すように、電動工具10がHギアにて駆動されて負荷トルクTが時刻t4において閾値S1に達すると、制御部23は、負荷トルクTが変速条件(閾値S1)に達したと判定し、動力伝達部22を制御してHギアからLギアに変速を行う。つまり、この場合では、上記した図2(a)よりも負荷トルクTの増加度合いが緩やかである。
制御部23には、変速後(Lギア)の負荷トルクTに対してロックを検出するための閾値S3(ロック条件)が設定されている。制御部23は、変速後に起動電流が生じた後の時刻t5において負荷トルクTが閾値S3に達した場合に、ロックが生じたと判定しモータ21を停止させる。変速後のLギアに対応する閾値S3は、図2(a)に示すHギアに対応する閾値S2よりも小さい値が設定されている。これは、各減速ギアの減速比の違いにより同一の駆動電流に対する負荷トルクTが異なるためである。つまり、各閾値S2,S3は、各減速ギアの減速比に応じて異なる値が設定され、ロックの発生により負荷トルクTが増加し変速が行われた場合にであっても、減速段毎に適切なロック検出が行われる。
次に、負荷トルクの変化量ΔTによるロック検出について説明する。
制御部23は、負荷トルクTに対して上記した閾値S2,S3(絶対値)に加えて、変化量ΔTによるロック検出も行っている。図2(c)に示すように、制御部23は、所定時間毎に負荷トルクTの変化量ΔT(駆動電流の変化量ΔI)を算出し、算出された変化量ΔTと閾値S4(ロック条件)とを比較してロックを検出する。ちなみに、図2(c)に示す態様では、Hギア選択時では、負荷トルクTの変化量ΔTによるロック検出は実施しない。即ち、制御部23は、時刻t6において負荷トルクTが閾値S1に達するとHギアからLギアへの変速を行う。そして、制御部23は、変速後の時刻t7において負荷トルクTの変化量ΔTが閾値S4を超えるとロックが生じたと判定し、モータ21を停止させる。ここで、仮に上記した負荷トルクTの絶対値に対する閾値S2,S3のみを用いてロックを検出し、モータ21を停止させるようにした場合には、負荷トルクTの絶対値が制限されることが懸念される。従って、負荷トルクTの絶対値に対する閾値S2,S3と、変化量ΔTに対する閾値S4との両方を用いることで、負荷トルクTの絶対値への影響を少なくしつつ、ロックの検出が可能となる。
次に、回転検出部51を用いたロック検出について説明する。
制御部23は、回転検出部51により検出されるモータ21の回転速度に基づいてロックを検出する。モータ21は、ロックが生じることで回転速度が一気に低下する。従って、制御部23は、負荷トルクTと回転速度との両方に基づいてロック検出すように構成されている。例えば、負荷トルクTが閾値S2(図2(a)参照)を越えている場合であっても、制御部23は、回転速度が低下していない、又は低下の度合いが低い場合にはロックが生じていないと判定する。これにより、ロックの検出精度は高くなる。
次に、ロック検出(判定)によりモータ21を停止させた後の制御について説明する。
制御部23は、ロックを検出してモータ21を停止させた後、次にモータ21を再駆動する場合には、Hギアを選択し、モータ21の回転速度を通常時よりも緩やかに上昇させるスロースタート制御を行う。図2(d)に示すように、時刻t8においてモータ21のロック判定がなされると、制御部23のモータ21の停止制御にて、時刻t9には回転速度(回転数N)が零となる。モータ21が停止してもトリガスイッチ31の継続操作がなされていると、時刻t10において、制御部23は、モータ21の再駆動を実施する。その際、制御部23は、モータ21の回転速度(回転数N)を通常時よりも緩やかに上昇させるスロースタート制御を実施し、トルクの急増が防止されるようになっている。
この実施形態は、以下の効果を奏する。
(1)電動工具10の制御部23は、電流検出部41にて検出したモータ21への駆動電流から出力軸25に加わる負荷トルクTを検出し、検出した負荷トルクTに基づいて動力伝達部22の減速段を切替制御し電動工具10の自動変速を行っている。そして、制御部23は、図2(a)のように負荷トルクTが所定時間内において減速比を大きくする変速条件の閾値S1を越えてモータ21のロックを検出するロック条件の閾値S2に達するように急増した場合に減速比を大きくするLギア側への制御を行わず、ロックが生じたと判定する。つまり、このような構成では、負荷トルクTの増加が所望の作業によるものでなくモータ21のロックによるものであった場合に、制御部23がロックを検出して変速動作を実施しない。これにより、変速動作とモータ21のロック検出とを適切に行うことができ、モータ21のロックにより電動工具10から使用者に大きな反動が加わる可能性が低減できる。
(2)制御部23は、動力伝達部22により減速比を大きくする変速(HギアからLギアに変速)を行った後の負荷トルクTが図2(b)のようにロック条件の閾値S3に達した場合にロックが発生したと判定する。閾値S3は、Hギアに対応する閾値S2よりも小さい値が設定されている。このような構成では、ロックの発生により負荷トルクTが増加し変速が行われた場合であっても、減速段毎に適切なロック検出が行われ、電動工具10から使用者に加わる反動が低減できる。
(3)制御部23は、動力伝達部22により減速比を大きくする変速を行った後の負荷トルクTの変化量ΔTが図2(c)のように減速段に応じて設定された閾値S4(ロック条件)以上となった場合にモータ21のロックが発生したと判定する。このような構成では、負荷トルクTの絶対値を制限させてしまうといった影響を少なくしつつ、ロックの検出が可能となる。
(4)電動工具10は、モータ21の回転速度を検出するための回転検出部51を備える。制御部23は、ロックの検出において、負荷トルクTと回転検出部51により検出される回転速度との両方に基づいてロックを検出するように構成されている。これにより、ロックの検出精度が高くなる。
(5)制御部23は、ロックを検出した場合にモータ21を停止させるように制御するため、電動工具10から使用者に加わる反動がより確実に低減できる。
(6)制御部23は、ロックの検出に応じてモータ21を停止させた場合に、次にモータ21を再駆動させる回転数Nを通常時よりも緩やかに上昇させるスロースタート制御を実施する。これにより、電動工具10にて生じるトルクの急増が防止され、電動工具10から使用者に加わる反動が低減できる。
なお、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態において、制御部23は、ロック検出後にモータ21を停止させたが、減速させる構成としてもよい。このような構成でも、上記した効果と同様の効果を得ることができる。また、ロック検出に基づくモータ21の停止・減速制御を行わずに、例えば使用者にロックを検出した旨を報知し、使用者自身にモータ21の停止・減速を行わせるように促す構成としてもよい。
・上記実施形態では、負荷トルクTの検出をモータ21に供給する駆動電流から間接的に検出したが、これに限定されない。例えば、出力軸25に対するトルクを直接的に計測可能な構成を用いてもよい。
・上記実施形態では、制御部23は、変速前後の駆動電流(絶対値)に対する閾値S2,S3、変化量ΔT(ΔI)に対する閾値S4及びモータ21の回転速度を用いてロック検出を実施したが、いずれか一つ、又はこれらを組み合わせてロック検出を実施してもよい。
・上記実施形態において、出力軸25の回転方向への電動工具10(電動工具本体11)の変位を検出するための加速度センサを備えた構成としてもよい。
例えば図3に示すように、制御部23は、電動工具本体11の電池パック12が装着される電池パック装着部61に内蔵されるものであり、この制御部23を構成する基板上に加速度センサ62が実装される。そして、先端工具26(出力軸25)の回転がロックされて電動工具10が回転させられるような状況となった場合に、加速度センサ62は電動工具10の変位を加速度として検出し、検出信号を制御部23に出力する。なお、図3に示す矢印63は、ロック時の電動工具10の回転方向を、矢印64は検出する加速度成分の方向を示している。このような構成では、制御部23は、加速度センサ62からの検出信号により、ロックによる電動工具10の変位、即ちモータ21のロックが検出可能となる。
ちなみに、電動工具10に生じる加速度は、先端工具26(出力軸25)の回転中心からの距離が長くなるに従って大きくなる。従って、加速度センサ62を、その回転中心からできるだけ離れた位置に設けることで、ロックの検出精度を高めることができる。なお、加速度センサ62の設置場所としては、電動工具本体11と電池パック12との間に介在させたり、電池パック12に内蔵して検出信号を制御部23に出力するようにしてもよい。
また、上記した加速度センサ62は、電動工具10の構成に応じて検出する加速度の方向や成分等を適宜変更する。例えば、図4に示す電動のこぎり等の電動工具10は、図3に示すドリルドライバーと比べて、先端工具26(円盤形ののこぎり)回転方向や使用者の電動工具10の持ち方等が異なる。そのため、加速度センサ62は、ロックした場合に電動工具10が変位(移動)する方向に基づいて検出する加速度成分を設定する。
・上記実施形態において、回転検出部51の構成は一例であり、これに限定されない。例えば、モータ21の回転方向に対して等間隔にスリットが形成された回転盤を回転軸24に取付け、回転にともなうスリットの有無を検出するような、所謂フォトインタラプタを用いた構成としてもよい。また、回転検出部51は、モータ21の回転軸24の回転速度を検出するように構成したが、その他の駆動軸、例えば出力軸25の回転速度を検出する構成としてもよい。
・上記実施形態において、動力伝達部22は、2つの減速比を切り替える構成としたが、3つ以上の減速比を切り替える構成としてもよい。
・上記実施形態において、変速用アクチュエータ27をモータアクチュエータとしたが、モータを駆動源とするものに限らず、ソレノイド等を用いてもよい。
・上記実施形態では、電動工具10としてドリルドライバーに具体化したが、他の電動工具、例えばインパクトドライバー、インパクトレンチ、ハンマードリル、振動ドリル、ジグソー及びシーリングガン等でもよい。
10…電動工具、21…モータ、22…動力伝達部、23…制御部、25…出力軸、27…変速用アクチュエータ、41…電流検出部(トルク検出部)、51…回転検出部、62…加速度センサ、T…負荷トルク、ΔT…変化量、S1,S2,S3,S4…閾値。

Claims (8)

  1. モータと、前記モータの回転動力を減速して出力軸に伝達するとともにその減速比が変更可能に構成された動力伝達部と、前記動力伝達部の減速比を変更する変速用アクチュエータと、出力軸に加わる負荷トルクを検出するトルク検出部と、前記検出した負荷トルクに応じて前記動力伝達部の減速比を変更すべく前記変速用アクチュエータを制御する制御部とを備えた電動工具であって、
    前記制御部は、前記トルク検出部により検出した負荷トルクが所定時間内において減速比を大きくする制御を行うべく設定された変速条件の閾値を越えて前記モータのロックを検出すべく設定されたロック条件の閾値に達するように急増した場合には、前記動力伝達部の減速比を大きくする方向への制御を行わず、前記モータにロックが生じたと判定することを特徴とする電動工具。
  2. 請求項1に記載の電動工具において、
    前記制御部は、前記動力伝達部に対して減速比を大きくする制御を行った後の前記検出した負荷トルクが、前記減速比に応じて前記モータのロックを検出すべく設定されたロック条件の閾値に達した場合に、前記モータにロックが生じたと判定することを特徴とする電動工具。
  3. 請求項1又は2に記載の電動工具において、
    前記制御部は、前記動力伝達部に対して減速比を大きくする制御を行った後の前記検出した負荷トルクの変化量が、前記減速比に応じて前記モータのロックを検出すべく設定されたロック条件の閾値に達した場合に、前記モータにロックが生じたと判定することを特徴とする電動工具。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の電動工具において、
    前記モータの回転速度を検出する回転検出部を備え、
    前記制御部は、前記トルク検出部により検出した負荷トルクと前記回転検出部により検出した回転速度との両方に基づいて、前記モータにロックが生じたと判定することを特徴とする電動工具。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の電動工具において、
    前記出力軸の回転方向への電動工具の変位を検出するための加速度センサを備え、
    前記制御部は、前記加速度センサにより検出した前記電動工具の変位に基づいて、前記モータにロックが生じたと判定することを特徴とする電動工具。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の電動工具において、
    前記制御部は、前記モータにロックが生じたと判定すると、前記モータの停止又は減速させる制御を行うことを特徴とする電動工具。
  7. 請求項6に記載の電動工具において、
    前記制御部は、前記ロック判定による前記モータの停止又は減速させた後の前記モータの再駆動時において、回転速度を通常時よりも緩やかに上昇させるスロースタートを行うことを特徴とする電動工具。
  8. モータと、前記モータの回転動力を減速して出力軸に伝達するとともにその減速比が変更可能に構成された動力伝達部と、前記動力伝達部の減速比を変更する変速用アクチュエータと、出力軸に加わる負荷トルクを検出するトルク検出部とを備えた電動工具に対し、前記検出した負荷トルクに応じて前記動力伝達部の減速比を変更すべく前記変速用アクチュエータを制御する制御装置であって、
    前記トルク検出部により検出した負荷トルクが所定時間内において減速比を大きくする制御を行うべく設定された変速条件の閾値を越えて前記モータのロックを検出すべく設定されたロック条件の閾値に達するように急増した場合には、前記動力伝達部の減速比を大きくする方向への制御を行わず、前記モータにロックが生じたと判定することを特徴とする電動工具の制御装置。
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