JP2013187542A - 非線形オプティカルループミラーを備えたレーザ - Google Patents

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Abstract

【課題】非線形オプティカルループミラーを備えたレーザを提供する。
【解決手段】レーザ共振器(13)を備えたレーザ(12、18)において、レーザ共振器(13)には、非線形オプティカルループミラー(1、1’)があって、反対方向に伝播するレーザパルス部分を案内するように、かつ反対方向に伝播するレーザパルス部分を非線形オプティカルループミラー(1、1’)の出口点(4)にて互いに干渉させるように構成されている。本発明は、非相反光学素子(7、7’)を含む非線形オプティカルループミラー(1、1’)を特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、レーザ共振器、すなわち非線形オプティカルループミラー(NOLM)を含むレーザ共振器を備えたレーザに関する。NOLMは、反対方向に伝播するレーザパルス部分を案内するように、かつ反対方向に伝播するレーザパルス部分をNOLMの出口点において互いに干渉させるように適合される。本発明の文脈において、用語NOLMは、NALM、すなわち非線形増幅ループミラーを含むと解釈される。
一般に、超短パルスを生成するために、出力に寄与するレーザにおけるモード間の固定位相関係を有することが必要とされる。この位相関係は、レーザをモードロックすることによって固定される。レーザをモードロックする様々な方法が存在する。それらは全て、パルスの透過を支援する、すなわちパルス動作においてよりも時計回りの動作に対して一層高い損失を有する素子がレーザに組み込まれるという事実に依存する。
ファイバレーザにおける受動的モードロックのための最も一般的に用いられる方法は、
a)可飽和吸収体、
b)非線形偏光回転または
c)非線形ファイバループミラー
を用いる。
方法(a)は、それが、レーザにおいて周波数および振幅ノイズを増加させる比較的遅いプロセスに依存するので、厄介である。例えば半導体材料またはカーボンナノチューブから作製される可飽和吸収体は、光パワーのかけ過ぎによって容易に破壊され、かつ多くの場合に劣化を受けやすく、システムの寿命を制限する非常に繊細なデバイスである。
方法(b)および(c)は、より低いノイズ用途のために好まれる。なぜなら、それらは両方とも、光学的に高速なカー効果に依存するからである。それらは両方とも、付加的パルスモードロック(APM)の分野に入る。
他方で方法(b)は、それが非偏光保持(非PM)ファイバを使用するので厄介である。したがって、偏光状態およびモードロック性能は、温度などの環境の影響およびまたファイバが湾曲される方法に依存する。これによって、長期間にわたり環境の変化と無関係にかかるレーザを動作させることが困難になる。
方法(a)および(b)は、優れた自己起動をもたらす。これは、増幅なしにレーザ空洞における光の往復透過が、循環ピーク電力(P)にわたる透過(T)として図9に示す典型的な形状を非常に低いピーク電力において示すという事実による。特に、ゼロピーク電力Pにおいて、強度依存透過Tは、非ゼロ値を有し、より重要なことにはゼロにならないスロープを示し、それは、低電力においてノイズからのパルスの強化を容易にする。
過去において、方法(c)は、レーザが自己起動形ではないか、または追加のアクティブ変調器を用いる大きな労力を伴ってのみ自己起動形だったため、厄介だった。レーザ共振器に組み込まれ、かつレーザがパルシングを始めた後でオフにする必要があるかかるアクティブ変調器が、特許文献1に開示されている。一般に、かかるレーザには、NOLMだけでなく、第2のループと同様に2つのループのどちらか一方または両方におけるレーザ利得媒体が含まれる。
方法(c)における従来の8の字形構成は、当然、ゼロ電力においてゼロにならないスロープを備えた強度依存透過を有しない。代わりに、透過関数は、図10に示された形状を示す。透過は、NOLMループにおける時計回り(cw)および反時計回り(ccw)伝播パルス間の差動位相シフトΔφKerrの振動関数である。この位相は、循環パルスのピーク電力に比例し、かつループの非対称性に強く依存する。ループ非対称性は、損失もしくは利得要素の非対称的挿入または非対称ループカプラによって引き起こすことができる。後者の場合に、部分的変調だけが達成される(図10における破線)。
8の字形ファイバレーザの典型的なインプリメンテーションは、単一モードファイバを備え、2つの並行伝播モードを提供する。これは、非線形ループにおける偏光を適切に制御することによって、時計回り(cw)および反時計回り(ccw)伝播パルス間の線形(すなわち強度非依存)位相シフトを引き起こす方法を提供する。8の字形レーザにおけるかかる偏光制御が、特許文献2および特許文献3に開示されている。
これらの文献は、モードロック機構としてNOLM(非線形オプティカルループミラー)または特にNALM(非線形光増幅ループミラー)に依存するパルスレーザ光源が、典型的には8の字形ジオメトリに基づき、かつバルクインプリメンテーションおよび非偏光保持ファイバ用に良好に設置されることを示す。
US 7,817,684 B2 US 5,050,183 US 7,940,816 B2
「A design for a non-reciprocal phase shifter」,Y.Okamuraら,Optical and Quantum Electronics 17(1985年)195〜199頁
本発明の目的は、非線形オプティカルループミラーを備えたレーザの自己起動特性を改善することである。本発明のさらなる目的は、広範囲なレーザパラメータにわたって、環境的に安定したレーザ動作を提供することである。
これらの目的は、請求項1の特徴部で解決される。本発明の有利な実施形態は、従属請求項において参照される。
本発明によれば、非相反光学素子が、レーザ共振器に導入される。この文脈において、「非相反」は、通過する光に対する光学素子の効果が、この光の伝搬方向に依存することを意味する。この効果は、例えば、非相反光学素子を通過する光の振幅、位相、偏光、および/または周波数に影響を及ぼすことが可能である。より具体的には、本発明は、反対方向に伝播するレーザパルス部分を案内するように適合された非線形オプティカルループミラーNOLMに、この非相反光学素子を組み込むこと、および反対方向に伝播するレーザパルス部分をNOLMの出口点で互いに干渉させること、すなわち非相反光学素子を双方向NOLMに配置することを教示する。これは、NOLMに非相反素子を含まず、一方向ループにおけるアイソレータの形態のみである先行技術の8の字形レーザ構成と対照的である。
NOLMにおける非相反光学素子の効果は、例えば、反対方向に伝播するレーザパルス部分のために非相反位相オフセットまたは非相反損失を導入することによって、図10に示した従来の透過関数を修正することである。透過関数は、NOLMの出口点における透過レーザパワーを示すが、それは、反対方向に伝播するレーザパルス部分間の干渉によって影響される。NOLMにおける非相反光学素子によって、透過関数は、左(または右)へ適正量だけ意図的にシフトされ、その結果、ゼロ電力における透過関数の値は、非ゼロであり、ゼロにならないスロープを有する。したがって、図9に関連して説明するように、このレーザは、優れた自己起動特性を示す。
本発明は、モードロックファイバレーザまたは導波管レーザに特に有用であるが、かかるレーザに制限されない。
既に上記したように、非相反光学素子には、非相反損失素子および/または非相反位相シフト素子を含むのが好ましい。非相反位相シフト素子は、反対方向に伝播するレーザパルス部分間に非相反位相差を直接導入し、一方で非相反損失素子は、NOLMの対称性を変化させることになり、それによって相対的位相シフトの対比および強度依存性を修正する。
好ましい実施形態において、NOLMは、少なくとも1つの偏光保持光ファイバを含むか、または一般に偏光保持(PM)光ファイバまたは導波管から作製される。PMファイバの使用は、環境パラメータと無関係な安定した動作を保証し、かつレーザ共振器から放射されたレーザ光のある一定の偏光を保証するという利点を有する。同じことは、例えばシリコンまたは窒化ケイ素技術に基づいた、シリカにおけるチップデバイス上の導波管レーザに当てはまる。
特に、NOLMにおいてPMファイバを用いることに関連し、全体として非相反光学素子が偏光保持であることが好ましい。この文脈において、「全体として」は、非相反光学素子を出る光の偏光が、非相反光学素子に入る光の偏光と同じであることを意味する。しかしながら、内部的に、すなわち非相反光学素子内において、偏光は、一時的に修正可能である。
非相反位相シフト素子として機能するために、非相反光学素子には、ファラデー回転子および/または少なくとも1つの波長板、例えばn=2、n=4もしくはn=8のラムダ/n波長板、すなわち半、4分の1、8分の1波長板、または波長板セットを含むことが可能である。かかる波長板は、通過する光の偏光および位相を修正し得る光学コンポーネントである。他方でファラデー回転子は、ファラデー効果によって光の偏光を回転させる光学装置である。ファラデー回転子は、非相反光学素子を構成する。なぜなら、偏光の回転は、光が反対方向に2回媒体を通過する場合に2倍になるからである(逆転されない)。代替として、非相反位相シフトは、ベルデ定数を有する適切な材料によって直接引き起こすことができる。この材料は、非特許文献1に説明されているように、導波管構成に配置することができる。
NOLMの透過曲線の位置、特にゼロ電力における透過曲線に値およびスロープを調整できるために、非相反光学素子の少なくとも1つの光学特性が調整可能な場合には好都合である。レーザパスの反対方向に伝播する部分に課される差動位相シフトが調整可能な場合には最も好ましい。これによって、レーザの特性、特にその自己起動特性を最適化することが可能になろう。
本発明によるレーザの変形形態において、双方向NOLM、すなわち非相反光学素子を含むNOLMはまた増幅器を含み、それによってNALMを構成する。これによって、NOLMの非線形性を修正することが可能になる。この利得は、レーザの総利得を構成してもよいが、しかし構成する必要はない。
レーザから出力された光パルスの所望の波長特性に依存して、エルビウム、イッテルビウムもしくはツリウム、またはそれらの組み合わせでドープされたファイバ部分は、NOLM内の増幅器での使用に有利であることが分かった。半導体ベースの光増幅器(SOA)またはラマン増幅もしくはブリルアン増幅などの他の利得媒体を用いることができる。追加または代替として、同じ増幅器または増幅媒体を、レーザ共振器の別の部分に、すなわちNOLMの外側に設けることが可能である。
特に好ましい実施形態において、増幅器は、増幅器を反対方向に光学的にポンピングするための2つの源を有する。この構成において、2つのポンプ源を同時にまたは別々に動作させることが可能であってもよい。特に、2つのポンプ源は、2つの反対方向におけるポンピング速度の調整を可能にするように構成してもよい。特に、双方向NOLMにおける非相反素子に関連して、双方向NOLM構成は、反対方向に伝播するレーザパルス部分間における位相シフトの強度依存性、およびしたがってNOLM透過の初期スロープを調整できるようにしてもよい。なぜなら、増幅器のポンピング速度が、増幅器におけるパルスの平均パルスエネルギ、およびしたがって光路長を決定するからである。
ある実施形態において、対称分割比(すなわち50:50)を備えたビームスプリッタをNOLMの入口点に有することが得策になり得る。他の実施形態において、非対称ビーム分割比(例えば60:40、70:30、75:25、または任意の他の所望の比率)を備えたビームスプリッタが好ましくなり得る。非対称ビームスプリッタは、透過曲線の変調度を変化させる。なぜなら、非対称分割比は、完全に破壊的な干渉をもはや可能にしないからである。類似の効果が、ループにおける非相反損失素子によって達成されてもよい。ビームスプリッタの(非)対称性と一緒に、これによって、変調度および強度依存性を互いに独立して調整することが可能になる。
本発明によるレーザは、双方向NOLMに加えて第2のオプティカルループミラーを含むことによって、8の字形レーザとして構成してもよい。好ましくは、この第2のオプティカルループミラーは、第2のオプティカルループミラーを一方向ループミラーとし、かつそれによって追加の干渉現象を回避するために、光アイソレータを含む。かかる構成の利点は、その簡潔さおよび堅牢性である。
代替として、本発明によるレーザは、双方向NOLMに加えて線形空洞部を含んでもよい。この実施形態において、レーザは、これまで知られていなかった9の字形構成を得る。8の字形構成と比較して、9の字形構成は、特にその適応性に関連する特有の利点を提供する。例えば、線形空洞部内の後方反射は、フィルタまたは分散補償器などの追加光学素子を選択的に導入または排除するために用いてもよい。これは、線形空洞部が自由空間部である場合には促進される。
さらにより重要なことに、線形空洞部は、可変長さを有するように構成してもよい。この趣旨で、例えば、線形空洞部の反射ミラーが、並進ステージに実装され、かつ/もしくは圧電アクチュエータを設けられるか、またはファイバ部分の長さが、ファイバを伸ばすことによって変更してもよい。空洞長さの調整または変更によって、レーザ共振器内におけるレーザパルスの往復時間を変更すること、およびそれによってレーザの繰り返し率を変更することが可能になる。これは、従来の8の字形レーザで取得可能な固定され制限された繰り返し率と比較して、レーザの使用における柔軟性を著しく増加させる。さらに、より高い繰り返し率(例えば200MHz超)であるが、しかしまた非常に低い繰り返し率(例えば10MHz未満)が、より短い空洞長さによって達成可能である。本発明の全ての実施形態において、空洞長さは、電気光学結晶によって、またはNOLM内もしくは外のファイバ部分を適切に伸ばすことによって変更してもよい。
線形空洞部には、ミラー、出力結合ミラー、ファイバブラッグ格子、および/または自由空間格子を含むのが好ましい。ファイバブラッグ格子は、レーザ共振器内のレーザパルスの分散補償および/またはパルス圧縮用の高度に波長選択的な反射器として機能し、一方で自由空間格子は、波長選択的な反射器として適合させてもよい。さらに、格子、プリズム、および/またはミラーの組み合わせを分散補償用に用いてもよい。
本発明によるレーザ装置には、さらに、高速フィードバックを可能にするために、レーザ空洞のどこかに電気光学結晶または変調器を含んでもよい。かかる装置は、典型的には例えば圧電素子より高い帯域幅を用いて、例えば、レーザ空洞の長さを調整することができる。
本発明で説明するようなレーザ素子が、周波数コムの生成、THz放射線の生成、材料処理、二光子重合、パラメトリックプロセスのシーディング、またはポンププローブ分光法用に使用してもよい(しかしこれらに限定されない)。かかる用途のために、レーザ出力が、ファイバまたは自由空間光増幅器においてさらに増幅される場合には有用になり得る。恐らくは増幅される本発明によるレーザ出力は、第2高調波発生(SHG)またはラマンシフティングなどの非線形プロセスの助けを借りて、さらに周波数変換することができる。かかる周波数変換された出力の用途には、Ti:Sa増幅器のシーディング、または二光子顕微鏡法もしくは多重光子顕微鏡法および分光法が含まれる。
さらにかかるレーザ光源は、非同期光サンプリング方式(ASOPS)または空洞同調(OSCAT)ベースのセットアップによる光サンプリングにおいて使用することができる。
下記において、本発明の好ましい実施形態を添付の図面に関連して説明する。
本発明によるレーザにおいて使用するための非線形オプティカルループミラー(NOLM)の概略図である。 本発明によるレーザと共に使用するための非線形増幅ループミラー(NALM)の概略図である。 8の字形構成における本発明によるレーザの実施形態を示す。 従来の8の字形レーザと比較して本発明によるレーザの透過曲線を示す。 従来の8の字形レーザと比較して、非対称ビームスプリッタを備えた本発明によるレーザの透過曲線を示す。 9の字形構成における本発明によるレーザの実施形態を示す。 非相反素子を備えた、および備えていない図4aによるレーザの透過曲線を示す。 非相反素子を備えた、および備えていない非対称ビームスプリッタを伴う図4aによる9の字形レーザの透過曲線を示す。 本発明によるレーザにおいて使用するためのビームスプリッタの概略図である。 ビームスプリッタの別の実施形態を示す。 図5bによるビームスプリッタにおいて使用するための非相反素子を示す。 非相反光学素子の別の実施形態を示す。 9の字形構成を備えた本発明によるレーザの別の実施形態を示す。 9の字形構成を備えた本発明によるレーザの第3の実施形態を示す。 9の字形構成における本発明によるレーザの第4の実施形態を示す。 本発明によるレーザにおいて使用するための非相反光学素子の第1の実施形態の概略図を示す。 本発明によるレーザにおいて使用するための非相反光学素子の第2の実施形態の概略図を示す。 本発明によるレーザにおいて使用するための非相反光学素子の第3の実施形態の概略図を示す。 本発明によるレーザにおいて使用するための非相反光学素子の第4の実施形態の概略図を示す。 パルス動作の自己起動を可能にするための、受動モードロックレーザにおけるモード結合素子用に望ましい非線形透過曲線を示す。 NOLMを備えた従来のレーザの透過曲線を示す。
図面の全体を通して、同様のコンポーネントは、同一または同様の参照数字で示される。
図1は、本発明によるレーザにおいて使用するための双方向非線形オプティカルループミラー1、NOLMを概略的に示す。NOLM1は、湾曲されて実質的にループを形成する光ファイバ2、好ましくは偏光保持(PM)光ファイバ2から実質的に構成される。代替として、NOLMは、自由空間光学系で構成してもよい。ビームスプリッタ3が、NOLMの出入り口点4に設けられる。出入り口点4は、典型的には、NOLMの光ファイバ2が閉じる点であり、レーザ光の入射ビームまたはパルスは、ビームスプリッタ3によって、NOLM1内を反対方向に伝播する2つの部分に分割される。
出入り口点4におけるビームスプリッタ3には、第1のポート5および第2のポート6が含まれる。レーザパルスは、第1のポート5を通して、かつ/または第2のポート6を通してNOLMに導入してもよい。各レーザパルスは、ビームスプリッタ3によって分割され、それによって、レーザパルスの2つの部分を生成する。NOLM1は、レーザパルスの2つの部分を反対方向に案内するように、およびそれらを出入り口点4において再び相互干渉させるように適合される。したがって、NOLMは、双方向NOLMとして構成される。
図10は、従来のNOLMの透過曲線、すなわち2つのポート5、6(出力電力/入力電力)の1つにおける干渉透過T対互いに干渉する2つの反対方向に伝播するレーザパルス間の差動位相シフトΔφKerrを示す。実線は、対称ビームスプリッタ3を用いた透過曲線である。Δφ=0で、NOLM2は、反射率R=1およびしたがって一ポート5からもう一方のポート6への透過T=1−R=0を有する。位相差Δφの増加と共に、透過Tは、0と1との間で振動する。他方で図10における破線曲線は、非対称ビームスプリッタ3を用いた状況における透過Tを示す。ここで、干渉は、これ以上完全には破壊的になり得ない。したがって、本例において、ゼロ位相差における透過は、約0.16の非ゼロ値を有する。しかしながら、最大透過Tは、やはりT=1.0の値を有する。したがって、透過曲線の変調は、対称ビームスプリッタ3を用いた状況においてよりも小さい振幅を有する。
図1に戻ると、本発明によるレーザで使用するためのNOLM1は、NOLM1に非相反光学素子7を含むことによって、従来のNOLMと異なる。非相反光学素子7は、レーザパルスの方向に依存する光学的影響を、NOLM内を伝播するレーザパルス部分に及ぼす。より重要なことには、非相反光学素子7のこの非相反性は、受動的であり(すなわち起動に依存しない)かつ瞬間的である。すなわち、それは、連続的に存在し、レーザパルス部分が非相反光学素子7を通って伝播する正確な時点に依存しない。これは、本発明の全ての実施形態に当てはまる。非相反光学素子7の例は、後で説明する。
図2は、本発明による非線形オプティカルループミラー1’NOLMの第2の実施形態を示す。図2の実施形態において、NOLM1は、非線形増幅ループミラー1’NALMとして構成される。NALM1’の基本構成は、図1に示すNOLMの構成と同じである。しかしながら、さらに、NALM1’には、光増幅器8が含まれる。増幅器8には、NOLMファイバ2に挿入されたアクティブファイバ部分9が含まれる。図2において、アクティブファイバ部分9は、NALM1’の残り部分より太い曲線によって表される。さらに、光増幅器8には、アクティブファイバ部分9を光学的にポンプするためにポンプ源10、特に光ポンプ源10が含まれる。レーザの所望の波長特性および主な利得媒体に依存して、アクティブファイバ部分9は、エルビウム、イッテルビウム、またはツリウムでドープしたファイバによって構成してもよい。アクティブファイバ部分9はまた、レーザの利得媒体を構成してもよい。
図1に示すNOLM1との別の差として、図2のNALM1’には、さらに損失素子11が含まれる。この損失素子11は、NALM1’内の非対称位置に、すなわち2つの反対方向において出入り口点4に対して異なる距離で配置される。特に、それは、ここでは、非相反光学素子7とアクティブファイバ部分9との間に配置されるが、しかしそれは、NOLM1内の任意の位置にあってもよい。損失素子11は、任意選択的に、必ずではないが、非相反損失効果を示すことによって、NALM1’内で非相反性に寄与するように構成してもよい。これによって、反対方向に伝播するレーザパルス部分間の位相差の強度依存性が修正される。特に、損失素子11は、調整可能であってもよい。損失素子11は、アウトカプラであってもよい。さらに、反対方向に伝播するパルス部分間の位相差は、増幅器8の増幅特性を変化させることによって、特にポンプ源10の出力を調整することによって調整することが可能である。
図3aは、本発明によるレーザ12の第1の実施形態を示す。レーザ12は、受動モードロックパルスレーザとして構成される。レーザ12には、本実施形態において8の字形ジオメトリで構成されたレーザ共振器13が含まれる。より詳しくは、レーザ共振器13には、第1のオプティカルループミラー1、1’が含まれる。図3aに示す実施形態において、第1のオプティカルループミラーは、前に図2に示したNALM1’として構成されるが、しかし代替として図1に示すNOLM1として構成することが可能である。特に、第1のオプティカルループミラー1、1’には、非相反光学素子7が含まれる。
さらに、レーザ共振器13には、第2のオプティカルループ14が含まれ、第2のオプティカルループ14は、ループミラー1、1’および14の入口ポート5および出口ポート6を、ビームスプリッタ3を介して互いに接続する。特に、第2のオプティカルループミラー14は、ビームスプリッタ3の第1および第2のポート5、6間の光路を閉じる(図1および2を参照)。レーザの利得要素は、第2のオプティカルループミラー14に配置してもよい。
前述のように、第1のオプティカルループミラー1、1’は、双方向非線形オプティカルループミラーとして構成され、これらのレーザパルス部分をビームスプリッタ3において互いに干渉させるために、レーザパルス部分の反対方向の伝播を可能にする。他方で第2のオプティカルループ14は、光アイソレータ15を含むことによって、一方向ループミラーとして構成される。光アイソレータ15は、一方向においてのみレーザパルスの通過を可能にし、一方で反対方向の光をブロックする。さらに、第2のオプティカルループ14には、出力カプラ16が含まれる。出力カプラ16は、レーザ12において共振器13から出力ポート17へレーザパルスの一部を脱結合する光ファイバカプラである。
レーザ12のレーザ共振器13は、光ファイバ構成を有する。両方のオプティカルループミラー1、1’および14は両方とも、導光光ファイバから、特に偏光保持(PM)ファイバから作製される。
第1のオプティカルループミラー1、1’に非相反光学素子7を挿入しているため、レーザ12は、双方向ループミラー1、1’において反対方向に伝播するパルス間の線形位相オフセットを絶えず経験し、それによって、レーザ12の自己起動能力を著しく向上させ、かつ広がった正常分散から広がった異常分散まで広範囲な正味分散においてレーザ12を操作できるようにする。位相シフトは、動作中に固定さても調整可能であってもよく、他の手段と組み合わせて、偏光、出力電力または波長などのレーザの動作パラメータを修正してもよい。
図3bは、対称ビームスプリッタ3、すなわち50:50ビーム分割比を備えたビームスプリッタが使用される場合に、図3aにおけるレーザ12、特にその第1の非線形オプティカルループミラー1、1’の干渉透過Tを差動位相ΔφKerrの関数として実線で示す。ビームスプリッタ3の対称性は、0.0および1.0間の透過関数の変調度につながる。比較のために、図3bは、従来の非線形オプティカルループミラー(すなわち、非相反光学素子7のない)の透過関数を破線で示す。従来のオプティカルループミラーの透過関数がゼロになるスロープを有し、値が、ゼロ位相差でT=0.0であることが分かる。しかしながら、本発明によるレーザ12の透過関数Tは、従来の透過関数を70°の値Δshiftだけ左にシフトすることによって得られる。この値Δshiftは、非相反位相シフト光学素子7によって導入される差動位相シフトである。
図3cは、従来のオプティカルループミラー(破線における)および本発明のNOLM1またはNALM1’(実線における)の透過関数を、非対称ビームスプリッタ3が2つのループミラー1、1’および14間にある状況において示す。特に、図3cは、ビームスプリッタ3が70:30の分割比を有する状況を示す。ビームスプリッタ3のこの非対称性の影響は、透過関数Tにおける変調度Mの減少である。透過Tは、対称ビームスプリッタ3を用いて、0.0および1.0間で振動した(図3b)が、それは、ここでは、70:30ビームスプリッタ3を用いて単に0.16および1.0間で振動する。したがって、変調度Mは、1.0から0.84まで減少した。しかしながら、ここでもまた、図3cは、本発明によるレーザ12の透過関数Tが、従来の透過関数をΔshift=70°だけ左にシフトすることによって得られることを示す。
図3bおよび3cに示す両方の状況において、Δφ=0における透過関数Tが、非ゼロ値およびゼロにならないスロープを有することが理解されよう。これは、レーザ12の効率的な自己起動、すなわちレーザ12のパルス動作の自己起動を保証するために満たされる基準である。
図4aは、本発明によるレーザ18の第2の実施形態を示す。このレーザ18は、ここでもまた、第1のオプティカルループミラーを含むレーザ共振器13を有し、第1のオプティカルループミラーは、NOLM1として、または(図4aに示すように)NALM1’として構成してもよい。しかしながら、第2のオプティカルループミラー14を有するのではなく、レーザ18のレーザ共振器13には、線形空洞部19が含まれる。この線形空洞部19は、ビームスプリッタ3と反射素子20との間に延びる。オプティカルループミラー1、1’と線形空洞部19の組み合わせゆえに、レーザ共振器13は、9の字形ジオメトリまたは構成を有すると示してもよい。線形空洞部19は、自由空間空洞部として、またはビームスプリッタ3と反射素子20との間に光ファイバを備えた光ファイバ空洞部として構成してもよい。反射素子20は、アウトカプラミラー、ミラー、格子、または分散補償器であってもよい。
以下で説明するように、図4aに示す構成は、レーザ18の基本構成だけである。アウトカプラ、利得媒体、波長フィルタ、偏光コントローラ、波長コンバータ、および/または分散コントローラなどのさらなる光学素子を、特に線形空洞部19が自由空間空洞部19である場合に、線形空洞部19に導入してもよい。さらに、図4aの実施形態および/または本発明によるレーザ18の他の9の字形構成において、線形空洞部19の長さは、調整可能であってもよい。本実施形態において、これは、線形空洞部19の軸方向において、制御された方法で、反射ミラー20を前後に移動させるように適合された並進ステージかボイスコイルかまたは圧電アクチュエータ21に反射素子20を実装することによって達成される。反射ミラー20のこの移動は、図4aにおいて両矢印によって表されている。より短い長さの線形空洞部19は、レーザ共振器13におけるレーザパルスの往復時間を短縮し、それに応じて繰り返し率を増加させ、逆もまた同様である。
図3aに示す8の字形ジオメトリと比較して、図4aにおけるレーザ共振器13の9の字形ジオメトリは、より短い光ファイバ経路と、波長フィルタリング、分散補償等のためのレーザ共振器13への容易なアクセスと、より高い達成可能な繰り返し率と、線形空洞部19の長さの調整可能性を用いた、空洞長さ調整および繰り返し率調整の可能性と、を必要とするという利点を有する。
図4bは、レーザ18の透過T、特に従来のループミラーの透過T(破線)と比較した、レーザ18のオプティカルループミラー1’の透過T(実線)を位相差ΔφKerrの関数として示す。特に、図4bは、レーザ共振器13に対称ビームスプリッタ3を備えた状況を示し、それは、0.0および1.0間の完全な変調度Mにつながる。図4bから明白なように、従来のループミラーの透過関数Tは、Δφ=0において1.0の値を有するが、しかしゼロになるスロープを有する。他方で本発明による透過関数Tは、従来の透過関数から右へΔshift=70°のシフトによって得られる。これは、Δφ=0において、透過関数Tの非ゼロ値およびゼロにならないスロープの両方につながる。透過関数Tのこのシフトは、オプティカルループミラー1’における非相反光学素子7によって達成される。
図4cは、図4bにおける同じ透過関数Tを示すが、しかし今回は、非対称70:30のビームスプリッタ3がレーザ共振器13に取り付けられた状況においてである。図4cから明白なように、これは、16%の全体的損失に相当し、透過関数の振幅を約0.84の値に減らす。
図5aは、レーザ12、18のレーザ共振器13におけるビームスプリッタ3の概略図である。前に説明したように、ビームスプリッタ3は、光ファイバカプラ、すなわち、そこにおいて、第1の光ファイバ22および第2の光ファイバ23が、それぞれ、一ファイバ22から他のファイバ23へレーザ光の結合を可能にするために(逆も同様である)、光ファイバカプラを通過し、かつ十分に近い距離にされる光ファイバカプラとして構成してもよい。2つのファイバ22、23間の距離は、ビームスプリッタ3の結合またはビーム分割比に対称するために、調整可能でさえあってもよい。両方のファイバ22、23は、偏光保持ファイバであってもよい。図5aから明白なように、ビームスプリッタ3は、第1のポート5および第2のポート6を有する。これらの2つのポート5、6は、図3に示すように、第2のオプティカルループミラー14によって閉じてもよく、または2つのポート5、6の1つは、図4aに示すように、線形空洞部19用に使用してもよい。ビームスプリッタ3は、第1のオプティカルループミラー1、1’によって閉じられる2つのさらなるポート24、25を有する。
図5bは、本発明によるレーザ12または18のレーザ共振器13において使用するためのビームスプリッタ3の別の実施形態を示す。この実施形態において、ビームスプリッタ3には、第1の偏光ビームスプリッタ26が含まれる。第1および第2のポート5、6のそれぞれには光ファイバが含まれ、光ファイバの近位端(ビームスプリッタ3の視点から)は、光ファイバにおいて案内された光をコリメートされた自由空間ビームに変換し、逆の場合も同じであるコリメート光学系27、28にそれぞれ位置する。第1の偏光ビームスプリッタ26は、第1のオプティカルループミラー1、1’の出入り口点4として定義してもよい。なぜなら、ここで、NOLM1、1’を通って反対方向に伝播するレーザパルス部分が干渉し合うからである。
図5bの実施形態において、ビームスプリッタ3には、第2の偏光ビームスプリッタ29がさらに含まれる。第1のオプティカルループミラー1、1’に向けられたビームスプリッタ3のポート24、25は、ここでもまた、それぞれ、PMファイバの一部によって構成され、PMファイバ近位端は、コリメート光学系30、31を設けられる。2つの偏光ビームスプリッタ(PBS)26、29間において、ビームスプリッタ3は、それ自体、非相反光学素子7’を収容する。この非相反光学素子7’は、非線形オプティカルループミラー1、1’の光ファイバ部における非相反光学素子7に加えて設けてもよく、またはNOLM/NALM1、1’の光ファイバ部における非相反光学素子7に取って代わってもよい。非相反光学素子7’は、偏光感受性および/または方向感受性および/または偏光型であってもよい。例えば、それには、好ましくは調整可能な部分を含む1つもしくはいくつかの波長板、1つもしくはいくつかのファラデー回転子、またはそれらの組み合わせを含んでもよい。具体例は、以下で説明する。このビームスプリッタの4つのポートのいずれかを、ファイバ結合なしに自由空間光学系として動作させてもよく、さらには取り除いてもよいことを理解されたい。
図5cは、NOLM/NALM1、1’に挿入された非相反素子7またはビームスプリッタ3内の非相反光学素子7’における内部コンポーネントの第1の例を示す。この実施形態において、非相反光学素子7、7’には、第1のファラデー回転子32および第2のファラデー回転子33と同様に、2つのファラデー回転子32、33間に配置された位相シフト素子34が含まれる。この位相シフト素子34は、レーザパルスの偏光状態に依存する位相シフトをレーザパルスの一部に対して引き起こす。今度は、この偏光は、レーザパルスが、位相シフト素子34に到達する前に、第1のファラデー回転子32を通過するか、または第2のファラデー回転子33を通過するので、レーザパルスの方向に依存する。有利な実施形態において、位相シフト素子34は、その位相シフト特性に関して調整可能である。例えば、位相シフト素子34は、通過する光の偏光に対して位相シフト素子の影響を調整するために、好ましくは波長板または半波長板が回転可能な状態で、電気光学変調器(EOM)であっても、波長板であっても、2つの4分の1波長板間における半波長板の組み合わせであってもよい。任意選択で、非相反光学素子7、7’には、通過する光の偏光を調整できるように、別個の半波長板35をさらに含んでもよい。ある構成において、全体として非相反光学素子は、偏光保持である。すなわち、特定の偏光で非相反素子7、7’に入る光は、同じ偏光で非相反素子7、7’から出る。
図5dは、非相反光学素子7、7’の別の実施形態を示す。前の実施形態とは対照的に、図5dの非相反光学素子7、7’は、単に、単一のファラデー回転子32と同様に位相シフト素子34を有するが、しかし第2のファラデー回転子を有しない。ここでもまた、非相反光学素子7、7’には、偏光を調整できるように、任意選択で半波長板35を含んでもよい。
図6は、9の字形構成における本発明のレーザ18の別の実施形態を示す。レーザ18には、共振器13であって、今度は、ビームスプリッタ機構3によって組み合わされたNALM1’と同様に線形空洞部19を含む共振器13が含まれる。NALM1’には、増幅器または利得要素8が含まれ、アクティブファイバ部分9が、ポンプ源10によって一側からだけ光学的にポンピングされる。NALM1’の光ファイバ2の2つの端部は、ビームスプリッタ3の一側にそれぞれ面しているコリメート光学系30、31にそれぞれ収容される。
この実施形態において、線形空洞部19は、光ファイバを使用しない自由空間部として構成される。ビームスプリッタ機構3には、底部から上端へと、第1の偏光ビームスプリッタ(PBS)26、任意選択的な要素としての半波長板35、第1のファラデー回転子33、位相シフト素子34(EOMまたは波長板など)、第2のファラデー回転子32、および第2の偏光ビームスプリッタ29が含まれる。第1のPBS26は、NOLMループへの出入り口点4であり、2つの反対方向に伝播するパルスの干渉が発生する点を構成する。図6に示す実施形態において、ファラデー回転子32、33、位相シフト素子34、および(任意選択の)波長板35が、一緒に、非相反光学素子7’を構成する。非相反光学素子7’は、ビームスプリッタ機構3の一部であり、ビームスプリッタ機構3は、図5b、5cに示すビームスプリッタ機構に似ている。NOLM1’を通って反対方向に伝播するレーザパルスの2つの部分は、第1のPBS26において、互いに干渉する。したがって、このPBSまたは出力カプラ26は、NOLM1’の出入り口点4として定義することができる。線形空洞部19は、PBSまたは出力カプラ26と反射素子20との間に延びる。他方でNOLM1’には、第2のPBS29の向こうのループ部と同様に、2つの偏光ビームスプリッタ26および29間の線形部の両方が含まれる。非相反光学素子7’が配置されるこの線形部において、NOLM1’のループ部を通って反対方向に伝播するレーザパルスの部分が、共線的に移動する。
図7aは、図6に示すレーザ18の変形形態を示す。特に、図7aのレーザ18は、非相反光学素子7における第2のファラデー回転子33を省く点で、図6のレーザ18と異なる。しかしながら、この修正は別として、レーザ18の構成は、修正されなかった。
図7bは、9の字形構成における本発明によるレーザ18の別の実施形態を示す。図7bの実施形態は、2つの格子37a、37bおよび反射ミラー37cの組み合わせを含む分散補償器(パルス圧縮器)37によって反射素子20を置き換えた点で、図7aにおけるレーザ18の実施形態と異なる。
NALM1’を備えたレーザ12、18の全ての前の実施形態と比較した別の違いとして、NALM1’における増幅器8は、ここでは、2つのポンプ源10、10aを有し、これらのポンプ源10、10aは、増幅器8のアクティブファイバ9を反対方向にポンプするように構成される。さらに、制御部38が設けられ、2つのポンプ源10、10aに接続される。制御部38は、2つの光ポンプ源10、10aからのポンピング速度を調整することができる。ポンピング速度を変えることによって、NALM1’を通って伝播するレーザパルス部分の位相差は調整できる。異なる実施形態間の他の修正のように、増幅器8の両側ポンピングはまた、NALM1’を備えたレーザ12、18の前述の実施形態のそれぞれにおいて提供してもよい。
図8aは、非相反位相シフタを非相反光学素子7の特定の実施形態として概略的に示す。この位相シフタ7は、光ファイバ方式で構成され、第1のポート39および第2のポート40を含む。ポート39、40をNOLM/NALM1、1’の光ファイバ2と適切に接続することによって、非相反位相シフタは、NOLM/NALMに挿入してもよい。
図8bは、光ファイバ構成における非相反光学素子7の別の実施形態を示す。この実施形態において、非相反光学素子7には、第1のファラデー回転子32、第2のファラデー回転子33と同様に、2つのファラデー回転子32、33間に挿入された偏光依存性の位相シフト素子34が含まれる。非相反光学素子7は、第1のポート39および第2のポート40を有する。各ポート39、40は、コリメート光学系80に通じている。ファラデー回転子32、33および位相シフト素子34は、2つのコリメート光学系80間に延びる自由空間部81に位置している。
図8cは、非相反光学素子7の別の実施形態を示す。この実施形態において、非相反光学素子7には、2つの4分の1波長板41、42と同様に、2つの4分の1波長板41、42間に挿入された単一のファラデー回転子32が含まれる。ここでもまた、非相反光学素子7の、偏光に影響を及ぼす全ての光学コンポーネント32、41、42は、第1のポート39と第2のポート40との間の自由空間部81に配置される。
最後に、図8dは、非相反光学素子7の別の実施形態を示す。この実施形態において、非相反光学素子7には、2つの4分の1波長板41、42、および2つの4分の1波長板41、42間に挿入された半波長板43と同様に、波長板の挿入されたセットを囲む2つのファラデー回転子32、33が含まれる。ここでもまた、非相反光学素子7の、偏光に影響を及ぼす全ての光学コンポーネント32、33、および41〜43は、第1のポート39と第2のポート40との間に、特に2つのコリメート光学系80間の自由空間部81に配置される。
図5bのビームスプリッタ機構3および特にその非相反素子7、7’は、偶数または奇数のファラデー回転子を有してもよい。
1、1’ 非線形オプティカルループミラー
2 光ファイバ
3 ビームスプリッタ
4 出入り口点
5 第1のポート
6 第2のポート
7、7’ 非相反光学素子
8 光増幅器
9 アクティブファイバ部分
10、10a ポンプ源
11 損失素子
12 レーザ
13 レーザ共振器
14 第2のオプティカルループミラー
15 光アイソレータ
16 出力カプラ
17 出力ポート
18 レーザ
19 線形空洞部
20 反射素子
21 圧電アクチュエータ
22 第1の光ファイバ
23 第2の光ファイバ
24、25 ポート
26 第1の偏光ビームスプリッタ
27、28 コリメート光学系
29 第2の偏光ビームスプリッタ
30、31 コリメート光学系
32 ファラデー回転子
33 ファラデー回転子
34 位相シフト素子
35 半波長板
37 分散補償器
37a、37b 格子
37c 反射ミラー
38 制御部
39 第1のポート
40 第2のポート
41、42 波長板
43 半波長板
80 コリメート光学系
81 自由空間部

Claims (15)

  1. レーザ共振器(13)を備えたレーザ(12、18)であって、前記レーザ共振器(13)が非線形オプティカルループミラー(1、1’:NOLM)を備えて構成され、前記非線形オプティカルループミラー(1、1’)が反対方向に伝播するレーザパルス部分を案内するように、かつ前記反対方向に伝播するレーザパルス部分を前記非線形オプティカルループミラー(1、1’)の出口点(4)で互いに干渉させるようになっている、レーザ(12、18)において、
    前記非線形オプティカルループミラー(1、1’)が非相反光学素子(7、7’)を備えて構成されることを特徴とするレーザ(12、18)。
  2. 前記非相反光学素子(7、7’)が、非相反損失素子および/または非相反位相シフト素子を備えて構成されることを特徴とする、請求項1に記載のレーザ。
  3. 前記非線形オプティカルループミラー(1、1’)が、少なくとも1つの偏光保持光ファイバ(2)または導波管を備えて構成されることを特徴とする、請求項1または2に記載のレーザ。
  4. 全体として前記非相反光学素子(7、7’)が偏光保持であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のレーザ。
  5. 前記非相反光学素子(7、7’)が、少なくとも1つのファラデー回転子(32、33)および/または少なくとも1つの波長板(34、35、41、42、43)を備えて構成されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のレーザ。
  6. 前記非相反光学素子(7、7’)の少なくとも1つの光学特性が、特に前記反対方向に伝播するレーザパルス部分に課される差動位相シフトが調整可能であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のレーザ。
  7. 双方向の非線形オプティカルループミラー(1、1’)が、増幅器(8)および/または相反損失素子(11)を備えて構成されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載のレーザ。
  8. 前記増幅器(8)が2つの反対方向から光学的にポンピングされることを特徴とする、請求項7に記載のレーザ。
  9. 前記レーザ共振器(13)における増幅器(8)が、エルビウム、イッテルビウムもしくはツリウムでドープされたファイバ(9)の一部、半導体ベースの増幅器、ラマン増幅媒体、もしくはブリルアン増幅媒体、またはそれらの任意の組み合わせを備えて構成されることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載のレーザ。
  10. 対称ビーム分割比または非対称ビーム分割比を備えたビームスプリッタ(3)が、前記非線形オプティカルループミラー(1、1’)の入口点(4)に設けられることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載のレーザ。
  11. 前記レーザ(12)が、光アイソレータ(15)を含む第2のオプティカルループミラー(14)を備えて構成されることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載のレーザ。
  12. 前記非線形オプティカルループミラー(1、1’)に加えて、前記レーザ共振器(13)が線形空洞部(19)を備えて構成されることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載のレーザ。
  13. 前記線形空洞部(19)が、反射素子(20)、出力結合ミラー(20)、ブラッグ格子、分散補償器(37)および/または自由空間格子(37a、37b)を備えて構成されることを特徴とする、請求項12に記載のレーザ。
  14. 前記レーザ(18)の繰り返し率が、特に、伸縮自在のファイバ部分を前記レーザ共振器(13)に設けることによって、および/または可変長さを備えた線形空洞部(19)を設けることによって、調整可能であることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか一項に記載のレーザ。
  15. 前記非線形オプティカルループミラー(1、1’)が、ループ部と同様に、前記ループ部を通って前記反対方向に伝播するレーザパルス部分が共線的に移動する線形部を備えて構成され、前記非相反光学素子(7、7’)が、前記非線形オプティカルループミラー(1、1’)の前記線形部に配置されることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか一項に記載のレーザ。
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