JP5892892B2 - 太陽光発電用表示器 - Google Patents

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Description

本発明は、太陽光発電用表示器、特に、太陽光発電システムによる発電電力や住宅内の電気機器等による消費電力などのデータを表示する太陽光発電用表示器に関する。
近年、地球温暖化の原因となるCOの排出量削減問題や、いずれ枯渇が予想される化石燃料に対する代替エネルギーへの関心が高まっている。中でも、クリーンでかつ無尽蔵のエネルギー源である太陽光による太陽光発電システムが注目を集めている。さらに、消費者の省エネルギーへの意識を高め、かつその実践をサポートするための種々の機器も製品化されてきている。
例えば、特許文献1には、太陽光発電システムを設置した住宅の分電盤に設けられた主幹ブレーカ部における電流の値と向きとを測定し、その結果を基に、電力会社に対する売電電力および買電電力を算出して表示する表示器が開示されている。主幹ブレーカ部における電流の値および向きの測定には、例えばクランプ式の電流センサを用いる。商用電源に接続された幹線にクランプ式の電流センサを装着することは、安価で工事も簡単であるため、電流を検出する手段として一般的に採用されている。
クランプ式の電流センサは、正しい向きで幹線に装着されなければ符号を逆転した状態で電流値を検出することとなる。検出される電流値の符号が逆転したままであると、太陽光発電用表示器の表示には、売電と買電とが正反対となる誤りが生じることになる。そこで近年、電流センサをいずれの向きで装着しても、売電と買電とを正しく判断可能とする技術が採用されてきている。
その技術によると、太陽光発電システムを施工してからの初期設定作業において、太陽電池モジュールからの発電電力の供給を停止させて住宅内の電気機器のいずれかを作動することにより買電状態として、電流センサで電流の向きを測定する。そして、その測定された向きを買電の向きと定める。この場合、電流センサをいずれの向きで装着しても、初期設定後は売電と買電とを判別することが可能となる。
特開平11−225440号公報
太陽光発電システムを施工してからの初期設定において買電の向きを決定するには、施工時に電流センサが装着される位置に誤りが無いことが前提となる。また、太陽電池モジュールから供給される発電電力をゼロとして住宅内の電気機器のいずれかを作動することで買電状態とする場合に、その動作条件に間違いがあったとすると、初期設定における電流の向きの設定に誤りが生じることにもなる。これらの間違いは、事前に発見することが困難な場合がある。電流センサの装着および動作条件についての間違いを看過してしまうと、電流の向きの判別に誤りを生じさせ、太陽光発電用表示器が売電と買電とを正反対に表示することが起こり得る。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、初期設定における間違いの看過を低減可能とする太陽光発電用表示器を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、太陽光発電システムの発電電力を計測する計測ユニットと、前記計測ユニットにおける計測結果である前記発電電力のデータを表示する表示手段と、を有する太陽光発電用表示器であって、前記計測ユニットは、前記太陽光発電システムと、前記発電電力および商用電源からの電力を消費可能な電気機器とを含む電力供給経路についての、初期設定用の動作条件を前記表示手段に表示させてから、前記太陽光発電用表示器の初期設定を実行する初期設定手段と、前記初期設定のための作業時における前記電力供給経路の状態が、前記動作条件に合致しているか否かを判定する条件判定手段と、を有し、前記電力供給経路の状態が前記動作条件に合致していないと前記条件判定手段が判定した場合に、前記初期設定手段は、かかる判定に関する情報を前記表示手段に表示させ、前記電力供給経路の状態が前記動作条件に合致していると前記条件判定手段が判定した場合に、前記初期設定手段は、前記初期設定を実行することを特徴とする。
本発明によれば、太陽光発電用表示器は、所定の動作条件の下で初期設定を実行する際に、そのときの電力供給経路の状態が当該動作条件に合致しているか否かを判定する。太陽光発電用表示器は、電力供給経路の状態が動作条件に合致していない場合に、そのときの確認箇所をヒントとして表示し、電力供給経路の状態が動作条件に合致することで初期設定を完了する。これにより、太陽光発電用表示器は、初期設定における間違いを確認しながら初期設定を確実に実施可能とし、間違いの看過を低減できるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる太陽光発電用表示器と、太陽光発電システムおよび住宅内分電盤との接続構成を示す図である。 図2は、計測ユニットおよび表示ユニットの構成を示すブロック図である。 図3は、初期設定モードにおける太陽光発電用表示器の動作の手順を説明するフローチャートである。 図4は、パワーコンディショナが停止していない場合に表示手段が表示するメッセージの例を示す図である。 図5は、表示手段が表示するヒントの例を示す図である。 図6は、電気機器による消費電力が不足している場合に表示手段が表示するメッセージの例を示す図である。 図7は、表示手段が表示する第1のヒントの例を示す図である。 図8は、表示手段が表示する第2のヒントの例を示す図である。
以下に、本発明にかかる太陽光発電用表示器の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、本発明の実施の形態にかかる太陽光発電用表示器と、太陽光発電システムおよび住宅内分電盤との接続構成を示す図である。太陽光発電システムは、太陽電池モジュール1およびパワーコンディショナ2を備える。複数の太陽電池モジュール1は、例えば住宅の屋上に設置されている。各太陽電池モジュール1には、それぞれパワーコンディショナ2が接続されている。
太陽電池モジュール1は、太陽光を受けて発電し、直流電力を発生させる。パワーコンディショナ2は、太陽電池モジュール1で発生した直流電力を、交流電力へ変換する。パワーコンディショナ2の出力線5は、住宅内の分電盤3に接続されている。パワーコンディショナ2からの交流電流は、分電盤3を経由して、住宅内の電気機器4へ供給される。
曇天時や雨天時など、発電電力が少ない場合や、夜間など発電できない場合には、商用電源(系統電源)から分電盤3を経由して電力が各電気機器4に供給される(買電)。これとは逆に、発電電力が、そのときに住宅内の各電気機器4で消費されている全消費電力より多い場合は、その余剰分は分電盤3を経由して商用電源に逆潮流される(売電)。
太陽光発電用表示器は、計測ユニット6および表示ユニット7を備える。計測ユニット6は、電力のデータを収集し、電力量を演算する。計測ユニット6は、太陽光発電システムの発電電力を計測する。
表示ユニット7は、計測ユニット6からの入力に応じて、電力や電力量などのデータ、グラフなどを表示する。計測ユニット6および表示ユニット7は、互いのデータのやり取りを、例えば無線LANを介する無線通信で行う。
計測ユニット6との間で送受信可能な通信機能をパワーコンディショナ2が有している場合、太陽光発電システムで発電された電力は、パワーコンディショナ2および計測ユニット6の間に配線された通信線8を介して、計測ユニット6へ送られる。計測ユニット6は、太陽光発電システムによる発電電力のデータを、通信線8を介して収集する。
計測ユニット6との間で送受信可能な通信機能がパワーコンディショナ2に無い場合、パワーコンディショナ2から分電盤3への出力線5に発電電力検出用電流センサ9が設けられる。発電電力検出用電流センサ9は、パワーコンディショナ2からの交流電流を計測する。発電電力検出用電流センサ9による計測結果が、計測ユニット6の電流センサ入力部10に入力されることにより、計測ユニット6は、太陽光発電システムによる発電電力のデータを収集する。
売買電力検出用電流センサ11は、分電盤3内の主幹ブレーカ部14に装着されている。売買電力検出用電流センサ11は、商用電源および分電盤3の間に流れる電流の値と向きを計測する。計測ユニット6は、売買電力検出用電流センサ11での計測結果から、売電電力および買電電力のデータを収集する。
分電盤3内の分岐ブレーカ15の二次側には、それぞれ消費電力検出用電流センサ12が装着されている。消費電力検出用電流センサ12は、分岐ブレーカ15ごとの電流を計測する。計測ユニット6は、消費電力検出用電流センサ12での計測結果から、分岐ブレーカ15の出力側に接続された電気機器4ごとに、消費されている電力のデータを収集する。
電力線13は、計測ユニット6および分電盤3を接続する。計測ユニット6は、電力線13を介して、分電盤3内の分岐ブレーカ15から配線されたコンセントに接続、あるいは分岐ブレーカ15の二次側に直接接続されることで、計測ユニット6自身の電源を得ている。計測ユニット6は、この電源の電圧値を計測し、消費電力検出用電流センサ12などによって得られた電流値との演算を行って、各種電力データを得ている。
次に、本実施の形態にかかる太陽光発電用表示器の構成、および太陽光発電システムの施工時における太陽光発電用表示器の初期設定について説明する。ここでは、太陽光発電システムの動作時の売電電力あるいは買電電力の演算を正しく行うための初期設定として、売買電力検出用電流センサ11が装着されている状態(向き)を判別する作業を例として説明する。
図2は、計測ユニットおよび表示ユニットの構成を示すブロック図である。計測ユニット6は、条件判定手段21、初期設定手段22およびメモリ23を備える。表示ユニット7は、表示手段24を備える。
初期設定手段22は、電力供給経路についての初期設定用の動作条件を表示手段24に表示させてから、太陽光発電用表示器の初期設定を実行する。条件判定手段21は、初期設定のための作業時における電力供給経路の状態が、動作条件に合致しているか否かを判定する。電力供給経路は、太陽光発電システムと、太陽光発電システムの発電電力および商用電源からの電力を消費可能な電気機器4とを含むものとする。条件判定手段21は、判定結果を初期設定手段22へ出力する。
条件判定手段21および初期設定手段22は、具体的には、CPU(Central Processing Unit)20にて実現されている。メモリ23は、各種メッセージ情報およびヒント情報、初期設定にて決定された「買電」の方向の情報を保存する。初期設定手段22は、初期設定の動作に応じて表示ユニット7で表示すべき情報をメモリ23から読み出し、表示手段24へ送出する。
表示手段24は、計測ユニット6における計測結果である発電電力のデータを画面に表示する。画面は、例えば液晶ディスプレイ(LCD)とする。表示手段24は、例えば、太陽電池モジュール1からの出力である直流電力、あるいはパワーコンディショナ2において直流電力からの変換を経た交流電力を、瞬時発電電力として表示する。表示手段24は、太陽光発電システムに関して、発電電力の積算値である発電電力量、太陽電池モジュール1からの直流電圧および直流電流、パワーコンディショナ2からの交流電圧および交流電流、日射量や外気温などの気象データなどの少なくともいずれかを表示するものとしても良い。
さらに、表示手段24は、初期設定モードの起動の際に、電力供給経路についての初期設定用の動作条件を表示する。表示手段24は、初期設定モードにおいて、初期設定手段22から入力された各種メッセージ情報およびヒント情報を画面に表示する。
図3は、初期設定モードにおける太陽光発電用表示器の動作の手順を説明するフローチャートである。太陽光発電用表示器の初期設定モードを起動すると、初期設定手段22は、初期設定の作業手順のメッセージをメモリ23から読み出し、表示手段24へ送信する。表示手段24は、初期設定の作業手順のアナウンスを表示する(ステップS1)。ここでは、太陽光発電用表示器の初期設定モードの起動方法についての説明は省略する。
ステップS1において、表示手段24は、売買電力検出用電流センサ11を装着する向きを判定するための動作条件の説明を画面に表示する。かかる初期設定用の動作条件は、太陽光発電システムおよび電気機器4を含む電力供給経路についての動作条件、例えば、太陽光発電システムから分電盤3への発電電力の供給が停止していること、および電気機器4が電力を消費していることとする。太陽光発電システムからの発電電力の供給の停止は、パワーコンディショナ2の運転の停止によるものとする。電気機器4による電力の消費は、200Vの電気機器4の稼働などによるものとする。表示ユニット7は、かかる動作条件の説明を画面に表示することで、初期設定者である施工業者に、パワーコンディショナ2の運転の停止、および200Vの電気機器4であるエアコンのスイッチを入れるなどの操作を促す。
表示手段24は、所定の動作条件と併せて、初期設定作業を開始させる方法についてのメッセージを表示する。表示手段24は、初期設定作業の開始について、「開始ボタンを操作」などのメッセージを表示する。電力供給経路を所定の動作条件とする操作をしてから、施工業者が開始ボタンを操作することで、太陽光発電用表示器は、売買電力検出用電流センサ11についての初期設定のための動作を開始する(ステップS2)。
初期設定のための動作を開始すると、条件判定手段21は、1点目の確認事項(チェック1)として、パワーコンディショナ2が停止していることを確認する(ステップS3)。計測ユニット6との間で送受信可能な通信機能を備えるパワーコンディショナ2が接続されている場合、条件判定手段21は、通信線8を介して得られる発電電力の値がゼロであるか否かを確認する。計測ユニット6との間で送受信可能な通信機能を備えていないパワーコンディショナ2が接続されている場合、条件判定手段21は、発電電力検出用電流センサ9で検出される電流値がゼロであるか否かを確認する。
通信線8を介して得られる発電電力の値、または発電電力検出用電流センサ9で検出される電流値がゼロではない場合、条件判定手段21は、パワーコンディショナ2が停止していないものと判定する(ステップS3、No)。条件判定手段21は、かかる判定結果を初期設定手段22へ通知する。
初期設定手段22は、条件判定手段21からの通知を受けて、パワーコンディショナ2が停止していない旨の判定に応じたメッセージをメモリ23から読み出す。表示手段24は、メモリ23から読み出したメッセージ、および後述のヒントを適宜表示する(ステップS4)。
図4は、パワーコンディショナが停止していない場合に表示手段が表示するメッセージの例を示す図である。ここでは、複数のパワーコンディショナ2のうち、No.2として識別されるパワーコンディショナ2が停止していない場合を例とする。図4に示すメッセージは、電力供給経路の動作が動作条件に合致していないと条件判定手段21が判定した場合における第1のメッセージの一つとする。第1のメッセージは、かかる判定に関する情報であって、合致していない動作条件についての事項を含む。
表示手段24は、「パワーコンディショナ(No.2)が発電中のため、方向判定ができません。」とのコメントを表示する。また、表示手段24は、施工業者に確認を促す事項として、「パワーコンディショナ(No.2)を停止してください」、「センサの取り付け位置を確認してください」とのコメントを表示する。施工業者は、表示手段24に表示されたコメントに応じて、No.2のパワーコンディショナ2の接続および発電電力検出用電流センサ9の取り付けのいずれかに間違いがないかを確認する。
「ヒント」と表示されたアイコンは、メッセージとして表示手段24に表示されている事項の確認について、ヒントとなる事項の表示へと画面表示を切り換えるためのものとする。ここで、例えばNo.2のパワーコンディショナ2が間違いなく停止しており具体的な対応が思いつかない場合に、かかるアイコンを施工業者がクリックすると、表示手段24は、ヒントとなる事項の表示へと画面表示を切り換える。
図5は、表示手段が表示するヒントの例を示す図である。図5に示すヒントは、第1のメッセージで示した動作条件に関して、電力供給経路のうち状態を確認すべき箇所を特定して示す第2のメッセージとする。
表示手段24は、「センサの取り付け位置は正しいですか」とのコメントを表示する。表示手段24は、コメントと併せて、例えば、No.2のパワーコンディショナ2の出力線5のうち、発電電力検出用電流センサ9を装着すべき箇所を図によって示す。
パワーコンディショナ2の出力線5のうち正確な位置に発電電力検出用電流センサ9が装着されていない場合、パワーコンディショナ2が停止していても別の箇所の電流を発電電力検出用電流センサ9が検出することで、パワーコンディショナ2が電力を出力していると誤認することがあり得る。施工業者は、表示手段24に表示されるヒントを参考として発電電力検出用電流センサ9の装着箇所を確認することで、発電電力検出用電流センサ9の位置の誤りを的確かつ迅速に修正することができる。太陽光発電用表示器は、ステップS4におけるメッセージおよびヒントの表示により初期設定作業を一旦終了とし、メッセージおよびヒントに応じた電力供給経路の調整を経て初期設定の作業をやり直す。
通信線8を介して得られる発電電力の値、または発電電力検出用電流センサ9で検出される電流値がゼロである場合、条件判定手段21は、パワーコンディショナ2が停止しているものと判定する(ステップS3、Yes)。条件判定手段21は、かかる判定結果を初期設定手段22へ通知する。
次に、条件判定手段21は、2点目の確認事項(チェック2)として、何らかの電気機器4が稼働し、電力を消費していることを確認する(ステップS5)。条件判定手段21は、売買電力検出用電流センサ11がある一定値以上の電流を検出した場合に、電力が消費されているものと判断する。
パワーコンディショナ2からの電力供給が停止した状態にて電気機器4が電力を消費している場合、かかる電気機器4による消費電力は、商用電源からの買電電力ということになる。ただし、売買電力検出用電流センサ11の検出誤差等を考慮し、確実に電気機器4が買電電力を消費していることを確認するために、売買電力検出用電流センサ11が検出した電流が一定値に達していることを、ステップS5における動作条件としている。
売買電力検出用電流センサ11が検出した電流が一定値未満、あるいは売買電力検出用電流センサ11が電流を検出しなかった場合(ステップS5、No)、条件判定手段21は、電気機器4による消費電力が不足しているものと判定する。条件判定手段21は、かかる判定結果を初期設定手段22へ通知する。
初期設定手段22は、条件判定手段21からの通知を受けて、電気機器4による消費電力が不足している旨の判定に応じたメッセージをメモリ23から読み出す。表示手段24は、メモリ23から読み出したメッセージ、および後述のヒントを適宜表示する(ステップS6)。
図6は、電気機器による消費電力が不足している場合に表示手段が表示するメッセージの例を示す図である。図6に示すメッセージは、太陽光発電システムの動作が動作条件に合致していないと条件判定手段21が判定した場合における第1のメッセージの一つとする。
表示手段24は、「売買センサの消費電力が少ないため、方向判定ができません。」とのコメントを表示する。また、表示手段24は、施工業者に確認を促す事項として、「消費電力を増やしてください」、「センサの取り付け位置を確認してください」とのコメントを表示する。施工業者は、表示手段24に表示されたコメントに応じて、稼働停止中の電気機器4を新たに稼働させるとともに、売買電力検出用電流センサ11の取り付けに間違いがないかを確認する。
「ヒント」と表示されたアイコンは、メッセージとして表示手段24に表示されている事項の確認について、ヒントとなる事項の表示へと画面表示を切り換えるためのものとする。ここで、具体的な対応が思いつかない場合に、かかるアイコンを施工業者がクリックすると、表示手段24は、ヒントとなる事項の表示へと画面表示を切り換える。
図7および図8は、表示手段が表示するヒントの例を示す図である。図7および図8に示すヒントは、第1のメッセージで示した動作条件に関して、電力供給経路のうち状態を確認すべき箇所を特定して示す第2のメッセージとする。
表示手段24は、まず、図7に示すように、第1のヒントとして、「200V機器(IHやエアコンなど)を動かしてみてください。」、「100V機器の場合なら、L1あるいはL2の片方の相に偏らないように、家中の照明を点けてみてください。」とのコメントを表示する。表示手段24は、コメントと併せて、系統に接続された各種の電気機器4を動作させている模式図を示す。
施工業者は、第1のヒントから、いずれの電気機器4を稼働させることが妥当であるか、また100Vの電気機器4であれば図示するL1およびL2のうち一方の相の稼働では不十分であることなどを、簡単に理解することができる。なお、売買電力検出用電流センサ11は、L1およびL2の両方の相に装着する必要があるが、本実施の形態のうち図7の説明以外では1個にまとめたものとして扱うこととしている。
第1のヒントによる確認を行った結果、例えば200Vの電気機器4が確実に稼働しているにもかかわらず、電気機器4による消費電力が不足しているものとの判定が解消されないことがあり得る。表示手段24は、第1のヒントに続いて、図8に示すように第2のヒントへとさらに画面表示を切り換える。表示手段24は、第1のヒントとして表示した事項以外に原因と考えられる事項を、第2のヒントとして表示する。
表示手段24は、第2のヒントとして、「センサの取り付け位置は正しいですか」、「センサと計測ユニットとを接続する信号線が断線していませんか」とのコメントを表示する。表示手段24は、コメントと併せて、売買電力検出用電流センサ11を装着すべき箇所や、断線のおそれがある信号線を図によって示す。
売買電力検出用電流センサ11が正確な位置に装着されていない場合や、売買電力検出用電流センサ11と計測ユニット6との間の信号線が断線している場合、電気機器4が稼働していても電力消費を確認できないことがあり得る。施工業者は、表示手段24に表示されるヒントを参考として、売買電力検出用電流センサ11の装着箇所や、売買電力検出用電流センサ11と計測ユニット6との間の信号線の接続を確認する。
これにより、施工業者は、売買電力検出用電流センサ11の位置や信号線の断線を的確かつ迅速に修正することができる。太陽光発電用表示器は、ステップS6におけるメッセージおよびヒントの表示により初期設定作業を一旦終了とし、メッセージおよびヒントに応じた電力供給経路の調整を経て初期設定の作業をやり直す。
売買電力検出用電流センサ11が検出した電流が一定値以上である場合(ステップS5、Yes)、条件判定手段21は、電気機器4による消費電力が不足していないものと判定する。条件判定手段21は、かかる判定結果を初期設定手段22へ通知する。初期設定手段22は、売買電力検出用電流センサ11の向きを判定し、判定結果をメモリ23に保存する。これにより、初期設定手段22は、初期設定を完了する(ステップS7)。
初期設定手段22による売買電力検出用電流センサ11の向きの判定とは、具体的には、売買電力検出用電流センサ11で電流を検出し、その検出された電流の向きを「買電」の向きとして設定(記憶)することにより行う。かかる判定においては、パワーコンディショナ2からの発電電力の供給が停止していること、および電気機器4が電力を消費していることを動作条件とすることで、確実に買電状態として電流の向きを検出する。この「買電」の向きとは反対の向きの電流が流れている場合は、売電状態ということになる。太陽光発電用表示器は、初期設定以降、売買電力検出用電流センサ11の向きについての設定を利用して、住宅が買電および売電のいずれの状態であるかの判断が可能となる。
太陽光発電用表示器による初期設定を実施する施工業者は、表示手段24に表示される作業手順に従って各設定および操作を実施する。電力供給経路が動作条件を満足しない場合に、動作条件を満足しない旨のメッセージと、関連箇所に関する情報が表示手段24に表示されることで、施工業者は、関連箇所の確認や修正により確実な初期設定を実施することができる。メッセージの表示画面から不具合点を見出せなかった場合、さらにヒントとして、具体的な確認箇所や確認方法をコメントや図によって表示手段24に表示することで、施工業者は、不具合点を確実に突き止め、確実な初期設定を行える状態にすることができる。
施工業者は、表示手段24に表示される指示に従って作業を進めることで、確実な初期設定を実施可能とし、間違いの看過を低減させることができる。また、施工業者は、表示手段24に表示される指示に従って作業を進めることで、最も効率的な作業手順による初期設定が可能となり、施工作業の大幅な時間短縮が実現できる。
1 太陽電池モジュール、2 パワーコンディショナ、3 分電盤、4 電気機器、5 出力線、6 計測ユニット、7 表示ユニット、8 通信線、9 発電電力検出用電流センサ、10 電流センサ入力部、11 売買電力検出用電流センサ、12 消費電力検出用電流センサ、13 電力線、14 主幹ブレーカ部、15 分岐ブレーカ、20 CPU、21 条件判定手段、22 初期設定手段、23 メモリ、24 表示手段。

Claims (2)

  1. 太陽光発電システムの発電電力を計測する計測ユニットと、
    前記計測ユニットにおける計測結果である前記発電電力のデータを表示する表示手段と、を有する太陽光発電用表示器であって、
    前記計測ユニットは、
    前記太陽光発電システムと、前記発電電力および商用電源からの電力を消費可能な電気機器とを含む電力供給経路についての、初期設定用の動作条件を前記表示手段に表示させてから、前記太陽光発電用表示器の初期設定を実行する初期設定手段と、
    前記初期設定のための作業時における前記電力供給経路の状態が、前記動作条件に合致しているか否かを判定する条件判定手段と、を有し、
    前記電力供給経路の状態が前記動作条件に合致していないと前記条件判定手段が判定した場合に、前記初期設定手段は、合致していない前記動作条件についての事項を含む第1のメッセージと、前記第1のメッセージで示した前記動作条件に関して、前記電力供給経路のうちの状態を確認すべき箇所を特定して示す第2のメッセージとを、前記表示手段に表示させ、
    前記電力供給経路の状態が前記動作条件に合致していると前記条件判定手段が判定した場合に、前記初期設定手段は、前記初期設定を実行することを特徴とする太陽光発電用表示器。
  2. 前記初期設定手段は、前記電力供給経路のうち前記発電電力についての電力線および前記電気機器と前記商用電源との間の主幹ブレーカ部に装着された電流センサからの出力信号と、前記主幹ブレーカ部における電力の方向とを対応付けるための前記初期設定を実行し、
    前記太陽光発電システムからの前記発電電力の供給が停止していること、および前記電気機器が電力を消費していることを、前記動作条件とすることを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電用表示器。
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