JP2010180812A - グロープラグ故障診断装置 - Google Patents
グロープラグ故障診断装置Info
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Abstract
【解決手段】グロープラグ故障診断装置は、グロープラグ(50)に流れる電流を検出する電流検出回路(120)と、電流検出回路(120)から出力される電流信号の状態を一時的に保持する信号ラッチ回路(140)と、グロープラグ(50)に印加される電圧を検出する電圧検出回路(130)と、グロープラグ(50)への通電がオン状態の時に、電圧検出回路(130)から出力される電圧信号と、信号ラッチ回路(140)から出力される電流信号とを監視し、電圧信号および電流信号の状態に基づいて少なくとも故障の有無に関する診断処理を実施する診断処理回路(110)と、を備える。自己保護機能が働いて瞬間的に電流が流れた場合でも、この状態を保持して正しい診断を行なう。
【選択図】図1
Description
所定の電源ラインからのグロープラグへの通電をオン/オフするスイッチング素子と、前記スイッチング素子を制御するための周期的に変化するパルス信号を生成するパルス信号生成部と、を備え、前記スイッチング素子がそれ自体を流れる過大な電流もしくは該スイッチング素子自体の過大な発熱に対して通電を遮断する自己保護機能を内蔵したグローコントローラに用いられる、
グロープラグ故障診断装置であって、
前記グロープラグに流れる電流を検出する電流検出回路と、
前記電流検出回路から出力される電流信号の状態を一時的に保持する信号ラッチ回路と、
前記グロープラグに通電のため印加される電圧を検出する電圧検出回路と、
前記グロープラグへの通電がオン状態の時に、前記電圧検出回路から出力される電圧信号と前記信号ラッチ回路から出力される電流信号とを監視し、前記電圧信号および前記電流信号の状態に基づいて少なくとも故障の有無に関する診断処理を実施する診断処理回路と、
を備える。
(2) 上記(1)のグロープラグ故障診断装置において、
前記信号ラッチ回路が、保持している前記電流信号の状態をリセットするためのリセット制御入力端子を有し、そして
前記診断処理回路が、前記パルス信号が前記スイッチング素子をオンからオフに切り替えた後、前記信号ラッチ回路のリセット制御入力端子に対して所定のリセット信号を与える構成であることが好ましい。
(3) 上記(1)のグロープラグ故障診断装置において、
前記診断処理回路が、前記電圧検出回路が検出した電圧が所定値以上の場合に、前記グロープラグの断線に関する診断結果を出力する構成であることが好ましい。
(4) 上記(1)のグロープラグ故障診断装置において、
前記診断処理回路が、前記電圧検出回路が検出した電圧が所定値未満であり、且つ、前記信号ラッチ回路から出力される電流信号によって所定の電流が流れていることを検出した場合には、前記スイッチング素子の自己保護機能の動作に関する診断結果を出力する構成であることが好ましい。
(5) 上記(1)のグロープラグ故障診断装置において、
前記診断処理回路が、前記電圧検出回路が検出した電圧が所定値未満であり、且つ、前記信号ラッチ回路から出力される電流信号によって所定の電流が流れていないことを検出した場合には、前記スイッチング素子の故障に関する診断結果を出力する構成であることが好ましい。
上記(2)の構成のグロープラグ故障診断装置によれば、前記診断処理回路が前記信号ラッチ回路のリセット制御を行なうので、前記診断処理回路が電流信号を参照するまで前記信号ラッチ回路の保持状態を維持することができる。従って、前記診断処理回路が電流信号を参照するタイミングに関する自由度が高くなる。
上記(3)の構成のグロープラグ故障診断装置によれば、前記グロープラグの断線に関する診断を行なうことができる。即ち、グローコントローラの負荷である前記グロープラグに断線が生じると、負荷電流が流れないため前記グロープラグに印加される電圧が正常時に比べて高くなる。従って、断線の有無を識別できる。
上記(4)の構成のグロープラグ故障診断装置によれば、前記スイッチング素子の自己保護機能の動作に関する診断を行なうことができる。即ち、前記信号ラッチ回路から出力される電流信号によって所定の電流が流れていることを検出した場合には、前記スイッチング素子に故障が生じておらず、前記スイッチング素子の自己保護機能が働いていると判定される。他方、前記電圧検出回路が検出した電圧が所定値未満であれば、グロープラグの断線はないと判定される。
上記(5)の構成のグロープラグ故障診断装置によれば、前記スイッチング素子の故障に関する診断を行なうことができる。前記スイッチング素子が故障していなければ、自己保護機能が働く場合であっても、短い間、所定の電流が流れた後でその発熱によって電流が遮断されるので、電流が流れたことを示す信号が前記信号ラッチ回路に保持される。従って、前記信号ラッチ回路から出力される電流信号によって所定の電流が流れていないことを検出した場合には、自己保護機能が働く以前に電流が流れていないので、前記スイッチング素子が故障していると診断できる。
50a,50b:端子
55:バッテリー
100:グローコントローラ
110:マイクロコンピュータ
120:電流検出回路
121:差動増幅器
130:電圧検出回路
140:信号ラッチ回路
200:主制御装置
G1:アンドゲート
Q1:通電制御用スイッチングトランジスタ
Q2,Q3:トランジスタ
R1〜R5:抵抗器
SGpwm:パルス信号
SGi,SGi2:電流信号
SGv:電圧信号
RST:リセット信号
VB:バッテリー電圧
Vcc:直流電源電圧
Claims (5)
- 所定の電源ラインからのグロープラグへの通電をオン/オフするスイッチング素子と、前記スイッチング素子を制御するための周期的に変化するパルス信号を生成するパルス信号生成部と、を備え、前記スイッチング素子がそれ自体を流れる過大な電流もしくは該スイッチング素子自体の過大な発熱に対して通電を遮断する自己保護機能を内蔵したグローコントローラに用いられる、
グロープラグ故障診断装置であって、
前記グロープラグに流れる電流を検出する電流検出回路と、
前記電流検出回路から出力される電流信号の状態を一時的に保持する信号ラッチ回路と、
前記グロープラグに通電のため印加される電圧を検出する電圧検出回路と、
前記グロープラグへの通電がオン状態の時に、前記電圧検出回路から出力される電圧信号と前記信号ラッチ回路から出力される電流信号とを監視し、前記電圧信号および前記電流信号の状態に基づいて少なくとも故障の有無に関する診断処理を実施する診断処理回路と、
を備えることを特徴とするグロープラグ故障診断装置。 - 前記信号ラッチ回路が、保持している前記電流信号の状態をリセットするためのリセット制御入力端子を有し、そして
前記診断処理回路が、前記パルス信号が前記スイッチング素子をオンからオフに切り替えた後、前記信号ラッチ回路のリセット制御入力端子に対して所定のリセット信号を与えることを特徴とする請求項1に記載したグロープラグ故障診断装置。 - 前記診断処理回路が、前記電圧検出回路が検出した電圧が所定値以上の場合に、前記グロープラグの断線に関する診断結果を出力することを特徴とする請求項1に記載したグロープラグ故障診断装置。
- 前記診断処理回路が、前記電圧検出回路が検出した電圧が所定値未満であり、且つ、前記信号ラッチ回路から出力される電流信号によって所定の電流が流れていることを検出した場合には、前記スイッチング素子の自己保護機能の動作に関する診断結果を出力することを特徴とする請求項1に記載したグロープラグ故障診断装置。
- 前記診断処理回路が、前記電圧検出回路が検出した電圧が所定値未満であり、且つ、前記信号ラッチ回路から出力される電流信号によって所定の電流が流れていないことを検出した場合には、前記スイッチング素子の故障に関する診断結果を出力することを特徴とする請求項1に記載したグロープラグ故障診断装置。
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