JP2013179857A - ペット用吸収性シート - Google Patents

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Abstract

【課題】尿の飛び散りを抑え、より吸収性能の高いペット用吸収性シートを提供する。
【解決手段】透液性の表面シート11と、不透液性の裏面シートと、表面シート11と裏面シートとの間に介装される吸収体13と、からなり、表面シート11が内側となるように折り曲げられて状態で包装されるペット用吸収性シート1において、表面シート11と吸収体13との間には、ホットメルト型接着剤により接着された接着部101、102が備えられ、接着部101、102は、折り位置S1、S2に沿って当該折り位置S1、S2に重なるように帯状に設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ペット用吸収性シートに関する。
従来、犬、猫等のペットが排泄した尿等を吸収するためのペット用吸収性シートが普及している。
一般的に、ペット用吸収性シートは、透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、表面シートと裏面シートとの間に介装される吸収体とを備え、包装時には、表面シートを内側として折り曲げられた状態とされる。折り曲げられた状態で包装されたペット用吸収性シートは、使用時において展開され、平面状態とされてペット用トイレの床面などに敷いて使用される。
このようなペット用吸収性シートとしては、表面シートと吸収体との間を接着しない構成のものや、表面シートと吸収体との間を全面接着した構成のものなどが知られている。
このうち、表面シートと吸収体との間を接着しない構成の場合、表面シートと吸収体との間に空間ができるため表面シートから吸収体への水分の移行がスムーズにいかず、一方、表面シートと吸収体との間を全面接着した構成の場合、表面シートと吸収体との間に塗布した接着剤が膜となり水分の吸収が阻害されるため、何れにしても吸収性能の悪化を招くという問題があった。
また、上記以外にも、表面シート上から熱エンボスにより圧着する方法も知られているが、かかる方法では、溶融によって繊維やメッシュの穴を潰してしまうため、圧着部分の吸収性が阻害されると共に、かかる方法を実施するための大規模な設備改造が必要となるなどの問題があった。
そこで、例えば、特許文献1には、ホットメルト型接着剤を曲線を含む複数本の連続線(スパイラル線など)で塗布する技術が提案されている。かかる技術によれば、接着剤を塗布したとしても、当該接着剤により表面シートの全ての液透過孔が塞がれることがないため、接着剤をベタ塗りした場合と比較して、表面シートから吸収体に向けて水分を透過しやすくすることができる。
特許第4570481号公報
しかしながら、上記特許文献1のペット用吸収性シートは、接着剤をベタ塗りした場合と比較して吸収性能が改善されたものではあるが、吸収体の表面のほぼ全域に接着剤の連続線が塗布されるため、未だ所望の吸収性能は実現できていないものであった。
また、上述したように折り曲げられた状態で包装されたペット用吸収性シートにおいては、使用時に展開した際に表面シートの折り位置に対応する部分に皺などの凹凸ができやすく、犬などのペットは表面シートに接して排尿しないため、この表面シートの凹凸によって尿が飛び散り易いという問題があった。
本発明の課題は、尿の飛び散りを抑え、より吸収性能の高いペット用吸収性シートを提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に介装される吸収体と、からなり、
前記表面シートが内側となるように折り曲げられた状態で包装されるペット用吸収性シートにおいて、
前記表面シートと前記吸収体との間には、ホットメルト型接着剤により接着された接着部が備えられ、
前記接着部は、予め設定された折り位置に沿って当該折り位置に重なるように帯状に設けられていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のペット用吸収性シートにおいて、
前記接着部において、前記ホットメルト型接着剤はスパイラル塗布されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のペット用吸収性シートにおいて、
前記接着部において、前記ホットメルト型接着剤は前記折り位置の折り方向に間欠した帯状に塗布されていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載のペット用吸収性シートにおいて、
前記接着部は格子状に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、表面シートと吸収体とは帯状の接着部においてのみ接着され、接着部以外の領域において表面シートと吸収体とは密着しているので、表面シート上の水分を速やかに吸収体に移行することができる。
また、接着部は折り位置に重なるように設けられているため、折り位置にコシが出て折り曲げやすく、また、表面シートの凹凸の発生を低減できるので尿の飛び散りを抑制することができる。
また、表面シートと吸収体との間の空間に、接着部により区画された空間が形成されることで、ペット用吸収性シートの有効利用ができる。
よって、尿の飛び散りを抑え、より吸収性能の高いペット用吸収性シートとすることができる。
本発明の実施の形態に係るペット用吸収性シートの一例を示す平面図である。 図1のII-II線における断面図である。 図1のペット用吸収性シートを三つ折りする様子を示す図である。 変形例1に係るペット用吸収性シートの一例を示す平面図である。 変形例2に係るペット用吸収性シートの一例を示す平面図である。 変形例3に係るペット用吸収性シートの一例を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を用いて詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
なお、以下の説明では、ペット用吸収性シートの一方向(長手方向)をX方向、X方向と直交する方向(幅方向)をY方向とする。また、ペット用吸収性シートの厚さ方向をZ方向とする。
ペット用吸収性シート1は、例えば、図1に示すように、平面視略長方形の形状となっており、例えば、図示しないペット用トイレの床面に敷いて使用され、表面からペットにより排泄された排泄物の水分をシート内に吸収することができるものである。
ペット用吸収性シート1は、例えば、図2に示すように、尿などの液体を速やかに透過させる透液性の表面シート11と、表面シート11の裏面側に配置される裏面シート12と、これら表面シート11と裏面シート12との間に介装される吸収体13と等を備えて構成されている。
また、ペット用吸収性シート1は、表面シート11が内側となるように折り曲げられた状態で包装される。このため、ペット用吸収性シート1においては、包装時に折り曲げる際の折り位置が予め設定されている。本実施形態においては、ペット用吸収性シート1を三つ折りにすることを想定し、ペット用吸収性シート1をX方向に凡そ三等分する位置にY方向に沿った2つの折り位置S1、S2が設定されていることとする。
そして、このペット用吸収性シート1においては、2つの折り位置S1、S2に沿って、当該折り位置S1、S2に重なるように2本の帯状の接着部101、102が設けられており、ペット用吸収性シート1は、接着部101、102と重なった折り位置S1、S2において、例えば、図3(a)、(b)に示すように、三つ折りにすることが可能となっている。
表面シート11は、吸収体13の天面を覆い、更にその周縁部11aが吸収体13より外側に延出する大きさに設けられている。表面シート11は、透液性であって、有孔または無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどにより形成されている。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。また、不織布を製造する方法としては、公知の方法を適宜用いることができ、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブロー法、ニードルパンチ法、或いはこれらを組み合わせた方法等によって不織布を製造することができる。
表面シート11に多数の透孔を形成した場合には、尿等の液体がより速やかに吸収されるようになり、ドライタッチ性に優れたものとなる。
裏面シート12は、吸収体13の底面を覆い、更にその周縁部12aが吸収体13より外側に延出する大きさに設けられている。そして、この吸収体13より外側に延出している周縁部12aと、表面シート11の吸収体13より外側に延出している周縁部11aとがホットメルト型接着剤、ヒートシール、超音波シール等により接着されている。かかる周縁部11a及び周縁部12aの接着は、周縁に亘って連続的であっても良く、間欠的であっても良い。
裏面シート12は、不透液性の素材であれば、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂等からなるプラスチックフィルムや、不織布の表面にプラスチックフィルムを設けたラミネート不織布、プラスチックフィルムに不織布等を重ねて接合した積層シートなどを例示することができる。また、このほかにも、マイクロデニール繊維を用いた不織布、熱や圧力をかけることで繊維の空隙を小さくすることによる防漏性強化、高吸水性樹脂または疎水性樹脂や撥水剤の塗工といった方法により、プラスチックフィルムを用いずに液不透過性としたシートも裏面シートとして用いることができる。また、裏面シート12は、例えば、防漏シートと吸液シートを組み合わせたシートのように、その最外面が吸液性のものであってもよい。これにより、ペット用吸収性シート1同士の接合部から、万が一、尿等の液体のしみ出しがあった場合でも、少量であれば吸液シートにより吸液できるため、衛生的である。
吸収体13は、尿等の水様成分を吸収するものであり、例えば、繊維の集合体により形成することができる。この繊維集合体としては、綿状パルプや合成繊維等の短繊維を積繊したものの他、セルロースアセテート等の合成繊維のトウ(繊維束)を必要に応じて開繊して得られるフィラメント集合体も使用できる。また、繊維集合体に、高吸水性樹脂(SAP;Super Absorbent Polymer 以下「SAP」と略す。)を組み合わせて吸収体を構成することもできる。
SAPとしては、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリル酸およびその塩類、アクリル酸塩重合体架橋物、澱粉−アクリル酸グラフト共重合体、澱粉−アクリロニトリルグラフト共重合体の加水分解物、ポリオキシエチレン架橋物、カルボキシメチルセルロース架橋物、ポリエチレンオキサイド、ポリアクリルアミド等の水膨潤性ポリマーを部分架橋したもの、あるいはイソブチレンとマレイン酸との共重合体等が好適に用いられる。
さらに、消臭機能を持たせるため、消臭剤を吸収体13に入れてもよい。消臭剤としては、例えば、活性炭や天然鉱物(例えば、ベントナイト、カオリナイト、カネマイト等)、合成無機物(ゼオライト、アモルファスシリカ等)を用いることができる。
吸収体13の表面には、クレープ紙が被せられ、当該クレープ紙の表面(表面シート11側の面)には、およそ全面に亘って所定の図柄がグラビア印刷されている。なお、かかるグラビア印刷は、上記した表面シート11の表面又は裏面に施されることとしても良い。
グラビア印刷には、尿との接触により尿のpHに応じて変色するpHインジケーターを含有するインクを用いることが好ましい。
pHインジケーターとしては、リトマス、メチルオレンジ、メチルレッド、ブロモチモールブルー、チモールブルーなどから選択される1種又は2種以上のものが挙げることができるが、特にメチルレッドとブロモチモールブルーとの混合指示薬を使用することにより、pH4.0〜9.0の酸性、中性及びアルカリ性の広い範囲の観測が可能となるため好ましい。
なお、pHインジケーターを含有するインクだけでなく、排尿があったかどうかを判別するための発現性インク(初期状態では、何も印刷されていないように見えていて、排尿を検知すると印刷内容が発現するインク)や消滅インク(初期状態では印刷内容が見えていて、排尿を検知するとそれが消えるインク)を用いることとしても良い。
また、上記したような所定の図柄を設けない構成とすることも可能であるのは勿論である。
ここで、表面シート11と吸収体13との間には、ホットメルト型接着剤により接着された2つの接着部101、102が備えられている。
即ち、表面シート11の裏面と、吸収体13のクレープ紙の表面とは、2つの接着部101、102においてホットメルト型接着剤により接着されている。
接着部101、102は、予め設定された折り位置S1、S2に沿って当該折り位置S1、S2に重なるように帯状に設けられるものである。具体的には、接着部101、102は、折り位置S1、S2を挟んでX方向に所定幅を有し、当該折り位置S1、S2に沿ってY方向に延在するように設けられている。本実施形態においては、ペット用吸収性シート1をX方向に凡そ三等分する位置にY方向に沿った2つの折り位置S1、S2が設定されているため、ペット用吸収性シート1をX方向に凡そ三等分する位置にY方向に沿って2つの帯状の接着部101、102が設けられることとなる。
また、表面シート11と吸収体13との間の空間は、接着部101、102により3つに区画されるため、表面シート11と吸収体13とが非接着な状態の非接着部201、202、203が形成されることとなる。
非接着部201、202、203においては、表面シート11と吸収体13とが非接着な状態であるが、表面シート11と吸収体13とは接着部101、102において接着されているため、非接着部201、202、203においても表面シート11と吸収体13とが密着している。したがって、非接着部201、202、203では、表面シート11上の水分を速やかに吸収体13に移行させることができるようになっている。
なお、非接着部201、202、203の幅が、例えば、140mm〜145mm程度である場合、接着部101、102の幅は、例えば、20mm程度に設定される。
また、このとき接着部101、102におけるホットメルト型接着剤の塗布量は、例えば、10.0g/m程度が好ましい。
次に、作用について説明する。
ペット用吸収性シート1は、2つの折り位置S1、S2にて三つ折りにすることが想定されたものである。
このペット用吸収性シート1においては、表面シート11と吸収体13との間に、2つの折り位置S1、S2に沿って当該折り位置S1、S2に重なるようにホットメルト型接着剤により接着された帯状の接着部101、102が備えられている。
表面シート11と吸収体13とは、この接着部101、102においてのみ接着され、これにより、表面シート11と吸収体13とが非接着な状態の非接着部201、202、203が形成される。
このようなペット用吸収性シート1は、表面シート11と吸収体13とが接着部101、102においてのみ接着されているため、表面シート11と吸収体13との間の全体に亘ってホットメルト型接着剤を塗布した場合のように、水分を吸収する際の吸収スピードが阻害されることがない。
また、表面シート11と吸収体13とは、接着部101、102において接着されているため、非接着部201、202、203においても表面シート11と吸収体13とが密着し、非接着部201、202、203においては、表面シート11上の水分を速やかに吸収体13に移行させることができる。
また、接着部101、102は予め設定された折り位置S1、S2に重なるように設けられているため、折り位置S1、S2にコシが出る。
また、表面シート11において最も皺等の凹凸が現れやすい折り位置S1、S2に重なるように接着部101、102が設けられているため、表面シート11に凹凸が発生しにくくなる。
以上のように、本実施形態によれば、透液性の表面シート11と、不透液性の裏面シート12と、表面シート11と裏面シート12との間に介装される吸収体13と、からなり、表面シート11が内側となるように折り曲げられた状態で包装されるペット用吸収性シート1において、表面シート11と吸収体13との間には、ホットメルト型接着剤により接着された接着部101、102が備えられ、接着部101、102は、予め設定された折り位置S1、S2に沿って当該折り位置S1、S2に重なるように帯状に設けられている。
このため、表面シート11と吸収体13とは接着部101、102においてのみ接着され、且つ非接着部201、202、203において表面シート11と吸収体13とは密着しているので、表面シート11上の水分を速やかに吸収体に移行することができる。
また、接着部101、102は折り位置S1、S2に重なるように設けられているため、折り位置S1、S2にコシが出て、折り曲げやすくすることができる。
また、犬などのペットはペット用吸収性シート1に接して排尿しないため、表面シート11に皺等の凹凸があった場合に当該凹凸によって尿が飛び散り易い傾向があるが、表面シート11において最も凹凸が現れやすい折り位置S1、S2に重なるように接着部101、102が設けられているため、表面シート11に凹凸が発生しにくくなり、尿の飛び散りを抑制することができる。
また、接着部101、102によって表面シート11と吸収体13との間が区画されて非接着部201、202、203が形成されるため、一度の排尿でペット用吸収性シート1全域に尿が拡散するのが防止されることとなり、犬などのペットは同じ場所に排尿しないという習性に鑑みて、ペット用吸収性シート1の有効利用ができる。
よって、尿の飛び散りを抑え、より吸収性能の高いペット用吸収性シートとすることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、2つの折り位置S1、S2(2本の接着部101、102)を備える構成を例示して説明したが、折り位置(接着部)の数はこれに限定されるものではなく、適宜設定可能である。例えば、ペット用吸収性シートを二つ折り可能とするようにシート中央部に1つの折り位置を設定し、シート中央部に1本の接着部を備える構成などであっても良い。
また、ペット用吸収性シート1は、必ずしも平面視略長方形である必要はなく、例えば平面視略正方形や、円形等であっても良い。
(変形例1)
次に、変形例1のペット用吸収性シート1Aについて説明する。
ペット用吸収性シート1Aは、図4に示すように、接着部101A、102Aにおいて、ホットメルト型接着剤がスパイラル塗布されている。
スパイラル塗布とは、ホットメルト型接着剤をらせん状に塗布する手法であり、例えば幅20mmの接着部101A、102Aにおいては、幅20mmのらせんを描くようにホットメルト型接着剤の塗布が行われる。
このようにスパイラル塗布することで、一面にすきまなく塗布するベタ塗りと比較して塗布面積を少なくすることができ、非接着部201A、202A、203Aのみならず、接着部101A、102Aの接着剤の塗布されていない部分においても、水分を吸収することが可能となる。
なお、接着部101A、102Aの幅が、例えば、20mm程度に設定される場合、接着部101A、102Aにおけるホットメルト型接着剤の塗布量は、例えば、3.0g/m程度が好ましい。
以上のように、変形例1のペット用吸収性シート1Aによれば、ホットメルト型接着剤の塗布量を低減することができるとともに、接着部101A、102Aの接着剤の塗布されていない部分においては、水分を吸収することが可能となるため、より吸収性能の高いペット用吸収性シートとすることができる。
(変形例2)
次に、変形例2のペット用吸収性シート1Bについて説明する。
ペット用吸収性シート1Bは、図5に示すように、接着部101B、102Bにおいて、ホットメルト型接着剤は、折り位置S1、S2の折り方向(Y方向)に沿って間欠した帯状に塗布されている。
即ち、接着部101B、102Bには、ホットメルト型接着剤がベタ塗りされた塗布領域R1と、当該接着剤が塗布されていない非塗布領域R2とが折り方向に沿って交互に設けられ、全体として、ホットメルト型接着剤が間欠した帯状に塗布された状態となっている。なお、塗布領域R1及び非塗布領域R2の寸法は、適宜設定可能である。
このように接着剤を間欠した帯状に塗布することで、ベタ塗りと比較して塗布面積を少なくすることができ、非接着部201B、202B、203Bのみならず、接着部101B、102Bの非塗布領域R2においても、水分を吸収することが可能となる。
また、非塗布領域R2により、非接着部201B、202B、203Bの何れかで吸収しきれない水分を、他の非接着部に速やかに移行させることができる。
以上のように、変形例2のペット用吸収性シート1Bによれば、ホットメルト型接着剤の塗布量を低減することができるとともに、接着部101B、102Bの非塗布領域R2においては、水分を吸収することが可能となるため、より吸収性能の高いペット用吸収性シートとすることができる。
(変形例3)
次に、変形例3のペット用吸収性シート1Cについて説明する。
ペット用吸収性シート1Cは、図6に示すように、折り位置S1〜S4が格子状に設定されており、これに伴って接着部101C〜104Cが格子状に設けられている。
具体的に、ペット用吸収性シート1Cには、ペット用吸収性シート1CをX方向に凡そ三等分する位置にY方向に沿って2本の平行な折り位置S1、S2が設定され、ペット用吸収性シート1CをY方向に凡そ三等分する位置にX方向に沿って2本の平行な折り位置S3、S4が設定されている。
そして、ペット用吸収性シート1Cにおいては、上記した折り位置S1〜S4に沿って当該折り位置S1〜S4に重なるように、4本の帯状の接着部101C〜104Cが設けられている。
このため、ペット用吸収性シート1Cは、例えば、X方向に三つ折りした後、Y方向にさらに三つ折りすることが可能である。
なお、このように折り位置S1〜S4が格子状であっても、接着部101C〜104Cにより折り位置S1〜S4にコシがでるため、ペット用吸収性シート1Cを折り曲げやすくすることができる。
また、表面シート11と吸収体13との間の空間は、接着部101C〜104Cにより9つに区画され、9つの非接着部201C〜209Cが形成される。
このように接着部101C〜104Cが格子状に設けられることで、接着剤の塗布された部分が増えるので、表面シート11に凹凸が発生するのをより効果的に抑制でき、また、表面シート11と吸収体13との間の空間はXY方向に区画されることとなるので、さらなる有効利用が可能となる。
なお、接着部101C〜104Cの幅が、例えば、20mm程度に設定される場合、接着部101C〜104Cにおけるホットメルト型接着剤の塗布量は、例えば、10.0g/m程度が好ましい。
以上のように、変形例3のペット用吸収性シート1Cによれば、XY方向に沿った接着部101C〜104Cを備えることで、表面シート11に凹凸が発生するのをより効果的に抑制でき、尿の飛び散りをより効果的に抑制することができると共に、表面シート11と吸収体13との間の空間はXY方向に区画されることとなるので、さらなる有効利用が可能となるため、より吸収性能の高いペット用吸収性シートとすることができる。
なお、上記変形例3においては、4本の折り位置S1〜S4(4つの接着部101C〜104C)を備える構成を例示して説明したが、折り位置(接着部)の数はこれに限定されるものではなく、適宜設定可能であるのは勿論である。
また、4つの接着部101C〜104Cにおいて、ホットメルト型接着剤をスパイラル塗布することとしても良いし、ホットメルト型接着剤を折り位置S1〜S4の折り方向に沿って間欠した帯状に塗布することとしても良い。
1、1A、1B、1C ペット用吸収性シート
11 表面シート
11a 周縁部
12 裏面シート
12a 周縁部
13 吸収体
S1、S2、S3、S4 折り位置
101、102 接着部
101A、102A 接着部
101B、102B 接着部
R1 塗布領域
R2 非塗布領域
101C−104C 接着部
201−203 非接着部
201A−203A 非接着部
201B−203B 非接着部
201C−209C 非接着部

Claims (4)

  1. 透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に介装される吸収体と、からなり、
    前記表面シートが内側となるように折り曲げられた状態で包装されるペット用吸収性シートにおいて、
    前記表面シートと前記吸収体との間には、ホットメルト型接着剤により接着された接着部が備えられ、
    前記接着部は、予め設定された折り位置に沿って当該折り位置に重なるように帯状に設けられていることを特徴とするペット用吸収性シート。
  2. 前記接着部において、前記ホットメルト型接着剤はスパイラル塗布されていることを特徴とする請求項1に記載のペット用吸収性シート。
  3. 前記接着部において、前記ホットメルト型接着剤は前記折り位置の折り方向に間欠した帯状に塗布されていることを特徴とする請求項1に記載のペット用吸収性シート。
  4. 前記接着部は格子状に設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のペット用吸収性シート。
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