JP2013175665A - インターホン機器の設置構造 - Google Patents

インターホン機器の設置構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2013175665A
JP2013175665A JP2012040321A JP2012040321A JP2013175665A JP 2013175665 A JP2013175665 A JP 2013175665A JP 2012040321 A JP2012040321 A JP 2012040321A JP 2012040321 A JP2012040321 A JP 2012040321A JP 2013175665 A JP2013175665 A JP 2013175665A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
latching
plunger
frame
solenoid
intercom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012040321A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5836839B2 (ja
Inventor
Kazumi Kitagawa
和美 北川
Tetsuaki Kato
哲章 加藤
Hiroyoshi Maeda
浩義 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aiphone Co Ltd
Original Assignee
Aiphone Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aiphone Co Ltd filed Critical Aiphone Co Ltd
Priority to JP2012040321A priority Critical patent/JP5836839B2/ja
Publication of JP2013175665A publication Critical patent/JP2013175665A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5836839B2 publication Critical patent/JP5836839B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)

Abstract

【課題】従来よりも確実に且つ容易にインターホン機器を壁面等に設置することができるインターホン機器の設置構造を提供する。
【解決手段】設置用金具21に掛止フレーム33が通過可能な切り欠きが形成され、インターホン親機1の後面に、引込位置へ付勢されたプランジャを有する電動ソレノイド32、及びプランジャに組み付けられ、プランジャの移動と共にプランジャの移動方向へスライドする掛止フレーム33を備えた掛止部材31、31を夫々設け、掛止部材31の掛止フレーム33に負荷をかけてプランジャと共に反付勢方向へスライドさせながら、切り欠き内を前方から後方へ通過させた後、掛止フレーム33への負荷が解除になると、付勢力によりプランジャが引込位置へと復帰することによって掛止フレーム33も移動し、掛止部材31が切り欠きの周縁に掛止するという掛止機構を設けた。
【選択図】図2

Description

本発明は、たとえば来訪者からの呼び出しに対して応答するためのインターホン親機を居室内の壁面等に設置するためのインターホン機器の設置構造に関するものである。
従来周知のインターホン機器は、玄関や居室内の壁面に設置されて使用されることが多い。そして、インターホン機器を壁面に設置するにあたっては、壁面に設置用金具を固定するとともに、設置用金具にインターホン機器を掛止するための掛止部を、インターホン機器に被掛止部を夫々設け、設置用金具へインターホン機器を引っ掛けるようにして取り付けていた(たとえば特許文献1)。
特開2010−80566号公報
しかしながら、従来のインターホン機器の設置構造では、ただ単に被掛止部を掛止部へ引っ掛けているだけにすぎないため、使用者がインターホン機器に触れた際等に、インターホン機器が設置用金具から不用意に外れてしまうおそれがあるという問題があった。また、その問題を解決すべく、設置用金具へネジ等を用いて固定するとなると、設置作業が煩雑になるという問題が生じる。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、従来よりも確実に且つ容易にインターホン機器を壁面等に設置することができるインターホン機器の設置構造を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、インターホン機器を壁面に設置するためのインターホン機器の設置構造であって、インターホン機器の壁面に対向する面となる後面に、当該後面上で所定方向へスライドするとともに、スライド方向の一方側へ付勢された掛止部を有する掛止部材を設ける一方、インターホン機器と壁面との間で壁面側に設置用金具を固定し、設置用金具に掛止部材が前後方向に通過可能な掛止孔を設けており、掛止部材を付勢に抗してスライドさせた状態で、掛止孔内を前方から後方へ通過させた後、掛止部材を付勢によって一方側へ移動させることにより、掛止部が掛止孔の周縁に掛止する掛止機構を有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、掛止部材が掛止孔から抜け落ちない限りインターホン機器が脱落したりしないため、たとえば使用者が操作する際等に、壁面へ設置したインターホン機器が不用意に脱落してしまうような事態が発生しにくくなる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、掛止部材が、非通電時において所定方向へ付勢されたプランジャを有するソレノイドと、プランジャに組み付けられ、プランジャの移動と共にスライドする掛止フレームとからなり、掛止フレームに、端縁側が最も薄肉となるように徐々に薄肉とされたテーパ面を設け、テーパ面を、掛止孔の前方側の周縁に当接させた状態でインターホン機器を後方へ押し込むことにより、テーパ面を介してかかる負荷により、掛止フレームがプランジャの付勢に抗してプランジャと共にスライドしながら、掛止孔内を前方から後方へ通過することを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、インターホン機器を設置用金具の前方側から後方へ押し込むだけでインターホン機器を設置用金具に掛止することができ、インターホン機器の設置作業が非常に容易となる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、掛止フレームが、ソレノイドの周囲を囲むように設けられており、通電に応じてソレノイドが作動し、プランジャが反付勢方向へ移動する際、掛止フレームの一部がソレノイドに当接して、プランジャの所定量以上の移動を規制することを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、プランジャの可動領域を小さく抑えて省スペース化を図ることができ、インターホン機器の後面側の空間の有効に利用することができる。
本発明によれば、インターホン機器の後面に、所定方向へスライドするとともに、スライド方向の一方側へ付勢された掛止部を有する掛止部材を設ける一方、インターホン機器と壁面との間に介在させる設置用金具に、掛止部材が通過可能な掛止孔を設けており、掛止部材を付勢に抗してスライドさせた状態で、掛止孔内を前方から後方へ通過させた後、掛止部材を付勢によって一方側へ移動させることにより、掛止部が掛止孔の周縁に掛止する掛止機構を有するため、掛止部材が掛止孔から抜け落ちない限りインターホン機器が脱落したりしないため、たとえば使用者が操作する際等に、壁面へ設置したインターホン機器が不用意に脱落してしまうような事態が発生しにくくなる。
インターホン親機を前面側から示した斜視説明図である。 設置用金具に取り付けた状態にあるインターホン親機を後面側から示した斜視説明図である。 設置用金具を示した説明図である。 掛止部材を示した説明図である。 掛止フレームが切り欠きの周縁に掛止する前の状態を示した断面説明図である。 掛止フレームが切り欠きの周縁に掛止した状態を示した断面説明図である。 掛止フレームのテーパ面が切り欠きに当接している状態を部分的に拡大して示した説明図である。
以下、本発明の一実施形態となるインターホン機器の設置構造について、図面にもとづき詳細に説明する。
図1は、インターホン機器の一例であるインターホン親機1を前面側から示した斜視説明図であり、図2は、設置用金具21に取り付けた状態にあるインターホン親機1を後面側から示した斜視説明図である。
インターホン親機1は、主にケース体2の後面に各種部材を取り付けてなるもので、ケース体2は矩形の略プレート状に成形されている。また、3は、該ケース体2の後面に取り付けられ、たとえば玄関等に設置されているインターホン子機(図示せず)との間での通話動作や、インターホン子機で撮像された映像の表示動作等を制御する制御基板3である。さらに、ケース体2の中央には開口4が開設されており、該開口4内に、上記映像を表示するとともに各種設定操作としての操作部としても機能するタッチパネル式の表示画面5が露出するように、ケース体2の後面には表示装置(図示せず)が取り付けられている。加えて、ケース体2の後面には、通話のためのスピーカ部やマイク部を構成する図示しない各種部材も取り付けられている。一方、ケース体2の前面には、インターホン子機からの呼び出しに応答するために操作する操作ボタン6が設けられているとともに、ケース体2の前面を覆うように化粧パネル7が取り付けられている。このようなインターホン親機1は、後述する設置用金具21を介して居室内の壁面Wに設置されている。そして、インターホン子機からの呼び出しに応じて、居住者により操作ボタン6が押し込み操作されると、インターホン子機との間で通話可能となる。
ここで、発明の要部となるインターホン親機1と設置用金具21との掛止機構について、図3〜図7をもとに説明する。
図3は、設置用金具21を示した説明図であり、図4は、掛止部材31を示した説明図である。図5は、掛止フレーム33が切り欠き24の周縁に掛止する前の状態を示した断面説明図であり、図6は、掛止フレーム33が切り欠き24の周縁に掛止した状態を示した断面説明図である。図7は、掛止フレーム33のテーパ面33bが切り欠き24に当接している状態を部分的に拡大して示した説明図である。
設置用金具21は、ケース体2よりは一回り小さな金属製の矩形プレートであって、下縁を除く左右上縁部には、設置用金具21を壁面Wへネジ止めするための複数のビス孔22、22・・が穿設されている。また、設置用金具21の中央には、設置用金具21の前面にインターホン親機1を設置した際に、設置用金具21よりも後方へ制御基板3等を逃がすための窓23が開設されている。そして、窓23の左右両側縁部には、後述する掛止フレーム33が通過可能な切り欠き24、24が夫々形成されている。また、設置用金具21の四隅部には、インターホン親機1を設置用金具21に掛止する際に、インターホン親機1の設置用金具21に対する位置を位置決めする位置決め部としての位置決め孔25、25・・が夫々穿設されている。
一方、インターホン親機1のケース体2の後面には、位置決め孔25、25・・と対応する間隔で、それぞれ位置決め孔25に挿通可能な4つの位置決め突起30、30・・が後方へ突設されている。また、インターホン親機2のケース体2の後面であって、位置決め突起30、30・・を夫々対応する位置決め孔25、25・・へ挿通させた際に、切り欠き24、24と対応する位置に、掛止部材31、31が取り付けられている。掛止部材31は、プランジャ32aを有するソレノイド32と、プランジャ32aに組み付けられる掛止フレーム33と、掛止フレーム33のスライドを案内する案内部材34とからなる。ソレノイド32のプランジャ32aは、突出位置と引込位置との間を移動可能に設けられており、非通電時は引込位置に付勢されており、たとえば表示画面5において所定の操作をおこなう等して通電されると、突出位置側(すなわち反付勢方向へ)移動するようになっている。また、プランジャ32aの先端には、掛止フレーム33を組み付けるための突起32b、32bが設けられている。
掛止フレーム33は、切り欠き24よりは小さな略四角形フレーム状に形成された合成樹脂製部材であって、掛止フレーム33の下辺部には、プランジャ32aの突起32bを挿入可能な挿入孔(図示せず)が設けられており、挿入孔へ突起32bの一方を挿入することにより、ソレノイド32をフレーム内に収納した状態、すなわちソレノイド32の左右側面及び上面を囲むような状態で掛止フレーム33とソレノイド32とを一体化することができる。また、掛止フレーム33は、ソレノイド32との一体化状態においてプランジャ32aが引込位置にあると、その上辺部33aとソレノイド32の上面との間に空間があるような大きさに形成されている(図4(a)、(b))。そして、該上辺部33aは、プランジャ32aの突出位置側への移動に伴い、ソレノイド32の上面に当接してプランジャ32aの更なる突出位置側への移動を規制する規制部として機能するようになっている(図4(c)、(d))。さらに、掛止フレーム33の上辺部33aの後面には、上端縁が最も薄肉となるように上方へ向かって徐々に薄肉となるテーパ面33bが設けられている。加えて、掛止フレーム33の左右両側辺部の前面には、それぞれ案内凸条33cが上下方向に延設されている。
上述の如く一体化されたソレノイド32と掛止フレーム33とは、プランジャ32aが下方を向くような姿勢で、掛止フレーム33とケース体2との間に案内部材34を介在させて、ソレノイド32を固定具35によりケース体2の後面に固定することにより、掛止部材31はケース体2の後面に設けられている。そのため、掛止フレーム33にプランジャ32aの反付勢方向へ負荷がかかったり、当該負荷が解除されたりすると、ソレノイド32の固定位置を基準として、掛止フレーム33とプランジャ32aとが案内部材34に案内されながら上下方向へ移動可能となっている。なお、案内部材34の後面には、一対のレール溝(図示せず)が設けられており、該レール溝に掛止フレーム33の案内凸条33c、33cが嵌入している。
そして、上記インターホン親機1の設置用金具21を利用した壁面Wへの設置方法について説明すると、まず壁面Wに制御基板3等を収納可能で、且つ、設置用金具21よりは小さな穴H(特に位置決め孔25、25・・の穿設位置よりは大きく、ビス孔22、22・・の穿設位置よりは小さい)を設ける。次に、設置用金具21をビス止めにより穴Hの周縁部(すなわち壁面W)に固定する。その後、位置決め突起30、30・・を位置決め孔25、25・・内へ挿通させ(図5)てから、インターホン親機1を掛止部材31、31が切り欠き24、24の上縁に掛止するまで略水平に後方(すなわち壁面W側)へ押し込めばよい。このとき、各掛止フレーム33のテーパ面33bが切り欠き24の上縁に当接した後、テーパ面33bに下方への負荷がかかることになり、掛止フレーム33がプランジャ32aの付勢力に抗しながら徐々に下方へスライドする(図7)。そして、最終的には、掛止フレーム33が、切り欠き24内を前方から後方へくぐりぬけるような格好で通過し、設置用金具21よりも後方へ移動すると、今度はソレノイド32の付勢力によってプランジャ32aが引込位置へ復帰し、掛止フレーム33が掛止位置に位置する、すなわち掛止部材31が切り欠き24の上縁に掛止し(図6)、インターホン親機1の設置作業は完了となる。
一方、インターホン親機1を取り外す際には、表示画面5において所定の操作を実行すると、各ソレノイド32が作動し、掛止フレーム33の上辺部33aがソレノイド32の上面に当接するまでプランジャ32aが突出位置側へ移動する。すなわち、掛止フレーム33が下方へスライドし、掛止フレーム33の上辺部33aが切り欠き24内に位置することになり、掛止部材31の切り欠き24への掛止が解除となる。したがって、当該状態のままインターホン親機1を前方へ引き出せば、インターホン親機1を取り外すことができる。
以上のような構成を有するインターホン親機1の設置構造によれば、設置用金具21に切り欠き24、24を、インターホン親機1の後面に、引込位置へ付勢されたプランジャ32aを有するソレノイド32、及びプランジャ32aに組み付けられ、プランジャ32aの移動と共にプランジャ32aの移動方向へスライドする掛止フレーム33を備えた掛止部材31、31を夫々設けており、壁面Wへ固定された設置用金具21に対して、掛止部材31の掛止フレーム33に負荷をかけてプランジャ32aと共に反付勢方向へスライドさせながら、切り欠き24内を前方から後方へ通過させた後、掛止フレーム33への負荷が解除になると、付勢力によりプランジャ32aが引込位置へと復帰することによって掛止フレーム33も移動し、掛止部材31が切り欠き24の周縁に掛止するという掛止機構を有している。したがって、掛止部材31が切り欠き24から抜け落ちない限りインターホン親機1が設置用金具21から脱落しないため、たとえば居住者が応答操作する際等に、壁面Wへ設置したインターホン親機1が不用意に脱落したりする事態が発生しにくくなる。
また、掛止フレーム33の後面に、端縁が最も薄肉となるように端縁へ向かって徐々に薄肉となるテーパ面33bを設けており、テーパ面33bが切り欠き24の前面側の周縁部に当接した状態でインターホン親機1を後方へ押し込むと、掛止フレーム33及びプランジャ32aに反付勢方向への負荷がかかり、掛止フレーム33がプランジャ32aを突出させながら下方へスライドするように構成している。したがって、インターホン親機1を設置用金具21の前方側から後方へ押し込むだけでインターホン親機1を設置用金具21に掛止することができ、インターホン親機1の設置作業が非常に容易となる。
さらに、掛止フレーム33がソレノイド32の周囲を囲むように組み付けられており、プランジャ32aの突出位置側への移動に伴い、掛止フレーム33の上辺部33aがソレノイド32の上面に当接してプランジャ32aの更なる突出位置側への移動を規制するようになっている。したがって、プランジャ32aの可動領域を小さく抑えて省スペース化を図ることができ、ケース体32の後面側の空間の有効に利用することができる。
加えて、設置用金具21に位置決め孔25、25・・を、インターホン親機1の後面に後方へ突出する位置決め突起30、30・・を夫々設けている。したがって、位置決め突起30、30・・を位置決め孔25、25・・に挿通させるだけで、掛止部材31、31を切り欠き24、24に対応する位置へと位置決めすることができ、設置作業が一層容易となる。また、位置決め突起30の位置決め孔25への挿通により、インターホン親機1の前方への移動以外について仮止めした上で、掛止部材31の切り欠き24上縁への掛止によりインターホン親機1の前方への移動を規制することができる。したがって、インターホン親機1の壁面Wへの設置状態をはめ殺しとすることができ、インターホン親機1の脱落を確実に防止することができる。
なお、本発明に係るインターホン機器の設置構造は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、各インターホン機器に係る構成は勿論、掛止部材や設置用金具に係る構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
たとえば、上記実施形態では、掛止部材31を2つしか設けていないが、3つ以上設けたり、逆に1つしか設けなくてもよく、掛止部材31の数については適宜変更可能である。また、掛止部材31を設置する際の姿勢についても、上記実施形態では左右とも同じ姿勢としているが、左右逆向きに設置してもよい。したがって、ケース体2の上下左右に1つずつそれぞれ放射方向へプランジャ32aが作動するような姿勢で掛止部材31を設ければ、位置決め突起30等を設けずとも、掛止部材31、31・・のみによって設置用金具21への設置が可能となる。
また、上記実施形態では仮止め機構として位置決め孔25及び位置決め突起30を採用しているが、それらに代えて、フック状の係止爪をケース体2の後面上部に、設置用金具21に係止爪が係止可能な係止凹部や係止片等の被係止部を夫々設けて仮止め機構を構成するとともに、上記同様の掛止部材31、31をケース体2の下部に設けるような設置構造も考えられる。当該構成によれば、上記実施形態の如くインターホン親機1を水平に押し込むのではなく、係止爪を被係止部に係止した上で、当該係止位置を中心に後方へ揺動させるように押し込むことでインターホン親機1を設置することができる。そして、このような構成を採用したとしても、仮止め機構では規制できていないインターホン親機1の上方への移動を掛止部材31、31により規制することができる。つまり、上記実施形態同様にはめ殺し構造を実現することができる上、設置作業の簡略化等、他の効果についても同様に奏することができる。
さらに、上記実施形態では引込位置へ付勢されたソレノイド32を採用しているが、逆に突出位置へ付勢されたソレノイドを採用することも可能であるし、ソレノイドの代わりにバネ等で掛止を保持する方向へ爪片が付勢されているような掛止部材を用いても何ら問題はない。さらにまた、テーパ面33b等を設けず、掛止フレーム33からケース体2の外方へ向けて押下突起を突設し、上記実施形態では後方への押し込みに応じて自動的に掛止フレーム33が移動していたところを、作業者が押下突起を押圧して掛止フレーム33を押し下げながら設置するように構成することも可能である。
またさらに、上記実施形態では壁面Wに穴Hを開設してインターホン親機1を取り付けるように構成しているが、設置用金具21に脚部等を設けることにより、穴Hを開設することなくインターホン親機1を設置することができるし、ケース体2についても従来同様に前ケースと後ケースとを組み付けてなるものを採用しても何ら問題はない。
加えて、インターホン親機1の設置構造について説明しているが、本発明の設置構造は、玄関に設置するインターホン子機等の他のインターホン機器に対しても良好に適用することができる。
1・・インターホン親機(インターホン機器)、2・・ケース体、3・・制御基板、21・・設置用金具、22・・ビス孔、23・・窓、24・・切り欠き(掛止孔)、25・・位置決め孔(仮止め機構)、30・・位置決め突起(仮止め機構)、31・・掛止部材、32・・ソレノイド、32a・・プランジャ、32b・・突起、33・・掛止フレーム(掛止部)、33a・・上辺部、33b・・テーパ面、33c・・案内凸条、34・・案内部材。

Claims (3)

  1. インターホン機器を壁面に設置するためのインターホン機器の設置構造であって、
    前記インターホン機器の前記壁面に対向する面となる後面に、当該後面上で所定方向へスライドするとともに、スライド方向の一方側へ付勢された掛止部を有する掛止部材を設ける一方、
    前記インターホン機器と前記壁面との間で前記壁面側に設置用金具を固定し、前記設置用金具に前記掛止部材が前後方向に通過可能な掛止孔を設けており、
    前記掛止部材を前記付勢に抗してスライドさせた状態で、前記掛止孔内を前方から後方へ通過させた後、前記掛止部材を前記付勢によって前記一方側へ移動させることにより、前記掛止部が前記掛止孔の周縁に掛止する掛止機構を有することを特徴とするインターホン機器の設置構造。
  2. 前記掛止部材が、非通電時において所定方向へ付勢されたプランジャを有するソレノイドと、前記プランジャに組み付けられ、前記プランジャの移動と共にスライドする掛止フレームとからなり、
    前記掛止フレームに、端縁側が最も薄肉となるように徐々に薄肉とされたテーパ面を設け、
    前記テーパ面を、前記掛止孔の前方側の周縁に当接させた状態で前記インターホン機器を後方へ押し込むことにより、前記テーパ面を介してかかる負荷により、前記掛止フレームが前記プランジャの前記付勢に抗して前記プランジャと共にスライドしながら、前記掛止孔内を前方から後方へ通過することを特徴とする請求項1に記載のインターホン機器の設置構造。
  3. 前記掛止フレームが、前記ソレノイドの周囲を囲むように設けられており、
    通電に応じて前記ソレノイドが作動し、前記プランジャが反付勢方向へ移動する際、前記掛止フレームの一部が前記ソレノイドに当接して、前記プランジャの所定量以上の移動を規制することを特徴とする請求項2に記載のインターホン機器の設置構造。
JP2012040321A 2012-02-27 2012-02-27 インターホン機器の設置構造 Expired - Fee Related JP5836839B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012040321A JP5836839B2 (ja) 2012-02-27 2012-02-27 インターホン機器の設置構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012040321A JP5836839B2 (ja) 2012-02-27 2012-02-27 インターホン機器の設置構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013175665A true JP2013175665A (ja) 2013-09-05
JP5836839B2 JP5836839B2 (ja) 2015-12-24

Family

ID=49268305

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012040321A Expired - Fee Related JP5836839B2 (ja) 2012-02-27 2012-02-27 インターホン機器の設置構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5836839B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018166287A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 アイホン株式会社 インターホン親機
JP2020061616A (ja) * 2018-10-05 2020-04-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 インターホン装置、及びインターホンシステム
WO2022091678A1 (ja) * 2020-11-02 2022-05-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 取付ユニット、インターホンユニット、インターホンシステム及び端子ユニット

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018166287A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 アイホン株式会社 インターホン親機
JP2020061616A (ja) * 2018-10-05 2020-04-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 インターホン装置、及びインターホンシステム
WO2022091678A1 (ja) * 2020-11-02 2022-05-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 取付ユニット、インターホンユニット、インターホンシステム及び端子ユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JP5836839B2 (ja) 2015-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5836839B2 (ja) インターホン機器の設置構造
JP6271079B2 (ja) エレベータの操作盤
JP5377485B2 (ja) エレベータの操作パネル装置
JP2005136140A (ja) シャーシをキャビネット底面に係止した電気機器
KR101463600B1 (ko) 마그네틱센서의 자석이 삽입된 미서기 방충창용 락킹 핸들
JP2009231960A (ja) 情報通信装置
JP2011037548A (ja) エレベータ用機器収容ケース
JP5485057B2 (ja) 電子機器のボタン取付構造
JP5572595B2 (ja) 通話機器の押しボタン装置
JP6498068B2 (ja) シャッター収納部の取付構造
JP7190359B2 (ja) 平面スイッチ
JP5904842B2 (ja) 障子用外れ止め装置及びこれを備えたサッシ
KR20180038491A (ko) 승강기 비상 동작 디바이스
TWI683952B (zh) 紗門窗連動配件
JP7029870B1 (ja) エレベータの乗場操作盤
JP2014109104A (ja) ブラインド取付用ブラケット
JP5714292B2 (ja) 施錠装置及び建具
WO2019077701A1 (ja) エレベータの操作表示器具
JP4746996B2 (ja) ドア用錠受け金具
JP6422402B2 (ja) エレベータのドアシグナル装置
KR200456748Y1 (ko) 방충창 록킹장치
JP6341058B2 (ja) 引き形式の建具の自動外れ止め装置、及び引き形式の建具
JP2016079750A (ja) 引戸の戸当たり構造
JP2017096055A (ja) 戸装置のエントランスパネルの取付け構造および取付け方法
JP4914871B2 (ja) ドアガード

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140922

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150707

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151006

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151104

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5836839

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees