JP2013185799A - 換気口装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】換気口装置は、フード2と、外壁に取付けるベース板3と、外壁の貫通孔H内の通気パイプ4とから構成され、上記貫通孔Hに内接固定可能な筒状の内接リング5を設け、この内接リング5を可変径リング部材によって構成してその外周に弾性シール材による孔内パッキン9を設け、内接リング5の前端部には、ベース板接続パッキン8を挟んでベース板3を取付け、その通気開口3aより大径のフランジ4aを上記通気パイプ4の前端部に一体に形成し、このフランジ4aと上記ベース板3との間に全周で弾接するシール材による通気パイプ接続パッキン7aを挟んで両者を一体に接続するパイプ接続部を設けたものである。
【選択図】図1
Description
このように、換気口装置の壁面取付け施工に際して、組付け作業による確実な圧接シールにより、内接リングを介して壁体、ベース板および通気パイプの接続部の確実な水密化と耐久化が可能となる。
このように、換気口装置の壁面取付け施工に際して、組付け作業による確実な圧接シールにより、内接リングを介して壁体、ベース板および通気パイプの接続部の確実な水密化と耐久化が可能となり、特に、内接リングを前もって壁パネルの貫通孔に装着しておくことにより、通気パイプが壁側に施工される場合に対応して、内接リングを介して壁体W、ベース板および通気パイプの接続部の確実な水密化と耐久化が可能な換気口装置を構成することができる。
換気口装置1は、図1、図2に装着状態の断面による側面図およびフードを外した状態の部分破断による正面図を示すように、フード2を取付けるためのベース板3と、このベース板3から一体に貫通孔Hを貫通する通気パイプ4と、貫通孔H内に装着可能な可変径リング部材による内接リング5とから構成され、接続部の止水のために、孔内パッキン9を内接リング5の外周部に設け、ベース板接続パッキン8をベース板3の取付け部に設け、通気パイプ接続パッキン7aを通気パイプ4の取付け部に設ける。
通気パイプ4は、そのフランジ4aとベース板3との間の通気パイプ接続パッキン7aによって所定の傾斜角が確保されるので、凍害防止のために通気パイプ4内の結露水の安定排出を確保することができる。
また、内接リングは、上記構成に限らず、本出願人が先に提案した可変径リング部材を適用することができる。例えば、図5に可変径リング部材の部分正面図(a)および側面断面図を示すように、抜止部として分周位置に外周係止部5f,5fを張出して形成し、または、弾性可変径構成例の斜視図を図6に示すように、有端弾性部材5gの両端に対向する当接部5h,5hを設けてリングの径寸法を弾性的に変更可能に構成し、さらに、リングを分周した分割部材を接続する分割式を含む可変径リング部材によって構成することができる。
また、通気パイプ4を接続するパイプ接続部は、図7(a)の例のように、傾斜部材としてベース板3の通気開口3aに沿ってその前側に折返部3dを設け、この折返部3dの高さ寸法を傾斜変化して形成するとともに、フランジ4aとの間にリング状の弾性水密材による通気パイプ接続パッキン7bを設け、または、図7(b)の例のように、傾斜部材としてフランジ4aの外周に沿ってその後側に折返部4bを設け、この折返部4bの高さ寸法を傾斜変化して形成するとともに、ベース板3との間にリング状の弾性水密材による通気パイプ接続パッキン7cを設けることによっても、前記同様にパイプ接続部を構成することができる。
上記換気口装置と屋内機器との接続は、図8に縦断面図を示すように、通気パイプ4の後端部に装着して小径パイプ13を内接接続する弾性材による小径接続部材14を設ける。この小径接続部材14は、通気パイプ4の後端部と嵌合する取付部14aと、小径パイプ13を貫通保持可能な内接接続部14bと設けることにより、接続先のパイプファン15等をその器具側の接続口の小径パイプ13を介して位置調節可能に接続でき、また、通気パイプ4内に水が進入しても、小径接続部材14の段差により、器具側への水の進入を阻止することができる。
次に、通気パイプが屋内配管として外壁内に先に施工される場合に主として適用される換気口装置21について説明する。
この換気口装置21は、その要部縦断面図を図9に示すように、内接リング5と孔内パッキン9およびベース板3とベース板接続パッキン8を前記同様に構成し、また、通気パイプ22と内接リング5との間に全周で止水接続するシール材によるパイプ接続部23を設けて両者を一体に接続する。
2 フード
3 ベース板
3a 通気開口
3b 張出部
3d 折返部(傾斜部材)
4 通気パイプ
4a フランジ
4b 折返部(傾斜部材)
5 内接リング(可変径リング部材)
5a 半円弧部材
5b 支点
5e 外周張出部
6 可動爪
6a 弾性脚部
7a 通気パイプ接続パッキン(傾斜部材)
7b 通気パイプ接続パッキン
7c 通気パイプ接続パッキン
8 ベース板接続パッキン
9 孔内パッキン
13 小径パイプ
14 小径接続部材
14a 取付部
14b 内接接続部
15 パイプファン
21 換気口装置
22 通気パイプ
23 パイプ接続部
H 貫通孔
W 外壁
α 傾斜角
Claims (6)
- 換気装置用の貫通孔を形成した外壁の前面開口部に臨むフードと、このフードを保持するベース板と、このベース板に形成した通気開口から上記貫通孔を通って上記外壁の背面側に達する通気パイプとからなる換気口装置において、
上記貫通孔に内接固定可能な筒状の内接リングを設け、この内接リングは、その外周に全周におよぶ弾性シール材による孔内パッキンを備えるとともに、拡径操作によって貫通孔内に上記孔内パッキンを圧接可能な可変径リング部材によって構成し、この内接リングの前端部には、全周で弾接するシール材によるベース板接続パッキンを挟んで上記ベース板を取付け、その通気開口より大径のフランジを上記通気パイプの前端部に一体に形成し、このフランジと上記ベース板との間に全周で弾接するシール材による通気パイプ接続パッキンを挟んで両者を一体に接続するパイプ接続部を設けたことを特徴とする換気口装置。 - 前記ベース板の背面側には、前記通気パイプとの干渉により外壁の背面位置まで張出して弾性的に拡径可能な可動爪による抜止部を備えることを特徴とする請求項1記載の換気口装置。
- 前記パイプ接続部は、通気パイプのフランジと前記ベース板との間に前記通気パイプ接続パッキンと一体に両者間を傾斜接続しつつ止水する傾斜部材を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の換気口装置。
- 前記通気パイプには、その後端部に嵌合して小径パイプを内接接続するリング状の弾性材による小径接続部材を設けたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の換気口装置。
- 換気装置用の貫通孔を形成した外壁の前面開口部に臨むフードと、このフードを保持するベース板と、このベース板に形成した通気開口から上記貫通孔を通って上記外壁の背面側に達する通気パイプとからなる換気口装置において、
上記貫通孔に内接固定可能な筒状の内接リングを設け、この内接リングは、その外周に全周におよぶ弾性シール材による孔内パッキンを備えるとともに、拡径操作によって貫通孔内に上記孔内パッキンを圧接可能な可変径リング部材によって構成し、この内接リングの前端部には、全周で弾接するシール材によるベース板接続パッキンを挟んで上記ベース板を取付け、かつ、上記通気パイプは、上記内接リングとの間に全周で止水接続する通気パイプ接続パッキンを設けて両者を一体接続するパイプ接続部を設けたことを特徴とする換気口装置。 - 前記内接リングを構成する可変径リング部材は、前記貫通孔に内接しうる円筒状リングを1つの直径面で二分割した2つの半割体を共通の直径線について回動可能に2つの支点で軸支して構成し、その後端部に外壁の背面に係止可能な外周張出部を設けて抜止部を形成したことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の換気口装置。
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