JP2013182055A - 露光装置、露光方法及び物品の製造方法 - Google Patents

露光装置、露光方法及び物品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】露光装置において、投影光学系と基板との間の空間を不活性ガスで充填させる上で有利な技術を提供する。
【解決手段】マスクのパターンの像を基板に投影する投影光学系を有し、前記基板を露光する露光装置であって、前記投影光学系と前記基板との間において、前記マスクからの光が通過する空間を含む光路空間を取り囲む壁部と、移動可能に配置され、前記光路空間を前記投影光学系側の第1空間と前記基板側の第2空間とに分離するための分離板と、前記分離板が前記光路空間に挿入されて前記第1空間と前記第2空間とが分離された状態で、前記第1空間が不活性ガスで充填されるように前記第1空間に不活性ガスを供給する供給部と、を有し、前記分離板を移動することにより、前記第1空間に充填された不活性ガスを前記第1空間から前記第2空間へ供給することを特徴とする露光装置を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、露光装置、露光方法及び物品の製造方法に関する。
液晶表示デバイスにおけるカラーフィルタなどの製造には、ガラス基板等に塗布したレジストを露光装置で露光する方法が広く用いられている。このレジストは、顔料を分散させたネガレジストであり、露光で発生したラジカルを重合反応させることによって現像液に対する不溶化を促進させている。しかし、空気中でレジストを露光すると、発生したラジカルは空気中の酸素にトラップされ、レジスト内のラジカルが減少し、現像液に対する不溶化が阻害されてしまう。そこで、投影光学系と基板との間の空間に窒素などの不活性ガスを充填して露光する露光装置が提案されている(特許文献1及び2参照)。
特許文献1の露光装置では、透過性のフィルムを設けた所定空間を基板上に形成し、かかる所定空間に不活性ガスを供給して露光している。また、特許文献2の露光装置では、投影光学系と基板との間の空間にガスカーテンを形成し、かかるガスカーテンの内側に不活性ガスを供給して露光している。
特開2009−151324号公報 特開2003−007577号公報
液晶表示デバイスの大画面化に伴って、基板が大型化し、露光装置における投影光学系と基板との間の空間、即ち、不活性ガスを充填すべき空間も拡大してきている。このように拡大した空間を不活性ガスで充填するためには、大量の不活性ガスが必要になるとともに、充填時間も長時間を要することになる。また、充填時間を短縮するために、不活性ガスを供給する際の流量を増やすことが考えられるが、空間内において空気と不活性ガスが混じり合った乱流が発生してしまい、不活性ガスの濃度が均一になるまでに時間がかかってしまう。従って、近年では投影光学系と基板との間の空間に供給する不活性ガスの量を抑えながら、充填時間を短縮することが要求されている。
本発明は、露光装置において、投影光学系と基板との間の空間を不活性ガスで充填させる上で有利な技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての露光装置は、マスクのパターンの像を基板に投影する投影光学系を有し、前記基板を露光する露光装置であって、前記投影光学系と前記基板との間において、前記マスクからの光が通過する空間を含む光路空間を取り囲む壁部と、移動可能に配置され、前記光路空間を前記投影光学系側の第1空間と前記基板側の第2空間とに分離するための分離板と、前記分離板が前記光路空間に挿入されて前記第1空間と前記第2空間とが分離された状態で、前記第1空間が不活性ガスで充填されるように前記第1空間に不活性ガスを供給する供給部と、を有し、前記分離板を移動することにより、前記第1空間に充填された不活性ガスを前記第1空間から前記第2空間へ供給することを特徴とする。
本発明によれば、露光装置において、投影光学系と基板との間の空間を不活性ガスで充填させる上で有利な技術を提供することができる。
本発明の第1実施形態の露光装置を示す図である。 投影光学系から投影された円弧状の露光領域と分離板との位置関係を示す図である。 第1空間を示す図である。 天板の位置関係を示す図である 第1空間及び第2空間を不活性ガスで充填する工程を説明する図である。 ガスカーテンとその周辺部分における窒素ガスの流れを示す図である。 本発明の第2実施形態の露光装置における露光方法のフローチャートである。 本発明の第3実施形態の露光装置を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態の露光装置100について、図1を参照して説明する。露光装置100は、照明系1と、マスクステージ3と、投影光学系4と、基板ステージ6とを備え、投影光学系4と基板ステージ6との間には、壁部7と、分離板9とを備える。また、露光装置100は、不活性ガスを供給する供給部10と、ガスカーテン25を形成する形成部11と、不活性ガスを排出する排出部15と、酸素濃度を検出する検出部16と、露光装置100全体を統括的に制御する制御部19とを備える。なお、露光装置100は、マスク2と基板5の位置合わせするための顕微鏡や、マスクステージ3や基板ステージ6の位置を測定するレーザー測長部なども備えているが、図1では図示を省略している。
マスク2は、真空吸着等によりマスクステージ3上に保持され、マスクステージ3は、マスク駆動部20aにより走査方向であるY方向に駆動される。また、基板5は、真空吸着等により基板ステージ6上に保持され、基板ステージ6は、ステージ駆動部20bにより走査方向であるY方向に駆動される。基板5は、ガラス基板などが用いられ、基板5の表面には、顔料を分散したカラーフィルター用やブラックマトリックス用のレジストが薄く塗布されている。
照明系1は、高圧水銀灯などを光源とし、光源からの照明光を例えば円弧状に整形し、マスク上を均一に照明する。また、投影光学系4は、所定の倍率(例えば1倍)を有し、マスク2に形成されたパターンを光を用いて基板5に投影する。
壁部7は、投影光学系4と基板5との間において、投影光学系4から基板5に投影される光が通過する空間を含む光路空間を取り囲んでおり、後述する分離板9を挿入させるための隙間を有する。また、壁部7は、側壁8aと天板8bとから構成され、側壁8aの基板側の端部は天板8bと接続しており、側壁8aの投影光学系側の端部は、投影光学系4と接続している。
分離板9は、分離板9を光路空間に挿入したときに光路空間を投影光学系側の第1空間22と基板側の第2空間23とに分離するように移動可能に配置され、駆動部21によって駆動される。第1実施形態の分離板9は、2枚の板で構成されており、かかる2枚の板が第1空間22と第2空間23との境界面の中心部に向かって、或いはその中心部から離れる方向に向かってスライド移動する。このように2枚の板が移動すると、分離板9を光路空間から抜出して第1空間22と第2空間23とをつなげる際に、第1空間22と第2空間23とは、2枚の板の隙間から、即ち、第1空間22と第2空間23との境界面の中心部からつながっていく。これは、後述する第2空間23を不活性ガスで充填する際に有利である。なお、分離板9は、3枚以上の複数の板で構成してもよい。この場合も、複数の板は、第1空間22と第2空間23との境界面の中心部に向かって、或いはその中心部から離れる方向に向かってスライド移動する。また、第1実施形態の露光装置100は、分離板9を駆動するために駆動部21を備えているが、駆動部21を備えずに、手動によって分離板9を駆動できるような機構を備えてもよい。
分離板9は、第2空間23より第1空間22の方が広くなるように配置するとよい。このように分離板9を配置することは、複数の基板を露光する場合に有利になる。複数の基板を露光する場合であって、基板5を交換する(搬出する、或いは搬入する)ときは、分離板9を光路空間に挿入して第1空間22と第2空間23とが分離した状態にする。この状態では、第1空間22内は略閉空間となり、空気が混入することはない。その一方で、第2空間23は基板5の交換時に空気が混入してしまい、基板5ごとに第2空間23を不活性ガスで充填する時間が必要となる。そのため、第2空間23より第1空間22の方が広くなるように分離板9を配置すると、第2空間23の容積が小さくなり、第2空間23における不活性ガスの充填時間を短くすることができる。
さらに、分離板9は、基板5に入射する光の領域を制限するマスキングブレードで構成してもよい。図2は、投影光学系4から投影された円弧状の露光領域26と分離板9との位置関係を示す図である。分離板9は、駆動部21で2枚の板の隙間を変えることによって、円弧状の露光領域26のX方向(走査方向に直交する方向)の端部を遮光し、露光領域26の幅を調整することができる。
供給部10は、ガス供給管24aを介して第1空間22に接続されており、第1空間22に不活性ガスを供給する。不活性ガスは、一般に希ガス(He、Ne、Ar、Kr及びXe)や窒素ガスが用いられるが、酸素を含まず、且つレジストの露光反応を阻害しない気体であればよい。これは、カラーフィルタ用やブラックマトリクス用のレジストを空気中で露光すると、現像液に対する不溶化が阻害されてしまうからである。カラーフィルタ用やブラックマトリクス用のレジストは、一般に、ラジカル重合型ネガレジストに顔料を分散させたものが用いられ、露光で発生したラジカルを重合反応させることによって現像液に対する不溶化を促進させている。しかし、空気中でレジストを露光すると、発生したラジカルは空気中の酸素にトラップされ、レジスト内のラジカルが減少し、現像液に対する不溶化が阻害されてしまう。
形成部11は、不活性ガスを噴出する噴出口12と、噴出口12に不活性ガスを供給する噴出部13とで構成される。噴出口12は、天板8bに設置され、噴出部13からガス供給管24bを介して供給される不活性ガスを噴出する。この噴出口12から噴出される不活性ガスにより、天板8bと基板5との間にガスカーテン25が形成される。なお、第1実施形態では、噴出口12は天板8bに設置されているが、側壁8aの基板側の端部に設置してもよい。
排出部15は、ガスカーテン25の外側に設置された排気口14から吸引した不活性ガスを露光装置100の外部に廃棄する。検出部16は、第1空間22内に設置された酸素濃度センサー17、及び天板8bと基板5との間におけるガスカーテン25の外側に設置された酸素濃度センサー18により酸素濃度を検出する。また、制御部19は、露光装置100における露光動作を統括的に制御する。
ここで、第1空間22と第2空間23について説明する。第1空間22は、投影光学系4の基板側の面を上面、分離板9を下面、側壁8aを側面として規定され、分離板9を光路空間に挿入した状態で略閉空間となる。第1空間22には、ガス供給管24aを介して供給部10から不活性ガスが供給され、第1空間22内の酸素濃度を検出するために酸素濃度センサー17が設置されている。図3は、第1空間22を示す図である。図3には、投影光学系4から投影された円弧状の露光領域26が、第1空間22の下面に併せて図示されている。向かい合う左右の側壁8aには2本のガス供給管24aが接続され、露光領域26の周辺には、第1空間22内の上側と下側にそれぞれ5個ずつの酸素濃度センサー17a〜17jが備えられている。2本のガス供給管24aを備えることにより、第1空間22における不活性ガスの充填を迅速に行うことができる。また、複数の酸素濃度センサー17a〜17jを備えることにより、第1空間22内における酸素濃度の分布を測定できる。
第2空間23は、分離板9を上面、基板5を下面、ガスカーテン25を側面として規定され、ガスカーテン25の形成により第1空間22とともに略閉空間となる。ガスカーテン25は、上述したように、天板8bに設置された噴出口12から不活性ガスを噴出することによって形成される。図4は、天板8bを下側から見たときにおける天板8b、分離板9、噴出口12及び排気口14の位置関係を示す図である。図4には、投影光学系4から投影された円弧状の露光領域26も併せて示す。天板8bには、中央に開口27が形成されており、開口27の外側には、ガスカーテン25を形成するために不活性ガスを噴出する噴出口12が開口27を囲むように形成されている。噴出口12の外側には、複数の酸素濃度センサー18a〜18hが設置されている。また、天板8bの外側には、環状の排気口14が設けられ、基板ステージ6の位置を測定するレーザー測長器(不図示)に不活性ガスが流れ込まないように、排出部15が排気口14を介して不活性ガスを廃棄している。
上述のように構成された第1実施形態の露光装置100において、第1空間22と第2空間23とを不活性ガスで充填する工程について図5を参照して説明する。なお、図5(a)〜(d)では、照明系1、マスク2、マスクステージ3、マスク駆動部20a、ステージ駆動部20b、排出部15及び排気口14は、図示を省略している。また、第1実施形態の露光装置100では、不活性ガスとして窒素ガスを用いている。
図5(a)は、第1空間22に窒素ガスを充填する前の状態を示す図である。図5(a)では、投影光学系4の下には基板5が搬入されておらず、第1空間22には空気が充満している。この状態において、第1空間22に供給部10からガス供給管24aを介して窒素ガスを第1流量で供給する。窒素ガスを第1空間22に供給すると、窒素は空気より比重が軽いため、第1空間22の上部から窒素ガスが充填されていく。このとき、2枚の板の間に隙間を設けるように分離板9を挿入すると、分離板9を構成する2枚の板の隙間から第1空間22内の空気が第2空間23に押し出され、第1空間22における窒素ガスの充填が速やかに行われる。このように第1空間22に窒素ガスを充填する工程は、第1空間22に設けられた酸素濃度センサー17の計測値が閾値以下になるまで行われる。なお、閾値とは、レジストのラジカル重合反応が空気中の酸素によって阻害されることを許容できる酸素濃度のことである。
図5(b)は、第1空間22内が窒素ガスで充填された状態を示す図である。第1空間22に設けられた酸素濃度センサー17の計測値が閾値以下になったとき、2枚の板の隙間をなくすように分離板9を挿入する。これは、基板5を基板ステージ6により搬入した際に、窒素ガスで充填された第1空間22内に空気が混入することを防ぐためである。また、分離板9を閉めた略閉空間の状態で第1空間22を陽圧にするためでもある。しかし、第1空間22には、例えば、分離板9と側壁8aとの間に隙間があり、このような隙間から第1空間22の外部に流出する窒素ガスのリーク28が存在する。そのため、第1空間22を陽圧に保つように、リーク28に相当する第2流量で窒素ガスを第1空間22に供給する必要がある。かかる第2流量は、第1空間22を陽圧に保つような窒素ガスの流量でよいため、図5(a)の状態における第1流量と比べて流量を小さく設定できる。
図5(c)は、投影光学系4の下に基板5が搬入された状態を示す図である。搬入された基板5は、基板上の露光する部分が、図4に示す天板8bの開口27の下に位置するように基板ステージ6の駆動によりXY方向の位置合わせが行われる。また、基板5は、投影光学系4の結像面近傍に基板5の表面が位置するように基板ステージ6の駆動によりZ方向の位置合わせが行われる。投影光学系4の下に基板5が搬入された後、挿入してある分離板9を徐々に抜出していくとともに、供給部10から第1空間22に供給する窒素ガスの流量も徐々に増加させて第3流量にしていく。このとき、第1空間22に充填された窒素ガスは、分離板9を構成する2枚の板の隙間を通って第1空間22から第2空間23に流れ出す。窒素ガスは、図5(c)の矢印29a及び29bで示すように第1空間と第2空間との境界面の中心部からXY方向に放射状に広がっていき、天板8bと基板5との間を矢印29cのように流れる。分離板9を徐々に抜出して第2空間23の中心部から外周に向けて窒素ガスを流すことによって、第2空間23内に充満していた空気は、天板8bと基板5との間を通って第2空間23の外部に押し出され、第2空間23における窒素ガスの充填が速やかに行われる。このように第2空間23に窒素ガスを充填する工程は、第2空間23の外側に設置された酸素濃度センサー18の計測値が閾値以下になるまで行われる。なお、第3流量は、分離板9の抜出によって第2空間23を窒素ガスで充填でき、更に空気が第2空間の外部から天板8bと基板5との間を通って第2空間23内に流入しないような流量が必要である。そのため、第3流量は、図5(b)の状態における第2流量と比べて流量を大きく設定する。また、天板8bの外側の端部と酸素濃度センサー18との距離が近いと、天板8bと基板5との間を流れる窒素ガスに空気が混入してしまい、酸素濃度センサー18の測定値が不安定になる。そのため、天板8bの外側の端部と酸素濃度センサー18との距離を十分に保つように天板8bを形成することが好ましい。
図5(d)は、第2空間23が窒素ガスで充填された状態を示す図である。第1空間22から第2空間23に窒素ガスが流出して第2空間23が窒素ガスで充填されたとき、即ち、第2空間23の外側に設置された酸素濃度センサー18の計測値が閾値以下になったとき、窒素ガスが噴出口12から噴出される。噴出口12から噴出される窒素ガスは、ガス供給管24bを介して噴出部13から供給され、酸素濃度センサー18の内側にガスカーテン25を形成する。かかるガスカーテン25は、第2空間23を外部の空気から遮断する。従って、第1空間22と第2空間23とを含む光路空間は略閉空間となり、光路空間における窒素ガスの濃度の均一性を向上させるとともに光路空間を陽圧にすることが可能となる。しかし、光路空間は、上述した分離板9と側壁8aとの隙間からの窒素ガスのリーク28に加えて、噴出口12から噴出される窒素ガスによって第2空間23の外部に押し出される窒素ガスのリーク30が存在する。そのため、光路空間を陽圧に保つように、リーク28及び30に相当する第4流量で窒素ガスを第1空間22に供給する必要がある。かかる第4流量は、光路空間を陽圧に保つような窒素ガスの流量でよいため、図5(c)の状態における窒素ガスの第3流量と比べて流量を小さく設定できる。
ここで、第2空間23の外部に押し出される窒素ガスのリーク30について、図6を参照して説明する。図6(a)は、ガスカーテン25とその周辺部分における窒素ガスのX方向の流れを示す図である。天板8bに設置された噴出口12は、窒素ガスを噴出する方向と基板5の表面との間の角度θ、即ち、ガスカーテン25と基板5の表面との間の角度θが鋭角になるように、窒素ガスを第2空間23(光路空間)から遠ざかる方向(外側)に向けて噴出している。このように、ガスカーテン25と基板5の表面との間の角度θが鋭角になるように窒素ガスを噴出すると、第2空間23内では、ガスカーテン25に向うような窒素ガスの流れ30a〜30cが生じる。窒素ガスの流れ30a〜30cは、ガスカーテン25と基板5とが接触する位置(接触位置)で合流し、接触位置から第2空間23の外部にガスカーテン25を形成する窒素ガスとともに流れ出す窒素ガスのリーク30となる。窒素ガスのリーク30は、ガスカーテン25の接触位置を第2空間23の外側へ押し出すような窒素ガスの流れになるため、かかるガスカーテン25は、接触位置で第2空間23から遠ざかる方向に裾を引き、ガススカート31を形成する。その結果、接触位置において空気と窒素ガスとの乱流が発生せず、ガスカーテン25の外側における酸素濃度を安定して測定することが可能となる。なお、ガスカーテン25と基板5の表面とを垂直にすると、ガスカーテン25の接触位置において、基板5から反射した窒素ガスによって乱流が発生する。その結果、ガスカーテン25の外側における酸素ガスの濃度が不均一になってしまい、酸素濃度センサー18の測定値が不安定になってしまう。
図6(b)は、ガスカーテン25とその周辺部分における窒素ガスのY方向の流れを示す図である。ここでは、基板5をY方向に走査する場合について説明する。図6(b)における噴出口12も、図6(a)と同様に、ガスカーテン25と基板5の表面との間の角度θが鋭角になるように、窒素ガスを第2空間23から遠ざかる方向(外側)に向けて噴出している。基板5を−Y方向に走査駆動させると、空気の粘性により基板5の表面を−Y方向に流れる対向気流32が発生してしまう。この対向気流32は、ガスカーテン25の外側における酸素ガスの濃度を不均一にする要因であり、対向気流32の流量が噴出口12から噴出される窒素ガスの流量より大きいと、対向気流32が第2空間23内に混入してしまう。そのため、噴出口12から噴出される窒素ガスの流量を対向気流32の流量より大きく設定することが重要である。
第1実施形態の露光装置100における窒素ガスの流量について、具体的に数値を示して説明する。まず、第1空間22及び第2空間23の容積について説明する。露光装置100を、第八世代の基板5(X方向2200mm、Y方向2400mm)を露光する露光装置100とすると、投影光学系4の露光領域26は、幅(X方向)750mm、奥行き(Y方向)250mm程度の大きさになる。投影光学系4の開口数(NA)は、一般的に0.1未満であり、投影光学系4の基板側の面と基板5の表面との間の距離は200mm程度である。分離板9で遮光する露光領域26の端部におけるボケが基板上で5mm以下となるようにすると、分離板9は基板5から25mm程度離れた位置に備えられる。上述のような露光装置100では、第1空間22の底面積は、露光領域26より一回り大きくなり、幅(X方向)800mmで、奥行き(Y方向)300mmとなる。高さは175mmであるため、第1空間22の容積は、40リットル程度となる。また、第2空間23の底面積は、第1空間22の底面積より一回り大きく、幅(X方向)900mmで、奥行き(Y方向)400mmとなる。高さは25mmであるため、第2空間23の容積は、10リットル程度となる。
次に、供給部10が供給できる窒素ガスの最大流量を200リットル/minとして、図5(a)〜(d)における各工程で使用する窒素ガスの流量について説明する。図5(a)における工程では、供給部10は、最大流量である200リットル/minの窒素ガスを、ガス供給管24aを介して第1空間22に供給する。このとき、第1空間22の容積は40リットル程度であるため、窒素ガスを第1空間22に充填するのに要する時間は15秒弱となる。図5(b)における工程では、第1空間22を陽圧に保つため、窒素ガスのリーク28に相当する5リットル/minの窒素ガスをガス供給管24aを介して第1空間22に供給する。図5(c)における工程では、供給部10は、最大流量である200リットル/minの窒素ガスをガス供給管24aと第1空間22とを介して第2空間23に供給する。このとき、第2空間23の容積は10リットル程度であるため、窒素ガスを第2空間23に充填するのに要する時間は数秒となる。図5(d)における工程では、ガスカーテン25を形成するため、噴出口12から30リットル/minの窒素ガスを噴出する。また、第1空間22と第2空間23とを含む光路空間を陽圧に保つため、リーク28に相当する5リットル/minの窒素ガスと、リーク30に相当する15リットル/minの窒素ガスとを、ガス供給管24aを介して第1空間22に供給する。即ち、図5(d)における工程では、供給部10は、合計して20リットル/minの窒素ガスを供給している。
上述したように、第1実施形態の露光装置100では、壁部7と分離板9とを備えており、かかる分離板9によって光路空間を第1空間22と第2空間23とに分割することが可能である。従って、第1空間22を窒素で充填させた後に分離板9を徐々に抜出し、第1空間22に充填された窒素ガスを第2空間23の中心部から外側に向けて流出させることで効率良く第2空間23を窒素ガスで充填することができる。また、基板5の搬出時及び搬入時に分離板9を挿入することよって第1空間22を窒素ガスで充填した状態で維持できるため、複数の基板を露光する場合には、第2空間23のみを窒素ガスで充填すればよい。従って、投影光学系と基板との間の空間に供給する窒素ガスの量を抑えながら、充填時間を短縮することが可能となる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態では、露光装置において複数の基板を露光する露光方法について図7を参照して説明する。図7は、第2実施形態の露光装置における露光方法のフローチャートである。なお、第2実施形態の露光装置は、第1実施形態における露光装置100と同じである。また、第2実施形態の露光装置における露光方法は、複数の基板を露光する場合の露光方法であるが、複数の基板に限らず、1枚の基板を露光する場合にも適用できる。
S41では、基板5の搬入を開始する。S42では、搬入する基板5が、複数の基板のうち1枚目であるか否かを判定する。複数の基板のうち1枚目である場合にはS43に進み、2枚目以降である場合にはS45に進む。S43では、第1空間22を不活性ガスで充填する。この第1空間22を不活性ガスで充填する工程は、図5(a)で説明したように、2枚の板の間に隙間を設けるように分離板9を挿入し、供給部10によって不活性ガスを第1空間22に供給する。このように第1空間22に不活性ガスを供給すると、第1空間22内の空気が第2空間23に押し出され、第1空間22における窒素ガスの充填が速やかに行われる。S44では、第1空間22を陽圧にする。この第1空間22を陽圧にする工程は、図5(b)で説明したように、分離板9を挿入して第1空間22を略閉空間にした状態において、供給部10から不活性ガスを供給し、第1空間22を陽圧にする。S45では、基板5が投影光学系4の下に搬入され、基板5の搬入は終了する。
S46では、第2空間23を不活性ガスで充填する。この第2空間23を不活性ガスで充填する工程は、図5(c)で説明したように、分離板9を光路空間から徐々に抜出し、第1空間22に充填された不活性ガスを第2空間23に流出させる。分離板9を徐々に抜出して第2空間23の中心部から外周に向けて窒素ガスを流すことによって、第2空間23内に充満していた空気は、天板8bと基板5との間を通って第2空間23の外部に押し出される。これにより、第2空間23における窒素ガスの充填が速やかに行われる。S47では、第1空間22及び第2空間23を陽圧にする。この第1空間22を陽圧にする工程は、図5(d)で説明したとおりである。ガスカーテン25の形成により第1空間22と第2空間23とを含む光路空間は略閉空間の状態になる。この状態において供給部10から不活性ガスを供給し、第1空間22及び第2空間23を陽圧にする。S48では、第1空間22と第2空間23とが陽圧の状態、即ち、光路空間が窒素ガスで充填された状態で、マスク2のパターンを基板5に露光する。
S49では、露光が終了した後、分離板9を閉じて第1空間22を陽圧の状態に維持する。このとき、供給部10からは不活性ガスが供給されており、供給部10から供給される不活性ガスの流量は、S44において供給部10から供給される不活性ガスの流量と略同じである。S50では、噴出口12における不活性ガスの噴出を停止してガスカーテン25を消失させることにより、第2空間23における陽圧の状態を解除する。S51では、基板5を搬出する。S52では、搬出する基板5が、複数の基板のうち最終基板であるか否かを判定する。複数の基板のうち最終基板である場合にはS53に進み、最終基板ではない場合にはS41に戻ってS41〜S51の工程を繰り返す。S53では、第1空間22への不活性ガスの供給を停止するとともに分離板9を光路空間から抜出して、第1空間22における陽圧の状態を解除する。
上述したように、第2実施形態の露光装置における露光方法では、複数の基板を露光する場合であって、基板5を交換する際に、第1空間22を不活性ガスで充填した状態で維持することが可能である。即ち、基板5を交換するごとに第1空間22と第2空間23とを含む光路空間の全体を不活性ガスで充填する必要がない。これにより、不活性ガスの量を抑えながら、不活性ガスの充填時間を短縮することが可能となる。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態の露光装置200について、図8を参照して説明する。第3実施形態の露光装置200における分離板9は、基板5に入射する光の領域を制限するマスキングブレードで構成されている。また、第3実施形態の露光装置200は、例えば、開口数(NA)=0.15と大きい投影光学系4を有しており、分離板9で遮光した露光領域26の端部がボケないように構成している。具体的には、露光領域26の端部を分離板9で遮光することによって、基板上に投影された露光領域26の端部にはボケが発生してしまう。かかるボケが基板上で5mm以下となるようにするためには、分離板9を基板5の表面から15mm程度離れた位置に配置する必要がある。このように分離板9と基板5との間の距離が短い場合、第1実施形態の露光装置100では、分離板9の下の天板8bに噴出口12を設けることが困難である。そこで、第3実施形態の露光装置200は、側壁8a及び天板8bの構成を変更しており、側壁8aを基板方向に延長した下部側壁33が分離板9と基板5との間の隙間に備えられている。なお、図8(a)〜(c)において、照明系1、マスク2、マスクステージ3、マスク駆動部20a、排出部15及び排気口14は、図示を省略している。また、第3実施形態の露光装置200では、不活性ガスとして窒素ガスを用いている。
図8(a)は、天板8bを下側から見たときにおける天板8b、分離板9、噴出口12、下部側壁33及び酸素濃度センサー18の位置関係を示す図である。図8(a)には、投影光学系4から投影された円弧状の露光領域26も併せて示す。天板8bには、第1実施形態と同様に、開口27が中央に形成されている。対向した2つの噴出口12は、噴出口12の両端のそれぞれが下部側壁33と接続されており、噴出口12と下部側壁33とによって開口27を囲こむように構成されている。酸素濃度センサー18a〜18fは、2つの噴出口12の外側に、それぞれ3つずつ配置されている。
図8(b)は、第2実施形態の露光装置200を分離板9が駆動する方向(Y方向)から見たときの図である。側壁8aを基板方向に延長した下部側壁33が、分離板9と基板5との間の隙間に備えられている。また、図8(c)は、第2実施形態の露光装置200をX方向から見たときの図である。側壁8aには、第1実施形態と同様に天板8bが接続されており、かかる天板8bには、噴出口12が備えられている。噴出口12は、窒素ガスを供給する噴出部13がガス供給管24bを介して接続されており、噴出口12から窒素ガスを噴出することにより天板8bと基板5との間にガスカーテン25を形成する。
図8(b)及び(c)は、第1空間22と第2空間23とを窒素ガスで充填した状態を示しており、第1実施形態で説明した図5(d)の状態と同様に、供給部10から窒素ガスが供給され、第1空間22と第2空間23とを含む光路空間を陽圧に保っている。第3実施形態の露光装置200では、図8(b)に示すように、分離板9と側壁8aとの隙間からの窒素ガスのリーク28に加えて、下部側壁33と基板5との隙間からの窒素ガスのリーク34が存在する。また、図8(c)に示すように、噴出口12から噴出される窒素ガスによって第2空間23の外部に押し出される窒素ガスのリーク30も存在する。そのため、第3実施形態の露光装置200では、光路空間を陽圧に保つように、窒素ガスのリーク(28、30及び34)に相当する窒素ガスを供給部10から第1空間22に供給している。
上述したように、第3実施形態の露光装置200では、側壁8aを基板方向に延長した下部側壁33が分離板9と基板5との間の隙間に備えられている。これにより、分離板9と基板5との間の距離が短い場合でも、第1実施形態の露光装置100と同様に、窒素ガスの量を抑えながら、窒素ガスの充填時間を短縮することが可能となる。
<物品の製造方法の実施形態>
本発明の実施形態にかける物品の製造方法は、例えば、半導体デバイス等のマイクロデバイスや微細構造を有する素子等の物品を製造するのに好適である。本実施形態の物品の製造方法は、基板に塗布された感光剤に上記の露光装置を用いて潜像パターンを形成する工程(基板に描画を行う工程)と、かかる工程で潜像パターンが形成された基板を現像する工程とを含む。更に、かかる製造方法は、他の周知の工程(酸化、成膜、蒸着、ドーピング、平坦化、エッチング、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージング等)を含む。本実施形態の物品の製造方法は、従来の方法に比べて、物品の性能・品質・生産性・生産コストの少なくとも1つにおいて有利である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。

Claims (10)

  1. マスクのパターンの像を基板に投影する投影光学系を有し、前記基板を露光する露光装置であって、
    前記投影光学系と前記基板との間において、前記マスクからの光が通過する空間を含む光路空間を取り囲む壁部と、
    移動可能に配置され、前記光路空間を前記投影光学系側の第1空間と前記基板側の第2空間とに分離するための分離板と、
    前記分離板が前記光路空間に挿入されて前記第1空間と前記第2空間とが分離された状態で、前記第1空間が不活性ガスで充填されるように前記第1空間に不活性ガスを供給する供給部と、
    を有し、
    前記分離板を移動することにより、前記第1空間に充填された不活性ガスを前記第1空間から前記第2空間へ供給することを特徴とする露光装置。
  2. 前記分離板は、複数の板を含み、
    前記複数の板のそれぞれが、前記第1空間と前記第2空間との境界面の中心部に向かって、或いは前記第1空間と前記第2空間との境界面の中心部から離れる方向に向かって動くように前記分離板を移動することを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 前記複数の板のそれぞれが前記第1空間と前記第2空間との境界面の中心部から離れる方向に向かって動くことによって、前記第1空間に充填された不活性ガスが前記第1空間と前記第2空間との境界面の中心部から前記第2空間へ流出するように前記分離板を移動することを特徴とする請求項2に記載の露光装置。
  4. 前記基板を露光した後であって前記基板を搬出する前に、或いは前記基板を前記投影光学系の下に搬入する前に、前記分離板を前記光路空間に挿入することによって前記第1空間と前記第2空間とが分離する状態となるように前記分離板を移動することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の露光装置。
  5. 前記分離板は、前記第2空間の容積より前記第1空間の容積の方が大きくなるように前記光路空間に配置されることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の露光装置。
  6. 前記分離板は、前記基板に入射する光の領域を制限することを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の露光装置。
  7. 前記壁部と前記基板との隙間にガスカーテンを形成する形成部を更に備えることを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載の露光装置。
  8. 前記形成部は、不活性ガスを噴出する方向と前記基板の表面との間の角度が鋭角になるように、不活性ガスを前記光路空間から遠ざかる方向に向けて噴出して前記ガスカーテンを形成することを特徴とする請求項7に記載の露光装置。
  9. 請求項1乃至8のうちいずれか1項に記載の露光装置を用いてマスクに形成されたパターンの像を基板に露光するステップと、
    前記ステップで露光された前記基板を現像するステップと、
    を有することを特徴とする物品の製造方法。
  10. マスクのパターンの像を基板に投影する投影光学系と、前記投影光学系と前記基板との間において前記マスクからの光が通過する光路空間を前記投影光学系側の第1空間と前記基板側の第2空間とに分離するための分離板とを有する露光装置における露光方法であって、
    前記分離板が前記光路空間に挿入されて前記第1空間と前記第2空間とが分離された状態で、前記第1空間が不活性ガスで充填されるように前記第1空間に不活性ガスを供給する工程と
    前記第1空間が不活性ガスで充填された後、前記分離板を移動することによって、前記第1空間に充填された不活性ガスを前記第1空間から前記第2空間へ供給する工程と、
    前記光路空間が前記不活性ガスで充填された状態で前記基板を露光する工程と、
    を有することを特徴とする露光方法。
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