JP2018517923A - リソグラフィ装置及びリソグラフィプロセスにおける方法 - Google Patents

リソグラフィ装置及びリソグラフィプロセスにおける方法 Download PDF

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Abstract

【課題】放射ビームが通過する場所での周囲ガスの特性の変動を低減する。
【解決手段】リソグラフィ装置は互いに対する相対移動が行われる第1構成要素WTと第2構成要素Gを備え、第1構成要素は第1表面1を有し、第2構成要素は第2表面2を有し、第1表面と第2表面は互いに対向する。第1表面は第1表面と第2表面の間のガス被保護容積90への周囲ガス流入を低減又は防止する障壁を提供する障壁システム70を収容する。障壁システムは、被保護容積の第1表面に隣接する部分を包囲するガスカーテン81を構築するカーテンガス流に適応したカーテン開口部71と、カーテンガス流に取り込まれる内側取込ガス流82に適応した内側取込開口部72とを備える。リソグラフィ装置は内側取込ガス流の乱れがカーテンガス流より弱くなるよう構成され、内側取込開口部は被保護容積に対しカーテン開口部の径方向内側にある。
【選択図】図4

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2015年4月20日に出願された欧州出願第15164217.0号の優先権を主張し、その全体が本明細書に援用される。
本発明は、リソグラフィ装置及びリソグラフィプロセスにおける方法に関する。
リソグラフィ装置は、所望のパターンを基板に、通常は基板の目標部分に与える機械である。リソグラフィ装置は例えば集積回路(IC)の製造に用いられる。この場合、マスクまたはレチクルとも称されるパターニングデバイスが、ICの個別の層に形成されるべき回路パターンを生成するために使用され得る。このパターンが基板(例えばシリコンウェーハ)の(例えばダイの一部、あるいは1つまたは複数のダイを含む)目標部分に転写される。パターン転写は典型的には基板に形成された放射感応性材料(レジスト)層への結像による。一般に一枚の基板には網目状に隣接する一群の目標部分が含まれ、これらは連続的にパターン形成される。公知のリソグラフィ装置にはいわゆるステッパがある。ステッパにおいては、目標部分にパターン全体が一度に露光されるようにして各目標部分は照射を受ける。ほかの公知のリソグラフィ装置にはいわゆるスキャナがある。スキャナにおいては、所与の方向(スキャン方向)に放射ビームによりパターンを走査するとともに基板をこの方向と平行または逆平行に同期して走査するようにして各目標部分は照射を受ける。パターニングデバイスから基板へのパターン転写は、基板にパターンをインプリントすることによっても可能である。
リソグラフィ装置は基板へのパターン転写中及び/またはその開始前に計測を行う。計測の一例は、パターンを投影する投影システムまたは基準フレームに対する基板の位置である。計測は計測放射ビームを使用して行える。
リソグラフィ装置が基板上に所望のパターンを与える速さはスループットとして知られるが、これはリソグラフィ装置における主要な性能条件である。スループットは速いことが望ましい。スループットは多くの要因に左右される。スループットを左右するひとつの要因は、基板へのパターン転写が生じる速度である。スループットを左右するほかの要因は、パターン転写前に行わなければならない計測の速度である。したがって、基板へのパターン転写中および計測中に基板を高速移動させることは有益である。しかしながら、高速移動での計測とパターン転写の精度を維持することが重要である。
リソグラフィ装置における計測放射ビームは、周囲ガスと称されるガスを通過する。周囲ガスの特性の局所的変動はそこを通過する計測放射ビームに影響を与えうる。投影放射ビームも計測放射ビームと同様に影響されうる。そこで、本発明の狙いは、計測放射ビーム及び/または投影放射ビームが通過する場所での周囲ガスの特性の変動を低減した装置を提供することにある。
本発明のある態様によると、互いに対する相対移動が行われるように構成された第1構成要素と第2構成要素を備えるリソグラフィ装置であって、前記第1構成要素は、第1表面を有し、前記第2構成要素は、第2表面を有し、前記第1表面と前記第2表面は互いに対向し、前記第1表面は、前記第1表面と前記第2表面の間にあるガスの被保護容積への周囲ガスの流入を低減または防止するように動作可能な障壁を提供するよう構成された障壁システムを収容し、前記障壁システムは、前記被保護容積のうち前記第1表面に隣接する部分を包囲するガスカーテンを構築するためのカーテンガス流に適応された少なくとも1つのカーテン開口部と、前記カーテンガス流へと取り込まれるための内側取込ガス流に適応された少なくとも1つの内側取込開口部と、を備え、前記リソグラフィ装置は、前記内側取込ガス流の乱れが前記カーテンガス流の乱れよりも弱くなるように構成され、前記少なくとも1つの内側取込開口部は、前記被保護容積に対して前記少なくとも1つのカーテン開口部の径方向内側にあるリソグラフィ装置が提供される。
本発明のある態様によると、リソグラフィプロセスにおける方法であって、第1構成要素の第2構成要素に対する相対移動を行うことを備え、第1構成要素が第1表面を有し、第2構成要素が第2表面を有し、第1表面と第2表面が互いに対向しており、さらに、前記第1表面と前記第2表面の間にあるガスの被保護容積への周囲ガスの流入を低減または防止するように動作可能な障壁を提供することを備え、前記障壁を提供することは、前記被保護容積のうち前記第1表面に隣接する部分を包囲するガスカーテンを構築するように第1表面により収容された少なくとも1つのカーテン開口部からカーテンガス流を提供することと、前記カーテンガス流へと取り込まれるために前記第1表面により収容された少なくとも1つの内側取込開口部から内側取込ガス流を提供することと、を備え、前記内側取込ガス流は前記カーテンガス流よりも乱れが弱く、前記少なくとも1つの内側取込開口部は、前記被保護容積に対して前記少なくとも1つのカーテン開口部の径方向内側にある方法が提供される。
本発明のいくつかの実施の形態が付属の概略的な図面を参照して以下に説明されるがこれらは例示に過ぎない。各図面において対応する参照符号は対応する部分を指し示す。
本発明のある実施の形態に係るリソグラフィ装置を示す。 リソグラフィ装置の基板テーブルの平面図である。 図2の基板テーブルの側面図である。 本発明のある実施の形態に係る基板テーブルの実施例を断面図で示す。 本発明のある実施の形態に係る基板テーブルの実施例を断面図で示す。
図1は、本発明の一実施形態に係るリソグラフィ装置を概略的に示す。この装置は、
− 放射ビームB(例えばUV放射)を調整するよう構成されている照明システム(イルミネータ)ILと、
− パターニングデバイス(例えばマスク)MAを支持するよう構成され、いくつかのパラメータに従ってパターニングデバイスを正確に位置決めするよう構成されている第1位置決め装置PMに接続されている支持構造(例えばマスクテーブル)MTと、
− 基板(例えば、レジストで被覆されたウェーハ)Wを保持するよう構成され、いくつかのパラメータに従って基板を正確に位置決めするよう構成されている第2位置決め装置PWに接続されている基板テーブル(例えばウェーハテーブル)WTと、
− パターニングデバイスMAにより投影放射ビームBに付与されたパターンを基板Wの(例えば1つ以上のダイを含む)目標部分Cに投影するよう構成されている投影システム(例えば、屈折投影レンズ系)PSと、を備える。
リソグラフィ装置は、エンクロージャENを備える。エンクロージャENは、少なくとも基板テーブルWTを包囲する。周囲ガスがエンクロージャEN内に存在する。
照明システムILは、放射を方向付け、放射を成形し、または放射を制御するために、各種の光学素子、例えば屈折光学素子、反射光学素子、磁気的光学素子、電磁気的光学素子、静電的光学素子、またはその他の形式の光学素子、若しくはそれらの任意の組み合わせを含んでもよい。
支持構造MTは、パターニングデバイスMAを支持する(すなわち、パターニングデバイスMAの重量を支える)。支持構造MTは、パターニングデバイスMAの向きやリソグラフィ装置の設計、あるいはパターニングデバイスMAが真空環境下で保持されるか否か等その他の条件に応じた方式でパターニングデバイスMAを保持する。支持構造MTは例えばフレームまたはテーブルであってよく、固定されていてもよいし必要に応じて移動可能であってもよい。支持構造MTは、パターニングデバイスMAが例えば投影システムPSに対して所望の位置にあることを保証してもよい。本書では「レチクル」または「マスク」という用語を用いた場合には、より一般的な用語である「パターニングデバイス」に同義であるとみなされうる。
本書で使用される「パターニングデバイス」という用語は、基板Wの目標部分Cにパターンを形成すべく投影放射ビームの断面にパターンを付与するために使用可能ないかなるデバイスをも指し示すよう広く解釈されるべきである。例えばパターンが位相シフトフィーチャあるいはいわゆるアシストフィーチャを含む場合のように、投影放射ビームに付与されるパターンが基板Wの目標部分Cに所望されるパターンと厳密に一致していなくてもよいことに留意すべきである。一般には、投影放射ビームに付与されるパターンは、目標部分Cに形成される集積回路などのデバイスにおける特定の機能層に対応する。
リソグラフィ装置は、2つ(デュアルステージ)又はそれより多くの基板テーブルWT(及び/または2つ以上のマスクテーブルMT)を有する形式のものであってもよい。このような多重ステージ型の装置においては、追加された基板テーブルWT及び/またはマスクテーブルMTは並行して使用されてもよい。あるいは1以上の基板テーブルWT及び/またはマスクテーブルMTが基板Wへのパターン転写のために使用されている間に1以上の他の基板テーブルWT及び/またはマスクテーブルMTで準備工程が実行されてもよい。
また、リソグラフィ装置は、基板Wの少なくとも一部が例えば水などの比較的高い屈折率を有する液浸液で投影システムPSと基板Wとの間の空間を満たすよう覆われうる形式のものであってもよい。液浸技術は投影システムPSの開口数を増大させるための周知の技術である。本書で使用される「液浸」との用語は、基板等の構造体が液浸液に浸されなければならないことを意味するのではなく、液浸液が投影システムPSと基板Wとの間に基板へのパターン転写中に配置されることを意味するにすぎない。
投影放射ビームBは、支持構造(例えばマスクテーブルMT)に保持されるパターニングデバイス(例えばマスクMA)に入射して、パターニングデバイスによりパターン形成される。マスクMAを横切った投影放射ビームBは投影システムPSを通過する。投影システムPSは投影放射ビームを基板Wの目標部分Cに合焦する。第2位置決め装置PWと位置センサIF(例えば、干渉計デバイス、図1に示されるグリッドGを有するリニアエンコーダ、または静電容量センサなど)により、例えば投影放射ビームBの経路に異なる目標部分Cを位置決めするように、基板テーブルWTを正確に移動させることができる。同様に、第1位置決め装置PMと他の位置センサ(図1には明示せず)は、投影放射ビームBの経路に対してマスクMAを、例えばマスクライブラリからの機械的な取り出し後またはスキャナにおける走査中に、正確に位置決めするために使用することができる。一般にマスクテーブルMTの移動は、第1位置決め装置PMの一部を構成するロングストロークモジュール(粗い位置決め用)及びショートストロークモジュール(精細な位置決め用)により実現されうる。同様に、基板テーブルWTの移動は、第2位置決め装置PWの一部を構成するロングストロークモジュール及びショートストロークモジュールにより実現されうる。ステッパでは(スキャナとは異なり)、マスクテーブルMTはショートストロークのアクチュエータにのみ接続されているか、あるいは固定されていてもよい。マスクMAと基板Wとは、マスクアライメントマークM1、M2及び基板アライメントマークP1、P2を用いてアライメントされてもよい。図においては基板アライメントマークP1、P2が専用の目標部分Cを占拠しているが、アライメントマークは目標部分C間のスペースに配置されてもよい(これはスクライブライン・アライメントマークとして公知である)。同様に、マスクMAに複数のダイがある場合にはマスクアライメントマークP1、P2がダイ間に配置されてもよい。
図示されるリソグラフィ装置は、スキャンモードにおいて、すなわちスキャナとして、使用されうる。スキャンモードにおいては、投影放射ビームBに付与されたパターンが目標部分Cに投影される間(すなわち単一動的露光の間)、マスクテーブルMTと基板テーブルWTとが同期して走査される。マスクテーブルMTに対する基板テーブルWTの速度及び方向は、投影システムPSの拡大(縮小)特性及び像反転特性により定められうる。
スキャンモードにおいては、基板テーブルWTは、蛇行状経路に沿って移動し、またはスキャン方向SCにおいて前後に移動することができる。走査は基板テーブルWTがスキャン方向SCに沿って前後に移動しているときに起こる。両方向への移動は等価である。純粋に説明の簡単のために、一方の方向を前進スキャン方向、他方を後退スキャン方向と称する。
基板テーブルWT(及び/またはマスクテーブルMT)は、基板Wのほかの目標部分Cを露光するためにステップ方向に移動されてもよい。ステップ方向はスキャン方向SCと実質的に直交している。スキャン方向SC、ステップ方向はそれぞれX方向、Y方向と称されうる。逆もまた同様である。
リソグラフィ装置は計測放射ビームを使用する。計測放射ビームは、リソグラフィ装置の様々な構成要素の位置または性質を計測するために使用される。リソグラフィ装置は基板Wへの結像のために投影放射ビームBを使用する。投影放射ビームBと計測放射ビームは、投影放射ビームBと計測放射ビームそれぞれが通過する周囲ガスによって影響を受ける。
計測放射ビームがガスをどのように伝わるかにはいくつかの要因が影響しうる。たとえば、ガスの温度、ガスの湿度、ガスの組成は、ガスの屈折率に影響しうる要因である。これら要因の局所化された変動とガスの乱れがガスの屈折率に不均一性をもたらしうる。ガスを通過する計測放射ビームは、屈折率の変動に影響を受ける。たとえば、屈折率の変化は計測放射ビームの軌道を変化させうる。これとともに、またはこれに代えて、屈折率の変化は計測放射ビームに波面誤差を導入しうる。計測放射ビームの経路に沿う屈折率の変動によって計測誤差が誘起されうる。計測誤差はリソグラフィ装置の構成要素の位置決めにおける不正確な位置決めにつながりうる。こうした不正確な位置決めは、パターン付けられた放射ビームPBの基板上での配置を変更するので、オーバレイに関し有害な作用をもたらす。
図4及び図5に示されるように、ある実施の形態においては、障壁システム70が、計測放射ビームが通過する周囲ガスの屈折率変動を低減することを試みるべく設けられている。障壁システム70は、第1表面1と第2表面2の間にある被保護容積90への周囲ガスの流入を低減するように動作可能な障壁80を提供するよう構成されている。計測放射ビームは、第1表面1と第2表面2の間にある被保護容積90を通過することができる。そこで、計測放射ビームが通過する被保護容積90におけるガスが制御されることができる。
ある実施の形態においては、障壁システム70は、第1表面1内の少なくとも1つのカーテン開口部71から障壁ガスを吐出することにより提供されるガスカーテン81を構築する。ガスカーテン81は、障壁80の一部を形成し、ガスカーテン81の一方側で周囲ガスの流れを妨げる。ガスカーテン81は、被保護容積90内部のガスが被保護容積90の外側の周囲ガスから有効に分離されるように被保護容積90の周りに提供されることができる。被保護容積90内部のガスは、被保護容積90の外側のガスよりも均一となるように調整されることができる。したがって、ガスカーテン81は、計測放射ビームが通過する被保護容積90の周りに障壁80を提供するために使用されることができる。これが計測放射ビームを被保護容積90の外側の周囲ガスにおける変化の影響から保護する。被保護容積90内部のガスは被保護ガスと称される。
被保護容積90に進入するいかなる未調整の周囲ガスであっても計測放射ビームの伝搬に影響し誤差を誘起しうる。ガスカーテン81を使用して被保護容積90への周囲ガスの侵入を防止する種々の異なる方法が可能である。それら種々の方法には、(1)第1表面1内の一式のカーテン開口部71のみを通じてガスジェットを提供することと、(2)第1表面1内の一式の外側取込開口部73を通じて提供される外側取込ガス流83よりも被保護容積90に対し径方向内側で被保護容積90を囲む第1表面1内の第1の一式のカーテン開口部71を通じてガスの乱流を提供することとが含まれるが、これらに限定されない。
しかしながら、風洞試験によれば、移動速度が増すにつれて、より多くの未調整周囲ガスが被保護容積90に進入し被保護ガスを汚染することが示されている。
ある実施の形態においては、リソグラフィ装置が提供され、これはエンクロージャEN内に収容された第1構成要素を備える。リソグラフィ装置は、投影システムPSの光軸Oに直交する平面内で予め定められた方向においてエンクロージャENに対する移動を第1構成要素に行わせるように構成されている。ある実施の形態においては、リソグラフィ装置は、エンクロージャENに対して予め定められた配置をエンクロージャENに対する移動中に第1構成要素に保持させるように構成されている。エンクロージャEN内での第1構成要素の移動は、エンクロージャEN内において第1構成要素に対する周囲ガスの流れを誘起する。第1構成要素は、光軸Oに直交して配置された第1表面1を有する。
エンクロージャENの周囲ガス内での(基板テーブルWTなどの)第1構成要素の相対移動中には、第1構成要素に対する周囲ガスの流れが誘起される。
第1構成要素の第1表面1は、障壁システム70を収容する。障壁システム70は、障壁80を提供するよう構成されている。障壁80は、ガスの被保護容積90への周囲ガスの流入を低減または防止するように動作可能である。ガスの被保護容積90は、第1表面1と第2構成要素の第2表面2との間にある。ある実施の形態においては、第1構成要素は、放射ビーム50を使用する計測を行うように構成された計測センサ10を備える。
ある実施の形態においては、障壁システム70は、少なくとも1つのカーテン開口部71を備える。少なくとも1つのカーテン開口部71は、カーテンガス流に適応されている。カーテンガス流は、ガスカーテン81を構築するためにある。ガスカーテン81は、被保護容積90のうち第1表面1に隣接する部分を包囲する。ある実施の形態においては、少なくとも1つのカーテン開口部71からのカーテンガス流は、乱流ジェットである。乱流ジェットは本質的に、主として麓部にて(すなわち少なくとも1つのカーテン開口部71に隣接して)、周囲からガスを取り込む。
被保護容積90の内側では、カーテンガス流の吸入によってガスの内部循環を構築することができる。カーテンガス流は被保護容積90の内側に渦を生じさせうる。この渦にはカーテンガス流からの乱流渦が含まれうる。こうした渦は被保護容積90内の被保護ガスに速度と圧力の変動を生じさせうる。速度と圧力の変動は、被保護容積内のガスの屈折率に変動を生じさせうる。屈折率の変動は光ビーム経路を乱しうる。これは計測センサ10によって行われる計測に誤差を生じさせうる。この種の誤差は圧力ノイズとも呼ばれる。誤差はオーバレイ及び/または焦点性能に悪影響を与えうる。
本発明は、被保護容積90内の被保護ガスの安定性を高めることを狙いとする。ある実施の形態においては、障壁システム70は、少なくとも1つの内側取込開口部72を備える。少なくとも1つの内側取込開口部72は、そこからの内側取込ガス流82に適応されている。内側取込ガス流82は、ガスカーテン81を構築するカーテンガス流へと取り込まれるためにある。少なくとも1つの内側取込開口部72は、被保護容積90に対して少なくとも1つのカーテン開口部71の径方向内側にある。リソグラフィ装置は、内側取込ガス流82の乱れがカーテンガス流の乱れよりも弱くなるように構成されている。
ある実施の形態においては、内側取込ガス流82は、実質的に層流である。内側取込ガス流82は、被保護容積90内でのガスの内部循環を抑制することができる。内部循環の抑制によって、より安定した環境を被保護容積90内にもたらすことができる。圧力と速度の変動に関して被保護容積90内の環境は、より安定化されうる。
それに加えて、またはそれに代えて、内側取込ガス流82は、被保護容積90に内側から噴出することもできる。被保護容積90の内側から被保護容積90に噴出することにより、ガスカーテン81と放射ビーム50の間に保護バッファを生成することができる。保護バッファは実質的に層流であってもよい。
本発明のある実施の形態は、圧力と速度の変動に起因するノイズレベルの低減を被保護容積90内部の被保護ガス全体にわたって実現するものと期待される。
本発明のある実施の形態は、第1構成要素と第2構成要素との相対移動後に被保護容積90を復元する回復時間の低減を実現するものと期待される。被保護容積90が破壊される速い動きの後には被保護容積90内の被保護ガスの安定性を復元するために回復時間が必要である。内側取込ガス流72は回復時間を顕著に低減することができる。なぜなら、内側取込ガス流72は被保護容積90の内側から被保護容積90内の被保護ガスを更新することができるからである。
以下では本発明が、周囲ガスの流れを方向付けるよう構成された第1表面1がガスカーテンに関連付けられた表面であり第1構成要素が基板テーブルWTであるシステムを参照して説明される。しかし、本発明はこうしたシステムには限定されず他のシステムにも適用可能である。以下の説明では計測放射ビームに着目している。しかし、原理は投影放射ビームにも同様に適用される。たとえば、マスクテーブルMTの移動がマスクMAの表面上に周囲ガスの流れを誘起しうる。マスクMAの表面上での周囲ガスの流れは屈折率に変動をもたらしうる。屈折率変動に影響されるガスを投影放射ビームが通過すると投影放射ビームに変化がもたらされうる。投影放射ビームの変化は結像誤差につながりうる。よって、第1表面1上のガス流れを低減することに関して以下に述べる原理は、マスクテーブルMTなどリソグラフィ装置の任意の場所に使用可能である。
ある実施の形態においては、第1構成要素は、基板テーブルWTを備える。ある実施の形態においては、第2構成要素は、グリッドGを備える。グリッドGは、投影システムPSに対し既知の相対位置に設置されている。第1構成要素と第2構成要素は、互いに対する相対移動が行われるように構成されている。第1構成要素と第2構成要素との相対移動は、エンクロージャEN内でのスキャン方向SCとステップ方向の少なくとも1つにある。第1構成要素または第2構成要素が静止状態にあり、これに対して第1構成要素と第2構成要素のうち他方が移動してもよい。また、第1構成要素と第2構成要素がスキャン方向SCおよびステップ方向以外の方向に互いに対して移動してもよい。
図2及び図3は、本発明によるものではない基板テーブルWTを示す。本発明によって対処される問題が図2及び図3を参照して以下に説明される。
図2は、基板テーブルWTの概略平面図を示す。スキャン方向SCはエンクロージャENに対する基板テーブルWTの相対移動を表す。図3は、基板テーブルWTとグリッドGの概略側面図である。
基板テーブルWTは、光軸Oに直交して配置された第1表面1を有する。第2構成要素は、第2表面2を有し、そこにグリッドGをもつ。光軸Oに直交して配置された第1表面1と第2表面2は互いに対向している。第1表面1と第2表面2はそれらが平行平面となるように互いに対向していてもよい。第1表面1と第2表面2はともに水平であってもよい(光軸Oに直交してもよい)。
この実施の形態においては、第1表面1は、少なくとも1つの障壁システム3を収容する。図2の基板テーブルWT上には4つの障壁システム3を見ることができる。そのほかの物体、たとえば基板Wを保持するよう構成された物体が基板テーブルWT上に含まれてもよいがそれらは図示されていない。各障壁システム3は、第1表面1と第2表面2の間の被保護容積への周囲ガスの流入を低減するように動作可能な障壁を提供するよう構成されている。図示される各障壁システム3は、第1表面1内に少なくとも1つの開口部を備える。第1表面1内の少なくとも1つの開口部は、被保護容積のうち第1表面1に隣接する部分を包囲するガスカーテンを構築するための当該開口部からの障壁ガス流に適応されている。
この実施の形態は、計測放射ビーム50を発する放射ソース20と、計測放射ビーム50を検出するセンサ40とをさらに備える。計測放射ビーム50はグリッドGに向けて投影される。計測放射ビーム50は、グリッドGにより反射及び/または屈折されてセンサ40へと戻る。計測放射ビーム50は、被保護容積を通過する。計測放射ビーム50を検出するよう構成されたセンサ40は、放射ソース20及び/またはセンサ40に対するグリッドGの位置及び/または動きを示すために使用される。センサ40は、グリッドGに対する基板テーブルWTの変位を測定する。したがって、投影システムPSに対する基板WTの位置を決定することができる。これが可能となるのは、投影システムPSに対するグリッドGの位置が固定され既知であるからである。
この実施の形態においては、第2構成要素は、第2表面2上にグリッドGを備える。グリッドGは、第2構成要素上に直接設けられていてもよい。あるいは、第2構成要素2は、グリッドGの表面が第2表面2であるグリッドプレートである。グリッドGの位置は投影システムPSなどのリソグラフィ装置内の他の部分に対して既知である。
放射ソース20とセンサ40は基板テーブルWTの角部に位置するのが最も便利である。それは基板テーブルWTの中心部を基板Wが占めるためである。
ある実施の形態においては、第1表面1は、基板テーブルWTの上面である。基板テーブルWTは、光軸Oの方向に厚さを有する。図3から理解されるように、基板テーブルWTの厚さはグリッドGと基板テーブルWTとの隙間60に比べて非常に大きい。基板テーブルWTの底面5は第1表面1と実質的に平行である。底面5はベアリング面であってもよい。(たとえばスキャン方向SCにおける)基板テーブルWTの移動中に基板テーブルWTの端面が基板テーブルWTの前側110として働く。前側110は第1表面1と底面5の間に延在する。基板テーブルWTのもう1つの端面がスキャン方向SCの移動中に基板テーブルWTの後側120として働く。後側120は第1表面1と底面5の間に延在する。基板テーブルWTの残りの2つの端面は、基板テーブルWTの側面130、140として働く。側面130、140は第1表面1と底面5の間に延在する。側面130、140は移動中に基板テーブルWTの前でも後でもない。
図2及び図3に示される矢印100は、エンクロージャENに対するスキャン方向SC(図2及び図3において右方)の基板テーブルWTの移動中に誘起される周囲ガスの流れを表している。図示されるように、周囲ガスの流れ100は、平面視にて基板テーブルWTの角部に集中している(図2)。また、周囲ガスの流れ100は、第1表面1上に集中している(図3)。第1表面1上の周囲ガスの流れ100の、平面視にて基板テーブルWTの角部での集中は、ここが計測放射ビーム50を検出する放射ソース20とセンサ40の場所でもあるため、とくに有害である。
本発明は、第1表面1上の周囲ガスの流れ100の集中に対処する。本発明はこれを、周囲ガスの流れ100が第1表面1から離れるように方向付けるよう構成された流れ方向付けシステムを提供することによって行う。基板テーブルWTの所与の移動速度に関して第1表面1上の周囲ガスの流れ100の速度が、流れ方向付けシステムが提供されない場合に比べて低減される。ガス障壁3の外側から被保護容積への周囲ガスの突破は流れ方向付けシステムが無い場合よりも高いスキャン速度で起こるのみであると期待される。その結果、グリッドGに対する基板テーブルWTの位置の計測精度を維持しつつ、より高いスキャン速度が可能となる。ある実施の形態においては、流れ方向付けシステムは前側110に収容されている。
図4及び図5は、本発明の様々な実施の形態を示す図である。図4及び図5に示されるように、ある実施の形態においては、第1構成要素は、計測センサ10を備える。ある実施の形態においては、計測センサ10は、上述のように、放射ソース20及び/またはセンサ40を備える。図4及び図5は、障壁システム70と、障壁システム70によって提供される障壁80の詳細を示す。
ガスカーテン81を構築するカーテンガス流は、乱流である。乱流は、ガスカーテン81を囲むガスをガスカーテン81に取り込ませる。内側取込ガス流82は、ガスカーテン81へと取り込まれるガスを供給すべく提供される。これにより、被保護容積90内でガスカーテン81により取り込まれるガス量が低減される。これにより、被保護容積90における被保護ガスの安定性が高まる。
ガスカーテン81の径方向内側でのガスの取込流量はカーテンガス流それ自体の体積流量よりも大きいことが判明した。ある実施の形態においては、リソグラフィ装置は、内側取込ガス流82の体積流量がカーテンガス流の体積流量よりも大きくなるように構成されている。内側取込ガス流82の体積流量を増加することによって、ガスカーテン81により取り込まれる被保護ガスの量が低減される。本発明のある実施の形態は、被保護容積90内部の安定性の増加を実現するものと期待される。
もし、内側取込ガス流82によって提供される量よりも多くのガスをガスカーテン81が取り込むとすると、ガスカーテン81は被保護容積90から被保護ガスを取り込むことになる。これは望ましくない。ある実施の形態においては、内側取込ガス流82の体積流量は、被保護容積90からガスカーテン81により取り込まれる被保護ガスが実質的に存在しないように十分に大きくしてある。ある実施の形態においては、リソグラフィ装置は、被保護容積90に対してカーテンガス流の径方向内側からカーテンガス流へと取り込まれる実質的にすべてのガスが内側取込ガス流82からのガスとなるように構成されている。
もし内側取込ガス流82が多すぎる場合には、そのすべてがガスカーテン81により取り込まれることはできない。この場合一部の内側取込ガス流82が被保護容積90内を循環することになる。ある実施の形態においては、内側取込ガス流82は、被保護容積90内を不所望に循環する内側取込ガス流82が無いように、十分に少なくしてある。ある実施の形態においては、リソグラフィ装置は、実質的にすべての内側取込ガス流82がカーテンガス流へと取り込まれるように構成されている。
しかしながら、これは必須ではない。ある実施の形態においては、リソグラフィ装置は、内側取込ガス流82の体積流量が、被保護容積90に対してカーテンガス流の径方向内側からカーテンガス流へと取り込まれることのできる最大体積流量よりも大きくなるように構成されている。これにより、一部の内側取込ガス流82に被保護容積90内を循環させることができる。これは、被保護容積90内の被保護ガスを流し出す方法として望ましいかもしれない。
図4に示されるように、ある実施の形態においては、障壁システム70は、少なくとも1つのカーテン開口部71の径方向外側に、外側取込開口部をまったく備えない。図5に示されるある代替的な実施の形態においては、障壁システム70は、少なくとも1つのカーテン開口部71の径方向外側に少なくとも1つの外側取込開口部73を備える。
図5に示されるように、ある実施の形態においては、障壁システム70は、少なくとも1つの外側取込開口部73を備える。少なくとも1つの外側取込開口部73は、そこからの外側取込ガス流83に適応されている。外側取込ガス流83は、カーテンガス流へと取り込まれるためにある。リソグラフィ装置は、外側取込ガス流83の乱れがガスカーテン81を構築するカーテンガス流の乱れよりも弱くなるように構成されている。ある実施の形態においては、外側取込ガス流83は、実質的に層流である。
外側取込ガス流83は、ガスカーテン81により取り込まれるためにある。少なくとも1つの外側取込開口部73は、被保護容積90に対して少なくとも1つのカーテン開口部71の径方向外側にある。
図5に示されるように、ある実施の形態においては、2つの層流供給部が設けられ、層流供給部はガスカーテン81の両側に1つずつある。計算流体力学モデルによれば、ひとつの層流供給部をガスカーテン81の内側または外側のいずれかに有するのに比べて、2つの層流供給部を使用することで被保護容積90内部の安定性を高められることが示されている。
ある実施の形態においては、内側取込ガス流82の体積流量は、外側取込ガス流83の体積流量よりも大きい。内側取込ガス流82の一部を被保護容積90内の環境を洗い流すのに使用可能となるように、より大きい体積流量を内側取込ガス流82に与えることが望ましいかもしれない。ある実施の形態においては、リソグラフィ装置は、内側取込ガス流82の体積流量が、カーテンガス流の径方向内側からカーテンガス流へと取り込まれることのできる最大体積流量よりも大きくなるように構成されている。
上述のように、リソグラフィ装置は、カーテンガス流と内側取込ガス流との間に所望の流れバランスを提供し、及び/または、内側取込ガス流82と外側取込ガス流83との間に所望の流れバランスを提供するように構成されることができる。内側取込ガス流82の体積流量がカーテンガス流の体積流量のおよそ2倍であるとき、ガスカーテン81と内側取込ガス流82の間で平衡状態に達する。これは、実質的にすべての内側取込ガス流82がガスカーテン81に取り込まれるとともに、それ以外にはガスカーテン81の径方向内側からカーテン81により取り込まれるガスが実質的に存在しないことを意味する。同様に、外側取込ガス流83の体積流量がカーテンガス流の体積流量のおよそ2倍であるとき外側取込ガス流83とガスカーテン81との間に平衡状態が実現される。
ある実施の形態においては、内側取込ガス流82と外側取込ガス流83の体積流量が上述の平衡状態での値よりも小さい。これは、障壁システム70の総体積流量を低減するのに役立つ。たとえば基板テーブルWTのインフラストラクチャーによっては総体積流量が制約されうる。ある実施の形態においては、内側取込ガス流82の体積流量がカーテンガス流の体積流量とほぼ等しい。ある実施の形態においては、外側取込ガス流83の体積流量がカーテンガス流の体積流量とほぼ等しい。
カーテンガス流の性質は、少なくとも1つのカーテン開口部71の物理的性質により影響されうる。ある実施の形態においては、少なくとも1つのカーテン開口部71は、計測センサ10の周りに連続形状を形成するひとつの連続スリットを備える。しかし、これは必須ではない。ある実施の形態においては、少なくとも1つのカーテン開口部71は、一連のカーテン開口部71を備える。たとえば、各カーテン開口部71がスリットであってもよい。ある実施の形態においては、各カーテン開口部71は、約0.05mmから約0.2mmの範囲にあり、たとえば約0.1mmの幅を有するスリットを備える。少なくとも1つのカーテン開口部71がひとつの連続スリットからなる場合、カーテンガス流の均一性が向上されうる。
少なくとも1つのカーテン開口部71は異なる幅とされてもよい。幅が大きいほどカーテンガス流の速度が低減されることになる。これは、被保護容積90内部の圧力変動を低減するのに役立つ。しかし、カーテンガス流の速度が遅すぎれば、被保護容積90の外側からガスが被保護容積90へと突破しうる。
ある実施の形態においては、少なくとも1つの内側取込開口部72及び/または少なくとも1つの外側取込開口部73は、一連の小穴を備える。たとえば、織物またはふるいが設けられてもよく、これは、約10μmから約50μmの範囲にあり、たとえば約20μmの直径を有する一連の小穴を備える。ある実施の形態においては、各内側取込開口部72及び/または各外側取込開口部73は、約3mmから約5mmの範囲にある全幅を有する。
ある実施の形態においては、内側取込ガス流82及び/または外側取込ガス流83は、第1表面1から上方に直線状に方向付けられる。しかしながら、図4及び図5に示されるように、内側取込ガス流82及び外側取込ガス流83はガスカーテン81により素早く取り込まれる。
上記において本発明は、計測センサ10と障壁システム70が基板テーブルWTに設置されグリッドGが投影システムPSに対して静止している実施の形態に関して述べられている。しかし、これとは逆の構成もありうる。すなわち、計測センサ10と障壁システム70は、基板テーブルWT上方で投影システムPSに対して静止して設置されてもよい。基板テーブルWTの第1表面1がその上にグリッドGを有してもよい。それ以外はこのシステムは上述と同様であってもよい。
ある実施の形態においては、第1構成要素は、計測テーブルである(上述の基板テーブルWTではない)。第2構成要素は、計測場所にあるグリッドGである(上述の結像場所にあるのではない)。計測テーブルの位置や、基板Wの表面トポグラフィなど、計測テーブルに装着された基板Wの性質は、この計測場所で計測される。この実施の形態においては、グリッドGは、計測テーブルの上方に位置してもよく(上述の主たる実施の形態と同様)、あるいは、前段落で述べたように、計測テーブル上に位置してもよい。
ある実施の形態においては、リソグラフィ装置は、内側取込ガス流82の流速の大きさがカーテンガス流の流速の大きさよりも小さくなるように構成されている。
ある実施の形態においては、第1表面1は、被保護容積内のビーム経路に沿って放射ビームを投影する放射ソース20を収容し、内側取込開口部72は、放射ソース20を囲んでいる。
ある実施の形態においては、リソグラフィ装置は、外側取込ガス流83の流速の大きさがカーテンガス流の流速の大きさよりも小さくなるように構成されている。
ある実施の形態においては、リソグラフィ装置は、外側取込ガス流83の体積流量がカーテンガス流の体積流量よりも大きくなるように構成されている。
ある実施の形態においては、リソグラフィ装置は、実質的にすべての外側取込ガス流83がカーテンガス流に取り込まれるように構成されている。
ある実施の形態においては、リソグラフィ装置は、カーテンガス流の径方向外側からカーテンガス流に取り込まれるガスの実質的にすべてが外側取込ガス流83から取り込まれるように構成されている。
上述の実施の形態の少なくとも1つに係るリソグラフィ装置は、投影放射ビームを使用して基板に照射するデバイス製造方法において使用されることができる。
本明細書ではICの製造におけるリソグラフィ装置の使用に具体的に言及しているかもしれないが、本書に説明されたリソグラフィ装置は、集積光学システム、磁区メモリ用案内パターンおよび検出パターン、フラットパネルディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、薄膜磁気ヘッド等の製造など他の用途にも適用することが可能であるものと理解されたい。当業者であればこれらの他の適用に際して、本書における「ウェーハ」あるいは「ダイ」という用語がそれぞれ「基板」あるいは「目標部分」という、より一般的な用語と同義であるとみなされると理解することができるであろう。本書に言及される基板は、露光前または露光後において例えばトラック(典型的にはレジスト層を基板に塗布し、露光後のレジストを現像する装置)、メトロロジツール、及び/またはインスペクションツールにより処理されてもよい。適用可能であれば、本書の開示はこれらのまたは他の基板処理装置にも適用され得る。また、基板は例えば多層ICを製造するために複数回処理されてもよく、その場合には本書における基板という用語は処理済みの多数の層を既に含む基板をも意味する。
上記では光リソグラフィにおける本発明の実施の形態の使用に具体的に言及したかもしれないが、本発明は例えばインプリントリソグラフィなどの他の用途においても使用されうるものであり、文脈が許す場合、光リソグラフィに限られるものではないことは理解されよう。インプリントリソグラフィでは、パターニングデバイスにおけるトポグラフィが基板に生成されるパターンを決める。パターニングデバイスのトポグラフィが基板に与えられたレジスト層に押し付けられ、電磁放射や熱、圧力、あるいはこれらの組み合わせによってレジストが硬化される。レジストが硬化された後パターニングデバイスはレジストから外されレジスト上にはパターンが残される。
本明細書において「放射」及び「ビーム」という用語は、紫外(UV)放射(例えば約365nm、355nm、248nm、193nm、157nm、または126nmの波長を有する)及び極紫外(EUV)放射(例えば5から20nmの範囲の波長を有する)、さらにはイオンビームまたは電子ビーム等の粒子ビームを含むあらゆる種類の電磁放射を包含する。
「レンズ」という用語は、文脈が許す場合、屈折光学部品、反射光学部品、磁気的光学部品、電磁気的光学部品、静電的光学部品を含む各種の光学部品のうちいずれか1つ、又はこれらの組み合わせを指し示してもよい。
本発明の特定の実施形態が上述されたが、説明したもの以外の態様で本発明が実施されてもよい。
上述の説明は例示であり、限定を意図しない。よって、後述の特許請求の範囲から逸脱することなく既述の本発明に変更を加えることができるということは、関連技術の当業者には明らかなことである。
投影放射ビームBは、支持構造(例えばマスクテーブルMT)に保持されるパターニングデバイス(例えばマスクMA)に入射して、パターニングデバイスによりパターン形成される。マスクMAを横切った投影放射ビームBは投影システムPSを通過する。投影システムPSは投影放射ビームを基板Wの目標部分Cに合焦する。第2位置決め装置PWと位置センサIF(例えば、干渉計デバイス、図1に示されるグリッドGを有するリニアエンコーダ、または静電容量センサなど)により、例えば投影放射ビームBの経路に異なる目標部分Cを位置決めするように、基板テーブルWTを正確に移動させることができる。同様に、第1位置決め装置PMと他の位置センサ(図1には明示せず)は、投影放射ビームBの経路に対してマスクMAを、例えばマスクライブラリからの機械的な取り出し後またはスキャナにおける走査中に、正確に位置決めするために使用することができる。一般にマスクテーブルMTの移動は、第1位置決め装置PMの一部を構成するロングストロークモジュール(粗い位置決め用)及びショートストロークモジュール(精細な位置決め用)により実現されうる。同様に、基板テーブルWTの移動は、第2位置決め装置PWの一部を構成するロングストロークモジュール及びショートストロークモジュールにより実現されうる。ステッパでは(スキャナとは異なり)、マスクテーブルMTはショートストロークのアクチュエータにのみ接続されているか、あるいは固定されていてもよい。マスクMAと基板Wとは、マスクアライメントマークM1、M2及び基板アライメントマークP1、P2を用いてアライメントされてもよい。図においては基板アライメントマークP1、P2が専用の目標部分Cを占拠しているが、アライメントマークは目標部分C間のスペースに配置されてもよい(これはスクライブライン・アライメントマークとして公知である)。同様に、マスクMAに複数のダイがある場合にはマスクアライメントマーク1、2がダイ間に配置されてもよい。
計測放射ビームがガスをどのように伝わるかにはいくつかの要因が影響しうる。たとえば、ガスの温度、ガスの湿度、ガスの組成は、ガスの屈折率に影響しうる要因である。これら要因の局所化された変動とガスの乱れがガスの屈折率に不均一性をもたらしうる。ガスを通過する計測放射ビームは、屈折率の変動に影響を受ける。たとえば、屈折率の変化は計測放射ビームの軌道を変化させうる。これとともに、またはこれに代えて、屈折率の変化は計測放射ビームに波面誤差を導入しうる。計測放射ビームの経路に沿う屈折率の変動によって計測誤差が誘起されうる。計測誤差はリソグラフィ装置の構成要素の位置決めにおける不正確な位置決めにつながりうる。こうした不正確な位置決めは、パターン付けられた放射ビームの基板上での配置を変更するので、オーバレイに関し有害な作用をもたらす。
本発明のある実施の形態は、第1構成要素と第2構成要素との相対移動後に被保護容積90を復元する回復時間の低減を実現するものと期待される。被保護容積90が破壊される速い動きの後には被保護容積90内の被保護ガスの安定性を復元するために回復時間が必要である。内側取込ガス流2は回復時間を顕著に低減することができる。なぜなら、内側取込ガス流2は被保護容積90の内側から被保護容積90内の被保護ガスを更新することができるからである。
この実施の形態は、計測放射ビーム50を発する放射ソース20と、計測放射ビーム50を検出するセンサ40とをさらに備える。計測放射ビーム50はグリッドGに向けて投影される。計測放射ビーム50は、グリッドGにより反射及び/または屈折されてセンサ40へと戻る。計測放射ビーム50は、被保護容積を通過する。計測放射ビーム50を検出するよう構成されたセンサ40は、放射ソース20及び/またはセンサ40に対するグリッドGの位置及び/または動きを示すために使用される。センサ40は、グリッドGに対する基板テーブルWTの変位を測定する。したがって、投影システムPSに対する基板テーブルWTの位置を決定することができる。これが可能となるのは、投影システムPSに対するグリッドGの位置が固定され既知であるからである。

Claims (9)

  1. 互いに対する相対移動が行われるように構成された第1構成要素と第2構成要素を備えるリソグラフィ装置であって、
    前記第1構成要素は、第1表面を有し、
    前記第2構成要素は、第2表面を有し、前記第1表面と前記第2表面は互いに対向し、
    前記第1表面は、前記第1表面と前記第2表面の間にあるガスの被保護容積への周囲ガスの流入を低減または防止するように動作可能な障壁を提供するよう構成された障壁システムを収容し、前記障壁システムは、
    前記被保護容積のうち前記第1表面に隣接する部分を包囲するガスカーテンを構築するためのカーテンガス流に適応された少なくとも1つのカーテン開口部と、
    前記カーテンガス流へと取り込まれるための内側取込ガス流に適応された少なくとも1つの内側取込開口部と、を備え、
    前記リソグラフィ装置は、前記内側取込ガス流の乱れが前記カーテンガス流の乱れよりも弱くなるように構成され、
    前記少なくとも1つの内側取込開口部は、前記被保護容積に対して前記少なくとも1つのカーテン開口部の径方向内側にあるリソグラフィ装置。
  2. 前記リソグラフィ装置は、前記内側取込ガス流の体積流量が前記カーテンガス流の体積流量よりも大きくなるように構成されている請求項1に記載のリソグラフィ装置。
  3. 前記リソグラフィ装置は、前記被保護容積に対して前記カーテンガス流の径方向内側から前記カーテンガス流へと取り込まれる実質的にすべてのガスが前記内側取込ガス流からのガスとなるように構成されている請求項1または2に記載のリソグラフィ装置。
  4. 前記リソグラフィ装置は、前記内側取込ガス流の体積流量が前記被保護容積に対して前記カーテンガス流の径方向内側から前記カーテンガス流へと取り込まれることのできる最大体積流量よりも大きくなるように構成されている請求項1から3のいずれかに記載のリソグラフィ装置。
  5. 前記リソグラフィ装置は、前記内側取込ガス流の実質的にすべてが前記カーテンガス流へと取り込まれるように構成されている請求項1から3のいずれかに記載のリソグラフィ装置。
  6. 前記障壁システムは、前記カーテンガス流へと取り込まれるための外側取込ガス流に適応された少なくとも1つの外側取込開口部を備え、前記リソグラフィ装置は、前記外側取込ガス流の乱れが前記カーテンガス流の乱れよりも弱くなるように構成され、
    前記少なくとも1つの外側取込開口部は、前記被保護容積に対して前記少なくとも1つのカーテン開口部の径方向外側にある請求項1から5のいずれかに記載のリソグラフィ装置。
  7. 前記リソグラフィ装置は、前記内側取込ガス流の体積流量が前記外側取込ガス流の体積流量よりも大きくなるように構成されている請求項6に記載のリソグラフィ装置。
  8. リソグラフィプロセスにおける方法であって、
    第1構成要素の第2構成要素に対する相対移動を行うことを備え、前記第1構成要素が第1表面を有し、前記第2構成要素が第2表面を有し、前記第1表面と前記第2表面が互いに対向しており、さらに、
    前記第1表面と前記第2表面の間にあるガスの被保護容積への周囲ガスの流入を低減または防止するように動作可能な障壁を提供することを備え、前記障壁を提供することは、
    前記被保護容積のうち前記第1表面に隣接する部分を包囲するガスカーテンを構築するように第1表面により収容された少なくとも1つのカーテン開口部からカーテンガス流を提供することと、
    前記カーテンガス流へと取り込まれるために前記第1表面により収容された少なくとも1つの内側取込開口部から内側取込ガス流を提供することと、を備え、前記内側取込ガス流は前記カーテンガス流よりも乱れが弱く、
    前記少なくとも1つの内側取込開口部は、前記被保護容積に対して前記少なくとも1つのカーテン開口部の径方向内側にある方法。
  9. 請求項1から7のいずれかに記載のリソグラフィ装置における使用のために構成された第1構成要素。
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