JP2014140885A - 溶接チップ交換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】溶接チップの複数回の自動交換をシンプルな構成で実現できるようにして設備費の低廉化を図る。
【解決手段】溶接トーチ100の古い溶接チップ101Aに係合するとともに、トーチ本体102から取り外された古い溶接チップ101Aを保持する第1〜第5チップ脱ソケット11〜15と、新しい溶接チップ101Bに係合するとともに、新しい溶接チップ101Bを保持する第1〜第5チップ着ソケット21〜25と、第1〜第5チップ脱ソケット11〜15を螺子の緩み方向に回転駆動するとともに、第1〜第5チップ着ソケット21〜25を螺子の螺合方向に回転駆動するように構成された駆動部30と、第1〜第5チップ脱ソケット11〜15及び第1〜第5チップ着ソケット21〜25を支持する弾性支持機構50とを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、溶接装置の溶接トーチ先端部に設けられた溶接チップを交換するための溶接チップ交換装置に関するものである。
従来から、例えば自動車の製造ライン等において溶接装置が多用されている。溶接装置は溶接チップを有しており、その溶接チップが摩耗した場合には、溶接チップを取り外して新しい溶接チップと交換する必要がある。この溶接チップの交換作業を自動化することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示されている溶接チップ交換装置は、トーチ本体の古い溶接チップに係合して古い溶接チップをトーチ本体から取り外すためのチップ脱カートリッジと、トーチ本体に取り付ける新しいチップに係合して新しいチップをトーチ本体に取り付けるためのチップ着カートリッジとを備えており、これらチップ脱カートリッジ及びチップ着カートリッジを共通のモーターで回転駆動するように構成されている。チップ脱カートリッジ及びチップ着カートリッジには、着脱作業時の衝撃を緩和するためのスプリングが設けられている。
この溶接チップ交換装置によれば、溶接チップが摩耗した場合には、まず、溶接ロボットによって溶接トーチを移動させて古い溶接チップをチップ脱カートリッジに係合させる。このとき、スプリングによって衝撃を緩和することができる。そして、係合状態でモーターを駆動することで古い溶接チップを回転させてトーチ本体から取り外すことができる。その後、トーチ本体を移動させてチップ着カートリッジの新しいチップをトーチ本体に接触させて回転させることで新しい溶接チップをトーチ本体にねじ込んで取り付けることができる。従って、作業者によらず、自動で溶接チップを交換することができる。
特開2010−89125号公報
ところで、特許文献1の溶接チップ交換装置では、溶接チップの交換時に溶接トーチに作用する衝撃を緩和するために、チップ脱カートリッジ及びチップ着カートリッジのそれぞれにスプリングを組み込むようにしている。このため、各カートリッジの部品点数が増えるとともに、構造が複雑化してしまい、ひいては溶接チップ交換装置が高価なものとなる。
また、例えば自動車の製造ライン等で自動溶接を長時間連続して行いたい場合には、溶接チップの交換回数が複数回になるので、特許文献1のような溶接チップ交換装置を複数台用意して対応しなければならず、設備費が高騰する問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、溶接チップの複数回の自動交換をシンプルな構成で実現できるようにして設備費の低廉化を図ることにある。
上記目的を達成するために、本発明では、古い溶接チップをトーチ本体から取り外して保持する保持部と、トーチ本体に取り付ける新しい溶接チップを保持する保持部とをそれぞれ複数設け、これら複数の保持部を単一の支持機構によって弾性支持するようにした。
第1の発明は、溶接トーチのトーチ本体に螺子によって着脱可能に取り付けられている古い溶接チップに係合するとともに、該トーチ本体から取り外された古い溶接チップを保持する複数の第1チップ保持部と、
上記トーチ本体に取り付けられる新しい溶接チップに係合するとともに、新しい溶接チップを保持する複数の第2チップ保持部と、
上記第1チップ保持部を螺子の緩み方向に回転駆動するとともに、上記第2チップ保持部を螺子の螺合方向に回転駆動するように構成された駆動部と、
上記第1チップ保持部及び上記第2チップ保持部を、上記溶接チップの着脱方向に変位可能に弾性支持する単一の弾性支持機構とを備えていることを特徴とするものである。
この構成によれば、溶接トーチの溶接チップを交換する際には、トーチ本体の古い溶接チップを第1チップ保持部に係合させた状態で駆動部によって第1チップ保持部を駆動すると、古い溶接チップが緩み方向に回転してトーチ本体から取り外され、第1チップ保持部に保持される。
そして、トーチ本体に新しい溶接チップを取り付ける際には、トーチ本体を、第2チップ保持部に保持されている新しい溶接チップに接触させた状態で駆動部によって第2チップ保持部を駆動すると、新しい溶接チップが螺合方向に回転してトーチ本体に取り付けられる。
古い溶接チップを取り外す際、及び新しい溶接チップを取り付ける際には、溶接チップを回転させることによって溶接チップが着脱方向に変位することになる。この溶接チップの変位は弾性支持機構によって吸収されるので、各部に無理な力がかかることはない。
また、第1チップ保持部及び第2チップ保持部がそれぞれ複数あるので、本発明の溶接チップ交換装置を1台用意しておくだけで、溶接チップを複数回交換することも可能である。このとき、複数の第1チップ保持部及び第2チップ保持部を単一の弾性支持機構で支持するようにしているので、各保持部にスプリングを内蔵するようにしている従来の構成に比べて、構成をシンプルにすることが可能である。
第2の発明は、第1の発明において、上記駆動部が上記弾性支持機構に取り付けられて上記第1チップ保持部及び上記第2チップ保持部と共に変位することを特徴とするものである。
この構成によれば、駆動部を第1チップ保持部及び第2チップ保持部と共に変位させることが可能になるので、駆動部と、第1チップ保持部及び第2チップ保持部との間の動力伝達構造をシンプルにすることが可能になる。
第3の発明は、第1または2の発明において、
上記駆動部は、上記第1チップ保持部を駆動する第1ギヤと、該第1ギヤに噛み合うように配置され、上記第2チップ保持部を駆動する第2ギヤと、該第1ギヤまたは第2ギヤを回転させるモーターとを有していることを特徴とするものである。
この構成によれば、1つのモーターを回転させることで第1ギヤ及び第2ギヤを回転させて第1チップ保持部及び第2チップ保持部の両方を駆動することが可能になる。
第4の発明は、第3の発明において、
上記第1ギヤ及び上記第2ギヤの歯数は、上記第2チップ保持部の回転力が上記第1チップ保持部の回転力よりも小さくなるように設定されていることを特徴とするものである。
この構成によれば、1つのモーターを用いてトルク制御することなく、第1チップ保持部と第2チップ保持部の回転力を変えることが可能になる。そして、第2チップ保持部の回転力を相対的に小さくすることで、溶接チップがトーチ本体に必要以上に強く螺合するのを抑制し、一方、第1チップ保持部の回転力を相対的に大きくすることで、トーチ本体の溶接チップを確実に緩めて取り外すことが可能になる。
第5の発明は、第3の発明において、
上記駆動部は、上記第1ギヤに噛み合うように配置されるとともに上記第1チップ保持部に固定された第3ギヤと、上記第2ギヤに噛み合うように配置されるとともに上記第2チップ保持部に固定された第4ギヤとを有し、
上記第1ギヤ、上記第2ギヤ、上記第3ギヤ及び上記第4ギヤの歯数は、上記第2チップ保持部の回転力が上記第1チップ保持部の回転力よりも小さくなるように設定されていることを特徴とするものである。
この構成によれば、第4の発明と同様に、1つのモーターを用いてトルク制御することなく、第2チップ保持部の回転力を相対的に小さくすることが可能になる。
第1の発明によれば、トーチ本体から取り外される古い溶接チップを保持する複数の第1チップ保持部と、トーチ本体に取り付けられる新しい溶接チップを保持する複数の第2チップ保持部とを単一の弾性支持機構で支持するようにしたので、溶接チップの複数回の自動交換を1台のシンプルな構成の溶接チップ交換装置で実現でき、設備費の低廉化を図ることができる。
第2の発明によれば、駆動部を第1チップ保持部及び第2チップ保持部と共に変位させるようにしたので、駆動部と、第1チップ保持部及び第2チップ保持部との間の動力伝達構造をシンプルにすることができ、より一層低コスト化を図ることができる。
第3の発明によれば、第1チップ保持部を駆動する第1ギヤと、第2チップ保持部を駆動する第2ギヤとが噛み合うようにし、第1ギヤまたは第2ギヤをモーターによって回転させるようにしたので、1つのモーターで第1チップ保持部及び第2チップ保持部の両方を駆動することができる。
第4の発明によれば、モーターのトルク制御をすることなく、第1ギヤ及び第2ギヤの歯数によって第1チップ保持部及び第2チップ保持部の回転力を変えることができるので、モーターの制御装置の構成を簡単にすることができる。そして、第2チップ保持部の回転力が第1チップ保持部の回転力よりも小さくなるようにしたことで、溶接チップがトーチ本体に必要以上に強く螺合するのを抑制できるとともに、トーチ本体の溶接チップを確実に緩めて取り外すことができる。
第5の発明によれば、モーターのトルク制御をすることなく、溶接チップがトーチ本体に必要以上に強く螺合するのを抑制できるとともに、トーチ本体の溶接チップを確実に緩めて取り外すことができる。
実施形態に係る溶接チップ交換装置の側面図である。 実施形態に係る溶接チップ交換装置の平面図である。 図2のIII−III線断面図である。 駆動部の概略構造を示す平面図である。 第1チップ脱ソケットの平面図である。 図5のVI−VI線断面図である。 図5のVII−VII線断面図である。 古い溶接チップをチップ脱ソケットに係合させた状態を示す図3相当図である。 チップ脱ソケットを螺子の緩み方向に回転させた状態を示す図3相当図である。 古い溶接チップをトーチ本体から取り外した状態を示す図3相当図である。 新しい溶接チップをトーチ本体に接触させた状態を示す図3相当図である。 新しい溶接チップを螺子の螺合方向に回転させた状態を示す図3相当図である。 新しい溶接チップをトーチ本体に取り付けた状態を示す図3相当図である。 溶接チップの交換手順を示すフローチャートである。 実施形態の変形例に係る図4相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る溶接チップ交換装置1の側面図である。溶接チップ交換装置1は、図示しないが、例えば自動車の製造ライン等に設置されるものであり、溶接ラインに設置されている溶接装置(図示せず)の溶接トーチ100(図8等に示す)先端部に設けられている溶接チップ(古い溶接チップを図8等に符号101Aで示し、新しい溶接チップを図8等に符号101Bで示す)を作業者によらず、無人で自動交換するためのものである。
溶接装置は、図示しないが溶接ロボットを有している。溶接ロボットのロボットアームには、上記溶接トーチ100が取り付けられており、ロボットアームによって溶接トーチ100を移動させることによって自動溶接を行うことができるようになっている。
溶接トーチ100は、例えばアーク溶接等を行う際に用いられている従来周知のものであり、トーチ本体102と上記溶接チップ101Aまたは101Bとを備えている。溶接チップ101A,101Bは、トーチ本体102の軸方向に延びる形状となっており、その一端部(図8等における上端部)には雄ねじ部が突出している。一方、トーチ本体102の先端部には、溶接チップ101の雄ねじ部が螺合する雌ねじ穴が形成されている。溶接チップ101の雄ねじ部は、その軸周りに回転させることによってトーチ本体102の雌ねじ穴に螺合し、反対方向に回転させることによって緩むようになっている。
図1〜図3に示すように、溶接チップ交換装置1は、ケーシング2と、ケーシング2の上部に設けられた古い溶接チップ101Aを保持する第1〜第5チップ脱ソケット11〜15及び新しい溶接チップ101Bを保持する第1〜第5チップ着ソケット21〜25と、第1〜第5チップ脱ソケット11〜15及び第1〜第5チップ着ソケット21〜25を駆動するための駆動部30と、第1〜第5チップ脱ソケット11〜15及び第1〜第5チップ着ソケット21〜25を弾性支持するための単一の支持機構50と、駆動部30を制御する制御装置60とを備えている。
ケーシング2は、箱状に形成されており、上部には固定板3が設けられている。図3に示すように、固定板3は、その中央部に略矩形の貫通孔3aが形成された枠型をなしている。また、ケーシング2の内部には、上記駆動部30の構成要素であるモーター31が収容されるようになっている。
支持機構50は、ケーシング2の固定板3の貫通孔3a内に配置される下側可動板51と、下側可動板51の上方に離れて配置される上側可動板52と、上側可動板52を案内する一対のレール53,53と、上側可動板52を上方へ付勢するスプリング54,54,…と、ガイドピン55,55,…とを備えている。
下側可動板51は、固定板3の貫通孔3a内において固定板3と同方向に延びており、貫通孔3aの貫通方向である上下方向に移動可能となっている。上側可動板52は、下側可動板51よりも大きく、固定板3の外形と略同じ外形を有している。上側可動板52は下側可動板51に固定されている。
レール53,53は、固定板3の幅方向両側にそれぞれ設けられている。各レール53は、上側可動板52を鉛直方向(溶接チップの着脱方向)に案内するためのものであり、従来周知の構造のものである。
図2にも示すように、ガイドピン55,55,…は、固定板3の角部近傍にそれぞれ設けられている。各ガイドピン55は、固定板3の上面から鉛直方向に突出しており、上側可動板52を鉛直方向に案内するためのものである。ガイドピン55の上側は、上側可動板52の角部近傍に設けられた孔部52aに挿通され、孔部52aの内周面を摺動するようになっている。
従って、下側可動板51及び上側可動板52は、レール53及びガイドピン55によって鉛直方向にのみ移動可能となっている。下側可動板51及び上側可動板52の上昇端位置は、図示しないストッパによって設定されており、具体的には、図1や図3に示す位置が上昇端位置である。下側可動板51及び上側可動板52のストローク量は、後述する溶接チップ101A,101Bの着脱時の螺子の螺合量に対応したストローク量以上に確保されている。
スプリング54は、いわゆるコイルスプリングであり、伸縮方向が上下方向となる姿勢とされ、ガイドピン55が内挿された状態で固定板3の角部近傍に配設されている。スプリング54の付勢力は、第1〜第5チップ脱ソケット11〜15、第1〜第5チップ着ソケット21〜25及び駆動部30を、外力の作用していない状態で上記上昇端位置まで上昇させることのできる力に設定されている。
駆動部30は、モーター31の他に、モーター31の出力軸に固定された駆動ギヤ(第1ギヤ)32と、駆動ギヤ32に噛み合うように配置された従動ギヤ(第2ギヤ)33と、駆動ギヤ32に噛み合うように配置された第1〜第5脱ソケット駆動ギヤ34a〜34eと、従動ギヤ33に噛み合うように配置された第1〜第5着ソケット駆動ギヤ35a〜35eとを有している。駆動ギヤ32の歯数は、従動ギヤ33の歯数よりも少なく設定されている。第1〜第5脱ソケット駆動ギヤ34a〜34e及び第1〜第5着ソケット駆動ギヤ35a〜35eの歯数は全て同じである。
モーター31は、減速機を内蔵しており、制御装置60によってON/OFFの切り替えが行われるようになっている。図3に示すように、モーター31は、出力軸31aが上下方向に向くようにして下側可動板51の下面に固定されている。モーター31の出力軸31aは、下側可動板51を貫通して上方へ突出しており、上端部は、上側可動板52に回転可能に支持されている。
駆動ギヤ32、従動ギヤ33、第1〜第5脱ソケット駆動ギヤ34a〜34e及び第1〜第5着ソケット駆動ギヤ35a〜35eは、下側可動板51と上側可動板52の間に配置されている。駆動ギヤ32の中心孔にはモーター31の出力軸31aが挿入された状態で回転一体に固定されている。
モーター31の出力軸31aの側方には、駆動部30を構成する部材としての従動ギヤ用支軸36が設けられている。従動ギヤ用支軸36は上下方向に延びるようにして、下端部が下側可動板51に回転可能に、上端部が上側可動板52に回転可能に支持されている。従動ギヤ33の中心孔には従動ギヤ用支軸36が挿入された状態で回転一体に固定されている。
さらに、図4に示すように、駆動部30を構成する部材として、第1〜第5脱ソケット駆動ギヤ34a〜34eをそれぞれ回転可能に支持する第1〜第5脱ソケット用支軸37a〜37eと、第1〜第5着ソケット駆動ギヤ35a〜35eをそれぞれ回転可能に支持する第1〜第5着ソケット用支軸38a〜38eとが設けられている。
第1〜第5脱ソケット用支軸37a〜37eは、モーター31の出力軸31aの周りに半円を描くように周方向に互いに間隔をあけて配置されている。第1〜第5脱ソケット用支軸37a〜37eの下端部は、下側可動板51に回転可能に、上端部は上側可動板52に回転可能に支持されている。第1〜第5脱ソケット用支軸37a〜37eは、下側可動板51から上側可動板52に亘って延びている。第1〜第5脱ソケット用支軸37a〜37eの上端部は、上側可動板52の上面から露出している。第1〜第5脱ソケット用支軸37a〜37eは、下側可動板51に対して上下動しないようになっている。
第1脱ソケット駆動ギヤ34aの中心孔には、第1脱ソケット用支軸37aが挿入された状態で回転一体に固定されている。同様に、第2〜第5脱ソケット駆動ギヤ34b〜34eも第2〜第5脱ソケット用支軸37b〜37eに固定されている。
第1〜第5着ソケット用支軸38a〜38eは、従動ギヤ用支軸36の周りに、第1〜第5脱ソケット用支軸37a〜37eの並びとは反対側に半円を描くように周方向に互いに間隔をあけて配置されている。第1〜第5着ソケット用支軸38a〜38eの下端部は、下側可動板51に回転可能に、上端部は上側可動板52に回転可能に支持されている。第1〜第5着ソケット用支軸38a〜38eは、下側可動板51から上側可動板52に亘って延びている。第1〜第5着ソケット用支軸38a〜38eの上端部は、上側可動板52の上面から露出している。第1〜第5着ソケット用支軸38a〜38eは、下側可動板51に対して上下動しないようになっている。
第1着ソケット駆動ギヤ35aの中心孔には、第1着ソケット用支軸38aが挿入された状態で回転一体に固定されている。同様に、第2〜第5着ソケット駆動ギヤ35b〜35eも第2〜第5着ソケット用支軸38b〜38eに固定されている。
第1チップ脱ソケット11は、図5〜7に示すように、全体として上下方向に長い円柱状に形成されている。第1チップ脱ソケット11の略下半部は、上半部に比べて外径が小く設定されている。第1チップ脱ソケット11の略上半部には、チップ係合孔11aが上端面に開口して下方へ延びるように形成されている。このチップ係合孔11aには、古い溶接チップ101Aの先端側が挿入された状態で係合するようになっている。チップ係合孔11aの断面形状は、該チップ係合孔11aの上半部と下半部とで異なっており、下半部は、略円形であるのに対し、上半部は、図5における断面指示線VI−VI方向の寸法がVII−VII方向の寸法よりも長い楕円形である。このチップ係合孔11aの上半部に溶接チップ101Aの脱着用工具が係合する部分(扁平断面部)を挿入することで、溶接チップ101Aが第1チップ脱ソケット11に係合して周方向に相対回転しないように一体化する。
尚、溶接チップ101Aは第1チップ脱ソケット11のチップ係合孔11aに挿入されているだけなので、溶接チップ101Aがチップ係合孔11aに食いついたりしていない限りは、溶接チップ101Aをチップ係合孔11aから容易に抜くことができる。
また、第1チップ脱ソケット11には、内部のチップ係合孔11aに溜まった異物を除去するための清掃用開口部11bが形成されている。この清掃用開口部11bは、チップ係合孔11aの最も深い部分に連通しており、チップ係合孔11aの異物をその底部から排出することができるようになっている。
第1チップ脱ソケット11の下半部11cは、第1脱ソケット用支軸37aに形成された嵌合孔(図示せず)に嵌入されており、第1チップ脱ソケット11は第1脱ソケット用支軸37aに回転一体に固定されている。
第2〜第5チップ脱ソケット12〜15及び第1〜第5チップ着ソケット21〜25は、第1チップ脱ソケット11と同様に構成されており、それぞれ、チップ係合孔12a〜15a、21a〜25aを有している。
また、第2〜第5チップ脱ソケット12〜15及び第1〜第5チップ着ソケット21〜25は、第1チップ脱ソケット11と同様に、第2〜第5脱ソケット用支軸37b〜37e、第1〜第5着ソケット用支軸38a〜38eに固定されている。
制御装置60は、所定のプログラムに従って以下に説明するようにモーター31を制御するものである。この実施形態では、図3に示すように、制御装置60には、溶接装置から出力される信号が入力されるとともに、溶接トーチ100に溶接チップ101Aが装着されているか否かを検出するセンサからの信号も入力されるようになっている。溶接トーチ100がどの位置にあるかは、溶接装置からの信号によって制御装置60で把握することができる。
次に、上記のように構成された溶接チップ交換装置1を用いて古い溶接チップ101Aを新しい溶接チップ101Bに交換する場合について説明する。図14のフローチャートは、古い溶接チップ101Aを新しい溶接チップ101Bに交換する際の交換作業の流れを示している。
尚、溶接チップ交換装置1の第1〜第5チップ脱ソケット11〜15には古い溶接チップ101Aが無い状態にしておき、第1〜第5チップ着ソケット21〜25には新しい溶接チップ101Bをそれぞれ挿入して係合させておく。
ステップS1では、溶接作業を所定時間行って溶接チップ101Aが摩耗していると推定される場合に、図8に示すように溶接装置の溶接ロボットは溶接トーチ100を古い溶接チップ101Aの取り外し位置まで移動させる。古い溶接チップ101Aの取り外し位置とは、古い溶接チップ101Aの先端側を第1〜第5チップ脱ソケット11〜15のいずれか1つのチップ係合孔11a〜15aに挿入して古い溶接チップ101Aを第1〜第5チップ脱ソケット11〜15のいずれか1つに係合させた位置である。
尚、この実施形態の説明では、図8〜図10において、第3チップ脱ソケット13を用いて古い溶接チップ101Aを取り外す場合について説明するが、最初の交換は、通常、第1チップ脱ソケット11を用い、2回目の交換は第2チップ脱ソケット12、3回目の交換は第3チップ脱ソケット13、4回目の交換は第4チップ脱ソケット14、5回目の交換は第5チップ脱ソケット15を用いる。
古い溶接チップ101Aの先端側を第3チップ脱ソケット13のチップ係合孔13aに挿入した際、溶接ロボットの動きによって古い溶接チップ101Aが第3チップ脱ソケット13を下に押してしまうことがある。この下向きの力を受けた第3チップ脱ソケット13は、支持機構50によって弾性支持されているので、スプリング54の収縮によって下方向への変位が許容される。よって、溶接チップ交換装置1の各部に無理な力がかかることはない。
ステップS1を経た後、ステップS2に進み、制御装置60がモーター31を正転させる。正転とは、図4に示す矢印Xの方向である。モーター31を正転させると、駆動ギヤ32が同方向に回転し、この駆動ギヤ32に噛み合っている第1〜第5脱ソケット駆動ギヤ34a〜34eは矢印Y方向に回転する。第1〜第5脱ソケット駆動ギヤ34a〜34eが矢印Y方向に回転すると、図8や図9に示すように第1〜第5チップ脱ソケット11〜15も同方向に回転する。矢印Y方向は、古い溶接チップ101Aの螺子の緩み方向であり、第3チップ脱ソケット13の回転によって古い溶接チップ101Aがトーチ本体102から外れる方向に回転する。
ステップS2に続くステップS3では、モーター31を20秒間回転させた後、停止する。古い溶接チップ101Aが回転する際、トーチ本体102は溶接ロボットによって固定されているので、螺子が緩んでいくことによって古い溶接チップ101Aが下に移動していき、第3チップ脱ソケット13に下向きの力がかかる。この第3チップ脱ソケット13は、図9に示すように支持機構50によって下方向への変位が許容されるので、古い溶接チップ101Aをトーチ本体102から確実に取り外すことができる。
そして、ステップS4では、溶接ロボットによって溶接トーチ100を、溶接チップ有無確認位置へ移動させる。このとき、古い溶接チップ101Aは第3チップ脱ソケット13のチップ係合孔13aに係合した状態で保持されるので、溶接トーチ100には溶接チップ101Aが無い状態であるが、万が一、何らかの原因によって溶接トーチ100に古い溶接チップ101Aが取り付けられたままとなることが考えられ、これをステップS5で確認する。ステップS5では、溶接トーチ100に溶接チップ101Aが装着されているか否かを検出するセンサを使用する。このセンサとしては近接センサ等を利用することができる。
ステップS5において古い溶接チップ101Aが溶接トーチ100に取り付けられた状態であると確認された場合には、ステップS6に進んで溶接チップの交換作業を停止する。一方、ステップS5において古い溶接チップ101Aが溶接トーチ100から取り外された状態であると確認された場合には、ステップS7に進み、溶接ロボットは溶接トーチ100を新しい溶接チップ101Bの取り付け位置まで移動させる。
新しい溶接チップ101Bの取り付け位置とは、トーチ本体102の先端側を、第1〜第5チップ着ソケット21〜25に保持されているいずれか1つの新しい溶接チップ101Bに接触させる位置である。
尚、この実施形態の説明では、図11〜図13において、第3チップ着ソケット23を用いて新しい溶接チップ101Bを取り付ける場合について説明するが、最初の交換は、通常、第1チップ着ソケット21を用い、2回目の交換は第2チップ着ソケット22、3回目の交換は第3チップ着ソケット23、4回目の交換は第4チップ着ソケット24、5回目の交換は第5チップ着ソケット25を用いる。
図11において、新しい溶接チップ101Bの取り付け位置では、トーチ本体102を下に押して第3チップ着ソケット23を上昇端位置から下に変位させておく。この変位量は、新しい溶接チップ101Bの螺子の長さ以上である。
ステップS7に続くステップS8では、ステップS2と同様にモーター31を正転(図4における矢印X方向)させる。モーター31を正転させると、駆動ギヤ32が矢印X方向に回転し、この駆動ギヤ32の回転によって従動ギヤ33が矢印Z方向に回転する。従動ギヤ33に噛み合っている第1〜第5着ソケット駆動ギヤ35a〜35eは矢印W方向に回転する。第1〜第5着ソケット駆動ギヤ35a〜35eが矢印W方向に回転すると、図11及び図12に示すように第1〜第5チップ着ソケット21〜25も同方向に回転する。矢印W方向は、新しい溶接チップ101Bの螺子が螺合する方向であり、第3チップ着ソケット23の回転によって新しい溶接チップ101Bがトーチ本体102に螺合する方向に回転して取り付けられる。
新しい溶接チップ101Bの螺子が螺合していくと、トーチ本体102が固定されているので、新しい溶接チップ101Bが上昇していくことになり、このとき、第3チップ着ソケット23を予め下に変位させていることにより、第3チップ着ソケット23が螺子の螺合量に応じて上昇していく。
駆動ギヤ32の歯数が従動ギヤ33の歯数よりも少なく設定されているので、モーター31のトルクを変更しなくても、第3チップ着ソケット23(第1、第2、第4、第5チップ着ソケット21、22,24、25)の回転力が、第3チップ脱ソケット13(第1、第2、第4、第5チップ脱ソケット11、12、14、15)の回転力よりも小さくなる。これにより、新しい溶接チップ101Bがトーチ本体102に必要以上に強く螺合するのを抑制することができる。また、上述した古い溶接チップ101Aを取り外す際には、第3チップ脱ソケット13の回転力が相対的に大きいので、確実に取り外すことができる。
ステップS8に続くステップS9では、モーター31を、古い溶接チップ101Aの取り外し時よりも長い時間(22秒間)回転させた後、停止させる。
モーター31の停止後、ステップS10に進み、溶接ロボットによって溶接トーチ100を待機位置へ移動させて溶接チップの交換が終了する。溶接チップの交換後は、通常の溶接作業を再開することができる。
溶接チップを再び交換する場合には、ステップS1において、古い溶接チップ101Aを例えば第4チップ脱ソケット14まで移動させて係合させ、ステップS3〜S5まで行う。その後、ステップS7では、溶接トーチ100を第4チップ着ソケット24まで移動させてステップS8〜S10まで行う。上述したように第1〜第5チップ脱ソケット11〜15及び第1〜第5チップ着ソケット21〜25を順に使用する。
この実施形態では、脱ソケットが5つ、着ソケットが5つ設けられているので、古い溶接チップ101Aを5回まで交換することができるが、脱ソケットは2つ以上、着ソケットも2つ以上であればよく、数は特に限定されない。
例えば2時間毎に溶接チップ101Aを交換する場合には、本溶接チップ交換装置1を用いることで作業者が交換作業をすることなく、10時間の溶接作業を行うことができる。
上記第1〜第5チップ脱ソケット11〜15は、トーチ本体102の古い溶接チップ101Aに係合するとともに、該トーチ本体102から取り外された古い溶接チップ101Aを保持する複数の第1チップ保持部である。
上記第1〜第5チップ着ソケット21〜25は、トーチ本体102に取り付けられる新しい溶接チップ101Bに係合するとともに、新しい溶接チップ101Bを保持する複数の第2チップ保持部である。
駆動部30は、第1〜第5チップ脱ソケット11〜15を溶接チップ101Aの螺子の緩み方向に回転駆動するとともに、第1〜第5チップ着ソケット21〜25を溶接チップ101Bの螺子の螺合方向に回転駆動するように構成されている。
支持機構50は、第1〜第5チップ脱ソケット11〜15、第1〜第5チップ着ソケット21〜25及び駆動部30を溶接チップ101A、101Bの着脱方向である上下方向に変位可能に弾性支持する単一の弾性支持機構である。
以上説明したように、この実施形態に係る溶接チップ交換装置1によれば、トーチ本体102から取り外される古い溶接チップ101Aを保持する第1〜第5チップ脱ソケット11〜15と、トーチ本体102に取り付けられる新しい溶接チップ101Bを保持する第1〜第5チップ着ソケット21〜25とを単一の支持機構50で支持するようにしたので、溶接チップ101A,101Bの複数回の自動交換を1台のシンプルな構成の溶接チップ交換装置1で実現でき、設備費の低廉化を図ることができる。
また、駆動部30を第1〜第5チップ脱ソケット11〜15及び第1〜第5チップ着ソケット21〜25と共に変位させるようにしたので、駆動部30と、第1〜第5チップ脱ソケット11〜15及び第1〜第5チップ着ソケット21〜25との間の動力伝達構造を、ギヤを用いたシンプルな構成とすることができ、より一層低コスト化を図ることができる。
また、第1〜第5チップ脱ソケット11〜15を駆動する駆動ギヤ32と、第1〜第5チップ着ソケット21〜25を駆動する従動ギヤ33とが噛み合うように配置し、駆動ギヤ32をモーター31によって回転させるようにしたので、1つのモーター31で第1〜第5チップ脱ソケット11〜15及び第1〜第5チップ着ソケット21〜25を駆動することができる。
尚、従動ギヤ33にモーター31の出力軸31aを固定して従動ギヤ33をモーター31で駆動するようにしてもよい。この場合も1つのモーター31で第1〜第5チップ脱ソケット11〜15及び第1〜第5チップ着ソケット21〜25を駆動することができる。
また、モーター31のトルクを制御することなく、駆動ギヤ32及び従動ギヤ33の歯数によって第1〜第5チップ脱ソケット11〜15及び第1〜第5チップ着ソケット21〜25の回転力を変えることができるので、モーター31の制御装置60の構成を簡単にすることができる。
そして、第1〜第5チップ着ソケット21〜25の回転力が第1〜第5チップ脱ソケット11〜15の回転力よりも小さくなるようにしたことで、新しい溶接チップ101Bがトーチ本体102に必要以上に強く螺合するのを抑制できるとともに、トーチ本体102の古い溶接チップ101Aを確実に緩めて取り外すことができる。
また、図15に示す変形例のように、駆動ギヤ32と従動ギヤ33とを同じ大きさとし、第1〜第5脱ソケット駆動ギヤ34a〜34eを第1〜第5着ソケット駆動ギヤ35a〜35eよりも大きくしてもよい。この変形例では、駆動ギヤ32と従動ギヤ33との歯数が同じになる。一方、第1〜第5脱ソケット駆動ギヤ34a〜34eの歯数は第1〜第5着ソケット駆動ギヤ35a〜35eの歯数よりも多くなる。これにより、第1〜第5チップ着ソケット21〜25の回転力が第1〜第5チップ脱ソケット11〜15の回転力よりも小さくなるので、新しい溶接チップ101Bがトーチ本体102に必要以上に強く螺合するのを抑制できるとともに、トーチ本体102の古い溶接チップ101Aを確実に緩めて取り外すことができる。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明に係る溶接チップ交換装置は、例えば、各種溶接装置の溶接チップを自動交換する場合に使用することができる。
1 溶接チップ交換装置
2 ケーシング
11〜15 第1〜第5チップ脱ソケット(第1チップ保持部)
21〜25 第1〜第5チップ着ソケット(第2チップ保持部)
30 駆動部
31 モーター
32 駆動ギヤ(第1ギヤ)
33 従動ギヤ(第2ギヤ)
34a〜34e 第1〜第5脱ソケット駆動ギヤ(第3ギヤ)
35a〜35e 第1〜第5着ソケット駆動ギヤ(第4ギヤ)
50 支持機構
53 レール
54 スプリング
55 ガイドピン
60 制御装置

Claims (5)

  1. 溶接トーチのトーチ本体に螺子によって着脱可能に取り付けられている古い溶接チップに係合するとともに、該トーチ本体から取り外された古い溶接チップを保持する複数の第1チップ保持部と、
    上記トーチ本体に取り付けられる新しい溶接チップに係合するとともに、新しい溶接チップを保持する複数の第2チップ保持部と、
    上記第1チップ保持部を螺子の緩み方向に回転駆動するとともに、上記第2チップ保持部を螺子の螺合方向に回転駆動するように構成された駆動部と、
    上記第1チップ保持部及び上記第2チップ保持部を、上記溶接チップの着脱方向に変位可能に弾性支持する単一の弾性支持機構とを備えていることを特徴とする溶接チップ交換装置。
  2. 請求項1に記載の溶接チップ交換装置において、
    上記駆動部が上記弾性支持機構に取り付けられて上記第1チップ保持部及び上記第2チップ保持部と共に変位することを特徴とする溶接チップ交換装置。
  3. 請求項1または2に記載の溶接チップ交換装置において、
    上記駆動部は、上記第1チップ保持部を駆動する第1ギヤと、該第1ギヤに噛み合うように配置され、上記第2チップ保持部を駆動する第2ギヤと、該第1ギヤまたは第2ギヤを回転させるモーターとを有していることを特徴とする溶接チップ交換装置。
  4. 請求項3に記載の溶接チップ交換装置において、
    上記第1ギヤ及び上記第2ギヤの歯数は、上記第2チップ保持部の回転力が上記第1チップ保持部の回転力よりも小さくなるように設定されていることを特徴とする溶接チップ交換装置。
  5. 請求項3に記載の溶接チップ交換装置において、
    上記駆動部は、上記第1ギヤに噛み合うように配置されるとともに上記第1チップ保持部に固定された第3ギヤと、上記第2ギヤに噛み合うように配置されるとともに上記第2チップ保持部に固定された第4ギヤとを有し、
    上記第1ギヤ、上記第2ギヤ、上記第3ギヤ及び上記第4ギヤの歯数は、上記第2チップ保持部の回転力が上記第1チップ保持部の回転力よりも小さくなるように設定されていることを特徴とする溶接チップ交換装置。
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