JP2013186757A - 集積回路及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メモリに対する読み出し要求の頻度が、メモリに対する書き込み要求の頻度より多い場合でも、メモリからのデータ読み出しを適切に行うことで、異常データの出力を防止する。
【解決手段】集積回路は、メモリから読み出したデータを転送する出力制御手段と、転送されたデータを所定単位毎にカウントするカウント手段と、メモリに対してデータを書き込む書込手段から、書き込まれたデータが所定単位毎にカウントされた値を取得する取得手段と、カウント手段によりカウントされた第1カウント値と、取得手段により取得された第2カウント値との比較結果が、第1カウント値の方が第2カウント値よりも多い場合、出力制御手段によるデータ転送処理を停止するよう制御する比較手段と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、集積回路及び画像形成装置に関する。
従来、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの集積回路、および集積回路が搭載されている装置に対し、画像メモリの書込手段と読出手段の並列制御に関する技術がある。
例えば、特許文献1には、m画素単位でメモリに書き込む書込手段による処理ライン数と、メモリにmラインのデータが蓄積された後に読み出す読出手段による処理ライン数との比較結果に基づいて、中間バッファを再帰的に使用する技術が記載されている。これにより、中間バッファメモリ量を少なくすることができる。
しかし、従来技術のラインメモリ(例えば中間バッファ)を使った書込手段と読出手段との並列制御では、読み出し要求の頻度より書き込み要求の頻度の方が速いという利用形態を前提としている。
例えば、読み出し制御側は、プロッタの書き込み線速に合わせたライン単位の読み出し要求の頻度となり、書き込み制御側はメモリ上にある画像データを読み出し加工して書き込むという書き込み線速と非同期な書き込み要求の頻度となる場合がある。
この場合における従来技術では、書き込み要求の頻度>読み出し要求の頻度、であり、読み出し側のライン数を書き込み側で監視し、ラインメモリの書き込み制御を行っていた。
しかしながら、プロッタエンジンがインクジェットなどの複数のライン単位で処理をする形態の場合、書き込み要求の頻度<読み出し要求の頻度、となる場合がある。この場合、ラインメモリに書き込まれた書き込み済みライン数以上に読み出しが行われてしまい、異常なデータ(例えば異常画像)が出力されるという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、メモリに対する読み出し要求の頻度が、メモリに対する書き込み要求の頻度より多い場合でも、メモリからのデータ読み出しを適切に行うことで、異常データの出力を防止することができる集積回路及び画像形成装置を提供することを提供することを目的とする。
本発明の一態様における集積回路は、メモリから読み出したデータを転送する出力制御手段と、前記転送されたデータを所定単位毎にカウントするカウント手段と、前記メモリに対してデータを書き込む書込手段から、書き込まれたデータが所定単位毎にカウントされた値を取得する取得手段と、前記カウント手段によりカウントされた第1カウント値と、前記取得手段により取得された第2カウント値との比較結果が、前記第1カウント値の方が前記第2カウント値よりも多い場合、前記出力制御手段によるデータ転送処理を停止するよう制御する比較手段と、を備える。
本発明によれば、メモリに対する読み出し要求の頻度が、メモリに対する書き込み要求の頻度より多い場合でも、メモリからのデータ読み出しを適切に行うことで、異常データの出力を防止することができる。
実施例における画像形成装置の構成の一例を示すブロック図。 実施例におけるコントローラASICの構成の一例を示すブロック図。 リードDMACの構成の一例を示すブロック図。 回転出力する場合の具体例を説明するための図。 ライトDMACの構成の一例を示すブロック図。 実施例におけるメモリアクセス制御処理の一例を示すフローチャート。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
[実施例]
<画像形成装置>
図1は、実施例における画像形成装置10の構成の一例を示すブロック図である。図1に示す画像形成装置10は、CPU(Central Processing Unit)101、メインメモリ102、チップセット103、スキャナ104、プロッタ105、画像処理ASIC(Application Specific Integrated Circuit)106、コントローラASIC107、及びI/O ASIC108を有する。
CPU101は、画像形成装置10を制御するためのものである。CPU101は、メインメモリ102などに記憶される各プログラムを実行することで画像形成装置10の制御が可能になる。
メインメモリ102は、例えばRAM(Random Access Memory)などであり、CPU101が画像形成装置10を制御するためのプログラムが展開され、そのワーク領域として使用されたり、扱うデータなどを一時保管したりするものである。扱うデータとしては、例えば画像データがある。画像データは、文字などの文書データも含む。
チップセット103は、CPU101と共に用いられ、CPU101、コントローラASIC107、又はI/O ASIC108がメインメモリ102にアクセスすることを制御する。
スキャナ104は、コピーする画像データや外部インターフェースへ出力するための画像データを読み取る機能を有している。
プロッタ105は、メインメモリ102に記憶された画像データを印刷するための機能を有している。プロッタ105は、例えば、複数のライン単位で画像形成処理を行うことができるインクジェット方式のプロッタである。
画像処理ASIC106は、スキャナ104から読み取られた画像データに対して画像処理を行い、コントローラASIC107に画像データを出力する。また、画像処理ASIC106は、コントローラASIC107から入力された画像データをプロッタ105において印刷できるように画像処理したり、プロッタ105の印刷タイミングに合わせて画像データをプロッタ105に出力したりする。
コントローラASIC107は、チップセット103を介してメインメモリ102を用いて画像形成装置10で扱う画像データの回転、編集、又は伸長などを行う。また、コントローラASIC107は、内部に備えられるHDD(Hard Disk Drive)に画像データを蓄積し、画像処理ASIC106と画像データの送受信を行う。
I/O ASIC108は、画像形成装置10に付加機能を与えるための外部インターフェースである。I/O ASIC108は、例えば、ネットワークインターフェース、USB(Universal Serial Bus)、SD(Secure Digital)カード、操作部、SPI(Serial Peripheral Interface)、I2C(Inter-Integrated Circuit)などのインターフェースや画像処理を高速化するためのハードウェアアクセラレータ、暗号化処理回路などが具備されている。
<コントローラASIC>
次に、画像形成装置10のコントローラASIC107について説明する。図2は、実施例におけるコントローラASIC107の構成の一例を示すブロック図である。図2に示すコントローラASIC107は、アービタ201、PCIe(Peripheral Component Interconnect Express)EndPoint202、PCIeRoot203、回転器204、編集器205、HDD206、圧縮伸長器207、ビデオ入力回路208、ビデオ出力回路209、及びレジスタ制御回路210を有する。
また、メインメモリ102にアクセスする回転器204、編集器205、HDD206、圧縮伸長器207、ビデオ入力回路208、ビデオ出力回路209は、DMAC(Direct Memory Access Controller)に接続されている。
以降では、ビデオ出力回路209のリード(Read)DMAC211r、ビデオ出力回路209のライト(Write)DMAC211w、回転器204のリードDMAC212r、回転器204のライトDMAC212wについて説明するが、各DMACは同様の機能を持つ。
アービタ201は、全てのDMACと接続されており、各DAMCからのメインメモリ102に対するアクセス要求をアビトレーション処理する。
アービタ201は、各DMACからのライトアクセス要求及びリードアクセス要求を調停して、PCIeEndPoint202に渡す。
アービタ201は、スキャナデータやプロッタデータのライン処理における等時性を確保するために、ビデオ入出力DMACからのアクセス要求を優先的に処理できるアビトレーションアルゴリズムとなっている。
PCIeEndPoint202は、チップセット103との接続がPCIeとなっており、その制御を行う。PCIeEndPoint202は、アービタ201でアビトレーションされたDMACの要求に従い、メインメモリ102からデータをリードしたり、ライトしたりする。
また、PCIeEndPoint202は、チップセット103を介してCPU101からコントローラASIC107内の各機能モジュールに対して、レジスタ制御回路201を介してレジスタのリード/ライト制御を行う。
PCIeRoot203は、画像処理ASIC106との接続がPCIeとなっており、その制御を行う。PCIeRoot203は、画像処理ASIC106からのスキャナデータのライトを受け付けたり、プロッタデータのリードを受け付けたりする。
回転器204(204a,204b)は、メインメモリ102に記憶されたデータ(例えば画像データ)をリードし、レジスタ設定に従い、回転処理を行ってメインメモリ102に書き戻す。以降では、扱うデータは、画像データを例にして説明する。
編集器205は、例えば2種類の画像データをメインメモリ102からリードし、レジスタ設定に従い、合成などの編集処理を行ってメインメモリ102に書き戻す。
HDD206は、コントローラASIC107で扱う画像データを一時保存する。メインメモリ102に記憶された画像データは、HDD206にライトされる。また、HDD206に一時保存された画像データは、HDD206からリードされてメインメモリ102にライトされる。
圧縮伸長器207(207a,207b)は、メインメモリ102に記憶された画像データを圧縮したり、伸長したりする。
ビデオ入力回路208は、画像処理ASIC106で処理されたスキャナデータをPCIeRoot203経由で入力し、メインメモリ102にライトするようDAMCを制御する。
ビデオ出力回路209(209a〜209d)は、コントローラASIC107で回転や編集などの処理がなされた画像データを、PCIeRoot203経由で画像処理ASIC106に出力する。この画像データは、画像処理ASIC106を介してプロッタ105に出力される。
レジスタ制御回路210は、CPU101からコントローラASIC107内の各機能モジュールに対しての制御要求に基づき、レジスタのリード/ライト制御を行う。
なお、コントローラASIC107は、圧縮伸長器207で圧縮された画像データをメインメモリ102からリードし、内部の伸長器で伸長してメインメモリ102を介さずにそのまま画像処理ASIC106に出力する機能を有してもよい。
また、コントローラASIC107は、メインメモリ102に記憶されたスタンプ画像を対象画像と共にリードして、合成処理がなされた画像データをそのまま画像処理ASIC106に出力する機能なども有してもよい。また、コントローラASIC107は、不正コピーガードを行うための地紋データなどを埋め込む機能を有していてもよい。
<DMAC>
次に、ビデオ出力回路207のリードDMAC211rについて説明する。図3は、リードDMAC211rの構成の一例を示すブロック図である。図3に示すリードDMAC211rは、制御レジスタ301、出力制御手段302、及び比較手段304を有する。
まず、ビデオ出力回路209のリードDAMC211rは、基本的な機能として、メインメモリ102に記憶された画像データをリードし、入力された画像データをビデオ出力回路209に出力する。
制御レジスタ301は、CPU101からチップセット103を介してのレジスタアクセスを制御し、動作パラメータや起動及び割り込みなどのレジスタを有している。
出力制御手段302は、制御レジスタ301により起動され、指定されたメモリアドレス、主走査幅、所定単位数(例えばライン数)に従い、メインメモリ102に記憶された画像データをチップセット103を介して2次元的にリードする。
出力制御手段301は、メインメモリ102からリードした画像データを、ビデオ出力回路209に転送する。ビデオ出力回路209に転送された画像データは、PCIeRoot203を介して画像処理ASIC106のリード要求に従って転送される。
また、出力制御手段302は、カウンタとしての機能を有するカウント手段303を有する。カウント手段303は、出力制御手段302による画像データの転送中に、処理される所定単位数をカウントする。ここでは、所定単位は、例えばライン単位とし、カウント手段302は、転送されたライン数をカウント値とする。カウント手段302は、カウントされた値としてのライン数を比較手段304に通知する。
出力制御手段302は、指定された主走査幅、ライン数分の画像データの転送が完了すると、完了通知を制御レジスタ302に行う。また、出力制御手段302は、エラーが発生した場合は、図示しない操作パネルにエラー表示するような機能を有してもよい。
比較手段304は、出力制御手段302(カウント手段303)から通知されたビデオ出力回路209のリードDMAC211rの処理ライン数(第1カウント値)と、DMAC211r以外のDMACから通知された処理ライン数(第2カウント値)を比較する。
比較手段304は、取得手段305を有し、取得手段305は、DMAC211r以外のDMACから処理ライン数を取得する。DMAC211r以外のDMACは、例えば、回転器204のライトDMAC212wである。
比較手段304は、比較結果に基づいて、出力制御手段302のデータ転送処理を許可又は停止するよう制御する。例えば、比較手段304は、カウント手段303によりカウントされた第1カウント値と、取得手段305により取得された第2カウント値との比較結果が、第1カウント値の方が第2カウント値よりも多い場合、出力制御手段302によるデータ転送処理を停止するよう制御する。
また、比較手段304は、予め設定された差分値と、第2カウント値から第1カウント値を減算した値とを比較し、減算した値の方が差分値よりも多い場合、出力制御手段302によるデータ転送処理を許可するよう制御する。
なお、比較対象のライトDAMCは、選択可能とする。例えば、比較手段304は、編集器205のライトDMACからメインメモリ102にライトされた処理ライン数を取得したりしてもよい。
また、比較手段304は、制御レジスタ301から処理ライン数の比較処理機能のON/OFFを設定されたり、制御レジスタ301から差分ライン数の通知を受けて比較処理を行ったりしてもよい。
また、コントローラASIC107は、書込手段において、書込手段による処理ライン数と、読出手段による処理ライン数とを比較してデータ転送処理を制御する機能を有し、書込手段による比較処理を選択可能としてもよい。書込手段は、ライトDMACに対応し、読出手段は、リードDMACに対応する。
これにより、プロッタ105がレーザーの場合でもインクジェットの場合でも、同じ回路でメモリアクセス制御を行うことができる。
(比較処理の詳細)
次に、処理ライン数の比較処理の詳細について説明する。出力制御手段302は、制御レジスタ301により起動されると、アービタ201にリード要求を発行する。これに伴い、出力制御手段302は、メインメモリ102から画像データのリード応答を受信する。
出力制御手段302は、メインメモリ102からリードした画像データを、ビデオ出力回路209に送信する。このとき、出力制御手段302は、動作パラメータの設定に応じて、主走査およびライン数の追加/削除などの編集を行ってもよい。
出力制御手段302は、設定された主走査、ライン数となるまでこの動作を繰り返し行い、設定サイズ(主走査×ライン数)のデータ転送が完了したら転送完了割り込みの通知を制御レジスタ301に行う。
このとき、カウント手段303は、リード動作が完了したライン数をカウントする。カウント手段303は、カウント値としての処理ライン数情報を比較手段304に通知する。同様に、DMAC211r以外の各DMACも処理ライン数の通知を行う。
これらの処理ライン数情報を受けた比較手段304は、ライトされた処理ライン数(第2カウント値)とリードした処理ライン数(第1カウント値)、制御レジスタ301から通知された差分ライン数を用いて比較する。
比較手段304は、一度に読み出す処理量と一度に書き込む処理量との差分に相当する値として設定された差分ライン数を、制御レジスタ301から取得して保持し、第2カウント値から第1カウント値を減算した値と、差分ライン数とを比較する。差分ライン数は、例えば記録ヘッドのライン数と一度に書き込むライン数との差分である。
これにより、バッファのメモリ容量を装置の処理速度に合わせて必要最小限の容量に調整することが可能になる。
具体的には、比較手段304は、以下の条件1を満たす場合に、転送許可を出力制御手段302に通知する。
ライトした処理ライン数−リードした処理ライン数>差分ライン数 ・・・条件1
以下では、ライトした処理ライン数を、ライト処理ライン数とも呼び、リードした処理ライン数をリード処理ライン数とも呼ぶ。
比較手段304は、上記の条件1を満たさない場合、転送処理を停止するよう出力制御手段302に通知する。これにより、出力制御手段302は、メインメモリ102からのリード処理を停止する。
ライト動作が遅く、リード動作が速い場合などは、比較手段304は、上記の条件が成り立つようにリード動作側を転送許可したり停止したりして制御を行う。
これにより、メインメモリ102にライトされる前にリードすることがなくなり、異常画像の出力を防止することができる。
<具体例>
次に、コントローラASIC107で画像データに対して回転処理を行い、画像処理ASIC106に出力する具体例について説明する。
図4は、回転出力する場合の具体例を説明するための図である。図4に示す例では、説明を簡単にするため、チップセット103を省略している。
まず、プロッタ105が従来のレーザープリンタの場合、画像処理ASIC106から1ライン分の書き込みシンクタイミングごとに、コントローラASIC107に対して1ライン分の画像データのリード要求が行われる。このリード要求に伴って、1シンクごとに1ライン分の画像データが、メインメモリ102から画像処理ASIC106に転送される。
しかしながら、プロッタ105がインクジェットエンジンなどの場合、インクジェット方式のプロッタ105は、ラインヘッドを持ち、複数ライン単位で書き込みを行う。よって、画像処理ASIC106からは、複数ライン分の画像データのリード要求がコントローラASIC107に対して行われ、シンクタイミングごとの要求発行間隔ではない場合が生じる。
この場合、図4に示すメインメモリ102内の画像処理用バッファ402への回転器204のライトDMAC212wのライト速度と、ビデオ出力回路209のリードDMAC211rのリード速度の関係が、ライト速度<リード速度、となってしまう。
なお、メインメモリ102は、画像データを保持するページメモリ領域401と、画像処理(例えば回転処理)された画像データをバッファリングする画像処理用バッファ402とを有する。
上記の通り、ライト速度<リード速度となってしまった場合、画像処理された画像データが、画像処理用バッファ402にライトされる前に、リードDMAC211rによりリードされることになり、異常データ(例えば異常画像)の発生原因となってしまう。
異常データの出力を未然に防止するために、本実施例で行われる処理について、以下説明する。
メインメモリ102には、ページメモリ領域401に用意された画像データと、128ラインの画像処理用バッファ402があるものとする。画像処理用バッファ402は、中間バッファなどとも呼ばれる。本実施例では、回転器204は、このページメモリ領域401に記憶された画像データを、リード動作時に90度回転する。
回転器204は、回転された画像データを、ライト動作時に画像処理用バッファ402に0度回転を行う。
ビデオ出力回路209のリードDMAC211rが、画像処理用バッファ402からPCIeを介して画像処理用ASIC106に出力する動作を行うものとする。
また、プロッタ105は、インクジェットエンジンのような複数ライン単位で、帰線期間分を待たずにリード転送するものとする。帰線期間は、例えば主走査方向に走査した記録ヘッドが元の位置に戻るまでの時間をいう。
上記の条件において、まず、レジスタ制御回路210は、回転器204のリードDMAC、ライトDMAC、及びビデオ出力回路209のリードDMACを起動するよう制御する。
このとき、プロッタ105のエンジンが起動すると、画像処理ASIC106は、コントローラASIC107に対してヘッドライン数分の複数リード要求を出力する。
回転器204のリードDMAC212rが、ページメモリ領域401から画像データをリードする。回転器204は、リードされた画像データを回転する。回転処理が行われた後、ライトDMAC212wは、回転処理された画像データを画像処理用バッファ402にライトする。
このとき、ライトDMAC212wは、転送処理済みのライン数をカウントし、ビデオ出力回路209のリードDMAC211rにカウント値(ライト処理ライン数)を通知する。
ビデオ出力回路209のリードDMAC211rは、制御レジスタ301により設定された差分ライン数(差分値)を取得して保持しておく。リードDMAC211rは、差分ライン数と、回転器204のライトDMAC212wから通知を受けた処理ライン数と、ビデオ出力回路209に転送したリード処理ライン数とを用いて比較処理を行う。
リードDMAC211rは、比較結果により、画像処理用バッファ402からさらに画像データをリードするかを制御する。
前述したように、画像処理ASIC106は、複数ラインのリード要求を、帰線期間が経過する前に行うため、ライト処理ライン数−リード処理ライン数=<差分ライン数、となってしまう。
このため、ビデオ出力回路209のリードDMAC211r内の比較手段304が転送許可を出さないため、ビデオ出力回路209のリードDMAC211rのリード転送処理がWait状態となる。
この間、回転器204のライトDMAC212wは、画像処理用バッファ402にライト動作を続け、ライン数の差分が差分ライン数より多くなる。よって、比較手段304が再び、転送許可を行うため、ビデオ出力回路209のリードDMAC211rは、リード転送を再開する。
これにより、インクジェットエンジンのプロッタ205では、ライン間欠の動作となり、異常画像を発生させることなく印刷動作が可能となる。
なお、本実施例では、処理ライン数の比較処理を、書込手段で行うようにしてもよい。図5は、ライトDMAC212wの構成の一例を示すブロック図である。図5に示すライトDMAC212wは、制御レジスタ501、出力制御手段502、及び比較手段504を有する。また、出力制御手段502は、カウント手段503を有し、比較手段504は、取得手段505を有する。
各手段の基本的な処理は、図3に示す各手段と同様である。比較手段504は、特許文献1に記載された処理と同様に、ライトDMAC212wが画像処理用バッファ402のメモリ以上の書き込みを行わないようにアクセス制御する。
コントローラASIC107は、プロッタ105がレーザーか複数ライン単位のインクジェットかによって、書込手段により比較処理を行うか、読出手段により比較制御を行うかをユーザにより選択させるようにしてもよい。
また、コントローラASIC107は、プロッタの識別情報などで、プロッタ105の種別(レーザー又はインクジェットなど)を取得できれば、比較処理を行わせる手段を自動で選択してもよい。
また、コントローラASIC107は、上述した回転器204の代わりに、コントローラASIC107内の他の画像データを扱うライトDMACによるライン処理数で比較処理を行ってもよい。例えば、コントローラASIC107は、編集器205や圧縮伸長器207のライトDMACを選択可能とすることで、いずれの処理器からの処理ライン数を用いるかを決定してもよい。
これにより、ビデオ出力回路209のリードDMACと、他のライトDMACとの組み合わせが選択可能となり、回転動作の他に編集動作、伸長動作などのライン数を比較することができるようになる。よって、いろいろなアプリケーションに対して本実施例を適用することができる。
<動作>
次に、実施例における画像形成装置10の動作について説明する。図6は、実施例におけるメモリアクセス制御処理の一例を示すフローチャートである。図6に示す処理は、1回のリード要求に対する処理である。
ステップS101で、出力制御手段302は、メインメモリ102からデータのリード応答を受信する。
ステップS102で、出力制御手段302は、メインメモリ102からリードしたデータを、ビデオ出力回路209を介して画像処理ASIC106に転送する。
ステップS103で、出力制御手段302は、設定された主走査、ライン数を転送したかを判定する。所定数の転送をしていれば(ステップS103−YES)ステップ104に進み、所定数の転送をしていなければ(ステップS103−NO)ステップS101に戻る。このとき、カウント手段303は、リード動作が完了したライン数をカウントする。
ステップS104で、比較手段304は、ライトされた所定単位の処理数(第2カウント値)とリードした所定単位の処理数(第1カウント値)、制御レジスタ301から通知された差分値に基づき、例えば条件1を満たすかを判定する。条件1を満たせば(ステップS104−YES)ステップS106に進み、条件1を満たさなければ(ステップS104−NO)ステップS105に進む。
ステップS105で、出力制御手段302は、待機し、メインメモリ102からデータをリードすることを停止する。
ステップS106で、出力制御手段302は、全データを画像処理ASIC106に転送したかを判定する。全データを転送していれば(ステップS106−YES)処理を終了し、全データを転送していなければ(ステップS106−NO)ステップS101に戻る。
以上、実施例によれば、メモリに対する読み出し要求の頻度が、メモリに対する書き込み要求の頻度より多い場合でも、メモリからのデータ読み出しを適切に行うことで、異常データの出力を防止することができる。また、プロッタがインクジェットなどの複数ライン単位で処理する場合、ライン単位での間欠動作が可能であり、書き込み側のライン数を読み出し側で監視して、適切な読み出し制御を行うことができる。
なお、本発明は、上記実施例そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施例に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
10 画像処理装置
101 CPU
102 メインメモリ
103 チップセット
105 プロッタ
106 画像処理ASIC
107 コントローラASIC
201 アービタ
202 PCIeEndPoint
203 PCIeRoot
204 回転器
209 ビデオ出力回路
211、212 DMAC
301、501 制御レジスタ
302、502 出力制御手段
303、503 カウント手段
304、504 比較手段
305、505 取得手段
特開2001−127973号公報

Claims (6)

  1. メモリから読み出したデータを転送する出力制御手段と、
    前記転送されたデータを所定単位毎にカウントするカウント手段と、
    前記メモリに対してデータを書き込む書込手段から、書き込まれたデータが所定単位毎にカウントされた値を取得する取得手段と、
    前記カウント手段によりカウントされた第1カウント値と、前記取得手段により取得された第2カウント値との比較結果が、前記第1カウント値の方が前記第2カウント値よりも多い場合、前記出力制御手段によるデータ転送処理を停止するよう制御する比較手段と、
    を備える集積回路。
  2. 前記比較手段は、
    予め設定された差分値と、前記第2カウント値から前記第1カウント値を減算した値とを比較し、前記減算した値の方が前記差分値よりも多い場合、前記出力制御手段によるデータ転送処理を許可するよう制御する請求項1記載の集積回路。
  3. 前記書込手段は、
    前記カウント手段からカウントされた前記第1カウント値を取得する取得手段と、前記比較手段とを有し、
    前記比較手段による比較制御を、前記書込手段により行わせることを選択可能とする請求項1又は2記載の集積回路。
  4. 複数の画像処理部にそれぞれ対応する書込手段がある場合、
    比較対象とする書込手段を選択可能とする請求項1乃至3いずれか一項に記載の集積回路。
  5. 前記メモリに対する書き込み要求の頻度よりも、前記メモリに対する読み出し要求の頻度の方が多くなる場合がある請求項1乃至4いずれか一項に記載の集積回路。
  6. 請求項1乃至5いずれか一項に記載の集積回路と、
    複数のライン単位で処理を行うプロッタと、
    前記プロッタの処理に基づき、前記集積回路に対して複数のライン単位でデータの読み出し要求を行う第2の集積回路と、
    を備える画像形成装置。
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