JP6341058B2 - 引き形式の建具の自動外れ止め装置、及び引き形式の建具 - Google Patents
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Description
また、網戸(1)を取り外す際には、前記解除操作により自動外れ止め装置を解除状態にすれば、網戸(1)をケンドン式に取り外しできる。
また、障子(2)を取り外す際には、前記解除操作により自動外れ止め装置(1)を解除状態にすれば、障子(2)をケンドン式に取り外しできる。
従来の引き形式の建具の自動外れ止め装置における前記解除操作は、特許文献1では、操作体(20)に設けたロッド部(21)を操作して操作体(20)を網戸(1)がスライドする方向へ押し込む操作を、特許文献2では、穴または切込み(21)からドライバ等の棒状体(22)を挿入してこねる操作を、いずれも上框(5,3)の小口面から行う必要がある。
よって、従来の引き形式の建具の自動外れ止め装置の構成では、前記解除操作が面倒であるため操作性が悪いという問題点がある。
その上、自動外れ止め装置の形状が引き形式の建具のスライド方向に長く比較的大きいものであるとともに、複雑な形状であること、及び部品点数が比較的多いこと等から、製造コストが増大するという問題点がある。
その上、引き形式の建具を取り外す際には、操作体を室外方向へ押し込んで解除状態にすれば、上レールの下方から操作体が退いた状態が保持されるので、上レールの下方の隙間が大きくなるため、前記建具をケンドン式に取り外しできる。
そして、前記解除状態にするための解除操作を、特許文献1及び2のような上框の小口面からではなく、上框の室内面に向かって行う操作体の押込み操作により行うことができるので、前記解除操作が非常に簡単になるため、前記解除操作の操作性を向上できる。
その上さらに、操作体のスライド方向が室内外方向(見込み方向)であるので、自動外れ止め装置の形状が、特許文献1及び2のような引き形式の建具のスライド方向に長く比較的大きく複雑なものではなく、非常にコンパクトで簡素なものになるとともに、部品点数が少なくなるため、製造コストを低減できる。
このような構成によれば、室外方向への操作体の押込み操作を、基体の下面よりも下方へ突出する操作摘みにより行うことができるので、前記解除操作の操作性がさらに向上する。
このような構成によれば、引き形式の建具の上框の室内面に向かって、上框の室内面に形成した切欠部から挿入することにより、基体に設けた掛止片が上框に掛止されて自動外れ止め装置の取付けが完了するので、上框の室内面に向かって行うワンタッチ押込み操作により取付けが完了するため、引き形式の建具への自動外れ止め装置の取付け作業が非常に容易になる。
(1)自動外れ止め装置を解除状態にするための解除操作を、上框の室内面に向かって操作体を押す操作により行うことができるので、前記解除操作が非常に簡単になるため、前記解除操作の操作性を向上できること、
(2)操作体のスライド方向が室内外方向(見込み方向)であるので、自動外れ止め装置の形状が非常にコンパクトで簡素なものになるとともに、部品点数が少なくなるため、製造コストを低減できること、
等の顕著な効果を奏する。
本明細書においては、室外へ向いた状態(引き形式の建具を室内側から見た状態)における左右を左右とし、引き形式の建具を室内側から見た図を正面図とする。
枠体Fに網戸Aを建て込んだ状態では、後述する自動外れ止め装置1の動作により、自動外れ止め装置1は作動状態Wになっており、このような作動状態Wを、図5の部分横断面図、及び図6の縦断面図に示す。また、作動状態Wを解除した解除状態Rを、図4の斜視図、及び図7の縦断面図に示す。
また、操作体4は、前後面を開口した略角筒状であり、外面の前後左右が基体2の上下左右の壁面によりガイドされ、内部空間に弾性片3が挿入される。
さらに、弾性片3の下方に配置された圧縮コイルばね6は、室内側の端末が操作体4により支持され、室外側の端末が基体2により支持される。
ここで、自動外れ止め装置1において、圧縮コイルばね6は金属製であり、それ以外(基体2、操作体4)は合成樹脂製である。
図4の斜視図に示すように、上框B1の室内面に向かって、上框B1の室内面に形成した切欠部Cから基体2(自動外れ止め装置1)を挿入することにより、基体2の左右に設けた掛止片7,7が、図5の部分横断面図に示すように上框B1に掛止されて取付けが完了する。
このように、上框B1の室内面に向かって行うワンタッチ押込み操作により自動外れ止め装置1の取付けが完了するため、網戸Aへの自動外れ止め装置1の取付け作業が非常に容易になる。
なお、図4の斜視図に示すように、上框B1の下面には、切欠部Cに繋がる切欠部Dが形成されているので、基体2の下面よりも下方へ突出する操作摘み4Aが室外方向E2へ移動した解除状態Rでも自動外れ止め装置1を上框B1に取り付けられるとともに、上框B1に自動外れ止め装置1,1を取り付けた状態における作動状態W及び解除状態Rの切り替えが可能になる。
図6の縦断面図に示す作動状態Wにおいて、図中矢印のように操作摘み4Aを操作して操作体4を圧縮コイルばね6の付勢力に抗して室外方向E2へ押し込むと、図7の縦断面図に示すように弾性片3の係止部3Aに操作体4の係止部5Aが係止された解除状態Rになる。
このように解除状態Rとした自動外れ止め装置1を図4の斜視図のように上框B1に取り付けた網戸Aを、図1の正面図のように枠体Fの上レールR1と下レールR2との間にケンドン式に建て込む前の状態において、図7の縦断面図のように、弾性片3の先端部(室内側端部)は、解除状態Rにすることにより室外方向E2へスライドした板状部5の室内側端から上レールR1の下方位置に露出している。
よって、網戸Aを上下レールR1,R2間にケンドン式に建て込む際における網戸Aの上昇により、図7の縦断面図中の矢印のように上昇する上框B1に取り付けられた自動外れ止め装置1の弾性片3の先端部が上レールR1により下方へ押されるため、弾性片3の係止部3A及び操作体4の係止部5Aの係止が外れ、圧縮コイルばね6の付勢力により操作体4が室内方向E1へ移動して、図6の縦断面図に示す作動状態Wになる。
このように外れ止めされた網戸Aを取り外す際には、図6の縦断面図中の矢印のように操作体4の操作摘み4Aを室外方向E2へ押し込んで図7の縦断面図に示す解除状態Rにすれば、上レールR1の下方から操作体4が退いた状態が保持されるので、上レールR1の下方の隙間L1が大きくなるため、網戸Aをケンドン式に取り外しできる。
そして、解除状態Rにするための解除操作を、特許文献1及び2のような上框の小口面からではなく、上框B1の室内面に向かって操作摘み4Aを押す操作により行うことができるので、前記解除操作が非常に簡単になるため、前記解除操作の操作性を向上できる。
また、操作体4のスライド方向が室内外方向(見込み方向)であるので、自動外れ止め装置1の形状が、特許文献1及び2のような左右方向(引き形式の建具のスライド方向)に長く比較的大きく複雑なものではなく、非常にコンパクトで簡素なものになるとともに、部品点数が少なくなるため、製造コストを低減できる。
2 基体
2A 室外側の壁
3 弾性片
3A 係止部
4 操作体
4A 操作摘み
5 板状部
5A 係止部
6 圧縮コイルばね(弾性体)
7 掛止片
8 戸車
A 網戸(引き形式の建具)
B1 上框
B2 下框
C,D 切欠部
E1 室内方向
E2 室外方向
F 枠体
L1,L2 隙間
R 解除状態
R1 上レール
R2 下レール
W 作動状態
Claims (4)
- 枠体の上レールと下レールとの間にケンドン式に建て込まれる引き形式の建具の上框に取り付けて使用される自動外れ止め装置であって、
前記上框に取り付けられる基体と、
前記基体の室外側の壁から室内方向へ突出する片持ち板状であり、室内側端部の上面に係止部が形成された弾性片と、
前記基体に対して室内外方向へスライド可能に支持され、前記弾性片の上方に位置する板状部が設けられるとともに、前記板状部の室内側端部の下面に係止部が形成された操作体と、
前記操作体を室内方向へ付勢する弾性体とを備え、
前記操作体が前記弾性体の付勢力に抗して室外方向へ押し込まれた解除状態では、前記弾性片の係止部に前記操作体の係止部が係止されるとともに、室外方向へスライドした前記板状部の室内側端から前記弾性片の先端部が前記上レールの下方位置に露出し、
前記解除状態で前記建具を前記上レールと前記下レールとの間にケンドン式に建て込む作業を行うと、前記上レールにより前記弾性片の先端部が下方へ押されるため、前記弾性片の係止部及び前記操作体の係止部の係止が外れ、前記弾性体の付勢力により前記操作体が室内方向へ移動して前記板状部が前記上レールの下方に位置する作動状態になることを特徴とする引き形式の建具の自動外れ止め装置。 - 前記操作体の室内側端部に、前記基体の下面よりも下方へ突出する操作摘みを設けてなる請求項1記載の引き形式の建具の自動外れ止め装置。
- 前記上框の室内面に形成した切欠部から前記基体を挿入することにより、前記基体に設けた掛止片が前記上框に掛止されて取付けが完了する請求項1又は2記載の引き形式の建具の自動外れ止め装置。
- 請求項1〜3の何れか1項に記載の引き形式の建具の自動外れ止め装置を備えた引き形式の建具。
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JP2014220653A JP6341058B2 (ja) | 2014-10-29 | 2014-10-29 | 引き形式の建具の自動外れ止め装置、及び引き形式の建具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014220653A JP6341058B2 (ja) | 2014-10-29 | 2014-10-29 | 引き形式の建具の自動外れ止め装置、及び引き形式の建具 |
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JPH0684703B2 (ja) * | 1990-06-21 | 1994-10-26 | トステム株式会社 | 建具の自動外れ止め装置 |
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2014
- 2014-10-29 JP JP2014220653A patent/JP6341058B2/ja active Active
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