JP2013180343A - コンタクトチップ交換装置およびコンタクトチップ交換方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トーチに対してコンタクトチップを脱着させる交換装置であって、ソケット10が遊嵌される略円形状のソケット第1孔部31aが形成されたパレット上板31と、パレット上板31の上面に上下方向に移動可能に設けられるとともに、ソケット10が遊嵌される略円形状のソケット第2孔部80cが形成されたテンションプレート80と、テンションプレート80を下方に付勢する第2弾性部材82と、をさらに備え、テンションプレート80のソケット第2孔部80cが、パレット上板31のソケット第1孔部31aに比べて小径に形成されており、ソケット10は、ソケット第1孔部31a内でテンションプレート80の下面に当接する当接部18を有することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
この交換装置では、ソケットの穴部にコンタクトチップを挿入し嵌合させ、ソケットとともにコンタクトチップを正逆回転させることで、コンタクトチップのねじ部をトーチのねじ穴に自動で脱着させることができる。
また、ソケットとともにコンタクトチップを正逆回転させた後、トーチを上方へ移動させてコンタクトチップを引き上げることによって、コンタクトチップをソケットから離脱させている。
特に、ソケットに対してコンタクトチップの挿入位置がずれた場合や、コンタクトチップの外表面にスパッタによる異物が付着している場合などは、コンタクトチップがソケットに噛み込む可能性が高かった。
一方で、テンションプレートは、第2弾性部材により常にパレット上板側に付勢されているため、上方へ持ち上げようとするソケットとコンタクトチップを離間させるように、ソケットを下方へ押圧する。
そのため、コンタクトチップ交換装置は、上方へ移動するコンタクトチップの反対側である下方へソケットを押圧して、コンタクトチップとソケットを分離させるように、テンションプレートが第2弾性部材により動作する。
また、コンタクトチップ交換装置は、テンションプレートが第2弾性部材によりパレット上板側に常に付勢されているので、テンションプレートがパレット上板から離間する機構であっても、振動による雑音を生じない。
そして、コンタクトチップ交換装置は、パレット上板の回転により、パレット上板の回転方向に沿って並設する複数のソケットの一つが、コンタクトチップの取り外しあるいは取り付けする位置に移動するとともに、駆動手段の駆動ギヤがソケットの外周面の従動ギヤに噛合する。
そのため、コンタクトチップ交換装置は、パレット上板を回転させる駆動手段が不要となるとともに、複数のソケット回転手段を備える必要がない。
さらに、コンタクトチップ交換装置は、従動ギヤに駆動ギヤを噛合させた場合、従動ギヤと駆動ギヤとが噛み合うことによる振動がソケットに発生するが、ソケットの当接部が、第2弾性部材により下方に付勢されるテンションプレートにより上方から押え付けてられているため、ソケットのがたつきを抑制される。
また、持ち上がり信号を受信した場合に、トーチを嵌合位置に移動させた後、さらに検出位置へ再移動させるが、ここで、持ち上がり信号を受信した場合には、コンタクトチップの交換をエラー終了する。そのため、ソケットがトーチとともに上方へ移動して、コンタクトチップ交換装置の部品等を持ち上げる方向にかかる力によりトーチの損傷・破損を回避できる。
また、本発明によれば、トーチを持ち上がり検出位置へ移動させて、ソケットがテンションプレートを上方へ持ち上げた場合、ソケットは、第2弾性部材により付勢されるテンションプレートにより下方へ押圧されるため、当該装置を停止する前に、コンタクトチップからソケットを取り外す機会を増やすことができる。
コンタクトチップ交換装置は、パレット上板側に第2弾性部材でテンションプレートが付勢されて、パレット上板から上方に移動できるようになっているので、トーチの移動によってソケットが上方に持ち上げられても、第2弾性部材がテンションプレートを下方に付勢する力により、コンタクトチップからソケットを外す可能性を高める。
コンタクトチップ交換装置は、トーチを取り付けたロボットアームによりパレット上板を回転させ、複数のソケットを環状に配して一つのソケット回転手段で回転させることができるため、コンタクトチップ交換装置の小型化を図れる。
コンタクトチップ交換装置は、ソケットの当接部がテンションプレートの下面に当接して、常に下方に押圧されているため、ソケットのがたつきが抑制されて、ソケットが左右方向に傾くことを回避でき、ソケットが傾斜してコンタクトチップがソケットの穴部に噛み込むことを低減できる。
コンタクトチップ交換装置は、制御部が持ち上がり信号を受信するため、コンタクトチップの交換作業の停止など、ロボットアームの動作を規制できるため、トーチが移動して持ち上げる方向にかかる力により当該トーチの損傷・破損を回避することができる。
コンタクトチップ交換方法は、ソケットが上方に移動しない場合にのみ、トーチを上方に移動させるため、ソケットが上方に移動してトーチに大きな力がかかることを回避でき、トーチが移動して持ち上げる方向にかかる力によりトーチの損傷・破損を回避することができる。
コンタクトチップ130は、基部よりも先端部が縮径された先細り形状となっている。また、コンタクトチップ130の上端部には、ねじ部131が突設されている。このねじ部131がトーチ本体110の先端面に形成されたねじ穴111に螺合されることで、コンタクトチップ130がトーチ本体110に取り付けられている。
図2(b)に示すように、コンタクトチップ130の外周面上部の両側(図2(b)の上下両側)には、二つの平面部132,132が形成されている。両平面部132,132の間の幅は、コンタクトチップ130の最大径よりも小さくなっている。
このコンタクトチップ交換装置1は、図10(a)に示すように、ソケット10に保持されたコンタクトチップ130を正逆回転させ、コンタクトチップ130のねじ部131をトーチ本体110のねじ穴111に脱着させることで、トーチ100のコンタクトチップ130を交換するものである。
モータテーブル43は、平板部43aと、平板部43aの上面の略中央部に突設されたシャフト支持部43bと、シャフト支持部43bの上端面に開口したシャフト穴43cに回転自在に挿入されたシャフト44と、を備えている。シャフト44は、円形断面の部材であり、上端部がシャフト穴43cから突出している。
出力軸51は、平板部43aを貫通した穴部を通じて平板部43aの上面側に突出している。出力軸51の上端部には、出力軸51の軸回りに歯面が形成された駆動ギヤ52が取り付けられている。
マイクロスイッチ60の上端部には、上方に付勢された突起部61が設けられており、突起部61がパレット下板32の下面に当接するように構成されている。
そして、パレット30が回転して、マイクロスイッチ60の直上に凹部32cが移動すると、突起部61が凹部32cに入り込んでスイッチ機構が作動し、マイクロスイッチ60から制御装置95(図15参照)に入り込み信号が出力される。
ボールプランジャ70の上端部には、上方に付勢されたボール71が設けられており、ボール71がパレット下板32の下面に当接するように構成されている。
そして、パレット30が回転して、ボールプランジャ70の直上に凹部32cが移動すると、ボール71が凹部32cに入り込んで係合される。これにより、パレット30がボールプランジャ70に保持され、パレット30の回転方向へのずれが防止される。
パレット30を回転させる場合には、パレット30を回転方向に押し出すと、パレット下板32の下面によってボール71が下方に押し込まれ、ボール71と凹部32cの係合状態が解除される。
第1支持台45は、持ち上がり検出センサ90を支持する台である。第1支持台45は、図1に示すように、支持する持ち上がり検出センサ90が後記する反射部84に向かってレーザ光L1を照射可能となるように構成されている。また、図4に示すように、第1支持台45は、モータテーブル43上において、第2支持台46と対角線上に位置するように設置されている。
パレット下板32の上面において、開口部32aの周辺部には、八つのソケットガイド34が等間隔に立設されている(図5参照)。
ソケットガイド34は、円筒状の部材であり、その中心部には上端面に開口した円形のガイド穴34aが形成されている。図7に示すように、ガイド穴34aの底面の中心部には、パレット下板32を貫通したダスト排出穴34bが形成されている。また、ガイド穴34aの上部には、円筒状の無給油ブッシュ35が嵌合されている。
また、パレット上板31と円形の孔部31bに嵌合するシャフト44との上方には、円盤状の連結板39が配置されている。この連結板39には、シャフト44の上部に固定するビスを貫通させるための孔と、パレット上板31の上面に固定するビスを貫通させるための孔が形成されている。そして、上方からビスが、連結板39の孔を貫通して、シャフト44とパレット上板31とに固定されることで、連結板39にシャフト44とパレット上板31とが固定している。これにより、パレット上板31はシャフト44とともに、シャフト44の軸回りに回転自在となる。
ソケット第1孔部31aは、後記するソケット10の上部が挿通可能であるとともに、図9に示すように、トーチ100の先端部が挿入可能な大きさに形成されている。
本実施形態では、図13に示すように、ロボットアーム200に保持されたトーチ100をパレット回転用部材36に当接させ、ロボットアーム200によってパレット30を回転方向に押し出すことで、パレット30を回転させることができる。
また、パレット上板31には、後記する固定具81が貫通するための固定具孔31c(図3参照)が形成されている。
収容孔80aは、図3に示すように、テンションプレート80の中央部に形成された孔である。
図9に示すように、ソケット第2孔部80cは、ソケット10の上部が挿通可能であるとともに、トーチ100の先端部が挿入可能な大きさに形成されている。さらに、ソケット第2孔部80cは、図7に示すように、ソケット第1孔部31aよりも小径に形成されている。そのため、パレット上板31のソケット第1孔部31aの上方には、テンションプレート80の下面の一部が配設されている。
また、ビス止め孔80eは、柱部83をビス止めするためのビスを固定させる孔であり、固定孔80bの近傍に設けられている。
図3に示すように、軸部81aの他端側には、第2弾性部材82の一端が係止可能な係止部81cが設けられて、この係止部81cに第2弾性部材82の一端が係止するように、第2弾性部材82が軸部81aに巻き回しされている。
そして、軸部81aの一端側は、テンションプレート80の上方からテンションプレート80の固定孔80bとパレット上板31の固定具孔31c(図4参照)とを貫通して、パレット上板31の下面側で締結部81bに締結されている。これにより、テンションプレート80は、パレット上板31の上面で、上方に移動可能に固定されている。また、テンションプレート80の上面には、軸部81aに巻き回しされる第2弾性部材82の他端側が係止しているため、テンションプレート80をパレット上板31側に付勢している。
さらに、テンションプレート80の収容孔80aには、パレット上板31の上面に固定された連結板39が収容される。
そして、反射部84は、嵌合部材84a(図7参照)が柱部83内に嵌合されることで、持ち上がり検出センサ90から照射されるレーザ光L1の光線上に位置するように柱部83上に固定されている。これにより、反射部84は、図1に示すように、持ち上がり検出センサ90から照射されるレーザ光L1を反射可能になっている。さらに、反射部84は、リング状に形成されているため、パレット30とともに回転したとしても、レーザ光L1の光線上に反射部84が介在し、レーザ光L1を反射可能になっている。
なお、反射部84は、柱部83上に固定されているため、テンションプレート80と一体となって上方向に移動可能となっており、テンションプレート80とともに上方に移動した場合に、レーザ光L1の光線上に位置せず、レーザ光L1を反射しない(図14参照)。
また、持ち上がり検出センサ90は、反射部84からレーザ光L1の反射光を受光しない場合に、テンションプレート80が上方に持ち上がったことを示す持ち上がり信号を制御装置95(図15参照)に出力する。
図10(b)に示すように、コンタクトチップ130が長穴形状部11bに挿入されると、コンタクトチップ130の両平面部132,132が長穴形状部11bの両平面に係合し、コンタクトチップ130が長穴形状部11bに対して回転不可となる。
図7に示すように、位置決め部11aと収容穴12との連通部には、ばね受け部材13が設けられている。ばね受け部材13は、位置決め部11aに回転自在に嵌合された円筒状の無給油ブッシュである。ばね受け部材13の下側開口縁部に形成された環状の鍔部が、収容穴12の上端面に係合することで、ばね受け部材13の位置決め部11a側への抜け止めが構成されている。
また、ソケット10とガイド穴34aの底面との間には、第1弾性部材37が介設されており、ソケット10の下端部はガイド穴34aの底面から離れている。そのため、ソケット10に対して上方から押圧力を付与することで、ソケット10を第1弾性部材37の弾性力に抗して下方に移動させることができる。
また、当接部18は、図9に示すように、ソケット10が最も下方に移動した状態でも、ソケット第1孔部31a内に位置するように構成されている。このため、当接部18がパレット上板31の下面に当接して、ソケット第1孔部31a内に復帰しないということを回避できる。なお、当接部18は、無給油ブッシュから構成されるため、ソケット10が回転する際に、テンションプレート80との抵抗を減らすことができる。
従動ギヤ15は、ソケット10の軸回りに歯面が形成された平歯車であり、ソケット10が交換位置P1(図8参照)に配置されたときに、駆動ギヤ52の歯面に係合するように構成されている。そして、従動ギヤ15を駆動ギヤ52に係合させた状態で、出力軸51を回転させると、その回転力が駆動ギヤ52から従動ギヤ15に伝達され、ソケット10が軸回りに回転する。
前記したモータ50、出力軸51、駆動ギヤ52は、特許請求の範囲におけるソケット回転手段に相当するものである。
また、コンタクトチップ検出センサ91は、交換位置P1に配置されたソケット10の上方へレーザ光L2を照射するように設けられている。
そして、ソケット10内にコンタクトチップ130が挿入されている場合に、コンタクトチップ検出センサ91は、そのコンタクトチップ130に反射したレーザ光L2の反射光を受光するとともに、コンタクトチップ130が挿入されていることを示すコンタクトチップ検出信号を制御装置95へ出力する。
また、モータ制御部96は、モータ50の出力軸51の回転が停止した場合に、モータ停止信号がロボットアーム制御部97に送信される。
また、この持ち上がり検出位置とは、図14に示すように、上方へ移動するトーチ100とともにソケット10が上方へ移動した場合、そのソケット10の当接部18がテンションプレート80の下面に当接して、ソケット10がテンションプレート80を上方へ持ち上げることができる位置である。
また、ロボットアーム制御部97は、制御部99から送信される離脱移動信号を受けて、トーチ100を上方へ移動させて、トーチ100がコンタクトチップ交換装置1から離脱するようにロボットアーム200を動作させる。
さらに、ロボットアーム制御部97は、制御部99から送信されるパレット回転信号を受けて、パレット回転用部材36にロボットアーム200を当接させるとともに、パレット回転用部材36を回転方向に押し出すようにロボットアーム200を動作させる。
なお、ロボットアーム制御部97は、たとえば、ソケット10の直上へトーチ100の移動が完了した場合や、また、嵌合位置へトーチ100の移動が完了した場合など、ロボットアーム200の動作状況を示す動作信号を制御部99へ送信する。
また、送受信部98は、制御部99から送信されるエラー終了信号とコンタクトチップ交換終了信号を受信して、操作盤94へエラー終了信号とコンタクトチップ交換終了信号の転送を行う。
また、取り外し装着命令部99aは、持ち上がり位置への移動が完了したことを示す動作信号を受信した場合に、所定時間内に持ち上がり信号を受信したか否かを判断する。そして、持ち上がり信号を受信したと判断した場合に、再検知命令部99bに再検知命令信号を送信する。一方で、取り外し装着命令部99aは、動作信号の受信後所定時間内に、持ち上がり信号を受信しない場合に、ロボットアーム制御部97へ離脱移動信号を送信する。
また、取り外し装着命令部99aは、コンタクトチップ130の取り外し時において、ロボットアーム制御部97から送信されるトーチ100がコンタクトチップ交換装置1からの離脱が完了した動作信号を受信した場合に、ロボットアーム制御部97へパレット回転信号を送信する。
さらに、取り外し装着命令部99aは、コンタクトチップ130の装着時において、ロボットアーム制御部97から送信されるトーチ100がコンタクトチップ交換装置1からの離脱が完了した動作信号を受信した場合に、操作盤94へコンタクトチップ130の交換作業が終了したことを示す交換終了信号を送信する。
なお、制御部99は、ロボットアーム制御部97に移動信号を送信する際に、送受信部98から転送されるコンタクトチップ検出信号の有無に基づいてソケット10内にコンタクトチップ130の有無を判断してから、移動信号の送信を行っている。
また、再検知命令部99bは、持ち上がり位置への移動が完了したことを示す動作信号を受信して、所定時間内に持ち上がり信号を再度受信した場合に、コンタクトチップ130の交換作業を終了させるために、送受信部98へエラー終了信号を送信して、交換作業を終了する。
一方で、持ち上がり信号を受信しない場合には、トーチ100をソケット10から離脱させるために、取り外し装着命令部99aに、持ち上がり検出信号を受信していないことを示す信号を送信する。
交換作業信号を受信した制御装置95の取り外し装着命令部99aは、まず、交換位置P1のソケット10内にコンタクトチップ130が挿入されていないことを確認するため、コンタクトチップ検出信号を受信しているか否かについて判断する(S1)。
本実施形態においては、図8に示すように、パレット30に保持された八つのソケット10のうち、交換位置P1に配置されたソケット10には、コンタクトチップ130を挿入されていない。
そのため、本実施形態においては、コンタクトチップ検出センサ91がコンタクトチップ検出信号を送信しないため、取り外し装着命令部99aは、コンタクトチップ検出信号を受信しない(S1の「Yes」の場合)。よって、取り外し装着命令部99aは、ロボットアーム制御部97へ移動信号の送信を行う。
一方で、取り外し装着命令部99aは、コンタクトチップ検出信号を受信した場合(S1の「No」の場合)、トーチ100に取り付けられたコンタクトチップ130を取り外すことができないため、エラー終了信号を操作盤94へ送信して、取り外し作業を終了する(End1)。
このロボットアーム200の動作により、コンタクトチップ130の先端部がチップ保持穴11の長穴形状部11bに挿入される。または、コンタクトチップ130の先端部がチップ保持穴11の長穴形状部11bに挿入される際において、コンタクトチップ130がチップ保持穴11の回転中心からずれたり、コンタクトチップ130がチップ保持穴11に対して傾斜して挿入された場合(図12(a)および(b)参照)、コンタクトチップ130の下端部は、図10(a)に示すように、傾斜部11cに案内されて位置決め部11aに挿入されるため、コンタクトチップ130は位置決め部11aに同心に嵌合され、コンタクトチップ130はソケット10の回転中心に位置決めされる。
そして、ロボットアーム制御部97は、ロボットアーム200の動作を制御して、トーチ100を持ち上がり検出位置へ移動させる(S4)。なお、トーチ100の持ち上がり検出位置への移動完了後、ロボットアーム制御部97は、動作信号を取り外し装着命令部99aへ送信する。
なお、図14に示すように、ソケット10が上方へ移動した場合、ソケット10の当接部18がテンションプレート80の下面に当接して、テンションプレート80を上方へ持ち上げる。また、これに伴って反射部84も上方に移動するため、反射部84は、レーザ光L1の光線上に位置しなくなり、レーザ光L1を反射しない。そして、持ち上がり検出センサ90は、レーザ光L1の反射光を受光しないため、持ち上がり信号を制御装置95へ送信する。その結果、取り外し装着命令部99aが持ち上がり信号を受信した場合に、トーチ100とともにソケット10が上方に移動しているものと判断できる。
ロボットアーム制御部97は、トーチ100を下方である嵌合位置へ移動させて、さらに、トーチ100を持ち上がり検出位置へ再移動させる(S6)。なお、持ち上がり検出位置への再移動完了後、ロボットアーム制御部97は、動作信号を再検知命令部99bへ送信する。
ここで、再検知命令部99bは、持ち上がり信号を受信した場合(S7の「No」の場合)、コンタクトチップ130の交換作業を継続することができないために、操作盤94へエラー終了信号を送信して、コンタクトチップ130の取り外し作業を終了する(End2)。
そして、ロボットアーム制御部97によりロボットアーム200の動作が制御されて、トーチ100が上方へ移動して(S8)、ソケット10からトーチ100が離脱する。
ここで、取り外し装着命令部99aがコンタクトチップ検出信号を受信しない場合(S9の「No」の場合)に、トーチ100からコンタクトチップ130を取り外すことができなかったことになる。よって、取り外し装着命令部99aは、コンタクトチップ検出信号を受信しない場合に、エラー終了信号を操作盤94へ送信して、コンタクトチップ130の交換作業を終了する(End3)。
一方で、取り外し装着命令部99aは、コンタクトチップ検出信号を受信した場合(S9の「Yes」の場合)に、取り外し作業を終了して(End)、パレット回転作業に移行する。
そして、図13に示すように、ロボットアーム制御部97に制御されたロボットアーム200は、トーチ100を交換位置P1のパレット回転用部材36の背面(図13に示す矢印Fの反対側を向く面)側に当接させて、パレット回転用部材36を回転方向(図13に示す矢印Fの方向)へ押し出す(S11)。
また、パレット30が回転すると、パレット下板32の下面によって、マイクロスイッチ60の突起部61およびボールプランジャ70のボール71は下方に押し込まれ、突起部61およびボール71とパレット30の凹部32cとの係合状態が解除される。
さらに、交換位置P1のソケット10の従動ギヤ15は、モータテーブル43に取り付けられた駆動ギヤ52から離れる方向に移動し、従動ギヤ15と駆動ギヤ52の係合状態が解除される。なお、ソケット10は軸回りに回転自在であるため、駆動ギヤ52の回転が固定された状態でも、従動ギヤ15が駆動ギヤ52の歯面に対して回転しながら移動することで、従動ギヤ15は駆動ギヤ52からスムーズに離間する。
そして、交換位置P1に移動してきたソケット10の従動ギヤ15が、モータテーブル43に取り付けられた駆動ギヤ52に係合される。このとき、駆動ギヤ52に接触した従動ギヤ15が、駆動ギヤ52の歯面に対して回転しながら移動することで、従動ギヤ15と駆動ギヤ52がスムーズに係合される。
また、万が一、従動ギヤ15と駆動ギヤ52とが係合する際に、従動ギヤ15の歯と駆動ギヤ52の歯とが噛み合って振動が発生し、ソケット10ががたつく可能性がある。しかし、テンションプレート80が、ソケット10の当接部18を下方に押え付けているため、振動によるソケット10のがたつきが抑制されている。
さらに、マイクロスイッチ60の突起部61が凹部32cに入り込み(S12の「Yes」の場合)、マイクロスイッチ60から入り込み信号が制御装置95へ出力されて、パレット30の回転作業を終了(「End」)し、コンタクトチップ130の装着工程へ移行する。
なお、マイクロスイッチ60から入り込み信号を受信しない場合(S12の「No」の場合)に、新しいコンタクトチップ130を保持するソケット10が交換位置P1に移動していないために、新しいコンタクトチップ130をトーチ100に装着させることができない。よって、取り外し装着命令部99aは、マイクロスイッチ60から検出信号を受信しない場合に、操作盤94へエラー終了信号を送信して、パレット30を回転させる作業を終了する(End4)。
まず、取り外し装着命令部99aは、交換位置P1のソケット10内にコンタクトチップ130が挿入されていることを確認するため、コンタクトチップ検出信号を受信しているか否かを判断する(S21)。
ここで、交換位置P1のソケット10内にコンタクトチップ130が挿入されておらず、コンタクトチップ検出センサ91がコンタクトチップ検出信号を送信しない場合(S21の「No」の場合)、トーチ100に新しいコンタクトチップ130を装着させることができない。
よって、取り外し装着命令部99aは、コンタクトチップ検出信号を受信しない場合には、操作盤94へエラー終了信号を送信して、コンタクトチップ130の装着作業を終了する(End5)。
ロボットアーム制御部97は、ロボットアーム200に保持されたトーチ100を、交換位置P1のソケット10の直上へ移動するようにロボットアーム200の動作を制御する。
これにより、モータ50の出力軸51が駆動し始め、ソケット10に挿入されたコンタクトチップ130が回転する(S22)。なお、このときのモータ50の出力軸51の回転方向は、コンタクトチップ130の取り外し時とは逆向きである。
このトーチ100の下方への移動により、トーチ本体110のねじ穴111が、交換位置P1のソケット10に保持されたコンタクトチップ130のねじ部131に当接する。
また、コンタクトチップ130がソケット10とともに回転しているため、コンタクトチップ130のねじ部131がトーチ本体110のねじ穴111に螺合して、コンタクトチップ130がトーチ本体110に装着される。
また、ロボットアーム制御部97は、ロボットアーム200の動作を制御して、トーチ100を持ち上がり検出位置へ移動させる(S24)。なお、ロボットアーム制御部97は、トーチ100を持ち上がり検出位置へ移動完了後に、動作信号を取り外し装着命令部99aへ送信する。
そして、取り外し装着命令部99aは、持ち上がり信号を受信した場合(S25の「No」の場合)、再検知命令信号を再検知命令部99bへ送信する。
ここで、再待機中に持ち上がり信号を再検知命令部99bが受信した場合(S27の「No」の場合)、コンタクトチップ130とソケット10とが分離されていないため、コンタクトチップ130の装着作業を継続することができない。よって、再検知命令部99bは、操作盤94へエラー終了信号を送信して、コンタクトチップ130の装着作業を終了する(End6)。
そして、離脱信号を受信したロボットアーム制御部97によりロボットアーム200の動作を制御されて、トーチ100が上方へ移動して(S28)、コンタクトチップ130を装着したトーチ100が、テンションプレート80のソケット第2孔部80cから抜けて、コンタクトチップ交換装置1から離脱する。
ここで、取り外し装着命令部99aは、コンタクトチップ検出信号を受信しない場合((S29の「Yes」の場合)、トーチ100にコンタクトチップ130を装着させることができていると判断できるため、コンタクトチップ交換終了信号を操作盤94へ送信して、コンタクトチップ130の交換作業を終了する(End)。
一方で、コンタクトチップ検出信号を取り外し装着命令部99aが受信した場合(S29の「No」の場合)、トーチ100に装着させるべきコンタクトチップ130がソケット10に残っており、トーチ100にコンタクトチップ130が装着していない。よって、取り外し装着命令部99aは、エラー終了信号を操作盤94へ送信して、コンタクトチップ130の交換作業を終了する(End7)。
そして、ソケット10が上方に移動した場合(End2及びEnd6)、ロボットアーム200の動作を停止して作業を終了している。
そのため、ソケット10が上方に移動して、例えば、コンタクトチップ交換装置1のパレット上板31に係合することにより、コンタクトチップ交換装置1を持ち上げることがなく、持ち上げる方向にかかる力によりトーチ100が損傷・破損することを回避できる。
そのため、コンタクトチップ130の交換作業を継続して、トーチ100又はコンタクトチップ交換装置1が損傷・破損することを回避できる。
また、コンタクトチップ交換装置1は、パレット30を回転させる駆動手段が不要であり、かつ、複数のソケット10に対し、一つのモータ50で回転させることができるため、小型化が図れる。
本実施形態において、テンションプレート80の上方への移動を検知するために、テンションプレート80上に反射部84を設けるとともに、光電センサである持ち上がり検出センサ90を備えていたが、本発明はこれに限定されない。
例えば、テンションプレート80の下面とパレット上板31との間に、図示しない接触式スイッチを設けてもよい。
また、実施形態の第2弾性部材82は、テンションプレート80の上面側に配置されて、テンションプレート80を下方に付勢しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、テンションプレート80の下方側に配置して、下方に引っ張り込むように構成してもよい。
また、実施形態によれば、制御装置95内に、モータ制御部96やロボットアーム制御部97を備えるように構成されているが、本発明はこれに限定されるものでない。たとえば、モータ50がモータ制御部96を備え、ロボットアーム200がロボットアーム制御部97を備えるように構成してもよい。さらに、実施形態によれば、制御装置95と操作盤94とが別体であるが、制御装置95と操作盤94とを一体に構成してもよく、本発明は、実施形態の制御装置95に限定されるものでない。
シリンダ270の上端部には、上方に付勢されたピストンロッド271が設けられており、ピストンロッド271がパレット下板32の下面に当接するように構成されている。
そのため、パレット30が回転して、ピストンロッド271の直上に凹部32cが移動すると、ピストンロッド271が凹部32cに入り込んで係合されて、パレット30の回転方向へのずれが防止される。
なお、パレット30を回転させる場合には、パレット30を回転方向に押し出すと、パレット下板32の下面によってピストンロッド271が下方に押し込まれ、ピストンロッド271と凹部32cの係合状態が解除される。
そのため、変形例の第2パレット上板231によれば、実施形態のパレット上板31(図1参照)で示したように、パレット上板31とシャフト44(図1参照)を固定するための連結板39(図1参照)が不要となり、部品点数の低減化を図ることができる。
また、第2パレット上板231の中央部とシャフト44の上端には、ノックピン231aが打ち込まれて、より第2パレット上板231とシャフト44とがより強固に固定されている。
図20に示すように、第2ソケット210は、中心部にチップ保持穴11および収容穴12が形成された円筒状の部材である。
なお、第2ソケット210のチップ保持穴11は、実施形態のソケット10のチップ保持穴11と同一構成であって、チップ保持穴11の底部に形成された位置決め部11aと、チップ保持穴11の上側開口部に形成された長穴形状部11bと、位置決め部11aと長穴形状部11bとの間に形成された傾斜部11cとを備えている。また、第2ソケット210の収容穴12は、実施形態のソケット10の収容穴12と同一構成であって、収容穴12の上方にばね受け部材13が設けられている。
そして、第2ソケット210の中心部には孔部が形成されており、この孔部に第2ソケット210が焼き嵌めされることで、第2ソケット210と第2従動ギヤ215とが一体化に形成されている。
よって、第2従動ギヤ215が一体化された変形例の第2ソケット210によれば、ソケット10の外周面に形成された環状のフランジ部14(図6参照)が不要となる。
なお、図20に示すように、第2従動ギヤ215の上面には、テンションプレート80(図19参照)の下面に近接する程度に上方に立ち上げられた側壁部216が形成されている。また、側壁部216の上端縁には段差が形成されており、当接部18が外嵌されている。
共通支持台246は、コンタクトチップ130の交換が行われる交換位置P1に位置する第2ソケット210の外側に位置するようにモータテーブル43上に設置されている。
そして、図19、図21に示すように、共通支持台246は、コンタクトチップ検出センサ91と、持ち上がり検出センサ90とを支持可能に構成されている。
この共通支持台246によれば、コンタクトチップ検出センサ91と持ち上がり検出センサ90とセンサとの二つのセンサを支持するための支持台が一つとすることができ、部品点数の削減を図れる。また、コンタクトチップ検出センサ91と持ち上がり検出センサ90とを近接させることができ、メンテナンスの容易化を図れる。
なお、共通支持台246に支持されるコンタクトチップ検出センサ91は、図21に示すように、交換位置P1に配置されたソケット10の上方へレーザ光L2を照射するように設けられている。
一方で、持ち上がり検出センサ90は、コンタクトチップ検出センサ91に隣接して配置されるとともに、ソケット10の上方を回避してレーザ光L1を反射部84に向かって照射するように構成されている。このソケット10の上方を回避してレーザ光L1を照射する理由は、ソケット10の上方を通過するようにレーザ光L1を照射すると、コンタクトチップを交換するためにソケット10内に挿入するトーチ100(図8参照)によって、レーザ光L1が遮断されることを回避するためである。
なお、変形例の交換装置1aについて、実施形態の交換装置1との相違点に絞って説明したが、説明しなかったその他の構成について、変形例の交換装置1aにおいても実施形態の交換装置1と同一の構成を有している。そのため、変形例の交換装置1aであっても、実施形態の交換装置1と同等の効果を発揮できるものである。
10 ソケット
15 従動ギヤ
18 当接部
30 パレット
31 パレット上板
31a ソケット第1孔部
32 パレット下板
36 パレット回転用部材
37 第1弾性部材
39 連結板
40 ベース部材
50 モータ
52 駆動ギヤ
60 マイクロスイッチ
80 テンションプレート
80c ソケット第2孔部
81 固定具
82 第2弾性部材
84 反射部
90 レーザ光照射装置
91 受光装置
100 トーチ
120 ノズル
130 コンタクトチップ
200 ロボットアーム
Claims (5)
- トーチに螺合するコンタクトチップを正逆回転させることで、前記トーチに対して前記コンタクトチップを脱着させるコンタクトチップ交換装置であって、
前記コンタクトチップが上方から嵌合される筒状のソケットと、
前記ソケットに隣り合う位置に配置されて、前記ソケットを軸回りに回転させるソケット回転手段と、
前記ソケットの下部が挿入されて上下方向に移動可能に前記ソケットを支持するソケットガイドを有するパレット下板と、
前記ソケットガイト内に配設されて、前記ソケットを上方に付勢する第1弾性部材と、
前記パレット下板の上方に設けられて、前記ソケットが遊嵌されるソケット第1孔部が形成されたパレット上板と、
前記パレット上板の上面に上方に移動可能に設けられるとともに、前記ソケットが遊嵌されるソケット第2孔部が形成されたテンションプレートと、
前記テンションプレートに係止して前記上面パレットに支持されて前記テンションプレートを前記上面パレット側に付勢する第2弾性部材と、を備え、
前記テンションプレートの前記ソケット第2孔部が、前記パレット上板の前記ソケット第1孔部に比べて小径に形成されており、
前記ソケットは、前記ソケットの外周面に、前記第1孔部内で前記テンションプレートの下面に当接する位置に前記テンションプレートと当接する当接部を有することを特徴とするコンタクトチップ交換装置。 - 前記パレット上板の下方に、前記パレット上板中央を回転中心とする軸回りに回転自在に前記パレット上板を支持するベース部材を有し、
前記パレット上板は、前記パレット上板の回転方向に沿って環状に並設される複数の前記ソケット第1孔部及びパレット回転用部材を有し、
前記テンションプレートは、前記パレット上板の回転方向に沿って環状に並設される複数の前記ソケット第2孔部を有し、
前記パレット下板は、環状に形成され、前記パレット上板に離間して固定されて前記パレット上板とともに回転し、前記複数のソケット第1孔部に対応して、前記パレット上板の回転方向に沿って環状に並設された複数の前記ソケットガイドを有し、
前記ソケットは、前記複数のソケット第1孔部及び前記複数のソケット第2孔部に対応して、前記パレット上板の回転方向に沿って環状に複数並設されており、
前記ソケット回転手段は、前記ソケットの外周面に形成された従動ギヤに噛合する駆動ギアと、前記ベース部材に固定されるとともに前記駆動ギアを支持して前記駆動ギヤを駆動させる駆動手段と、を有し、
前記トーチを保持するロボットアームによって、前記パレット回転用部材を前記パレットの回転方向に押し出すことで、前記パレット上板が回転して、前記複数のソケットのいずれか一つの従動ギヤが前記駆動ギヤに噛合することを特徴とする請求項1に記載のコンタクトチップ交換装置。 - 前記テンションプレートが上方に持ち上がったか否かを検知すると共に、前記テンションプレートが上方に持ち上がったことを検知した場合に、前記ロボットアームを制御する制御部に持ち上がり信号を送信するセンサ部を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコンタクトチップ交換装置。
- 前記センサ部は、
前記テンションプレートの上方に設けられて前記テンションプレートと共に上方に移動する反射部に向かって、レーザ光を照射するレーザ光照射部と、
前記反射部に向かって照射された前記レーザ光の反射光線上に配置されて、前記レーザ光の反射光を受光可能な受光部と、を備えており、
前記センサ部は、前記受光部により、前記レーザの反射光を受光しない場合に、前記ロボットアームを制御する制御部に、前記持ち上がり信号を送信することを特徴とする請求項3に記載のコンタクトチップ交換装置。 - 前記請求項3又は請求項4に記載のコンタクトチップ交換装置を用いて、前記コンタクトチップを交換させるコンタクトチップ交換方法であり、
前記コンタクトチップをソケットに嵌合させる嵌合位置に、前記トーチを移動させる工程と、
前記ソケットとともに前記コンタクトチップを前記ソケット回転手段により着脱させるために予め設定されていた回転を行わせた後に、前記ソケットの当接部が前記テンションプレートの下面に当接して前記テンションプレートを上方に持ち上げることができる持ち上がり検出位置へ、前記トーチを移動させる工程と、
前記トーチを前記持ち上がり検出位置へ移動後、前記持ち上がり信号を受信するために待機させる工程と、
前記待機中に、前記持ち上がり信号を受信した場合に、前記トーチを前記嵌合位置へ移動させて、さらに前記持ち上がり検出位置へ再移動させる工程と、
前記トーチを前記持ち上がり検出位置へ再移動後に、前記持ち上がり信号を受信するために再待機させる工程と、
前記再待機中に、前記持ち上がり信号を受信した場合に、前記ロボットアームの起動を停止させて、前記コンタクトチップの交換をエラー終了させる工程と、
前記待機中又は前記再待機中に、前記持ち上がり信号を受信しない場合に、前記トーチを上方に移動させて、前記コンタクトチップの交換を終了させる工程と、を行うことを特徴とするコンタクトチップ交換方法。
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