JP2013174937A - 電子カルテ装置、電子カルテ表示方法、電子カルテプログラム、電子カルテプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子カルテの編集を行うための操作キー各々の操作に応じて前記操作キー各々の表示内容が順に変化する構成において操作キー各々の表示内容を表示形態の違いにより直感的に認識することのできる電子カルテ装置を提供すること。
【解決手段】電子カルテを編集するために用いられる複数の操作キーを表示させ、前記操作キー各々の操作に応じて前記操作キー各々の表示内容を予め定められた表示順に従って変更すると共に、その変更後の前記操作キー各々の表示内容に応じて前記操作キー各々の背景色又は文字色などの表示形態を変更する(S11〜S12)。
【選択図】図17

Description

本発明は、患者の診療情報をデータ化した電子カルテの編集及び表示を行う電子カルテ装置に関するものである。
近年、病院などの医療施設では、患者の診療情報をデータ化した電子カルテの編集及び表示を行う電子カルテ装置(例えば特許文献1参照)が利用される。一般に、1回(1日)の診察に関する電子カルテには、「S」、「O」、「A」、「P」の各項目に分類して診療情報が記録される。なお、「S」は主観情報、「O」は客観情報、「A」は評価情報、「P」は計画情報である。
ところで、例えば特許文献1では、表示画面上の一箇所に集約して表示されたキーパッドを用いて電子カルテの編集操作を行うことが記載されている。このキーパッドの操作キー各々に対応する表示内容は、編集対象となる項目「S」、「O」、「A」、「P」や編集作業の進行に応じて順に変化する。これにより、医師は、キーパッドのみを操作することにより電子カルテの編集操作を容易に行うことができる。
特許第4811383号公報
しかしながら、従来、キーパッドの操作キー各々に対応する表示内容が順に変化する構成において、操作キー各々の背景色及び文字色はその操作キー各々に対応する表示内容にかかわらず同じ色である。そのため、例えば操作キー各々に対応する表示内容が変化した後、医師が所望の表示内容に対応する操作キーの位置を色彩の違いにより直感的に認識することはできなかった。また、編集対象となる診療情報の項目「S」、「O」、「A」、「P」のいずれかを選択した後、医師がその編集対象項目について編集を行っている途中に、現在の編集対象項目を色彩の違いにより直感的に認識することもできなかった。
従って、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、電子カルテの編集を行うための操作キー各々の操作に応じて前記操作キー各々の表示内容が順に変化する構成において操作キー各々の表示内容を表示色などの表示形態の違いにより直感的に認識することのできる電子カルテ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、表示制御手段、表示内容変更手段、及び表示形態変更手段を備えてなる電子カルテ装置として構成される。前記表示制御手段は、電子カルテを編集するために用いられる複数の操作キーを表示手段に表示させる。前記表示内容変更手段は、前記操作キー各々の操作に応じて前記操作キー各々の表示内容を予め定められた表示順に従って変更する。前記表示形態変更手段は、前記表示内容変更手段による変更後の前記操作キー各々の表示内容に応じて前記操作キー各々の表示形態を変更する。例えば、前記表示形態は、前記操作キー各々の背景色又は文字色である。
本発明によれば、前記操作キー各々の操作による前記電子カルテの編集作業の進行に伴って、前記操作キー各々の表示内容及び表示形態が変化する。これにより、例えば前記操作キー各々に対応する表示内容を、前記操作キー各々の背景色又は文字色などの表示形態により直感的に認識することが可能となる。従って、前記電子カルテ装置における前記電子カルテの編集作業の効率が上がり、例えば前記電子カルテ装置を使用する医師による診療効率を高めることができる。
また、前記複数の操作キーは、前記電子カルテに記録される診療情報のうち編集を開始する診療情報の項目を選択するために用いられる複数の項目選択キーを含むものであることが考えられる。このとき、前記表示内容変更手段は、前記項目選択キーの操作後に前記操作キー各々の操作に応じて前記操作キー各々の表示内容を前記項目選択キーごとに予め定められた表示順に従って変更するものである。そして、前記表示形態変更手段は、前記表示内容変更手段による変更後の前記操作キー各々の表示内容が前記項目選択キーのいずれの操作後に表示される表示内容であるかに応じて前記操作キー各々の表示形態を変更するものである。これにより、前記電子カルテに記憶される診療情報のうちどの項目の診療情報についての編集操作を行っているかを前記操作キー各々の背景色又は文字色などの表示形態によって直感的に認識することができる。
また、前記表示形態変更手段による変更後の前記表示形態を任意に設定する表示形態設定手段を更に備えてなることが望ましい。これにより、医師が自己の好みに合わせて前記表示形態を設定することができる。
さらに、前記表示形態変更手段による変更後の前記表示形態を任意に設定する表示形態設定手段を更に備える構成において、前記表示制御手段は、前記電子カルテを前記表示手段に表示させると共に、前記電子カルテの表示領域において前記項目ごとの診療情報の表示領域の少なくとも一部を前記項目ごとに予め定められた項目表示色で表示するものであり、前記表示形態設定手段は、操作手段に対する予め定められた操作入力に応じて、前記項目選択キー各々の操作後に表示される前記操作キー各々の背景色又は文字色を前記項目選択キーに対応する前記項目表示色に設定するものであることが考えられる。これにより、現在編集対象となっている診療情報の項目を前記操作キーの背景色又は文字色により直感的に認識することができる。また、医師は前記操作手段に対して予め定められた操作入力を行うだけで、容易に前記操作キー各々の背景色又は文字色を前記項目表示色に連動させることができる。
なお、前記表示形態変更手段を備えておらず、前記表示制御手段は、前記電子カルテを前記表示手段に表示させると共に、前記電子カルテの表示領域において前記項目ごとの診療情報の表示領域の少なくとも一部を前記項目ごとに予め定められた項目表示色で表示するものであり、前記表示形態変更手段は、前記表示内容変更手段による変更後の前記操作キー各々の表示内容が前記項目選択キーのいずれの操作後に表示される表示内容であるかに応じて前記操作キー各々の背景色又は文字色を前記項目選択キーに対応する前記項目表示色に変更するものである構成も考えられる。即ち、予め前記操作キーの背景色又は文字色が前記項目表示色と同じ色に固定で設定された構成が考えられる。
さらに、前記表示制御手段は、前記項目選択キー各々の背景色又は文字色を前記項目ごとに対応する前記項目表示色で表示させるものであることが考えられる。これにより、医師は前記項目選択キー各々の操作の際にも前記項目選択キー各々の文字表示だけでなく背景色又は文字色によって前記項目の種別を直感的に認識することができる。また、前記操作キー各々の背景色又は文字色が前記項目のいずれに対応するものであるかを、前記診療情報の表示箇所に視線を移動させることなく、前記項目選択キー各々の背景色又は文字色を参照することで確認することも可能となる。
ここに、複数種類の画面サイズと前記画面サイズ各々の表示画面において少なくとも前記編集操作キー及び前記項目選択キーが右下端部又は左下端部に位置することが定められた複数種類の画面レイアウトとを対応付けたレイアウト対応情報を記憶するレイアウト記憶手段を更に備えてなることが考えられる。そして、前記表示制御手段は、前記表示手段の画面サイズに対応する前記画面レイアウトを前記レイアウト対応情報に基づいて選択し、前記選択された前記画面レイアウトに従って前記編集操作キー及び前記項目選択キーを表示させるものであることが考えられる。
これにより、前記表示手段の画面サイズにかかわらず前記編集操作キー及び前記項目選択キーが前記表示手段の表示画面の右下端部又は左下端部に表示される。そのため、医師が右手で前記編集操作キー及び前記項目選択キーを操作する際に、その医師の右手が前記表示手段の表示を遮ることはない。従って、医師は患者と向き合って患者と共に前記表示手段の表示画面全体を見ながら前記編集操作キー及び前記項目選択キーを操作して迅速に前記電子カルテの編集作業を行うことができる。
また、前記電子カルテに記録された過去の診療日を初診及び再診の種別に応じて異なる色で表した一又は複数の月数分のカレンダーを前記表示手段に表示させるカレンダー表示制御手段を更に備える構成が考えられる。そして、前記カレンダー表示制御手段は、同じ診療日に初診及び再診が存在する場合は前記カレンダーにおける前記診療日の表示領域を分割し、前記分割された表示領域各々に初診及び再診に対応する色を表示させるものであることが望ましい。これにより、医師は同じ診療日に初診及び再診が存在する場合にその両方の存在を容易に認識することができる。
特に、病院などが患者に請求する管理料と称される費用については、その請求可能条件が疾患によって異なる。例えば、前記管理料は、初診日から起算して実質1ヶ月経過後に請求可能になる場合と、単純に初診日の翌月以降であれば請求項可能になる場合とがある。そこで、前記カレンダー表示制御手段は、前記電子カルテに記録された疾患に応じて、診療日当日が前回の初診から1ヶ月経過しているか否か、又は診療日当日が前回の初診の翌月以降であるか否かを前記表示手段に表示させるものであることが考えられる。これにより、医師は、当日の管理料の請求の可否を容易に認識することができる。例えばこれらの表示は前記カレンダーの表示時にポップアップ画面として表示すればよい。
また、前記カレンダー表示制御手段は、前記電子カルテに記録された疾患に応じて予め定められた請求可能条件に従って当日の管理料の請求の可否を前記表示手段に表示させることも考えられる。これにより、医師は、疾患ごとに異なる管理料の請求可能条件を考慮することなく、当日の管理料の請求の可否を容易に認識することができる。
また、前記表示制御手段は、前記分割された表示領域のうち初診に対応する色の表示領域が操作された場合は初診に対応する前記診療情報を表示させ、前記分割された表示領域のうち再診に対応する色の表示領域が操作された場合は再診に対応する前記診療情報を表示させるものであることも考えられる。但し、この場合には、初診又は再診のいずれかの前記診療情報を表示させるためには、前記表示手段に表示された前記カレンダー上で前記表示領域のいずれか一方を選択するという細かい操作が必要となる。
そのため、前記表示制御手段は、前記診療日の表示領域のうち初診に対応する色の表示領域及び再診に対応する色の表示領域のいずれが操作された場合でも、予め定められた初診又は再診のいずれか一方に対応する前記診療情報を表示させるものであって、前記診療情報の表示後に表示される診療日変更ボタンの操作により他方に対応する前記診療情報を表示させるものであることが望ましい。これにより、前記表示手段に表示された前記カレンダー上で前記表示領域のいずれか一方を選択するという細かい操作を行う必要がなくなる。
また、患者各々の現在の受診内容に関する受診情報に基づいて前記受診内容ごとにおける現在の待ち人数を前記表示手段に一覧表示させる受診情報表示制御手段を更に備えてなる構成も考えられる。これにより、医師は、前記受診内容各々についての待ち人数を容易に把握することができ、患者の次の受診内容を適切に判断することができる。
特に、前記受診情報表示制御手段は、当日の受診予定として予め記録された一又は複数の前記受診内容のみについて現在の待ち人数を一覧表示させるものであることが望ましい。これにより、医師は、不要な前記受診内容の表示が省かれて必要な前記受診内容のみについて待ち人数を確認することができる。
ところで、本発明は、コンピュータにより、表示制御工程、表示内容変更工程、及び表示形態変更工程を実行する電子カルテ表示方法として捉えてもよい。前記表示制御工程は、電子カルテを編集するために用いられる複数の操作キーを表示手段に表示させる。前記表示内容変更工程は、前記操作キー各々の操作に応じて前記操作キー各々の表示内容を予め定められた表示順に従って変更する。前記表示形態変更工程は、前記表示内容変更手段による変更後の前記操作キー各々の表示内容に応じて前記操作キー各々の表示形態を変更する。
また、本発明は、コンピュータを前記電子カルテ装置の各手段として機能させるための電子カルテプログラムの発明として捉えることもできる。さらに、本発明は、前記電子カルテプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の発明として捉えてもよい。
本発明によれば、電子カルテの編集を行うための操作キー各々の操作に応じて前記操作キー各々の表示内容が順に変化する構成において操作キー各々の表示内容を表示色などの表示形態の違いにより直感的に認識することができる。
本発明の実施の形態に係る電子カルテシステムXの概略構成を示す模式図。 本発明の実施の形態に係る電子カルテシステムXのサーバ装置Y及びクライアント装置Zの概略構成を示すブロック図。 受診リスト画面31の表示例を示す図。 画面レイアウトL1の一例を示す図。 画面レイアウトL2の一例を示す図。 カルテ表示画面40の表示例を示す図。 カルテ表示画面40Aの表示例を示す図。 カルテ表示画面40Bの表示例を示す図。 操作キー表示部47の拡大図。 キーパッド47Aの表示例を示す図。 キーパッド47Aの表示レイアウトを示す図。 カスタマイズ設定画面50の表示例を示す図。 キーパッド47Aの表示の変更前後を示す図。 キーパッド47Aの表示の変更前後を示す図。 キーパッド47Aの表示の変更前後を示す図。 キーパッド47Aの表示の変更前後を示す図。 電子カルテ編集処理の手順の一例を示すフローチャート。 補助情報表示部46に表示されるカレンダーの部分拡大図。 ポップアップ画面の一例を示す図。 補助情報表示部46におけるカレンダー(1年)の表示例を示す図。 補助情報表示部46に表示されるカレンダー(1年)の部分拡大図。 待ちリスト画面45Bの表示例を示す図。 待ちリスト画面45Bの優先タブ45Dの操作時の部分拡大図。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
[電子カルテシステムX]
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る電子カルテシステムXは、サーバ装置Y及び複数のクライアント装置Zを備えている。前記サーバ装置Y及び前記クライアント装置Zは、LAN又はインターネット等の通信ネットワーク20で通信可能に接続されている。ここに、前記クライアント装置Z各々が本発明に係る電子カルテ装置に該当する。
なお、前記電子カルテシステムXは、バックアップのために複数の前記サーバ装置Yを備えるものであってもよい。また、前記電子カルテシステムXは、前記サーバ装置Y及び前記クライアント装置Zをそれぞれ1台のみ備える構成であってもよい。さらに、前記クライアント装置Zが前記サーバ装置Yの機能を兼ねたものであってもよい。なお、本実施の形態で説明しない点については従来構成(例えば特許文献1参照)を採用すればよい。
[サーバ装置Y]
図2に示すように、前記サーバ装置Yは、通信インターフェース11及び記憶装置12を備えている。前記通信インターフェース11及び前記記憶装置12はバス13によって接続されている。なお、前記サーバ装置Yには前記サーバ装置Yを制御するCPUなどの制御装置も設けられている。
前記通信インターフェース11は、前記通信ネットワーク20を介して前記クライアント装置Zとの間でデータ通信を行う通信モデムなどを有する。また、前記通信インターフェース11は、前記クライアント装置Z等の外部装置から前記通信ネットワーク20を通じた前記サーバ装置Yへのアクセスについて例えば認証制御及び排他制御などを実行する。
前記記憶装置12は、患者各々の診療に関する診療情報が記録された電子カルテを蓄積して記憶するハードディスク又はフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶装置である。前記電子カルテシステムXでは、前記クライアント装置Zにおいて入力された電子カルテが前記サーバ装置Yの前記記憶装置12に蓄積記憶される。また、前記記憶装置12に記憶された電子カルテは、医師により前記クライアント装置Zを用いて参照及び編集される。
1回(1日)の診察に関する電子カルテには、「S」、「O」、「A」、「P」、「指導」の各項目に分類された診療情報が記録される。ここに、「S」は主観情報(Subjective Information)であって、患者が主観的に感じている症状などに関する情報である。「O」は客観情報(Objective Information)であって、医師の診療所見及び検査所見などに関する情報である。「A」は評価情報(Assessment Information)であって、医師の評価及び判断などに関する情報である。「P」は計画情報(Plan Information)であって、投薬及び治療計画などに関する情報である。「指導」は指導情報であって、患者への教育及び指導などに関する情報である。なお、このような診療情報の項目の分類内容や分類数は単なる一例に過ぎない。
[クライアント装置Z]
一方、図2に示すように、前記クライアント装置Zは、CPU1、ROM2、RAM3、データ記憶部4、通信インターフェース5、操作入力装置6及び表示装置7などを備えたコンピュータである。前記クライアント装置Zに設けられた各構成要素はバス10によって接続されている。前記通信インターフェース5は、前記通信ネットワーク20を介して前記サーバ装置Yとの間でデータ通信を行う通信モデムなどを有する。
前記CPU1は、各種の制御プログラムに従って各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROM2は、前記CPU1により実行されるBIOS等のプログラムが予め記憶された不揮発性メモリである。前記RAM3は、前記CPU1による各種の制御プログラムの展開及びデータの一時記憶に用いられる揮発性メモリ又は不揮発性メモリである。
前記データ記憶部4は、前記CPU1によって実行される各種のアプリケーションプログラム及び各種のデータが記憶されたハードディスク等である。具体的に、前記データ記憶部4には、前記CPU1に後述の電子カルテ編集処理(図17参照)などの各処理手順を実行させる電子カルテプログラムが記憶されている。例えば、前記電子カルテプログラムはC言語(Microsoft社のC/C++及びVisual C/C++(登録商標)など)で記述されたものである。
前記電子カルテプログラムは、例えばCD、DVD、BD、フラッシュメモリなどの記録媒体から前記クライアント装置Zにインストールされる。ここに、前記電子カルテプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なCD、DVD、BD、フラッシュメモリなどの記録媒体も本発明に該当する。なお、前記電子カルテプログラムがインストールされた後の前記データ記憶部4も本発明に係る記録媒体に該当する。ところで、本発明は、前記クライアント端末Zの各機能を実現するために、該クライアント端末Zにより各処理工程を実行する電子カルテ表示方法の発明として捉えることもできる。
なお、前記データ記憶部4には、例えば医薬品マスター、病名マスター、医療行為マスター等の各種データベースも記憶されている。前記医薬品マスターは、医薬品名、医薬品コード、薬効などの情報である。前記病名マスターは、症状に関する情報である。前記医療行為マスターは、各医薬品の服用方法や身体のどの部位の症状であるか等に関する情報である。これらの各種データベースは、例えば医師が診療を行う際に前記操作入力装置6の操作に応じて前記CPU1によって読み出され、前記表示装置7に表示される。
前記操作入力装置6は、医師などの操作者が前記クライアント装置Zへの各種情報の入力に使用するユーザインターフェースである。具体的に、前記操作入力装置6は、指又はタッチペンによる各種情報の入力を受け付けるべく前記表示装置7に配置されたタッチパネルを有している。また、前記操作入力装置6は、各種情報を入力するために用いられるキーボード及びマウス(ポインティングデバイス)を有している。以下、前記表示装置7の表示画面上における「選択」及び「操作」とは、医師、看護士、技師、及び事務員などの操作者により前記操作入力装置6のタッチパネル、マウス、又はキーボードを用いて行われる作業を意味する。なお、前記操作入力装置6は、音声認識により各種情報の入力を受け付ける音声操作入力装置を有するものであってもよい。
前記表示装置7は、前記CPU1からの制御指示に従って各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイなどの表示手段である。例えば、図3は、前記CPU1が前記表示装置7に表示させる受診リスト画面31の一例を示している。前記受診リスト画面31は、医師が診察対象となる患者を選択するための患者リスト32が配置された操作画面である。前記受診リスト画面31は、前記電子カルテシステムXに接続された不図示の受付端末等で入力され、前記サーバ装置Yの前記記憶装置12に記憶された受診リスト情報に基づいて前記CPU1によって生成される。
そして、前記患者リスト32から例えば患者33が選択され、前記受診リスト画面31に表示されたカルテ表示キー34が操作されると、前記CPU1は前記患者33の電子カルテを前記サーバ装置Yから読み出して前記表示装置7に表示させる。このとき、前記CPU1は、前記電子カルテを含む各種の情報を予め定められた画面レイアウトに従って配置したカルテ表示画面の描画データを生成し、該描画データを前記表示装置7に出力する。これにより、前記表示装置7は、前記CPU1から入力された前記描画データに基づいて、前記電子カルテを含む各種の情報が既定の位置に配置されたカルテ表示画面を表示する。
特に、前記CPU1は、前記表示装置7の画面サイズに応じて異なる画面レイアウトに従って前記表示装置7に各種の情報を表示させる。そのため、前記データ記憶部4には、複数種類の画面サイズと複数種類の画面レイアウトとが対応付けられたレイアウト対応情報が記憶されている。ここに、前記データ記憶部4がレイアウト記憶手段の一例である。なお、前記複数種類の画面サイズとは、前記表示装置7の表示画面上における縦サイズ、横サイズ、又はアスペクト比の少なくとも一つが異なる画面サイズをいう。
このとき、前記CPU1による前記画面レイアウトの選択は、例えば前記クライアント装置Zの初期設定時における前記表示装置7の画面サイズの選択に応じて行われる。なお、前記初期設定とは、前記クライアント装置Zで前記CPU1により実行される前記電子カルテプログラムにおける基本的な動作設定を設定するための作業工程である。例えば、前記CPU1は、前記操作入力部6に対する予め定められた初期設定開始操作に応じて初期設定画面を表示させ、前記初期設定画面に従って行われる前記操作入力部6の操作に応じて前記初期設定を実行する。なお、前記CPU1が、前記表示装置7の画面サイズを前記表示装置7から自動的に取得し、その画面サイズの情報と前記レイアウト対応情報とに基づいて前記画面レイアウトを選択し、前記画面レイアウトに従って前記表示装置7の表示を制御する構成も他の実施形態として考えられる。
[画面レイアウト]
ここで、図4〜図8を参照しつつ、前記表示装置7に表示されるカルテ表示画面について説明する。図4及び図5は、前記CPU1によって表示されるカルテ表示画面の画面レイアウトの一例を示した図である。また、図6〜図8は、前記CPU1によって表示されるカルテ表示画面の一例を示した図である。
本実施の形態では、前記表示装置7の画面サイズが、図4に示す横1920×縦1080ピクセルのFullHD、及び図5に示す横1240×縦1024ピクセルのSXGA(Super Extended Graphics Array)のいずれかである場合を想定する。具体的に、前記データ記憶部4には、FullHDの画面サイズに対応する画面レイアウトL1(図4参照)と、SXGAの画面サイズに対応する画面レイアウトL2(図5参照)とが少なくとも記憶されている。但し、前記画面レイアウトL1及び前記画面レイアウトL2において、後述の操作キー表示部47が前記表示装置7の表示画面において右下端部に位置する点は共通である。ここに、前記画面レイアウトL1及び前記画面レイアウトL2は、例えばC言語で記述された前記電子カルテプログラムの作成時に、配置ダイヤグラムにアイテムを配置することによって定められる。なお、前記画面レイアウトL1及び前記画面レイアウトL2がCSS(Cascading Style Sheets)で定義されることも他の実施形態として考えられる。
図4に示すように、前記画面レイアウトL1では、過去カルテ表示部41、現在カルテ表示部42、簡易患者情報表示部43、日時表示部44、詳細患者情報表示部45、補助情報表示部46、及び操作キー表示部47が同一画面上に配置されている。ここに、図6は、前記表示装置7の画面サイズがFullHDである場合に、前記CPU1が前記画面レイアウトL1に従って各種の情報を配置したカルテ表示画面40を示している。なお、前記過去カルテ表示部41、前記現在カルテ表示部42、前記簡易患者情報表示部43、前記日時表示部44、前記詳細患者情報表示部45、前記補助情報表示部46、及び前記操作キー表示部47各々の表示内容については後段で説明する。
図6に示すように、前記カルテ表示画面40では、上段左側に前記簡易患者情報表示部43が表示され、上段右側に前記日時表示部44が表示されている。また、前記簡易患者情報表示部43の下方に、前記過去カルテ表示部41及び前記現在カルテ表示部42が表示されている。一方、前記日時情報表示部44の下方には、前記詳細患者情報表示部45、前記補助情報表示部46、及び前記操作キー表示部47が表示されている。即ち、前記カルテ表示画面40では、前記過去カルテ表示部41と、前記現在カルテ表示部42と、前記詳細患者情報表示部45、前記補助情報表示部46、及び前記操作キー表示部47とが横方向に並べて配置されている。また、前記カルテ表示画面40において、前記操作キー表示部47は前記表示装置7の表示画面の右下端部に表示される。
一方、図5に示すように、前記画面レイアウトL2では、前記過去カルテ表示部41、前記現在カルテ表示部42、前記詳細患者情報表示部45、前記操作キー表示部47が同一画面上に配置されている。ここに、図7は、前記表示装置7の画面サイズがSXGAである場合に、前記CPUIが前記画面レイアウトL2に従って各種の情報を配置したカルテ表示画面40Aを示している。
図7に示すように、前記カルテ表示画面40Aでは、上段左側に前記過去カルテ表示部41が表示され、上段右側に前記現在カルテ表示部42が表示されている。また、前記カルテ表示画面40Aでは、下段左側に前記過去カルテ表示部41が表示され、下段右側に前記操作キー表示部47が表示されている。即ち、前記カルテ表示画面40Aでは、前記過去カルテ表示部41の下方に前記詳細患者情報表示部45が表示され、前記現在カルテ表示部42の下方に前記操作キー表示部47が表示されている。なお、前記カルテ表示画面40Aにおいても、前記カルテ表示画面40と同様に前記操作キー表示部47は前記表示装置7の表示画面の右下端部に表示される。
このように、前記画面レイアウトL1及び前記画面レイアウトL2は、それぞれが対応する画面サイズが異なるため、前記表示装置7の表示画面に同時に表示する表示内容及びその表示位置が異なっている。具体的に、前記画面レイアウトL1に対応するFullHDの画面サイズは、前記画面レイアウトL2に対応するSXGAの画面サイズに比べて縦サイズ及び横サイズが大きい。そのため、前記表示装置7の画面サイズがFullHDである場合に前記画面レイアウトL2を採用すると、図8に示すように、FullHD及びSXGAの差分である余領域48及び余領域49を含むカルテ表示画面40Bが表示される。
これに対し、前記画面レイアウトL1では、前記余領域48及び前記余領域49を有効に利用して各種の情報が配置されている。具体的に、前記画面レイアウトL1では、前記簡易患者情報表示部43が、前記余領域48として生じた1行分のスペースを利用して配置されている。また、前記画面レイアウトL1では、前記日時表示部44、前記詳細患者情報表示部45、前記補助情報表示部46、及び前記操作キー表示部47が、前記余領域49を利用して配置されている。即ち、前記画面レイアウトL1では、前記画面レイアウトL2に比べて前記簡易患者情報表示部43、前記日時表示部45、及び前記補助情報表示部46が追加されている。さらに、前記画面レイアウトL1では、前記詳細患者情報表示部45及び前記操作キー表示部47が前記余領域49に表示されるため、前記画面レイアウトL2と比べて前記過去カルテ表示部41及び前記現在カルテ表示部42の下方にスペースが生じる。そのため、前記画面レイアウトL1では、前記過去カルテ表示部41及び前記現在カルテ表示部42各々のサイズが縦方向に拡張されており、前記画面レイアウトL2に比べて多くの情報を同時に表示することが可能となっている。
以上説明したように、前記クライアント装置Zでは、実際に使用する前記表示装置7の画面サイズに応じて、前記カルテ表示画面40の表示に用いる画面レイアウトを変更することが可能である。従って、前記表示装置7の画面全体を無駄なく利用して多くの情報を同時に表示させることができ、医師による電子カルテの編集作業の作業効率を向上させることができる。
また、前記クライアント装置Zでは、前記表示装置7の画面サイズがFullHD及びSXGAのいずれである場合も、前記操作キー表示部47が前記表示装置7の右下端部に表示されることになる。そのため、医師が右手で前記操作キー表示部47を操作する際に、その医師の右手が前記表示装置7の表示を遮ることはない。従って、医師は患者と向き合って患者と共に前記表示装置7の表示画面全体を見ながら前記操作キー表示部47を操作して迅速に前記電子カルテの編集作業を行うことができる。
ところで、利き腕や患者との位置関係によって医師が左手で前記操作キー表示部47の操作を行う場合も想定される。そのため、前記操作キー表示部47が前記表示装置7の左下端部に表示されるように初期設定することが可能な構成も考えられる。具体的には、前記データ記憶部4の前記レイアウト対応情報に、前記操作キー表示部47が左下端部に表示される画面レイアウトが記憶されており、前記CPU1がその画面レイアウトに従って各種の情報を表示させる。例えば、この場合、前記カルテ表示画面40では、前記日時表示部44、前記詳細患者情報表示部45、前記補助情報表示部46、及び前記操作キー表示部47が左端部、前記過去カルテ表示部41が中央部、前記現在カルテ表示部42が右端部に並べて表示される。
ここで、図6を参照しつつ、前記過去カルテ表示部41、前記現在カルテ表示部42、前記簡易患者情報表示部43、前記日時表示部44、前記詳細患者情報表示部45、前記補助情報表示部46、及び前記操作キー表示部47各々の表示内容について説明する。
[過去カルテ表示部及び現在カルテ表示部]
前記過去カルテ表示部41は、前記CPU1により前記サーバ装置Yの記憶装置12から読み出された過去の電子カルテの診療情報が表示される領域である。また、前記現在カルテ表示部42は、現在の編集対象である電子カルテの診療情報が表示される領域である。前記過去カルテ表示部41及び前記現在カルテ表示部42に表示される診療情報が記録された電子データが一般に電子カルテと称される。
前記過去カルテ表示部41及び前記現在カルテ表示部42各々の内部は左右に分割されており、左側に「S」、「O」、「A」、「P」「指導」の項目に分類された診療情報がこの順で表示され、右側には予め定められた「P」の項目について保険診療点数などの計算に必要な情報(診療内容及び投薬量など)が表示される。この点は、従来のカルテ2号紙と同様である。
このとき、前記過去カルテ表示部41及び前記現在カルテ表示部42では、前記項目ごとに対応する表示領域の開始位置にその項目名が表示される。また、前記CPU1は、前記過去カルテ表示部41及び前記現在カルテ表示部42における診療情報の表示領域において、前記項目名各々の背景色を前記項目ごとに予め定められた異なる項目表示色で表示させる。具体的に、前記項目名「S」、「O」、「A」、「P」の前記項目表示色は、黄色、水色、ピンク色、オレンジ色である。なお、前記CPU1が、前記項目名の背景色に代えて、例えば前記項目名の文字や前記項目の診療情報の背景色など、前記項目に対応する表示領域の少なくとも一部を前記項目表示色で表示させることも他の実施形態として考えられる。
そして、前記CPU1は、前記操作キー表示部47に表示された後述のキーパッド47A及びショートカットキー47Bの操作に応じて、前記現在カルテ表示部42に表示される電子カルテに前記項目ごとの診療情報を記録する。これにより、前記サーバ装置Yの記憶装置12に新たな電子カルテが記憶され、或いは前記サーバ装置Yに記憶された電子カルテが更新される。
[簡易患者情報表示部]
前記簡易患者情報表示部43は、現在表示中の電子カルテに対応する患者の情報が1行で簡易的に表示される領域である。ここで、前記簡易患者情報表示部43は、前記余領域48(図8参照)と同等のサイズである。即ち、前記カルテ表示画面40において、前記簡易患者情報表示部43は、前記余領域48を利用して表示されている。
具体的に、図6に示す前記簡易患者情報表示部43では、患者ID、氏名、性別、生年月日、及び年齢のみが表示されている。従って、前記カルテ表示画面40のように、前記過去カルテ表示部41と前記詳細患者情報表示部45とが離間して表示される場合でも、現在表示中の電子カルテが誰のものであるかを容易に確認することができる。
[日時表示部]
前記日時表示部44は、現在日時が表示される領域であって、前記余領域49(図8参照)の上端の一部を利用して表示されている。具体的に、図6に示す前記日時表示部44では、現在日時として年、月、日、時、分が表示されており、前記CPU1は、その日時を毎分更新する。なお、前記日時表示部44における現在日時の表示の有無又は西暦/和暦の切り替えは、前記クライアント装置Zの初期設定によって行うことが可能である。
[詳細患者情報表示部]
前記詳細患者情報表示部45は、図6に示すように、現在表示中の電子カルテに対応する患者の情報が詳細に表示される領域である。具体的に、前記詳細患者情報表示部45には、前記簡易患者情報表示部43の表示項目に加えて、住所、電話番号、身長、体重、体格指数(BMI)、アレルギーなどの他の項目が表示されている。
また、前記CPU1は、前記詳細患者情報表示部45の上端に表示された操作タブ45Aの操作に応じて、その操作タブ45Aに対応する情報を前記詳細患者情報表示部45に表示させる。例えば、図6に示すように、前記操作タブ45Aには、「患者情報」、「ユーザ設定」、「既往歴」、「保険」、「メモ」、「診療履歴」、「家族」、「待5人」に対応する操作タブが含まれている。なお、図6は、前記操作タブ45Aのうち「患者情報」が選択された状態を示している。また、前記クライアント装置Zの初期設定などにおいて、初めに前記詳細患者情報表示部45に前記操作タブ45Aのいずれの項目に対応する情報を表示するか、或いは前記操作タブ45Aにおいてどの項目をどの位置に配置するか等を設定することが可能である。
[補助情報表示部]
前記補助情報表示部46は、図6に示すように、電子カルテの編集作業時に参照されるカレンダー等が表示される領域である。また、前記CPU1は、前記補助情報表示部46の下端に表示された操作タブ46Aの操作に応じて、その操作タブ46Aに対応する情報を前記補助情報表示部46に表示させる。例えば、図6に示すように、前記操作タブ46Aには、「右矢印」、「カレンダー」、「カレンダー(1年)」、「ショートカット」、「診察セット」、「掲示板」、「左矢印」に対応する操作タブが含まれている。ここに、図6は、前記操作タブ46Aのうち「カレンダー」が選択され、前記補助情報表示部46に3ヶ月分のカレンダーが表示された状態を示している。このとき、前記操作タブ46Aのうち選択中の項目は、その背景色が他の項目と異なる色で表示されることにより容易に認識可能な状態となっている。なお、前記操作タブ46Aの「右矢印」、「左矢印」は前記操作タブ46Aの表示領域に一度に表示されない項目がある場合にその項目各々をスクロールして表示させるために用いられる。また、前記クライアント装置Zの初期設定などにおいて、初めに前記補助情報表示部46に前記操作タブ46Aのいずれの項目に対応する情報を表示するか、或いは前記操作タブ46Aにおいてどの項目をどの位置に配置するか等を設定することが可能である。
[操作キー表示部]
前記操作キー表示部47は、前述したように、前記カルテ表示画面40の右下端部に表示されている。前記操作キー表示部47では、右側にキーパッド47Aが表示され、左側にショートカットキー47Bが表示されている。そして、前記キーパッド47A及び前記ショートカットキー47Bは、前記操作入力装置6が有するタッチパネル、マウス、又はキーボードなどを用いて医師によって操作される。なお、前記操作キー表示部47において、前記キーパッド47A及び前記ショートカットキー47Bの配置が逆である場合、或いは前記キーパッド47A及び前記ショートカットキー47Bの配置を初期設定において任意に設定できることも他の実施形態として考えられる。
ここに、図9は、前記操作キー表示部47の要部拡大図を示している。なお、図9に示す前記キーパッド47Aは、編集対象となる項目が選択されていない初期状態(HOME)を示している。
前記キーパッド47Aは、電子カルテを編集するために用いられる複数の編集操作キー471、及び前記電子カルテの診療情報のうち編集対象となる項目を選択するために用いられる複数の項目選択キー472を有している。ここに、前記キーパッド47Aは、図9に示すように、複数の前記編集操作キー471及び複数の前記項目選択キー472が縦横に格子状に配列されたマトリクス構造を有している。なお、前記編集操作キー471及び前記項目選択キー472が本発明に係る操作キーの一例である。具体的に、前記項目選択キー472各々は、前記電子カルテの診療情報のうち「S」、「O」、「A」、「P」の各項目に対応する操作キーである。ここに、前記編集操作キー471及び前記項目選択キー472を有する前記キーパッド47Aを前記表示装置7に表示するための処理を実行するときの前記CPU1が表示制御手段に相当する。前記キーパッド47Aには、前記現在カルテ表示部42に表示される診療情報の編集を行うために必要な全ての操作機能が集約されており、前記クライアント装置Zでは、前記キーパッド47Aのみを用いて全ての項目の診療情報を編集することが可能である。
前記ショートカットキー47Bは、前記電子カルテを編集する際、本来ならば前記キーパッド47Aを順に操作することによって入力する操作内容を直接反映させるために予め設定された複数のショートカットキーを含んでいる。そして、前記CPU1は、前記ショートカットキー47Bの操作に応じて、前記ショートカットキー47Bに対応する操作内容を反映させる。これにより、使用頻度の高い操作内容を前記ショートカットキー47Bに予め設定しておけば、電子カルテの編集作業の作業効率を高めることができる。
例えば、前記CPU1は、図6に示した前記操作タブ46Aの「診察セット」の操作に応じて、前記現在カルテ表示部42に入力する複数の処置内容や処方内容が一操作で一挙に入力される一又は複数の診察セットキーを前記補助情報表示部46に表示させる。前記クライアント装置Zでは、初期設定において、この診察セットキーのうち医師の使用頻度の高い一つ又は複数の診察セットキーを前記ショートカットキー47Bに登録しておくことが可能である。これにより、前記ショートカットキー47Bに使用頻度の高い前記診察セットキーを常に表示させておくことができ、医師による前記電子カルテの編集作業の作業効率を高めることができる。
また、前記キーパッド47Aを順に操作することにより前記キーパッド47Aに展開される操作キー各々の内容を前記ショートカットキー47Bとして登録することも考えられる。この場合、前記CPU1は、前記ショートカットキー47Bの操作に応じて前記キーパッド47Aの表示内容を途中まで一挙に展開することができ、医師による前記キーパッド47Aの操作数を減らすことが可能となる。
一方、前記CPU1は、前記編集操作キー471各々又は前記項目選択キー472各々操作に応じて、前記編集操作キー471各々に対応する表示内容を予め定められた表示順に従って変更する。ここに、係る処理を実行するときの前記CPU1が表示内容変更手段に相当する。
具体的に、図10〜図13は、前記項目選択キー472の操作キー「S」、「O」、「A」、「P」が操作された後の前記キーパッド47Aの表示状態をそれぞれ示している。図10〜図13に示すように、前記編集操作キー471各々に対応する表示内容は、前記項目選択キー472各々の操作に応じて、前記項目選択キー472各々に対応する前記項目ごとに予め定められた表示内容に変更される。
また、図14は、前記項目選択キー472の操作キー「P」が操作され、さらに前記編集操作キー471の操作キー「投薬」(図13参照)が操作された後の前記キーパッド47Aの表示状態を示している。同じく、図15は、前記項目選択キー472の操作キー「P」が操作され、さらに前記編集操作キー471の操作キー「操作」(図13参照)が操作された後の前記キーパッド47Aの表示状態を示している。図14及び図15に示すように、前記編集操作キー471各々に対応する表示内容は、前記編集操作キー471各々の操作に応じて、前記編集操作キー471各々に対応する表示内容ごとに予め定められた次の表示内容に変更される。即ち、前記CPU1は、前記編集操作キー471各々の表示内容を、前記項目選択キー472の選択後に、前記編集操作キー471各々の操作に応じて前記項目選択キー472ごとに予め定められた表示順に従って変更する。
[キーパッドカスタマイズ機能]
また、前記CPU1は、前記クライアント装置Zの初期設定において、前記キーパッド47Aの構成をカスタマイズするキーパッドカスタマイズ機能を有している。ここに、前記キーパッドカスタマイズ機能を実現するときの前記CPU1が表示形態設定手段に相当する。なお、前記CPU1は、前記キーパッドカスタマイズ機能により、前記クライアント装置Zごと又は医師などのユーザーごとに設定内容を管理する。例えば、前記CPU1は、医師ごとに設定内容を管理する場合、前記クライアント装置Zへのログインにより識別される医師などのユーザーごとの設定内容を前記データ記憶部4に記憶する。そして、前記CPU1は、前記クライアント装置Zにログインしたユーザーに対応する設定内容を前記データ記憶部4から読み出し、前記キーパッド47Aの設定内容を変更する。
以下、図11〜図16を参照しつつ、前記キーパッドカスタマイズ機能について説明する。ここに、図11は、前記キーパッド47Aの表示レイアウトの一例を示している。また、図12は、前記カスタマイズ設定画面50の一例を示している。さらに、図13〜図16は、前記キーパッドカスタマイズ機能による変更前後の表示例を示す図であって、太線で囲まれた部分が変更箇所である。
前記CPU1は、初期設定において、前記キーパッド47Aのカスタマイズを開始するための操作入力が行われた場合に、図12に示す前記カスタマイズ設定画面50を前記表示装置7に表示させる。ここで、前記マスタマイズ設定画面50に表示される前記キーパッド47Aの設定内容はキーパッド設定情報として前記データ記憶部4に記憶されたものである。そして、前記CPU1は、前記カスタマイズ設定画面50に従った操作入力に応じて前記キーパッド設定情報を作成又は変更する。
前記カスタマイズ設定画面50において、キーパット分類ボタンB11は、前記項目選択キー472各々に対応する項目又は前記編集操作キー471各々に対応する表示内容を選択するための操作ボタンである。前記キーパット分類ボタンB11の操作時、前記項目選択キー472各々に対応する項目又は前記編集操作キー471各々に対応する表示内容は、例えばプルダウンメニューで表示される。例えば、前記キーパット分類ボタンB11では、前記項目選択キー472各々に対応する項目「S」、「O」、「A」、「P」の他に、前記項目「P」に属する表示内容「P>投薬」、「P>操作」なども選択可能である。
そして、前記CPU1は、前記キーパット分類ボタンB11で選択された前記項目又は前記表示内容ごとに対応する前記編集操作キー471の設定内容を前記カスタマイズ設定画面50に表示させる。例えば、図12は、前記キーパット分類ボタンB11により前記項目「P」が選択され、前記項目「P」に対応する前記編集操作キー471の設定内容が表示された状態を示している。図12に示すように、前記編集操作キー471各々の設定内容は後述の細目I11〜I16で定義される。なお、前記CPU1は、上矢印ボタンB12及び下矢印ボタンB13の操作に応じて操作対象となる欄を上下に移動させる。
また、前記キーパット分類ボタンB11により前記項目のいずれかが選択された場合、前記CPU1は、前記項目に対応する前記項目選択キー472の背景色の設定内容を示すメニュー背景色欄I10を表示させる。そして、前記CPU1は、前記メニュー背景色欄I10の操作に応じてカラーパレットを表示させ、前記カラーパレットで任意の色が選択されると、その色を前記メニュー背景色欄I10に反映させて前記項目の背景色として設定する。これにより、前記CPU1は、前記キーパッド47Aの前記項目選択キー472各々の背景色を前記メニュー背景色欄I10で設定された背景色で表示する。このように前記クライアント装置Zでは、前記CPU1により前記項目「S」、「O」、「A」、「P」の背景色を任意に変更することができる。また、前記CPU1が、同様にして前記項目選択キー472各々の文字色を変更可能な構成も他の実施形態として考えられる。
前記細目I11は、前記キーパッド47Aにおける前記編集操作キー471の表示順(表示位置)を示すものであって、図11に示す前記キーパッド47Aの「1」〜「9」及び「F1」〜「F4」に対応している。なお、図12では、前記編集操作キー471の「1」〜「9」に対応する設定内容が表示されている。
前記細目I12は、前記編集操作キー471各々に対応するキー区分(表示内容)である。例えば、前記項目「P」に関する前記細目I12には、「投薬」、「処置」、「医学管理」などがある。
なお、前記編集操作キー471各々に対応する表示内容の設定は、例えば初期設定において可能である。ここに、図13は、前記編集操作キー471のうち「8」、「9」に対応する表示内容「医学管理」、「在宅」が、前記編集操作キー471のうち「3」、「6」に対応する表示内容として設定された場合を示されている。このように、前記編集操作キー471各々に対応する表示内容の位置を任意に変更することができれば、医師が高い頻度で使用する表示内容の位置を適宜設定することができ、電子カルテの編集作業の効率を高めることが可能である。
前記細目I13は、前記編集操作キー471各々に対応する表示内容の名称である。例えば、前記細目I12の「投薬」に対応する表示名称は「薬」に設定されている。そして、前記CPU1は、前記細目I13の各欄が選択されると、その欄を編集可能な状態として、前記操作入力装置6による文字入力に応じて前記表示名称を変更する。
ここに、図14は、前記編集操作キー471のうち「1」に対応する表示内容の名称が「投薬」から「薬」に変更された場合を示している。このように、前記編集操作キー471各々に対応する表示内容の名称を任意に変更することができれば、医師が自己のわかりやすい名称を使用することができ、電子カルテの編集作業の効率を高めることが可能である。
前記細目I14は、前記編集操作キー471各々に対応する表示内容の表示の有無を選択するためのチェックボックスである。例えば、図12では、前記表示内容「投薬」、「処置」、「医学管理」などは表示(チェック有)、前記表示内容「手術」、「麻酔」、「リハビリ・精神」は非表示(チェック無)に設定されている。
ここに、図15は、前記編集操作キー471のうち「3」、「6」、「7」に対応する表示内容が「表示」から「非表示」に変更された場合を示している。このように、前記編集操作キー471各々に対応する表示内容の表示の有無を任意に変更することができれば、医師が使用しない表示内容を非表示にして、必要な表示内容を探しやすくすることができるため、電子カルテの編集作業の効率を高めることが可能である。
前記細目I15は、前記編集操作キー471各々に対応する表示内容の背景色であって、前記キーパット分類ボタンB11で選択された前記項目又は前記表示内容ごとに予め定められた表示色である。前記CPU1は、前記細目I15の各欄の選択に応じてカラーパレットを表示させ、前記カラーパレットで任意の色が選択されると、その色を前記選択された欄に反映させて前記表示内容の背景色として設定する。さらに、前記CPU1は、図12に示されている一括変換ボタンB14が操作された場合にもカラーパレットを表示させ、前記カラーパレットで任意の色が選択されると、前記目選択ボタンB11で選択中の項目又は表示内容に対応する全ての表示内容の背景色を前記選択された色に一括変換する。
例えば、図12において、前記表示内容「投薬」、「処置」、「医学管理」、「検査オーダー」、「画像オーダー」、「在宅」の背景色はピンク色(図12では右下がりの斜線部)に設定されている。また、前記表示内容「手術」、「麻酔」、「リハビリ・精神」の背景色は灰色(図12では左下がりの斜線部)に設定されている。即ち、前記細目I15では、前記編集操作キー471各々に対応する表示内容ごとに背景色を任意に設定することが可能である。
ここに、図16は、前記編集操作キー471の「1」〜「6」に対応する表示内容の背景色が、灰色(図16では左下がりの斜線部)からピンク色(図16では右下がりの斜線部)に変更された場合を示している。
また、前記CPU1は、前記編集操作キー471各々の背景色を、前記編集操作キー471各々の操作に応じて、前記編集操作キー471各々に対応する前記表示内容ごとに予め定められた色に変更する。例えば、前記項目選択キー472の項目「P」が選択された後、前記編集操作キー471の表示内容「投薬」が選択された場合、次の表示内容(図14参照)各々の背景色は、前記キーパット分類ボタンB11で「P>投薬」が選択された状態で前記表示内容ごとに設定された背景色に変更される。
このように、前記編集操作キー471各々の背景色を任意に変更することができれば、医師は前記編集操作キー471の表示内容を色彩により直感的に認識することが可能となる。例えば、使用頻度の高い表示内容の背景色を容易に識別可能な目立つ色に設定すれば、医師はその表示内容を迅速に見つけて操作することができる。なお、本実施の形態では、前記編集操作キー471各々の背景色を表示形態の一例に挙げて説明するが前記表示形態は背景色に限らない。例えば、前記表示形態は、前記編集操作キー471各々の文字色、文字サイズ、文字フォント、キーサイズ、アイコンなどである。
また、前記項目選択キー472の操作後に表示される前記編集操作キー471各々の背景色を、前記項目選択キー472に対応する項目の前記項目表示色と同じ色に設定することも考えられる。例えば、前記項目選択キー472の項目「S」が操作された後に表示される前記編集操作キー471各々の背景色は前記項目「S」に対応する前記項目表示色の「黄色」に設定することが可能である。これにより、医師は前記キーパッド47Aを用いて行っている現在の編集操作が、前記項目「S」、「O」、「A」、「P」のいずれに関するものであるかを一目で容易に認識することができ、電子カルテの編集作業の効率を高めることができる。
ところで、前記CPU1が、前記編集操作キー471各々に対応する表示内容の背景色と前記項目表示色とを連動させるか否かを選択するための色連動操作キーを前記表示装置7に表示させる構成も他の実施形態として考えられる。この場合、前記CPU1は、前記色連動操作キーにより前記連動を行う旨が選択(予め定められた操作入力)されると、前記編集操作キー471各々に対応する表示内容の背景色を、その表示内容が属する項目の前記項目表示色と同じ色に自動的に設定する。
このような構成によれば、医師は前記色連動操作キーの操作によって簡単に前記編集操作キー471各々に対応する表示内容の背景色を、その表示内容が属する項目の前記項目表示色と同じ色に設定することができる。また、前記クライアント装置Zの初期設定として、前記編集操作キー471各々に対応する表示内容の背景色が、その表示内容が属する項目の前記項目表示色と同じ色に予め設定された構成も他の実施形態として考えられる。なお、前記編集操作キー471の背景色に代えて前記編集操作キー471の表示内容を表す文字色を前記項目表示色に連動させることも他の実施形態として考えられる。また、前記CPU1が、前記編集操作キー471の背景色又は文字色を前記過去カルテ表示部41及び前記現在カルテ表示部42の診療情報の各項目の一部(例えば項目名の背景色)を表示する項目表示色として用いることも他の実施形態として考えられる。さらに、前記CPU1は、前記編集操作キー471の背景色又は文字色と前記項目表示色とのいずれか一方が変更された場合に、他方を連動して変更することも他の実施形態として考えられる。
また、前記CPU1が、前記項目操作キー472各々の背景色又は文字色を、前記項目操作キー472各々に対応する項目の前記項目表示色に設定することも考えられる。これにより、前記編集操作キー471各々の表示色が前記項目のいずれに対応するものであるかを、前記過去カルテ表示部41や前記現在カルテ表示部42に記録された診療情報に視線を移動させることなく、前記項目選択キー472各々の表示を参照することで確認することも可能となる。
前記細目I16は、前記編集操作キー471各々に対応する表示内容の文字色である。例えば、図12では、全ての前記表示内容の文字色が黒色に設定されている。そして、前記CPU1は、前記細目I16の各欄が選択されるとカラーパレットを表示させ、前記カラーパレットで任意の色が選択されると、その色を前記選択された欄に反映させて前記表示内容の文字色として設定する。
さらに、前記CPU1は、図12に示されている一括変換ボタンB15が操作された場合にもカラーパレットを表示させ、前記カラーパレットで任意の色が選択されると、前記目選択ボタンB11で選択中の項目又は表示内容に対応する全ての表示内容の文字色を前記選択された色に一括変換する。
また、図12には、初期化ボタンB16、登録ボタンB17、キャンセルボタンB18、終了ボタンB19が表示されている。
前記CPU1は、前記初期化ボタンB16が操作されると、前記カスタマイズ設定画面50に表示されたカスタマイズ内容を予め設定された初期状態に戻す。また、前記CPU1は、前記登録ボタンB17が操作されると、前記カスタマイズ設定画面50に表示されたカスタマイズ内容を確定させて前記データ記憶部4に記憶されている前記キーパッド設定情報を更新する。さらに、前記CPU1は、前記キャンセルボタンB18が操作されると、前記カスタマイズ設定画面50に表示されたカスタマイズ内容を取り消して前記カスタマイズ設定画面50を閉じる。また、前記CPU1は、前記終了ボタンB19が操作されると、前記カスタマイズ設定画面50を閉じる。
[電子カルテ編集処理]
以下、図17のフローチャートを参照しつつ、前記CPU1が前記電子カルテプログラムに従って実行する電子カルテ編集処理の手順の一例について説明する。ここに、図示するS11、S12、…は前記CPU1が実行する処理手順(ステップ)番号を示す。なお、前記電子カルテ編集処理は、前記CPU1が前記電子カルテプログラムに従って実行する処理の一部である。
前記電子カルテ編集処理は、前記受診リスト表示画面31(図3参照)において患者が選択され、前記CPU1によりその患者に対応する電子カルテを含む各種の情報が前記カルテ表示画面40(図6参照)に表示された状態で開始される。
(ステップS11)
まず、ステップS11において、前記CPU1は、前記項目選択キー472の操作の有無、即ち、前記項目「S」、「O」、「A」、「P」のいずれかが選択されたか否かを判断する。そして、前記項目選択キー472のいずれかが操作された場合(S11のYes側)、前記CPU1は処理をステップS12に移行させる。一方、前記項目選択キー472の操作がない場合(S11のNo側)、前記CPU1は処理をステップS13に移行させる。
(ステップS12)
ステップS12において、前記CPU1は、前記ステップS11で選択された前記項目選択キー472に対応する項目と前記キーパッド設定情報(図12参照)とに応じて前記編集操作キー471各々の表示状態を変更する。
具体的に、前記CPU1は、前記ステップS11で選択された項目に属する表示内容のうち前記キーパッド設定情報(図12の細目I14)で表示有に設定された表示内容に対応する表示名称、背景色、及び文字色を読み出す。そして、前記CPU1は、前記編集操作キー471各々に、該編集操作キー471の表示内容に対応する前記表示名称を前記背景色及び前記文字色で表示させる。
即ち、前記ステップS12では、前記CPU1により、前記編集操作キー471各々の背景色が、前記項目選択キー472各々の操作に応じて、前記項目選択キー472各々に対応する前記項目ごとに予め定められた表示色に変更される。ここに、係る処理を実行するときの前記CPU1が表示形態変更手段に相当する。
(ステップS13)
また、ステップS13において、前記CPU1は、前記編集操作キー471の操作の有無を判断する。そして、前記編集操作キー471のいずれかが操作された場合(S13のYes側)、前記CPU1は処理をステップS14に移行させる。一方、前記編集操作キー471の操作がない場合(S13のNo側)、前記CPU1は処理を前記ステップS11に移行させる。
(ステップS14)
ステップS14において、前記CPU1は、前記ステップS13で選択された前記編集操作キー471に対応する表示内容の選択を確定するか否か、即ち前記現在カルテ表示部42に表示された電子カルテに反映するか否かを判断する。具体的に、前記CPU1は、前記編集操作キー471に対応する表示内容が次の選択操作を必要とするものであるか否か、即ち、前記編集操作キー471の操作に応じて順に表示される表示内容の終端であるか否かに応じて、前記表示内容の選択を確定するか否かを判断する。もちろん、前記CPU1は、前記キーパッド47Aに表示される確定キー等の操作に応じて前記編集操作キー471各々の表示内容の選択を確定してもよい。
そして、前記CPU1は、前記表示内容の選択を確定しないと判断した場合(S14のNo側)、処理をステップS15に移行させる。一方、前記CPU1は、前記操作内容の選択を確定すると判断した場合(S14のYes側)、処理をステップS16に移行させる。
(ステップS15)
ステップS15において、前記CPU1は、前記ステップS13で選択された前記編集操作キー471に対応する表示内容と前記キーパッド設定情報とに応じて前記編集操作キー471各々の表示状態を変更する。
具体的に、前記CPU1は、前記ステップS13で選択された表示内容に属する次の表示内容のうち前記キーパッド設定情報で表示有に設定された表示内容に対応する表示名称、背景色、及び文字色を読み出す。そして、前記CPU1は、前記編集操作キー471各々に、該編集操作キー471の表示内容に対応する前記表示名称を前記背景色及び前記文字色で表示させる。
即ち、前記ステップS15では、前記CPU1により、前記編集操作キー471各々の背景色が、前記編集操作キー471各々の操作に応じて、前記編集操作キー471各々に対応する前記表示内容ごとに予め定められた表示色に変更される。ここに、係る処理を実行するときの前記CPU1が表示形態変更手段に相当する。なお、その後、前記CPU1は、処理を前記ステップS11に移行させる。
(ステップS16)
一方、前記ステップS14において前記表示内容を確定すると判断された場合(S14のYes側)、続くステップS16において、前記CPU1は、前記ステップS13で選択された前記編集操作キー471に対応する表示内容を反映させる。具体的に、前記CPU1は、前記編集操作キー471に対応する表示内容を、前記現在カルテ表示部42に表示された診療情報のうち前記ステップS11で選択された項目に記録する。なお、その後、前記CPU1は、処理を前記ステップS11に移行させる。
以上説明したように、前記クライアント装置Zでは、前記CPU1が前記電子カルテ編集処理を実行することにより、前記編集操作キー471及び前記項目選択キー472の操作に応じて、前記編集操作キー471の表示状態が変更されつつ電子カルテが編集される。
[その他の機能]
以下、前記クライアント装置Zにおいて前記CPU1が前記電子カルテプログラムを実行することにより実現するその他の機能について説明する。
[カレンダー表示機能]
図6に示したように、前記カルテ表示画面40において前記補助情報表示部46の操作タブ46Aにより「カレンダー」が選択されている場合、前記CPU1は、前記補助情報表示部46に前月、当月、翌月の3ヶ月分のカレンダーを表示させる。ここに、図18は、前記補助情報表示部46に表示される3ヶ月分のカレンダーの拡大図を示している。なお、前記補助情報表示部46に表示するカレンダーの表示月は、図18に示す左矢印ボタンB21及び右矢印ボタンB22各々の操作に応じて前記CPU1によって変更される。
ここで、図18に示すように、前記カレンダーでは、診療当日、過去の診療日、及び未来の診療予定日それぞれに異なる着色が施されている。特に、前記カレンダーでは、過去の診療日のうち初診及び再診が異なる色で表示されている。ここに、前記カレンダーを表示するための処理を実行するときの前記CPU1がカレンダー表示制御手段に相当する。
具体的に、図18に示すカレンダーでは、2011年12月5日が診療当日であり、その診療当日に対応する箇所は緑色(図18では縦縞模様)で表示されている。また、2011年12月14日、2012年1月18日が診療予定日であり、その診療予定日に対応する箇所は黄色(図18では横縞模様)で表示されている。
また、図18に示すカレンダーでは、2011年11月16日が初診日であり、その日に対応する箇所はピンク色(図18では右下がりの斜線部)で表示されている。一方、2011年11月30日が再診日であり、その日に対応する箇所は青色(図18では左下がりの斜線部)で表示されている。
ところで、同じ診療日に初診及び再診が存在することも考えられる。そこで、前記CPU1は、前記カレンダーを表示する際、同じ診療日に初診及び再診が存在する場合は、その診療日に対応する表示領域を上下方向、左右方向、又は斜め方向に二分割し、その分割された表示領域各々に初診及び再診に対応する色を表示させる。
具体的に、図18に示すカレンダーでは、2011年11月2日に初診及び再診が行われており、その診療日に対応する表示領域の上段には初診に対応するピンク色(図18では右下がりの斜線部)が表示され、下段には再診に対応する青色(図18では左下がりの斜線部)が表示されている。
このように、前記クライアント装置Zでは、医師が前記カレンダーを参照することにより、過去の診療日について初診及び再診の種別を容易に識別することができ、例えば保険治療の管理料徴収の有無などを容易に判断することができる。
具体的に、病院などが患者に請求する管理料と称される費用については、その請求可能条件が疾患によって異なる。例えば、前記管理料は、初診日から起算して実質1ヶ月経過後に請求可能になる場合と、単純に初診日の翌月以降であれば請求項可能になる場合とがある。そこで、前記カレンダーを表示する際、前記CPU1は、前記電子カルテに記録された疾患に応じて、診療日当日が前回の初診から1ヶ月経過しているか否か、又は診療日当日が前回の初診の翌月以降であるか否かを前記表示装置7にポップアップ画面で表示させることが考えられる。具体的に、前記CPU1は、前記疾患が前回の初診から1ヶ月経過している場合に管理料の請求が可能な疾患種別である場合には、診療日当日が前回の初診から1ヶ月経過しているか否かを表示する。また、前記CPU1は、前記疾患が診療日当日が前回の初診の翌月以降である場合に管理料の請求が可能な疾患種別である場合には、診療日当日が前回の初診の翌月以降であるか否かを表示する。これにより、医師は、当日の管理料の請求の可否を前記カレンダーを表示させたときに容易に認識することができる。
さらに、前記CPU1が、前記電子カルテに記録された疾患に応じて予め定められた請求可能条件に従って当日の管理料の請求の可否を前記表示装置7にポップアップ画面などによって表示させることも考えられる。前記請求可能条件とは、前記電子カルテに記録された疾患ごとに対応する管理料が請求可能となる条件であり、具体的には、診療日当日が前回の初診から1ヶ月経過したこと、又は診療日当日が前回の初診の翌月以降であることなどである。これにより、医師は、疾患ごとに異なる管理料の請求可能条件を考慮することなく、当日の管理料の請求の可否を容易に認識することができる。例えば、図19は、管理料の請求の可否を表示するためのポップアップ画面の一例である。図19に示す前記ポップアップ画面では、初診日「平成23年11月1日」、対象病名「高血圧症」、指導回数「月0/2回」、点数「225点」と共に「指導を行って下さい」と表示されている。対象病名は患者の疾患を示しており、この疾患の内容によって管理料の請求可能条件及び請求点数などが変化する。また、指導回数は管理料請求条件の一例であって、図19の「月0/2回」は、月に2回管理料を請求することが可能であって、診療日当日の時点では0回である旨が示されている。そして、医師は、図19に示すように「指導して下さい」との記載を参照することによって、管理料の請求が可能である旨を認識することができる。一方、診療日当日に指導回数が2回に達していれば、管理料を請求できないため、その旨が表示されるか、或いは前記ポップアップ画面の表示が行われない。これにより、医師は管理料の請求ができないことを認識することができる。
なお、前記CPU1による前記ポップアップ画面又は前記管理料の請求の可否の表示タイミングは、例えば前記操作タブ46Aの「カレンダー」、「カレンダー(1年)」の操作時、又は別途表示される不図示の管理料ボタンの操作時などである。
また、前記CPU1は、図18に示すように、保険種別を選択するための操作ボタンB23〜B28、診療科を選択するための診療科選択ボタンB29、医師を選択するための医師選択ボタンB30を、前記カレンダーと共に表示させる。
そして、前記CPU1は、前記操作ボタンB23〜B28、前記診療科選択ボタンB29、前記医師選択ボタンB30各々の操作に応じて前記カレンダーの表示内容を限定する。具体的に、前記サーバ装置Yの記憶装置12に記憶される電子カルテには、前記診療日ごとに、保険種別、初診・再診の種別、診療科、医師に関する情報が少なくとも記録されており、前記CPU1はその情報に基づいてカレンダーの表示内容を限定する。なお、前記カレンダーの初期表示画面では、前記操作ボタンB23〜B28のうち「全て」の保険種別を表示対象とする前記操作ボタンB23が選択されている。
例えば、前記操作ボタンB27が選択されると、前記CPU1は、過去の診療日のうち前記操作ボタンB27に対応する「自賠責」を利用した診療日のみを抽出し、その診療日のみを前記カレンダーに表示させる。このとき、前記CPU1は、前記カレンダー上に表示される過去の診療日、即ち前記操作ボタンB27に対応する「自賠責」を利用した診療日の中で初診及び再診に異なる色の着色を施す。これにより、医師は前記カレンダーを参照することにより、前記操作ボタンB23〜B28に対応する保険種別ごとについて初診及び再診を容易に確認することができる。
また、この場合には、前記操作ボタンB23〜B28の選択に応じて初診及び再診の日付が変更となる。そのため、前記電子カルテに記録された疾患に応じて前記ポップアップ画面や前記管理料の請求の可否が表示される構成では、前記CPU1は、前記操作ボタンB23〜B28に対応する保険種別ごとにおける初診及び再診の診療日を基準として前記ポップアップ画面や前記管理料の請求の可否を表示させる。これにより、医師等は前記保険種別ごとにおける管理料の請求の有無を容易に判断することができる。なお、この場合、前記CPU1による前記ポップアップ画面又は前記管理料の請求の可否の表示タイミングは、例えば前記操作ボタンB23〜B28の操作時、又は別途表示される不図示の管理料ボタンの操作時などである。
ここで、前記補助情報表示部46における前記カレンダーのうち初診日又は再診日の表示箇所が操作されると、前記CPU1は、その操作された初診日又は再診日に対応する診療情報を前記過去カルテ表示部41に表示させる。これにより、医師は過去の初診日又は再診日についての診療情報を容易に参照することができる。
一方、前記補助情報表示部46における前記カレンダーのうち初診及び再診が共に存在する診療日の表示箇所が操作されると、前記CPU1は、その診療日の診療情報のうち一方の初診に対応する診療情報を前記過去カルテ表示部41に表示させる。即ち、前記診療日の表示領域のうち初診に対応する色の表示領域及び再診に対応する色の表示領域のいずれが操作された場合でも初診に対応する前記診療情報が表示される。この場合、前記CPU1は、初診に対応する診療情報の表示後に前記過去カルテ表示部41に表示される診療日変更ボタン(図6における右矢印ボタン及び左矢印ボタン)の操作に応じて、再診に対応する診療情報を表示させる。これにより、前記分割された表示領域を操作するという細かい作業が省かれ、操作ミスも防止される。なお、初診及び再診の表示手法が逆であることも他の実施例として考えられる。また、前記CPU1が、前記過去カルテ表示部41の表示を二分割し、初診日及び再診日各々に対応する診療情報を表示させることも他の実施形態として考えられる。
また、前記操作タブ46Aの「カレンダー」に代えて、前記操作タブ46Aの「カレンダー(1年)」が選択されると、前記CPU1は、前記補助情報表示部46に1年分のカレンダーを表示させる(図20参照)。このとき、前記CPU1は、前記補助情報表示部46の表示領域を拡張させ、前記日時表示部44及び前記詳細患者情報表示部45の表示上に重ねて表示させる。これにより、前記補助情報表示部46において1年分のカレンダーが見やすく操作しやすいサイズで表示される。
ここに、図21は、前記補助情報表示部46に表示される1年分のカレンダーの拡大図を示している。図21に示すように、1年分のカレンダーにおいても、前記CPU1は、前述した3ヶ月分のカレンダーの表示時と同様に、診療当日、過去の診療日、及び未来の診療予定日それぞれに異なる着色を施している。特に、前記CPU1は、前記カレンダーを表示する際、初診及び再診が同じ診療日に存在する場合は、その診療日に対応する箇所を上下方向、左右方向、又は斜め方向に二分割し、その分割された領域各々に初診及び再診に対応する色を表示させる。また、1年分のカレンダーにおいても、前記CPU1は、前記操作ボタンB23〜B28、前記診療科選択ボタンB29、及び前記医師選択ボタンB30各々の操作に応じてカレンダーの表示内容を限定する。なお、前記補助情報表示部46に表示するカレンダーの表示年月は、図21に示す左矢印ボタンB31、B32、右矢印ボタンB33,B34各々の操作に応じて前記CPU1によって変更される。また、前記CPU1は、1年分のカレンダーにおいて、診療当日が含まれた年月の表示箇所D23を赤文字で表示している。
[待ちリスト表示機能]
前記詳細患者情報表示部45の操作タブ45Aにより「待n人」が選択されると、前記CPU1は、予め定められた受診内容ごとの待ち人数を示す待ちリスト画面45Bを前記詳細患者情報表示部45に表示させる。前記受診内容は、例えば「診察」、「処置」、「注射」などの受診項目や検査項目などを示すものである。なお、「待n人」のnは、現在の全ての受診内容の待ち人数の合計であり、前記CPU1は「待n人」の表示を随時更新する。
ここに、図22は、前記詳細患者情報表示部45に表示される待ちリスト画面45Bの拡大図を示している。図22に示すように、前記待ちリスト画面45Bには、待ちリスト45C及び優先タブ45Dが表示されている。なお、前記電子カルテシステムXにおいて、前記サーバ装置Yの記憶装置12には、患者各々の現在の受診内容に関する受診情報が記憶されており、前記CPU1は、前記受診情報に基づいて前記待ちリスト45C及び前記優先タブ45Dに情報を表示させる。なお、前記待ちリスト情報は、前記サーバ装置Yに接続された前記クライアント装置Z及び不図示の受付端末などを用いて医師、処置を担当する看護士、検査を担当する技師、受付を担当する事務員等によって更新される。
前記待ちリスト45Cには、前記優先タブ45Dで選択された前記受診内容に対応する患者の情報が表示される。具体的に、図22では、前記優先タブ45Dにおいて「処置」が選択されており、前記待ちリスト45Cに現在処置中である3人の患者の情報(受付時刻、待ち時間、患者ID、氏名、年齢など)が表示されている。
前記優先タブ45Dには、選択中の前記受診内容と前記受診内容に対応する患者の待ち人数とが表示されている。具体的に、図22では、前記優先タブ45Dに「処置(待ち:3人)」と表示されている。これにより、医師は、前記優先タブ45Dで現在選択中の前記受診内容「処置」についての待ち人数「3人」を容易に知ることができる。なお、前記待ちリスト画面45Bの初期状態で前記優先タブ45Dに表示される受診内容は、例えば診察中の患者について当日に行われる予定の前記受診内容のうち最も待ち人数が少ない受診内容、又はその患者が最初に行うべき受診内容であることが考えられる。
そして、前記CPU1は、前記優先タブ45Dの操作に応じて、前記待ちリスト画面45Bにおいて前記待ちリスト45C及び前記優先タブ45Dの表示内容を変更する。ここに、図23は、前記優先タブ45Dの操作時の状態を示す拡大図である。図23に示すように、前記優先タブ45Dが操作されると、前記CPU1は、前記優先タブ45Dの下方に前記受診内容を選択するためのプルダウンメニューを表示させる。
具体的に、図23に示す例では、前記優先タブ45Dに、前記受診内容として「全て」、「診察」、「処置」、「注射」、「尿検査」、「血液検査」、「レントゲン」、「予防接種」、「リハビリ」、「手術」、「点滴」、「検査結果」、「マッサージ」が表示されている。また、前記優先タブ45Dのプルダウンメニューでは、前記受診内容及び前記受診内容ごとにおける現在の待ち人数が一覧表示されている。例えば、前記受診内容「診察」に対応する待ち人数は2人、前記受診内容「処置」に対応する待ち人数は3人である。このように、前記優先タブ45Dの操作時には、前記CPU1により前記受診内容ごとにおける現在の待ち人数が表示されるため、医師は前記受診内容ごとの待ち人数を容易に把握することができる。ここに、前記優先タブ45Dのプルダウンメニューにおける一覧表示を行うときの前記CPU1が受診情報表示制御手段に相当する。
ところで、現在診察中の患者について当日に行われる受診予定が事前に前記サーバ装置Yの記憶装置12や不図示の受付装置などに記憶されている場合を考える。この場合、前記CPU1は、前記優先タブ45Dのプルダウンメニューに表示させる前記受診内容を、前記予定の受診内容に限定することが考えられる。即ち、前記受診内容のうち当日の受診予定として予め記録された一又は複数の受診内容のみについて現在の待ち人数が一覧表示されることになる。
これにより、医師は、前記優先タブ45Dのプルダウンメニューを参照して、現在診察中の患者に必要な受診内容のみについての待ち人数を容易に把握することができる。また、前記CPU1が、前記予定の受診内容のみ又は全ての前記受診内容のいずれを前記優先タブ45Dのプルダウンメニューに表示させるかを選択するための表示選択ボタンを前記待ちリスト画面45Bに表示させることも考えられる。この場合、前記CPU1は、前記表示選択ボタンの操作に応じて前記優先タブ45Dのプルダウンメニューに表示させる内容を前記予定の受診内容のみ又は全ての前記受診内容に変更する。
また、患者がパソコンや携帯電話、スマートフォン、PDA、タブレット型端末などの外部装置を利用し、インターネットなどの電気通信網又は電話回線を介した有線通信又は無線通信により診察予約又は検査予約を直接行うことができるシステム構成も考えられる。
この場合、前記電子カルテシステムXにおいて、前記サーバ装置Y又はクライアント装置Zが、前記外部装置から入力される診察予約又は検査予約に応じて前記待ちリスト情報を自動的に更新する構成が他の実施形態として考えられる。例えば、前記サーバ装置Y又はクライアント装置Zは、前記外部装置により当日の診察予約が行われると前記待ちリスト情報における診察の待ち人数を一人増加させ、当日の診察予約がキャンセルされると前記待ちリスト情報における診察の待ち人数を一人減少させる。
これにより、前記外部装置による診察予約又は検査予約の状況をリアルタイムで前記待ちリスト情報に反映させることができると共に、前記外部装置による診察予約又は検査予約に応じて前記待ちリスト情報を更新する人の手間を省略することもできる。
なお、病院等の施設内において、医師や看護師、レントゲン技師、事務員などが、前記電子カルテシステムXとの間で無線通信可能である前記外部装置を携帯することも考えられる。そこで、前記サーバ装置Y又は前記クライアント装置Zが、医師や看護師、レントゲン技師、事務員などによる前記外部装置を用いた前記待ちリスト情報の更新操作に応じて前記待ちリスト情報を自動的に更新する構成も他の実施形態として考えられる。なお、このときの更新操作とは、例えば診察、検査、処置などの受付操作及び終了操作である。
さらに、前記電子カルテシステムXにおいて前記待ちリスト情報として管理可能な情報は一つの病院に関するものに限らない。例えば、前記サーバ装置Y又は前記クライアント装置Zが、近隣にある提携病院や検査専門、調剤薬局などの外部施設における待ち人数などの情報をその外部施設に設けられた端末との間のデータ通信により取得し、前記待ちリスト情報に反映させることも他の実施形態として考えられる。
また、診察や検査、処置などの受付時及び終了時に患者が自己の診察カード(ICカードやRFIDタグなど)を各所に配置されたカードリーダー等の読取装置に読み取らせる受診管理方法が採用された施設では、前記読取装置の読取結果に応じて前記サーバ装置Y又はクライアント装置Zが前記待ちリスト情報を自動的に更新することも考えられる。
1 :CPU
2 :ROM
3 :RAM
4 :データ記憶部
5 :通信インターフェース
6 :操作入力装置
7 :表示装置
10:バス
11:通信インターフェース
12:記憶装置
13:バス
20:通信ネットワーク
31:受診リスト画面
40:カルテ表示画面
41:過去カルテ表示部
42:現在カルテ表示部
43:簡易患者情報表示部
44:日時表示部
45:詳細患者情報表示部
46:補助情報表示部
47:操作キー表示部
47A:キーパッド
47B:ショートカットキー
S11、S12、…:処理手順(ステップ)番号
X :電子カルテシステム
Y :サーバ装置
Z :クライアント装置(電子カルテ装置に相当)

Claims (17)

  1. 電子カルテを編集するために用いられる複数の操作キーを表示手段に表示させる表示制御手段と、
    前記操作キー各々の操作に応じて前記操作キー各々の表示内容を予め定められた表示順に従って変更する表示内容変更手段と、
    前記表示内容変更手段による変更後の前記操作キー各々の表示内容に応じて前記操作キー各々の表示形態を変更する表示形態変更手段と、
    を備えてなる電子カルテ装置。
  2. 前記表示形態は、前記操作キー各々の背景色又は文字色である請求項1に記載の電子カルテ装置。
  3. 前記複数の操作キーは、前記電子カルテに記録される診療情報のうち編集を開始する診療情報の項目を選択するために用いられる複数の項目選択キーを含むものであって、
    前記表示内容変更手段は、前記項目選択キーの操作後に前記操作キー各々の操作に応じて前記操作キー各々の表示内容を前記項目選択キーごとに予め定められた表示順に従って変更するものであり、
    前記表示形態変更手段は、前記表示内容変更手段による変更後の前記操作キー各々の表示内容が前記項目選択キーのいずれの操作後に表示される表示内容であるかに応じて前記操作キー各々の表示形態を変更するものである請求項1又は2に記載の電子カルテ装置。
  4. 前記表示形態変更手段による変更後の前記表示形態を任意に設定する表示形態設定手段を更に備えてなる請求項1〜3のいずれかに記載の電子カルテ装置。
  5. 前記表示形態変更手段による変更後の前記表示形態を任意に設定する表示形態設定手段を更に備えてなり、
    前記表示制御手段は、前記電子カルテを前記表示手段に表示させると共に、前記電子カルテの表示領域において前記項目ごとの診療情報の表示領域の少なくとも一部を前記項目ごとに予め定められた項目表示色で表示するものであり、
    前記表示形態設定手段は、操作手段に対する予め定められた操作入力に応じて、前記項目選択キー各々の操作後に表示される前記操作キー各々の背景色又は文字色を前記項目選択キーに対応する前記項目表示色に設定するものである請求項3に記載の電子カルテ装置。
  6. 前記表示制御手段は、前記電子カルテを前記表示手段に表示させると共に、前記電子カルテの表示領域において前記項目ごとの診療情報の表示領域の少なくとも一部を前記項目ごとに予め定められた項目表示色で表示するものであり、
    前記表示形態変更手段は、前記表示内容変更手段による変更後の前記操作キー各々の表示内容が前記項目選択キーのいずれの操作後に表示される表示内容であるかに応じて前記操作キー各々の背景色又は文字色を前記項目選択キーに対応する前記項目表示色に変更するものである請求項3に記載の電子カルテ装置。
  7. 前記表示制御手段は、前記項目選択キー各々の背景色又は文字色を前記項目ごとに対応する前記項目表示色で表示させるものである請求項5又は6に記載の電子カルテ装置。
  8. 複数種類の画面サイズと前記画面サイズ各々の表示画面において少なくとも前記編集操作キー及び前記項目選択キーが右下端部又は左下端部に位置することが定められた複数種類の画面レイアウトとを対応付けたレイアウト対応情報を記憶するレイアウト記憶手段を更に備えてなり、
    前記表示制御手段は、前記表示手段の画面サイズに対応する前記画面レイアウトを前記レイアウト対応情報に基づいて選択し、前記選択された前記画面レイアウトに従って前記編集操作キー及び前記項目選択キーを表示させるものである請求項1〜7のいずれかに記載の電子カルテ装置。
  9. 前記電子カルテに記録された過去の診療日を初診及び再診の種別に応じて異なる色で表した一又は複数の月数分のカレンダーを前記表示手段に表示させるカレンダー表示制御手段を更に備えてなり、
    前記カレンダー表示制御手段は、同じ診療日に初診及び再診が存在する場合は前記カレンダーにおける前記診療日の表示領域を分割し、前記分割された表示領域各々に初診及び再診に対応する色を表示させるものである請求項1〜8のいずれかに記載の電子カルテ装置。
  10. 前記カレンダー表示制御手段は、前記電子カルテに記録された疾患に応じて、診療日当日が前回の初診から1ヶ月経過しているか否か、又は診療日当日が前回の初診の翌月以降であるか否かを前記表示手段に表示させるものである請求項9に記載の電子カルテ装置。
  11. 前記カレンダー表示制御手段は、前記電子カルテに記録された疾患に応じて予め定められた請求可能条件に従って当日の管理料の請求の可否を前記表示手段に表示させるものである請求項9又は10に記載の電子カルテ装置。
  12. 前記表示制御手段は、前記診療日の表示領域のうち初診に対応する色の表示領域及び再診に対応する色の表示領域のいずれが操作された場合でも、予め定められた初診又は再診のいずれか一方に対応する前記診療情報を表示させるものであって、前記診療情報の表示後に表示される診療日変更ボタンの操作により他方に対応する前記診療情報を表示させるものである請求項9〜11のいずれかに記載の電子カルテ装置。
  13. 患者各々の現在の受診内容に関する受診情報に基づいて前記受診内容ごとにおける現在の待ち人数を前記表示手段に一覧表示させる受診情報表示制御手段を更に備えてなる請求項1〜12のいずれかに記載の電子カルテ装置。
  14. 前記受診情報表示制御手段は、当日の受診予定として予め記録された一又は複数の前記受診内容のみについて現在の待ち人数を一覧表示させるものである請求項13に記載の電子カルテ装置。
  15. コンピュータにより、
    電子カルテを編集するために用いられる複数の操作キーを表示手段に表示させる表示制御工程と、
    前記操作キー各々の操作に応じて前記操作キー各々の表示内容を予め定められた表示順に従って変更する表示内容変更工程と、
    前記表示内容変更手段による変更後の前記操作キー各々の表示内容に応じて前記操作キー各々の表示形態を変更する表示形態変更工程と、
    を実行する電子カルテ表示方法。
  16. コンピュータを請求項1〜14のいずれかに記載の電子カルテ装置の各手段として機能させるための電子カルテプログラム。
  17. 請求項16に記載の電子カルテプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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