JP2013177790A - 地下構造物用蓋構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓋本体の強度の確保とバール孔からの雨水の流入の阻止と受枠への蓋本体の食い込みの解除及び蓋の開放が容易・確実に可能な地下構造物用蓋構造の提供。
【解決手段】受枠1とバール24の先端部25が挿入されるバール孔3を有する蓋本体2と上部が蓋本体2の裏面に軸支された回動可能な施錠用鉤体7とバール孔3を閉塞する閉塞蓋10とを備え、受枠1の内面には、受枠側突起4が形成され、バール孔3から受枠1に挿入されるバール24の先端部25の一端下部25aは受枠側突起4の上面に当接し、バール24の先端部25の他端上部25bは蓋本体2の裏面5に当接し、鉤体7は受枠側突起4の下面と係合する係合爪8aを有し、閉塞蓋10は鉤体7内に圧縮ばね12を介して上下動可能に取り付けられ、バール24の先端部25により鉤体7を回動させることにより係合爪8aが受枠側突起4から外れて、蓋本体2の施錠が解除される。
【選択図】図11

Description

この発明は、地下構造物用蓋構造、特に、蓋本体の強度の低下とバール孔からの雨水の地下構造物内への流入を阻止することができ、しかも、受枠への蓋本体の食い込みの解除と蓋本体の開放が容易かつ確実に行える地下構造物用蓋構造に関するものである。
例えば、上下水道における地下構造物としての埋設管路への連絡口を開閉するための地下構造物用蓋構造は、車道部分に埋設された受枠と、受枠に嵌め込まれる蓋本体とを備えている。
このような地下構造物用蓋構造においては、蓋本体上を車両が走行したときの蓋本体のガタツキを防止するために、蓋本体は、受枠に対してテーパー嵌合により支持されている。この結果、蓋本体上を走行する車両の重量により次第に蓋本体が受枠に食い込み、蓋本体を開放する際に蓋本体の重量以上の大きな力を要することになる。従って、蓋本体を開放する際には、通常、開閉用の専用バールを用い、バールの先端を蓋本体に形成されたバール孔に挿入し、てこの原理を利用して、受枠への蓋本体の食い込みの解除を行った後、開放していた。
従来の地下構造物用蓋構造の一例が特許文献1(実公昭58−5712号公報)に開示されている。以下、この地下構造物用蓋構造を従来蓋構造Aといい、図面を参照しながら説明する。
図13は、従来蓋構造Aを示す平面図、図14は、図11のX−X線断面図、図15は、バールを示す一部省略斜視図、図16は、蓋本体の食い込みを解除した状態を示す部分断面図である。
図13および図14に示すように、従来蓋構造Aは、リング状の受枠21と、受枠21にテーパー嵌合により支持される蓋本体22と、蓋本体22の周縁部に形成されたT字状バール孔23とから構成されている。バール孔23は、袋状に形成され、幅広部23aと幅狭部23bとからなっている。幅広部23aの幅は、後述するバール24のT字状先端部25の長さ(L2)とほぼ等しく、幅狭部23bの幅は、バール24のT字状先端部25の長さ(L2)より短く形成されている。
受枠21への蓋本体22の食い込みを解除するバール24は、図15に示すように、ハンドル26と長さ(L2)のT字状先端部25を有している。
従来蓋構造Aによれば、図16に示すように、バール24のT字状先端部25をバール孔23の幅広部23a内に挿入し、バール24を手前側に引き寄せてから倒す(図12参照)。これによりバール24のT字状先端部25が幅狭部23cの裏面に当接すると共に、バール24の基部24aが受枠1の上部角部21aに当接する。バール24をさらに倒すと、バール24の基部24aと受枠21の上部角部21aとの当接部を支点とするてこの原理により、受枠21への蓋本体22の食い込みを小さい力によって解除することができる。この後、バール24を蓋本体22と共に引き上げれば、蓋本体22を開放することができる。
上述したように、従来蓋構造Aによれば、受枠21への蓋本体22の食い込みをてこの原理により小さい力によって解除することができるといった効果がもたらされるが、以下のような問題があった。
(1)受枠21の上部角部21aをバール24の支点とすべく、バール孔23は、蓋本体22の周縁部を切り欠くことにより形成されているので、蓋本体22の強度が低下する。
(2)バール孔23は、蓋本体22の周縁部を切り欠くことにより形成されているので、蓋本体22が受枠21に対して傾斜して嵌め込まれると、受枠21の内周面とバール孔23が形成された蓋本体22の外周面との間に隙間が生じ、この隙間から雨水が地下構造物内に流入する。
そこで、上述した従来蓋構造Aの有する問題点を解決した地下構造物用蓋構造の一例が特許文献2(特開2007−100295号公報)に開示されている。以下、この地下構造物用蓋構造を従来蓋構造Bといい、図面を参照しながら説明する。
図17(a)は、バールのT字状先端部を可動支点蓋に当てがった従来蓋構造Bを示す断面図、図17(b)は、バールにより可動支点蓋を押し下げた状態を示す断面図、図17(c)は、バールによりてこの原理を利用して蓋本体の食い込みを解除した状態を示す断面図、図17(d)は、バールを90°回した状態を示す断面図、図17(e)は、バールを手前側に倒して施錠を解除した状態を示す断面図である。
図17(a)から(e)において、35は、内周面に係合突起35aが形成されたリング状の受枠、36は、受枠35に嵌め込まれる、バール孔36aが形成された円形状の蓋本体である。バール孔36aは、蓋本体36の周縁部から蓋本体36の中心側に離れた位置に形成されている。37は、蓋本体36の裏面に軸支された、係止爪37aが形成された鉤体、38は、鉤体37に圧縮ばね39を介して上下動可能に取り付けられた、バール孔36aを閉塞する可動支点蓋である。可動支点蓋38の側部には、受枠35の係合突起35aに当接するストッパー突部38aが形成されている。
従来蓋構造Bによれば、図15に示すようなバール24のT字状先端部25を、図17(a)に示すように、蓋本体36のバール孔36aに挿入した後、図17(b)に示すように、バール24により可動支点蓋38を、圧縮ばね39の弾性力に抗して、ストッパー突部38aが受枠35の係合突起35aに当接するまで押し下げる。
この後、図17(c)に示すように、バール24を手前側(図中、A方向)に倒す。これにより、バール24のT字状先端部25が可動支点蓋38の上面と蓋本体36の下面とに当接する。さらにバール24を手前側に倒せば、バール24のT字状先端部25と可動支点蓋38との当接部を支点とするてこの原理により、受枠35への蓋本体36の食い込みを小さい力によって解除することができる。
この後、図17(d)に示すように、バール24をその軸回りに90°回転させた後、図17(e)に示すように、バール24をさらに手前側に倒せば、バール24のT字状先端部25の上面がバール孔36aの裏面に当接し、T字状先端部25の下面が鉤体37の中心線(L)より手前側に当接するので、鉤体37は、可動支点蓋38と共に回動し、かくして、鉤体37の係止爪37aが受枠35の係合突起35aから外れて蓋本体36の施錠が解除される。そして、このようにして蓋本体36の施錠を解除した後、バール24を蓋本体36と共に引き上げれば、蓋本体36を開放することができる。
実公昭58−5712号公報 特開2007−100295号公報
上述した従来蓋構造Bによれば、受枠35への蓋本体36の食い込みを、てこの原理により小さい力によって解除することができる。また、従来蓋構造Aのように、バール孔36aが蓋本体36の周縁部ではなく、蓋本体36の周縁部から蓋本体36の中心側に離れた位置に形成されているので、蓋本体36の強度が低下するといった問題は解決される。
しかし、次のような問題があった。蓋本体36を開放するには、バール24のT字状先端部25をバール孔36aに挿入して、可動支点蓋38をストッパー突部38aが受枠35の係合突起35aに当接するまで圧縮ばね39の弾性力に抗して、てこの原理を利用するために押し下げた後(図17(b)参照)、バール24を手前側に倒して(図17(c)参照)、受枠35への蓋本体36の食い込みを解除した後、バール24をその軸回りに90°回転させ(図17(d)参照)、さらにバール24を手前側に倒して蓋本体36の施錠を解除し(図17(e)参照)、そして、バール24を蓋本体36と共に引き上げるといったバール24の複雑な操作が強いられていた。
従って、この発明の目的は、蓋本体の強度の低下とバール孔からの雨水の地下構造物内への流入を阻止することができ、しかも、受枠への蓋本体の食い込みの解除と蓋本体の開放が容易かつ確実に行える地下構造物用蓋構造を提供することにある。
この発明は、上記目的を達成するためになされたものであって、下記を特徴とするものである。
請求項1に記載の発明は、受枠と、前記受枠に嵌め込まれる、バールのT字状先端部が挿入されるバール孔が形成された蓋本体と、前記蓋本体を施錠する、上部が前記蓋本体の裏面に軸支された回動可能な鉤体と、前記バール孔を閉塞する閉塞蓋とを備えた地下構造物用蓋構造において、前記バール孔は、前記蓋本体の周縁部から前記蓋本体の中心側に離れた位置に形成され、前記受枠の内面には、受枠側突起が形成され、前記バール孔から前記受枠内に挿入される前記T字状先端部の一端下部は、前記受枠側突起の上面に当接し、前記T字状先端部の他端上部は、前記蓋本体の裏面に当接し、前記鉤体は、前記受枠側突起の下面と係合する係合爪を有し、前記閉塞蓋は、前記鉤体内にばねを介して上下動可能に取り付けられ、前記T字状先端部により前記鉤体を回動させることにより、前記係合爪が前記受枠側突起から外れて、前記蓋本体の施錠が解除されることに特徴を有するものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の地下構造物用蓋構造において、前記蓋本体の裏面には、前記T字状先端部の他端側部が当接するストッパー用壁面が形成されていることに特徴を有するものである。
この発明によれば、バール孔を蓋本体の周縁部ではなく、蓋本体の周縁部から蓋本体の中心側に離れた位置に形成することによって、蓋本体の強度の低下やバール孔からの雨水の流入を阻止することができ、しかも、バールのT字状先端部を受枠と蓋本体とに直接、当接させることにより、てこの原理を利用した受枠への蓋本体の食い込みの解除と蓋本体の開放が容易かつ確実に行える。
この発明の地下構造物用蓋構造Cを示す断面図である。 受枠を示す平面図である。 蓋本体を示す底面図である。 受枠側突起部分の受枠を示す部分平面図である。 図4のB−B断面図である。 バール孔部分の蓋本体を示す部分底面図である。 図6のA−A断面図である。 鉤体を示す平面図である。 鉤体を示す正面図である。 図8(b)のB矢視図である。 図8(b)のA−A断面図である。 閉塞蓋を示す平面図である。 閉塞蓋を示す正面図である。 閉塞蓋を示す底面図である。 図9(b)のB矢視図である。 図9(c)のA−A断面図である。 バールのT状先端部をバール孔に挿入した状態を示す断面図 蓋本体の食い込みを解除した状態を示す断面図である。 蓋本体を開放する状態を示す断面図である。 従来蓋構造Aを示す平面図である。 図13のX−X線断面図である。 バールを示す一部省略斜視図である。 蓋本体の食い込みを解除した状態を示す部分断面図である。 バールのT字状先端部を可動支点蓋に当てがった従来蓋構造Bを示す断面図である。 バールにより可動支点蓋を押し下げた状態を示す断面図である。 バールによりてこの原理を利用して蓋本体の食い込みを解除した状態を示す断面図である。 バールを90°回した状態を示す断面図である。 バールを手前側に倒して蓋本体の施錠を解除した状態を示す断面図である。
次に、この発明の地下構造物用蓋構造Cの一実施態様を、図面を参照しながら説明する。
図1は、この発明の地下構造物用蓋構造Cを示す断面図、図2は受枠を示す平面図、図3は、蓋本体を示す底面図である。
図1および図2において、1は、リング状の受枠、2は、受枠1にテーパー嵌合される円形状の蓋本体、3は、蓋本体2に形成された、受枠1への蓋本体2の食い込みを解除するためのバール24(図15参照)のT字状先端部25が挿入されるバール孔である。バール孔3は、蓋本体2の周縁部から蓋本体2の中心側に離れた位置に、前記中心側に向かって横長に形成されている。このように、バール孔3を蓋本体2の周縁部ではなく、周縁部から蓋本体2の中心側に離れた位置に形成することによって、蓋本体2の強度低下を防止することができる。バール孔3の長さ(L1)は、バール4のT字状先端部25の長さ(L2)より若干短く、バール孔3の幅(L3)は、バール4のT字状先端部25の長さ(L2)より短く形成されている(図6参照)。
4は、受枠1に形成された受枠側突起である。受枠側突起4の上部には、バール24のT字状先端部25の一端下部25aが当接する(図11参照)。受枠側突起4の下面には、蓋本体2が持ち上がったときに、後述する鉤体7の係合爪8aが係合して、蓋本体2が施錠される。
5は、バール24のT字状先端部25の他端上部25bが当接する、蓋本体2の裏面である(図6、図11参照)。
このように、バール24のT字状先端部25の一端下部25aを受枠側突起4が当接し、バール24のT字状先端部25の他端上部25bが蓋本体2の裏面5に当接することにより、バール24により、てこの原理を利用して、受枠1への蓋本体2の食い込みを確実に解除することができる。
6は、ストッパー用壁面である。ストッパー用壁面6は、バール24のT字状先端部25の他端上部25bが当接する、蓋本体2の裏面5より蓋本体2の中心側に寄った位置に形成されている。ストッパー用壁面6は、バール24により受枠1への蓋本体2の食い込みを解除する際に、ストッパー用壁面6にバール24のT字状先端部25の他端側部25cを当接させて、バール24が蓋本体2の中心側に水平移動することを阻止し、かくして、バール24の操作位置を安定させることにより、受枠1への蓋本体2の食い込みを確実に解除する作用を有している。
7は、蓋本体2の裏面に取り付けられた、蓋本体2を施錠するための鉤体である。鉤体7は、図8(a)から(d)に示すように、ウエイト部8と、ウエイト部8の両側に設けられた一対の脚部9とからなっている。ウエイト部8の受枠側突起4側には、受枠側突起4と係合する係合爪8aが形成され、ウエイト部8の中央部には、後述する圧縮ばね12の下部内に挿入され、前記圧縮ばねの下部を保持する保持用突起8bが形成されている。一対の脚部9の上部外面には、蓋本体2の裏面に形成された凹部2aに挿入される軸支用突起9aが形成され、一対の脚部9の内側面には、後述する閉塞蓋10のガイド用突起が移動するガイド用溝9bが対向して形成されている。軸支用突起9aが挿入される凹部2aは、蓋本体2のバール孔3より蓋本体2の中心側に寄った位置に形成されている。このような位置に軸支用突起9aが挿入される凹部2aを形成することによって、バール孔3内に挿入されたバール24を手前側に倒すことにより、鉤体7は、軸支用突起9aを中心として、係合爪8aが受枠側突起4から離れる方向に回動して、蓋本体2の施錠が解除される。一方、バール24がバール孔3から抜き取られると、鉤体7は、ウエイト部8の自重に加え、圧縮ばね12の反力により、軸支用突起9aを中心として、係合爪8aが受枠側突起4の下方部に来る位置まで回動して、蓋本体2が施錠される。
10は、閉塞蓋である。閉塞蓋10は、圧縮ばね12の弾性力によりバール孔3の周縁下面に当接してバール孔3を閉塞し、バール孔3からの雨水の地下構造物内への流入を阻止する。閉塞蓋10の、バール孔3の周縁下面との当接面には、止水性の向上のためにパッキング11が設けられている。閉塞蓋10の両側には、図9(a)から(e)に示すように、両側に鉤体7のガイド用溝9b内で上下動するガイド用突起10aが形成され、下面には、圧縮ばね12の上部が挿入される凹部10bが形成されている。
12は、閉塞蓋10に押上力を付与するコイル状の圧縮ばねである。圧縮ばね12の下部内には、ウエイト部8の保持用突起8bが挿入され、圧縮ばね12の上部は、閉塞蓋10の凹部10b内に挿入されている。これによって、圧縮ばね12は、閉塞蓋10と鉤体7との間に確実に保持される。
このように構成されている、この発明の地下構造物用蓋構造Cによれば、以下のようにして、受枠への蓋本体の食い込みの解除と蓋本体の開放が行われる。
図10に示すように、バール24のT字状先端部25をバール孔3内に挿入し、T字状先端部25により閉塞蓋10を圧縮ばね12の弾性力に抗して押し下げる。
次いで、図11に示すように、バール24を手前側(図中、A方向)に倒す。これによって、バール24のT字状先端部25の一端下部25aが受枠側突起4に当接し、バール24のT字状先端部25の他端上部25bが蓋本体2の裏面5に当接する。この後、さらにバール24を手前側に倒すと、バール24のT字状先端部25の一端下部25aと受枠側突起4との当接部を支点とするてこの原理により、受枠1への蓋本体2の食い込みを小さい力によって解除することができる。同時に、鉤体7は、軸支用突起9aを中心として、係合爪8aが受枠側突起4から離れる方向に回動し、これによって、蓋本体2の施錠が解除される。
以上のようにして、受枠1への蓋本体2の食い込みが解除されたら、図12に示すように、バール24をその軸回り90°回転させて、バール24のT字状先端部25をバール孔3の下面に当接させ、バール24を引き上げる。これによって、蓋本体2を開放することができる。
なお、バール24のT字状先端部25の他端上部25bが当接する、蓋本体2の裏面5より蓋本体2の中心側に寄った位置にストッパー用壁面6が形成されているので、バール24により蓋本体2の食い込みを解除する際に、ストッパー用壁面6にバール24のT字状先端部25の他端側部25cが当接するので、バール24が蓋本体2の中心側に水平移動することが阻止され、かくして、受枠1への蓋本体2の食い込みを確実に解除することができる。
以上説明したように、この発明の地下構造物用蓋構造Cによれば、バール孔3を蓋本体2の周縁部ではなく、周縁部から蓋本体2の中心側に離れた位置に形成することによって、蓋本体2の強度低下を防止することができる。しかも、受枠1への蓋本体2の食い込みは、バール24のT字状先端部25の一端下部25aと受枠側突起4との当接部を支点とするてこの原理により容易に解除することができ、この後、バール24を引き上げれば、蓋本体2を開放することができる。従って、従来蓋構造Bのように、バール4を2段階の操作により手前側に倒して食い込みを解除する必要がなく、簡単なバール4の操作により容易かつ確実に蓋本体2の食い込みの解除と蓋本体2の開放を行うことができる。
なお、上述したように、この発明の地下構造物用蓋構造Cによれば、T字状の専用のバール4であれば容易に蓋本体2を開放することができるが、ツルハシ等の一般的な工具では、てこの原理を発生させることができないので、蓋本体2の不法開放を確実に防止することができるといった効果も有する。
1:受枠
2:蓋本体
2a:凹部
3:バール孔
4:受枠側突起
5:蓋本体突起
6:ストッパー用壁面
7:鉤体
8:ウエイト部
8a:係合爪
8b:保持用突起
9:脚部
9a:軸支用突起
9b:ガイド用溝
10:閉塞蓋
10a:ガイド用突起
10b:凹部
11:パッキング
12:圧縮ばね
21:受枠
21a:上部角部
22:蓋本体
23:バール孔
23a:幅広部
23b:幅狭部
24:バール
24a:基部
25:T字状先端部
25a:一端下部
25b:他端上部
25c:他端側部
26:ハンドル
35:受枠
35a:係合突起
36:蓋本体
36a:バール孔
37:鉤体
37a:係止爪
38:可動支点蓋
38a:ストッパー突部
39:圧縮ばね

Claims (2)

  1. 受枠と、前記受枠に嵌め込まれる、バールのT字状先端部が挿入されるバール孔が形成された蓋本体と、前記蓋本体を施錠する、上部が前記蓋本体の裏面に軸支された回動可能な鉤体と、前記バール孔を閉塞する閉塞蓋とを備えた地下構造物用蓋構造において、
    前記バール孔は、前記蓋本体の周縁部から前記蓋本体の中心側に離れた位置に形成され、前記受枠の内面には、受枠側突起が形成され、前記バール孔から前記受枠内に挿入される前記T字状先端部の一端下部は、前記受枠側突起の上面に当接し、前記T字状先端部の他端上部は、前記蓋本体の裏面に当接し、前記鉤体は、前記受枠側突起の下面と係合する係合爪を有し、前記閉塞蓋は、前記鉤体内にばねを介して上下動可能に取り付けられ、前記T字状先端部により前記鉤体を回動させることにより、前記係合爪が前記受枠側突起から外れて、前記蓋本体の施錠が解除されることを特徴とする地下構造物用蓋構造。
  2. 前記蓋本体の裏面には、前記T字状先端部の他端側部が当接するストッパー用壁面が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の地下構造物用蓋構造。
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