JP2013186044A - 積層体及びそれを用いた包装袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】消費者や生産者が酸素インジケーターの呈する色相により内容物の酸化劣化を容易に判別することができる、酸素インジケータ機能を有する積層体及びそれを用いた包装袋を提供することを目的としている。
【解決手段】一方の面上に少なくとも、酸素の存在下で呈色する色材を含有する酸素インジケーターと、酸素状態を判定する印刷絵柄とを施した基材からなる積層体で、酸素状態を判定する前記印刷絵柄の色相が、前記酸素インジケーターの呈する酸素濃度の許容上限の色相と同一であることを特徴とする積層体である。
【選択図】 図6

Description

本発明は、食品、医薬品、化粧品などを長期間保存するために酸素吸収剤を用いる包装体であって、脱酸素状態を検知するための酸素インジケーター機能を有する積層体及びそれを用いた包装袋に関するものである。
従来から食品、医薬品、化粧品などを長期間保存するために、これらの内容物の酸化劣化を防ぐ目的として、酸素バリア性を有する合成樹脂フィルムを積層した包装体を用い、前記内容物の充填時に脱酸素剤を同封する脱酸素包装体が用いられている。
上記のような脱酸素包装体においては、使用者が開封するまでの間、長期間にわたって脱酸素状態が維持されている必要がある。しかしながら、充填時のヒートシール不良、輸送や保管時に生じた前記包装体のピンホール、あるいはいたずらによる意図的なピンホールの発生などによって、脱酸素状態が維持できず内容物の長期間保存に支障を来たすことがある。具体的には内容物の酸化劣化がおこり、例えば食品であれば当初の栄養分や風味が損ねられ、医薬品や化粧品であれば効能が得られなくなる。
上記のような脱酸素状態を目視で判定する方法として、予め包装体の製造工程で酸素インジケーター機能を有するインキを用いて印刷する方法が提案されている(特許文献1参照)。例えば、インキの色素成分としてメチレンブルーを用い、その印刷体(文字や画像)が酸素の在る環境では青色を呈し、脱酸素の環境に在る時は無色透明を呈することを利用したものである。
また、インキの色素成分としてメチレンブルーに、例えば酸化還元では変色しない赤色色素を添加することにより、酸素の在る環境では紫色を呈し、脱酸素の環境では赤色を呈する酸素インジケーターとして用いることができる(特許文献2参照)。
しかしながら、上記のような酸素インジケーターには以下の問題がある。例えば、酸素インジケーターの製造工程における、インキ組成や印刷時のインキ塗布量、また、内容物と同時に充填する脱酸素剤の性能や包装体内に残存する極微量の残存酸素などのばらつきにより、酸素インジケーターの呈する色相が影響を受け、脱酸素状態の判定が困難になることがある。
上記のような酸素インジケーターの呈する色相のばらつきは、脱酸素状態の判定に個人差が生じ、場合によっては酸化劣化している不適合品を酸化劣化していない適合品と判断したり、あるいはその反対の判断を下す危険性がある。このような危険性は消費者にとっても、また、生産者にとっても大きな損失を招くことになる。
特許第3982274号 特開2001−192592号公報
本発明は消費者や生産者が酸素インジケーターの呈する色相により内容物の酸化劣化を容易に判別することができる、酸素インジケータ機能を有する積層体及びそれを用いた包
装袋を提供することを目的としている。
本発明の請求項1に係る発明は、一方の面上に少なくとも、酸素の存在下で呈色する色材を含有する酸素インジケーターと、酸素状態を判定する印刷絵柄とを施した基材からなることを特徴とする積層体である。
本発明の請求項2に係る発明は、酸素状態を判定する前記印刷絵柄の色相が、前記酸素インジケーターの呈する酸素濃度の許容上限の色相と同一であることを特徴とする請求項1に記載の積層体である。
本発明の請求項3に係る発明は、前記基材の一方の面側に、接着層を介してシーラント層を積層したことを特徴とする請求項1または2に記載の積層体である。
本発明の請求項4に係る発明は、前記基材の一方の面側に、押出しラミネート法によるポリオレフィンシーラント層を積層したことを特徴とする請求項1または2に記載の積層体である。
本発明の請求項5に係る発明は、前記基材の一方の面側に、押出しラミネート法によるポリオレフィン層を介してシーラント層を積層したことを特徴とする請求項1または2に記載の積層体である。
請求項1〜5に記載の積層体をヒートシールして得られた包装袋であり、内容物と共に脱酸素剤を封入して脱酸素状態となることを特徴とする包装袋である。
本発明の請求項1〜5に係る発明による積層体を用いて、請求項6に記載の包装袋で内容物を包装することで、酸素インジケーターと、その近傍に酸素状態を判定する印刷絵柄が存在するため、消費者や生産者が容易に酸素状態を判断することができる。また、その判断は、酸素状態を判定する前記印刷絵柄の色相が、前記酸素インジケーターの呈する酸素濃度の許容上限の色相と同一であることから、内容物が正常か異常かを、二値的に極めて容易に行うことができる。
本発明の酸素インジケーター機能を有する積層体の平面概略図 本発明の請求項3に係る積層体の一実施形態を表す断面概略図 本発明の請求項4に係る積層体の一実施形態を表す断面概略図 本発明の請求項5に係る積層体の一実施形態を表す断面概略図 本発明の包装袋の一実施形態を表す平面概略図 本発明の包装袋の一実施形態を表す断面概略図
以下、図をもとに本発明をより具体的に説明する。
図1は本発明の酸素インジケーター機能を有する積層体1の平面概略図を示している。図1(a)は酸素インジケーター3と酸素状態を判定する印刷絵柄2が施された積層体で、酸素の存在下で酸素インジケーター3が酸化色3−1を呈し、図1(c)は脱酸素下での還元色3−3を呈する概略図を示している。
本発明は図1(b)に示すように、前記印刷絵柄2を酸素濃度の許容上限を示す色相3
−2で形成することにより、酸素インジケーターが示す色相と比べることで、容易に同封する内容物の正常、異常を判断することができる。なお、酸素濃度の許容上限を示す色相は、例えば対象となる内容物及び包装袋を用いて、予めデータを取ることで決めることができる。
図2は本発明の請求項3に係る積層体の一実施形態を表す断面概略図を示している。
具体的には基材5の一方の面に酸素インジケーター6と印刷絵柄8が施され、接着層7を介してシーラント層9が積層されたものである。
図3は本発明の請求項4に係る積層体の一実施形態を表す断面概略図を示している。具体的には基材5の一方の面に酸素インジケーター6と印刷絵柄8が施され、アンカーコート層11、押出し法ポリオレフィンシーラント層10が順次積層されたものである。
図4は本発明の請求項5に係る積層体の一実施形態を表す断面概略図を示している。具体的には基材5の一方の面に酸素インジケーター6と印刷絵柄8が施され、アンカーコート層11、押出し法ポリオレフィン層12、シーラント層9が順次積層されたものである。
図6は本発明の包装袋の一実施形態を表す断面概略図を示しており、積層体1の周辺をヒートシールして形成された包装袋内に、内容物16と脱酸素剤15が封入されている。
前記基材5としてはプラスチックフィルム単層もしくはそれをドライラミネートなど公知のラミネート方法により複数積層させたものを用いてもよい。基材5がプラスチックフィルム単層の場合には、5.0ml/(m・day・MPa)以上の酸素バリア性能を有していることが望ましい。また、基材5がプラスチックフィルムを複数積層させたものの場合には、少なくともそれを構成する1層が酸素バリア性を有するものを用い、その積層体の酸素バリア性は5.0ml/(m・day・MPa)以上の性能を有していることが望ましい。
酸素バリア性を有するものとしては、例えば2軸延伸ポリエステルフィルムにアルミナや酸化珪素が蒸着された透明蒸着フィルム、又は、ナイロン樹脂層とエチレン−ビニルアルコール共重合樹脂層とナイロン樹脂層からなる共押し出しフィルム、エチレン−ビニルアルコール共重合フィルム、ポリビニルアルコールフィルムなどを用いることができる。また、基材は単層、複層の場合に限らず、それらを介してその向こうが視認できる程度の透明性が必要である。このような酸素バリア性、透明性を有するフィルムまたはその積層体であれば材質に制限はないが、厚みは加工適正を考慮すると12〜100μm程度が望ましい。
前記酸素インジケーター6は、酸化還元色素を利用してインキ化されたものであれば特に制限するものではなく、バインダー樹脂に酸化還元色素や還元剤、その他の成分を混合した組成物からなる。
酸化還元色素としては、メチレンブルー、ニューメチレンブルー、ニュートラルレッド、インジゴカルミン、サフラニンT、フェノサフラニン、カプリブルー、ナイルブルー、ジフェニルアミン、キシレンシアノール、ニトロジフェニルアミン、フェロイン、N−フェニルアントラニル酸が使用できる。特にメチレンブルーが好適に利用できる。還元剤としては、アスコルビン酸、エリソルビン酸やその塩、アスコルビン酸塩、D−アルビノース、D−エリスロース、D−グルコース、D−マンノース、D−フラクトース、D−ラクトースなどの還元糖、第一スズ塩、第一鉄塩など金属塩などが使用できる。
バインダー樹脂は、酸化還元色素や還元剤、その他の成分を基材上に固着させるために
用いるもので、親水基と疎水基を合せ持った樹脂が使用される。例えばポリビニルアセタール樹脂、メチルセルロース、エチルセルロース、親水基を導入したポリエステル樹脂などが好ましく、特にポリビニルアセタール樹脂が好ましい。
その他の成分としては、水分を保持する保湿剤、吸収粉末、基材への濡れ性を向上させるためのレベリング剤、消泡剤などが使用される。
シーラント層9は熱により溶融、融接するものであれば特に限定するものではないが、熱可塑性ポリオレフィンが好ましい。例えば低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(L−LDPE)、エチレン・酢酸ビニル共重合体樹脂などのエチレン系樹脂や、ホモポリプロピレン樹脂、プロピレン・エチレンランダム共重合体樹脂、プロピレン・エチレンブロック共重合体樹脂、プロピレン・α−オレフィン共重合体樹脂などのプロピレン系樹脂などが使用でき、厚みは40μ〜150μ程度が好適である。
印刷絵柄8のインキの色相は酸素濃度の許容上限を示すものであり、前記酸素インジケーター6が示す色と比較することにより、内容物の使用可否を判定することができる。そのために、酸素濃度の許容上限を示すインキの色相は、例えば対象となる内容物及び包装袋を用いて、予めデータを取ることで決めることができる。
前記印刷絵柄8に用いるインキとしては、酸化還元によって変色することのなく、且つ、使用する基材に接着し、かつシーラント層を設けたときに十分なラミネート強度が得られるような一般的なフィルム印刷用インキであれば特に限定するものではない。
前記印刷絵柄8に用いるインキの色相は、対象となる内容物が酸化劣化を受けずに正常であると判断できる色相であり、具体的には酸素インジケーターの色相の経時変化により、すなわち酸素濃度の許容範囲から決定する方法であり、以下に説明する。
例えば酸化したときに青色、還元されたときに赤色を示す酸素インジケーターを含む包装袋の場合、前記印刷絵柄8に用いるインキの色相は、変色過程で連続的に変化する色の中から選択する。すなわち選択方法としては、包装袋内に含まれてもよい酸素の許容上限(対象とする内容物が正常である)の時に酸素インジケーター6が示す色とする。
上記の酸素の許容上限(対象とする内容物が正常である)の時に酸素インジケーター6が示す色を印刷する方法としては、単色でその色相のインキを調製する方法や、又は異なる色相のインキを用いて印刷を重ね刷りする方法がある。前者であれば例えば、藍インキ、紅インキ、を混合することで得られる。色相は藍インキ、紅インキの配合比を調整、濃度は混合インキの塗工量またはインキ配合時に藍インキ、紅インキの他に無色のメジウムやレジウサーを添加することによって調整する。後者であれば、色調は藍印刷、紅印刷各々のインキの濃度と塗工量で調整する。
また、酸化したときに青色、還元されたときに無色透明を示す酸素インジケーター6を含む包装袋の場合、印刷絵柄8の色相は青色とし、藍インキに対するメジウムやレジウサーを添加量や基材への塗工量を増減させることによって濃度を調整する。
印刷絵柄8を配置する位置としては酸素インジケーター6と色相を比較することが目的のため、酸素インジケーター6の近傍が望ましい。
図6により、本発明に係る包装袋に封入された内容物16の正常、異常を判断する方法について以下に説明する。例えば、酸化したときに青色、還元されたときに無色透明を示
す酸素インジケーター3用いた場合、印刷絵柄2の色相は事前確認によって得られた、酸素インジケーター3が呈する酸素濃度の許容上限の色相(この場合は青み)で形成される。この包装袋で保存した後、包装袋の酸素インジケーター3と印刷絵柄2を比較し、印刷絵柄2の青みよりも酸素インジケーター3の青みが強い場合、侵入した酸素の量が許容量を超えていることを意味するので使用は禁止と判断できる。また、逆に印刷絵柄2の青みが強い場合は、侵入した酸素の量が許容量内であることを意味するので、内容物は使用可能であると判断できる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
<実施例1>
下記構成からなる酸素インジケーター及び酸素状態を判定する印刷絵柄を施した積層体を作製した。
なお、前記酸素インジケーターは、酸化状態で青色、還元状態で赤色を示すように設計したものである。
[構成]:基材/酸素インジケーター及び印刷絵柄/接着層/シーラント層
・基材:二軸延伸ポリプロピレンフィルム30μm/接着層/二軸延伸ナイロンフィルム15μm/接着層/シリカ蒸着二軸延伸PETフィルム12μm
二軸延伸ポリプロピレンフィルム:フタムラ化学社製 FOR
二軸延伸ナイロンフィルム:三菱樹脂社製 サントニールSNR−W
シリカ蒸着二軸延伸PETフィルム:凸版印刷株式会社 GL−E
・接着剤:三井化学ポリウレタン社製 A−525/A−52
(固形分30%、乾燥塗布量3g/m
・酸素インジケーター:
下記組成のインキを用いて、グラビア印刷(版200L25μm)により形成した。
なお、組成比は重量%である。
メチレンブルーコンク1.40%、Lアスコルビン酸試薬4.69%、水22.20%、メタノール43.09%、ポリビニルアセタール樹脂25.83%、グリセリン試薬1.35%、合成シリカ粒子0.34%、レべリング剤1.01%、赤色色素0.10%
・印刷絵柄:
下記組成の着色インキ及びメジウム(いずれも東洋インキ社製)を用いて、グラビア印刷(版200L25μm)により形成した。
ファインスター R39藍 0.5重量部
ファインスター 16紅 1.5重量部
ファインスター Rメジウム 8.0重量部
・シーラント層:LLDPEフィルム(タマポリ社製 MZ−561 60μm)
<実施例2>
下記組成のインキを用いた以外は、実施例1と同様にして酸素インジケーター及び酸素状態を判定する印刷絵柄を施した積層体を作製した。
<実施例3>
基材、酸素インジケーター、印刷絵柄、シーラント層は実施例1と同様にして、下記構成からなる酸素インジケーター及び酸素状態を判定する印刷絵柄を施した積層体を作製した。
[構成]:基材/酸素インジケーター及び印刷絵柄/アンカーコート/押出LDPE/シーラント層
・アンカーコート:下記組成をグラビア版175線25μmで塗工
武田薬品工業社製 A3210 15重量部
武田薬品工業社製 A3075 5重量部
東洋インキ社製 NC401 205重量部
・押出LDPE:日本ポリエチレン社製 LC600A 押出厚み15μm
<実施例4>
シーラント層を除いた以外は実施例3と同様にして、下記構成からなる酸素インジケーター及び酸素状態を判定する印刷絵柄を施した積層体を作製した。
[構成]:基材/酸素インジケーター及び印刷絵柄/アンカーコート/押出LDPE
<評価>
実施例1〜4で得た積層体を用い、寸法200mm×200mmの四方シール袋を作製した。このとき内容物として蒸留水入りアンプル(ポリエチレン製)、脱酸素剤エージレスSP−1000を入れた。次に、密封された四方シール袋にゴム栓を取り付け、酸素濃度0%、1%、5%、20%の空気をシリンジを用いて注入し、40℃75%RH環境下で12時間保管した後に酸素インジケーターの色調を確認した。その結果を表1に示す。想定どおり酸素濃度が増すにつれて青色が濃くなる傾向が見られた。
次に判定用印刷部の色と目視比較し、酸素インジケーター部とどちらの青色が濃いか確認した。判定用印刷部よりインジケーター部の方が濃いときは不可、薄いときは可と判定した。その結果を表2に示す。
酸素濃度が5%以上のとき、印刷絵柄の色相より酸素インジケーターの方が青色が濃くなる結果となり、このことより、5%以上の酸素が袋内に入ったときは内容物を使用してはいけないと判断できる。
本発明は消費者や生産者が食品、医薬品、化粧品などの長期保存における安全性を、酸素インジケーターの呈する色相により内容物の酸化劣化を容易に判別することができる包装袋を提供することができる。
1・・・・積層体
2・・・・印刷絵柄
3・・・・酸素インジケーター
3−1・・酸化色
3−2・・印刷絵柄と同一の色相(酸素濃度の許容上限)
3−3・・還元色
5・・・・基材
6・・・・酸素インジケーター
7・・・・接着層
8・・・・印刷絵柄
9・・・・シーラント層
10・・・押出し法ポリオレフィンシーラント層
11・・・アンカーコート層
12・・・押出しラミネート法によるポリオレフィン層
13・・・ヒートシール部
14・・・脱酸素状態の袋内部
15・・・脱酸素剤
16・・・内容物

Claims (6)

  1. 一方の面上に少なくとも、酸素の存在下で呈色する色材を含有する酸素インジケーターと、酸素状態を判定する印刷絵柄とを施した基材からなることを特徴とする積層体。
  2. 酸素状態を判定する前記印刷絵柄の色相が、前記酸素インジケーターの呈する酸素濃度の許容上限の色相と同一であることを特徴とする請求項1に記載の積層体。
  3. 前記基材の一方の面側に、接着層を介してシーラント層を積層したことを特徴とする請求項1または2に記載の積層体。
  4. 前記基材の一方の面側に、押出しラミネート法によるポリオレフィンシーラント層を積層したことを特徴とする請求項1または2に記載の積層体。
  5. 前記基材の一方の面側に、押出しラミネート法によるポリオレフィン層を介してシーラント層を積層したことを特徴とする請求項1または2に記載の積層体。
  6. 請求項1〜5に記載の積層体をヒートシールして得られた包装袋であり、内容物と共に脱酸素剤を封入して脱酸素状態となることを特徴とする包装袋。
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