JP2017205792A - コンタクトチップ交換装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】作業性と生産性を向上させることができるコンタクトチップ交換装置を提供することを目的とする。【解決手段】コンタクトチップ交換装置1は、基台上に箱状に形成された装置収納ボックス2を設け、装置収納ボックス2上には、溶接ワイヤーをカットする溶接ワイヤーカット手段3と、ノズル22を脱着する溶接ノズル脱着手段4と、溶接用コンタクトチップ23を脱着するコンタクトチップ脱着手段5と、ノズル脱着手段4とコンタクトチップ脱着手段5とを回転駆動する駆動装置8と、前記駆動装置の駆動力を制限するトルク制限手段と、コンタクトチップ23を複数ストックしてチップ装着部に供給するコンタクトチップ供給手段9とを配置して構成した。これにより、シンプルな構成で一連の作業を迅速に効率良く行うことができる。また、ノズル脱着手段とコンタクトチップ脱着手段とを駆動力伝達装置を介して一体的に回転駆動することで、制御を容易に行うことができ、メンテナンス等の簡略化も図れる。【選択図】 図1
Description
本発明は、溶接ロボットの溶接トーチ先端部に装着されているコンタクトチップを自動で交換するためのコンタクトチップ交換装置に関する。
アーク溶接作業に用いられる溶接装置は、溶接トーチに装着されたコンタクトチップに溶接ワイヤーを挿通し、コンタクトチップを介して溶接ワイヤーに給電している。コンタクトチップには、溶接ワイヤーとの接触による磨耗が生じるため、溶接ワイヤーの位置ズレを防止するため、定期的にコンタクトチップを新しいものに交換する必要がある。この作業は従来作業者により行われ、多くの工数が必要となることから、溶接トーチのノズルとコンタクトチップを自動的に交換することができる交換装置が提案されている。
特許文献1に開示されている交換装置は、図11に示すように、溶接トーチのノズルに係合してノズルをトーチ本体から取り外すノズル脱カートリッジと、溶接トーチへ取り付けるノズルを係合保持してトーチ本体に係合させるノズル着カートリッジと、コンタクトチップに係合してコンタクトチップを溶接トーチ本体から取り外すチップ脱カートリッジと、コンタクトチップを係合保持して溶接トーチ本体に係合させるチップ着カートリッジとを備えるものである。
そして、この装置は前記各カートリッジ102、103、104、105をベースプレート130に回転可能に保持するカートリッジ毎に設けた回転ローラー106A、107A、108A、109Aと、前記カーリッジ毎の回転ローラー106A、107A、108A、109Aに連結した複数のプーリとベースプレート130に保持された駆動力源110に連結したプーリ110Dとに夫々巻掛けられ、駆動力源110の回転により前記2つの脱カートリッジ102、104と前記2つの着カートリッジ103、105とを互いに逆方向に回転させるベルト伝動手段111Aと、を備える。そのため、各カートリッジに正転用・逆転用のモーターを必要とせず1個のモーターでよいため、簡単な構造で低コストに小型化できるというものである。
この装置によれば、ノズルの交換が必要と判定された場合には、搬送用ハンドリングロボットに装着されているノズル・チップ脱着ユニット100のノズル脱カートリッジ102と溶接トーチとの軸心を一致させ、溶接トーチをノズル脱カートリッジ102に接近させる。そして、溶接トーチのノズルをノズル脱カートリッジ102の内筒に設けられている係合穴に嵌合させ、予め設定した所定の押込み力により内筒を押込む。挿入が完了すると、ノズル取り外し作業を開始する。
また、コンタクトチップの交換が必要と判定された場合には、搬送用ハンドリングロボットに装着されているノズル・チップ脱着ユニット100のチップ脱カートリッジ104と溶接トーチとの軸心を一致させ、溶接トーチをチップ脱カートリッジ104に接近させる。そして、コンタクトチップをチップ脱カートリッジ104の内筒に設けられている係合穴に嵌合させ、予め設定した所定の押込み力により内筒を押込む。挿入が完了すると、コンタクトチップ取り外し作業を開始する。
しかしながら、特許文献1の交換装置では、ノズル外周とカートリッジ内周が係合してノズル着脱に必要なトルクを発生する構造のため、溶接作業で使用するノズルの外径、形状に合わせた専用のサイズのカートリッジが必要となり、汎用性に欠けるという問題があった。
またコンタクトチップは根元部分外周に2面幅を形成し着脱に必要なトルクを発生するよう構成されている。チップ着脱時には、コンタクトチップの根元部分外周の2つの平面部をチップカートリッジの平面部に合致させて嵌合させるため、チップの方向を予め調整しておく必要があり、余分な作業を必要とする、または制御が複雑になるという問題があった。またコンタクトチップを取り外した際、カートリッジからコンタクトチップを取り除く作業が必要となり作業工数が増大するという問題があった。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたものであり、稼動時間中は作業者の作業を必要とすることなく自動でコンタクトチップの交換ができ、作業性と生産性を向上させることができるコンタクトチップ交換装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、溶接ロボットの溶接用コンタクトチップを自動で交換するコンタクトチップ交換装置であって、基台上に設置した装置収納ボックスに、溶接ワイヤーをカットする溶接ワイヤーカット手段と、溶接ノズルを脱着するノズル脱着手段と、
溶接用コンタクトチップを脱着するコンタクトチップ脱着手段と、前記ノズル脱着手段と、前記コンタクトチップ脱着手段とを回転駆動する駆動装置と、前記駆動装置の駆動力を制限するトルク制限手段と、コンタクトチップを複数ストックして前記コンタクトチップ脱着手段に供給するコンタクトチップ供給手段と、を備えたことを特徴とする。
溶接用コンタクトチップを脱着するコンタクトチップ脱着手段と、前記ノズル脱着手段と、前記コンタクトチップ脱着手段とを回転駆動する駆動装置と、前記駆動装置の駆動力を制限するトルク制限手段と、コンタクトチップを複数ストックして前記コンタクトチップ脱着手段に供給するコンタクトチップ供給手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は請求項1の構成に加えて、前記溶接ノズル脱着手段が、前記駆動装置により回転駆動される駆動軸に連結されたノズル把持手段を有し、当該ノズル把持手段は、当該駆動軸の延長線上に位置するノズル挿入部の周囲に等間隔に配置された2以上のローラー付きブラケットを有し、当該各ローラー付きブラケットは、L字状のフレームと、ノズル挿入部軸方向と平行に配置した前記フレーム部分に回転軸を有するように配置された外周部が弾性部材で構成された2つのローラーと、当該ローラーのうちノズル挿入部入り口側のローラー(ローラー1)の回転軸部(回転軸1)からL字状に外周方向へ伸びたフレーム端部に配置されたブラケット全体の回転軸(回転軸3)と、当該フレームの回転軸3の更に外周側に、ノズル挿入部奥側ローラー(ローラー2)がノズル挿入部軸中心方向に移動する方向へ前記ローラー付きブラケットを付勢する付勢手段とを有し、当該2以上のローラー付きブラケットがノズルを確実に把持するよう構成されたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は請求項1または請求項2の構成に加えて、前記コンタクトチップ脱着手段が一組のコンタクトチップ取り外し手段とコンタクトチップ装着手段により構成され、当該コンタクトチップ取り外し手段及び当該コンタクトチップ装着手段各々が、前記駆動装置により回転駆動される駆動軸に連結された本体ブロックと、当該本体ブロックにコンタクトチップ挿入部軸芯に対し対称に設けられた一組の回転ロック部材と、当該回転ロック部材にトルクを付与する一組の付勢部材を有し、更に当該回転ロック部材は回転軸部を有し、本体ブロックに当該回転軸部を中心に回転可能に支持されると共に、当該回転軸部にはコンタクトチップ挿入部軸芯方向に突起部が形成され、更に当該回転軸部には前記突起部とは異なる方向に延長部位が形成され、前記付勢部材が前記延長部位を付勢することで、当該回転ロック部材がコンタクトチップの回転を拘束してコンタクトチップの取り外し、取り付けを行うよう構成されたことを特徴とする。
請求項4に係る発明は請求項1または請求項2の構成に加えて、前記コンタクトチップ脱着手段が前記駆動装置により回転駆動される駆動軸に締結され、当該駆動軸芯に対し対称に設けられた一組のロック駆動部材と、当該駆動軸に回転可能に支持された本体ブロックと、当該本体ブロックにコンタクトチップ挿入部軸芯に対し対称に設けられた一組の回転ロック部材と、を有し、当該回転ロック部材は回転軸部を有し、本体ブロックに当該回転軸部を中心に回転可能に支持されると共に、当該回転は回転範囲制限手段により回転範囲が制限され、当該回転軸部には前記コンタクトチップ挿入部軸芯方向に近接して2つの突起部が形成され、当該回転軸部には前記2つの突起部とは略反対方向に延長部位が形成され、当該延長部位は前記ロック駆動部材と係合するよう構成され、当該回転ロック部材がコンタクトチップの回転を拘束してコンタクトチップの取り外し、取り付けを行うよう構成されたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、ワイヤーカット手段と、ノズル脱着手段と、コンタクトチップ脱着手段と、コンタクトチップ供給手段と、を1台の交換装置に設けるようにしたので、シンプルな構成で一連の作業を迅速に効率良く行うことができる。また、ノズル脱着手段と、コンタクトチップ脱着手段とを駆動装置を介して回転駆動することで、制御を容易に行うことができ、メンテナンス等の簡略化も図れる。また、装置を小型化する点においても有利である。
請求項2記載の発明によれば、ローラー付きブラケットに設けられた2つのローラーの相乗作用によりノズルを確実に把持することができる。また、ノズル把持部が弾性部材で構成されているため、溶接トーチを把持するときの溶接トーチへの衝撃が緩和される。また、ノズルを取り外す際には、溶接トーチは溶接ロボットによって固定されているので、螺子が緩んでいくとノズルが下に移動していきノズル把持部に下向きの力がかかるが、ノズル把持部は2つのローラーで構成されているため、下方向への変位を許容することができる。ノズルを装着する際には、上方向への変位を許容することができるため、ノズル把持部を上下方向へ移動させる手段が不要となり、よりシンプルな構成でノズルの脱着作業を行うことが可能となる。
請求項3記載の発明によれば、コンタクトチップの2つの平面部の位置を制御してコンタクトチップをコンタクトチップ脱着手段の係合孔に挿入する必要がないため、余分な作業を必要とせず、または複雑な制御を必要とせずに、コンタクトチップの取り外しと装着をすることが可能となる。またコンタクトチップを取り外した際、拘束がなくなったコンタクトチップはそのまま下方へ落下するためコンタクトチップを取り除く作業が不要である。
請求項4記載の発明によれば、コンタクトチップの取り外しと装着を1つの装置で実施することができるため、コンタクトチップ交換装置がコンパクトになり、かつ作業を迅速に行うことが可能となり、コンタクトチップ交換時の作業効率を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。尚、以下の実施形態の説明は、本質的な例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
(第1実施例)
図1は、本発明に係るコンタクトチップ交換装置1の全体図である。コンタクトチップ交換装置1は、図示しないが、例えば自動車の製造ライン等に設置されるものであり、溶接ラインに設置されている溶接ロボットの溶接トーチ20先端部に設けられているコンタクトチップ23を、作業者によらず無人で自動交換するためのものである。溶接トーチ20は溶接ロボットのアームに取り付けられており、ロボットアームによって溶接トーチ20を移動させることで、自動溶接を行うことができるようになっている。
図1は、本発明に係るコンタクトチップ交換装置1の全体図である。コンタクトチップ交換装置1は、図示しないが、例えば自動車の製造ライン等に設置されるものであり、溶接ラインに設置されている溶接ロボットの溶接トーチ20先端部に設けられているコンタクトチップ23を、作業者によらず無人で自動交換するためのものである。溶接トーチ20は溶接ロボットのアームに取り付けられており、ロボットアームによって溶接トーチ20を移動させることで、自動溶接を行うことができるようになっている。
(溶接トーチ)
溶接トーチ20は、例えばアーク溶接等を行う際に用いられている従来周知のものであり、図2に示すように、ロボットアームに保持されたトーチ本体21と、トーチ本体21に外嵌された円筒状のノズル22と、トーチ本体21の先端に装着されたコンタクトチップ23とを備える。
溶接トーチ20は、例えばアーク溶接等を行う際に用いられている従来周知のものであり、図2に示すように、ロボットアームに保持されたトーチ本体21と、トーチ本体21に外嵌された円筒状のノズル22と、トーチ本体21の先端に装着されたコンタクトチップ23とを備える。
コンタクトチップ23は、トーチ本体21から送出される溶接ワイヤ(図示せず)が挿通される略円筒状の金属部品である。このコンタクトチップ23を介して溶接ワイヤーに給電するように構成されている。
コンタクトチップ23は、基部よりも先端部が縮径された先細り形状となっている。また、コンタクトチップ23の基部にはねじ部23aが設けられている。このねじ部23aがトーチ本体21の先端面に形成されたねじ孔21aに螺合されることで、コンタクトチップ23がトーチ本体21に取り付けられている。また、図2(b)に示すように、コンタクトチップ23の外周面上部の両側には、2つの平面部23b、23cが形成されている。両平面部23b、23cの間の幅はコンタクトチップ23の最大径よりも小さくなっている。
コンタクトチップ23は、基部よりも先端部が縮径された先細り形状となっている。また、コンタクトチップ23の基部にはねじ部23aが設けられている。このねじ部23aがトーチ本体21の先端面に形成されたねじ孔21aに螺合されることで、コンタクトチップ23がトーチ本体21に取り付けられている。また、図2(b)に示すように、コンタクトチップ23の外周面上部の両側には、2つの平面部23b、23cが形成されている。両平面部23b、23cの間の幅はコンタクトチップ23の最大径よりも小さくなっている。
(コンタクトチップ交換装置)
図1に示すように、コンタクトチップ交換装置1は、基台上に箱状に形成された装置収納ボックス2が設けられており、装置収納ボックス2上には、余分な溶接ワイヤーをカットする溶接ワイヤーカット手段3と、ノズル22を脱着する溶接ノズル脱着手段4と、溶接用コンタクトチップ23を脱着する一組のコンタクトチップ取り外し手段6とコンタクトチップ装着手段7とにより構成されるコンタクトチップ脱着手段5と、ノズル脱着手段4とコンタクトチップ取り外し手段6とコンタクトチップ装着手段7とを回転駆動する駆動装置8と、使用可能に準備されたコンタクトチップ23を複数ストックしてコンタクトチップ装着手段7に供給するコンタクトチップ供給手段9と、交換作業中に溶接ワイヤーとノズル22とコンタクトチップ23との有無を確認する確認センサー部10とを配置して構成されている。
図1に示すように、コンタクトチップ交換装置1は、基台上に箱状に形成された装置収納ボックス2が設けられており、装置収納ボックス2上には、余分な溶接ワイヤーをカットする溶接ワイヤーカット手段3と、ノズル22を脱着する溶接ノズル脱着手段4と、溶接用コンタクトチップ23を脱着する一組のコンタクトチップ取り外し手段6とコンタクトチップ装着手段7とにより構成されるコンタクトチップ脱着手段5と、ノズル脱着手段4とコンタクトチップ取り外し手段6とコンタクトチップ装着手段7とを回転駆動する駆動装置8と、使用可能に準備されたコンタクトチップ23を複数ストックしてコンタクトチップ装着手段7に供給するコンタクトチップ供給手段9と、交換作業中に溶接ワイヤーとノズル22とコンタクトチップ23との有無を確認する確認センサー部10とを配置して構成されている。
(駆動装置)
装置収納ボックス2の内部には、駆動装置8の構成要素である正逆回転可能なモーター(図示せず)が収容されるようになっている。駆動装置8は図3に示すように、モーターの出力軸に連結された駆動歯車82を有しており、また、駆動歯車82には大径の従動歯車83aが噛合され、従動歯車83aの上部には従動歯車83aと一体回転するように同一の回転軸に連結された従動歯車83bが設けられている。この構成により駆動軸の回転は適切な回転数に減速され駆動トルクが増幅される。
装置収納ボックス2の内部には、駆動装置8の構成要素である正逆回転可能なモーター(図示せず)が収容されるようになっている。駆動装置8は図3に示すように、モーターの出力軸に連結された駆動歯車82を有しており、また、駆動歯車82には大径の従動歯車83aが噛合され、従動歯車83aの上部には従動歯車83aと一体回転するように同一の回転軸に連結された従動歯車83bが設けられている。この構成により駆動軸の回転は適切な回転数に減速され駆動トルクが増幅される。
従動歯車83bには、従動歯車83bと噛合して一体回転するように噛合して連結された従動歯車84、86、87が従動歯車83bを回動中心として回転自在に支持されている。従動歯車84、86、87の回転軸にはそれぞれ溶接ノズル脱着手段4とコンタクトチップ取り外し手段6とコンタクトチップ装着手段7とが連結されて装置収納ボックス上に配置されている。モーターの作動により駆動歯車82と従動歯車83aが噛合し、また、従動歯車83aの回転軸に連結された従動歯車83bと従動歯車84、86、87が噛合して一体的に回転駆動することができる。そのため、1つのモーターでノズル脱着手段4とコンタクトチップ取り外し手段6とコンタクトチップ装着手段7とを一体的に回転駆動させることができ、簡単な構造で一連の作業を行うことが可能となる。また、駆動力伝達装置を、歯車を用いたシンプルな構成とすることで、より一層低コスト化を図ることができる。
(溶接ワイヤーカット手段)
溶接ワイヤーカット手段3は、溶接ワイヤー先端の球状になってコンタクトチップ交換時支障となる部分を予め切断するためのものであり、溶接ワイヤーを所定の長さに切断するワイヤーカッター31が設けられている。溶接トーチ20がワイヤーカット部3の所定位置に近づくと、ロボットからの信号に基づき、溶接ワイヤーの先端部を検知してワイヤーカッター31で溶接ワイヤーを切断するようにしたものである。
溶接ワイヤーカット手段3は、溶接ワイヤー先端の球状になってコンタクトチップ交換時支障となる部分を予め切断するためのものであり、溶接ワイヤーを所定の長さに切断するワイヤーカッター31が設けられている。溶接トーチ20がワイヤーカット部3の所定位置に近づくと、ロボットからの信号に基づき、溶接ワイヤーの先端部を検知してワイヤーカッター31で溶接ワイヤーを切断するようにしたものである。
(溶接ノズル脱着手段)
溶接ノズル脱着手段4は、モーターにより前記のように歯車を介して回転駆動される従動歯車84の回転軸に連結されており、図4に示すようにノズル挿入部の周囲に配置されたローラー付きブラケット3組42a、42b、42cを備えたノズル把持部41を有している。ローラー付きブラケット42aは、一組のL字状のフレーム43aとこの2つのフレームで挟まれた、外周部が弾性部材で構成された2つのローラーR1、R2を有しており、2つのローラーR1、R2はL字状のフレーム43aのノズル挿入部の軸方向と平行に構成した部分に回転軸A1、A2を有する。
溶接ノズル脱着手段4は、モーターにより前記のように歯車を介して回転駆動される従動歯車84の回転軸に連結されており、図4に示すようにノズル挿入部の周囲に配置されたローラー付きブラケット3組42a、42b、42cを備えたノズル把持部41を有している。ローラー付きブラケット42aは、一組のL字状のフレーム43aとこの2つのフレームで挟まれた、外周部が弾性部材で構成された2つのローラーR1、R2を有しており、2つのローラーR1、R2はL字状のフレーム43aのノズル挿入部の軸方向と平行に構成した部分に回転軸A1、A2を有する。
ローラー付きブラケット42aは、ノズル挿入部入り口側のローラーR1の回転軸部A1から外周方向へ伸びたL字状のフレーム43a端部に、全体の回転軸A3を有するように構成されている。また、回転軸A3の更に外周側に、ノズル挿入部奥側ローラーR2がノズル挿入軸中心方向に移動する方向へローラー付きブラケット42aを付勢する付勢手段44Aを有する。残りのローラー付きブラケット2組42b、42cについても、図4に示すようにローラー付きブラケット42aと同様の構成を有している。また各ローラー付きブラケット42a、42b、42cはノズル挿入軸周りに略120度間隔で均等に配置され、ノズルに加わる把持力がバランスするよう構成される。本実施形態ではローラー付きブラケットは3組設けられているが、適宜変更することが可能であり2組でもよいし、4組以上でもよい。2組設ける場合にはローラーの形状を、ローラーの軸方向の断面において、中央部が凹んで湾曲した鼓形状とすることができる。
図5(a)に示すように、ノズル挿入前は、ローラーR1、R2が付勢手段により付勢され、ローラーR1はノズル挿入軸外周方向に、ローラーR2はノズル挿入軸中心方向に付勢された状態である。ノズル22が挿入されると、図5(b)に示すように、ローラーR2が付勢手段44に抗してノズル挿入軸外周側に移動し、回転軸A3を中心にローラー付きブラケット42a、42b、42cが回転し、ローラーR1がノズル22に押付けられる。ローラーR1とローラーR2の相乗作用によりローラー付きブラケット3組42a、42b、42cがノズル22を確実に把持する。
具体的には回転軸A3と回転軸A2の長さに比べて、ローラーR1がノズル22へ移動する距離が小さいため、ノズル挿入時に加わるローラーR2への力がローラー付きブラケットを介して有効にローラーR1へ作用し、比較的小さなノズル挿入力でローラーR2は大きな把持力を発生する。また各ローラーは外周部が弾性部材で構成されているため、ノズルを傷つけることなく適切な把持力を維持することができる。
具体的には回転軸A3と回転軸A2の長さに比べて、ローラーR1がノズル22へ移動する距離が小さいため、ノズル挿入時に加わるローラーR2への力がローラー付きブラケットを介して有効にローラーR1へ作用し、比較的小さなノズル挿入力でローラーR2は大きな把持力を発生する。また各ローラーは外周部が弾性部材で構成されているため、ノズルを傷つけることなく適切な把持力を維持することができる。
また図4に示すように、溶接ノズル脱着手段4に近接してノズル挿入時ノズル先端部が位置する部位に、スパッタを除去するスクレイパー45が設けられている。スクレイパー45は装置本体に固定され回転しない構造となっており、溶接ノズル脱着手段4の回転軸中心にコンタクトチップ23とノズル22の隙間内に挿入可能な刃部45aを有し、図示しないエアシリンダーにより上下動可能に設けられている。溶接トーチ20のノズル22をノズル把持部41により把持した状態で、スクレイパー45の刃部45aがノズル22の内周面側に挿入され、スクレイパー45がノズル22の先端部に接触して、ノズル22の回転作動が行われると、ノズル先端部の周囲に堆積したスパッタが掻き落され、掻き落されたスパッタは隙間を通して自然に落下する構造である。
(コンタクトチップ取り外し手段)
コンタクトチップ取り外し手段6は、本体ブロック61がモーターにより前記のように歯車を介して回転駆動される従動歯車86の回転軸に連結されており、図6に示すように本体ブロック61下側には本体ブロック61をコンタクトチップ挿入側方向(上側)へ付勢するスプリング(図示せず)を回転軸中心に備えている。本体ブロック61は、コンタクトチップ挿入部軸芯に対し対称に設けられた一組の回転ロック部材63と、回転ロック部材63にトルクを付与する一組の付勢部材68を有する。回転ロック部材63は回転軸部Aを有し、本体ブロック61に回転軸部Aを中心に回転可能に設けられている。
コンタクトチップ取り外し手段6は、本体ブロック61がモーターにより前記のように歯車を介して回転駆動される従動歯車86の回転軸に連結されており、図6に示すように本体ブロック61下側には本体ブロック61をコンタクトチップ挿入側方向(上側)へ付勢するスプリング(図示せず)を回転軸中心に備えている。本体ブロック61は、コンタクトチップ挿入部軸芯に対し対称に設けられた一組の回転ロック部材63と、回転ロック部材63にトルクを付与する一組の付勢部材68を有する。回転ロック部材63は回転軸部Aを有し、本体ブロック61に回転軸部Aを中心に回転可能に設けられている。
また、回転ロック部材63にはコンタクトチップ挿入部軸心方向に突起部64が形成され、更に突起部64とは異なる方向に延長部位65が形成されている。前記付勢部材68はプランジャーで構成されており、ブロック内に穿たれた穴の中部でプランジャー先端部が延長部位65を付勢している。溶接トーチ20をコンタクトチップ取り外し手段6の係合孔69へ挿入した段階では、延長部位65の端部に設けられたローラー部66はガイド部67の直線部67aに当接しており、図8(a)に示すように、ガイド67に固定されて付勢手段68の付勢力に抗している状態である。
次いで溶接ロボットによって、溶接トーチ20をコンタクトチップ23の軸方向に沿ってコンタクトチップ先端側方向(下方向)のコンタクトチップ取り外し位置まで移動させると、スプリングの付勢力に抗して本体ブロック61も下方向へ移動する。ローラー部66もガイド部の斜面部67bに沿って移動するため、ガイド67の押付力から解放されて、付勢手段材68によって延長部位65が付勢された状態となる。付勢されると、回転ロック部材63が回転軸Aを中心に回転することで、図8(b)に示すように、突起部64がコンタクトチップ23に押付けられる。回転ロック部材63が回転し、さらに本体ブロック61が、コンタクトチップ23に対してモーターの作用により相対的に公転すると、図8(c)に示すように、突起部64がコンタクトチップ側面の2つの平面部23b、23cに当接する。さらに公転すると、回転ブロック63の延長部位65は回転範囲制限手段L(本体ブロック61壁面)によって回転を制限されて、図8(d)に示すようにコンタクトチップ23の回転を拘束した状態で回転を停止する。回転ブロック63は図8(e)に示すようにコンタクトチップ23の回転を拘束した状態となり、この状態で本体ブロック61がコンタクトチップを取り外す方向に回転することでコンタクトチップの取り外しが行われる。コンタクトチップ23が取り外されると隙間から下へ自然落下して回収箱へ回収される。
これにより、コンタクトチップ23の2つの平面部23b、23cの位置を制御してコンタクトチップ23を係合孔69に挿入する必要がなく、コンタクトチップ23の軸方向に沿ってコンタクトチップ先端側方向(下方向)へ移動させるだけでコンタクトチップ23を確実に把持することができる。
(コンタクトチップ装着手段)
コンタクトチップ装着手段7は、図7に示すように、コンタクトチップ取り外し手段6と軸心に対し対称の構造であり、コンタクトチップ23を装着する場合には、モーターを逆転させることで同様の作動によりコンタクトチップ23の装着を行うことができる。
コンタクトチップ装着手段7は、図7に示すように、コンタクトチップ取り外し手段6と軸心に対し対称の構造であり、コンタクトチップ23を装着する場合には、モーターを逆転させることで同様の作動によりコンタクトチップ23の装着を行うことができる。
(コンタクトチップ供給手段)
コンタクトチップ供給手段9は、装置収納ボックス2上にスライドレールを介して摺動自在に設けられている。使用可能に準備されたコンタクトチップ23を複数ストックして、必要な際にはコンタクトチップ装着手段7にコンタクトチップ23を供給した後、図1の矢印W方向へ移動して待機しておく。
コンタクトチップ供給手段9は、装置収納ボックス2上にスライドレールを介して摺動自在に設けられている。使用可能に準備されたコンタクトチップ23を複数ストックして、必要な際にはコンタクトチップ装着手段7にコンタクトチップ23を供給した後、図1の矢印W方向へ移動して待機しておく。
(確認センサー部)
確認センサー部には市販の光電スイッチを用い、投光部、受光部の間に溶接トーチ先端をかざして透過光の有無でワイヤー先端部とノズル・コンタクトチップの有無とを確認する。
確認センサー部には市販の光電スイッチを用い、投光部、受光部の間に溶接トーチ先端をかざして透過光の有無でワイヤー先端部とノズル・コンタクトチップの有無とを確認する。
(動作)
通常の溶接作業時では、溶接トーチ20はトーチ本体21にコンタクトチップ23とノズル22を装着した状態で、所定の溶接作業を行う。コンタクトチップ23の交換を行う場合には、まず、コンタクトチップ装着手段7に新しいコンタクトチップ23をコンタクトチップ供給手段9により供給しておく。この時点では、コンタクトチップ23は回転ロック部材73には拘束されておらず係合孔79に置かれている状態である。
そして、溶接ロボットは溶接トーチ20をワイヤーカット手段3近傍に接近させる。ワイヤーカット手段3ではロボットからの信号に基づいて溶接ワイヤーの先端部を検知し、ワイヤーカッター31で球状になったチップ交換の支障となる部分を切断する。
溶接ロボットは溶接トーチ20をまず所定の距離上方に移動し、溶接ワイヤーをワイヤーカット手段3から離脱させた後確認センサー部10に移動させてワイヤー先端が確実に切断されていることを確認する。ワイヤー先端が切断された状態であることを確認すると、溶接トーチ20は溶接ロボットによりノズル脱着手段4近傍に位置決めされる。
通常の溶接作業時では、溶接トーチ20はトーチ本体21にコンタクトチップ23とノズル22を装着した状態で、所定の溶接作業を行う。コンタクトチップ23の交換を行う場合には、まず、コンタクトチップ装着手段7に新しいコンタクトチップ23をコンタクトチップ供給手段9により供給しておく。この時点では、コンタクトチップ23は回転ロック部材73には拘束されておらず係合孔79に置かれている状態である。
そして、溶接ロボットは溶接トーチ20をワイヤーカット手段3近傍に接近させる。ワイヤーカット手段3ではロボットからの信号に基づいて溶接ワイヤーの先端部を検知し、ワイヤーカッター31で球状になったチップ交換の支障となる部分を切断する。
溶接ロボットは溶接トーチ20をまず所定の距離上方に移動し、溶接ワイヤーをワイヤーカット手段3から離脱させた後確認センサー部10に移動させてワイヤー先端が確実に切断されていることを確認する。ワイヤー先端が切断された状態であることを確認すると、溶接トーチ20は溶接ロボットによりノズル脱着手段4近傍に位置決めされる。
次に、溶接ロボットは溶接トーチ20をノズル脱着手段4のノズル把持部41に接近させる。ここで、図5(a)に示すように、溶接ロボットはノズル挿入部の周囲に配置された入り口側のローラー間からノズル22を挿入させる。ノズル挿入部の軸方向に沿って挿入部奥側(下方向)へ移動させると、ノズル挿入部奥側ローラーR2が付勢手段44に抗して外周側に移動するため、ノズル22はローラーR1、R2に案内されて、図5(b)に示すノズル取り外し位置まで移動する。ノズル取り外し位置まで移動すると、ノズル22はローラーR1、R2により把持され、エアシリンダーの作動によりスクレイパー45がノズルの先端側に接触して、刃部45aがノズル22の内周面に挿入される。
ノズル脱着手段4にノズル22が把持される際、溶接ロボットによる溶接トーチ20の位置決めに多少の誤差が生じ、ノズル把持部41の把持中心と溶接トーチ20の軸心とが一致しない場合が起こりうるが、本発明の構成では、ノズル22を挿入するとローラー付きブラケットの機能と弾性部材の効果によりノズル把持部41の把持中心と溶接トーチ20の軸心が一致するようになり、誤差が吸収されるようになっている。また、ノズル挿入部入り口側ローラーR1及び奥側ローラーR2は付勢手段44により回動自在に配置されていることから、ノズル22を案内する際のノズル22に対する抵抗が小さく、円滑にノズル22をノズル取り外し位置まで案内させることができる。
ノズル22が把持されると、モーターを正転させる。正転とは図3に示す矢印Yの方向である。モーターを正転させると、駆動歯車82が同方向に回転し、この駆動歯車82に噛み合っている従動歯車83a、83bは矢印X方向に回転する。従動歯車83bと螺合して回転するように連結された従動歯車84、86、87は矢印Y方向に回転する。従動歯車84が矢印Yの方向に回転すると、ノズル脱着手段4も同方向に回転する。矢印Y方向は、ノズル22の螺子の緩み方向であり、ノズル脱着手段4の回転によってノズル22がトーチ本体21から外れる方向に回転する。
ノズル22が回転する際、トーチ本体21は溶接ロボットによって固定されているため、螺子が緩んでいくとノズル22が下に移動していきノズル把持部41に下向きの力がかかるが、このノズル把持部41は2つのローラーで構成されているため、下方向への変位が許容されて、ノズル22をトーチ本体21から確実に取り外すことができる。
ノズル22の取り外しを行う間、スクレイパー45はノズル22先端の周囲に付着しているスパッタ等を除去する。ノズル22の回転に伴い、ノズル先端部に接触しているスクレイパー45でノズル22先端部の周囲に堆積したスパッタを掻き落とす。ノズル22の螺子が緩んでいくとノズル22が下方向に移動するが、スクレイパー45は図示しないエアシリンダーにより付勢されているので、ノズル22への適切な圧力を保持しながら押されて下方向に移動する。掻き落とされたスパッタは隙間を通して自然に落下する。
タイマーにより所定の時間回転作動を行うと螺子が外れたと判断し、溶接ロボットは溶接トーチ20を先ず所定の距離上方に移動し溶接ワイヤーをノズル22から離脱させた後確認センサー部10に移動させてノズル22が確実に取り外されていることを確認する。ノズル22が取り外された状態であることを確認すると、溶接トーチ20は溶接ロボットによりチップ取り外し手段6近傍に位置決めされる。
溶接ロボットは溶接トーチ20をコンタクトチップ取り外し手段6に接近させると、コンタクトチップ23の先端部をコンタクトチップ取り外し手段6の係合孔69に挿入する。この状態では延長部位65の端部に設けられたローラー部66はガイドの直線部67Aに当接しており、付勢手段68の付勢力に抗している。溶接ロボットは溶接トーチ20をコンタクトチップ23の軸方向に沿ってコンタクトチップ先端側方向(下方向)のコンタクトチップ取り外し位置へ移動させると、スプリングの付勢力に抗して本体ブロック61も下方向へ移動する。ローラー部66もガイドの斜面部67bに沿って移動し、ガイドの押付力から解放されるため、付勢手段68によって延長部位65が付勢された状態となる。付勢されると、回転ロック部材63が回転軸Aを中心に回転することで、図8(b)に示すように、突起部64がコンタクトチップ23に押付けられる。回転ロック部材63が回転し、さらに本体ブロック61全体が、コンタクトチップ23を中心にモーターの作用により公転すると、図8(c)に示すように、突起部64がコンタクトチップ側面の2つの平面部23b、23cに当接する。さらに公転すると、回転ロック部材63の延長部位65は回転範囲制限手段Lによって回転を制限されて回転を停止し、図8(d)に示すようにコンタクトチップ23をロックして、コンタクトチップ23と本体ブロック61の相対的な回転を拘束する。
この状態で更にモーターを正転させると、駆動歯車82が同方向に回転し、この駆動歯車82に噛み合っている従動歯車83a、83bは矢印X方向に回転し、従動歯車83bと螺合して一体回転するように連結された従動歯車86は矢印Y方向に回転する。従動歯車86が矢印Y方向に回転すると、コンタクトチップ取り外し手段6も同方向に回転する。矢印Y方向は、コンタクトチップ23の螺子の緩み方向であり、コンタクトチップ取り外し手段6の回転によってコンタクトチップ23がトーチ本体21から外れる方向に回転する。
コンタクトチップ23の螺子が緩められると、溶接トーチ20が固定されているのでコンタクトチップ23が下方向に移動していくことになるが、コンタクトチップを把持している本体ブロック61はスプリング62により付勢されているため、本体ブロック61が螺子の螺合量に応じて下降していく。
コンタクトチップ23が取り外されると隙間から下へ自然落下して回収箱へ回収される。取り外しが終了すると溶接トーチ20の拘束がなくなるため、溶接ロボットの作動により溶接トーチ20を確認センサー部10の位置に移動し、コンタクトチップ23が取り外された状態であることを確認し、溶接トーチ20は溶接ロボットによりコンタクトチップ装着手段7近傍に位置決めされる。
コンタクトチップ装着手段7の係合孔79には事前にコンタクトチップ供給手段9によって供給された新しいコンタクトチップ23が挿入されている。溶接ロボットにより、溶接トーチ20をコンタクトチップ23の軸線に沿って上方から接近させてコンタクトチップ23基端部のねじ部23aにトーチ本体21の先端面に形成されたねじ孔21aを当接させると、スプリング(図示せず)の効果で両ねじ部に所定の圧力が作用して当接した状態となる。更に溶接トーチ20を下降させるとコンタクトチップ23の取り外し工程で説明したように、回転ロック部材端部に設けられたローラー部66とガイドの作用によって、回転ロック部材の突起部64がコンタクトチップ側面の2つの平面部23b、23cに当接した状態となる。
この状態で駆動装置8のモーターを逆転させる。逆転とは図3に示す矢印Xの方向である。モーターを逆転させると、駆動歯車82は同方向に回転し、この駆動歯車82に噛み合っている従動歯車83a、83bは矢印Y方向に回転し、従動歯車83bと螺合して回転するように連結された従動歯車87は矢印X方向に回転する。従動歯車87が矢印X方向に回転すると、コンタクトチップ装着手段7は新しいコンタクトチップ23の螺子が螺合する方向に回転する。回転を開始するとコンタクトチップ23のねじ部とトーチ本体21の先端面ねじ孔21aが螺合を始め、両ねじ部にトルクがかかり始めると取り外し工程と同様に回転ロック部材の作動によりコンタクトチップ23が本体ブロック71にロックされ、所定のトルクで両ねじ部が締結されるまで締結作動が行われる。
なお本実施例ではモーターが一定のトルクで駆動しているため、モーターは所定の締め付けトルクで回転作動を停止する。モーター軸上に独立してトルクリミッターを設けたり、ノズル脱着手段4及びコンタクトチップ脱着手段5の軸上に各々独立してトルクリミッターを設けてトルクを制限することも可能である。
なお本実施例ではモーターが一定のトルクで駆動しているため、モーターは所定の締め付けトルクで回転作動を停止する。モーター軸上に独立してトルクリミッターを設けたり、ノズル脱着手段4及びコンタクトチップ脱着手段5の軸上に各々独立してトルクリミッターを設けてトルクを制限することも可能である。
新しいコンタクトチップ23の螺子が螺合していくと、溶接トーチ20が固定されているので新しいコンタクトチップ23が上昇していくことになるが、このときコンタクトチップ装着手段7を予め下方向に変位させており、本体ブロック71がスプリングにより付勢されているので、螺子の螺合量に応じて上昇していく。
コンタクトチップ23の装着が終了しトーチ本体21が上昇すると、把持が解放され、ロボットの作動により溶接トーチ20を確認センサー10の位置に移動し、コンタクトチップ23が装着された状態であることを確認すると、溶接トーチ20は溶接ロボットにより、取り外されたノズル22を保持したままのノズル脱着手段4近傍に位置決めされる。
溶接ロボットは溶接トーチ20をノズル脱着手段4のノズル把持部41に接近させ、次いでノズル22とトーチ本体21の係合部が係合するノズル取り付け位置まで移動する。具体的にはノズルから離脱した時と逆の作動で、ノズル上方より接近・当接し、溶接トーチ雄ねじ部とノズル雌ねじ部が所定の圧力で当接した状態となる。
溶接トーチ20をノズル取り付け位置まで移動させると、モーターを逆転させる。逆転とは図3に示す矢印Xの方向である。モーターを逆転させると、駆動歯車82が同方向に回転し、この駆動歯車82に噛み合っている従動歯車83a、83bは矢印Y方向に回転し、従動歯車83bと螺合して一体回転するように連結された従動歯車84は矢印X方向に回転する。従動歯車84が矢印X方向に回転すると、ノズル脱着手段4も同方向に回転する。矢印X方向は、ノズル22の螺子が螺合する方向であり、ノズル22がトーチ本体21に螺合する方向である。
ノズル22が回転する際、溶接トーチ20は溶接ロボットによって固定されているので、螺子を締めていくとノズル22が上方向に移動し、ノズル把持部41に上向きの力がかかるが、ノズル把持部41は2つのローラーR1、R2で構成されているため、上方向への変位が許容されて、ノズル22をトーチ本体21に確実に装着することができる。
コンタクトチップ取り付け工程で説明したのと同様に、モーター固有の駆動力により所定の締め付けトルクがかかるとモーターが停止し適切なトルクが保持される。
コンタクトチップ取り付け工程で説明したのと同様に、モーター固有の駆動力により所定の締め付けトルクがかかるとモーターが停止し適切なトルクが保持される。
ノズル22の装着が完了すると、把持が解放され、溶接ロボットの作動により溶接トーチ20を確認センサー部10の位置に移動する。ノズル22が装着された状態であることを確認し、コンタクトチップ23の交換が終了すると、通常の溶接作業を再開することができる。
(制御手段)
ロボット側の制御装置(図示せず)とPLCなどで構成するコンタクトチップ交換装置側の制御装置(図示せず)は制御線でつながっており連携して各作動を行わせるよう構成されている。
ロボット側の制御装置(図示せず)とPLCなどで構成するコンタクトチップ交換装置側の制御装置(図示せず)は制御線でつながっており連携して各作動を行わせるよう構成されている。
(第2実施例)
次に、本発明の第2実施形態を説明する。なお、第1実施形態と同様の部分については説明を省略し、以下相違点を中心に説明する。
次に、本発明の第2実施形態を説明する。なお、第1実施形態と同様の部分については説明を省略し、以下相違点を中心に説明する。
図9と図10はこの発明の第2実施例のコンタクトチップ脱着手段5を示す図である。第2実施例では、コンタクトチップ脱着手段5を構成するコンタクトチップ取り外し手段6とコンタクトチップ装着手段7とを一体としている点のみ第1実施例と異なり、その他の手段は第1実施例と同一である。
(コンタクトチップ脱着工程)
コンタクトチップ脱着手段5は、図9に示すように一組のロック駆動部材52が駆動リング56に固定されている。駆動リング56は、モーター(図示せず)に歯車を介して回転駆動される従動歯車(図示せず)の回転軸に連結されている。駆動リング56の内側にはフローティングリング57が独立して回転可能に駆動軸に支持されている。フローティングリング57上部には、このフローティングリング57に上下方向にフローティング支持された本体ブロック51が設けられている。図10に示すように、本体ブロック51は、コンタクトチップ挿入部軸心に対し対称に設けられた一組の回転ロック部材53を備えている。回転ロック部材53は回転軸部Aを有しており、本体ブロック51に回転軸部Aを中心に回転可能に支持され、回転ロック部材53の回転は本体ブロック51壁面により構成される回転範囲制限手段51aにより回転範囲が制限されている。
コンタクトチップ脱着手段5は、図9に示すように一組のロック駆動部材52が駆動リング56に固定されている。駆動リング56は、モーター(図示せず)に歯車を介して回転駆動される従動歯車(図示せず)の回転軸に連結されている。駆動リング56の内側にはフローティングリング57が独立して回転可能に駆動軸に支持されている。フローティングリング57上部には、このフローティングリング57に上下方向にフローティング支持された本体ブロック51が設けられている。図10に示すように、本体ブロック51は、コンタクトチップ挿入部軸心に対し対称に設けられた一組の回転ロック部材53を備えている。回転ロック部材53は回転軸部Aを有しており、本体ブロック51に回転軸部Aを中心に回転可能に支持され、回転ロック部材53の回転は本体ブロック51壁面により構成される回転範囲制限手段51aにより回転範囲が制限されている。
また、回転軸部Aにはコンタクトチップ挿入部軸心方向に近接して2つの突起部54が形成されている。更に突起部54とは略反対方向に延長部位55が形成されており、延長部位55はロック駆動部材52と係合するように構成されている。
溶接ロボットによって、溶接トーチ20をコンタクトチップ脱着手段5の係合孔59へ挿入する。コンタクトチップ脱着手段5は図10(a)に示す状態である。モーターが作用すると、図10(b)に示すように、歯車を介して回転駆動される駆動リング56に連結されている一組のロック駆動部材52が駆動軸周りに公転する。図10(c)に示すように、延長部位55が一組のロック駆動部材52に係合しているため、回転ロック部材53はロック駆動部材52の作用により回転軸Aを中心に回転し、次いで図10(d)に示すように本体ブロック51壁面(回転範囲制限手段51a)に回転ロック部材53が当接すると、以後本体ブロック51も一体としてコンタクトチップ23を中心とした回転を開始する。
本体ブロック51の回転に伴い、各回転ロック部材53に設けられた2つの突起部54のうち、回転ロック部材53の回転方向遅れ側の突起部54aがコンタクトチップ23に押付けられながらコンタクトチップを中心に公転を始める。そして突起部54頂部がコンタクトチップ側面の2つの平面部23b、23cに当接すると、回転ロック部材53に挟まれてコンタクトチップ23が拘束された状態となり、コンタクトチップ23が本体ブロック51と一体に回転してコンタクトチップ23の取り外しが行われる。
コンタクトチップ23を装着する場合には、モーターを逆転させ同様の作動を行う。
コンタクトチップ23を装着する場合には、モーターを逆転させ同様の作動を行う。
これにより、コンタクトチップ23の2つの平面部23b、23cの位置を制御する必要がなく、コンタクトチップ23をコンタクトチップ脱着手段5の係合孔59に挿入させるだけでコンタクトチップ23を確実に把持することができる。
1 コンタクトチップ交換装置
2 装置収納ボックス
3 ワイヤーカット手段
4 ノズル脱着手段
5 コンタクトチップ脱着手段
6 コンタクトチップ取り外し手段
7 コンタクトチップ装着手段
8 駆動装置
9 コンタクトチップ供給手段
10 確認センサー部
20 溶接トーチ
21 トーチ本体
22 ノズル
23 コンタクトチップ
2 装置収納ボックス
3 ワイヤーカット手段
4 ノズル脱着手段
5 コンタクトチップ脱着手段
6 コンタクトチップ取り外し手段
7 コンタクトチップ装着手段
8 駆動装置
9 コンタクトチップ供給手段
10 確認センサー部
20 溶接トーチ
21 トーチ本体
22 ノズル
23 コンタクトチップ
Claims (4)
- 溶接ロボットの溶接用コンタクトチップを自動で交換するコンタクトチップ交換装置であって、
基台上に設置した装置収納ボックスに、
溶接ワイヤーをカットする溶接ワイヤーカット手段と、
溶接ノズルを脱着するノズル脱着手段と、
溶接用コンタクトチップを脱着するコンタクトチップ脱着手段と、
前記ノズル脱着手段と、前記コンタクトチップ脱着手段とを回転駆動する駆動装置と、
前記駆動装置の駆動力を制限するトルク制限手段と、
コンタクトチップを複数ストックして前記コンタクトチップ脱着手段に供給するコンタクトチップ供給手段と、
を備えたことを特徴とするコンタクトチップ交換装置。 - 前記溶接ノズル脱着手段が、
前記駆動装置により回転駆動される駆動軸に連結されたノズル把持手段を有し、
当該ノズル把持手段は、当該駆動軸の延長線上に位置するノズル挿入部の周囲に等間隔に配置された2以上のローラー付きブラケットを有し、
当該各ローラー付きブラケットは、L字状のフレームと、
ノズル挿入部軸方向と平行に配置した前記フレーム部分に回転軸を有するように配置された外周部が弾性部材で構成された2つのローラーと、
当該ローラーのうちノズル挿入部入り口側のローラー(ローラー1)の回転軸部(回転軸1)からL字状に外周方向へ伸びたフレーム端部に配置されたブラケット全体の回転軸(回転軸3)と、
当該フレームの回転軸3の更に外周側に、ノズル挿入部奥側ローラー(ローラー2)がノズル挿入部軸中心方向に移動する方向へ前記ローラー付きブラケットを付勢する付勢手段とを有し、
当該2以上のローラー付きブラケットがノズルを確実に把持するよう構成されたことを特徴とする、
請求項1に記載のコンタクトチップ交換装置。 - 前記コンタクトチップ脱着手段が一組のコンタクトチップ取り外し手段とコンタクトチップ装着手段により構成され、
当該コンタクトチップ取り外し手段及び当該コンタクトチップ装着手段各々が、
前記駆動装置により回転駆動される駆動軸に連結された本体ブロックと、
当該本体ブロックにコンタクトチップ挿入部軸芯に対し対称に設けられた一組の回転ロック部材と、当該回転ロック部材にトルクを付与する一組の付勢部材を有し、
更に当該回転ロック部材は回転軸部を有し、本体ブロックに当該回転軸部を中心に回転可能に支持されると共に、
当該回転軸部にはコンタクトチップ挿入部軸芯方向に突起部が形成され、
更に当該回転軸部には前記突起部とは異なる方向に延長部位が形成され、
前記付勢手部材が前記延長部位を付勢することで、
当該回転ロック部材がコンタクトチップの回転を拘束してコンタクトチップの取り外し、取り付けを行うよう構成されたことを特徴とする、
請求項1または請求項2に記載のコンタクトチップ交換装置。 - 前記コンタクトチップ脱着手段が
前記駆動装置により回転駆動される駆動軸に締結され、当該駆動軸芯に対し対称に設けられた一組のロック駆動部材と、
当該駆動軸に回転可能に支持された本体ブロックと、
当該本体ブロックにコンタクトチップ挿入部軸芯に対し対称に設けられた一組の回転ロック部材と、を有し
当該回転ロック部材は回転軸部を有し、本体ブロックに当該回転軸部を中心に回転可能に支持されると共に、当該回転は回転範囲制限手段により回転範囲が制限され、
当該回転軸部には前記コンタクトチップ挿入部軸芯方向に近接して2つの突起部が形成され、
当該回転軸部には前記2つの突起部とは略反対方向に延長部位が形成され、
当該延長部位は前記ロック駆動部材と係合するよう構成され、
当該回転ロック部材がコンタクトチップの回転を拘束してコンタクトチップの取り外し、取り付けを行うよう構成されたことを特徴とする、
請求項1または請求項2に記載のコンタクトチップ交換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016100078A JP2017205792A (ja) | 2016-05-19 | 2016-05-19 | コンタクトチップ交換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016100078A JP2017205792A (ja) | 2016-05-19 | 2016-05-19 | コンタクトチップ交換装置 |
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ID=60416787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016100078A Pending JP2017205792A (ja) | 2016-05-19 | 2016-05-19 | コンタクトチップ交換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2017205792A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2016
- 2016-05-19 JP JP2016100078A patent/JP2017205792A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A80 | Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80 Effective date: 20160523 |