JP2013184720A - 宅配便用商品運搬箱 - Google Patents

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【課題】粘着テープを使用しないで段ボール箱をロックする。
【解決手段】箱体1と、蓋板2とを有している。箱体1の前縁フラップ3には、前端から突出して鍵部5が形成されている。前記鍵部5は、前縁フラップ3の前端に連なつて一定の幅でその延長方向に張出した部分であり、軸と歯形とからなっている。蓋板2の板面には、前記前縁フラップ3の鍵部5の位置に対応して開口された鍵穴6とミシン目7とを有している。前縁フラップ3は箱体1の開口を塞ぐ蓋板2上に折り重ね、歯形を軸に折り重ねて鍵穴内に差込み、材質の有する弾力性によって歯形が現状に復元しようとして立ちあがった部分を抜けどめとして作用させる。一方、前記ミシン目7は、蓋板2の板面の正面中央部分から両側縁にかけて形成され、ミシン目に沿って蓋板が切り裂かれたときに、切り裂かれた部分が新たな蓋となって箱体1の開放を可能にする。
【選択図】図1

Description

本発明は、サプリメント,化粧品,加工食料品などの商品の運搬箱、特にこれら商品の宅配便に適した運搬箱に関する。
サプリメント,化粧品,加工食料品などの販売は、最近ではいわゆる通販、ネット販売が盛んに利用されるようになってきている。通販の商品の輸送には、従来からダンボール紙を用いた箱(いわゆる段ボール箱)が主として用いられてきた。段ボール箱は、折り畳みが可能であり、保管時には平坦に折り畳み、使用時には立体に組み立て、定型に保形し、箱内に商品を収容したのち施蓋し、粘着テープで止め、配送伝票を貼り付けて宅配業者に託される。
ところで、粘着テープを用いれば、商品販売者側の梱包作業としてその作業について格別問題はないが、開梱時には強い力でテープを引き剥がすか、カッターを用いてテープを切断しなければならず、商品購入者である消費者の事情としてその作業は必ずしも容易でない場合がある。さらには廃棄処分された段ボール箱を回収して資源として再利用するために分別するとき、あるいは水に分解してパルプ化するときには粘着テープを取り除かなければならない。
逆に、使用済みの段ボール箱をそのまま再利用する場合に、粘着テープを剥がすと段ボール箱が傷つくことを問題点として取り上げ、開封のため粘着テープを剥がす時に、粘着テープと共に表ライナーが剥がれる不都合を防止できるシール用粘着テープで傷まない段ボール箱を提案している例がある(特許文献1参照)。
段ボール箱の蓋の開放を防止し、粘着テープを使用することなく蓋の閉塞状態を維持できるようにする試みは特許文献2に記載され、さらに、特許文献3には、特許文献2の蓋の構造を底板に適用した時には底が抜ける不都合があるという問題点を指摘し、粘着テープを用いることなく、底部の閉塞状態を強固に維持することができる段ボール箱を提案している。
しかしながら、特許文献3に記載された段ボール箱は、粘着テープを使用することなく底の閉塞状態を維持できるというだけであって、粘着テープを用いることなく段ボール箱を開くことができないようにしたものではない。
粘着テープは段ボール箱の閉塞状態の維持にとどまらず、引き剥がさない限り段ボール箱を開くことができないという点で段ボール箱をロックする手段であるということができる。もし粘着テープを引き剥がしたときには、新たに粘着テープで塞いでもその痕跡を残すことになる。しかしながら段ボール箱をロックする手段として粘着テープが使用されたときには上記のような問題があり、そもそも商品の梱包に必要な段ボール箱とは異質の化学物質を含む粘着テープを使用しなければならないこと自体が望ましいことではない。
特開平7−315364 特開平8−143025 特開2004−155438
解決しようとする問題点は、段ボール箱のロックに粘着テープを使用したときには、開封の作業,段ボール箱を再生利用する場合の粘着テープを剥がした後処理が厄介であり、そもそも商品の梱包のために2種類の異種の材料を使用すること自体に問題があるという点である。
上記課題を解決するために、本発明による宅配便用商品運搬箱においては、段ボール箱を施蓋後、粘着テープを使用せずに蓋板をロックし、段ボール箱を開くときには、施蓋時とは別に定めた形状に蓋板を切り開くことができるようにした点を最大の特徴とする。
本発明による宅配便用商品運搬箱によれば、商品を箱体内に収容し、箱体の開口を蓋板で施蓋し、その上に箱体の前縁フラップを重ね、前縁フラップに設けた鍵部の軸から直角に張出した歯形を二つ折りに折曲して蓋板の鍵穴内に差し込み、箱体内で、段ボール紙の有する弾力性を利用して二つ折りの歯形を軸上に立ち上がらせ、鍵穴内からの鍵の脱出を阻止し、粘着テープによらずに蓋板をロックすることができる。
また、前縁フラップと、蓋板とには鍵と、鍵穴との組を少なくとも2組設けることによって、蓋板のロックを確実に行うことができ、蓋板のロックは、鍵の歯形を軸上に折り重ねて鍵穴内に差し込むだけで良いので、宅配便の集配員はもとより、宅配業者への依頼者であっても簡単に操作することができる。
箱体内の商品を取り出すときには、箱体の蓋板と、正面板との間にまたがって形成されたミシン目に沿って蓋板を切り開くことによって蓋板を箱体から分離することなく箱体を開放することができる。
さらに安全のためには、箱体の上面開口を覆う蓋板と前縁フラップ間にまたがって配送伝票を貼り付けることができれば、鍵穴および蓋板の板面のミシン目の一部が配送伝票の紙面に覆われ、関係者以外は鍵穴やミシン目の部分には手を触れることができず、したがって箱体の無断開放はできないため、商品配送中のセキュリティをより確実に確保できる。
本発明によれば、箱体のロックに粘着テープを使用しないために、使用後は従来のように段ボール箱に粘着テープが残されてそれを剥離しなければならないような問題が生じることがない。したがって、使用済みの段ボール箱は、分別処理を要することなく処分してそのまま段ボールの再生処理を行うことができる。
本発明の1実施例を示す宅配便用商品運搬箱の斜視図である。 (a)は本発明の1実施例を示す宅配便用商品運搬箱の展開図、(b)は箱に組み立てる要領を示す図である。 (a)〜(f)は組み立てられた宅配便用商品運搬箱の蓋板を開いた状態で箱体内に商品を収容し、蓋板を閉じるまでの手順を示す図である。 (a)〜(d)は、鍵穴内に鍵部を差し込んでロックするまでの要領を順に説明する図である。 (a),(b)はミシン目を切り開くことによって形成された新たな蓋を開く要領を示す図である。
本発明は、箱体内に商品を収納して施錠した後の開放を不能とし、商品の取り出し時には開放を容易に行うという目的を箱体の材質である段ボール紙の有する弾力性を利用してその一部を変形させ、変形後の復元力を利用して箱体を施蓋する蓋板の施錠を行い、開蓋の際には、蓋板の板面には新たな蓋板を形成する分離可能なミシン目を形成したものである。以下本発明の実施の形態について詳細に説明する。
本発明による宅配便用商品運搬箱は、図1に示すように箱体1と、箱体1の一側上縁をヒンジとして開閉可能に連結された蓋板2と、箱体1の開口の前端縁に付設された前縁フラップ3および箱体1の開口の両端に付設された側縁フラップ4,4とからなるものである。箱体1は、上面に開口を有する有底の中空角型の箱である。両側縁フラップ4,4は、先に箱本体1の開口上に折り曲げられ、その上に重ねて前縁フラップ3が折り曲げられる。蓋板2は、箱体1の上面開口の大分部を覆って前縁フラップ3の板面一部に重ねられる。
一方、前縁フラップ3の開放端には、一定間隔をおいて2か所に前縁フラップ3の前端から突出して鍵部5,5が形成されており、蓋板2の板面には、前縁フラップ3の前端に形成された鍵部5の位置に対応して鍵穴6が2箇所に開口されている。鍵5と鍵穴6との組は、少なくとも1組設けられていれば良いが一定間隔をおいて少なくとも2組以上設けることによってセキュリティがより高まる。
鍵部5は、蓋板2の鍵穴6内に差し込む部分であり、鍵穴6は、蓋板2の板面に開口したスリットである。鍵部5は、その一部を折り曲げて鍵穴6内に差込まれ、材質の有する弾力性によって現状に復元しようとして蓋板2の裏面側に角度を成して立ちあがった部分が鍵穴6からの抜けとめとして作用するものである。
鍵部5は、図4(a)に示すように軸5aと歯形5bとからなり、軸5aは前縁フラップ3の前端に連なつて一定の幅でその延長方向張出した部分であり、歯形5bは軸5aの一側方に一定の長さで鉤形に張出した部分である。
鍵部という名称は、例えば、軸の先端に小さく平坦な矩形上の歯(合い形)がついている例えばスケルトンキーのような古典的な鍵になぞらえたものである。もっとも本発明において鍵部5は、段ボール紙のため、スケルトンキーのように鍵穴5内に差し込んで回転することはできない。そこで本発明においては、歯形5bを軸5a上に2つ折に折り重ねて鍵穴6内に差込み、段ボール紙の材質の有する弾力性によって蓋板2の裏面側に角度を成して立ち上り、その立上り部分が鍵穴6の開口縁に引っ掛かって鍵穴6からの脱出が阻止されるものである。
図4(a)に鍵部5と、鍵部5を差し込む蓋板2の板面に開口した鍵穴6との関係を示す。図4(a)において、軸5aの幅の長さをL1、軸5aから側方に張出した歯形5bの長さをL2としたときに、鍵穴6のスリットの長さLは、軸5aの幅の長さL1より長く、軸5aの幅の長さL1と歯形5bの長さL2の合計の長さ以下(L1<L<L1+L2)でなければならない。また、図示は略すが鍵穴6のスリットの幅は、歯形5bを軸5a上に2つ折に折り重ねて差し込むことができるように段ボール紙2枚分の厚さ以上の幅に開口されていることが作業上望ましいが、差込み時にダンボール紙の一部を変形させることによって、スリットの幅は段ボール紙2枚分の厚さ以下であっても歯形5bを軸5a上に2つ折に折り重ねて鍵穴6のスリット内に差し込むことは可能である。例えば3mmの厚みの段ボール紙を用いたときに、2つ折に折り重ねた6mmの厚みの歯形5bと軸5aとの積層を5mm幅のスリット内に差し込むことができる。
一方、蓋板2と、箱体1の背面の板面にまたがって箱体開放時に新たな蓋を形成する切り離し可能なミシン目7が形成されている。ミシン目7は、押し開き部分7aと、開蓋部分7bとからなっている。箱体1の背面の板面の中央上部の円弧状の押し開き部分7aと、円弧状部分の両端につづいて蓋板2の端縁から両側縁に向けて傾斜状に延びる開蓋部分7b,7bからなっている。
前記ミシン目7の円弧状の押し開き部分7aは、箱体1の背面板11の板面の中央上部に円弧状に形成された部分であり、前記開蓋部分7b、7bは、背面板11の上縁につながる押し開き部分7aの円弧から蓋板2の板面に続いて形成されているものである。
図2に本発明による宅配便用商品運搬箱の展開図を示す。図2(a)において、段ボール紙の裁断により箱の四周壁を形成する背面板11,左側面板12,正面板13及び右側面板14と、背面板11に付設したのり代15が横一列に連なって形成されている。また、背面板11の上縁には蓋板2が連設され、正面板13の上端には前縁フラップ3、左右側面板12,14の上縁には側縁フラップ4がそれぞれ付設され、さらに背面板11,左側面板12,正面板13及び右側面板14の下縁にそれぞれ下面形成フラップ16a〜16dが付設されているものである。
組立てに際しては、図2(b)に示すように、まず横一列に連なって四周壁を形成する背面板11,左側面板12,正面板13,右側面板14および背面板11に付設したのり代15を同方向に直角に折り曲げ、のり代15を右側面板14の裏面端縁に接着剤で貼り付け、さらに下面形成フラップ16a〜16dを組み合わせて要所を接着して箱体の底を塞ぎ、図3(a)に示す宅配便用商品運搬箱に組み立てる。下面形成フラップ16a〜16dを組み合わせフラップ同士を接着して箱底を形成する手法は公知であるため、その説明は省略する。
本発明による宅配便用商品運搬箱を使用するときには、図3(a)に示すように蓋板2、前縁フラップ3及び両側縁フラップ4,4を起立あるいは箱体1の外側に開いた状態で依頼を受けた商品Mを箱体1内に収容し、ついで図3(b)に示すように、まず左右側面板12,14の上縁をヒンジとして両側縁フラップ4,4を箱体1の内側に向けて水平に折り曲げ、次いで図3(c)のように背面板11の上縁をヒンジとして蓋板2を箱体1の開口側に折り曲げ、次いで両側縁フラップ4,4上に折り重ねて図3(d)のように箱体1の開口を覆い、さらに両鍵部5,5を前縁フラップ3の前端をヒンジとして蓋板2の板面に対し、箱体1に向けて折曲する。
ついで図3(e)のように、鍵部5の歯形5bを二つ折に折り曲げて軸5aに重ね、正面板13の上縁をヒンジとして前縁フラップ3を蓋板2上に折り曲げ、歯形5bを指で押さえて軸5aの板面に折り重ねたまま前縁フラップ3の板面に開口された鍵穴6内に差し込む。箱体1の上面開口は、図3(f)のように蓋板2で覆われ、さらに蓋板2一部に前縁フラップ3が重ねられる。
軸5aに歯形5bを重ねたまま鍵部5を鍵穴6内を通して蓋板2の裏面側に差し込まれると、歯形5bには段ボール紙の有する弾性によって元に戻ろうとする力が働き、歯形5bは軸5aに対して角度をなして立上り、軸5aを鍵穴6から引き抜こうとしても立上った歯形5bの部分が鍵穴5の開口縁に引っ掛かり、これが抜け止めとなって蓋板2がロックされる。
図4(a)〜(d)に、鍵穴6内に差し込まれた鍵部5によって蓋板2がロックされる様子を示す。図4(a)は、鍵穴6のスリットの正面に鍵5を向き合わせた状態を示している。このとき、鍵部5の歯形5bは軸5aの側方に張出してこのままでは鍵部5を鍵穴6内に差し込むことができない。図4(b)は歯形5bを予め定められた折曲線hに沿って2つ折りに折曲し、歯形5bを軸5aの板面上に重ね合わせた状態である。
次いで図4(c)のように軸5aの板面上に重ねた歯形5bの表面を指で押さえ、そのまま蓋板2の鍵穴6内を通して蓋板3の裏側に差し込む。歯形5bから指を離すと、段ボール紙の有する弾性力によって歯形5bは元に戻ろうとして折曲線hを軸に角度をなして立ち上がる。図4(d)は歯形5aが立上り角度90°を超えて傾斜姿勢に立ち上がった状態を示しているが、歯形5aの立上り角度は必ずしも90°を超える必要がなく、鍵穴6のスリットの幅を超えれば歯形5bが鍵穴6の開口縁に引っ掛かって鍵部5を鍵穴6内から引き抜くことができない。このように軸5aに歯形5bを重ねたまま鍵部5を鍵穴6内に一旦差し込むと、蓋板2がロックされ、その開放が阻止されるのである。
なお、箱体1を施蓋した状態において、両側縁フラップ4,4は蓋板3を単に支えるだけでなく、箱体1と蓋板3との間に形成される隙間を通して箱体1内の商品に触れたり、或いは商品が見えないようにするためのものである。したがって、各側縁フラップ4は、それぞれ箱体の開口の1/3程度を覆うに必要な張出し長さを確保しておくことが望ましい。また、前縁フラップ3は、その前縁に設けられる鍵部5が箱体1内の商品の妨げにならないようにする必要から張出し幅を短く設定し、箱体の正面板13にできるだけ近い位置で蓋板2の鍵穴6内に差し込むのが望ましい。
商品が宅配便によって受取人に配送され、受取人が箱体1を開くときには、図5(a)に示すように背面板11の板面の中央上部にミシン目7によって形成された円弧状の押し開き部分7aを指に力が強くかかる手前側に向け、箱をつかんだまま次いで図5(b)のように押し開き部分7aを指で内側に押しこむと、押し開き部分7aが背面板11から切り離され、そのまま上方に引き上げると、蓋板2に付された傾斜状のミシン目による開蓋部分7bによって蓋板の一部が切り開かれ、切り開かれた部分が新たな蓋となってそのまま開蓋部分7bが持ち上げられて箱体1の上面が開放される。
箱体1内から商品を取り出したのち、箱を折りたたんで廃棄するが、蓋板2は、係止部5によって背面板につながれたままのため、ばらばらにならずに処分できる。また箱体のロックに粘着テープを使用しないため、本発明による宅配便用商品運搬箱を資材に再利用する場合にも分別などの作業は不要である。
本発明において、箱体1の開口は蓋板2によって開閉されるが、蓋板2を閉じるときには背面板11の上縁が蓋板2のヒンジとなり、開くときには、正面板13の上縁がヒンジとなり、開蓋部分7bが新たな蓋となって開かれるものである。
また本発明によれば、蓋板2によって箱体1が閉じられた状態では鍵部5が前縁フラップ3の鍵穴6内に差し込まれ、歯形5bが抜け止めとなって蓋板2を開くことができないが、無理に鍵部5を鍵穴6内から引き抜いて蓋板2を開こうとしたとき、あるいはミシン目7に沿って蓋板2を切り開いて箱体を開こうとしたときには、箱体が破損し、あるいは箱体に無理な力が加えられたことによる痕跡が残ることによって搬送途中の事故は一目で判定できる。
なお、宅配便の配送伝票Sは、蓋板2の板面と、前縁フラップ3の板面とにまたがって貼り付けるのが望ましい。蓋板2の板面と、前縁フラップ3の板面とにまたがって配送伝票Sを貼り付けることによって、鍵穴6および蓋板2の板面のミシン目7の一部が配送伝票Sの紙面に覆われ、関係者以外は鍵穴5やミシン目7の部分には手を触れることができない。
本発明による宅配便用商品運搬箱は、最近通信販売,ネット販売にて販売されるサプリメント,化粧品,加工食料品を含め各種商品の宅配業務用運搬箱として広く活用することができる。
1 箱体、2 蓋板、3 前縁フラップ、4 側縁フラップ、5 鍵部、5a 軸、5b歯形、6 鍵穴、7 ミシン目、7a押し開き部分、7b 開蓋部分、11 背面板、12 左側面板、13 正面板、14 右側面板、15 のり代、16a〜16d 下面形成フラップ、L 鍵穴のスリットの長さ、L1 軸の幅、L2 歯形の長さ

Claims (6)

  1. 箱体と、蓋板とを有する宅配便用商品運搬箱であって、
    箱体は、四周面が正面板,背面板及び両側面板によって囲まれた有底の角型中空の箱であり、両側縁に側縁フラップ、前縁に前縁フラップが付設され、
    側縁フラップは、箱体の両側面板から開口に向けて直角に折曲され、
    前縁フラップは、箱体の正面板の上縁から開口に向けて直角に折曲されるものであり、前端から突出して鍵部が形成され、
    前記鍵部は、前縁フラップの前端に連なつて一定の幅でその延長方向に張出した部分であり、
    蓋板は、箱体の背面板に連なって取り付けられ、箱体の開口上に折りまげて箱体の開口を塞ぐものであり、
    蓋板の板面に、前記前縁フラップの鍵部の位置に対応して開口された鍵穴とミシン目とを有し、
    前縁フラップは箱体の開口を塞ぐ蓋板上に折り重ねられ、
    前記鍵部は、その一部を二つ折に折り曲げて鍵穴内に差込まれ、材質が有する弾力性によって現状に復元しようとして蓋板の裏面側に角度を成して立ちあがった部分が鍵穴からの抜け止めとして作用するものであり、
    前記ミシン目は、蓋板の板面の正面中央部分から両側縁にかけて形成され、ミシン目に沿って蓋板が切り裂かれたときに、切り裂かれた部分が新たな蓋となって箱体の開放を可能にするものであることを特徴とする宅配便用商品運搬箱。
  2. 前記鍵部は、軸と歯形とからなり、軸は前縁フラップの前端に連なつて一定の幅でその延長方向張出した部分であり、歯形は軸の一側方に一定の長さで鉤形に張出した部分であり、
    前記鍵部の歯形は、軸上に2つ折に折り重ねて鍵穴内に差込まれる部分であることを特徴とする請求項1に記載の宅配便用商品運搬箱。
  3. 前記鍵穴は、蓋板の一部に開口され、前記歯形を軸上に2つ折に折り重ねて差し込むスリットであり、
    軸の幅の長さをL1、軸から側方に張出した歯形の長さをL2としたときに、スリットの長さLはL1<L<L1+L2であることを特徴とする請求項2に記載の宅配便用商品運搬箱。
  4. 前記鍵部と鍵穴との組は、前縁フラップの前縁と蓋板の板面とに一定間隔をおいて少なくとも2組以上設けられているものであることを特徴とする請求項1、2又は3のいずれか1に記載の宅配便用商品運搬箱。
  5. 前記ミシン目は、円弧状の押し開き部分と、円弧状部分の両端につづいて蓋板の端縁から両側縁に向けて傾斜状に延びる開蓋部分とを形成するものであり、
    押し開き部分は、内側に押しこまれたときに背面板から切り離される部分であり、
    開蓋部分は、蓋板の一部が切り取られて形成される箱体上面の開放部分であることを特徴とする請求項1に記載の宅配便用商品運搬箱。
  6. 前記ミシン目の円弧状の押し開き部分は、箱体の背面板の板面の中央上部に円弧状に形成され、
    前記開蓋部分は、背面板の上縁につながる押し開き部分の円弧から蓋板の板面に続いて形成されているものであることを特徴とする請求項5に記載の宅配便用商品運搬箱。
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