JP2013181458A - 異常診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スタータモータへの駆動信号が正常に出力できる状態であるか否かを、オンボードで診断可能にした異常診断装置を提供する。
【解決手段】エンジンを自動始動させる始動要求信号を出力するスタータリレー駆動指示部52(要求信号出力手段)と、始動要求信号が入力された場合に、スタータモータ12への電力供給オンオフを切り替えるスタータリレー20(スイッチ手段)へ、スタータリレー20をオン作動させる駆動信号を出力するスタータドライバIC70(駆動信号出力手段)と、始動要求信号および駆動信号を取得して比較し、これらの両信号が不整合となる異常が生じているか否かを診断する整合性モニタ53(診断手段)と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンを自動始動させる始動要求信号に基づき、スタータモータへ電力供給するよう制御するECU(電子制御ユニット)を対象とした、異常診断装置に関する。
一般的なエンジンは、スタータリレーに駆動信号を入力させると、スタータリレーがオン作動してスタータモータに電力が供給され、スタータモータの駆動によりクランキング始動するように構成されている。
そして、アイドルストップシステムの場合には、マイクロコンピュータが、車速、アクセル、ブレーキ等の自動始動条件を判定し、自動始動条件を満たしていると判定した場合に、エンジンを自動始動させるように要求する始動要求信号を出力する。この始動要求信号が駆動回路へ入力されると、先述した駆動信号を駆動回路がスタータリレーへ出力する(特許文献1、2参照)。
特開2011−179398号公報 特開2010−90874号公報
しかし、マイクロコンピュータから駆動回路へ始動要求信号を送信する際に、その通信ライン上で始動要求信号に符号誤り等のエラーが生じたり、駆動回路が故障していたり、各種ラインで断線や短絡が生じている等、駆動信号を正常に出力できなくする要因が各種存在する。このように、スタータモータへ出力される駆動信号が始動要求信号とは異なる内容になることがあるため、駆動信号を正常に出力できる状態であるか否かをオンボードで診断可能にする手段が、エンジンを自動始動させる機能を有した車両では必要である。
本発明は、上記問題を鑑みてなされたもので、その目的は、スタータモータへの駆動信号が正常に出力できる状態であるか否かを、オンボードで診断可能にした異常診断装置を提供することにある。
上記目的を達成する第1の発明は以下の点を特徴とする。すなわち、エンジンを自動始動させる始動要求信号を出力する要求信号出力手段と、前記始動要求信号が入力された場合に、スタータモータへの電力供給オンオフを切り替えるスイッチ手段へ、前記スイッチ手段をオン作動させる駆動信号を出力する駆動信号出力手段と、前記始動要求信号および前記駆動信号を取得して比較し、これらの両信号が不整合となる異常が生じているか否かを診断する診断手段と、を備えることを特徴とする。
ここで、先述した始動要求信号のエラーや、駆動回路の故障、各種ラインでの断線、短絡等の不具合が生じていれば、始動要求信号の内容と駆動信号の内容が整合しなくなる筈である。例えば、始動要求信号を出力していないにも拘わらず駆動信号が出力される、或いは、始動要求信号を出力しているにも拘わらず駆動信号が出力されないといった不整合が生じる筈である。この点を鑑みた上記発明では、始動要求信号および駆動信号を取得し、両信号が不整合であるか否かを診断するので、スタータモータへの駆動信号が正常に出力できる状態であるか否かを、オンボードで診断できる。
しかも、要求信号出力手段、駆動信号出力手段および診断手段を同一のケーシング内に収容してECU(電子制御ユニット)を構成する場合、上記発明によればECUの内部で駆動信号を取得するようにできる。よって、ECUの外部から駆動信号を取得する場合にはその駆動信号を送信するハーネスが必要となるが、そのハーネスを上記発明では不要にできる。
上記目的を達成する第2の発明は以下の点を特徴とする。すなわち、前記要求信号出力手段と、前記駆動信号出力手段と、エンジン出力またはエンジン出力と相関のある物理量をエンジン出力信号として取得するとともに、取得したエンジン出力信号と前記始動要求信号とを比較し、これらの両信号が不整合となる異常が生じているか否かを診断する診断手段と、を備えることを特徴とする。
ここで、始動要求信号および駆動信号に先述した不整合が生じた場合、始動要求信号およびエンジン出力信号にも不整合が生じることとなる。すなわち、始動要求信号を出力していないにも拘わらず、駆動信号が出力されてスタータモータが駆動してしまい、エンジン出力が変化する。或いは、始動要求信号を出力しているにも拘わらず駆動信号が出力されず、クランキング始動できなくなる。この点を鑑みた上記発明では、始動要求信号およびエンジン出力信号を取得し、両信号が不整合であるか否かを診断するので、スタータモータへの駆動信号が正常に出力できる状態であるか否かを、オンボードで診断できる。
しかも、要求信号出力手段、駆動信号出力手段および診断手段を同一のケーシング内に収容してECU(電子制御ユニット)を構成する場合、上記発明によればECUの内部で駆動信号を取得するようにできる。よって、ECUの外部から駆動信号を取得する場合にはその駆動信号を送信するハーネスが必要となるが、そのハーネスを上記発明では不要にできる。
本発明の第1実施形態にかかるECUの構成を示すブロック図。 第1実施形態において、ECUの診断手順を示すフローチャート。 第1実施形態において、強制停止機能の正常確認診断の手順を示すフローチャート。 本発明の第2実施形態にかかるECUの構成を示すブロック図。 第2実施形態において、強制停止機能の正常確認診断の手順を示すフローチャート。 本発明の第3実施形態にかかるECUの構成を示すブロック図。
以下、本発明にかかる異常診断装置の各実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付しており、同一符号の部分についてはその説明を援用する。
(第1実施形態)
図1に示すスタータ装置10は、車両に搭載された走行用エンジンをクランキング始動させるものであり、図示しないピニオンギアを押し出す電磁ソレノイド11およびピニオンギアを回転させる電動モータ12を備える。なお、ピニオンギアは、エンジン出力軸とともに回転するリングギアと噛み合い、電動モータ12の駆動力をリングギアへ伝達するものであり、電磁ソレノイド11へ通電すると、リングギアと噛み合う位置へ押し出される。
スタータリレー20は、バッテリ電源30からスタータ装置10への電力供給オンオフを切り替えるスイッチ手段であり、可動接点21、固定接点21aおよび電磁コイル22を備える。後述する駆動信号がECU40から電磁コイル22へ入力されると、電磁コイル22の磁力により可動接点21が吸引され、固定接点21aに当接する。これにより、バッテリ電源30から電動モータ12および電磁ソレノイド11へ電力供給される。
ECU40(電子制御ユニット)は、後述するマイクロコンピュータ(マイコン50)、統合IC60(駆動信号出力手段)およびスタータドライバIC70を同一のケーシング内に収容して構成されている。マイコン50を構成するメモリ(ROM)の各々の記憶領域には、エンジン始動制御部51、スタータリレー駆動指示部52(要求信号出力手段)、整合性モニタ53、強制カット指示部54(停止信号出力手段)およびチェック部55が書き込まれている。これらは、以下に説明する各種処理を実行するプログラムである。
エンジン始動制御部51は、車速、アクセル、ブレーキ等の状態が自動始動条件または自動停止条件を満たしているか否かを判定する。自動停止条件を満たすと判定した場合には、燃料噴射弁からの燃料噴射を停止させる等によりエンジンを自動停止させる。一方、自動始動条件を満たすと判定した場合には、スタータ装置10を作動させるとともに燃料噴射を開始させて、エンジンを自動始動させる。これにより、アイドルストップシステム(ISS)の機能が発揮される。
スタータリレー駆動指示部52は、エンジン始動制御部51にて自動始動条件を満たすと判定した場合に、始動要求信号を出力する。この始動要求信号は、電磁コイル22のプラス端子22a(高電圧側端子)とマイナス端子22b(グランド側端子)の各々に対して、通電オンを指令する信号である。なお、この始動要求信号の出力に起因して両端子22a、22bが通電オンすると、スタータリレー20の電磁コイル22が通電されて両接点21、21aがオン状態となり、スタータ装置10へ電力供給されることとなる。
スタータリレー駆動指示部52から出力した始動要求信号は、通信ラインL1を通じて、マイコン50から統合IC60へシリアル通信により送信される。つまり、プラス端子22aに対する始動要求信号(プラス側始動要求信号)と、マイナス端子22bに対する始動要求信号(マイナス側始動要求信号)は、1つの通信ラインL1により送信される。
統合IC60は、マイコン50から出力された始動要求信号を、プラス側始動要求信号とマイナス側始動要求信号に分け、各々の始動要求信号を、別々のラインL2、L3を通じてスタータドライバIC70へ出力する。
スタータドライバIC70は、以下に説明するハイサイド・ドライバ(HSD71)、ローサイド・ドライバ(LSD72)、ダイアグノーシス(Diag73)、およびシリアル・ペリフェラル・インタフェース(SPI74)を備える。
HSD71は、プラス側始動要求信号が入力されることに伴いオン作動するスイッチ手段であり、LSD72は、マイナス側始動要求信号が入力されることに伴いオン作動するスイッチ手段である。図1の例では、HSD71およびLSD72にFETトランジスタを採用しており、ゲート端子に始動要求信号の電圧が印加されると、ソース・ドレイン端子間に電流が流れる。これにより、HSD71およびLSD72の各々は、プラス端子22aに対する駆動信号(プラス側駆動信号)、およびマイナス端子22bに対する駆動信号(マイナス側駆動信号)を出力することとなる。
ラインL4を通じてHSD71から出力されたプラス側駆動信号は、ECU40の外部ポート41から電磁コイル22のプラス端子22aへ出力される。また、ラインL5を通じてLSD72から出力されたマイナス側駆動信号は、ECU40の外部ポート42から電磁コイル22のマイナス端子22bへ出力される。したがって、電磁コイル22の両端子22a、22bを通電オンさせて初めてスタータ装置10が作動し、一方の端子を通電オンさせるだけではスタータ装置10は作動しない。要するに、プラス側始動要求信号の出力に伴うプラス側駆動信号と、マイナス側始動要求信号の出力に伴うマイナス側駆動信号との両方が、正常に電磁コイル22へ入力されることを条件として、スタータ装置10は駆動する。よって、プラス側駆動信号およびマイナス側駆動信号の一方が異常(一重故障)であっても、ドライバの意図に反してスタータ装置10が駆動することのない、二重化構造になっている。
SPI74は、HSD71およびLSD72から出力された各々の駆動信号であって、外部ポート41、42から出力される直前の駆動信号を取得する。また、Diag73によるスタータドライバIC70の異常診断結果、および後述する強制停止信号を取得する。これらの信号は、通信ラインL6を通じて、SPI74からマイコン50へシリアル通信により送信される。つまり、プラス側駆動信号およびマイナス側駆動信号は、1つの通信ラインL6により送信される。なお、強制停止信号は強制カット指示部54へ入力される。
マイコン50の整合性モニタ53(診断手段)は、SPI74から出力されたプラス側駆動信号およびマイナス側駆動信号を取得するとともに、スタータリレー駆動指示部52から出力されたプラス側始動要求信号およびマイナス側始動要求信号を取得する。そして、取得した始動要求信号と駆動信号を比較し、その整合性を、プラス側およびマイナス側の両方でチェックする。例えば、始動要求信号を出力しているにも拘わらず駆動信号が出力されていない場合や、始動要求信号を出力していないにも拘わらず駆動信号が出力されている場合には、不整合であると判定し、異常が生じていると診断する。
この異常の原因の具体例としては、通信ラインL1での通信エラー(例えば始動要求信号の符号誤り)、マイコン50の故障、統合ICの故障、スタータドライバIC70の故障、各種ラインL2、L3、L4、L5での断線、短絡等が挙げられる。
整合性モニタ53にて異常と診断された場合には、強制カット指示部54からスタータドライバIC70へ強制停止信号が出力される。スタータドライバIC70は、強制停止信号が入力された場合、統合IC60から始動要求信号が入力されている場合であっても、駆動信号の出力を強制的に停止する。なお、強制カット指示部54からスタータドライバIC70へ強制停止信号を送信するラインL7(強制停止用通信ライン)は、始動要求信号を送信する通信ラインL1(要求用通信ライン)とは別に備えられている。
監視IC81は、マイコン50のメモリの領域のうち、エンジン始動制御部51およびスタータリレー駆動指示部52を含む領域がハード的に故障しているか否かを逐次チェックする。監視IC82は、マイコン50のメモリの領域のうち、整合性モニタ53および強制カット指示部54を含む領域がハード的に故障しているか否かを逐次チェックする。なお、マイコン50のチェック部55は、マイコン50のメモリの特定領域について、データ化け有無をチェックする手段である。整合性モニタ53および強制カット指示部54は、この特定領域に設けられている。
以上詳述した整合性モニタ53、監視IC81、82およびDiag73により、ECU40の異常有無が診断する。なお、監視IC81、82およびDiag73の診断によれば、スタータドライバIC70およびマイコン50についてのハード故障を診断できるものの、各種ラインL1〜L5でのデータ化けや断線については診断できない。この種の異常(各種ラインL1〜L5での異常)については、整合性モニタ53により診断が可能となる。
次に、整合性モニタ53による診断、および強制カット指示部54による強制停止の手順について、図2を用いて説明する。なお、図2の処理は、マイコン50により所定周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、図2のステップS10において、監視IC81、82およびDiag73による診断結果が正常であるか否かを判定する。正常でないと判定されれば(S10:NO)、後述するステップS16において、ECU40は異常であると診断する。一方、正常と判定されれば(S10:YES)、次のステップS11において、ISSによる自動始動時であるか否かを判定する。自動始動時であると判定されれば(S11:YES)、次のステップS12において、整合性モニタ53により始動要求信号と駆動信号を比較し、その整合性をチェックする。
整合していると判定されれば(S12:YES)、次のステップS13において、ECU40は正常であると診断する。一方、整合していないと判定されれば(S12:NO)、次のステップS16において、ECU40は異常であると診断する。続くステップS17では、強制カット指示部54により強制停止信号をスタータドライバIC70へ出力する。次のステップS18では、ISSの作動を停止させる。すなわち、エンジンの自動停止および自動始動を禁止する。
先述したステップS11において、ISSによる自動始動時でないと判定されれば(S11:NO)、スタータリレー駆動指示部52は、以下に説明する擬似要求信号を、通信ラインL1を通じて統合IC60へシリアル通信により送信する。
擬似要求信号とは、スタータ装置10を駆動させることなく、整合性モニタ53による診断を可能にするためのものである。具体的には、プラス側始動要求信号を出力しつつマイナス側始動要求信号の出力を停止させる第1擬似要求信号、およびマイナス側始動要求信号を出力しつつプラス側始動要求信号の出力を停止させる第2擬似要求信号を、逐次切り替えて構成された信号である。また、第1および第2擬似要求信号を逐次切り替えるタイミングを、不規則なタイミングに設定している。例えば、所定時間間隔で両擬似要求信号を切り替えることを禁止する。また、規則正しい所定のパターンで両擬似要求信号を切り替えることを禁止する。
したがって、スタータドライバIC70は、第1擬似要求信号の出力時にはプラス側駆動信号を出力し、第2擬似要求信号の出力時にはマイナス側駆動信号を出力する。続くステップS15では、整合性モニタ53により擬似要求信号と駆動信号を比較し、その整合性をチェックする。例えば、プラス側始動要求信号を出力しているにも拘わらずプラス側駆動信号が出力されていない場合や、マイナス側始動要求信号を出力しているにも拘わらずマイナス側駆動信号が出力されていない場合、これらの始動要求信号を出力していないにも拘わらず駆動信号が出力されている場合には、不整合であると判定する。
整合していると判定されれば(S15:YES)、ステップS13にてECU40は正常であると診断する。一方、整合していないと判定されれば(S15:NO)、ステップS16にてECU40は異常であると診断し、強制停止信号を出力し(S17)、ISSの作動を停止させる(S18)。
なお、先述した通りスタータリレー20とECU40との接続は二重化構造になっているので、プラス側始動要求信号およびマイナス側始動要求信号の一方を出力してもスタータリレー20がオン作動することはなく、スタータ装置10が駆動することはない。よって、スタータ装置10を駆動させることなく、整合性モニタ53による診断が可能になる。つまり、エンジン運転中に、整合性モニタ53による診断が逐次可能になる。
図3に示す手順により、スタータリレー駆動指示部52は、先述した強制停止信号を試験的に出力し、強制停止信号による強制停止が正常に機能するか否かを確認する。なお、図3の処理は、マイコン50により所定周期で繰り返し実行、或いは少なくとも1トリップに1回実行されるものである。
先ず、図3のステップS30において、強制停止信号を試験的に出力しても構わない状況であるか否かを判定する。具体的には、先述したステップS13で正常と診断されており、かつ、エンジン始動中でなければ、強制停止信号の試験出力を許可し(S30:YES)、続くステップS31(正常作動確認手段)にて、強制停止信号をスタータドライバIC70へ出力する。続くステップS32(正常作動確認手段)では、試験出力した強制停止信号が、SPI74から強制カット指示部54へリターンしているか否かを判定する。強制停止信号のリターン入力があれば(S32:YES)、強制停止機能は正常であると診断し(S33)、強制停止信号のリターン入力がなければ(S32:NO)、強制停止機能は異常であると診断する(S34)。
以上により、本実施形態によれば、以下の効果が発揮される。
・マイコン50は、始動要求信号および駆動信号を取得し、両信号が不整合であるか否かを診断するので、スタータ装置10への駆動信号が正常に出力できる状態であるか否かを、オンボードで診断できる。しかも、ECU40の内部で駆動信号を取得するので、ECU40の外部ポート41、42から出力された駆動信号を、ECU外部から取得する場合に必要となるハーネスを不要にできる。
・不整合にて異常と診断された場合には、強制カット指示部54から強制停止信号を出力し、スタータドライバIC70は、強制停止信号が入力された場合に、駆動信号の出力を強制的に停止する。そのため、異常と診断された場合に、運転者の意図に反して駆動信号が出力されてスタータ装置10が駆動することを、確実に回避できる。
・スタータドライバIC70へ始動要求信号を送信する通信ラインL1(要求用通信ライン)とは別に、強制停止信号を送信するラインL7(強制停止用通信ライン)を備える。よって、通信ラインL1の異常に起因して異常と診断されている場合において、その異常状態にある通信ラインL1とは別のラインL7を用いて強制停止信号を送信できる。そのため、異常と診断された場合に、意図に反してスタータ装置10が駆動することを確実に回避できる。
・正常と診断されている場合に、マイコン50からスタータドライバIC70へ強制停止信号を試験的に出力し、その強制停止信号がスタータドライバIC70からマイコン50へリターンしているか否かを判定する。そのため、出力した強制停止信号がスタータドライバIC70へ正常に入力されているか否かを確認することができ、ひいては、異常と診断された場合に、意図に反してスタータ装置10が駆動することを確実に回避できる。
・スタータリレー20とECU40との接続は二重化構造になっており、かつ、実際のエンジン始動時以外の時に、プラス側始動要求信号またはマイナス側始動要求信号の一方を出力する擬似要求信号を出力するので、スタータ装置10を駆動させることなく、整合性モニタ53による診断が逐次可能になる。
・擬似要求信号は、プラス側始動要求信号のみを出力させる第1擬似要求信号、およびマイナス側始動要求信号のみを出力させる第2擬似要求信号を、逐次切り替えて構成される。そのため、プラス側始動要求信号に関するラインL2、L4、およびマイナス側始動要求信号に関するラインL3、L5の両方について、異常が無いかを診断できる。
・ここで、例えば通信ラインL1にてシリアル通信する際に、所定の周期でデータ化けする異常が生じている場合に、前記切り替えタイミングの周期がデータ化けの周期と一致すると、データ化けによる異常を看過するおそれがある。この点を鑑みた本実施形態では、第1および第2擬似要求信号の逐次切り替えのタイミングを、不規則なタイミングに設定している。そのため、上述のごとく切り替えタイミング周期とデータ化け周期が一致する蓋然性を低減でき、データ化け異常を看過するおそれを低減できる。
・ここで、ECU40が異常と診断された場合には、正常に自動始動および自動停止できない可能性が高い。そこで本実施形態では、異常と診断された場合には、ISSの機能を停止させて、エンジンの自動停止および自動始動を禁止する。そのため、自動始動できない状況下で自動停止させてしまったり、運転者の意図に反して自動停止させてしまったりする不具合を確実に回避できる。
(第2実施形態)
本実施形態にかかるスタータドライバIC70Aは、図4に示すように、上記第1実施形態にかかるSPI74を廃止した構成である。そのため、スタータドライバIC70Aから整合性モニタ53へ駆動信号を送信する専用のラインL6a、L6bを備えている。これらのラインL6a、L6bは、スタータドライバIC70Aと外部ポート41、42とを接続するラインL4、L5から分岐するように接続されている。
本実施形態の場合、試験出力した強制停止信号をスタータドライバIC70Aからマイコン50にリターンさせる、通信ラインL6(図1参照)を備えていない。そのため、本実施形態の場合には図5に示す手順により、出力した強制停止信号がスタータドライバIC70へ正常に入力されているか否かを確認することが望ましい。
すなわち、先ず図5のステップS30、S31では、図3のステップS30、S31と同様にして強制停止信号を試験的に出力する。続くステップS31a(正常作動確認手段)では、プラス側始動要求信号およびマイナス側始動要求信号を、HSD71およびLSD72へ交互に出力する。続くステップS32a(正常作動確認手段)では、スタータドライバIC70Aから駆動信号が出力されているか否かを判定する。
ここで、強制停止信号がスタータドライバIC70Aへ正常に出力されて機能していれば、始動要求信号を出力していても駆動信号は出力されないため、ラインL6a、L6bを通じてスタータドライバIC70Aからマイコン50へ駆動信号が入力されることは無い筈である。この点に着目した本実施形態では、ステップS32aにて駆動信号の出力ありと判定されれば(S32a:YES)、強制停止機能は異常であると診断し(S34)、駆動信号の出力なしと判定されれば(S32a:NO)、強制停止機能は正常であると診断する(S33)。
なお、ステップS31aにおける始動要求信号の出力では、HSD71およびLSD72へ交互に実施しており、かつ、先述した通りスタータリレー20とECU40との接続は二重化構造になっている。そのため、強制停止機能が異常の場合であっても、ステップS31aにおける始動要求信号の出力によってスタータ装置10が駆動することは回避できる。
(第3実施形態)
上記第1実施形態では、HSD71およびLSD72を1つのIC(スタータドライバIC70A)で構成しているが、本実施形態では、図6に示すように、HSD71およびLSD72を単体部品で構成している。そのため、強制停止信号をHSD71およびLSD72の各々へ送信する専用のラインL7a、L7bを備えている。
これらのラインL7a、L7bには、トランジスタ等によるスイッチ手段83、84が設けられている。そして、強制停止信号がマイコン80からスイッチ手段83、84へ入力されると、スイッチ手段83、84はオン作動してHSD71およびLSD72へ強制停止信号を出力する。これにより、HSD71およびLSD72から駆動信号が出力されることが、強制的に停止される。なお、本実施形態においても、先述した図5と同様の手法により、出力した強制停止信号がHSD71およびLSD72へ正常に入力されているか否かを確認することが望ましい。
(第4実施形態)
上記各実施形態では、整合性モニタ53において、始動要求信号と駆動信号との整合性をチェックしている。これに対し、本実施形態にかかる整合性モニタ53(診断手段)は、駆動信号に替えて、エンジン出力またはエンジン出力と相関のある物理量(以下「エンジン出力信号」と記載)を取得する。エンジン出力信号の具体例としては、エンジン出力軸(クランク軸)の回転速度NEや、燃焼室内の圧力(筒内圧)等が挙げられる。
そして、エンジン出力信号と始動要求信号との整合性をチェックする。すなわち、例えばISSによる自動始動時において、始動要求信号を出力しているにも拘わらずエンジン回転速度NEが上昇しなければ、整合性が無いと判定する。また、エンジン停止時において、始動要求信号を出力していないにも拘わらずエンジン回転速度NEが上昇すれば、整合性が無いと判定する(図2中の一点鎖線参照)。
そして、図2中の一点鎖線に示す判定において、整合性なしと判定されれば(S12a:NO)、ECU40の異常可能性ありと診断する(S16)。一方、整合性ありと判定されれば(S12a:YES)、ECU40は正常と診断する(S13)。但し、本実施形態においては、擬似要求信号を出力しても、整合性の対象となるエンジン出力信号は変化しないので、擬似要求信号の出力による診断は実施できない。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、以下のように変更して実施してもよい。また、各実施形態の特徴的構成をそれぞれ任意に組み合わせるようにしてもよい。
また、上記各実施形態にかかるスタータリレー20(スイッチ手段)を、パワーMOS等の半導体スイッチに置換してもよい。
12…スタータモータ、20…スタータリレー(スイッチ手段)、52…スタータリレー駆動指示部(要求信号出力手段)、53…整合性モニタ(診断手段)、70、70A、71、72…スタータドライバIC(駆動信号出力手段)、S12、S12a…診断手段

Claims (9)

  1. エンジンを自動始動させる始動要求信号を出力する要求信号出力手段(52)と、
    前記始動要求信号が入力された場合に、スタータモータ(12)への電力供給オンオフを切り替えるスイッチ手段(20)へ、前記スイッチ手段をオン作動させる駆動信号を出力する駆動信号出力手段(70、70A、71、72)と、
    前記始動要求信号および前記駆動信号を取得して比較し、これらの両信号が不整合となる異常が生じているか否かを診断する診断手段(53、S12)と、
    を備えることを特徴とする異常診断装置。
  2. エンジンを自動始動させる始動要求信号を出力する要求信号出力手段(52)と、
    前記始動要求信号が入力された場合に、スタータモータへの電力供給オンオフを切り替えるスイッチ手段へ、前記スイッチ手段をオン作動させる駆動信号を出力する駆動信号出力手段(70、70A、71、72)と、
    エンジン出力またはエンジン出力と相関のある物理量をエンジン出力信号として取得するとともに、取得したエンジン出力信号と前記始動要求信号とを比較し、これらの両信号が不整合となる異常が生じているか否かを診断する診断手段(53、S12a)と、
    を備えることを特徴とする異常診断装置。
  3. 前記診断手段により異常と診断された場合に強制停止信号を出力する停止信号出力手段(54)を備え、
    前記駆動信号出力手段は、前記強制停止信号が入力された場合に、前記駆動信号の出力を強制的に停止することを特徴とする請求項1または2に記載の異常診断装置。
  4. 前記駆動信号出力手段へ前記始動要求信号を送信する要求用通信ライン(L1)とは別に、前記駆動信号出力手段へ前記強制停止信号を送信する強制停止用通信ライン(L7)が備えられていることを特徴とする請求項3に記載の異常診断装置。
  5. 前記診断手段により正常と診断されている場合に、前記強制停止信号を試験的に出力し、その強制停止信号が前記駆動信号出力手段へ正常に入力されているか否かを確認する正常作動確認手段(S31、S32、S31a、S32a)を備えることを特徴とする請求項3または4に記載の異常診断装置。
  6. 前記スイッチ手段は、電磁コイルの磁力により可動接点を固定接点に接触させる電磁リレーであり、
    前記駆動信号出力手段は、前記始動要求信号が入力された場合に、前記電磁コイルのプラス端子(22a)とマイナス端子(22b)の各々へ前記駆動信号を出力し、
    前記要求信号出力手段は、前記プラス端子または前記マイナス端子の一方へ駆動信号を出力し、他方へは駆動信号の出力を停止させるように指令する擬似要求信号を出力する手段(S14)を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の異常診断装置。
  7. 前記擬似要求信号は、
    前記プラス端子へ駆動信号を出力しつつ前記マイナス端子へは駆動信号の出力を停止させる第1擬似要求信号、および前記マイナス端子へ駆動信号を出力しつつ前記プラス端子へは駆動信号の出力を停止させる第2擬似要求信号を、逐次切り替えて構成された信号であることを特徴とする請求項6に記載の異常診断装置。
  8. 前記逐次切り替えのタイミングが、不規則なタイミングに設定されていることを特徴とする請求項7に記載の異常診断装置。
  9. 前記診断手段により異常と診断された場合には、エンジンの自動停止および自動始動を禁止することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の異常診断装置。
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