JP2018057726A - 生体用フレキシブル回路基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】スルーホールが破損される虞のない生体用フレキシブル回路基板を提供すること。
【解決手段】可撓性を有する合成樹脂フィルム10の一方の面に電極パターン21を形成した電極部20と、同一面において電極パターン21に接続される配線パターン31を形成したフラットケーブル部30と、同一面において配線パターン31に接続される接続パターン41を形成した端子接続部40とを有する。他方の面に、導電材料からなる第1シールド層25を形成し、この第1シールド層25をスルーホール45によって端子接続部40に形成したシールド用接続パターン43に電気的に接続する。スルーホール45は、端子接続部40の裏面に取り付けた補強板49に対向する位置にある。
【選択図】図1

Description

本発明は、生体用フレキシブル回路基板に関するものである。
従来、生体の皮膚に接触させて生体内に発生する微弱電流を検出する生体用の電極パターンを有する生体用フレキシブル回路基板が利用されている。この種の生体用フレキシブル回路基板は、例えば特許文献2に示すように、前記電極パターンを形成した電極部と、前記電極パターンに接続される配線パターンを形成したフラットケーブル部と、前記配線パターンに接続され且つ外部のコネクタ(その外部端子)に接続される接続パターンを形成した端子接続部と、を具備して構成されている。この種の生体用フレキシブル回路基板は、電極部を生体の皮膚表面に貼り付け、端子接続部を測定機器のコネクタに接続するだけで装着が完了するので、取り付け作業が簡単であり、また部品点数も少なくて済む。
また生体用フレキシブル回路基板の前記電極パターン、配線パターン、接続パターンを形成した面(表面)の反対側の面(裏面)には、前記電極パターンや配線パターンに外部からの静電気やノイズが入らないようにするためにシールド層を形成していた。このシールド層は、前記端子接続部の表面に設けたシールド用の接続パターン(シールド用接続パターン)に接続するため、何れかの位置にスルーホールを設け、これによって前記裏面側のシールド層と表面側のシールド用接続パターンとを電気的に接続していた。
特開平03−102894号公報 特開2014−42707号公報
しかしながら、生体用フレキシブル回路基板は、これを生体に取り付ける際等に湾曲させることとなるが、スルーホールを設けた個所を湾曲させると、スルーホールにクラック等が発生して導通不良を起こす虞があった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、スルーホールが破損される虞のない生体用フレキシブル回路基板を提供することにある。
本発明は、可撓性を有する合成樹脂フィルムに、導電性を有するパターンを形成し且つ少なくとも一部に生体に触れる部分を設けてなる生体用フレキシブル回路基板であって、前記生体用フレキシブル回路基板は、その一方の面に電極パターンを形成した電極部と、同一面において前記電極パターンに接続される配線パターンを形成したフラットケーブル部と、同一面において前記配線パターンに接続される接続パターンを形成した端子接続部と、を有し、前記生体用フレキシブル回路基板の他方の面に、導電材料からなる第1シールド層を形成し、この第1シールド層をスルーホールによって前記端子接続部に形成したシールド用接続パターンに電気的に接続し、さらに前記スルーホールの位置は、前記端子接続部の裏面に取り付けた補強板に対向する位置、またはこの生体用フレキシブル回路基板が組み付けられる部材に当接して保持される部材当接箇所であることを特徴としている。
スルーホールの位置を、補強板に対向する位置、または他の部材への部材当接箇所に設置したので、スルーホールを設けた個所が湾曲しなくなる。これによってスルーホールにクラック等が発生する虞はなくなり、良好な導通状態を維持することができる。
また本発明は、前記スルーホールが、前記接続パターン及びシールド用接続パターンに当接する外部端子の当接箇所以外の箇所に形成されていることを特徴としている。
これによって、スルーホール上に外部端子が当接(摺接)する虞がなくなる。従って、スルーホールの塗膜が剥がれて導通不良になる虞はなくなり、さらに良好な導通状態を維持することが可能となる。
また本発明は、少なくとも前記フラットケーブル部上に前記配線パターンを覆う第1レジスト層を形成し、さらに前記第1レジスト層の上に第2シールド層を形成し、前記第2シールド層は、前記スルーホールを介して、前記第1シールド層に接続されていることを特徴としている。
これによって、生体用フレキシブル回路基板の表裏両面を第1シールド層と第2シールド層によってシールドするので、シールド効果が大きくなる。同時にスルーホールは少ない数(例えば1箇所)でよいので、簡単な構造で構成でき、小型化を図ることができる。
本発明によれば、生体用フレキシブル回路基板に設けたスルーホールの破損を確実に防止することができる。
生体用フレキシブル回路基板1−1を示す図であり、図1(a)は平面図、図1(b)は図1(a)のA−A概略断面図、図1(c)は裏面図である。 生体用フレキシブル回路基板1−2の一部を示す図であり、図2(a)は平面図、図2(b)は裏面図である。 生体用フレキシブル回路基板1−2の製造工程説明図である。 生体用フレキシブル回路基板1−2の製造工程説明図である。 生体用フレキシブル回路基板1−3の一部を示す平面図である。 生体用フレキシブル回路基板1−3の一部を示す裏面図である。 生体用フレキシブル回路基板1−4の一部を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る生体用フレキシブル回路基板1−1を示す図であり、図1(a)は平面図、図1(b)は図1(a)のA−A概略断面図、図1(c)は裏面図である。同図に示すように、生体用フレキシブル回路基板1−1は、可撓性を有する合成樹脂フィルム10に、導電性を有するパターンを形成し且つ一部に生体に触れる部分を設けて構成されている。即ち、生体用フレキシブル回路基板1−1は、合成樹脂フィルム10の一方の面に電極パターン21を形成した円形の電極部20と、同一面において前記電極パターン21に接続される配線パターン31を形成した細帯状のフラットケーブル部30と、同一面において前記配線パターン31に接続される接続パターン41を形成した略矩形状の端子接続部40と、を有して構成されている。なお以下の説明において、「上」又は「表面」とは生体用フレキシブル回路基板1−1の合成樹脂フィルム10から電極パターン21を見る方向をいい、「下」又は「裏面」とはその反対方向をいうものとする。
生体用フレキシブル回路基板1−1の基材を構成する合成樹脂フィルム10としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、ポリフェニレンスルフイド(PPS)フィルム、ポリイミド(PI)フィルム、ポリエーテルイミド(PEI)フィルム等の各種可撓性を有する合成樹脂フィルムが用いられる。
電極部20は、円形に形成した合成樹脂フィルム10の上面中央に形成される円形の電極パターン21と、前記電極パターン21を除くその周囲の面を覆うように形成される第1レジスト層23と、合成樹脂フィルム10の下面の略全面を覆うように形成される第1シールド層25と、第1シールド層25の下面を覆うように形成される第2レジスト層27と、第2レジスト層27の下面を覆うように形成される発泡保護層29と、を具備して構成されている。
フラットケーブル部30は、細帯状に形成した合成樹脂フィルム10の上面中央に、前記電極パターン21の外周に接続される細帯状の配線パターン31を形成し、且つこの配線パターン31の上面を覆うように、前記電極部20の第1レジスト層23に連続する第1レジスト層23を形成し、一方、フラットケーブル部30の下面に、その全面を覆うように、前記電極部20の第1シールド層25に連続する第1シールド層25を形成し、且つこの第1シールド層25の下面を覆うように、前記電極部20の第2レジスト層27に連続する第2レジスト層27を形成し、さらにこの第2レジスト層27の下面に、前記電極部20の発泡保護層29に連続する発泡保護層29を形成して構成されている。
端子接続部40は、合成樹脂フィルム10の上面に前記フラットケーブル部30の配線パターン31に接続する接続パターン41を形成し、また接続パターン41に併設される位置(側部)にシールド用接続パターン43を形成し、またシールド用接続パターン43の前記フラットケーブル部30に近い側の部分にスルーホール45を形成し、このスルーホール45の上面を前記フラットケーブル部30の第1レジスト層23に連続する第1レジスト層23で覆い、一方、合成樹脂フィルム10の下面の全面に前記フラットケーブル部30の第1シールド層25に連続する第1シールド層25を形成し、且つこの第1シールド層25の下面を覆うように前記フラットケーブル部30の第2レジスト層27に連続する第2レジスト層27を形成し、さらにこの第2レジスト層27の下面の端子接続部40全体に略矩形状で硬質の補強板49を貼り付けて構成されている。従って前記スルーホール45は、第1シールド層25とシールド用接続パターン43間を電気的に接続している。また接続パターン41とシールド用接続パターン43の部分は何れも露出しており、一方でスルーホール45の部分は、その上面側が第1レジスト層23によって覆われている。またスルーホール45の下面側は補強板49によって支持されて(覆われて)いる。
電極パターン21と配線パターン31と接続パターン41とシールド用接続パターン43と第1シールド層25は、樹脂製(ウレタン系,エポキシ系,フェノール系等)の塗布ペースト中に導電粉(例えば銀粉、カーボン粉)を混合してなる導電ペーストを印刷すること等によって形成される(下記する第2シールド層も同様)。第1,第2レジスト層23,27は、樹脂製(ウレタン系,エポキシ系,フェノール系等)の塗布ペーストを印刷すること等によって形成される(下記する第3レジスト層も同様)。発泡保護層29は、樹脂(ウレタン系、エポキシ系等)製の塗布ペーストをスクリーン印刷した後に加熱することでこの塗布ペースト中の発泡剤を熱膨張させこれによって多数の中空を形成することで構成される。
以上のように構成された生体用フレキシブル回路基板1−1において、電極部20を生体の皮膚表面に貼り付け、端子接続部40を図示しない測定機器(電子機器)のコネクタ(外部コネクタ)に接続すれば、生体内に発生する微弱電流を測定機器に取り出して検出することができる。生体用フレキシブル回路基板1−1の裏面は、第1シールド層25によって覆われているので、電極パターン21や配線パターン31に外部から静電気やノイズが入りにくい。
裏面側の第1シールド層25は、これを表面側のシールド用接続パターン43に電気的に接続するため、スルーホール45を設けているが、スルーホール45は補強板49によって補強されている。このため、スルーホール45を設けた個所が湾曲しにくくなり、これによってスルーホール45にクラック等が発生する虞はなくなり、良好な導通状態を維持できる。この効果は、特に端子接続部40を外部コネクタに着脱する際に大きい。またスルーホール45は、接続パターン41及びシールド用接続パターン43に当接する外部コネクタの外部端子(図示はしないが、一般に弾性を有する金属端子で、端子接続部40の表裏面間を挟持してパターンに圧接して導通させる構造のもの)の当接箇所(当接軌跡、二点鎖線で示す)K1,K2以外の箇所に形成されているので、スルーホール45上に外部端子が当接(摺接)する虞がなくなる。従って、スルーホール45の塗膜が剥がれて導通不良になる虞はなく、さらに良好な導通状態を維持することができる。
ところで、上記生体用フレキシブル回路基板1−1においては、第1シールド層25を、電極部20とフラットケーブル部30と端子接続部40の下面全面に設けたが、必要に応じてその形成範囲は変更でき、例えば電極部20の領域には設けなくても良い。また例えば第1シールド層25は、フラットケーブル部30の下面全体ではなく、部分的に設けて端子接続部40に接続させても良い(この場合、フラットケーブル部30の下面には、第1シールド層25が存在しない部分が生じる)。これらの点は、下記する各実施形態においても同様である。
また上記生体用フレキシブル回路基板1−1においては、スルーホール45を端子接続部40に設けたが、下記する実施形態にも示すように、場合によっては、フラットケーブル部30の部分に設けても良く、さらには下記する実施形態にも示していないが、電極部20の部分に設けても良い。スルーホール45を端子接続部40の部分に設ける場合は、上記実施形態のように、接続パターン41及びシールド用接続パターン43よりもフラットケーブル部30側でも良いし、接続パターン41の左右側方もしくはシールド用接続パターン43の左右側方でも良いし、接続パターン41及びシールド用接続パターン43よりも先端側でも良い。何れの場合でも、外部コネクタの外部端子の当接箇所K1,K2以外の箇所に形成するのが好ましい。また上記生体用フレキシブル回路基板1−1においては、スルーホール45を第1レジスト層23で覆ったが、場合によっては、第1レジスト層23で覆わなくても良い。また下記する第2実施形態のように、スルーホール45は複数個所に設けても良い。このように構成すれば、一方のスルーホール45が何らかの理由で破損しても、他方のスルーホール45によって良好な電気的接続状態を維持することができる。これらの点は、下記する各実施形態においても同様である。
また上記生体用フレキシブル回路基板1−1においては、発泡保護層29を、電極部20とフラットケーブル部30の全面を覆うように設けたが、電極部20とフラットケーブル部30のいずれか一方のみに設けても良い。また電極部20もしくはフラットケーブル部30の全面ではなく、一部の面のみに設けるようにしても良い。これらの点は、下記する各実施形態においても同様である。
図2は、本発明の第2実施形態に係る生体用フレキシブル回路基板1−2の一部を示す図であり、図2(a)は平面図、図2(b)は裏面図である。また図3(a),(b)と図4(a),(b)は、生体用フレキシブル回路基板1−2の製造工程説明図である。これらの図において、前記図1に示す実施形態にかかる生体用フレキシブル回路基板1−1と同一又は相当部分には同一符号を付す(但し、各符号には添え字「−2」を付す)。なお以下で説明する事項以外の事項については、前記図1に示す実施形態と同じである。
以下、図2〜図4を用いて、生体用フレキシブル回路基板1−2の構造をその製造方法と共に説明する。即ちまず、図3(a)に示すように、合成樹脂フィルム10−2を用意する。合成樹脂フィルム10−2は、可撓性を有し、この図では、端子接続部40−2の部分全体と、フラットケーブル部30−2の一部分とを示している。端子接続部40−2とフラットケーブル部30−2は帯状である。フラットケーブル部30−2の図示しない先端側(端子接続部40−2とは反対側)には、電極部が形成されている。
そしてこの合成樹脂フィルム10−2の上面(紙面手前側の面)に、3つの接続パターン41−2と、1つのシールド用接続パターン43−2と、各接続パターン41−2に接続される3本の配線パターン31−2とを、スクリーン印刷によって同時に形成する。接続パターン41−2とシールド用接続パターン43−2を同時に印刷するのは、各接続パターン間のピッチズレを防止して、外部コネクタの外部端子が、接続に際して、接触ズレを起こさないようにするためである。このとき同時に、図示しない電極パターンも印刷する。各接続パターン41−2は、幅方向に1列、同一間隔で矩形状に形成されている。シールド用接続パターン43−2は、中央の接続パターン41−2よりも先端側に矩形状に形成されている。各配線パターン31−2の図示しない先端側には、図示しない電極パターンが接続されている。
次に、図3(b)に示すように、合成樹脂フィルム10−2の上面の前記接続パターン41−2及びシールド用接続パターン43−2を設けた部分(さらには図示しない電極パターンを設けた部分)以外の部分を覆うように、第1レジスト層23−2を印刷・形成する。
次に、図4(a)に示すように、第1レジスト層23−2の上に、第2シールド層51−2を印刷・形成する。第2シールド層51−2は、前記配線パターン31−2(接続パターン41−2側の先端近傍部分を除く)の略全面を覆うように形成される。さらに第2シールド層51−2は、前記シールド用接続パターン43―2に接続されるシールド配線パターン53−2を有している。シールド配線パターン53−2は、前記各接続パターン41−2を迂回するようにして第2シールド層51−2とシールド用接続パターン43―2間を接続している。次に、図4(b)に示すように、合成樹脂フィルム10−2の下面全体に、第1シールド層25−2を印刷・形成する。そして、図4(a),(b)に示すように、左右の配線パターン31−2のさらに左右両外側位置において、第1,第2シールド層25−2,51−2を電気的に接続するように、2つのスルーホール45−2を形成する。
次に、図2(a)に示すように、前記3つの接続パターン41−2と、1つのシールド用接続パターン43−2の部分を残して、その他の面全体(図示しない電極パターンは除く)に、第3レジスト層55−2を印刷・形成する。次に、図2(b)に示すように、前記第1シールド層25−2の下面全体に、第2レジスト層27−2を印刷・形成する。そしてこの第2レジスト層27−2の下面の端子接続部40−2の部分全体(前記2つのスルーホール45−2に対向する位置までを含む)にわたって、補強板49−2を貼り付ける。これによって、生体用フレキシブル回路基板1−2が完成する。
この生体用フレキシブル回路基板1−2においては、前記図1に示す生体用フレキシブル回路基板1−1において形成していなかった第2シールド層51−2を形成し、この第2シールド層51−2もスルーホール45−2を介して、第1シールド層25−2に電気的に接続している。これによって、配線パターン31−2の上下を挟むようにシールドが行われるので、配線パターン31−2へのノイズの侵入をさらに効果的に防止することができ、シールド効果が大きくなる。同時にスルーホールは少ない数でよいので、簡単な構造で構成できる。
上記生体用フレキシブル回路基板1−2においては、第2シールド層51−2を、配線パターン31−2(接続パターン41−2側の先端近傍部分を除く)の略全面を覆うように形成したが、必要に応じて、例えば配線パターン31−2の一部分を覆うように形成しても良い。この点は、他の実施形態においても同様である。
図5,図6は、本発明の第3実施形態に係る生体用フレキシブル回路基板1−3の一部を示す図であり、図5は平面図、図6は裏面図である。両図において、前記図2に示す実施形態にかかる生体用フレキシブル回路基板1−2と同一又は相当部分には同一符号を付す(但し、各符号には添え字「−3」を付す)。なお以下で説明する事項以外の事項については、前記図2〜図4に示す実施形態と同じである。
この実施形態においても、合成樹脂フィルム10−3の一方の面に、4つの接続パターン41−3と、1つのシールド用接続パターン43−3と、各接続パターン41−3に接続される4本の配線パターン31−3と、電極パターン21−3とを、スクリーン印刷によって形成する。次に、合成樹脂フィルム10−3上の前記接続パターン41−3及びシールド用接続パターン43−3及び電極パターン21−3以外の部分を覆うように、第1レジスト層23−3を印刷・形成する。次に、第1レジスト層23−3の上に、第2シールド層51−3を印刷・形成する。第2シールド層51−3は、前記シールド用接続パターン43−3に接続されるシールド配線パターン53−3を有している。次に、合成樹脂フィルム10−3の下面全体に、第1シールド層25−3を印刷・形成する。そして、シールド配線パターン53−3近傍位置において、第1,第2シールド層25−3,51−3を電気的に接続するように、1つのスルーホール45−3を形成する。次に、前記4つの接続パターン41−3と、1つのシールド用接続パターン43−3と電極パターン21−3の部分を残して、その他の表面全体に、第3レジスト層55−3を印刷・形成する。次に、前記第1シールド層25−3の下面全体に、第2レジスト層27−3を印刷・形成する。そしてこの第2レジスト層27−3の下面の端子接続部40−3の部分全体に、補強板49−3を貼り付ける。補強板49−3はスルーホール45−3の部分を覆っている。これによって、生体用フレキシブル回路基板1−3が完成する。
この生体用フレキシブル回路基板1−3においても、上記生体用フレキシブル回路基板1−2と同様の効果を有する。
図7は、本発明の第4実施形態に係る生体用フレキシブル回路基板1−4の一部を示す平面図である。同図において、前記図5,図6に示す実施形態にかかる生体用フレキシブル回路基板1−3と同一又は相当部分には同一符号を付す(但し、各符号には添え字「−4」を付す)。なお以下で説明する事項以外の事項については、前記図5,図6に示す実施形態と同じである。
この生体用フレキシブル回路基板1−4において、前記生体用フレキシブル回路基板1−3と相違する点は、スルーホール45−4の位置のみである。即ちこの生体用フレキシブル回路基板1−4においては、スルーホール45−4を、端子接続部40−4から離れた部材当接箇所60−4の位置に配置している。ここで部材当接箇所60−4とは、この生体用フレキシブル回路基板1−4が組み付けられるケース等の硬質の部材61−4に当接して保持される部分をいう。前記生体用フレキシブル回路基板1−3においては、スルーホール45−3を端子接続部40−3に貼り付ける補強板49−3に対向する位置に設けることで、スルーホール45−3の良好な導通状態を維持しているが、生体用フレキシブル回路基板1−4においては、スルーホール45−4を部材当接箇所60−4に対向する位置に設けることで、スルーホール45−4の湾曲を防止し、これによってクラック等の発生を防止し、良好な導通状態を維持している。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載がない何れの形状や構造や材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば、生体用フレキシブル回路基板の形状は他の種々の形状でも良く、また生体用フレキシブル回路基板には電極部、フラットケーブル部、端子接続部以外の各種機能を発揮するための部品を取り付けても良い。また上記第1実施形態では、発泡保護層を生体用フレキシブル回路基板の下面側に形成したが、上面側に形成しても良い。他の実施形態においても、発泡保護層をその下面や上面に形成しても良い。
また、上記記載及び各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に矛盾がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。また、上記記載及び各図の記載内容は、その一部であっても、それぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は上記記載及び各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
1−1〜1−4 生体用フレキシブル回路基板
10 合成樹脂フィルム
20 電極部
21 電極パターン
23 第1レジスト層
25 第1シールド層
27 第2レジスト層
30 フラットケーブル部
31 配線パターン
40 端子接続部
41 接続パターン
43 シールド用接続パターン
45 スルーホール
49 補強板
51−2 第2シールド層
55−2 第3レジスト層
60−4 部材当接箇所

Claims (3)

  1. 可撓性を有する合成樹脂フィルムに、導電性を有するパターンを形成し且つ少なくとも一部に生体に触れる部分を設けてなる生体用フレキシブル回路基板であって、
    前記生体用フレキシブル回路基板は、その一方の面に電極パターンを形成した電極部と、同一面において前記電極パターンに接続される配線パターンを形成したフラットケーブル部と、同一面において前記配線パターンに接続される接続パターンを形成した端子接続部と、を有し、
    前記生体用フレキシブル回路基板の他方の面に、導電材料からなる第1シールド層を形成し、この第1シールド層をスルーホールによって前記端子接続部に形成したシールド用接続パターンに電気的に接続し、
    さらに前記スルーホールの位置は、前記端子接続部の裏面に取り付けた補強板に対向する位置、またはこの生体用フレキシブル回路基板が組み付けられる部材に当接して保持される部材当接箇所であることを特徴とする生体用フレキシブル回路基板。
  2. 請求項1に記載の生体用フレキシブル回路基板であって、
    前記スルーホールは、前記接続パターン及びシールド用接続パターンに当接する外部端子の当接箇所以外の箇所に形成されていることを特徴とする生体用フレキシブル回路基板。
  3. 請求項1又は2に記載の生体用フレキシブル回路基板であって、
    少なくとも前記フラットケーブル部上に前記配線パターンを覆う第1レジスト層を形成し、さらに前記第1レジスト層の上に第2シールド層を形成し、
    前記第2シールド層は、前記スルーホールを介して、前記第1シールド層に接続されていることを特徴とする生体用フレキシブル回路基板。
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