JP2013184024A - 生体測定用電極 - Google Patents

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Abstract

【課題】クリップによって着脱が容易な生体測定用電極において、電極の短絡を防止するとともにクリップの薄型化も図ることができるとともに、更に生体測定用電極をクリップに保持した状態での電極端子に接続する生体信号線の端部におけるノイズ対策を行うことができる生体測定用電極を提供すること。
【解決手段】本発明の生体測定用電極10は、電極層12は、生体装着部X、連接部Y、及び挟持部Zに配置され、生体装着部Xの電極層12には、入力面12Aが形成され、挟持部Zの電極層12には、電極接続12B面が形成され、シールド層13は、電極層12を覆うとともに、挟持部Zではシールド接続面13Aを形成し、電極接続面12Bとシールド接続面13Aとの間に、生体信号線用シールド面13Bを形成することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被検者の皮膚面に装着して生体電気を検出する生体測定用電極に関する。
心電図検査は、生体測定用電極を被検者の胸部に装着し、この生体測定用電極により検出される生体電気を、一定期間記録することで行われる。
生体測定用電極として、外乱ノイズの混入を防止するためのシールド構造を持たせ、かつ、装着感を向上させると共に生体電極及び接続構造をコンパクトにするものが提案されている(特許文献1)。
特許文献1における生体電極は、一方から第1の絶縁層、シールド層、第2の絶縁層、電極素子層及び電解質の複数層で構成している。シールド層は、電極素子層を覆うように配設され、重なり合った部分の一部が露出して挟持される挟持部を構成している。
そして、挟持部の一方の面にシールド層が露出し、挟持部の他方の面に電極素子層が露出している。
また、生体測定用電極として、良好な通気性を維持しつつ、電極部の短絡を防止して高精度な測定を行うものが提案されている(特許文献2)。
特許文献2における生体電極は、一対の面を有する膜状の基材と、この基材の一方の面との間に電極部を介在させつつ、基材の一方の面に設けられたゲル層と、基材の他方の面の電極部の対向位置に設けられた、電極部の導電性シールド膜と、このシールド膜を封止する非導電性レジスト膜とを有する。そして、電極部の導電性シールド膜は、基材の他方の面の、電極部の対向位置に配置された銀膜と、銀膜を被覆するカーボン膜とからなる。
本発明者は、クリップによって着脱が容易な生体測定用電極において、電極の短絡を防止するとともにクリップの薄型化も図ることができる生体測定用電極を既に提案している(特許文献3)。
特表2007−97769号公報 特表2008−212487号公報 特願2011−269997号公報
特許文献1では、電極層は第2の絶縁層によってシールド層との間は絶縁されているが、電極層端部や電解質側の面が露出しているため、被験者に装着した状態で、被験者の汗や衣類の水分含浸によって電極部が短絡する場合が生じてしまう。
また、特許文献1では、生体測定用電極の挟持部は、一方の面にシールド層を、他方の面に電極素子層を形成しているため、この生体測定用電極を保持する挟持クリップには、上部部分と下部部分にそれぞれシールド端子と電極端子を配置しなければならなくなる。
特許文献2では、特許文献1のような電極の短絡は防止できるが、記録装置への接続はリード線によって行うものである。
特許文献3では、電極の短絡を防止するとともにクリップの薄型化も図ることができる。
本発明は、クリップによって着脱が容易な生体測定用電極において、電極の短絡を防止するとともにクリップの薄型化も図ることができるとともに、更に生体測定用電極をクリップに保持した状態での電極端子に接続する生体信号線の端部におけるノイズ対策を行うことができる生体測定用電極を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明の生体測定用電極は、絶縁物からなるベースシートと、前記ベースシートの一方の面に配置される電極層と、前記ベースシートの他方の面に配置されるシールド層とを備え、前記ベースシートが、被験者の皮膚に貼付する生体装着部と、クリップにおける電極端子及びシールド端子と電気接続される挟持部と、前記生体装着部と前記挟持部とをつなげる連接部とからなる生体測定用電極であって、前記電極層は、前記生体装着部、前記連接部、及び前記挟持部に配置され、前記生体装着部における前記電極層には、前記皮膚と電気的に接続される入力面が形成され、前記挟持部における前記電極層には、前記電極端子と電気的に接続される電極接続面が形成され、前記シールド層は、前記電極層を覆うとともに、前記挟持部では前記電極接続面から更に延出して、前記シールド端子と電気的に接続されるシールド接続面を形成し、前記電極接続面と前記シールド接続面との間に、前記電極端子に接続する生体信号線の端部を覆う生体信号線用シールド面を形成することを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の生体測定用電極において、前記挟持部における前記ベースシートには、スルーホールが形成され、前記シールド接続面を前記スルーホールの位置に設けたことを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載の生体測定用電極において、前記電極層の反ベースシート側の面に第1の絶縁層を設け、前記第1の絶縁層を、前記生体装着部の外周及び前記連接部の外周において前記ベースシートと貼り合わせたことを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項3に記載の生体測定用電極において、前記第1の絶縁層を、前記電極層及び前記シールド接続面を除き、前記ベースシートと貼り合わせたことを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、請求項4に記載の生体測定用電極において、前記第1の絶縁層が、前記入力面及び前記電極接続面を除き、前記電極層を覆っていることを特徴とする。
請求項6記載の本発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の生体測定用電極において、前記シールド層の反ベースシート側の面に第2の絶縁層を設け、前記第2の絶縁層を、前記生体装着部の外周及び前記連接部の外周において前記ベースシートと貼り合わせたことを特徴とする。
請求項7記載の本発明は、請求項6に記載の生体測定用電極において、前記第2の絶縁層が、前記シールド層を覆っていることを特徴とする。
請求項8記載の本発明は、請求項1から請求項7のいずれかに記載の生体測定用電極において、前記生体装着部を円形状に形成し、前記連接部の幅を、前記生体装着部の直径よりも小さく、前記挟持部の幅よりも小さく形成したことを特徴とする。
請求項9記載の本発明は、請求項8に記載の生体測定用電極において、前記生体装着部における前記電極層を円形状に形成し、前記連接部における前記電極層の幅を、前記生体装着部における前記電極層の直径よりも小さく、前記挟持部における前記電極層の幅よりも小さく形成したことを特徴とする。
請求項10記載の本発明は、請求項9に記載の生体測定用電極において、前記生体装着部における前記シールド層を円形状に形成し、前記連接部における前記シールド層の幅を、前記生体装着部における前記シールド層の直径よりも小さく、前記挟持部における前記シールド層の幅よりも小さく形成したことを特徴とする。
請求項11記載の本発明は、請求項10に記載の生体測定用電極において、前記シールド層を前記電極層よりも大きく形成したことを特徴とする。
請求項12記載の本発明は、請求項3から請求項9のいずれかに記載の生体測定用電極において、前記生体装着部における前記第1の絶縁層にリング状の補助シートを貼付し、前記補助シートの前記リング内に、前記入力面と前記第1の絶縁層を配置し、前記補助シートの前記リング内に、電解質を配置して前記皮膚に貼付することを特徴とする。
請求項13記載の本発明は、請求項1から請求項12のいずれかに記載の生体測定用電極において、前記シールド接続面にシールド線が電気接続され、前記電極接続面に前記生体信号線が電気接続され、前記クリップを用いないことを特徴とする。
請求項14記載の本発明は、請求項13に記載の生体測定用電極において、前記シールド層及び前記シールド線をカーボン系材料で構成したことを特徴とする。
請求項15記載の本発明のクリップは、請求項1から請求項12のいずれかに記載の生体測定用電極を保持するクリップであって、前記生体測定用電極を載置する本体部と、前記本体部に対してスライドする蓋体とからなり、前記本体部に前記電極端子及び前記シールド端子を形成したことを特徴とする。
本発明によれば、生体測定用電極におけるノイズ対策を行えるとともに、生体測定用電極をクリップに保持した状態での電極端子に接続する生体信号線の端部におけるノイズ対策を行うことができる。
(a)は本発明の一実施例による生体測定用電極の平面図、(b)は同生体測定用電極の背面図、(c)は図1(a)の断面図 (a)は本実施例による生体測定用電極を装着したクリップの閉状態での平面図、(b)は同クリップの閉状態での側面図、(c)は同クリップの要部側面断面図 本発明の他の実施例による生体測定用電極を装着したクリップの要部側面断面図
本発明の第1の実施の形態による生体測定用電極は、電極層が、生体装着部、連接部、及び挟持部に配置され、生体装着部における電極層には、皮膚と電気的に接続される入力面が形成され、挟持部における電極層には、電極端子と電気的に接続される電極接続面が形成され、シールド層は、電極層を覆うとともに、挟持部では電極接続面から更に延出して、シールド端子と電気的に接続されるシールド接続面を形成し、電極接続面とシールド接続面との間に、電極端子に接続する生体信号線の端部を覆う生体信号線用シールド面を形成するものである。
本実施の形態によれば、生体測定用電極におけるノイズ対策を行えるとともに、生体測定用電極をクリップに保持した状態での電極端子に接続する生体信号線の端部におけるノイズ対策を行うことができる。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による生体測定用電極において、挟持部におけるベースシートには、スルーホールが形成され、シールド接続面をスルーホールの位置に設けたものである。
本実施の形態によれば、電極接続面とシールド接続面がベースシートの一方の面に形成されるため、クリップにおける電極端子及びシールド端子を一方の面に形成でき、クリップの薄型化及び小型化を図ることができる。
本発明の第3の実施の形態は、第1又は第2の実施の形態による生体測定用電極において、電極層の反ベースシート側の面に第1の絶縁層を設け、第1の絶縁層を、生体装着部の外周及び連接部の外周においてベースシートと貼り合わせたものである。
本実施の形態によれば、生体装着部の外周及び連接部の外周において、第1の絶縁層とベースシートとを貼り合わせることで、汗などによる電極の短絡を確実に防止できる。
本発明の第4の実施の形態は、第3の実施の形態による生体測定用電極において、第1の絶縁層を、電極層及びシールド接続面を除き、ベースシートと貼り合わせたものである。
本実施の形態によれば、更に確実に電極の短絡を防止できる。
本発明の第5の実施の形態は、第4の実施の形態による生体測定用電極において、第1の絶縁層が、入力面及び電極接続面を除き、電極層を覆っているものである。
本実施の形態によれば、更に確実に電極の短絡を防止できる。
本発明の第6の実施の形態は、第1から第5のいずれかの実施の形態による生体測定用電極において、第2の絶縁層を、生体装着部の外周及び連接部の外周においてベースシートと貼り合わせたものである。
本実施の形態によれば、シールド層を確実に絶縁することで、ノイズを確実に防止できる。
本発明の第7の実施の形態は、第6の実施の形態による生体測定用電極において、第2の絶縁層が、シールド層を覆っているものである。
本実施の形態によれば、更に確実にノイズを防止できる。
本発明の第8の実施の形態は、第1から第7のいずれかの実施の形態による生体測定用電極において、生体装着部を円形状に形成し、連接部の幅を、生体装着部の直径よりも小さく、挟持部の幅よりも小さく形成したものである。
本実施の形態によれば、連接部の幅を小さくすることで、連結部での柔軟性を高めることができ、装着時にねじれなどを連接部で吸収でき、装着性を高めることができる。
本発明の第9の実施の形態は、第8の実施の形態による生体測定用電極において、生体装着部における電極層を円形状に形成し、連接部における電極層の幅を、生体装着部における電極層の直径よりも小さく、挟持部における電極層の幅よりも小さく形成したものである。
本実施の形態によれば、連接部における電極層の幅を小さくすることで、連結部での柔軟性を高めることができ、装着時にねじれなどを連接部で吸収でき、装着性を高めることができる。
本発明の第10の実施の形態は、第9の実施の形態による生体測定用電極において、生体装着部におけるシールド層を円形状に形成し、連接部におけるシールド層の幅を、生体装着部におけるシールド層の直径よりも小さく、挟持部におけるシールド層の幅よりも小さくものである。
本実施の形態によれば、連接部におけるシールド層の幅を小さくすることで、連結部での柔軟性を高めることができ、装着時にねじれなどを連接部で吸収でき、装着性を高めることができる。
本発明の第11の実施の形態は、第10の実施の形態による生体測定用電極において、シールド層を電極層よりも大きく形成したものである。
本実施の形態によれば、電極に対するノイズを確実に防止できる。
本発明の第12の実施の形態は、第3から第9のいずれかの実施の形態による生体測定用電極において、生体装着部における第1の絶縁層にリング状の補助シートを貼付し、補助シートのリング内に、入力面と第1の絶縁層を配置し、補助シートのリング内に、電解質を配置して皮膚に貼付するものである。
本実施の形態によれば、電解質を介して確実に入力面に被験者の生体電気を伝えることができる。
本発明の第13の実施の形態は、第1から第12のいずれかの実施の形態による生体測定用電極において、シールド接続面にシールド線が電気接続され、電極接続面に生体信号線が電気接続され、クリップを用いないものである。
本実施の形態によれば、あらかじめシールド線や生体信号線が接続された生体測定用電極にも適用できる。
本発明の第14の実施の形態は、第13の実施の形態による生体測定用電極において、シールド層及びシールド線をカーボン系材料で構成したものである。
本実施の形態によれば、X線を透過させることで、生体測定用電極を装着した状態でのX線撮影が可能となる。
本発明の第15の実施の形態によるクリップは、第1から第12のいずれかの実施の形態による生体測定用電極を保持するクリップであり、生体測定用電極を載置する本体部と、本体部に対してスライドする蓋体とからなり、本体部に電極端子及びシールド端子を形成したものである。
本実施の形態によれば、クリップにおける電極端子及びシールド端子を本体部に形成でき、クリップの薄型化及び小型化を図ることができる。
以下本発明の一実施例について図面とともに詳細に説明する。
図1(a)は本実施例による生体測定用電極の平面図、図1(b)は同生体測定用電極の背面図、図1(c)は図1(a)の断面図である。なお、図1(c)では、説明の都合上、厚さ寸法を他の寸法に対して大きく描いている。
本実施例による生体測定用電極10は、絶縁物からなるベースシート11と、ベースシート11の一方の面に配置される電極層12と、ベースシート11の他方の面に配置されるシールド層13と、電極層12の反ベースシート11側の面に配置される第1の絶縁層14と、シールド層13の反ベースシート11側の面に配置される第2の絶縁層15と、リング状の補助シート16を備えている。
ベースシート11は、被験者の皮膚に貼付する生体装着部Xと、図2に示すクリップ20における電極端子22及びシールド端子23と電気接続される挟持部Zと、生体装着部Xと挟持部Zとをつなげる連接部Yとから構成される。
ベースシート11は、生体装着部Xを円形状に形成し、連接部Yの幅Lyを、生体装着部Xの直径Lxよりも小さく、挟持部Zの幅Lzよりも小さく形成している。
電極層12は、生体装着部X、連接部Y、及び挟持部Zに配置されている。
生体装着部Xにおける電極層12を円形状に形成し、連接部Yにおける電極層12の幅12Lyを、生体装着部Xにおける電極層12の直径12Lxよりも小さく形成している。
生体装着部Xにおける電極層12には、皮膚と電気的に接続される入力面12Aが形成され、挟持部Zにおける電極層12には、電極端子22と電気的に接続される電極接続面12Bが形成されている。
シールド層13は、少なくとも電極層12を覆う位置に配置される。シールド層13は電極層12よりも大きく形成する。
生体装着部Xにおけるシールド層13を円形状に形成し、連接部Yにおけるシールド層13の幅13Lyを、生体装着部Xにおけるシールド層13の直径13Lxよりも小さく、挟持部Zにおけるシールド層13の幅13Lzよりも小さく形成している。
挟持部Zにおけるシールド層13には、電極接続面12Bから更に延出して、シールド端子23と電気的に接続されるシールド接続面13Aを形成する。
電極接続面12Bとシールド接続面13Aとの間には、電極端子22に接続する生体信号線26の端部26aを覆う生体信号線用シールド面13Bを形成する。ここで、電極接続面12Bとシールド接続面13Aとは、DC4000Vに耐えるために4mm以上の間隔を開けることが好ましい。従って、生体信号線用シールド面13Bにおける電極接続面12Bとシールド接続面13Aとの間には4mm以上の寸法が必要である。また、生体信号線用シールド面13Bは、電極接続面12Bから4mm以上の範囲を覆う大きさとすることが好ましい。生体信号線26の端部26aは、図2(c)に示すように、信号線シールド部材26bが芯線26cからはぎ取られた部分である。
シールド層13は、医療行為中や測定時に、静電気ノイズや電磁波ノイズが混入することを防止する。
第1の絶縁層14は、生体装着部Xの外周及び連接部Yの外周においてベースシート11と貼り合わせている。また、第1の絶縁層14は、入力面12A及び電極接続面12Bを除き、電極層12を覆っている。
第2の絶縁層15は、生体装着部Xの外周及び連接部Yの外周においてベースシート11と貼り合わせている。第2の絶縁層15は、シールド層13を覆っている。
リング状の補助シート16は、生体装着部Xにおける第1の絶縁層14に貼付している。補助シート16のリング内に、入力面12Aと第1の絶縁層14を配置している。
補助シート16のリング内に、ゲルなどの電解質17を配置して皮膚に貼付する。
第2の絶縁層15の反ベースシート11側には保護用の表面シート18を設けている。
以上のように、シールド層13は電極層12よりも大きく形成し、シールド層13を第2の絶縁層15で覆い、電極接続面12Bとシールド接続面13Aとの距離を大きくとり、例えば5mm程度大きくすることで、DC5,000V(1分間)に耐える耐電圧性能を持つことができる。
図2(a)は本実施例による生体測定用電極を装着したクリップの閉状態での平面図、図2(b)は同クリップの閉状態での側面図、図2(c)は同クリップの要部側面断面図である。
クリップ20は、生体測定用電極10を載置する本体部24と、本体部24に対してスライドするスライド部(蓋体)25とから構成される。
本体部24に対して蓋体25をスライドすることで、蓋体25の開閉を行う。蓋体25を開くことで生体測定用電極10を本体部24に載置でき、蓋体25を閉じることで生体測定用電極10を装着する。
生体測定用電極10は、挟持部Zがクリップ20内に保持される。挟持部Zの幅Lzは連接部Yの幅Lyよりも大きいので、蓋体25を閉じた状態では、生体測定用電極10がクリップ20から抜け出すことはない。
蓋体25を開くことで生体測定用電極10はクリップ20に着脱できる。また、生体測定用電極10をクリップ20に装着した状態では、電極接続面12Bは電極端子22に圧接し、シールド接続面13Aはシールド端子23に圧接する。
電極端子22及びシールド端子23は、本体部24に設けられている。
生体信号線26は、芯線26cの外周に絶縁体26dが配置され、絶縁体26dの外周に信号線シールド部材26bが配置され、信号線シールド部材26bの外周に外皮26eが配置されて構成されている。
生体信号線26の端部26aは、芯線26cが電極端子22に電気的に接続されている。また、信号線シールド部材26bはシールド端子23に電気的に接続されている。
生体測定用電極10をクリップ20に装着した状態では、生体信号線用シールド面13Bは、信号線シールド部材26bがはぎ取られた芯線26cを覆うように位置する。
次に本発明の他の実施例について図面とともに詳細に説明する。
図3は、図2(c)に対応する本実施例のクリップの要部側面断面図である。なお、図示しない他の構成は上記実施例と同一構成であり、ここでは上記実施例と相違する構成だけを説明する。また、同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
本実施例では、挟持部Zにおけるベースシート11には、スルーホール11Aが形成され、シールド接続面13Aをスルーホール11Aの位置に設けている。シールド接続面13Aは、スルーホール11Aに導電性材を埋め込んで形成することが好ましい。
以上のように、本実施例によれば、電極接続面12Bとシールド接続面13Aとの間に、電極端子22に接続する生体信号線26の端部26aを覆う生体信号線用シールド面13Bを形成することで、生体測定用電極10におけるノイズ対策を行えるとともに、生体測定用電極10をクリップ20に保持した状態での電極端子22に接続する生体信号線26の端部26aにおけるノイズ対策を行うことができる。
また、本実施例によれば、シールド接続面13Aをスルーホール11Aの位置に設けることで、電極接続面12Bとシールド接続面13Aがベースシート11の一方の面に形成されるため、クリップ20における電極端子22及びシールド端子23を一方の面に形成でき、クリップ20の薄型化及び小型化を図ることができる。
また本実施例によれば、生体装着部Xの外周及び連接部Yの外周において、第1の絶縁層14とベースシート11とを貼り合わせることで、汗などによる電極の短絡を確実に防止できる。
上記実施例では、シールド接続面13Aと電極接続面12Bとを、クリップ20の電極端子22とシールド端子23とに接続して用いる生体測定用電極10を示したが、シールド接続面13Aにシールド線が電気接続され、電極接続面12Bに生体信号線26が電気接続され、クリップ20を用いない生体測定用電極10であってもよい。
また、他の実施例として、シールド層13Aやシールド線をカーボン系材料で構成することで、X線を透過させることができ、生体測定用電極10を装着した状態でのX線撮影が可能となる。
また上記実施例では、ベースシート11は、生体装着部Xを円形状に形成したものを示したが、楕円形や四角形であってもよい。
また上記実施例では、クリップ20を、本体部24に対してスライドする蓋体25で構成したが、蓋体25は、ヒンジによる開閉式の蓋体であってもよい。
本発明は、心電図検査に用いられる生体測定用電極に適しており、クリップの薄型化及び小型化を図れ、電極の短絡を確実に防止できる。
10 生体測定用電極
11 ベースシート
11A スルーホール
12 電極層
12A 入力面
12B 電極接続面
13 シールド層
13A シールド接続面
13B 生体信号線用シールド面
14 第1の絶縁層
15 第2の絶縁層
20 クリップ
22 電極端子
23 シールド端子
24 本体部
25 スライド部(蓋体)

Claims (15)

  1. 絶縁物からなるベースシートと、前記ベースシートの一方の面に配置される電極層と、前記ベースシートの他方の面に配置されるシールド層とを備え、
    前記ベースシートが、
    被験者の皮膚に貼付する生体装着部と、
    クリップにおける電極端子及びシールド端子と電気接続される挟持部と、
    前記生体装着部と前記挟持部とをつなげる連接部と
    からなる生体測定用電極であって、
    前記電極層は、前記生体装着部、前記連接部、及び前記挟持部に配置され、
    前記生体装着部における前記電極層には、前記皮膚と電気的に接続される入力面が形成され、
    前記挟持部における前記電極層には、前記電極端子と電気的に接続される電極接続面が形成され、
    前記シールド層は、前記電極層を覆うとともに、前記挟持部では前記電極接続面から更に延出して、前記シールド端子と電気的に接続されるシールド接続面を形成し、
    前記電極接続面と前記シールド接続面との間に、前記電極端子に接続する生体信号線の端部を覆う生体信号線用シールド面を形成することを特徴とする生体測定用電極。
  2. 前記挟持部における前記ベースシートには、スルーホールが形成され、
    前記シールド接続面を前記スルーホールの位置に設けたことを特徴とする請求項1に記載の生体測定用電極。
  3. 前記電極層の反ベースシート側の面に第1の絶縁層を設け、
    前記第1の絶縁層を、前記生体装着部の外周及び前記連接部の外周において前記ベースシートと貼り合わせたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の生体測定用電極。
  4. 前記第1の絶縁層を、前記電極層及び前記シールド接続面を除き、前記ベースシートと貼り合わせたことを特徴とする請求項3に記載の生体測定用電極。
  5. 前記第1の絶縁層が、前記入力面及び前記電極接続面を除き、前記電極層を覆っていることを特徴とする請求項4に記載の生体測定用電極。
  6. 前記シールド層の反ベースシート側の面に第2の絶縁層を設け、
    前記第2の絶縁層を、前記生体装着部の外周及び前記連接部の外周において前記ベースシートと貼り合わせたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の生体測定用電極。
  7. 前記第2の絶縁層が、前記シールド層を覆っていることを特徴とする請求項6に記載の生体測定用電極。
  8. 前記生体装着部を円形状に形成し、前記連接部の幅を、前記生体装着部の直径よりも小さく、前記挟持部の幅よりも小さく形成したことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の生体測定用電極。
  9. 前記生体装着部における前記電極層を円形状に形成し、前記連接部における前記電極層の幅を、前記生体装着部における前記電極層の直径よりも小さく、前記挟持部における前記電極層の幅よりも小さく形成したことを特徴とする請求項8に記載の生体測定用電極。
  10. 前記生体装着部における前記シールド層を円形状に形成し、前記連接部における前記シールド層の幅を、前記生体装着部における前記シールド層の直径よりも小さく、前記挟持部における前記シールド層の幅よりも小さく形成したことを特徴とする請求項9に記載の生体測定用電極。
  11. 前記シールド層を前記電極層よりも大きく形成したことを特徴とする請求項10に記載の生体測定用電極。
  12. 前記生体装着部における前記第1の絶縁層にリング状の補助シートを貼付し、
    前記補助シートの前記リング内に、前記入力面と前記第1の絶縁層を配置し、
    前記補助シートの前記リング内に、電解質を配置して前記皮膚に貼付することを特徴とする請求項3から請求項9のいずれかに記載の生体測定用電極。
  13. 前記シールド接続面にシールド線が電気接続され、前記電極接続面に前記生体信号線が電気接続され、前記クリップを用いないことを特徴とする請求項1から請求項12のいずれかに記載の生体測定用電極。
  14. 前記シールド層及び前記シールド線をカーボン系材料で構成したことを特徴とする請求項13に記載の生体測定用電極。
  15. 請求項1から請求項12のいずれかに記載の生体測定用電極を保持するクリップであって、前記生体測定用電極を載置する本体部と、前記本体部に対してスライドする蓋体とからなり、前記本体部に前記電極端子及び前記シールド端子を形成したことを特徴とするクリップ。
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