JP2013183484A - 電力情報報知装置およびこれを備えた住宅用電力システム - Google Patents

電力情報報知装置およびこれを備えた住宅用電力システム Download PDF

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Abstract

【課題】電力買い取り方式が余剰買い取り方式および全量買い取り方式のいずれであるかを問わず、住宅用などの電力システムにおける電力の売買量などの情報を好適に報知することが可能な電力情報報知装置を提供する。
【解決手段】電力情報報知装置5Aは、発電装置1によって発生させた電力を外部の電力系統側に送電して買い取らせる場合の電力買い取り方式が、余剰買い取り方式および全量買い取り方式のいずれであるかを判別するための判別手段51aと、電力測定手段4A,32において測定されたデータに基づいて、電力システムにおける売電量および買電量に関するデータを、判別手段51aにおいて判別した電力買い取り方式に対応した内容で求めるデータ処理手段52と、このデータ処理手段52によって求めたデータを報知する報知手段50と、を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、太陽光発電装置などの発電装置を備えた住宅用電力システムなどの電力シテムに付設し、ユーザに売電量や買電量などの情報を報知させるのに用いられる電力情報報知装置、およびこれを備えた住宅用電力システムに関する。
太陽光発電装置を備えた住宅用電力システムでは、太陽光発電装置によって発生させた電力を余剰電力買い取り方式で電気事業者に買い取らせるようにしている場合が多い。このようなシステムでは、太陽光発電装置による発電量や売電量などを算出して、その情報を所定のディスプレイを利用してユーザに報知させるように構成されているのが通例である(たとえば、特許文献1を参照)。
しかしながら、前記したような従来のシステムで用いられている情報機器は、余剰電力買い取り方式に対応した内容のデータ処理を実行した上で、発電量や売電量などの情報を報知するように構成されているに過ぎない。電力買い取り方式としては、たとえば太陽光発電装置で発生させた電力の全量を買い取る全量買い取り方式もあるが、従来のシステムの情報機器は、この方式には対応しないものとされている。したがって、このような全量買い取り方式が採用される場合には、余剰買い取り方式で使用されていた情報機器(発電量や売電量などを算出するためのデータ処理を実行する機器や、データ報知用の機器など)を、もはや使用することはできず、全量買い取り方式に適合した情報機器と交換する必要が生じる。これでは、無駄が多く、ユーザの経済的な負担も大きい。
特開2005−287210号公報
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであり、電力買い取り方式が余剰買い取り方式および全量買い取り方式のいずれであるかを問うことなく、住宅用などの電力システムにおける電力の売買量などの情報を好適に報知することが可能な電力情報報知装置、およびこれを備えた住宅用電力システムを提供することを、その課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明の第1の側面により提供される電力情報報知装置は、発電装置と、この発電装置による発電量およびシステム内における使用電力量もしくは外部の電力系統からの買電量を測定可能な電力測定手段とを備えている電力システムに付設して用いられる、電力情報報知装置であって、前記発電装置によって発生させた電力を前記電力系統側に送電して買い取らせる場合の電力買い取り方式が、余剰買い取り方式および全量買い取り方式のいずれであるかを判別するための判別手段と、前記電力測定手段において測定されたデータに基づいて、前記電力システムにおける売電量および買電量に関するデータを、前記判別手段において判別した電力買い取り方式に対応した内容で求めるデータ処理手段と、このデータ処理手段によって求めたデータを報知する報知手段と、を備えていることを特徴としている。
このような構成によれば、電力システムの発電装置によって発生させた電力の買い取り方式が、余剰買い取り方式と全量買い取り方式とのいずれであるかが判別手段を利用して判別され、その買い取り方式に対応した売電量および買電量に関するデータがデータ処理手段によって求められる。このデータは、報知手段によって報知される。したがって、本発明に係る電力情報報知装置によれば、電力の買い取り方式が前記した2通りの方式のいずれであっても好適に対応することが可能であり、買い取り方式の変更に対応させて電力情報報知装置を変更するといった必要を無くすことができる。その結果、ユーザの経済的な負担などを軽減するのに好ましいものとなる。
本発明において、好ましくは、電力買い取り方式が、余剰買い取り方式および全量買い取り方式のいずれであるかを選択して設定するための操作スイッチを、さらに備えており、前記判別手段は、前記操作スイッチを備えた構成とされている。
このような構成によれば、電力システムの施工業者あるいはユーザなどが、前記操作スイッチを操作して電力買い取り方式がいずれの方式であるかを設定することにより、電力買い取り方式を容易かつ的確に判別させることができる。
本発明において、好ましくは、前記判別手段は、前記電力系統側から買電を行なうための電源線において、買電に加えて売電もなされている旨が前記電力測定手段を介して検出されたときには、電力買い取り方式は余剰買い取り方式であると判別するように構成されている。
このような構成によれば、電力買い取り方式が余剰買い取り方式である場合には、その旨が判別手段により判別される。したがって、たとえば電力情報報知装置における初期設定が全量買い取り方式に設定されていたとしても、実際の買い取り方式が余剰買い取り方式である場合には、その旨が的確に判別され、誤った処理がなされないようにすることができる。また、初期設定を全量買い取り方式に設定しておけば、実際の買い取り方式が全量買い取り方式の場合には、その方式に対応した処理がなされる一方、実際の買い取り方式が余剰買い取り方式の場合には、その方式に対応した処理に自動的に切り替えることが可能となる。したがって、買い取り方式を操作スイッチの操作によって設定する必要を無くすことも実現できる。
本発明の第2の側面により提供される住宅用電力システムは、本発明の第1の側面により提供される電力情報報知装置を備えている。
このような構成によれば、本発明の第1の側面により提供される電力情報報知装置について述べたのと同様な効果が期待できる。
本発明において、好ましくは、コージェネレーションシステムまたは給湯装置と、このコージェネレーションシステムまたは給湯装置用のリモコンと、をさらに備えており、前記電力情報報知装置は、前記リモコンを兼用した構成とされている。
このような構成によれば、コージェネレーションシステムまたは給湯装置用のリモコンとは別個に電力情報報知装置を設置する場合と比較して合理的であり、装置・機器の総数を少なくしてシステム全体のコストを下げ、また情報管理を一元化し得るなどの利点が得られる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
本発明に係る電力情報報知装置およびこれを備えた住宅用電力システムの一例を示し、(a)は、余剰買い取り方式の場合であり、(b)は、全量買い取り方式の場合である。 (a)〜(c)は、図1(a)に示す電力情報報知装置におけるデータ表示の例を示す要部正面図である。 (a),(b)は、図1(b)に示す電力情報報知装置におけるデータ表示の例を示す要部正面図である。 本発明の他の例を示し、(a)は、余剰買い取り方式の場合であり、(b)は、全量買い取り方式の場合である。 本発明の他の例を示し、(a)は、余剰買い取り方式の場合であり、(b)は、全量買い取り方式の場合である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1(a)に示す住宅用電力システムS1は、太陽光パネルを利用した太陽光発電装置1により発電された電力の買い取り方式が、余剰買い取り方式とされたシステムである。この場合、太陽光発電装置1は、分電盤2の専用ブレーカ20およびサービスブレーカ21を介して、外部の電力系統(商用電力系統)に引込線などの電源線L1を介して接続される。この電源線L1は、売電および買電の双方に利用される。
一方、同図(b)に示す住宅用電力システムS1’は、全量買い取り方式であり、太陽光発電装置1は、専用ブレーカ20を介して外部の電力系統に電源線L2を介して接続され、その全量を売電可能とされている。分電盤2のサービスブレーカ21に接続される電源線L3は、買電用である。
なお、本実施例においては、後述するコージェネレーションシステム3が具備されており、このコージェネレーションシステム3による発電も可能である。ただし、この電力は、再生可能エネルギ利用には該当しないため、買い取り(売電)の対象からは除外されている。
本実施形態では、住宅用電力システムS1またはS1’のいずれの場合であっても、その構成機器として、太陽光発電装置1に加え、電力測定ユニット4A、コージェネレーションシステム3、および電力情報報知装置5Aを具備している。電力情報報知装置5Aは、コージェネレーションシステム3の遠隔操作および監視を行なうためのリモコンを兼用したものである。
電力測定ユニット4Aは、太陽光発電装置1により発電された電力を、CT(カレントトランス)を介して測定する電力測定部40を有している。この電力測定部40によって測定されたデータは、データ処理部41の制御により通信部42を介して電力情報報知装置5Aに送信される。このデータ通信には、たとえば重畳2芯通信が用いられている。この点は、電力情報報知装置5Aとコージェネレーションシステム3との間で実行される後述の通信も同様である。電力測定ユニット4Aおよびコージェネレーションシステム3の後述する電力測定部32は、本発明でいう電力測定手段の具体例に相当する。
コージェネレーションシステム3は、たとえばガスエンジンを利用した発電が可能な発電部30、この発電部30からの排熱を利用して温水を生成する温水生成部31、電力測定部32、データ処理部33、および通信部34を備えている。発電部30において発電された電力は、電源線L4を介して分電盤2の専用ブレーカ23に送られた後に、分電盤2の分岐ブレーカ24を介して住宅内の所定箇所へ配電可能である。電力測定部32は、
発電部30における発電量を測定可能であることに加え、住宅用電力システムS1またはS1’内における使用電力量(ただし、発電部30により発電されて使用された電力量は除外)も測定可能である。そのための手段として、電力測定部32は、主幹ブレーカ22の1次側の電源線L5にCTを介して配線接続されている。
コージェネレーションシステム3のデータ処理部33は、電力情報報知装置5Aから電力の買い取り方式が余剰買い取り方式である旨のデータを受けている場合には、電力測定部32で測定される電力や、電力測定ユニット4Aで測定される太陽光発電の電力に基づき、余剰買い取り方式に対応した売電量および買電量の所定期間における積算値を演算処理によって求め、かつそのデータを記憶する。売電量の積算値をEs、買電量の積算値をEbとすると、これらは次の式で求められる。
Es=E1−E2
Eb=E2−E1
ただし、E1は、所定期間における太陽光発電量であり、E2は、所定期間における使用電力量(ただし、発電部30により発電されて使用された電力量は除外)である。
また、Es,Ebともに計算結果がマイナスの場合には積算しない。
一方、データ処理部33は、電力の買い取り方式が図1(b)に示す全量買い取り方式である旨のデータを電力情報報知装置5Aから受けている場合には、前記とは異なる処理を行なう。具体的には、この場合には、前記した太陽光発電量E1を、そのまま売電量の積算値とする。また、前記した使用電力量E2を、そのまま買電量の積算値とする。
前記したような売電量および買電量の積算値のデータは、その積算期間を示す時間(年月日など)のデータとともに、データ処理部33に記憶されるが、通信部34を介して適当なタイミングで電力情報報知装置5Aに送信される。前記した売電量や買電量の積算値のデータについては、コージェネレーションシステム3に記憶させることに代えて、電力情報報知装置5Aに記憶させることもできる。ただし、本実施形態のように、コージェネレーションシステム3にデータを記憶させておけば、電力情報報知装置5Aの全体またはその制御基板などを何らかの事情に起因して交換しなければならない事情が生じても、前記データをコージェネレーションシステム3に適切に保存させておくことが可能である。
電力情報報知装置5Aは、既述したように、コージェネレーションシステム3のリモコンを兼用したものである。この電力情報報知装置5Aは、そのハード構成自体は、通常のコージェネレーションシステム用のリモコンと同様であり、文字やその他の画像の表示が可能な表示部50、操作部51、データ処理部52、および通信部53を備えている。表示部50は、本発明でいう報知手段の一例に相当し、データ処理部52は、本発明でいうデータ処理手段の一例に相当する。
操作部51には、電力の買い取り方式を判別するための操作スイッチ51aが設けられており、これを操作することによって、電力の買い取り方式が余剰買い取り方式と全量買い取り方式とのいずれであるかを設定可能である。この操作スイッチ51aは、本発明でいう判別手段の構成要素の一例に相当する。後述するように、これと同様な役割を果たすための操作スイッチを、電力情報報知装置5Aとは別の装置・機器に設けた構成とすることも可能である。操作スイッチ51aは、買い取り方式設定専用の操作スイッチである必要はない。
電力情報報知装置5Aのデータ処理部52は、前記した操作スイッチ51aによる設定内容を認識し、設定された電力の買い取り方式に対応したデータ処理を実行するように構成されている。
具体的には、電力の買い取り方式が、余剰買い取り方式に設定されている場合には、現在状況が売電および買電のいずれであるかを判断するとともに、売電量または買電量の瞬
時値Poを演算により求める。売買電の判断に際し、太陽光発電の電力Pp、使用電力P1、コージェネレーションシステム3による発生電力P2との間において、Pp>(P1−P2)の関係が成立する場合には、売電と判断される。不成立の場合には、買電と判断される。売電量または買電量の瞬時値Poは、Po=Pp−(P1−P2)で求められる数値の絶対値である。
一方、全量買い取り方式が設定されている場合には、前記した演算処理は実行されない。この場合には、売電量の瞬時値は、前記したPpであり、買電量の瞬時値は、前記した(P1−P2)である。
電力情報報知装置5Aでは、表示部50に所定のデータ表示を行なわせる処理を実行する。この処理に際し、余剰買い取り方式が設定されている場合には、たとえば図2(a),(b)に示すようなトップ画面が表示される。同図(a)のトップ画面は、買電時であり、その旨を示すデータD1、および所定期間における買電量の積算値のデータD2が表示出力されている。電力情報報知装置5Aは、コージェネレーションシステム3のリモコンを兼用しているために、コージェネレーションシステム3で生成された湯水の貯湯タンクにおける残湯量を示すデータD3、目標給湯温度のデータD4、およびこれ以外のデータも適宜表示出力されている。同図(b)のトップ画面は、売電時であり、その旨を示すデータD1’、および所定期間における売電量の積算値のデータD2’が表示出力されている。これ以外は、同図(a)の場合と同様である。また、電力情報報知装置5Aでは、操作部51において所定の操作を行なうと、同図(a)または(b)に示す画面から、同図(c)に示すような現在状況表示画面に切り替えることも可能とされている。同図(c)の表示画面では、現時点における売電量または買電量の瞬時値のデータD5が表示出力されている。
一方、全量買い取り方式が設定されている場合には、たとえば図3(a)に示すようなトップ画面が表示される。この画面では、所定期間における売電量(太陽光発電量)の積算値のデータD7、および買電量の積算値のデータD8が同時に表示出力されている。これ以外は、図2(a),(b)の場合と同様である。前記した表示状態の際に、操作部51において所定の操作が行なわれた場合には、図3(b)に示すような現在状況表示画面に切り替わる。この表示画面では、現時点における売電量の瞬時値のデータD9、および買電量の瞬時値のデータD10が表示出力されている。
前記した電力情報報知装置5Aおよびこれを備えた住宅用電力システムによれば、次のような作用が得られる。
まず、住宅用電力システムを構築する場合には、電力の買い取り方式に応じて、住宅用電力システムS1,S1’のいずれかの構成とされるが、その際には、その施工業者あるいはユーザが、電力情報報知装置5Aの操作部51を操作し、電力の買い取り方式が余剰買い取り方式と全量買い取り方式とのいずれであるかを設定する。このことにより、既述したように、コージェネレーションシステム3のデータ処理部33においては、設定された電力の買い取り方式に適切に対応した売電量および買電量の累積値を求め、かつ記憶する処理を実行する。一方、電力情報報知装置5Aのデータ処理部52においては、やはり設定された電力の買い取り方式に適切に対応した売電量および買電量の瞬時値を求める。このようにして求めた売電量や買電量の瞬時値や所定期間における累積値のデータは、図2および図3を参照して説明したように、表示部50に適切に表示される。
このように、電力情報報知装置5Aを用いれば、電力の買い取り方式が前記2通りの方式のいずれであっても好適に対処することが可能である。したがって、電力の買い取り方式に対応させて2種類の電力情報報知装置を準備しておく必要はない。また、たとえば図1(a)に示す住宅用電力システムS1を構築していた場合において、これを図1(b)
に示す住宅用電力システムS1’に変更する場合であっても、電力情報報知装置5Aを他の機器と交換するといった必要もなく、ユーザの経済的負担も軽減される。電力情報報知装置5Aは、コージェネレーションシステム3のリモコンを兼用しているために、コージェネレーションシステム3の動作状況などを確認する際には、売電や買電の状況確認を同時に行なうことができ、ユーザにとって便利である。さらに、コージェネレーションシステム3のリモコンとは別個に電力情報報知装置5Aを製作して設置する場合と比較すると、システム内の機器総数を少なくし、システム全体のコストを廉価にすることもできる。
図4および図5は、本発明の他の実施形態を示している。これらの図において、前記実施形態と同一または類似の要素には、前記実施形態と同一の符号を付している。
図4(a)に示す住宅用電力システムS2は、電力買い取り方式が余剰買い取り方式とされ、同図(b)に示す住宅用電力システムS2’は、全量買い取り方式とされた場合に対応している。これらの住宅用電力システムS2,S2’は、前記実施形態のコージェネレーションシステム3に代えて、発電機能を有しない給湯装置6を備えている。給湯装置6は、燃焼器またはヒートポンプを利用して湯水加熱を行なうことにより温水(一般給湯用、風呂給湯用、暖房給湯用の種別を問わない)を生成する温水生成部60、温水生成部60の各部の動作制御を実行するデータ処理部62、および通信部63を備えている。電力情報報知装置5Bは、給湯装置6のリモコンを兼用している。
電力測定ユニット4Bは、前記実施形態の電力測定ユニット4Aとハード構成は共通しており、太陽光発電装置1による発電量を測定可能であるが、分電盤2のサービスブレーカ21の1次側の電源線L1またはL3に配線L10を介して接続され、電源線L1またはL3の電流検出による電力測定も可能とされている。電力測定ユニット4Bのデータ処理部41は、電力情報報知装置5Bの操作スイッチ51aによって、余剰買い取り方式が設定されている場合には、その方式に対応した売電量および買電量の所定期間における累積値のデータを算出し、かつそのデータを記憶可能である。全量買い取り方式が設定されている場合には、データ処理部41は、太陽光発電量を売電量の積算値とし、かつ電源線L3から検出される電力量を買電量の積算値とし、そのデータを記憶可能である。本実施形態では、前記実施形態のコージェネレーションシステム3において実行させていた売電量および買電量の積算値を求める処理を、電力測定ユニット4Bに実行させている。
電力情報報知装置5Bは、前記実施形態の電力情報報知装置5Aと同様に、売電量および買電量の瞬時値を求めて、このデータを電力測定ユニット4Bに記憶されている売電量および売電量の積算値とともに表示部50に表示出力させる処理を実行するように構成されている。売電量および買電量の瞬時値を求めるための処理が、余剰買い取り方式が設定されている場合と全量買い取り方式が設定されている場合とでは相違する点も、前記実施形態の電力情報報知装置5Aと同様である。表示部50における表示画面の具体例の図示説明は省略するが、この点も図2および図3を参照して説明した内容と同様である。もちろん、住宅用電力システムS2,S2’は、コージェネレーションシステム3を有していないために、それに対応するデータ表示はない。
電力情報報知装置5Bのデータ処理部52は、電力測定ユニット4Bによって測定される電力に基づき、電力の買い取り方式を自動判別可能とされている。より具体的には、図4(b)に示す住宅用電力システムS2’の場合には、電力測定ユニット4Bで検出される電源線L3の電流は、買電に相当する電流のみである。これに対し、図4(a)に示す住宅用電力システムS2の場合には、電源線L1の電流として、買電に相当する電流に加え、売電に相当する電流も検出され得る。したがって、このような売電に相当する電流が電力測定ユニット4Bにおいて検出され、その旨が電力情報報知装置5Aのデータ処理部52によって察知されると、このデータ処理部52では、電力の買い取り方式が余剰買い
取り方式であると判断する。この場合、操作スイッチ51aの操作によって予め全量買い取り方式であると設定されている場合には、この設定が誤りとして買い取り方式を余剰買い取り方式に切り替える処理、あるいは前記の設定内容がエラーである旨の報知処理が実行されるように構成されている。
本実施形態においても、前記実施形態と同様に、住宅用電力システムS2,S2’のいずれであっても、電力情報報知装置5Bやその他の主要構成機器を他のものと交換するような必要はなく、ユーザの経済的負担を少なくすることができる。また、既述したように、電力情報報知装置5Bは、電力測定ユニット4Bによって検出される電流に基づいて電力の買い取り方式を自動判別し得る機能を備えているために、操作スイッチ51aを利用して買い取り方式が過誤の内容に設定され、かつ過誤の内容のままシステムが稼働され続けることを防止することもできる。さらに、買い取り方式の初期設定を全量買い取り方式に設定しておき、実際の電力の買い取り方式が余剰買い取り方式である場合には自動的にその方式に切り替わるようにすれば、操作スイッチ51aの操作、あるいは操作スイッチ51aそのものを不要にすることも可能である。
図5(a)に示す住宅用電力システムS3は、電力買い取り方式が余剰買い取り方式とされ、同図(b)に示す住宅用電力システムS3’は、全量買い取り方式とされた場合に対応している。これらの住宅用電力システムS3,S3’においては、電力情報報知装置5Cが、太陽光発電装置1のパワーコンディショナ11に配線接続され、それらの間で通信可能とされている。
パワーコンディショナ11は、太陽光パネル10によって発電された直流電力を交流電力に変換する電力制御部11aに加え、電力測定部11bおよび通信部11cを備えている。電力測定部11bは、太陽光発電量を測定可能であることに加え、サービスブレーカ21の1次側の電源線L1またはL3に、配線L11を介して接続され、電源線L1またはL3を流れる電流検出による電力測定も可能とされている。この電力測定部11bにおいて測定された電力のデータは、たとえば電力情報報知装置5Cに送信されて記憶される。もちろん、パワーコンディショナ11に記憶部を設けて、この記憶部に記憶させてもよい。電力情報報知装置5Cは、パワーコンディショナ11から前記したデータを取得することにより、操作スイッチ51aで設定された電力の買い取り方式に応じた内容の売電量および買電量の所定期間における積算値、ならびに瞬時値を求め、表示部50に表示させることが可能とされている。
本実施形態においても、前記した実施形態と同様に、買い取り方式に応じて2種類の電力情報報知装置5Cを用いるような必要はない。また、図4に示した場合と同様に、電源線L1では、売電および買電の双方に相当する電流検出がなされるのに対し、電源線L3では、買電のみの電流検出がなされるために、このことを利用して、電力測定部11bにおいて売電の電流検出がなされた場合には、電力買い取り方式が余剰買い取り方式である旨の判別を行なうことが可能である。本実施形態から理解されるように、本発明でいう電力情報報知装置は、コージェネレーションシステムや給湯装置のリモコンを兼用するものに代えて、太陽光発電装置のパワーコンディショナに接続された端末として構成することも可能である。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係る電力情報報知装置、およびこれを備えた住宅用電力システムの各部の具体的な構成は、本発明の意図する範囲内において種々に設計変更自在である。
電力の買い取り方式を判別するための操作スイッチは、電力情報報知装置に設けることに代えて、または加えて、他の装置・機器に設けた構成とすることも可能である。たとえ
ば、図1のコージェネレーションシステム3、図4の給湯装置6、図5のパワーコンディショナ11に設けた構成とすることができる。この場合、操作スイッチは、たとえばディップスイッチなどとして構成することが可能であるが、電力情報報知装置以外の装置・機器に設けた場合には、その操作スイッチによる設定内容が電力情報報知装置に送信されることにより、電力情報報知装置においてその設定内容を認識できるように構成すればよい。このような構成の場合、電力情報報知装置は、他の装置・機器から送信されてくるデータを受信して電力の買い取り方式を判別する手段を備えていることとなり、このような手段も、本発明でいう「判別手段」に相当する。
本発明でいう電力情報報知装置の報知手段は、画像表示が可能な表示部に代えて、または加えて、音声によるデータ出力が可能なものとすることもできる。データを画像表示させる場合、表示画面の具体的な態様は限定されない。また、本発明では、少なくとも売電量および買電量に関するデータを報知することができればよく、売電量および買電量の所定期間における累積値のみ、あるいは瞬時値のみが報知される態様であってもよい。
本発明でいう発電装置は、太陽光発電装置に限定されず、たとえば風力発電などの他の発電装置であってもよい。本発明に係る住宅用電力システムは、一戸建て住宅に限らず、集合住宅にも適用できることは勿論である。
ただし、本発明に係る電力情報報知装置自体は、住宅用以外の電力システム、すなわち業務用(または事業用)などの電力システムに付設して用いることもできる。業務用の電力システムの典型例としては、図5に示した住宅用電力システムと同様な構成が考えられる(同図(b)の全量買い取り方式の場合には、電源線L11に相当する手段が設けられてない構成も考えられる)。
S1〜S3 住宅用電力システム
S1’〜S3’ 住宅用電力システム
1 太陽光発電装置(発電装置)
2 分電盤
3 コージェネレーションシステム
4A,4B 電力測定ユニット(電力測定手段)
5A〜5C 電力情報報知装置
6 給湯装置
11b 電力測定部(電力測定手段)
32 電力測定部(電力測定手段)
50 表示部(報知手段)
51a 操作スイッチ(判別手段)
52 データ処理部(データ処理手段)

Claims (5)

  1. 発電装置と、この発電装置による発電量およびシステム内における使用電力量もしくは外部の電力系統からの買電量を測定可能な電力測定手段とを備えている電力システムに付設して用いられる、電力情報報知装置であって、
    前記発電装置によって発生させた電力を前記電力系統側に送電して買い取らせる場合の電力買い取り方式が、余剰買い取り方式および全量買い取り方式のいずれであるかを判別するための判別手段と、
    前記電力測定手段において測定されたデータに基づいて、前記電力システムにおける売電量および買電量に関するデータを、前記判別手段において判別した電力買い取り方式に対応した内容で求めるデータ処理手段と、
    このデータ処理手段によって求めたデータを報知する報知手段と、
    を備えていることを特徴とする、電力情報報知装置。
  2. 請求項1に記載の電力情報報知装置であって、
    電力買い取り方式が、余剰買い取り方式および全量買い取り方式のいずれであるかを選択して設定するための操作スイッチを、さらに備えており、
    前記判別手段は、前記操作スイッチを備えた構成とされている、電力情報報知装置。
  3. 請求項1または2に記載の電力情報報知装置であって、
    前記判別手段は、前記電力系統側から買電を行なうための電源線において、買電に加えて売電もなされている旨が前記電力測定手段を介して検出されたときには、電力買い取り方式は余剰買い取り方式であると判別するように構成されている、電力情報報知装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の電力情報報知装置を備えていることを特徴とする、住宅用電力システム。
  5. 請求項4に記載の住宅用電力システムであって、
    コージェネレーションシステムまたは給湯装置と、このコージェネレーションシステムまたは給湯装置用のリモコンと、をさらに備えており、
    前記電力情報報知装置は、前記リモコンを兼用した構成とされている、住宅用電力システム。
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