JP7254827B2 - 電子制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子制御装置の制御に係り、特に、故障診断機能を備えた車載用電子制御装置に適用して有効な技術に関する。
自動車の電子制御ブロックは、エンジンの状態や運転環境など必要とされる情報を検知する各種センサ、それらのセンサから得た各種情報を瞬時に演算処理し、最適制御情報を出力するECU(Electronic Control Unit:電子制御装置)、及びその最適制御情報に従い駆動するアクチュエータ(駆動装置)から構成されており、それらの連携によって各電子制御システムの最適な制御が行われる。
エンジンのイグナイタ(点火装置)やインジェクタ(燃料噴射装置)、ABS(Antilock Brake System)などのアクチュエータは電気的負荷であり、ECUはそれらの電気的負荷を駆動する負荷駆動装置である。
ECU(負荷駆動装置)は、上記のように、センサからの信号等に基づき最適な制御を行っているが、自動車が安全・環境性能を発揮するため、断線やセンサの機能異常等の不具合を診断する車載式故障診断機能(OBD:On-Board Diagnostics)が搭載されている。
負荷駆動装置に於ける異常診断として、天絡、地絡、断線の検出が必要とされる場合があり、一般的にドライバ(駆動回路)の出力の電圧や電流をモニタし、モニタ値を閾値と比較する等して、ドライバ出力の正常、異常を判断する。診断結果はドライバを制御するマイコン等の制御回路に送信され、結果が異常であった場合には、ドライバの動作を停止する等、診断結果に応じた制御が実施される。
こういった異常診断とその結果によるドライバ制御に対し、特に自動車向けに於いては、安全面での必要性や排気規制の強化などから、確実性や迅速さ、広範囲の駆動条件下で可能とすることなどが求められ、それぞれのケースに応じた対応策が必要となる。
具体例として、ローサイドドライバの天絡異常のような不具合では、ドライバ回路に大電流が流れ続けることにより、配線パターンの溶断等重大故障に至る場合がある。これを避けるためにより素早くドライバを停止する従来技術として、不具合が検出された場合に制御回路へ通知するより先に、即座にドライバを非活性状態とする手法がある。
例えば、特許文献1には、「マイクロコントローラからシリアル通信を介して、診断開始信号が入力される。ドライバICは、診断開始信号を受信すると、ROMから各ドライバ回路のON/OFF状態をレジスタ群に読み出す。各ドライバ診断回路は、レジスタの値に従い、ON時/OFF時の診断を実施する。もし、この段階で不具合が検出された場合、故障モードと駆動回路番号を記憶する診断レジスタ群に情報を書き込む。このデータに基づき、不良検出された駆動回路を非活性状態にし、高速シリアル通信を介して、マイクロコントローラに通知する。」と記載されている。
特開2014-46730号公報
上記のような従来の診断方法において、異常診断の手段として電圧をモニタする場合、ドライバ(駆動回路)がON状態で、負荷を駆動するスイッチを介して出力がGNDまたは電源に繋がっている時には、正常状態と異常状態で違いが確認できないため、駆動回路がOFF状態の場合でしか診断できない。
一方、電流を検出する場合についても、ドライバ(駆動回路)に電流が流れるON状態の場合しか診断できない。そのため、従来は、ドライバのONまたはOFFの診断可能な機会が無かった場合に、結果が確定していないにも関わらず、診断結果は正常として制御回路へ送信されていた。
また、制御回路は、ドライバからの複数回の正常または異常の診断結果を以てドライバ出力の状態を判定するが、上記の理由により、誤った「正常」の診断結果が送信される場合があるため、確実な判定を行うために時間がかかるという課題があった。
そこで、本発明の目的は、故障診断機能を備えた電子制御装置において、短時間で高精度な故障診断が可能な電子制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明による負荷駆動装置は、負荷を駆動するための負荷駆動回路と、前記負荷駆動回路を制御する制御回路と、前記負荷駆動回路の出力状態を診断し、前記制御回路に診断結果を出力する診断回路と、を備え、前記診断回路は、診断機会の有無を示すフラグを前記制御回路に出力する機能を有し、前記制御回路は、前記診断回路から入力された診断結果の読み取り値が正常を示し、かつ、前記フラグが診断機会有りを示す場合、前記負荷駆動回路の出力状態は正常であると判定し、前記診断回路から入力された診断結果の読み取り値が正常を示し、かつ、前記フラグが診断機会無しを示す場合、当該診断結果は不確定であると判定して当該診断結果を無視する機能を有する電子制御装置であって、前記診断回路は、前記負荷駆動回路がOFFに移行してから所定期間経過後に前記フラグをHighに立ち上げ、前記負荷駆動回路の制御状態が切り替り、前記負荷駆動回路の出力状態の診断が終了した場合、前記フラグをLowに立ち下げる。
本発明によれば、故障診断機能を備えた電子制御装置において、短時間で高精度な故障診断が可能な電子制御装置を実現することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明によって明らかにされる。
本発明の実施例1に係る負荷駆動装置の構成を示す回路構成図である。 図1の負荷駆動回路102の動作の一例を示すタイミングチャートである。 図1の制御回路104による異常判定方法を示すフローチャートである 図1の負荷駆動回路102の動作の一例を示すタイミングチャートである。 図1の負荷駆動回路102の動作の一例を示すタイミングチャートである。 本発明の実施例2に係る負荷駆動回路の動作の一例を示すタイミングチャートである。 本発明の実施例3に係る負荷駆動装置の構成を示す回路構成図である。 本発明の実施例4に係る負荷駆動装置の構成を示す回路構成図である。 本発明の実施例5に係る負荷駆動装置の構成を示す回路構成図である。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。なお、各図面において同一の構成については同一の符号を付し、重複する部分についてはその詳細な説明は省略する。
図1から図5を参照して、本発明の実施例1の負荷駆動装置(電子制御装置)について説明する。
図1は本実施例の負荷駆動装置(電子制御装置)の回路構成を示したものである。本実施例の負荷駆動装置101は、負荷駆動回路102と、負荷駆動回路102を制御する制御回路104を備えている。負荷駆動回路102は、負荷駆動装置101(負荷駆動回路102)の出力状態を診断し、制御回路104に診断結果を出力する診断回路103を備えている。
負荷駆動回路102は、制御回路104から出力される制御信号に基づいて負荷を駆動する。図1では巻き線(コイル)105と容量素子(コンデンサ)106からなる誘導負荷の例を示す。診断回路103は、負荷駆動回路102の出力電圧または出力電流をモニタすることで、負荷駆動装置101の出力状態を診断し、制御回路104からの読み取り指令を受け取ると、診断結果と診断完了フラグを制御回路104に送信(出力)する。
なお、「診断完了フラグ」とは、診断回路103による負荷駆動装置101(負荷駆動回路102)の出力状態の診断機会の有無を示すフラグである。
診断回路103は、負荷駆動回路102がONまたはOFFの時のみに負荷駆動装置101の出力状態を診断する。例えば、負荷駆動回路102がローサイドドライバの構成である場合は、断線または地絡の異常を診断するためには、診断回路103は、負荷駆動回路102がOFFの期間に出力電圧がバッテリ電圧に近ければ正常、GND電位に近ければ断線または地絡の異常状態といったように診断する。
また、天絡を診断する場合には、負荷駆動回路102がONの期間に過度な電流が流れていれば天絡、電流が正常範囲であれば正常、といったように診断できる。
なお、負荷駆動回路102がハイサイドドライバなどのその他の回路構成である場合においても、診断可能な期間がONまたはOFFに限定されるものは、以下の動作について同様である。
さらに、診断回路103は、診断を実施している期間を元に、診断完了フラグを生成する。
図2は、本実施例において、診断回路103が負荷駆動回路102のOFF期間にのみ診断を実施し、且つ出力端子の状態が「異常」であった場合のタイミングチャートを示したものである。
図2中のラッチ前診断結果は、診断可能なドライバコントロールLow、すなわち、負荷駆動回路102がOFFの期間に診断回路103が診断を実施した結果を示すが、診断不可であるドライバコントロールHighの期間には、デフォルト値である「正常」で固定される。制御回路104へ出力される情報を格納するレジスタを示したラッチ後診断結果は、図2中の(e)に示したように、ラッチ前診断結果が異常となった時にその値を格納し、ラッチ(状態を保持)する。さらに、図2中の(a)、(c)、(d)、(g)に示したように、読み出し(読み取り)指令を制御回路104から受け取った際に制御回路104へ送信した後、ラッチ前診断結果の値を再び格納し、ラッチ(状態を保持)する。
このように動作することで、診断可能期間に診断回路103が診断した結果は、図2中の(c)の様に、診断不可期間に切り替わった後最初に制御回路104によって読み出されるまで保持される。
図2中の(c)に示したように、診断不可期間に読み出し(読み取り)指令によりラッチ後診断結果がクリアされた後は、デフォルトの診断結果値である「正常」がラッチ後診断結果に格納される。そのため、図2中の(d)の様に、診断不可期間が継続中に、診断回路103が、再び読み出し指令を受け取った場合には、ドライバ出力状態が実際には「異常」であっても、「正常」を示す値(以降、未診断の「正常」と呼ぶ)が診断結果として制御回路104へ出力される。
診断回路103の内部信号である診断可能期間信号は、診断可能期間であるドライバコントロールがLow(OFF)の間はHighとなり、診断不可期間であるドライバコントロールHigh(ON)の間はLowとなる。
診断完了フラグは、図2中の(e)に示したように、診断可能期間信号がHighとなった時にHighとなりラッチ(状態が保持)される。診断完了フラグ値は、図2中の(a)、(c)、(d)、(g)に示したように、診断回路103が制御回路104から読み出し(読み取り)指令を受信すると制御回路104へ送信された後、診断可能期間信号の値を再びラッチ(状態を保持)する。
このような動作により、前回の読み出し(読み取り)指令と、今回の読み出し(読み取り)指令との間に診断可能期間があった場合には診断完了フラグHigh、無かった場合にはLowが読み出されることになる。
制御回路104は、読み取った診断結果と、診断完了フラグの値を元に、読み出し結果を判断する。診断完了フラグがHighであった場合は、前回の読み取りとの間に診断期間があり、診断結果読み取り値は、診断が実施された後の信用できる結果であると判断できるため、制御回路104は診断結果読み取り値そのままを読み出し結果として処理する。
一方、診断完了フラグがLowであった場合は、前回の読み取りから診断が実施されていないため、診断結果読み取り値が「正常」であっても、制御回路104は、読み出し結果を「不確定」として処理する。言い換えると、制御回路104は、診断回路103から受信した診断結果が「正常」であり、かつ、診断完了フラグがLow(診断機会無し)の場合、診断結果を「不確定」として判定する。つまり、制御回路104は、診断結果を「不確定」と判定した場合、診断回路103からの診断結果を無視する。
なお、図2では、負荷駆動回路102がOFFの期間に診断回路103が診断を実施する場合を示しているが、ONの期間に診断を実施する場合についても、ドライバコントロールがHighの期間に診断可能、Lowの期間に診断不可となり、診断可能または診断不可の状態に合わせてその他の信号が動作し、同様の効果が得られる。
また、診断完了フラグについては、「High」を診断が実施された期間と設定し、「Low」を診断が実施されていない期間と設定した例を示しているが、その逆で、「Low」を診断が実施された期間と設定し、「High」を診断が実施されていない期間と設定してもよい。
制御回路104は、診断回路103から読み出した診断結果をもとに、出力の「正常」または「異常」を最終的に判定する。ノイズやサージ等により、診断回路103が誤って「異常」と診断する可能性を考慮し、制御回路104は「異常」の読み出し結果をカウントし、一定回数連続した場合に出力が「異常」であると判定するとより好ましい。
また、例えば、図2中の(b)から(e)に示すように、診断回路103は、負荷駆動回路102(ドライバコントロール)のONまたはOFFの診断を実行する期間に検出された診断結果をラッチ(状態を保持)し、制御回路104の読み取り時にラッチした診断結果をクリアし、診断完了フラグは、負荷駆動回路102(ドライバコントロール)の出力状態の診断を実行する期間にHighとしてラッチし、制御回路104の読み取り時にラッチした診断完了フラグをクリアしてLowとなることによって、制御回路104に対し、診断結果の前回の読み取りと今回の読み取りとの間の診断機会の有無を通知する診断完了フラグを出力する。
図3は、制御回路104による最終的な出力端子状態の異常判定フロー(異常判定方法)を示している。制御回路104は、異常判定開始信号を受けて、異常判定フローをスタートする(ステップS301)。
先ず、診断回路103の診断結果を読み出し(ステップS302)、読み出し結果が「異常」かどうかを判定する(ステップS303)。「異常」であれば、カウント値に1加算する(ステップS304)。
続いて、カウント値が一定数(N回)に達しているかを判定する(ステップS305)。達していなければ、診断結果読み出しに戻り(ステップS302)、達していれば、異常判定を確定し(ステップS306)、異常判定フローを終了する(ステップS310)。
一方、ステップS303において読み出しの結果が「異常」でない場合は、「不確定」か「正常」かを判定する(ステップS307)。「不確定」であれば、カウント値は前回値を保持したまま診断結果読み出しに戻り(ステップS308)、読み出し結果が「正常」であった場合には、カウント値を0にクリアして、診断結果読み出しに戻る(ステップS309)。
従来においては、診断完了フラグが無かったため、図3に示した読み出し結果が「不確定」の場合のフローが存在せず、読み出し結果が「異常」でなかった場合は必ずカウント値がクリアされていた。すなわち、出力が「異常」となり、連続で「異常」が読み出されている途中で未診断の「正常」を読み出した場合には、「異常」の連続読み出しが途切れ、カウントを0から再スタートしなければならなかった。
本発明のように、診断完了フラグを用いることによって、診断結果読み出し値が「正常」の場合に、読み出し結果が「正常」か「不確定」かを切り分けることができるため、前述のような異常時の制御回路104による判定において、連続で「異常」が読み出されている途中に未診断の「正常」を読み出した場合にも、読み出し結果を「不確定」と判断して異常読み出しのカウント数を保持することで、カウントを再スタートさせる必要が無くなり、制御回路104による異常判定にかかる時間を短縮することができる。
さらに、負荷の駆動周期が長い、Duty比が小さい(ドライバコントロールON期間に診断が実施される場合には大きい)等の条件で、診断可能な機会が読み出し指令を発行する間隔に対して少なく、従来では診断結果異常の連続読み出しが困難であった場合や読み出し指令の間に診断可能な期間が無かった場合はすべて「不確定」として無視できるようになる(制御回路104の最終判定材料としない)ため、「異常」の読み出しを連続でカウントでき、制御回路104による異常判定が可能になるため、特に効果が大きい。
図4は、本実施例において、診断回路103が負荷駆動回路102のOFF期間にのみ診断を実施し、且つ、出力端子の状態が「正常」であった場合のタイミングチャートを示している。各信号の動作原理については、図2に示した場合と同様となっているが、図4においては、ラッチ前診断結果、ラッチ後診断結果、診断結果読み取り値が常に正常となる。
この内、図4中の(a)、(c)、(g)に示すように、前回と今回の読み出し指令(読み取り指令)の間に診断可能期間がある場合は、診断回路103が診断を実施した結果である「正常」が読み出されるが、図4中の(d)のように診断可能期間が無い場合には、未診断の「正常」が出力される。しかし、図4中の(d)における診断完了フラグ読み取り値はLowであるため、制御回路104は未診断の「正常」が診断回路103の診断実行による結果ではないと判断でき、読み出し結果を「不確定」として処理することができる。
なお、出力端子が「正常」な状態であっても、図2の説明で述べたのと同様に、負荷駆動回路102がONの期間に診断回路103が診断を実施する場合についても同様の効果を得ることができる。
制御回路104が診断回路103からの読み出し結果を基に「正常」であることを判定する場合、従来では診断完了フラグを用いておらず、未診断の「正常」と、診断回路103による診断結果である「正常」との区別がつかなかったため、「正常」と読み出されても未診断である可能性を考慮して、異常判定の場合と同様に、一定回数連続で「正常」を読み出した場合に「正常」と判定していた。
本実施例においては、読み出し結果の「正常」と「不確定」を確実に判別できるため、上記のような連続読み出しが不要になり、1回の読み出し結果で「正常」と判定することができ、判定時間を短縮することができる。
また、異常時の判定と同様に、負荷の駆動周期が長い、Duty比が小さい(ドライバコントロールON期間に診断が実施される場合には大きい)等の条件で、未診断の「正常」が出力される機会が増えると、従来であれば、制御回路104による判定のために確率的に十分な回数の「正常」の読み取り値を必要としたため、より時間がかかった。よって、本実施例によれば、「正常」の判定についても、診断の機会が少ない場合ほど効果が大きくなる。
なお、図2および図4では、診断可能な期間と診断不可の期間はドライバコントロールのriseエッジとfallエッジと同じタイミングで切り替わっている。しかし、実際の製品(負荷駆動装置)では、ノイズ除去のためのフィルタ時間を設けたり、断線と地絡、または天絡を区別するために、小電流によって断線時の電圧を制御するために時間がかかったりするなど、診断可能期間はドライバコントロールのHigh、Low期間と一致しない場合もある。
図5は、本実施例において、診断回路103が負荷駆動回路102のOFF期間にのみ診断を実施し、且つ、診断を完了するまでに一定の時間を要し、さらに出力端子の状態が「異常」であった場合のタイミングチャートを示している。診断回路103が診断を開始するドライバコントロールのfallエッジから、診断回路103が診断に要する最大の時間Tの間は、ドライバコントロールがLowであっても、診断が完了していない可能性がある。
そのため、図5中の(a)から(c)と(d)から(f)の間に示したように、この期間は診断不可の期間であり、診断可能期間信号はLowとなる。ドライバコントロールのfallエッジから時間Tが経過すると、診断回路103の診断は確実に完了しているため、図5中の(c)、(h)に示したように、診断可能となり、診断可能期間信号はHighとなる。
例えば、図5中の(f)から(j)に示すように、診断回路103は、負荷駆動回路102(ドライバコントロール)がOFFに移行してから所定期間(T)経過後に診断完了フラグをHighに立ち上げ、負荷駆動回路102(ドライバコントロール)の制御状態が切り替り、負荷駆動回路102(ドライバコントロール)の出力状態の診断が終了した場合、診断完了フラグをLowに立ち下げる。
また、診断回路103は、負荷駆動回路102(ドライバコントロール)がOFFに移行してから所定期間(T)経過後に診断完了フラグをHighに立ち上げ、負荷駆動回路102(ドライバコントロール)の制御状態が切り替り、負荷駆動回路102(ドライバコントロール)の出力状態の診断が終了した後、制御回路104から診断結果の送信要求
(読み取り指令)を受信した場合、診断完了フラグをLowに立ち下げる。
一方、上記で述べたように、負荷駆動回路102(ドライバコントロール)がONの期間に診断回路103が診断を実施する場合、診断回路103は、負荷駆動回路102(ドライバコントロール)がONに移行してから所定期間(T)経過後に診断完了フラグをHighに立ち上げ、負荷駆動回路102(ドライバコントロール)の制御状態が切り替り、負荷駆動回路102(ドライバコントロール)の出力状態の診断が終了した場合、診断完了フラグをLowに立ち下げる。
また、診断回路103は、負荷駆動回路102(ドライバコントロール)がONに移行してから所定期間(T)経過後に診断完了フラグをHighに立ち上げ、負荷駆動回路102(ドライバコントロール)の制御状態が切り替り、負荷駆動回路102(ドライバコントロール)の出力状態の診断が終了した後、制御回路104から診断結果の送信要求(読み取り指令)を受信した場合、診断完了フラグをLowに立ち下げる。
これにより、図5中の(g)に示したように、ドライバコントロールがLowで、診断結果読み取り値が「正常」であっても、診断が完了していない可能性がある期間内であれば、診断完了フラグはLowとなり、制御回路104は読み出し結果を「不確定」として処理する。
また、ドライバコントロールのfallエッジから時間Tが経過する前であっても、診断回路103による診断が完了する場合もある。
この時、図5中の(b)に示したように、ドライバコントロールLowの診断不可期間に診断結果読み取り値が「異常」となる可能性があるが、この時、診断完了フラグがLowであっても、制御回路104は読み出し結果を「異常」として処理する。このように、診断可能な期間がドライバコントロールと同期しない場合には、診断可能期間信号を診断可能な期間にタイミングを合わせて動作させればよい。
未診断の「正常」を、診断回路103の診断実施結果を反映した「正常」と区別するためには、本実施例のように診断完了フラグを用いる方法の他に、制御回路104が制御信号により負荷駆動回路102をONさせている期間とOFFさせている期間と、読み取り指令を送信したタイミングとを記憶、照合して、前回の読み取り指令送信から診断可能な期間が存在したかどうかを判断する処理を行うことで可能となる。しかしながら、この方法は、制御回路104の処理能力を圧迫する。
以上説明したように、本実施例の負荷駆動装置(電子制御装置)によれば、制御回路104の処理能力を圧迫することなく、負荷駆動装置101の出力状態の判定にかかる時間を短縮できる。
これにより、故障診断機能を備えた負荷駆動装置(電子制御装置)において、短時間で高精度な故障診断が可能な電子制御装置を実現することができる。
なお、制御回路104は、診断結果と診断完了フラグに基づく負荷駆動回路102の出力状態の最終的な判定結果が「正常」であった場合は、負荷駆動回路102の通常の制御を継続し、「異常」であった場合は、負荷駆動回路102を停止するように制御することも可能である。
このような制御を行うことで、負荷駆動装置(電子制御装置)を必要以上に停止させることなく、安定した制御動作が可能となり、負荷駆動装置(電子制御装置)の信頼性が向上する。
さらに、負荷駆動装置(電子制御装置)101の「異常」を報知する警告灯などの報知手段を負荷駆動装置(電子制御装置)101内部或いは外部に設け、制御回路104は、診断結果と診断完了フラグに基づく負荷駆動回路102の出力状態の最終的な判定結果が「異常」である場合、警告灯を点灯させる(外部へ報知する)ようにしてもよい。
これにより、負荷駆動装置(電子制御装置)101の「異常」の早期発見につながり、負荷駆動装置(電子制御装置)101の適切なメンテナンス(修理・交換)を行うことができる。
図6を参照して、本発明の実施例2の負荷駆動装置(電子制御装置)について説明する。本実施例における回路構成図は実施例1の図1と共通するため、繰り返しとなる説明は省略する。
図6は本実施例における負荷駆動回路102の動作を示すタイミングチャートである。
実施例1では診断可能期間信号が存在し、診断可能な期間にHigh、診断不可の期間にLowとなる動作をしていたのに対し、本実施例では診断可能期間信号が存在せず、診断完了フラグが実施例1における診断可能期間信号と同じ動作をする。
すなわち、診断完了フラグはHighとなった後もラッチ(状態を保持)されず、診断不可期間に入ると直ぐに立ち下がる。この場合、診断完了フラグは制御回路104が診断結果を読み出した時点が診断可能な期間であるか否かを通知することになる。本実施例においては、図6中の(c)、(g)に示したように、診断可能期間に確定した「正常」の診断結果についても、制御回路104は「不確定」と判断することになるが、図6中の(d)に示したように、未診断の「正常」については、確実に「不確定」と判断することが可能である。
図6では、負荷駆動装置101の出力状態が「正常」である場合を示しているが、「異常」の場合について、診断結果読み取り値が「異常」で、診断完了フラグ読み取り値がLowである時、診断結果が「異常」となるのは、診断回路103が出力の「異常」を検出した時のみであるため、制御回路104は読み出し結果を「異常」と判断する。
また、診断結果読み取り値が「正常」となるのは、読み出しから診断不可の期間が継続している時のみなので、診断完了フラグはLowとなり、「不確定」と判断できる。そのため、負荷駆動装置101の出力状態が「異常」である時は、本実施例は実施例1と同様の効果を得ることができる。
なお、図6は診断可能期間がドライバコントロールのLow期間と一致しているが、ドライバコントロールがHighの期間に診断を実施する場合や、診断可能な期間および診断不可の期間がドライバコントロールと時間的にずれがある場合についても、診断可能期間に合わせて診断完了フラグをHighとすることで、同様の効果が得られる。
図7を参照して、本発明の実施例3の負荷駆動装置(電子制御装置)について説明する。図7は本実施例における負荷駆動装置(電子制御装置)の回路構成図である。
本実施例はドライバIC702とマイクロコントローラ703の構成が実施例1とは異なる。なお、その他の構成については実施例1と共通するため、繰り返しとなる説明は省略する。
本実施例の負荷駆動装置(電子制御装置)701では、実施例1の構成に対して、制御回路104をマイクロコントローラ703に、負荷駆動回路102をドライバIC702に置き換えている。また、マイクロコントローラ703とドライバIC702間の通信はシリアル通信となっている。
本実施例では、図7に示すように、制御信号、読み取り指令、診断結果、診断完了フラグは、すべてシリアル通信を介して送受信される。例えば、診断回路103は、シリアル通信を介して診断結果と診断完了フラグをマイクロコントローラ703(制御回路)へ送信する。
本実施例によれば、ドライバIC702とマイクロコントローラ703のポート数を削減できる。これにより、断線などの故障確率が低減し、負荷駆動装置(電子制御装置)701の信頼性向上を図ることができる。
また、診断結果と診断完了フラグを同一のフレームに含めてマイクロコントローラ703(制御回路)に送信することで、マイクロコントローラ703(制御回路)はより素早く読み出し結果を判断することができる。
図8を参照して、本発明の実施例4の負荷駆動装置(電子制御装置)について説明する。図8は本実施例における負荷駆動装置(電子制御装置)の回路構成図である。
本実施例はローサイドドライバ808と、ハイサイドドライバ809と、イグナイタ803と、イグニッションコイル804と、点火プラグ805の構成が実施例1とは異なる。なお、その他の構成については実施例1と共通するため、繰り返しとなる説明は省略する。
本実施例では、負荷駆動装置(電子制御装置)801はイグナイタ803のプリドライバとして動作し、ドライバコントロールがHighの時はハイサイドドライバ809をON、ローサイドドライバ808をOFFとして、出力電流を制御しながらVCC電圧を出力する。つまり、負荷駆動回路802は、イグナイタ803を駆動する。
また、ドライバコントロールがLowの時には、ローサイドドライバ808をON、ハイサイドドライバ809をOFFとして、出力をGNDとする。イグナイタ803は負荷駆動装値801の出力がVCCになるとONしてイグニッションコイル804のエネルギーを溜める。負荷駆動装置801の出力がGNDになると、イグナイタ803はOFFし、イグニッションコイル804のエネルギーが放出されて、点火プラグ805がスパークを発生させる。なお、負荷駆動装置801とイグナイタ803を接続する配線には抵抗素子806、容量素子(コンデンサ)807が接続されている。
診断回路103は、ハイサイドドライバ809が出力する電流をモニタし、電流が一定以下であった場合に、負荷駆動装置801の出力が断線していることを検出する。
イグナイタ803の駆動周期はエンジンの回転数に依存し、回転数が低い程周期が長くなる。また、この時イグナイタ803がONする期間は駆動周期に対して短いため、診断回路103が診断可能となる期間も短くなる。例えば、エンジン回転数が800rpmであった場合、駆動周期は約120msになる。制御回路104による読み取り指令発行の周期が10msであった場合、診断回路103が診断を実施するのは、読み取り指令発行の12回に1回の割合となる。
実施例1で述べたように、診断完了フラグを用いることで、未診断の「正常」を「不確定」と判断できるようになり、制御回路104による出力状態の「異常」、「正常」の最終判定をより素早く完了できるが、この効果は駆動周期が長い、Duty比が低いといったような、診断可能な機会が少なく、従来では判定が困難であったような場合に特に大きくなる。
本実施例のように、負荷としてイグナイタ803を駆動する場合には、特にエンジン回転数が低い場合に、診断をより素早く完了させることができる。また、その他インジェクタ(燃料噴射装置)等の駆動周期、Duty比がエンジン回転数や温度等の環境に依存するような負荷を駆動する場合についても同様であり、診断完了フラグを用いることで、自動車の走行状態、環境に影響されない診断が可能となる。
なお、図8には図示していないが、負荷駆動回路802をエンジンのインジェクタ(燃料噴射装置)に接続し、駆動することも可能である。
図9を参照して、本発明の実施例5の負荷駆動装置(電子制御装置)について説明する。図9は本実施例における負荷駆動装置(電子制御装置)の回路構成図である。
本実施例はローサイドドライバ905と、リレー903の構成が実施例1とは異なる。
なお、その他の構成については実施例1と共通するため、繰り返しとなる説明は省略する。
本実施例では、負荷駆動回路902はリレー903を駆動する。ローサイドドライバ905がONすると、リレー903もONして、リレー903の先に接続されたアクチュエータやコントローラ等の回路にバッテリ電源が供給される。このような構成の場合、自動車が始動してから停止するまでの間、ローサイドドライバ905とリレー903はONして他回路に電源を供給し続けなければならない等、駆動状態が切り替わる機会が極端に少ないことが多い。そのため、ドライバコントロールのOFF中にしかできない診断が実施される機会が殆どなくなる。
このように、負荷駆動回路902の駆動状態がほとんど変わらない、もしくは駆動周期が極端に長い場合において、一定期間読み出し結果が「不確定」の状態で継続した場合には、負荷が機械的に動作するよりも短い時間だけ、負荷駆動回路902のON、OFFを切り替えることで、強制的に診断の機会を作り出すことができる。
例えば、本実施例の場合、リレー903に機械式リレーを用いたとすると、応答時間は一般的に数msであるので、数百μs程度以下の期間OFFさせて診断を実施すればよい。
つまり、制御回路104は、診断完了フラグが所定の期間以上診断期間が無いことを示した場合、診断回路103が負荷駆動回路902の出力状態の診断を実施できるよう負荷駆動回路902を制御する。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。
例えば、上記の実施例は本発明に対する理解を助けるために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
101,701,801,901…負荷駆動装置(電子制御装置)、102,802,902…負荷駆動回路、103…診断回路、104…制御回路、105…巻き線(コイル)、106,807,904…容量素子(コンデンサ)、702…ドライバIC、703…マイクロコントローラ、808,905…ローサイドドライバ、809…ハイサイドドライバ、803…イグナイタ、804…イグニッションコイル、805…点火プラグ、806…抵抗素子、903…リレー。

Claims (5)

  1. 負荷を駆動するための負荷駆動回路と、
    前記負荷駆動回路を制御する制御回路と、
    前記負荷駆動回路の出力状態を診断し、前記制御回路に診断結果を出力する診断回路と、を備え、
    前記診断回路は、診断機会の有無を示すフラグを前記制御回路に出力する機能を有し、
    前記制御回路は、前記診断回路から入力された診断結果の読み取り値が正常を示し、かつ、前記フラグが診断機会有りを示す場合、前記負荷駆動回路の出力状態は正常であると判定し、
    前記診断回路から入力された診断結果の読み取り値が正常を示し、かつ、前記フラグが診断機会無しを示す場合、当該診断結果は不確定であると判定して当該診断結果を無視する機能を有する電子制御装置であって、
    前記診断回路は、前記負荷駆動回路がOFFに移行してから所定期間経過後に前記フラグをHighに立ち上げ、
    前記負荷駆動回路の制御状態が切り替り、前記負荷駆動回路の出力状態の診断が終了した場合、前記フラグをLowに立ち下げる電子制御装置。
  2. 請求項に記載の電子制御装置であって、
    前記診断回路は、シリアル通信を介して前記診断結果と前記診断機会の有無を示すフラグを前記制御回路へ送信する電子制御装置。
  3. 請求項に記載の電子制御装置であって、
    前記診断結果と前記診断機会の有無を示すフラグは、同一フレームで前記制御回路へ送信される電子制御装置。
  4. 請求項に記載の電子制御装置であって、
    前記負荷駆動回路は、イグナイタを駆動する電子制御装置。
  5. 請求項に記載の電子制御装置であって、
    前記負荷駆動回路は、リレーを駆動する電子制御装置。
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