JP2013176863A - 記録装置、記録装置の制御方法、及び、プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】リセットを伴うエラーが発生した場合、記録装置の構造上の特性を利用して、エラーに関する情報をより確実に報知する。
【解決手段】複合処理装置1は、小切手を搬送路上で搬送させる搬送部と、搬送される小切手に画像を記録する第1記録ヘッド18と、を有する第1記録ユニット3と、収納した感熱ロール紙に画像を記録する第2記録ヘッド27を有する第2記録ユニット4と、を備え、リセット処理部40aは、第1記録ユニット3に、リセットのトリガーとなる所定のエラーが発生した場合、当該エラーに関する情報を取得し、第2記録ユニット4によって感熱ロール紙に当該エラーに関する情報を記録させると共に、第1記録ユニット3をリセットする。
【選択図】図2
【解決手段】複合処理装置1は、小切手を搬送路上で搬送させる搬送部と、搬送される小切手に画像を記録する第1記録ヘッド18と、を有する第1記録ユニット3と、収納した感熱ロール紙に画像を記録する第2記録ヘッド27を有する第2記録ユニット4と、を備え、リセット処理部40aは、第1記録ユニット3に、リセットのトリガーとなる所定のエラーが発生した場合、当該エラーに関する情報を取得し、第2記録ユニット4によって感熱ロール紙に当該エラーに関する情報を記録させると共に、第1記録ユニット3をリセットする。
【選択図】図2
Description
本発明は、搬送される媒体に記録する記録ユニットと、ロール紙に記録する記録ユニットとを備える記録装置、当該記録装置の制御方法、及び、当該記録装置を制御するためのプログラムに関する。
従来、媒体(小切手)の表面に所定の画像を記録する記録装置(小切手印字装置)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種の記録装置では、媒体への記録に係る作業の実行中に、媒体の搬送に関するエラー、記録ヘッドに関するエラー、通信に関するエラー等が生じ得るが、リセット、及び、リセットに伴う初期処理を行うことによって解消可能なエラーについては、エラーの発生をトリガーとして、自動で、リセット、及び、リセットに伴う初期処理を行うものがある。
この種の記録装置では、媒体への記録に係る作業の実行中に、媒体の搬送に関するエラー、記録ヘッドに関するエラー、通信に関するエラー等が生じ得るが、リセット、及び、リセットに伴う初期処理を行うことによって解消可能なエラーについては、エラーの発生をトリガーとして、自動で、リセット、及び、リセットに伴う初期処理を行うものがある。
ここで、記録装置では、エラーの発生に応じてリセットが行われる場合、そのリセットの要因となったエラーに関する情報を報知するものがある。そして、従来の記録装置は、エラーが発生した場合、記録装置に接続されたホストコンピューターにその旨の信号を出力してホストコンピューターの表示パネルにエラーの情報を表示したり、また、記録装置に設けられた表示パネルやLED等にその旨表示したりした後、リセットを行っていた。しかしながら、エラーに関する情報をホストコンピューターの表示パネルに表示する方法では、通信に関するエラーが発生した場合、適切に当該情報を報知できない可能性があり、また、記録装置自体の表示パネルやLEDに表示する方法では、自動で行われるリセットに伴って、当該情報の表示が短時間で終了してしまう可能性があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、リセットを伴うエラーが発生した場合、記録装置の構造上の特性を利用して、エラーに関する情報をより確実に報知することを目的とする。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、リセットを伴うエラーが発生した場合、記録装置の構造上の特性を利用して、エラーに関する情報をより確実に報知することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、媒体を搬送路上で搬送させる搬送部と、前記搬送部により前記搬送路上を搬送される前記媒体に画像を記録する第1記録部と、を有する第1記録ユニットと、収納したロール紙に画像を記録する第2記録部を有する第2記録ユニットと、を備える記録装置であって、前記第1記録ユニットに、リセットのトリガーとなる所定のエラーが発生した場合、当該エラーに関する情報を取得し、前記第2記録ユニットによって前記ロール紙に当該エラーに関する情報を記録させると共に、前記第1記録ユニットをリセットするリセット処理部を備えることを特徴とする。
この構成によれば、第1記録ユニットと、第2記録ユニットとが独立した機構であることを好適に利用して、第1記録ユニットにリセットのトリガーとなるエラーが発生した場合であっても、このエラーの影響を受けない第2記録ユニットによって、より確実に、エラーに関する情報を報知可能である。
この構成によれば、第1記録ユニットと、第2記録ユニットとが独立した機構であることを好適に利用して、第1記録ユニットにリセットのトリガーとなるエラーが発生した場合であっても、このエラーの影響を受けない第2記録ユニットによって、より確実に、エラーに関する情報を報知可能である。
また、本発明は、前記リセット処理部は、前記第1記録ユニットをリセットした後、当該リセット後に行われる初期処理を示す情報を前記第2記録ユニットにより前記ロール紙に記録させることを特徴とする。
この構成によれば、エラーに関する情報のみならず、エラーの発生に起因したリセット後に行われる初期処理を示す情報、という記録装置の状態を認識するにあたって有益な情報を報知することが可能である。
この構成によれば、エラーに関する情報のみならず、エラーの発生に起因したリセット後に行われる初期処理を示す情報、という記録装置の状態を認識するにあたって有益な情報を報知することが可能である。
また、本発明は、前記リセット処理部は、前記第1記録ユニットをリセットした後、当該リセット後に行われる初期処理を示す情報と併せて、行われた初期処理の成否を示す情報を前記第2記録ユニットにより前記ロール紙に記録させることを特徴とする。
この構成によれば、初期処理を示す情報のみならず、その初期処理の成否を示す情報、というリセットからの復帰後の記録装置の状態を認識するにあたって非常に有益な情報を報知することが可能である。
この構成によれば、初期処理を示す情報のみならず、その初期処理の成否を示す情報、というリセットからの復帰後の記録装置の状態を認識するにあたって非常に有益な情報を報知することが可能である。
また、本発明は、前記リセット処理部は、前記第1記録ユニットをリセットした後、所定の手順で前記第1記録部を含む各種機構に対する初期処理を行うと共に、前記所定の手順に準じて、行われた初期処理を示す情報を、その成否を示す情報と併せて、前記第2記録ユニットにより前記ロール紙に記録させることを特徴とする。
この構成によれば、第1記録ユニットのリセット後、第1記録部を含む各種機構に対して行われる初期処理の手順どおりに、初期処理を示す情報、及び、その成否が報知されるため、ユーザーは、どの初期処理がどの時点で成功したのか、失敗したのかを認識可能である。
この構成によれば、第1記録ユニットのリセット後、第1記録部を含む各種機構に対して行われる初期処理の手順どおりに、初期処理を示す情報、及び、その成否が報知されるため、ユーザーは、どの初期処理がどの時点で成功したのか、失敗したのかを認識可能である。
また、上記目的を達成するために、本発明は、媒体を搬送路上で搬送させる搬送部と、前記搬送部により前記搬送路上を搬送される前記媒体に画像を記録する第1記録部と、を有する第1記録ユニットと、収納したロール紙に画像を記録する第2記録部を有する第2記録ユニットと、を備える記録装置の制御方法であって、前記第1記録ユニットに、リセットのトリガーとなる所定のエラーが発生した場合、当該エラーに関する情報を取得し、前記第2記録ユニットによって前記ロール紙に当該エラーに関する情報を記録させると共に、前記第1記録ユニットをリセットすることを特徴とする。
この制御方法によれば、第1記録ユニットと、第2記録ユニットとが独立した機構であることを好適に利用して、第1記録ユニットにリセットのトリガーとなるエラーが発生した場合であっても、このエラーの影響を受けない第2記録ユニットによって、より確実に、エラーに関する情報を報知可能である。
この制御方法によれば、第1記録ユニットと、第2記録ユニットとが独立した機構であることを好適に利用して、第1記録ユニットにリセットのトリガーとなるエラーが発生した場合であっても、このエラーの影響を受けない第2記録ユニットによって、より確実に、エラーに関する情報を報知可能である。
また、上記目的を達成するために、本発明は、媒体を搬送路上で搬送させる搬送部と、前記搬送部により前記搬送路上を搬送される前記媒体に画像を記録する第1記録部と、を有する第1記録ユニットと、収納したロール紙に画像を記録する第2記録部を有する第2記録ユニットと、を備える記録装置を制御する制御部により実行されるプログラムであって、前記制御部を、前記第1記録ユニットに、リセットのトリガーとなる所定のエラーが発生した場合、当該エラーに関する情報を取得し、前記第2記録ユニットによって前記ロール紙に当該エラーに関する情報を記録させると共に、前記第1記録ユニットをリセットするリセット処理部として機能させることを特徴とする。
このプログラムによれば、第1記録ユニットと、第2記録ユニットとが独立した機構であることを好適に利用して、第1記録ユニットにリセットのトリガーとなるエラーが発生した場合であっても、このエラーの影響を受けない第2記録ユニットによって、より確実に、エラーに関する情報を報知可能である。
このプログラムによれば、第1記録ユニットと、第2記録ユニットとが独立した機構であることを好適に利用して、第1記録ユニットにリセットのトリガーとなるエラーが発生した場合であっても、このエラーの影響を受けない第2記録ユニットによって、より確実に、エラーに関する情報を報知可能である。
本発明によれば、リセットを伴うエラーが発生した場合、記録装置の構造上の特性を利用して、エラーに関する情報をより確実に報知できる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る複合処理装置1(記録装置)を上から見たときの内部構造を模式的に示す図である。
複合処理装置1は、小切手(媒体)に記録された磁気インク文字の読み取り、小切手の裏面への画像の記録、小切手の両面の光学的な読み取り(スキャン)を一連の動作で連続して実行する機能を備える装置である。また、複合処理装置1は、収納した感熱ロール紙に画像を記録して切断することにより、画像が記録された所定の紙片を発行する機能を備えている。
小切手とは、所定の模様や装飾が施されたシート(用紙)に金額、振出人、通し番号、サインなどが印字または記載された帳票である。これら金額、振出人、通し番号、サインなどは小切手の表面にあり、裏面には裏書き欄が設けられている。この裏書き欄には、後述する第1記録ヘッド18(第1記録部)によって、裏書きに係る所定の文字または画像が記録される。また、小切手の表面には、その長辺方向に延びる磁気インク文字列が形成されている。磁気インク文字列は、小切手の識別情報であり、磁気インクで記録された複数の磁気インク文字(MICR文字)が並んで構成され、磁気的または光学的に読み取ることができる。
図1は、本実施形態に係る複合処理装置1(記録装置)を上から見たときの内部構造を模式的に示す図である。
複合処理装置1は、小切手(媒体)に記録された磁気インク文字の読み取り、小切手の裏面への画像の記録、小切手の両面の光学的な読み取り(スキャン)を一連の動作で連続して実行する機能を備える装置である。また、複合処理装置1は、収納した感熱ロール紙に画像を記録して切断することにより、画像が記録された所定の紙片を発行する機能を備えている。
小切手とは、所定の模様や装飾が施されたシート(用紙)に金額、振出人、通し番号、サインなどが印字または記載された帳票である。これら金額、振出人、通し番号、サインなどは小切手の表面にあり、裏面には裏書き欄が設けられている。この裏書き欄には、後述する第1記録ヘッド18(第1記録部)によって、裏書きに係る所定の文字または画像が記録される。また、小切手の表面には、その長辺方向に延びる磁気インク文字列が形成されている。磁気インク文字列は、小切手の識別情報であり、磁気インクで記録された複数の磁気インク文字(MICR文字)が並んで構成され、磁気的または光学的に読み取ることができる。
図1に示すように、複合処理装置1は、大別して、第1記録ユニット3と、第2記録ユニット4と、を備えている。第1記録ユニット3は、小切手に対して、磁気インク文字の読み取りや、画像の記録、両面の光学的な読み取り等を実行する機能を有し、一方、第2記録ユニット4は、紙片を発行する機能を有している。
第1記録ユニット3は、上から見た場合にU字形状をした細幅の垂直溝からなる搬送路10を有し、この搬送路10の一方の端は広幅の垂直溝からなる小切手供給部11に連通しており、他方の端は分岐して、それぞれ広幅の垂直溝からなる第1収容部12、及び、第2収容部13に連通している。小切手供給部11は、処理前の小切手を複数枚(例えば100枚)収容可能に構成されており、収容された小切手を一枚ずつ搬送路10に送り出すための送り出し機構が設けられている。小切手供給部11に収容される際、小切手は、その表面が外側に向かった状態となるように収容され、その表面が外側に向かった状態のまま搬送路10上を搬送される。
また、第1記録ユニット3には、搬送路10において、小切手を搬送方向に搬送させる搬送機構14が設けられている。搬送機構14は、複数の搬送ローラー15と、各搬送ローラー15に押しつけられて連れ回りする複数の従動ローラー16と、を備えており、搬送ローラー15、従動ローラー16とのそれぞれが回転し、小切手が搬送方向に搬送される。
第1記録ユニット3は、上から見た場合にU字形状をした細幅の垂直溝からなる搬送路10を有し、この搬送路10の一方の端は広幅の垂直溝からなる小切手供給部11に連通しており、他方の端は分岐して、それぞれ広幅の垂直溝からなる第1収容部12、及び、第2収容部13に連通している。小切手供給部11は、処理前の小切手を複数枚(例えば100枚)収容可能に構成されており、収容された小切手を一枚ずつ搬送路10に送り出すための送り出し機構が設けられている。小切手供給部11に収容される際、小切手は、その表面が外側に向かった状態となるように収容され、その表面が外側に向かった状態のまま搬送路10上を搬送される。
また、第1記録ユニット3には、搬送路10において、小切手を搬送方向に搬送させる搬送機構14が設けられている。搬送機構14は、複数の搬送ローラー15と、各搬送ローラー15に押しつけられて連れ回りする複数の従動ローラー16と、を備えており、搬送ローラー15、従動ローラー16とのそれぞれが回転し、小切手が搬送方向に搬送される。
小切手供給部11の搬送方向下流には、小切手の表面に接して磁気インク文字列を磁気的に読み取る磁気ヘッド17(読取部)が配置されている。この磁気ヘッド17の搬送方向下流には、第1記録ヘッド18が設けられている。第1記録ヘッド18は、搬送路10を搬送される小切手の裏面に対向するように設けられており、小切手の裏面にいわゆる裏書きと呼ばれる文字や画像を記録する。第1記録ヘッド18は、インクを吐出して画像を記録するインクジェット方式の記録ヘッドである。この第1記録ヘッド18の搬送方向下流には、表面側CIS(Contact Image Sensor)20(読取部)、及び、裏面側CIS21(読取部)が設けられている。
表面側CIS20は、搬送路10を搬送される小切手の表面に対向するように設けられており、搬送路10を搬送される小切手の表面の画像を光学的に読み取り、読み取り結果を後述する制御部40に出力する。一方、裏面側CIS21は、搬送路10を搬送される小切手の裏面に対向するように設けられており、搬送路10を搬送される小切手の裏面の画像を光学的に読み取り、読み取り結果を制御部40に出力する。
搬送路10の他方の端では、搬送路10が分岐して第1分岐路22、及び、第2分岐路23が形成されており、第1分岐路22には第1収容部12が、第2分岐路23には第2収容部13がそれぞれ連通している。搬送路10が分岐した部位には、搬送路10上を流れてきた小切手について、第1分岐路22を経由して第1収容部12に収容するか、又は、第2分岐路23を経由して第2収容部13に収容するかを選択的に切り替える切替板24が設けられている。後述する制御部40は、切替板24を制御して、上記切り替えを実行する。
図示は省略したが、搬送路10には、小切手の搬送の制御のための各種センサーが配置されている。センサーとしては、例えば、小切手が重なった状態で搬送されていることを検出するセンサーや、紙ジャムを検出するセンサー、所定の位置における小切手の有無を検出するセンサー等がある。
表面側CIS20は、搬送路10を搬送される小切手の表面に対向するように設けられており、搬送路10を搬送される小切手の表面の画像を光学的に読み取り、読み取り結果を後述する制御部40に出力する。一方、裏面側CIS21は、搬送路10を搬送される小切手の裏面に対向するように設けられており、搬送路10を搬送される小切手の裏面の画像を光学的に読み取り、読み取り結果を制御部40に出力する。
搬送路10の他方の端では、搬送路10が分岐して第1分岐路22、及び、第2分岐路23が形成されており、第1分岐路22には第1収容部12が、第2分岐路23には第2収容部13がそれぞれ連通している。搬送路10が分岐した部位には、搬送路10上を流れてきた小切手について、第1分岐路22を経由して第1収容部12に収容するか、又は、第2分岐路23を経由して第2収容部13に収容するかを選択的に切り替える切替板24が設けられている。後述する制御部40は、切替板24を制御して、上記切り替えを実行する。
図示は省略したが、搬送路10には、小切手の搬送の制御のための各種センサーが配置されている。センサーとしては、例えば、小切手が重なった状態で搬送されていることを検出するセンサーや、紙ジャムを検出するセンサー、所定の位置における小切手の有無を検出するセンサー等がある。
一方、図1に示すように、第2記録ユニット4は、感熱ロール紙を収容し、この感熱ロール紙の記録面に、サーマル式の第2記録ヘッド27(第2記録部)によって画像を記録した上で、カッターユニット28によって所定の位置でロール紙を切断することにより、紙片を発行するサーマル式のプリンターである。
図2は、本実施形態に複合処理システム5の機能的構成を示すブロック図である。
複合処理システム5は、ホストコンピューター6と、複合処理装置1とを備え、ホストコンピューター6の制御の下、複合処理装置1によって各種処理を行うシステムである。
図2に示すように、ホストコンピューター6は、当該装置の各部を中枢的に制御するホスト側制御部30と、各種入力デバイス、操作スイッチに接続されたホスト側入力部31と、表示パネルに各種情報を表示するホスト側表示部32と、各種データを記憶するホスト側記憶部33と、複合処理装置1との間で通信規格に準拠して通信するインターフェイス部(I/F)34と、を備えている。ホストコンピューター6には複合処理装置1制御用のデバイスドライバーがインストールされており、ホスト側制御部30は、デバイスドライバーの機能により、複合処理装置1を制御する。
複合処理システム5は、ホストコンピューター6と、複合処理装置1とを備え、ホストコンピューター6の制御の下、複合処理装置1によって各種処理を行うシステムである。
図2に示すように、ホストコンピューター6は、当該装置の各部を中枢的に制御するホスト側制御部30と、各種入力デバイス、操作スイッチに接続されたホスト側入力部31と、表示パネルに各種情報を表示するホスト側表示部32と、各種データを記憶するホスト側記憶部33と、複合処理装置1との間で通信規格に準拠して通信するインターフェイス部(I/F)34と、を備えている。ホストコンピューター6には複合処理装置1制御用のデバイスドライバーがインストールされており、ホスト側制御部30は、デバイスドライバーの機能により、複合処理装置1を制御する。
また、図2に示すように、複合処理装置1は、制御部40と、入力部41と、表示部42と、記憶部43と、インターフェイス部(I/F)44と、第1記録ユニット3と、第2記録ユニット4と、を備えている。第1記録ユニット3は、搬送モーター46と、切替用モーター47と、磁気ヘッド17と、表面側CIS20と、裏面側CIS21と、第1記録ヘッド18とを備えている。第2記録ユニット4は、第2記録ヘッド27と、カッターユニット28と、を備えている。
制御部40は、CPUや、ROM、RAM、その他の周辺回路等を備え、複合処理装置1の各部を中枢的に制御する。制御部40は、リセット処理部40aを備えているが、これについては後述する。入力部41は、複合処理装置1に設けられた各種操作スイッチに接続され、操作スイッチに対する操作を検出し、制御部40に出力する。表示部42は、制御部40の制御の下、表示パネルやLED等を介して各種情報を表示する。記憶部43は、EEPROM等の不揮発性メモリーを備え、各種データを書き換え可能に不揮発的に記憶する。インターフェイス部44は、制御部40の制御の下、ホストコンピューター6との間で通信規格に準拠して通信する。
制御部40は、CPUや、ROM、RAM、その他の周辺回路等を備え、複合処理装置1の各部を中枢的に制御する。制御部40は、リセット処理部40aを備えているが、これについては後述する。入力部41は、複合処理装置1に設けられた各種操作スイッチに接続され、操作スイッチに対する操作を検出し、制御部40に出力する。表示部42は、制御部40の制御の下、表示パネルやLED等を介して各種情報を表示する。記憶部43は、EEPROM等の不揮発性メモリーを備え、各種データを書き換え可能に不揮発的に記憶する。インターフェイス部44は、制御部40の制御の下、ホストコンピューター6との間で通信規格に準拠して通信する。
第1記録ユニット3の搬送モーター46は搬送ローラー15に接続されており、制御部40は、搬送モーター46を駆動して搬送ローラー15を回転させて、搬送路10上で小切手を搬送方向に搬送する。本実施形態では、制御部40や、搬送モーター46、搬送ローラー15、その他の搬送路10上で小切手を搬送する各種機構、装置が協働して搬送部として機能する。切替用モーター47は切替板24に接続されており、制御部40は、切替用モーター47を駆動して切替板24を制御して、小切手の排出先を、第1収容部12、又は、第2収容部13のいずれかに切り替える。第1記録ユニット3の磁気ヘッド17は、所定の信号処理回路を備え、搬送路10上を搬送される小切手の磁気インク文字列によって形成される磁界の変化によって発生する起電力に基づいて検出信号を生成し、生成した検出信号を増幅し、波形整形し、デジタル変換した上で、磁気読取結果データとして、制御部40に出力する。
第1記録ユニット3の表面側CIS20、裏面側CIS21は、搬送路10上を搬送される小切手の表面、裏面を光学的に読みと取って、読取結果を制御部40に出力する。制御部40は、各CISの読取結果に基づいて、小切手の表面、裏面の画像データを生成しホストコンピューター6に送信する。
第1記録ユニット3の第1記録ヘッド18は、制御部40の制御の下、搬送路10上を搬送される小切手の裏面に対して、適切なタイミングで適切なノズルからインクを吐出して画像を記録する。
第1記録ユニット3の表面側CIS20、裏面側CIS21は、搬送路10上を搬送される小切手の表面、裏面を光学的に読みと取って、読取結果を制御部40に出力する。制御部40は、各CISの読取結果に基づいて、小切手の表面、裏面の画像データを生成しホストコンピューター6に送信する。
第1記録ユニット3の第1記録ヘッド18は、制御部40の制御の下、搬送路10上を搬送される小切手の裏面に対して、適切なタイミングで適切なノズルからインクを吐出して画像を記録する。
一方、第2記録ユニット4は、サーマル式の第2記録ヘッド27と、カッターユニット28とを有し、制御部40の制御の下、収納された感熱ロール紙を搬送しつつ、第2記録ヘッド27によって画像を記録し、カッターユニット28によって切断し、所定の紙片を発行する。
次いで、小切手を処理する際の複合処理装置1の基本的な動作について説明する。
上述したように、小切手供給部11には、複数枚(例えば、100枚)の小切手を収納可能である。そして、本実施形態に係る複合処理装置1は、小切手供給部11に収納された複数の小切手について、所定のタイミングで、順次、搬送路10上に繰り出し、以下で説明する一連の処理を、各小切手について連続して実行可能である。
上述したように、小切手供給部11には、複数枚(例えば、100枚)の小切手を収納可能である。そして、本実施形態に係る複合処理装置1は、小切手供給部11に収納された複数の小切手について、所定のタイミングで、順次、搬送路10上に繰り出し、以下で説明する一連の処理を、各小切手について連続して実行可能である。
図3は、ある1枚の小切手に対して実行される一連の処理を示すフローチャートである。
以下の説明の前提として、ホストコンピューター6から複合処理装置1に対して、下記の一連の処理を実行させるための制御コマンドが適切なタイミングで出力されるものとし、複合処理装置1の制御部40は、制御コマンドを読み出して実行することにより、下記の一連の処理を順次実行するものとする。また、以下の説明において、制御部40の機能は、CPUがファームウェアを読み出して実行する等、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される。
図3に示すように、複合処理装置1の制御部40は、ホストコンピューター6から小切手の処理の開始の指示を受け付けると(ステップSA1)、小切手供給部11に収納された小切手を搬送路10に1枚ずつ送り出すための送り出し機構(不図示)を制御して、小切手供給部11に収納された小切手のうち1枚を搬送路10に送り出して、小切手の搬送を開始する(ステップSA2)。次いで、制御部40は、各種センサーの検出値により小切手の位置を管理しつつ、磁気ヘッド17によって、小切手の磁気インク文字列を読み取る(ステップSA3)。次いで、制御部40は、磁気ヘッド17の読み取り結果に基づいて、小切手が上下裏表逆にセットされることなく、正しくセットされているか否かを判別する(ステップSA4)。詳細には、制御部40は、磁気インク文字列を構成する磁気インク文字について、磁気インク文字を読み取って得られる検出波形と、基準波形との比較による磁気インク文字認識を行って、磁気インク文字認識の成否により、小切手が正しくセットされているか否かを判別する。
以下の説明の前提として、ホストコンピューター6から複合処理装置1に対して、下記の一連の処理を実行させるための制御コマンドが適切なタイミングで出力されるものとし、複合処理装置1の制御部40は、制御コマンドを読み出して実行することにより、下記の一連の処理を順次実行するものとする。また、以下の説明において、制御部40の機能は、CPUがファームウェアを読み出して実行する等、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される。
図3に示すように、複合処理装置1の制御部40は、ホストコンピューター6から小切手の処理の開始の指示を受け付けると(ステップSA1)、小切手供給部11に収納された小切手を搬送路10に1枚ずつ送り出すための送り出し機構(不図示)を制御して、小切手供給部11に収納された小切手のうち1枚を搬送路10に送り出して、小切手の搬送を開始する(ステップSA2)。次いで、制御部40は、各種センサーの検出値により小切手の位置を管理しつつ、磁気ヘッド17によって、小切手の磁気インク文字列を読み取る(ステップSA3)。次いで、制御部40は、磁気ヘッド17の読み取り結果に基づいて、小切手が上下裏表逆にセットされることなく、正しくセットされているか否かを判別する(ステップSA4)。詳細には、制御部40は、磁気インク文字列を構成する磁気インク文字について、磁気インク文字を読み取って得られる検出波形と、基準波形との比較による磁気インク文字認識を行って、磁気インク文字認識の成否により、小切手が正しくセットされているか否かを判別する。
次いで、制御部40は、ステップSA4の判別結果に基づいて、切替用モーター47を駆動して、切替板24を切り替える(ステップSA5)。すなわち、制御部40は、小切手が正しくセットされている場合は、切替板24を第1収容部12側に切り替え、一方、小切手が正しくセットされていない場合は、切替板24を第2収容部13側に切り替える。次いで、制御部40は、小切手を搬送し、第1記録ヘッド18により、小切手の裏面に所定の画像を記録する(ステップSA6)。なお、小切手が正しくセットされていない場合は、ステップSA6において、画像の記録を行わないようにしてもよい。次いで、制御部40は、表面側CIS20によって小切手の表面を光学的に読み取ると共に、裏面側CIS21によって小切手の裏面を光学的に読み取り、読取結果をホストコンピューター6に出力する(ステップSA7)。なお、小切手が正しくセットされていない場合は、ステップSA7において、光学的読み取りを行わないようにしてもよい。次いで、制御部40は、小切手を搬送し、小切手を第1収容部12、又は、第2収容部13のいずれかに排出する(ステップSA8)。小切手は、切替板24に導かれて第1収容部12、及び、第2収容部13のうち磁気ヘッド17の読取結果に応じた適切な収容部に排出される。
次いで、制御部40は、紙片としてのレシートの発行を指示する制御コマンドを受信したか否かを監視する(ステップSA9)。本実施形態に係る複合処理装置1では、1の小切手に対して、第1記録ユニット3によってステップSA1〜SA8の処理を行った後に、第2記録ユニット4によって当該1の小切手の表面、裏面の画像、及び、付随する情報(例えば、日付や、小切手の振出人又は受取人の氏名や口座に関する情報)が記録されたレシートを発行する構成となっている。そして、ホストコンピューター6は、ステップSA7において複合処理装置1が送信した各CISの読取結果に基づいて、表面の画像の画像データ、及び、裏面の画像の画像データを生成し、適切なタイミングで、生成した画像データを含み、表面、裏面の画像、及び、付随する情報が記録されたレシートを発行させる制御コマンドを生成し、複合処理装置1に送信する。
ステップSA9において、レシートの発行を指示する制御コマンドを受信した場合(ステップSA9:YES)、制御部40は、受信した制御コマンドに基づいて、第2記録ユニット4の第2記録ヘッド27や、カッターユニット28、その他の機構を制御して、小切手の表面、裏面の画像、及び、その他の付随する情報が記録されたレシートを発行する(ステップSA10)。
このようにして発行されたレシートは、例えば、小切手を持参した顧客に対して、小切手を処理したことを証明する紙片として手渡される。レシートには、実際に処理した小切手の表面、裏面の画像が記録されているため、レシートを受け取った顧客は、自身が持参した小切手が適切に処理されたことを確認できる。
ステップSA9において、レシートの発行を指示する制御コマンドを受信した場合(ステップSA9:YES)、制御部40は、受信した制御コマンドに基づいて、第2記録ユニット4の第2記録ヘッド27や、カッターユニット28、その他の機構を制御して、小切手の表面、裏面の画像、及び、その他の付随する情報が記録されたレシートを発行する(ステップSA10)。
このようにして発行されたレシートは、例えば、小切手を持参した顧客に対して、小切手を処理したことを証明する紙片として手渡される。レシートには、実際に処理した小切手の表面、裏面の画像が記録されているため、レシートを受け取った顧客は、自身が持参した小切手が適切に処理されたことを確認できる。
以上のように、本実施形態に係る複合処理装置1は、第1記録ユニット3によって小切手を処理すると共に、小切手に対する光学的な読み取り結果を踏まえて、第2記録ユニット4によって小切手の表面、裏面が記録されたレシートを発行する、という機能を有している。従って、第2記録ユニット4は、付加的に設けられたものではなく、上記機能を実現するための必須構成部材として複合処理装置1に設けられたものである。
また、第1記録ユニット3と、第2記録ユニット4とは、それぞれ構造的に独立しており、例えば、第1記録ユニット3が何らかのエラーが発生していることによって小切手に対する処理を行えない場合であっても、第2記録ユニット4によって正常に感熱ロール紙に画像を記録することが可能である。
また、第1記録ユニット3と、第2記録ユニット4とは、それぞれ構造的に独立しており、例えば、第1記録ユニット3が何らかのエラーが発生していることによって小切手に対する処理を行えない場合であっても、第2記録ユニット4によって正常に感熱ロール紙に画像を記録することが可能である。
ところで、第1記録ユニット3によって小切手を処理している間、小切手の搬送エラーや、ホストコンピューター6との間での通信エラー、磁気ヘッド17、第1記録ヘッド18、表面側CIS20、裏面側CIS21等に関するエラー等の各種エラーが発生し得る。特に、第1記録ユニット3は、第2記録ユニット4と比して、その構造、及び、行われる処理が複雑であるため、第2記録ユニット4と比してエラーが発生する頻度が多いと言える。そして、本実施形態に係る複合処理装置1では、リセットに伴う初期処理を行うことによって解消可能なエラーとして予め定められたエラーが発生した場合は、自動で、リセット、及び、リセットに伴う初期処理を行う構成となっており、これにより、迅速に正常な動作を行える状態に復帰する構成となっている。
ここで、エラーが発生した場合は、そのエラーを報知することにより、原因の究明や以後の対応につながる有益な情報を提供できる。このことに基づき、従来は、リセットのトリガーとなるエラーが発生した場合、複合処理装置1は、ホストコンピューター6と通信してエラーに関する情報をホスト側表示部32に表示したり、表示部42の表示パネルやLEDに当該情報を表示したりしていたが、ホスト側表示部32に表示する方法では、ホストコンピューター6との間で通信エラーが生じた場合に、エラーに関する情報を適切に報知できない場合があり、また、複合処理装置1の表示パネルやLEDに表示する方法では、自動で行われるリセットに伴って、当該情報の表示が短時間で終了してしまう可能性があった。
以上のことに基づき、本実施形態に係る複合処理装置1は、以下の処理を行うことにより、リセットのトリガーとなる所定のエラーが発生した場合に、より確実にエラーに関する情報を報知する。
ここで、エラーが発生した場合は、そのエラーを報知することにより、原因の究明や以後の対応につながる有益な情報を提供できる。このことに基づき、従来は、リセットのトリガーとなるエラーが発生した場合、複合処理装置1は、ホストコンピューター6と通信してエラーに関する情報をホスト側表示部32に表示したり、表示部42の表示パネルやLEDに当該情報を表示したりしていたが、ホスト側表示部32に表示する方法では、ホストコンピューター6との間で通信エラーが生じた場合に、エラーに関する情報を適切に報知できない場合があり、また、複合処理装置1の表示パネルやLEDに表示する方法では、自動で行われるリセットに伴って、当該情報の表示が短時間で終了してしまう可能性があった。
以上のことに基づき、本実施形態に係る複合処理装置1は、以下の処理を行うことにより、リセットのトリガーとなる所定のエラーが発生した場合に、より確実にエラーに関する情報を報知する。
図4は、本実施形態に係る複合処理装置1の動作を示すフローチャートである。
以下の説明の前提として、第1記録ユニット3が、小切手供給部11に収容された小切手を連続して処理中であるものとする。また、以下の説明において、リセット処理部40aの機能は、制御部40おCPUがファームウェアを読み出して実行する等、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される。
複合処理装置1の制御部40のリセット処理部40aは、第1記録ユニット3による小切手の処理中に何らかのエラーが発生したか否かを監視する(ステップSB1)。エラーが発生した場合(ステップSB1:YES)、リセット処理部40aは、発生したエラーが、リセットのトリガーとなるエラーとして予め定められたエラーであるか否かを判別する(ステップSB2)。リセットのトリガーとなるエラーとは、当該エラーが発生した場合に、自動でリセットを行うよう予め定められているエラーのことである。より具体的には、当該エラーが発生した場合に、リセットを行うことによってそのエラーの解消が見込めるエラーとして予め定められたエラーのことであり、例えば、リセットに際して行われるネットワークカードのリセットや、受信バッファーのクリアー等によって、その解消が見込まれる通信に関するエラーや、リセットに際して行われるフラッシング等によって、その解消が見込まれる第1記録ヘッド18のインクの吐出エラー、リセットに際して行われる各種バッファーのクリアー等によって、その解消が見込まれる磁気ヘッド17、表面側CIS20、裏面側CIS21の読み取りエラー等である。
発生したエラーが、リセットのトリガーとなるエラーではない場合(ステップSB2:NO)、リセット処理部40aは、処理を終了し、当該エラーが発生した場合に行うべき処理を実行する。
以下の説明の前提として、第1記録ユニット3が、小切手供給部11に収容された小切手を連続して処理中であるものとする。また、以下の説明において、リセット処理部40aの機能は、制御部40おCPUがファームウェアを読み出して実行する等、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される。
複合処理装置1の制御部40のリセット処理部40aは、第1記録ユニット3による小切手の処理中に何らかのエラーが発生したか否かを監視する(ステップSB1)。エラーが発生した場合(ステップSB1:YES)、リセット処理部40aは、発生したエラーが、リセットのトリガーとなるエラーとして予め定められたエラーであるか否かを判別する(ステップSB2)。リセットのトリガーとなるエラーとは、当該エラーが発生した場合に、自動でリセットを行うよう予め定められているエラーのことである。より具体的には、当該エラーが発生した場合に、リセットを行うことによってそのエラーの解消が見込めるエラーとして予め定められたエラーのことであり、例えば、リセットに際して行われるネットワークカードのリセットや、受信バッファーのクリアー等によって、その解消が見込まれる通信に関するエラーや、リセットに際して行われるフラッシング等によって、その解消が見込まれる第1記録ヘッド18のインクの吐出エラー、リセットに際して行われる各種バッファーのクリアー等によって、その解消が見込まれる磁気ヘッド17、表面側CIS20、裏面側CIS21の読み取りエラー等である。
発生したエラーが、リセットのトリガーとなるエラーではない場合(ステップSB2:NO)、リセット処理部40aは、処理を終了し、当該エラーが発生した場合に行うべき処理を実行する。
発生したエラーが、リセットのトリガーとなるエラーである場合(ステップSB2:YES)、リセット処理部40aは、発生したエラーに関する情報を取得する(ステップSB3)。エラーに関する情報とは、エラーの種類を示す情報、エラーの原因を示す情報、エラーが発生した日時を示す情報等である。リセット処理部40aは、各種センサーの検出値や、プログラム上の変数の値等に基づいて、所定のアルゴリズムにより、発生したエラーに関する情報を取得する。このほか、エラーに関するログを随時記録する構成の場合は、当該ログに記述された情報に基づいて、エラーに関する情報を取得する構成であってもよい。
次いで、リセット処理部40aは、第2記録ユニット4の各種機構を制御して、ステップSB3において取得したエラーに関する情報を、予め定められた態様で感熱ロール紙に記録する(ステップSB4)。
このように、本実施形態では、第1記録ユニット3と、第2記録ユニット4とが独立した機構であり、第1記録ユニット3にエラーが生じた場合であっても第2記録ユニット4が正常に動作可能であることに着目し、第1記録ユニット3にリセットを伴うエラーが発生した場合、第2記録ユニット4によってエラーに関する情報を感熱ロール紙に記録する。この構成により、発生したエラーによる影響を受けずに、エラーに関する情報をユーザーに対して、確実に、報知することが可能である。
次いで、リセット処理部40aは、第2記録ユニット4の各種機構を制御して、ステップSB3において取得したエラーに関する情報を、予め定められた態様で感熱ロール紙に記録する(ステップSB4)。
このように、本実施形態では、第1記録ユニット3と、第2記録ユニット4とが独立した機構であり、第1記録ユニット3にエラーが生じた場合であっても第2記録ユニット4が正常に動作可能であることに着目し、第1記録ユニット3にリセットを伴うエラーが発生した場合、第2記録ユニット4によってエラーに関する情報を感熱ロール紙に記録する。この構成により、発生したエラーによる影響を受けずに、エラーに関する情報をユーザーに対して、確実に、報知することが可能である。
次いで、リセット処理部40aは、第1記録ユニット3の各種機構のリセットを行う(ステップSB5)。ステップSB5におけるリセットでは、電源オンの状態が維持されつつ、第1記録ユニット3の各種機構のうち、エラーの発生に伴ってリセットを行うべき機構として予め定められた所定の機構のソフト的ハード的な状態が始動の状態に戻される。
リセット後、リセット処理部40aは、第1記録ユニット3の各種機構のうち、予め定められた機構について、予め定められた手順で、順次、初期処理を行う(ステップSB6)。単純化した一例を挙げると、初期処理として、磁気ヘッド17の初期動作確認、第1記録ヘッド18の初期動作確認、第1記録ヘッド18のフラッシング、表面側CIS20及び裏面側CIS21の初期動作確認、搬送モーター46の初期動作確認、及び、切替用モーター47の初期動作確認、が順次行われる。行われる初期処理の種類、手順は任意に設定可能であることは勿論である。
初期処理の開始と共に、リセット処理部40aは、初期処理が行われる度に、行われた初期処理を示す情報と、行われた初期処理の成否を示す情報とを、随時、感熱ロール紙に記録する(ステップSB7)。初期処理の成否を示す情報とは、例えば、初期処理として磁気ヘッド17の初期動作確認を行った場合に、初期動作確認により正常が確認されたか、異常が確認されたかを示す情報である。
リセット後、リセット処理部40aは、第1記録ユニット3の各種機構のうち、予め定められた機構について、予め定められた手順で、順次、初期処理を行う(ステップSB6)。単純化した一例を挙げると、初期処理として、磁気ヘッド17の初期動作確認、第1記録ヘッド18の初期動作確認、第1記録ヘッド18のフラッシング、表面側CIS20及び裏面側CIS21の初期動作確認、搬送モーター46の初期動作確認、及び、切替用モーター47の初期動作確認、が順次行われる。行われる初期処理の種類、手順は任意に設定可能であることは勿論である。
初期処理の開始と共に、リセット処理部40aは、初期処理が行われる度に、行われた初期処理を示す情報と、行われた初期処理の成否を示す情報とを、随時、感熱ロール紙に記録する(ステップSB7)。初期処理の成否を示す情報とは、例えば、初期処理として磁気ヘッド17の初期動作確認を行った場合に、初期動作確認により正常が確認されたか、異常が確認されたかを示す情報である。
図5は、ステップSB7において、感熱ロール紙に記録される情報の一例を示す図である。
図5に示すように、ステップSB7において、リセット処理部40aは、行われた初期処理ごとに、行われた初期処理を示す情報と、初期処理が行われた時刻と、初期処理の成否を示す情報とを対応付けて記録する。このような情報が記録されるため、ユーザーは、発生したエラーに影響を受けず、リセット後に行われる初期処理について、どういった初期処理が行われているかをリアルタイムで認識できる。さらに、ユーザーは、初期処理の成否を示す情報、というリセットからの復帰後の複合処理装置1の状態を認識するにあたって非常に有益な情報を認識できる。さらに、第1記録ユニット3のリセット後、各種機構に対して行われる初期処理の手順どおりに、初期処理を示す情報、及び、その成否が報知されるため、ユーザーは、どの初期処理がどの時点で成功したのか、失敗したのかを認識可能である。
図5に示すように、ステップSB7において、リセット処理部40aは、行われた初期処理ごとに、行われた初期処理を示す情報と、初期処理が行われた時刻と、初期処理の成否を示す情報とを対応付けて記録する。このような情報が記録されるため、ユーザーは、発生したエラーに影響を受けず、リセット後に行われる初期処理について、どういった初期処理が行われているかをリアルタイムで認識できる。さらに、ユーザーは、初期処理の成否を示す情報、というリセットからの復帰後の複合処理装置1の状態を認識するにあたって非常に有益な情報を認識できる。さらに、第1記録ユニット3のリセット後、各種機構に対して行われる初期処理の手順どおりに、初期処理を示す情報、及び、その成否が報知されるため、ユーザーは、どの初期処理がどの時点で成功したのか、失敗したのかを認識可能である。
以上説明したように、本実施形態に係る複合処理装置1は、媒体たる小切手を搬送路上で搬送させる搬送部(制御部40や、搬送モーター46等)と、搬送部により搬送路10上を搬送される小切手に画像を記録する第1記録ヘッド18(第1記録部)と、を有する第1記録ユニット3と、収納した感熱ロール紙に画像を記録する第2記録ヘッド27を有する第2記録ユニット4と、を備えている。そして、複合処理装置1の制御部40のリセット処理部40aは、第1記録ユニット3に、リセットのトリガーとなる所定のエラーが発生した場合、当該エラーに関する情報を取得し、第2記録ユニット4によって感熱ロール紙に当該エラーに関する情報を記録させると共に、第1記録ユニット3をリセットする。
この構成によれば、第1記録ユニット3と、第2記録ユニット4とが独立した機構であることを好適に利用して、第1記録ユニット3にリセットのトリガーとなるエラーが発生した場合であっても、このエラーの影響を受けない第2記録ユニット4によって、より確実に、エラーに関する情報を報知可能である。
この構成によれば、第1記録ユニット3と、第2記録ユニット4とが独立した機構であることを好適に利用して、第1記録ユニット3にリセットのトリガーとなるエラーが発生した場合であっても、このエラーの影響を受けない第2記録ユニット4によって、より確実に、エラーに関する情報を報知可能である。
また、本実施形態では、リセット処理部40aは、第1記録ユニット3をリセットした後、当該リセット後に行われる初期処理を示す情報を第2記録ユニット4により感熱ロール紙に記録させる。
この構成によれば、エラーに関する情報のみならず、エラーの発生に起因したリセット後に行われる初期処理を示す情報、という複合処理装置1の状態を認識するにあたって有益な情報を報知することが可能である。
この構成によれば、エラーに関する情報のみならず、エラーの発生に起因したリセット後に行われる初期処理を示す情報、という複合処理装置1の状態を認識するにあたって有益な情報を報知することが可能である。
また、本実施形態では、リセット処理部40aは、第1記録ユニット3をリセットした後、当該リセット後に行われる初期処理を示す情報と併せて、行われた初期処理の成否を示す情報を第2記録ユニット4により感熱ロール紙に記録させる。
この構成によれば、初期処理を示す情報のみならず、その初期処理の成否を示す情報、というリセットからの復帰後の複合処理装置1の状態を認識するにあたって非常に有益な情報を報知することが可能である。
この構成によれば、初期処理を示す情報のみならず、その初期処理の成否を示す情報、というリセットからの復帰後の複合処理装置1の状態を認識するにあたって非常に有益な情報を報知することが可能である。
また、本実施形態では、リセット処理部40aは、第1記録ユニット3をリセットした後、所定の手順で、第1記録ヘッド18を含む各種機構に対する初期処理を行うと共に、所定の手順に準じて、行われた初期処理を示す情報を、その成否を示す情報と併せて、第2記録ユニット4により感熱ロール紙に記録させる。
この構成によれば、第1記録ユニット3のリセット後、各種機構に対して行われる初期処理の手順どおりに、初期処理を示す情報、及び、その成否が報知されるため、ユーザーは、どの初期処理がどの時点で成功したのか、失敗したのかを認識可能である。
この構成によれば、第1記録ユニット3のリセット後、各種機構に対して行われる初期処理の手順どおりに、初期処理を示す情報、及び、その成否が報知されるため、ユーザーは、どの初期処理がどの時点で成功したのか、失敗したのかを認識可能である。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、第1記録ヘッド18、及び、第2記録ヘッド27の形式は、上述した実施形態での例に限らず、ドットインパクト式等、何であってもよい。また、搬送路10上の各種装置の構成(搬送路10上における順番等)は、任意に設定可能である。すなわち、搬送路上で媒体を搬送しつつ媒体に記録する第1のユニットと、この第1のユニットとは独立した機構であって収容したロール紙に記録する第2のユニットとを備える装置に広く本発明を適用可能である。また例えば、図2に示す各機能ブロックはハードウェアとソフトウェアの協働により任意に実現可能であり、特定のハードウェア構成を示唆するものではない。また、複合処理装置1の各機能ブロックの機能を、当該装置に外部接続される別の装置に持たせるようにしてもよい。また、複合処理装置1は、外部接続される記憶媒体に記憶させたプログラムを実行することにより、図3、4のフローチャートに係る動作を含む各種動作を実行するようにしてもよい。
例えば、第1記録ヘッド18、及び、第2記録ヘッド27の形式は、上述した実施形態での例に限らず、ドットインパクト式等、何であってもよい。また、搬送路10上の各種装置の構成(搬送路10上における順番等)は、任意に設定可能である。すなわち、搬送路上で媒体を搬送しつつ媒体に記録する第1のユニットと、この第1のユニットとは独立した機構であって収容したロール紙に記録する第2のユニットとを備える装置に広く本発明を適用可能である。また例えば、図2に示す各機能ブロックはハードウェアとソフトウェアの協働により任意に実現可能であり、特定のハードウェア構成を示唆するものではない。また、複合処理装置1の各機能ブロックの機能を、当該装置に外部接続される別の装置に持たせるようにしてもよい。また、複合処理装置1は、外部接続される記憶媒体に記憶させたプログラムを実行することにより、図3、4のフローチャートに係る動作を含む各種動作を実行するようにしてもよい。
1…複合処理装置(記録装置)、3…第1記録ユニット、4…第2記録ユニット、5…複合処理システム、6…ホストコンピューター、10…搬送路、15…搬送ローラー(搬送部)、18…第1記録ヘッド(第1記録部)、27…第2記録ヘッド(第2記録部)、40…制御部(搬送部)、40a…リセット処理部、46…搬送モーター(搬送部)。
Claims (6)
- 媒体を搬送路上で搬送させる搬送部と、前記搬送部により前記搬送路上を搬送される前記媒体に画像を記録する第1記録部と、を有する第1記録ユニットと、
収納したロール紙に画像を記録する第2記録部を有する第2記録ユニットと、
を備える記録装置であって、
前記第1記録ユニットに、リセットのトリガーとなる所定のエラーが発生した場合、当該エラーに関する情報を取得し、前記第2記録ユニットによって前記ロール紙に当該エラーに関する情報を記録させると共に、前記第1記録ユニットをリセットするリセット処理部を備えることを特徴とする記録装置。 - 前記リセット処理部は、
前記第1記録ユニットをリセットした後、当該リセット後に行われる初期処理を示す情報を前記第2記録ユニットにより前記ロール紙に記録させることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 前記リセット処理部は、
前記第1記録ユニットをリセットした後、当該リセット後に行われる初期処理を示す情報と併せて、行われた初期処理の成否を示す情報を前記第2記録ユニットにより前記ロール紙に記録させることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。 - 前記リセット処理部は、
前記第1記録ユニットをリセットした後、所定の手順で前記第1記録部を含む各種機構に対する初期処理を行うと共に、前記所定の手順に準じて、行われた初期処理を示す情報を、その成否を示す情報と併せて、前記第2記録ユニットにより前記ロール紙に記録させることを特徴とする請求項3に記載の記録装置。 - 媒体を搬送路上で搬送させる搬送部と、前記搬送部により前記搬送路上を搬送される前記媒体に画像を記録する第1記録部と、を有する第1記録ユニットと、
収納したロール紙に画像を記録する第2記録部を有する第2記録ユニットと、
を備える記録装置の制御方法であって、
前記第1記録ユニットに、リセットのトリガーとなる所定のエラーが発生した場合、当該エラーに関する情報を取得し、前記第2記録ユニットによって前記ロール紙に当該エラーに関する情報を記録させると共に、前記第1記録ユニットをリセットすることを特徴とする記録装置の制御方法。 - 媒体を搬送路上で搬送させる搬送部と、前記搬送部により前記搬送路上を搬送される前記媒体に画像を記録する第1記録部と、を有する第1記録ユニットと、
収納したロール紙に画像を記録する第2記録部を有する第2記録ユニットと、
を備える記録装置を制御する制御部により実行されるプログラムであって、
前記制御部を、
前記第1記録ユニットに、リセットのトリガーとなる所定のエラーが発生した場合、当該エラーに関する情報を取得し、前記第2記録ユニットによって前記ロール紙に当該エラーに関する情報を記録させると共に、前記第1記録ユニットをリセットするリセット処理部として機能させることを特徴とするプログラム。
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