JP2013178617A - 制御装置、制御装置の制御方法、及び、プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】制御装置について、接続される記録装置が、記録可能領域の態様が異なる記録装置に交換された場合に、煩雑な作業を経ることなく交換の前後で同様の記録結果を得ることができるようにする。
【解決手段】交換前プリンター11aから交換後プリンター11へと交換された場合において、交換後プリンター11によって画像を記録させる場合、ホストコンピューター10のアプリケーション実行部20は、交換前プリンター11aにおける描画領域の基点の座標を示す情報を記録制御部21に出力し、記録制御部21は、各プリンターで画像を記録したときの記録媒体の記録面における画像の相対的な状態が同様となるように、入力された描画領域の基点の座標を適切に変換し、変換後の座標を指定して、当該変換後の座標によって規定される描画領域に当該画像を記録装置によって記録させる。
【選択図】図1
【解決手段】交換前プリンター11aから交換後プリンター11へと交換された場合において、交換後プリンター11によって画像を記録させる場合、ホストコンピューター10のアプリケーション実行部20は、交換前プリンター11aにおける描画領域の基点の座標を示す情報を記録制御部21に出力し、記録制御部21は、各プリンターで画像を記録したときの記録媒体の記録面における画像の相対的な状態が同様となるように、入力された描画領域の基点の座標を適切に変換し、変換後の座標を指定して、当該変換後の座標によって規定される描画領域に当該画像を記録装置によって記録させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、記録装置に接続可能な制御装置、当該制御装置の制御方法、及び、当該制御装置を制御するためのプログラムに関する。
従来、制御装置(ホストコンピューター)の制御の下、記録媒体の記録可能領域(印字可能領域)に、画像を記録する記録装置(プリンター)が知られている(例えば、特許文献1参照)。一般に、記録可能領域の態様は、設定されたマージンの相違、記録装置の構造上の相違、その他のソフトウェア的、ハードウェア的な相違に起因して、記録装置ごとに異なっている。また、一般に、制御装置が記録装置によって記録媒体に画像を記録させる場合、制御装置に予めインストールされたアプリケーションの機能により、記録媒体に記録すべき画像に関する情報が生成され、さらに、予めインストールされたプリンタードライバーの機能により、アプリケーションの機能により生成された情報に基づいて、記録媒体に画像を記録させる制御コマンドが生成され、制御装置から記録装置に送信される。
ここで、制御装置に接続されている記録装置が、記録可能領域の態様が異なる記録装置へと交換された場合を想定する。この場合、記録媒体に画像を記録する際に、記録装置の交換の前後で同様の記録結果を得ることが求められることがある。この要求に応えるため、従来は、同様の記録結果を得ることが可能となるように、各記録装置における記録可能領域の相違を踏まえ、アプリケーションに関する各種設定を変更していたが、当該設定の変更に係る作業は煩雑であった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、制御装置について、接続される記録装置が、記録可能領域の態様が異なる記録装置に交換された場合に、煩雑な作業を経ることなく交換の前後で同様の記録結果を得ることができるようにすることを目的とする。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、制御装置について、接続される記録装置が、記録可能領域の態様が異なる記録装置に交換された場合に、煩雑な作業を経ることなく交換の前後で同様の記録結果を得ることができるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、記録媒体に記録する記録装置に接続可能な制御装置であって、1の記録装置によって前記記録媒体に画像を記録させる場合、所定のアプリケーションの機能により、当該画像を記録すべき描画領域の基点を、前記記録媒体の記録可能領域の頂点の1つを原点とする1の座標系における座標によって表し、当該座標を示す情報を出力するアプリケーション実行部と、前記アプリケーション実行部から入力された情報に基づいて、前記1の座標系における前記描画領域の基点の座標を指定して、当該基点の座標によって規定される前記描画領域に当該画像を前記記録装置によって記録させる記録制御部と、を備え、前記記録媒体における前記記録可能領域の態様が、前記1の記録装置とは異なる他の記録装置が接続されている場合において、前記他の記録装置によって前記記録媒体に画像を記録させる場合、前記アプリケーション実行部は、前記1の記録装置によって前記記録媒体に当該画像を記録させる場合の、前記1の座標系における前記描画領域の基点の座標を示す情報を、前記記録制御部に出力し、前記記録制御部は、前記1の記録装置によって前記記録媒体に当該画像を記録した場合の前記記録媒体の記録面に対する当該画像の相対的な状態と、前記他の記録装置によって前記記録媒体に当該画像を記録した場合の前記記録媒体の記録面に対する当該画像の相対的な状態とが同様となるように、前記1の座標系における前記描画領域の基点の座標を、前記他の記録装置における前記記録媒体の前記記録可能領域の頂点の1つを原点とする他の座標系における座標へと変換し、変換後の座標を指定して、当該変換後の座標によって規定される前記描画領域に当該画像を前記記録装置によって記録させることを特徴とする。
この構成によれば、制御装置の記録制御部は、1の記録装置が、他の記録装置に交換された場合において、他の記録装置に画像を記録させる場合、1の記録装置により記録媒体に当該画像を記録した場合の記録媒体に対する当該画像の相対的な状態と、他の記録装置により記録媒体に当該画像を記録した場合の記録媒体に対する当該画像の相対的な状態とが一致するように、アプリケーション実行部から入力された1の記録装置に係る描画領域の基点の座標を、他の記録装置に係る描画領域の基点の座標に、自動で、変換する。このため、アプリケーション実行部から記録制御部に出力される情報を、記録装置の交換の前後で変更することなく、記録結果を同様とすることが可能となり、記録装置の交換に際し、アプリケーションに対する設定の変更という煩雑な作業が必要なくなる。
この構成によれば、制御装置の記録制御部は、1の記録装置が、他の記録装置に交換された場合において、他の記録装置に画像を記録させる場合、1の記録装置により記録媒体に当該画像を記録した場合の記録媒体に対する当該画像の相対的な状態と、他の記録装置により記録媒体に当該画像を記録した場合の記録媒体に対する当該画像の相対的な状態とが一致するように、アプリケーション実行部から入力された1の記録装置に係る描画領域の基点の座標を、他の記録装置に係る描画領域の基点の座標に、自動で、変換する。このため、アプリケーション実行部から記録制御部に出力される情報を、記録装置の交換の前後で変更することなく、記録結果を同様とすることが可能となり、記録装置の交換に際し、アプリケーションに対する設定の変更という煩雑な作業が必要なくなる。
また、本発明は、前記記録制御部は、前記他の座標系の原点を、前記1の座標系の原点へと変移させる変移量分、前記1の座標系における前記描画領域の基点の座標を変移させることにより、前記1の座標系における前記描画領域の基点の座標を、前記他の座標系における座標へと変換することを特徴とする。
この構成によれば、1の座標系と、他の座標系との位置的な相違を踏まえて、1の記録装置によって記録媒体に画像を記録した場合の記録媒体の記録面に対する当該画像の相対的な状態と、他の記録装置によって記録媒体に当該画像を記録した場合の記録媒体の記録面に対する当該画像の相対的な状態とが同様となるように、1の座標系における描画領域の基点の座標を、他の座標系における適切な座標へと変換することが可能である。
この構成によれば、1の座標系と、他の座標系との位置的な相違を踏まえて、1の記録装置によって記録媒体に画像を記録した場合の記録媒体の記録面に対する当該画像の相対的な状態と、他の記録装置によって記録媒体に当該画像を記録した場合の記録媒体の記録面に対する当該画像の相対的な状態とが同様となるように、1の座標系における描画領域の基点の座標を、他の座標系における適切な座標へと変換することが可能である。
また、本発明は、前記記録制御部の前記1の座標系における前記描画領域の基点の座標の変換に係る機能は、前記1の記録装置の制御用の制御プログラム、及び、前記他の記録装置の制御用の制御プログラムの双方から呼び出し可能なプログラムにより実現されることを特徴とする。
この構成によれば、制御プログラムに、座標の変換に係る機能を実装する必要がなくなり、従って、制御プログラムに対して、当該機能を実装するためにプログラム修正を行う必要がなくなり、より交換に係る作業を容易化できる。
この構成によれば、制御プログラムに、座標の変換に係る機能を実装する必要がなくなり、従って、制御プログラムに対して、当該機能を実装するためにプログラム修正を行う必要がなくなり、より交換に係る作業を容易化できる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、記録媒体に記録する記録装置に接続可能に構成され、1の記録装置によって前記記録媒体に画像を記録させる場合、所定のアプリケーションの機能により、当該画像を記録すべき描画領域の基点を、前記記録媒体の記録可能領域の頂点の1つを原点とする1の座標系における座標によって表し、当該座標を示す情報を出力するアプリケーション実行部と、前記アプリケーション実行部から入力された情報に基づいて、前記1の座標系における前記描画領域の基点の座標を指定して、当該基点の座標によって規定される前記描画領域に当該画像を前記記録装置によって記録させる記録制御部と、を備える制御装置の制御方法であって、前記記録媒体における前記記録可能領域の態様が、前記1の記録装置とは異なる他の記録装置が接続されている場合において、前記他の記録装置によって前記記録媒体に画像を記録させる場合、前記アプリケーション実行部により、前記1の記録装置によって前記記録媒体に当該画像を記録させる場合の、前記1の座標系における前記描画領域の基点の座標を示す情報を、前記記録制御部に出力し、前記記録制御部により、前記1の記録装置によって前記記録媒体に当該画像を記録した場合の前記記録媒体の記録面に対する当該画像の相対的な状態と、前記他の記録装置によって前記記録媒体に当該画像を記録した場合の前記記録媒体の記録面に対する当該画像の相対的な状態とが同様となるように、前記1の座標系における前記描画領域の基点の座標を、前記他の記録装置における前記記録媒体の前記記録可能領域の頂点の1つを原点とする他の座標系における座標へと変換し、変換後の座標を指定して、当該変換後の座標によって規定される前記描画領域に当該画像を前記記録装置によって記録させることを特徴とする。
この制御方法によれば、アプリケーション実行部から記録制御部に出力される情報を、記録装置の交換の前後で変更することなく、記録結果を同様とすることが可能となり、記録装置の交換に際し、アプリケーションに対する設定の変更という煩雑な作業が必要なくなる。
この制御方法によれば、アプリケーション実行部から記録制御部に出力される情報を、記録装置の交換の前後で変更することなく、記録結果を同様とすることが可能となり、記録装置の交換に際し、アプリケーションに対する設定の変更という煩雑な作業が必要なくなる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、記録媒体に記録する記録装置に接続可能な制御装置を制御する制御部により実行されるプログラムであって、前記制御部を、1の記録装置によって前記記録媒体に画像を記録させる場合、所定のアプリケーションの機能により、当該画像を記録すべき描画領域の基点を、前記記録媒体の記録可能領域の頂点の1つを原点とする1の座標系における座標によって表し、当該座標を示す情報を出力するアプリケーション実行部と、前記アプリケーション実行部から入力された情報に基づいて、前記1の座標系における前記描画領域の基点の座標を指定して、当該基点の座標によって規定される前記描画領域に当該画像を前記記録装置によって記録させる記録制御部と、として機能させると共に、前記記録媒体における前記記録可能領域の態様が、前記1の記録装置とは異なる他の記録装置が接続されている場合において、前記他の記録装置によって前記記録媒体に画像を記録させる場合、前記アプリケーション実行部に、前記1の記録装置によって前記記録媒体に当該画像を記録させる場合の、前記1の座標系における前記描画領域の基点の座標を示す情報を、前記記録制御部に出力させ、前記記録制御部に、前記1の記録装置によって前記記録媒体に当該画像を記録した場合の前記記録媒体の記録面に対する当該画像の相対的な状態と、前記他の記録装置によって前記記録媒体に当該画像を記録した場合の前記記録媒体の記録面に対する当該画像の相対的な状態とが同様となるように、前記1の座標系における前記描画領域の基点の座標を、前記他の記録装置における前記記録媒体の前記記録可能領域の頂点の1つを原点とする他の座標系における座標へと変換させ、変換後の座標を指定させて、当該変換後の座標によって規定される前記描画領域に当該画像を前記記録装置によって記録させることを特徴とする。
このプログラムによれば、アプリケーション実行部から記録制御部に出力される情報を、記録装置の交換の前後で変更することなく、記録結果を同様とすることが可能となり、記録装置の交換に際し、アプリケーションに対する設定の変更という煩雑な作業が必要なくなる。
このプログラムによれば、アプリケーション実行部から記録制御部に出力される情報を、記録装置の交換の前後で変更することなく、記録結果を同様とすることが可能となり、記録装置の交換に際し、アプリケーションに対する設定の変更という煩雑な作業が必要なくなる。
本発明によれば、制御装置について、接続される記録装置が、記録可能領域の態様が異なる記録装置に交換された場合に、煩雑な作業を経ることなく交換の前後で同様の記録結果を得ることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る記録システム1の機能的構成を示すブロック図である。
記録システム1は、ホストコンピューター10(制御装置)の制御の下、当該ホストコンピューター10に接続されたプリンターにより、記録媒体としての単票紙に画像を記録するシステムである。
ここで、本願発明は、ホストコンピューター10に接続されているプリンターが、1のプリンターから、他のプリンターに交換されたときにおけるホストコンピューター10の動作に、その特徴がある。これを踏まえ、以下の説明では、交換前のプリンターを「交換前プリンター11a」と表現し、交換後のプリンターを「交換後プリンター11」と表現し、これらプリンターを明確に区別するものとする。また、交換後プリンター11と、交換前プリンター11aとを特に区別しない場合は、「プリンターP」と表現する。
図1は、本実施形態に係る記録システム1の機能的構成を示すブロック図である。
記録システム1は、ホストコンピューター10(制御装置)の制御の下、当該ホストコンピューター10に接続されたプリンターにより、記録媒体としての単票紙に画像を記録するシステムである。
ここで、本願発明は、ホストコンピューター10に接続されているプリンターが、1のプリンターから、他のプリンターに交換されたときにおけるホストコンピューター10の動作に、その特徴がある。これを踏まえ、以下の説明では、交換前のプリンターを「交換前プリンター11a」と表現し、交換後のプリンターを「交換後プリンター11」と表現し、これらプリンターを明確に区別するものとする。また、交換後プリンター11と、交換前プリンター11aとを特に区別しない場合は、「プリンターP」と表現する。
図1に示すように、ホストコンピューター10は、制御部15と、表示部16と、入力部17と、インターフェイス部(I/F)18と、記憶部19と、を備えている。
制御部15は、CPUや、ROM、RAM、その他の周辺回路等を備え、ホストコンピューター10の各部を中枢的に制御する。制御部15は、アプリケーション実行部20と、記録制御部21と、を備えているが、これらについては後述する。表示部16は、液晶ディスプレーパネルや、有機ELパネル等の表示パネルを備え、制御部15の制御の下、表示パネルに各種情報を表示する。入力部17は、各種入力デバイスに接続され、これら入力デバイスに対する操作を検出し、制御部15に出力する。インターフェイス部18は、制御部15の制御の下、接続されたプリンターPとの間で通信規格に準拠した通信を行う。記憶部19は、各種データを書き換え可能に記憶する部位であり、ハードディスクや、EEPROM等の記憶装置を備えている。記憶部19には、少なくとも、各プリンターP制御用のプリンタードライバーが記憶されている。
制御部15は、CPUや、ROM、RAM、その他の周辺回路等を備え、ホストコンピューター10の各部を中枢的に制御する。制御部15は、アプリケーション実行部20と、記録制御部21と、を備えているが、これらについては後述する。表示部16は、液晶ディスプレーパネルや、有機ELパネル等の表示パネルを備え、制御部15の制御の下、表示パネルに各種情報を表示する。入力部17は、各種入力デバイスに接続され、これら入力デバイスに対する操作を検出し、制御部15に出力する。インターフェイス部18は、制御部15の制御の下、接続されたプリンターPとの間で通信規格に準拠した通信を行う。記憶部19は、各種データを書き換え可能に記憶する部位であり、ハードディスクや、EEPROM等の記憶装置を備えている。記憶部19には、少なくとも、各プリンターP制御用のプリンタードライバーが記憶されている。
一方、交換後プリンター11は、記録ヘッド23を備え、この記録ヘッド23によって単票紙に画像を記録する記録装置である。記録ヘッド23の記録の形式は、サーマル式、インクジェット式、ドットインパクト式、レーザー式等、何であってもよい。
図1に示すように、交換後プリンター11は、プリンター側制御部30と、プリンター側表示部31と、プリンター側入力部32と、プリントエンジン33と、プリンター側記憶部35と、インターフェイス部(I/F)36と、を備えている。
プリンター側制御部30は、上述した制御部15と同様、CPUや、ROM、RAM、その他の周辺回路を備え、交換後プリンター11の各部を中枢的に制御する。プリンター側表示部31は、交換後プリンター11の動作状態等の各種情報を表示する液晶パネルや有機ELパネル等の表示パネルや、LED等を備え、プリンター側制御部30の制御の下、当該表示パネルに各種情報を表示し、また、LEDを所定の態様で点灯/消灯する。プリンター側入力部32は、交換後プリンター11に設けられた各種操作スイッチに接続され、操作スイッチに対する操作を検出し操作信号としてプリンター側制御部30に出力する。プリントエンジン33は、上述した記録ヘッド23のほか、記録ヘッド23を走査方向に走査するためのキャリッジや、単票紙を搬送する搬送機構等を備えている。プリンター側制御部30は、インストールされたファームウェアを読み出して実行することにより、ホストコンピューター10から受信した制御コマンドに基づいて、各種センサーの検出値を監視しながら、記録ヘッド23や、各種機構を制御して、単票紙に画像を記録する。インターフェイス部36は、プリンター側制御部30の制御の下、ホストコンピューター10との間で通信規格に準拠した通信を行う。プリンター側記憶部35は、EEPROM等の不揮発性メモリーを備え、各種データを書き換え可能に不揮発的に記憶する。プリンター側記憶部35には、交換後プリンター11の動作を制御するためのファームウェアが記憶されている。
交換前プリンター11aは、プリンター側制御部30aと、プリンター側表示部31aと、プリンター側入力部32aと、プリントエンジン33aと、プリンター側記憶部35aと、インターフェイス部(I/F)36aと、を備えている。これら各構成は、交換後プリンター11における対応する各構成と同様であるため、その説明を省略する。
図1に示すように、交換後プリンター11は、プリンター側制御部30と、プリンター側表示部31と、プリンター側入力部32と、プリントエンジン33と、プリンター側記憶部35と、インターフェイス部(I/F)36と、を備えている。
プリンター側制御部30は、上述した制御部15と同様、CPUや、ROM、RAM、その他の周辺回路を備え、交換後プリンター11の各部を中枢的に制御する。プリンター側表示部31は、交換後プリンター11の動作状態等の各種情報を表示する液晶パネルや有機ELパネル等の表示パネルや、LED等を備え、プリンター側制御部30の制御の下、当該表示パネルに各種情報を表示し、また、LEDを所定の態様で点灯/消灯する。プリンター側入力部32は、交換後プリンター11に設けられた各種操作スイッチに接続され、操作スイッチに対する操作を検出し操作信号としてプリンター側制御部30に出力する。プリントエンジン33は、上述した記録ヘッド23のほか、記録ヘッド23を走査方向に走査するためのキャリッジや、単票紙を搬送する搬送機構等を備えている。プリンター側制御部30は、インストールされたファームウェアを読み出して実行することにより、ホストコンピューター10から受信した制御コマンドに基づいて、各種センサーの検出値を監視しながら、記録ヘッド23や、各種機構を制御して、単票紙に画像を記録する。インターフェイス部36は、プリンター側制御部30の制御の下、ホストコンピューター10との間で通信規格に準拠した通信を行う。プリンター側記憶部35は、EEPROM等の不揮発性メモリーを備え、各種データを書き換え可能に不揮発的に記憶する。プリンター側記憶部35には、交換後プリンター11の動作を制御するためのファームウェアが記憶されている。
交換前プリンター11aは、プリンター側制御部30aと、プリンター側表示部31aと、プリンター側入力部32aと、プリントエンジン33aと、プリンター側記憶部35aと、インターフェイス部(I/F)36aと、を備えている。これら各構成は、交換後プリンター11における対応する各構成と同様であるため、その説明を省略する。
次に、アプリケーション実行部20及び記録制御部21の説明を通して、記録システム1が単票紙に画像を記録する際の基本的な動作について説明する。なお、単票紙に画像を記録する際の基本的な動作は、交換後プリンター11が接続されている場合であっても、交換前プリンター11aが接続されている場合であっても同様であり、以下では、交換前プリンター11aが接続されているものとして当該基本的な動作を説明する。
アプリケーション実行部20は、ホストコンピューター10に予めインストールされたアプリケーションを実行することにより、単票紙に記録すべき画像の情報を含む画像情報データを生成し、記録制御部21に出力する。記録制御部21は、ホストコンピューター10に予めインストールされた交換前プリンター11a専用のプリンタードライバーを実行することにより、アプリケーション実行部20から入力された画像情報データに基づいて、交換前プリンター11aのコマンド仕様に対応した制御コマンドを生成し、交換前プリンター11aに送信する。制御コマンドとは、交換前プリンター11aに単票紙への画像の記録に係る各種動作を行わせるためのコマンド群のことであり、画像の記録を指示するコマンドや、単票紙を搬送することを指示するコマンド等の各種コマンドが含まれている。
ホストコンピューター10から交換前プリンター11aに送信された制御コマンドは、順次、受信バッファー(不図示)に格納される。交換前プリンター11aのプリンター側制御部30aは、受信バッファーに格納された制御コマンドを、順次、読み出して実行することにより、プリントエンジン33aを制御して、単票紙への画像の記録に係る各種動作を実行する。
アプリケーション実行部20は、ホストコンピューター10に予めインストールされたアプリケーションを実行することにより、単票紙に記録すべき画像の情報を含む画像情報データを生成し、記録制御部21に出力する。記録制御部21は、ホストコンピューター10に予めインストールされた交換前プリンター11a専用のプリンタードライバーを実行することにより、アプリケーション実行部20から入力された画像情報データに基づいて、交換前プリンター11aのコマンド仕様に対応した制御コマンドを生成し、交換前プリンター11aに送信する。制御コマンドとは、交換前プリンター11aに単票紙への画像の記録に係る各種動作を行わせるためのコマンド群のことであり、画像の記録を指示するコマンドや、単票紙を搬送することを指示するコマンド等の各種コマンドが含まれている。
ホストコンピューター10から交換前プリンター11aに送信された制御コマンドは、順次、受信バッファー(不図示)に格納される。交換前プリンター11aのプリンター側制御部30aは、受信バッファーに格納された制御コマンドを、順次、読み出して実行することにより、プリントエンジン33aを制御して、単票紙への画像の記録に係る各種動作を実行する。
次に、単票紙への画像の記録に際して行われる、アプリケーション実行部20、及び、記録制御部21の動作について詳述する。
なお、以下の説明では、適宜、交換前プリンター11aが単票紙に画像を記録する場合と、交換後プリンター11が単票紙に画像を記録する場合とを比較するが、記録に際し、各プリンターPは、同一のサイズの単票紙に同一の記録解像度で画像を記録するものとする。
まず、ホストコンピューター10に交換前プリンター11aが接続されており、交換前プリンター11aによって単票紙に画像を記録する場合のホストコンピューター10の各機能ブロックの動作について詳述する。
上述したように、単票紙に画像を記録する場合、アプリケーション実行部20は、アプリケーションの機能により、画像情報データを生成し、記録制御部21に出力する。この画像情報データには、単票紙に記録すべき画像の画像データ(ビットマップデータ等)のほか、少なくとも、描画領域の基点(後述)を示す情報が含まれている。
なお、以下の説明では、適宜、交換前プリンター11aが単票紙に画像を記録する場合と、交換後プリンター11が単票紙に画像を記録する場合とを比較するが、記録に際し、各プリンターPは、同一のサイズの単票紙に同一の記録解像度で画像を記録するものとする。
まず、ホストコンピューター10に交換前プリンター11aが接続されており、交換前プリンター11aによって単票紙に画像を記録する場合のホストコンピューター10の各機能ブロックの動作について詳述する。
上述したように、単票紙に画像を記録する場合、アプリケーション実行部20は、アプリケーションの機能により、画像情報データを生成し、記録制御部21に出力する。この画像情報データには、単票紙に記録すべき画像の画像データ(ビットマップデータ等)のほか、少なくとも、描画領域の基点(後述)を示す情報が含まれている。
図2(A)は、交換前プリンター11aにおける描画領域の基点の説明に利用する図である。図2(A)において、符号50aは、交換前プリンター11aにおける単票紙の記録面の全域を模式的に表現した領域(以下、「交換前単票紙領域」という)を示すものである。
この交換前単票紙領域50aには、交換前記録可能領域51aが形成されている。交換前記録可能領域51aとは、交換前単票紙領域50aにおいて、画像を記録可能な最大の領域のことである。この交換前記録可能領域51aは、交換前単票紙領域50aから上マージンMUa、下マージンMBa、左マージンMLa、及び、右マージンMRaを除いた領域であり、これら上下左右のマージンによって一意に区画される。これら上下左右のマージンの値は、それぞれユーザーによって設定可能となっている。
また、交換前プリンター11aにおける描画領域(以下、「交換前描画領域」という)とは、交換前記録可能領域51aにおいて、実際に画像を記録すべき領域であり、図2(A)では、符号58aが示す領域である。交換前プリンター11aにおける描画領域の基点(以下、「交換前基点」という。)とは、交換前描画領域58aの4つの頂点のうち、図2(A)中、左上に形成される点のことであり、図2(A)では、符号Taが示す点である。
アプリケーション実行部20から記録制御部21に出力される画像情報データにおいて、交換前描画領域58aの交換前基点Taは、交換前記録可能領域51aの4つの頂点のうち図2(A)中左上に形成された頂点を原点Oaとし、図中左右に延びる軸をx軸、図中上下に延びる軸をy軸とする仮想的な座標系(以下、「交換前相対座標系」という)における座標によって、表現されている。この交換前相対座標系は、交換前記録可能領域51aに形成可能なドットの位置を定義するための座標系であり、交換前記録可能領域51aに形成可能な各ドットの座標は、当該座標系において原点として定義された位置からの相対的な位置によって一意に定義される。
図2(A)の例では、交換前基点Taの座標は、座標(100、100)である。これは、交換前相対座標系において、交換前基点Taが、交換前相対座標系の原点Oaからx軸方向プラス側に100ドット目、y軸方向プラス側に100ドット目に位置する点であることを意味している。
この交換前単票紙領域50aには、交換前記録可能領域51aが形成されている。交換前記録可能領域51aとは、交換前単票紙領域50aにおいて、画像を記録可能な最大の領域のことである。この交換前記録可能領域51aは、交換前単票紙領域50aから上マージンMUa、下マージンMBa、左マージンMLa、及び、右マージンMRaを除いた領域であり、これら上下左右のマージンによって一意に区画される。これら上下左右のマージンの値は、それぞれユーザーによって設定可能となっている。
また、交換前プリンター11aにおける描画領域(以下、「交換前描画領域」という)とは、交換前記録可能領域51aにおいて、実際に画像を記録すべき領域であり、図2(A)では、符号58aが示す領域である。交換前プリンター11aにおける描画領域の基点(以下、「交換前基点」という。)とは、交換前描画領域58aの4つの頂点のうち、図2(A)中、左上に形成される点のことであり、図2(A)では、符号Taが示す点である。
アプリケーション実行部20から記録制御部21に出力される画像情報データにおいて、交換前描画領域58aの交換前基点Taは、交換前記録可能領域51aの4つの頂点のうち図2(A)中左上に形成された頂点を原点Oaとし、図中左右に延びる軸をx軸、図中上下に延びる軸をy軸とする仮想的な座標系(以下、「交換前相対座標系」という)における座標によって、表現されている。この交換前相対座標系は、交換前記録可能領域51aに形成可能なドットの位置を定義するための座標系であり、交換前記録可能領域51aに形成可能な各ドットの座標は、当該座標系において原点として定義された位置からの相対的な位置によって一意に定義される。
図2(A)の例では、交換前基点Taの座標は、座標(100、100)である。これは、交換前相対座標系において、交換前基点Taが、交換前相対座標系の原点Oaからx軸方向プラス側に100ドット目、y軸方向プラス側に100ドット目に位置する点であることを意味している。
アプリケーション実行部20から画像情報データが入力された記録制御部21は、当該データに含まれる交換前基点Taの座標を取得する。次いで、記録制御部21は、交換前基点Taの座標を指定すると共に、この交換前基点Taの座標によって規定される交換前描画領域58aに対応する領域に画像を記録することを指示する制御コマンドを生成し、交換前プリンター11aに送信する。
当該制御コマンドを受信した交換前プリンター11aのプリンター側制御部30aは、以下の処理を行う。すなわち、プリンター側制御部30aは、設定されている上下左右マージンの値を取得し、これらマージンの値に基づいて、単票紙の記録面における交換前記録可能領域51aの原点Oaに対応する位置を検出する。次いで、プリンター側制御部30aは、検出した原点Oaに対応する位置と、制御コマンドに含まれる交換前基点Taの座標を示す情報に基づいて、単票紙の記録面における交換前基点Taに対応する位置を検出する。交換前基点Taの座標は、原点Oaに対する交換前基点Taの相対的な位置を表しているため、単票紙の記録面における原点Oaに対応する位置と、交換前基点Taの座標を示す情報とによって、単票紙の記録面における交換前基点Taに対応する位置を検出可能である。
次いで、プリンター側制御部30aは、単票紙の記録面における交換前基点Taに対応する位置を基点として画像が記録されるように、図示せぬ画像バッファーの適切な領域に、適切なタイミングで、記録すべき画像の画像データを展開すると共に、画像バッファーに展開した画像データに基づいてプリントエンジン33を適切に制御して、単票紙の記録面における交換前基点Taに対応する位置を基点として画像を記録する。
このように、本実施形態では、ホストコンピューター10は、交換前プリンター11aに対して交換前基点Taの座標を指定すれば、交換前プリンター11aは、単票紙の記録面における交換前基点Taに対応する位置を特定し、当該位置を基点として画像を記録することが可能である。
当該制御コマンドを受信した交換前プリンター11aのプリンター側制御部30aは、以下の処理を行う。すなわち、プリンター側制御部30aは、設定されている上下左右マージンの値を取得し、これらマージンの値に基づいて、単票紙の記録面における交換前記録可能領域51aの原点Oaに対応する位置を検出する。次いで、プリンター側制御部30aは、検出した原点Oaに対応する位置と、制御コマンドに含まれる交換前基点Taの座標を示す情報に基づいて、単票紙の記録面における交換前基点Taに対応する位置を検出する。交換前基点Taの座標は、原点Oaに対する交換前基点Taの相対的な位置を表しているため、単票紙の記録面における原点Oaに対応する位置と、交換前基点Taの座標を示す情報とによって、単票紙の記録面における交換前基点Taに対応する位置を検出可能である。
次いで、プリンター側制御部30aは、単票紙の記録面における交換前基点Taに対応する位置を基点として画像が記録されるように、図示せぬ画像バッファーの適切な領域に、適切なタイミングで、記録すべき画像の画像データを展開すると共に、画像バッファーに展開した画像データに基づいてプリントエンジン33を適切に制御して、単票紙の記録面における交換前基点Taに対応する位置を基点として画像を記録する。
このように、本実施形態では、ホストコンピューター10は、交換前プリンター11aに対して交換前基点Taの座標を指定すれば、交換前プリンター11aは、単票紙の記録面における交換前基点Taに対応する位置を特定し、当該位置を基点として画像を記録することが可能である。
次に、交換後プリンター11における記録可能領域と、描画領域について説明する。
図2(B)は、交換後プリンター11における記録可能領域、及び、描画領域の説明に利用する図である。図2(B)において、符号50は、単票紙の記録面の全域を模式的に表現した領域である交換後単票紙領域を示している。また、図2(B)において、符号51は、交換後プリンター11における記録可能領域である交換後記録可能領域を示している。この交換後記録可能領域51は、ユーザーによってその値が予め設定された上マージンMU、下マージンMB、左マージンML、及び、右マージンMRによって一意に区画される領域である。
図2(A)と、図2(B)との比較で明らかなとおり、本実施形態では、交換前プリンター11aに係る交換前単票紙領域50aにおける交換前記録可能領域51aの態様(縦横のサイズ)と、交換後プリンター11に係る交換後単票紙領域50における交換後記録可能領域51の態様(縦横のサイズ)とが相違している。これら領域の態様の相違は、設定された上下左右のマージンの相違に起因して発生するものである。
交換後プリンター11では、描画領域の基点(以下、「交換後基点」という。図2(B)において符号Tが示す点である。)は、交換後記録可能領域51の図2(B)中左上の頂点を原点Oとし、図中左右に延びる軸をx軸、図中上下に延びる軸をy軸とする仮想的な座標系(以下、「交換後相対座標系」という)における座標によって規定される。従って、交換後プリンター11によって交換後基点Tを基点として画像を記録する場合、アプリケーション実行部20は、交換後相対座標系における交換後基点Tの座標を含む画像情報データを記録制御部21に出力し、記録制御部21は、入力された画像情報データに含まれる交換後基点Tの座標に基づいて、当該座標を指定すると共に、この交換後基点Tの座標によって規定される描画領域(以下、「交換後描画領域」という。図2(B)において符号58が示す領域である。)に対応する領域に画像を記録することを指示する制御コマンドを生成し、交換後プリンター11に送信する。
図2(B)は、交換後プリンター11における記録可能領域、及び、描画領域の説明に利用する図である。図2(B)において、符号50は、単票紙の記録面の全域を模式的に表現した領域である交換後単票紙領域を示している。また、図2(B)において、符号51は、交換後プリンター11における記録可能領域である交換後記録可能領域を示している。この交換後記録可能領域51は、ユーザーによってその値が予め設定された上マージンMU、下マージンMB、左マージンML、及び、右マージンMRによって一意に区画される領域である。
図2(A)と、図2(B)との比較で明らかなとおり、本実施形態では、交換前プリンター11aに係る交換前単票紙領域50aにおける交換前記録可能領域51aの態様(縦横のサイズ)と、交換後プリンター11に係る交換後単票紙領域50における交換後記録可能領域51の態様(縦横のサイズ)とが相違している。これら領域の態様の相違は、設定された上下左右のマージンの相違に起因して発生するものである。
交換後プリンター11では、描画領域の基点(以下、「交換後基点」という。図2(B)において符号Tが示す点である。)は、交換後記録可能領域51の図2(B)中左上の頂点を原点Oとし、図中左右に延びる軸をx軸、図中上下に延びる軸をy軸とする仮想的な座標系(以下、「交換後相対座標系」という)における座標によって規定される。従って、交換後プリンター11によって交換後基点Tを基点として画像を記録する場合、アプリケーション実行部20は、交換後相対座標系における交換後基点Tの座標を含む画像情報データを記録制御部21に出力し、記録制御部21は、入力された画像情報データに含まれる交換後基点Tの座標に基づいて、当該座標を指定すると共に、この交換後基点Tの座標によって規定される描画領域(以下、「交換後描画領域」という。図2(B)において符号58が示す領域である。)に対応する領域に画像を記録することを指示する制御コマンドを生成し、交換後プリンター11に送信する。
ところで、ホストコンピューター10に接続された交換前プリンター11aを交換後プリンター11に交換して、ホストコンピューター10に接続する場合を想定する。
この場合において、画像の記録に際し、交換前プリンター11aにおいて記録したときの記録面に対する当該画像の相対的な状態と、交換後プリンター11において記録したときの記録面に対する当該画像の相対的な状態とを同様とすることが求められる場合がある。例えば、単票紙の所定の位置に定型的に記録される、いわゆるコンフィデンシャルマークを記録する場合に、上記のことが求められる。
このような場合、各プリンターPについて記録面に対する画像の相対的な状態が同様となるように、交換後プリンター11に送信される制御コマンドにおいて指定される交換後基点Tの座標を、適切な値とする必要があり、従って、アプリケーション実行部20から記録制御部21に出力される画像情報データにおける交換後基点Tの座標を、適切な値とする必要がある。そして、従来は、画像情報データにおける交換後基点Tの座標を適切な値とすべく、プリンターPを交換する際に、ユーザーが、アプリケーションにおける各種設定を適切に変更していた。しかしながら、各種設定の変更に係る作業は煩雑であった。
このことに基づき、接続されるプリンターPが交換前プリンター11aから交換後プリンター11に交換された場合、本実施形態に係るホストコンピューター10は、以下の動作を実行する。
この場合において、画像の記録に際し、交換前プリンター11aにおいて記録したときの記録面に対する当該画像の相対的な状態と、交換後プリンター11において記録したときの記録面に対する当該画像の相対的な状態とを同様とすることが求められる場合がある。例えば、単票紙の所定の位置に定型的に記録される、いわゆるコンフィデンシャルマークを記録する場合に、上記のことが求められる。
このような場合、各プリンターPについて記録面に対する画像の相対的な状態が同様となるように、交換後プリンター11に送信される制御コマンドにおいて指定される交換後基点Tの座標を、適切な値とする必要があり、従って、アプリケーション実行部20から記録制御部21に出力される画像情報データにおける交換後基点Tの座標を、適切な値とする必要がある。そして、従来は、画像情報データにおける交換後基点Tの座標を適切な値とすべく、プリンターPを交換する際に、ユーザーが、アプリケーションにおける各種設定を適切に変更していた。しかしながら、各種設定の変更に係る作業は煩雑であった。
このことに基づき、接続されるプリンターPが交換前プリンター11aから交換後プリンター11に交換された場合、本実施形態に係るホストコンピューター10は、以下の動作を実行する。
図3は、接続されるプリンターPが交換前プリンター11aから交換後プリンター11に交換された場合において、交換後プリンター11に画像を記録させるときのホストコンピューター10の動作を示すフローチャートである。
以下の説明では、プリンターPの交換に応じて、ホストコンピューター10に対して、交換後プリンター11用のプリンタードライバーがインストールされているものとする。従って、記録制御部21は、当該プリンタードライバーの機能により、交換後プリンター11を制御できる状態である。
また、以下の説明では、ホストコンピューター10に交換前プリンター11aが接続されていたときに、図2(A)に示すように、交換前相対座標系の交換前基点Ta(座標(100、100))を基点とする位置Qaに画像Gが記録されていたものとする。そして、交換前プリンター11aが、交換後プリンター11に交換された後に、アプリケーションに対する改変を行うことなく、換言すれば、アプリケーション実行部20から記録制御部21へと出力される画像情報データの内容が変更されることなく、位置Qaに画像Gを記録することを目的としているものとする。
ここで、図3のフローチャートの説明に先立って、本願発明が適用されていない場合において、上述した前提の下、接続されたプリンターPが交換前プリンター11aから交換後プリンター11に交換された場合において、交換後プリンター11に画像Gを記録させるときのホストコンピューター10の動作について説明する。この場合、アプリケーションに対して何ら改変が加えられていないため、アプリケーション実行部20は、記録制御部21に対して、描画領域の基点の座標として、交換前相対座標系における交換前基点Taの座標である座標(100、100)を示す情報を含む画像情報データを出力する。次いで、記録制御部21は、アプリケーション実行部20から入力された座標を、交換後基点Tの座標として処理するため、入力された画像情報データに基づいて、交換後基点Tの座標として座標(100、100)を指定し、当該座標によって規定される交換後描画領域58に対応する領域に画像Gを記録することを指示する制御コマンドを生成し、交換後プリンター11に送信する。当該制御コマンドを受信した交換後プリンター11のプリンター側制御部30は、図2(B)に示すように、単票紙の記録面において、交換後相対座標系における座標(100、100)に対応する位置を基点として規定される位置Qに画像Gを記録する。このため、交換前プリンター11aによって画像Gを記録したときの画像Gの位置Qaと、交換後プリンター11によって画像Gを記録したときの画像Gの位置Qとに相違が生じ、記録結果が同様とならない。
以下の説明では、プリンターPの交換に応じて、ホストコンピューター10に対して、交換後プリンター11用のプリンタードライバーがインストールされているものとする。従って、記録制御部21は、当該プリンタードライバーの機能により、交換後プリンター11を制御できる状態である。
また、以下の説明では、ホストコンピューター10に交換前プリンター11aが接続されていたときに、図2(A)に示すように、交換前相対座標系の交換前基点Ta(座標(100、100))を基点とする位置Qaに画像Gが記録されていたものとする。そして、交換前プリンター11aが、交換後プリンター11に交換された後に、アプリケーションに対する改変を行うことなく、換言すれば、アプリケーション実行部20から記録制御部21へと出力される画像情報データの内容が変更されることなく、位置Qaに画像Gを記録することを目的としているものとする。
ここで、図3のフローチャートの説明に先立って、本願発明が適用されていない場合において、上述した前提の下、接続されたプリンターPが交換前プリンター11aから交換後プリンター11に交換された場合において、交換後プリンター11に画像Gを記録させるときのホストコンピューター10の動作について説明する。この場合、アプリケーションに対して何ら改変が加えられていないため、アプリケーション実行部20は、記録制御部21に対して、描画領域の基点の座標として、交換前相対座標系における交換前基点Taの座標である座標(100、100)を示す情報を含む画像情報データを出力する。次いで、記録制御部21は、アプリケーション実行部20から入力された座標を、交換後基点Tの座標として処理するため、入力された画像情報データに基づいて、交換後基点Tの座標として座標(100、100)を指定し、当該座標によって規定される交換後描画領域58に対応する領域に画像Gを記録することを指示する制御コマンドを生成し、交換後プリンター11に送信する。当該制御コマンドを受信した交換後プリンター11のプリンター側制御部30は、図2(B)に示すように、単票紙の記録面において、交換後相対座標系における座標(100、100)に対応する位置を基点として規定される位置Qに画像Gを記録する。このため、交換前プリンター11aによって画像Gを記録したときの画像Gの位置Qaと、交換後プリンター11によって画像Gを記録したときの画像Gの位置Qとに相違が生じ、記録結果が同様とならない。
さて、図3を参照し、交換後プリンター11に画像Gを記録させる場合、アプリケーション実行部20から記録制御部21に対して、描画領域の基点の座標として座標(100、100)を示す情報を含む画像情報データが出力される(ステップSA1)。交換の前後でアプリケーションに対して改変が行われていたいため、アプリケーション実行部20は、交換前相対座標系における交換前基点Taの座標を、描画領域の基点の座標として、記録制御部21に出力する。つまり、交換の前後において、アプリケーション実行部20から出力される画像情報データの内容は同一である。
画像情報データが入力されると、記録制御部21は、所定の記憶領域に記憶された所定のプログラムを、プリンタードライバーによって呼び出し可能な態様で、ロードする(ステップSA2)。ここでロードされるプログラムは、以下のステップSA3、SA4で説明する機能が実装されたプログラムである。本実施形態では、プリンタードライバー自体に、ステップSA3、SA4で説明する機能を実装する必要はないものの、当該プログラムをロードする機能が実装されている必要がある。
次いで、記録制御部21は、ロードしたプログラムの機能により、変移量算出処理を実行する(ステップSA3)。以下、変移量算出処理について詳述する。
画像情報データが入力されると、記録制御部21は、所定の記憶領域に記憶された所定のプログラムを、プリンタードライバーによって呼び出し可能な態様で、ロードする(ステップSA2)。ここでロードされるプログラムは、以下のステップSA3、SA4で説明する機能が実装されたプログラムである。本実施形態では、プリンタードライバー自体に、ステップSA3、SA4で説明する機能を実装する必要はないものの、当該プログラムをロードする機能が実装されている必要がある。
次いで、記録制御部21は、ロードしたプログラムの機能により、変移量算出処理を実行する(ステップSA3)。以下、変移量算出処理について詳述する。
変移量算出処理とは、交換後プリンター11によって画像Gを記録したときに、単票紙の記録面において画像Gが記録される位置が位置Qaとなるように、画像情報データに含まれる描画領域の基点の座標を変移(変換)するときの、変移量を算出する処理である。より具体的には、図2(B)に示すように、交換前相対座標系の原点Oaと交換前基点Taとの相対的な位置関係、及び、交換後相対座標系の原点Oと交換後基点T(画像情報データに含まれる描画領域の基点の座標によって示される基点)との相対的な位置関係とは、一致する。従って、原点Oを原点Oaへと変位させる変移量の分、画像情報データに含まれる描画領域の基点の座標を変移させれば、変移後の座標を、交換後相対座標系において位置Qaに対応する座標(=交換前相対座標系における交換前基点Taの位置に対応する座標)とすることができる。
このことに基づき、変移量算出処理において、まず、記録制御部21は、交換前プリンター11aにおける上マージンMUa、左マージンMLaの値、及び、交換後プリンター11における上マージンMU、左マージンMLの値を取得する。各マージンの値は、対応する設定ファイルにそれぞれ記述されている。次いで、記録制御部21は、左マージンMLaから左マージンMLを減算した値を、x軸方向における変移量とする。ここで求められた変移量は、交換後相対座標系のx軸において原点Oを原点Oaへと変移させるような変移量であり、図2(B)の例ではx軸プラス方向へ100ドット分座標を変移させる変移量である。さらに、記録制御部21は、上マージンMUaから上マージンMUを減算した値を、y軸方向における変移量とする。ここで求められた変移量は、交換後相対座標系のy軸において原点Oを原点Oaへと変移させるような変移量であり、図2(B)の例ではy軸マイナス方向へ200ドット分座標を変移させる変移量である。
このことに基づき、変移量算出処理において、まず、記録制御部21は、交換前プリンター11aにおける上マージンMUa、左マージンMLaの値、及び、交換後プリンター11における上マージンMU、左マージンMLの値を取得する。各マージンの値は、対応する設定ファイルにそれぞれ記述されている。次いで、記録制御部21は、左マージンMLaから左マージンMLを減算した値を、x軸方向における変移量とする。ここで求められた変移量は、交換後相対座標系のx軸において原点Oを原点Oaへと変移させるような変移量であり、図2(B)の例ではx軸プラス方向へ100ドット分座標を変移させる変移量である。さらに、記録制御部21は、上マージンMUaから上マージンMUを減算した値を、y軸方向における変移量とする。ここで求められた変移量は、交換後相対座標系のy軸において原点Oを原点Oaへと変移させるような変移量であり、図2(B)の例ではy軸マイナス方向へ200ドット分座標を変移させる変移量である。
ステップSA3の変移量算出処理により変移量を算出した後、記録制御部21は、ロードしたプログラムの機能により、アプリケーション実行部20から入力された画像情報データに含まれる描画領域の基点の座標を、算出した変移量分変移させた座標を求める(ステップSA4)。図2(B)の例では、画像情報データに含まれる座標(100、100)を、ステップSA3で算出された変移量に応じて、x軸プラス方向へ100ドット分座標を変移させ、かつ、y軸−方向へ200ドット分座標を変移させることにより、座標(200、−100)を求める。ここで求められた座標は、交換前プリンター11aによって画像Gを記録したときの画像Gの位置Qaの基点の位置の、交換後相対座標系における座標である。
つまり、ステップSA4において、記録制御部21は、交換前プリンター11aによって画像Gを記録したときの単票紙の記録面に対する画像Gの相対的な状態と、交換後プリンター11によって画像Gを記録したときの単票紙の記録面に対する画像Gの相対的な状態とが同様となるように、交換前相対座標系の交換前基点Taの座標を、交換後相対座標系における適切な座標へと変換している。
以上のように、ステップSA3、SA4の処理は、ロードしたプログラムの機能により行われる。従って、交換後プリンター11用のプリンタードライバー自体にステップSA3、SA4に係る機能を実装させる必要が無く、従って、プリンターPを交換する際に、プリンタードライバーに対して、当該機能を実装させるための改変(プログラム修正等)を加える必要が無く、交換に係る作業をより容易化できる。
つまり、ステップSA4において、記録制御部21は、交換前プリンター11aによって画像Gを記録したときの単票紙の記録面に対する画像Gの相対的な状態と、交換後プリンター11によって画像Gを記録したときの単票紙の記録面に対する画像Gの相対的な状態とが同様となるように、交換前相対座標系の交換前基点Taの座標を、交換後相対座標系における適切な座標へと変換している。
以上のように、ステップSA3、SA4の処理は、ロードしたプログラムの機能により行われる。従って、交換後プリンター11用のプリンタードライバー自体にステップSA3、SA4に係る機能を実装させる必要が無く、従って、プリンターPを交換する際に、プリンタードライバーに対して、当該機能を実装させるための改変(プログラム修正等)を加える必要が無く、交換に係る作業をより容易化できる。
次いで、記録制御部21は、ステップSA4で求めた座標に基づいて、当該座標を指定すると共に、当該座標によって規定される描画領域に画像を記録することを指示する制御コマンドを生成し、交換後プリンター11に送信する。当該制御コマンドを受信した交換後プリンター11のプリンター側制御部30は、単票紙の記録面において、交換後相対座標系における座標(200、−100)に対応する位置を基点として規定される位置Qaに画像Gを記録する。これにより、交換前プリンター11aによって画像Gを記録したときの画像Gの位置と、交換後プリンター11によって画像Gを記録したときの画像Gの位置とが、共に、位置Qaとなり、各プリンターPによって画像Gを記録したときの記録結果が同様となる。
以上説明したように、本実施形態では、ホストコンピューター10に接続されたプリンターPが、交換前プリンター11a(1の記録装置)から交換後プリンター11(他の記録装置)に交換された場合において、交換後プリンター11によって単票紙(記録媒体)に画像を記録させる場合、アプリケーション実行部20は、交換前プリンター11aによって単票紙に画像を記録させる場合の、交換前相対座標系における描画領域の基点を示す情報を記録制御部21に出力する。さらに、記録制御部21は、交換前プリンター11aによって単票紙に画像を記録した場合の単票紙の記録面に対する当該画像の相対的な状態と、交換後プリンター11によって単票紙に当該画像を記録した場合の単票紙の記録面に対する当該画像の相対的な状態とが同様となるように、交換前相対座標系における描画領域の基点の座標を、交換後相対座標系における適切な座標へと変換し、変換後の座標を指定して、当該変換後の座標によって規定される描画領域に当該画像を記録させる。
この構成によれば、アプリケーション実行部20から記録制御部21に出力される画像情報データを、プリンターPの交換の前後で変更することなく、記録結果を同様とすることが可能となり、プリンターPの交換に際し、アプリケーションに対する設定の変更という煩雑な作業が必要なくなる。
この構成によれば、アプリケーション実行部20から記録制御部21に出力される画像情報データを、プリンターPの交換の前後で変更することなく、記録結果を同様とすることが可能となり、プリンターPの交換に際し、アプリケーションに対する設定の変更という煩雑な作業が必要なくなる。
また、本実施形態では、記録制御部21は、交換後相対座標系の原点Oを、交換前相対座標系の原点Oaへと変移させる変移量分、アプリケーション実行部20から入力された描画領域の座標を変移させることにより、他の座標系における適切な座標へと変換する。
この構成によれば、交換前相対座標系と、交換前相対座標系との位置的な相違を踏まえて、交換前プリンター11aによって単票紙に画像を記録した場合の単票紙の記録面に対する当該画像の相対的な状態と、交換後プリンター11によって単票紙に当該画像を記録した場合の単票紙の記録面に対する当該画像の相対的な状態とが同様となるように、アプリケーション実行部20が生成する画像情報データにおける描画領域の基点の座標を、他の座標系における適切な座標へと変換することが可能である。
この構成によれば、交換前相対座標系と、交換前相対座標系との位置的な相違を踏まえて、交換前プリンター11aによって単票紙に画像を記録した場合の単票紙の記録面に対する当該画像の相対的な状態と、交換後プリンター11によって単票紙に当該画像を記録した場合の単票紙の記録面に対する当該画像の相対的な状態とが同様となるように、アプリケーション実行部20が生成する画像情報データにおける描画領域の基点の座標を、他の座標系における適切な座標へと変換することが可能である。
また、本実施形態では、アプリケーション実行部20が生成する画像情報データにおける描画領域の基点の座標を、他の座標系における適切な座標へと変換する機能は、交換後プリンター11用のプリンタードライバー(制御プログラム)から呼び出し可能なプログラムにより実現される。
この構成によれば、プリンタードライバーに、座標の変換に係る機能を実装する必要がなくなり、従って、プリンタードライバーに対して、当該機能を実装するためにプログラム修正を行う必要がなくなり、より交換に係る作業を容易化できる。
この構成によれば、プリンタードライバーに、座標の変換に係る機能を実装する必要がなくなり、従って、プリンタードライバーに対して、当該機能を実装するためにプログラム修正を行う必要がなくなり、より交換に係る作業を容易化できる。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、図1に示す各機能ブロックはハードウェアとソフトウェアの協働により任意に実現可能であり、特定のハードウェア構成を示唆するものではない。また、ホストコンピューター10の各機能ブロックの機能を、ホストコンピューター10に外部接続される別の装置に持たせるようにしてもよい。また、ホストコンピューター10は、外部接続される記憶媒体に記憶させたプログラムを実行することにより、図3のフローチャートに係る動作を含む各種動作を実行するようにしてもよい。
例えば、図1に示す各機能ブロックはハードウェアとソフトウェアの協働により任意に実現可能であり、特定のハードウェア構成を示唆するものではない。また、ホストコンピューター10の各機能ブロックの機能を、ホストコンピューター10に外部接続される別の装置に持たせるようにしてもよい。また、ホストコンピューター10は、外部接続される記憶媒体に記憶させたプログラムを実行することにより、図3のフローチャートに係る動作を含む各種動作を実行するようにしてもよい。
1…記録システム、10…ホストコンピューター(制御装置)、11…交換後プリンター(1の記録装置)、11a…交換前プリンター(他の記録装置)、15…制御部、20…アプリケーション実行部、21…記録制御部。
Claims (5)
- 記録媒体に記録する記録装置に接続可能な制御装置であって、
1の記録装置によって前記記録媒体に画像を記録させる場合、所定のアプリケーションの機能により、当該画像を記録すべき描画領域の基点を、前記記録媒体の記録可能領域の頂点の1つを原点とする1の座標系における座標によって表し、当該座標を示す情報を出力するアプリケーション実行部と、
前記アプリケーション実行部から入力された情報に基づいて、前記1の座標系における前記描画領域の基点の座標を指定して、当該基点の座標によって規定される前記描画領域に当該画像を前記記録装置によって記録させる記録制御部と、を備え、
前記記録媒体における前記記録可能領域の態様が、前記1の記録装置とは異なる他の記録装置が接続されている場合において、前記他の記録装置によって前記記録媒体に画像を記録させる場合、
前記アプリケーション実行部は、
前記1の記録装置によって前記記録媒体に当該画像を記録させる場合の、前記1の座標系における前記描画領域の基点の座標を示す情報を、前記記録制御部に出力し、
前記記録制御部は、
前記1の記録装置によって前記記録媒体に当該画像を記録した場合の前記記録媒体の記録面に対する当該画像の相対的な状態と、前記他の記録装置によって前記記録媒体に当該画像を記録した場合の前記記録媒体の記録面に対する当該画像の相対的な状態とが同様となるように、前記1の座標系における前記描画領域の基点の座標を、前記他の記録装置における前記記録媒体の前記記録可能領域の頂点の1つを原点とする他の座標系における座標へと変換し、変換後の座標を指定して、当該変換後の座標によって規定される前記描画領域に当該画像を前記記録装置によって記録させることを特徴とする制御装置。 - 前記記録制御部は、
前記他の座標系の原点を、前記1の座標系の原点へと変移させる変移量分、前記1の座標系における前記描画領域の基点の座標を変移させることにより、前記1の座標系における前記描画領域の基点の座標を、前記他の座標系における座標へと変換することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。 - 前記記録制御部の前記1の座標系における前記描画領域の基点の座標の変換に係る機能は、前記1の記録装置の制御用の制御プログラム、及び、前記他の記録装置の制御用の制御プログラムの双方から呼び出し可能なプログラムにより実現されることを特徴とする請求項1又は2に記載の制御装置。
- 記録媒体に記録する記録装置に接続可能に構成され、
1の記録装置によって前記記録媒体に画像を記録させる場合、所定のアプリケーションの機能により、当該画像を記録すべき描画領域の基点を、前記記録媒体の記録可能領域の頂点の1つを原点とする1の座標系における座標によって表し、当該座標を示す情報を出力するアプリケーション実行部と、
前記アプリケーション実行部から入力された情報に基づいて、前記1の座標系における前記描画領域の基点の座標を指定して、当該基点の座標によって規定される前記描画領域に当該画像を前記記録装置によって記録させる記録制御部と、を備える制御装置の制御方法であって、
前記記録媒体における前記記録可能領域の態様が、前記1の記録装置とは異なる他の記録装置が接続されている場合において、前記他の記録装置によって前記記録媒体に画像を記録させる場合、
前記アプリケーション実行部により、前記1の記録装置によって前記記録媒体に当該画像を記録させる場合の、前記1の座標系における前記描画領域の基点の座標を示す情報を、前記記録制御部に出力し、
前記記録制御部により、前記1の記録装置によって前記記録媒体に当該画像を記録した場合の前記記録媒体の記録面に対する当該画像の相対的な状態と、前記他の記録装置によって前記記録媒体に当該画像を記録した場合の前記記録媒体の記録面に対する当該画像の相対的な状態とが同様となるように、前記1の座標系における前記描画領域の基点の座標を、前記他の記録装置における前記記録媒体の前記記録可能領域の頂点の1つを原点とする他の座標系における座標へと変換し、変換後の座標を指定して、当該変換後の座標によって規定される前記描画領域に当該画像を前記記録装置によって記録させることを特徴とする制御装置の制御方法。 - 記録媒体に記録する記録装置に接続可能な制御装置を制御する制御部により実行されるプログラムであって、
前記制御部を、
1の記録装置によって前記記録媒体に画像を記録させる場合、所定のアプリケーションの機能により、当該画像を記録すべき描画領域の基点を、前記記録媒体の記録可能領域の頂点の1つを原点とする1の座標系における座標によって表し、当該座標を示す情報を出力するアプリケーション実行部と、
前記アプリケーション実行部から入力された情報に基づいて、前記1の座標系における前記描画領域の基点の座標を指定して、当該基点の座標によって規定される前記描画領域に当該画像を前記記録装置によって記録させる記録制御部と、として機能させると共に、
前記記録媒体における前記記録可能領域の態様が、前記1の記録装置とは異なる他の記録装置が接続されている場合において、前記他の記録装置によって前記記録媒体に画像を記録させる場合、
前記アプリケーション実行部に、
前記1の記録装置によって前記記録媒体に当該画像を記録させる場合の、前記1の座標系における前記描画領域の基点の座標を示す情報を、前記記録制御部に出力させ、
前記記録制御部に、
前記1の記録装置によって前記記録媒体に当該画像を記録した場合の前記記録媒体の記録面に対する当該画像の相対的な状態と、前記他の記録装置によって前記記録媒体に当該画像を記録した場合の前記記録媒体の記録面に対する当該画像の相対的な状態とが同様となるように、前記1の座標系における前記描画領域の基点の座標を、前記他の記録装置における前記記録媒体の前記記録可能領域の頂点の1つを原点とする他の座標系における座標へと変換させ、変換後の座標を指定させて、当該変換後の座標によって規定される前記描画領域に当該画像を前記記録装置によって記録させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012041228A JP2013178617A (ja) | 2012-02-28 | 2012-02-28 | 制御装置、制御装置の制御方法、及び、プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012041228A JP2013178617A (ja) | 2012-02-28 | 2012-02-28 | 制御装置、制御装置の制御方法、及び、プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013178617A true JP2013178617A (ja) | 2013-09-09 |
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ID=49270201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012041228A Pending JP2013178617A (ja) | 2012-02-28 | 2012-02-28 | 制御装置、制御装置の制御方法、及び、プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2013178617A (ja) |
-
2012
- 2012-02-28 JP JP2012041228A patent/JP2013178617A/ja active Pending
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