JP2011043962A - 医用情報装置及び医用情報分析方法 - Google Patents

医用情報装置及び医用情報分析方法 Download PDF

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Abstract

【課題】操作者の利用状況及び現状の設定条件からその操作者に好適な設定を特定し、操作者にその特定した設定を通知する医用情報装置及び医用情報分析方法を提供する。
【解決手段】入力画面を表示する表示部005と入力を行う入力部004と、入力画面に対して入力された操作内容を記憶する操作内容記憶部006と、分析種別を予め記憶しており、分析種別の前記カテゴリ毎に各入力画面における操作評価値を順次算出する評価値算出部007と、算出された評価値及び過去の操作の統計情報を基に操作内容の分析を行う操作内容分析部013と、改善処理を操作者に通知する分析レポート通知部012とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、病院等の医療機関において医師による医用情報システムを用いた診療を支援する医用情報装置及び医用情報分析方法に関する。
近年、医療機関において情報の電子化が進んできている。この情報の電子化としては、例えば、患者の疾病に関する所見などを記載した電子カルテの導入などがある。そして、この電子カルテや、患者の受信情報、検査結果情報、及び会計情報などといった診療にかかわる情報を管理するHIS(Hospital Information System)が導入されている。さらに、放射線科においては別に放射線検査オーダ内容、放射線検査のスケジュール、検査実施記録等の放射線検査業務に関わる情報を管理するRIS(Radiology Information System)などもある。これらの電子化された情報の保管及び管理を行う装置を医用情報装置といい、それらの医用情報装置を用いてさまざまな医用情報の管理を行うシステムを医用情報システムという。
この様な医用情報システムにおける、各医用情報装置はそれぞれ多岐にわたる機能を有する。そして、そのような多岐にわたる種類の機能を有するため、医用情報装置を使用しようとする機能が使用できる状態にするまで、すなわちその機能の入力などのコントロールを行うための画面を表示するまでに複数の画面入力を行うなどといった複数の工程がかかり、さらにその機能を用いて目的とする行為を完了するまでにさらに複数の画面入力を行うといった複数の工程がかかる。このように、1つの作業を完了するまでに多数の工程が必要となる。
このような多数の工程を都度実施することは、操作時間の延長につながり、医師の診断効率を低下させるものである。
そこで従来、操作性を改善させるための様々な技術が提案されている。一般的な例として、ショートカットボタンを配置してそのボタンをクリックすることでショートカットに対応づけられた機能の操作画面を直接表示させる技術(例えば、特許文献1参照。)がある。また、その他の例としては、前回と同様の作業を行うにあたり前回と同様のデータを自動で登録する技術なども提供されている。
特開2007−94471号公報
しかし、従来の各種の操作性改善機能は利用者による設定が必要な場合が多く煩雑であり、必ずしも多くの利用者がそれらの機能を有効利用しているとは言えない。また、ユーザ設定を行うにあたり、操作者自身がどのような設定が自分に好適であるかを見つけることも困難である。また、特許文献1に記載されたようなショートカットを用いる技術では、操作者によっては配置されたショートカットに対応する機能をあまり利用しないため、ショートカットを利用せずに、操作性を改善することが困難となっていた。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、操作者の利用状況及び現状の設定条件からその操作者に好適な設定を特定し、操作者にその特定した設定を通知する医用情報装置及び医用情報分析方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の医用情報装置は、表示手段と入力手段とを備えるユーザインタフェースと、前記表示手段に入力画面を表示させて診療に関わる情報を管理するプログラムを実行する医用プログラム実行手段と、前記入力画面に対する各操作者の操作内容に基づいて前記操作評価値を順次算出する評価値算出手段と、前記分析種別、前記算出された前記操作評価値、及び操作の統計情報を基に操作内容の分析を行う操作内容分析手段と、前記操作内容の分析結果を操作者に通知する分析レポート通知手段と、を備えることを特徴とするものである。
請求項13に記載の医用情報装置は、表示手段と入力手段とを備えるユーザインタフェースと、前記表示手段に入力画面を表示させて診療に関わる情報を管理するプログラムを実行する医用プログラム実行手段と、過去の各前記入力画面に対する各操作者の操作内容を記憶する操作内容記憶手段と、各前記操作の改善の要否を評価するための操作内容に対応する操作評価値の項目、及び分析種別を予め記憶しており、前記操作内容記憶手段を参照し前記分析種別毎に各前記入力画面における前記各操作内容の前記操作評価値を順次算出する評価値算出手段と、前記入力画面毎に前記操作評価値の項目それぞれに対する閾値を予め記憶している分析支援データ記憶手段と、前記分析種別それぞれにおける前記入力画面毎に、前記分析支援データ記憶手段に記憶されている閾値を基に、改善すべき前記操作評価値の項目である改善項目を特定する改善項目特定手段と、前記入力画面毎に表示される複数の医用情報を1つの組み合わせとして1つの操作で扱わせる処理である組合せ処理を、指定された前記医用情報の組み合わせに対して設定する組合せ処理設定手段と、前記分析種別における、前記組合せ処理の対象となる医用情報、前記医用情報の使用履歴、各前記医用情報の使用頻度、前記組合せ処理設定手段により既に設定されている前記組合せ処理の対象となっている前記医用情報、及び前記既に設定されている前記組合せ処理の使用頻度、を予め記憶している改善処理特定データ記憶手段と、前記組合せ処理により改善可能な前記操作評価値の項目を記憶しており、前記改善項目が前記改善可能な前記操作評価値の項目に一致するときに、前記改善処理特定データ記憶手段から前記組合せ処理の対象となる医用情報を抽出し、さらに、前記改善処理特定データ記憶手段に記憶されている前記抽出した医用情報の使用頻度及び使用履歴を基に、前記組合せ処理の対象とされていない前記医用情報の組み合わせを構成する医用情報のそれぞれが同時に使用される使用頻度が高い前記医用情報の組み合わせを特定し、前記特定した前記医用情報の組み合わせに組合せ処理を設定した場合の前記操作評価値の改善量を算出し、また、前記既に設定されている組合せ処理の使用頻度を基に使用頻度が低い組合せ処理を特定し、前記使用頻度が低い組合せ処理の設定を解除した場合の前記操作評価値の改悪量を算出し、前記改善量が前記改悪量を上回っている場合に、前記特定した同時に使用される使用頻度が高い前記医用情報の組み合わせへの組合せ処理の設定を有効な組合せ処理と特定する改善処理特定手段と、前記有効と判断された前記組合せ処理を操作者に通知する分析レポート通知手段と、を備えることを特徴とするものである。
請求項14に記載の医用情報分析方法は、表示部に入力画面を表示させて診療に関わる情報を管理するプログラムを実行する医用プログラム実行段階と、操作者が前記入力画面への操作の入力を行う操作入力段階と、前記入力画面に対する各操作者の操作内容に基づいて分析種別毎に各前記入力画面における前記各操作内容の前記操作評価値を順次算出する評価値算出段階と、前記分析種別、前記算出された前記操作評価値、及び操作の統計情報を基に操作内容の分析を行う操作内容分析段階と、前記操作内容の分析結果を操作者に通知する分析レポート通知段階と、を有することを特徴とするものである。
請求項1に記載の医用情報装置、並びに請求項14に記載の医用情報分析方法は、各操作者が行った操作内容の評価を行い、評価結果と操作の統計情報とを基に操作内容の分析を行い、その分析結果を通知する構成である。これにより、現在の運用状況に対する分析の通知が操作者に対し自動的になされ、操作者はその分析結果を基に好適な改善処理を実施することが可能となる。
また、請求項13に記載の医用情報装置は、操作評価値を基に改善の必要のある操作を分析種類別毎に特定し、改善処理及び改善対象を通知する構成である。これにより、現在の運用状況や改善処理の詳細を操作者が理解しなくても、現在の運用状況に合わせた好適な改善処理の設定を容易に把握することができ、さらに、操作者や使用部署に合わせた好適な改善処理を実施することが可能となる。
第1の実施形態に係る医用情報装置のブロック図 電子カルテの入力画面の一例の図 電子カルテの入力画面の他の例の図 分析種別の種類とその内容を記載した図 評価値の種類の例及びその内容を表した図 分析レポートの一例 第1の実施形態に係る医用情報装置における改善処理の特定及び通知のフローチャート 第1の実施形態に係る医用情報装置における改善項目特定の一例として組合せ処理における改善項目特定のフローチャート 第2の実施形態に係る医用情報装置のブロック図
〔第1の実施形態〕
以下、この発明の第1の実施形態に係る医用情報装置について説明する。図1は本発明に係る医用情報装置の機能を表すブロック図である。ここで、医用情報装置とは、医用に関する情報を扱うコンピュータであればよい。例えば、電子カルテ装置、医用画像読影レポート装置などの医用画像観察装置、超音波診断装置やX線CT装置などの医用画像撮影装置などがある。また、もっと大規模な装置としては、HISやRISなども医用情報装置に含まれる。ただし、本発明においては後述するように入力画面を有するプログラムが動作する医用情報装置である必要がある。さらに、本発明では入力が多種である医用情報装置の方が好ましい。以下の説明では医用情報装置として電子カルテ装置を例に説明する。
医用プログラム実行部001は、入力画面を有する医用プログラムを医用情報装置に実施させる。この入力画面は1つまたは複数の操作領域で構成される。ここで、医用情報装置が電子カルテ装置の場合には、医用プログラム実行部001は、電子カルテに対して入力を行う入力画面等を有する電子カルテプログラムを実行することになる。電子カルテプログラムが実行された場合、医用プログラム実行部001は、表示部005に対し図2に示すメイン入力画面200や図3に示す薬剤処方入力画面300というような入力画面が表示させる。ここで、図2は電子カルテの入力画面の一例の図であり、図3は電子カルテの入力画面の他の例の図である。図3はメイン入力画面200の上に薬剤処方入力画面300が表示されている。メイン入力画面200は電子カルテプログラムが実行させると表示される入力画面であり、主要な操作はこのメイン入力画面200で行われる。また、薬剤処方入力画面300は、患者に対し処方する薬剤の入力や、その薬剤の用法、用量を入力するための画面である。この医用プログラム実行部001が本発明における「プログラム実行手段」にあたる。
ここで、図2及び図3の電子カルテの入力画面について具体的に説明する。メイン入力画面200には、操作領域201〜操作領域210が設けられている。操作領域201は、患者の氏名、年齢、及び性別といった患者情報の入力を行う操作領域である。操作領域202は、操作領域201で指定された患者の診察の履歴を表示する領域である。診察の履歴は、過去に行われた診察における問診結果、検査結果、及び処方された薬剤などの情報が含まれる。操作領域203は、操作領域201で指定された患者の新規の診察結果を入力する領域である。ここで、診察結果は、今回行われた診察における問診結果、検査結果、及び処方された薬剤などの情報が含まれる。操作領域204は、操作領域201で指定された患者の過去の病名を表示する領域である。操作領域205は、操作領域201で指定された患者の来院歴を表示する領域である。操作領域206は、既にショートカットが割り当てられている機能のショートカット用のアイコンを表示する領域である。操作者は、この領域のアイコンを選択することで、そのショートカットに割り当てられている機能を直接実行できる。たとえば、操作者が操作領域206に表示されている画像表示というアイコンを選択すると、操作領域201で指定されている患者の医用画像が表示される。このショートカットの割り当てがない場合には、医用画像を表示するために、操作者は複数回のクリックを行わなくてはならない。すなわち、ショートカットの割り当てにより操作が容易になる。操作領域207は、操作領域201で指定された患者の血圧や体重といった情報を入力する領域である。操作領域208〜操作領域210は、既にショートカットが割り当てられている単語のショートカット用のアイコンである。操作者は、この領域のアイコンを選択することで、そのショートカットに割り当てられている単語を入力できる。例えば、操作者は操作領域203への入力の際にこの領域のアイコンを選択することで、その単語の入力を行うことができる。すなわち、操作者は使用頻度の高い単語をこのショートカットとして割り当てさらに表示させておくことで操作性を向上させることができる。操作領域208〜操作領域210はそれぞれ別個にショートカット用のアイコンを表示できるようになっており、操作者の好みに合わせてアイコンを配置することができる。例えば、操作領域208には診察の回数や診察の内容といった診察情報を配し、操作領域209には病名を配し、操作領域209には検査の種類を配するというように使用される。また、各操作領域に表示される情報のうちHISなどのデータベースに記憶されている情報を用いる場合には、医用プログラム実行部001がそのデータベースから情報を取得して表示される。さらに、操作者が操作領域203の処方211をクリックすることで図3の薬剤処方入力画面300が表示される。薬剤処方入力画面300の操作領域301には入力内容選択ボタン302で選択された入力内容に対応する情報が表示される。図3の状態は入力内容選択ボタン302の中で用法を選択した場合の状態であり、操作領域301には薬の用法の情報が表示されている。そして、操作者は、操作領域301の中で、患者に処方する薬が内服薬か頓服薬かといった情報、服用する時間、回数、何日分の薬かをそれぞれ指定するボタンをクリック等により選択することで入力できる。
ユーザインタフェース003は、入力部004及び表示部005を有している。入力部004は、マウスやキーボードなどで構成されている。表示部005は、モニタなどである。操作者は、医用プログラム実行部001により医用情報装置において医用プログラムが実施され、表示部005に入力画面が表示されると、入力部004を用いて入力画面に対し入力を行う。例えば、電子カルテの場合、上述したようにメイン入力画面200や薬剤処方入力画面300が表示部005に表示される。そして、操作者は、メイン入力画面200や薬剤処方入力画面300を参照し、電子カルテに対しマウスやキーボードなどの入力部004を用いて入力を行う。そして、入力部004から入力された情報は、表示制御部002を介して医用プログラム実行部001に入力される。また入力部004で行われた操作内容は、表示制御部002を介して、操作を行った操作者の識別情報、操作者の属する診療科の情報、及び操作が行われた時間の情報といった分類情報、入力画面の識別情報、入力画面における操作が行われた操作領域とともに操作内容記憶部006へ入力される。ここで、操作内容とは、クリック、ダブルクリック、右クリック、マウスホイール操作、マウス移動、キータイプ等が含まれる。また、入力画面の識別情報とは、動作するプログラムが複数ある場合には、いずれのプログラムのどの入力画面がという情報となる。また、各入力画面上で操作が行われた操作領域は、後述する表示制御部002が、表示させている各入力画面におけるその入力画面を構成する予め決められた操作領域を記憶しており、入力された入力画面上の位置を受けて、いずれの領域かを特定できる。また、分類情報とは、後述する操作を分類するときに用いる分類対象となる情報である。
操作内容記憶部006は、ハードディスクなどの記憶媒体を備えて構成されている。操作内容記憶部006は、操作内容、入力画面の識別情報、入力画面における操作が行われた操作領域、及び分類情報を表示制御部002を介して受ける。
操作内容記憶部006は、入力された操作内容、入力画面の識別情報、入力画面における操作が行われた操作領域を、分類情報と対応させて記憶しておく。この操作内容記憶部006の操作内容の記憶の実施は、プログラム起動時に操作内容の記録開始の命令を、プログラム終了時に操作内容記録終了の命令を、医用プログラム実行部001から操作内容記憶部006に送信するように予め設定しておき、その命令を受けて記憶を実施する構成にしておけばよい。この操作内容記憶部006が本発明における「操作内容記憶手段」にあたる。
評価値算出部007は、メモリやハードディスクなどの記憶領域を有している。そして、評価値算出部007は、複数の分析種別を記憶している。評価値算出部007は、本実施形態では図4に示すような種類を分析種別の種類として記憶している。図4は分析種別の種類とその内容を記載した図である。図4の行401には分析種別の種類、行402には分析種別の内容が記載されている。例えば、操作者別分析という分析種別の場合、その内容は操作者毎の各入力画面での操作の分析を行うための分類、すなわち、ある操作者が各入力画面においてどのような操作を行ったかを統計的に分析するための分類である。また、診療科別分析という分析種別の場合、診療科毎の各入力画面での操作の分析を行うための分類、すなわち、ある診療科において、各入力画面でどのような操作が行われたのかを統計的に分析するための分類である。
さらに、評価値算出部007は、各分析種別による分類を記憶している。例えば、操作者別分析であれば操作者の識別情報によって分類を行う、診療科別分析であれば診療科の情報によって分類を行うというように、どのような分類を行うかを記憶している。
評価値算出部007は、操作者による入力部004からの分析開始命令の入力を表示制御部002を介して受ける。この操作者による分析開始命令の入力には、操作者が選択した分析種別及び分析を行う期間も含まれる。ここで、操作者による分析種別の選択は1つでも複数でもよい。複数の場合には以下で説明する動作を、分析種別毎に繰り返し行う。また、本実施形態では、操作者が選択した分析種別に合わせて分析を行う対象の情報の入力も行われる。例えば、分析種別として操作者別分析の場合には、どの操作者に対する分析を行うのかを指定するため、操作者の識別情報の入力を行う。ここで、操作者の識別情報は、分析対象としての操作者が特定できればよく、実際に入力している操作者の識別情報でも他の操作者の識別情報でもよい。また、本実施形態では、分析対象を特定するため分析を行う対象の情報の入力を必要としたが、この情報は無くてもよく、その場合には、分析種別のすべての対象に対して分析を行う構成になる。具体的には、操作者別であれば全ての操作者に対して操作内容の分析を行うことになる。
ここで、本実施形態では操作者の分析開始命令を受けて、評価値算出部007は、操作評価値の算出を開始しているが、このタイミングは他のタイミングでもよく、例えば評価値算出部007にタイマーを内蔵させ、さらに評価値算出部007に所定の期間(例えば、一か月など)を予め記憶させておき、その所定の期間が経過するごとに操作評価値の算出を開始して分析を開始する構成にしてもよい。
ここで、評価値の算出命令、分析種別、及び分析対象の情報の入力方法を具体的に説明する。表示制御部002は、表示部005に評価値の算出を開始させるための画面である評価値算出命令入力画面を表示させる。そして、操作者は、表示部005に表示された評価値算出命令入力画面を参照し、その画面に選択可能に一覧で表示されている分析種別の中から分析に用いたい分析種別を選択する。すると、表示制御部002は、その分析種別の選択を受けて、評価値算出部007からその分析種別を取得する。そして、表示制御部002は、その分析種別に対応した分析を行う対象の情報を操作内容記憶部006から取得する。そして、表示制御部002は、その取得した情報を基に分析を行う対象の一覧を作成する。そして、表示制御部002は、選択された分析種別における作成した分析の対象の情報の一覧を表示部005に表示させる。操作者は、表示部005に表示された分析対象の一覧から分析の対象の指定を行う。さらに、表示制御部002は、分析を行う期間の入力を求める画面を表示部005に表示させる。操作者は、表示部005に表示された分析を行う期間の入力画面を参照し、分析を行う期間の入力を行う。その後、操作者は、評価値算出命令入力画面に設けられた算出開始ボタンなどをクリックすることで、評価値の算出開始の命令を入力する。ここで、本実施形態では、操作者から評価値の算出命令を受けたが、これは他の方法でもよく、例えば評価値算出部007にタイマーを内蔵させ、予め決められた所定期間を過ぎると自動的に評価値の算出を行う構成でもよい。その場合には、予め決められている種類の分析種別の入力が行われることになる。本実施形態では、操作者が分析種別として操作者別を選択し、分析対象として操作者Aを指定した場合で説明する。
評価値算出部007は、評価値の算出命令を受けて、自己が記憶している各分析種別を参照し、入力された分析種別の分類を取得する。本実施形態では、評価値算出部007は、操作者別での分類、すなわち操作者の識別情報による分類を取得する。
評価値算出部007は、操作内容記憶部006を参照し、指定された分析を行う期間における、入力された操作者の識別情報(本実施形態では、操作者Aの識別情報)に対応した各入力画面における操作内容、及びその操作が行われた操作領域を取得する。そして、評価値算出部007は、各入力画面の操作領域毎に操作内容を分類する。以下においても、分析を行う期間に対応した情報に対し処理を行うが、以下の説明では分析を行う機関に対応した処理であることの記載は省略する。
また、評価値算出部007は、自己の記憶領域に操作評価値を記憶している。ここで、評価値算出部007は、図5に記載した操作評価値を記憶している。図5は、評価値の種類の例及びその内容を表した図である。図5の列501に操作評価値の種類、列502に列501の操作評価値の内容が記載されている。ここで、操作評価値とは、操作内容を統計的に分析するために用いる値である。例えば、マウスクリック回数とは、操作者が各入力画面の各操作領域において何回マウスをクリックしたかという値である。この図4の操作評価値は、図3の分析種別毎に算出されるものである。例えば、分析種別を操作者別とした場合、特定の操作者が行った操作による、マウスクリック回数やマウス移動距離が算出される。
評価値算出部007は、各入力画面の操作領域毎に分類した操作内容を基に、各入力画面の操作領域毎の操作評価値を算出する。具体的には、評価値算出部007は、操作評価値としてクリックを算出する場合には、ある入力画面のある操作領域において操作者Aが行った操作内容のうちクリックという操作内容の数を、加算することで算出する。また、例えば他の例としては、操作評価値としてマウスホイール操作距離の場合には、操作内容記憶部006に記憶されているマウスホイール操作が行われた距離を加算することで、ある入力画面のある操作領域で行われたマウスホイール操作により移動した距離を算出する。評価値算出部007は、全ての入力画面の全ての操作領域において操作者Aが行った操作内容に基づく各操作評価値をそれぞれ算出する。
評価値算出部007は、算出した各操作評価値を、対応する入力画面及び操作領域の識別情報、並びに分析を行う期間とともに改善項目特定部008に出力する。ここでの説明では、特定の分類種別における操作評価値を全て算出し、すべての操作評価値に対する以下で説明する改善処理の特定を行っているが、これは他の構成でもよく、操作評価値を1つずつ算出してその操作評価値に対する改善処理の特定を行い、それを全ての操作評価値に対して行う構成でもよい。この評価値算出部007が本発明における「評価値算出手段」にあたる。
操作内容分析部013は、評価算出部007で算出された評価内容、及び操作者の操作の過去の統計情報を基に操作を分析し、どのような改善処理を行うことで効率的な運用が行えるようになるかを判断する。本実施形態に係る操作内容分析部013は、改善項目特定部008、分析支援データ記憶部009、改善処理特定部010、及び改善処理特定データ記憶部011を備えている。そこで、以下の説明では、操作内容分析部013に含まれる各機能部の構成及び動作の詳細を説明することで、操作内容分析部013の具体的な動作を説明する。この操作内容分析部013が本発明における「操作内容分析手段」にあたる。
分析支援データ記憶部009は、ハードディスクなどの記憶媒体を備えて構成されている。そして、分析支援データ記憶部009は、各評価項目のそれぞれの基準値及び閾値を記憶している。この分析支援データ記憶部009の機能は、以下で説明する改善項目特定部008に含ませることも可能である。この分析支援データ記憶部009が本発明における「分析支援データ記憶手段」にあたる。
改善項目特定部008は、メモリやハードディスクといった記憶領域を有している。改善項目特定部008は、分析を行う期間における、評価値算出部007から操作評価値、対応する入力画面及び操作領域の識別情報、並びに分析を行う期間の入力を受ける。改善項目特定部008は、分析支援データ記憶部009を参照し、入力された操作評価値に対応する基準値及び閾値を取得する。
改善項目特定部008は、取得した基準値から入力された操作評価値との差を求める。そして、改善項目特定部008は、求めた差の値と閾値とを比較する。そして、改善項目特定部008は、閾値を上回った操作評価値の種類を、対応する入力画面及び操作領域の識別情報、並びに分析を行う期間と共に、改善処理特定部010へ出力する。ここで、本実施形態では基準値と操作評価値との差を求め、その差が閾値を超えているか否かを比較しているが、これは基準値を用いずに直接閾値と操作評価値とを比較する構成にしてもよい。この改善項目特定部008が本発明における「改善項目特定手段」にあたる。
改善処理特定データ記憶部011は、ハードディスクなどの記憶媒体を備えて構成されている。そして、改善処理特定データ記憶部011には、各入力画面で用いられている医用情報、各医用情報の使用頻度、同時に使用される医用情報の出現頻度、各医用情報に対応する改善処理、既に医用プログラムに設定されている改善処理、及び既に医用プログラムに設定されている改善処理の使用頻度をそれらの情報が使用された時の患者の識別情報や性別、診療科の情報などといった分類情報と組み合わせて記憶している。さらに、改善処理特定データ記憶部011は、各入力画面において操作領域が異なる配置となっている各入力画面に対応する複数のテンプレートを記憶している。
各入力画面で用いられている医用情報とは、薬の種類、薬の用法、薬の用量、病名、来院記録(初診か再診かなど)、検査の種類、検査結果、治療回数などの医用プログラムで用いられる医用に関連する情報である。例えば、電子カルテにおける薬剤処方入力画面300に、操作者が入力を行う場合、薬の種類、薬の用法、及び薬の用量がそれぞれ一覧で表示部005に表示されるので、操作者はその一覧の中から患者に処方する、薬の種類、薬の用法、及び薬の用量の情報をマウスでクリックすることで選択し、それらの選択が完了すると、確定ボタンをクリックすることで選択を確定する。すなわち、薬剤処方入力画面300における医用情報とは、薬の種類、薬の用法、及び薬の用量である。
医用情報の使用頻度とは、ある入力画面のある操作領域に配置された医用情報における各医用情報の使用頻度である。
同時に使用される医用情報の出現頻度とは、入力画面において同時に使用される医用情報の組み合わせがある場合に、それらの組み合わせが使用された頻度のことである。具体的には、例えば、薬剤処方入力画面300の場合、薬の中には同時に処方されることが多い薬の組み合わせがある。そして、改善処理特定データ記憶部011は、操作者が薬剤処方入力画面300で確定ボタンをクリックしたときに、入力される薬の種類の組み合わせを同時に使用される薬(医用情報)として記憶しておく。そして、すべての組み合わせ(ここには1つの薬が処方されたもの、すなわち医用情報の使用も1つの組み合わせとして含んで計算する。)の中における各組み合わせの割合が出現頻度となる。この場合1つの薬のみの組み合わせは、その医用情報の使用頻度と同じになる。
医用情報に対応する改善処理とは、過去に行われた操作の無駄な部分を排除して効率的な操作を行えるようにする処理であり、例えば、複数の医用情報を一組の情報として扱うようにする「セット」、通常は複数の操作を行うことで実施される医用情報の選択を1度の選択で行えるようにする「ショートカット」、入力画面上における各操作領域の位置を変更する「位置変更」などである。
さらに、改善処理特定データ記憶部011は、各操作評価項目に対応する、その評価項目を改善するために有効な改善処理を記憶している。具体的には、操作評価項目がクリック数であれば、クリック数が多いことが問題であるため、クリック数を少なくできるセットやショートカットが対応する改善処理であり、操作評価項目がマウスの移動距離であれば、操作領域の位置が好適でないことがマウスを移動させる距離が長くなる原因であるから、位置変更が対応する改善処理となる。この改善処理特定データ記憶部011が本発明における「改善処理特定データ記憶手段」にあたる。
改善処理特定部010は、閾値を上回った操作評価値の種類の入力を対応する入力画面及び操作領域の識別情報と共に改善項目特定部008から受ける。改善処理特定部101は、改善処理特定データ記憶部011を参照し、入力された評価項目に対応する改善処理を取得する。ここでは、評価項目としてクリック数が入力された場合で説明する。改善処理特定部010は、クリック数に対応する改善項目として「セット」及び「ショートカット」を取得する。
次に、改善処理特定部010は、入力された入力画面の操作領域の識別情報を基に改善処理特定データ記憶部011を参照し、分析を行う期間における、その入力画面の操作領域における、医用情報、医用情報の使用頻度、同時に使用される医用情報の出現頻度、各医用情報に対応する改善処理、既に医用プログラムに設定されている改善処理、及び既に医用プログラムに設定されている改善処理の使用頻度を取得する。
ここでは、入力画面として薬剤処方入力画面300で説明する。薬剤処方入力画面300では操作領域は1つしかない。そして、薬剤処方入力画面300では、医用情報として、薬の種類、薬の用法、及び薬の用量があるので、ここでは、改善処理特定部010は、薬の情報(薬A、薬B、薬C、・・・)、薬の用法(用法A、用法B、用法C、・・・)、薬の用量(用量A、用量B、用量C、・・・)を取得する。さらに、同時に使用される医用情報としては、薬の種類があり、ここでは、改善処理特定部010は、組み合わせとして(薬A、薬B:同時に使用される薬の組み合わせを表す。以下同じ。)、(薬A、薬C)、(薬A、薬B、薬C)を取得した場合で説明する。そして、改善処理特定部010は、薬の種類に対応する改善処理として「セット」及び「ショートカット」、薬の用法に対応する改善処理として「ショートカット」、薬の用量に対応する改善処理として「ショートカット」を取得する。さらに、改善処理特定部010は、本実施形態では、既に電子カルテの薬剤処方入力画面300において(薬A、薬B)の組み合わせがセットとして設定されている場合で説明する。以下では、改善処理を特定する対象として、薬の種類を対象に説明する。
改善処理特定部010は、セットとして設定する候補として入力された同時に使用される医用情報の組み合わせのうち、既にセットとして電子カルテに設定されている(薬A、薬B)の組み合わせ以外の組み合わせである(薬A、薬C)、(薬A、薬B、薬C)を抽出する。さらに、改善処理特定部010は、セットとして設定する候補の組み合わせに含まれる薬が同時に使用された時の使用頻度(「同時使用頻度」という。)を改善処理特定データ記憶部011から取得する。また、改善処理特定部010は、改善処理特定データ記憶部011に記憶されている薬剤処方入力画面300に既にセットとして設定されている他の薬の種類の組み合わせのうち使用頻度が最も低いものをその使用頻度(「最低使用頻度」という。)と共に取得する。そして、(薬A、薬C)をセットとしたときの薬A及び薬Cの組み合わせを選択するのに必要なクリック数と、(薬A、薬C)をセットとしない場合の薬A及び薬Cの組み合わせを選択するのに必要なクリック数との差を算出する。そして、改善処理特定部010は、その差と同時使用頻度との積(「改善後減少クリック数」という。)を算出する。また、改善処理特定部010は、最低使用頻度を有するセットを設定した場合のそのセットに含まれる薬の組み合わせを選択するのに必要なクリック数と、最低使用頻度を有するセットを設定しない場合のそのセットに含まれる薬の組み合わせを選択するのに必要なクリック数との差を算出する。そして、改善処理特定部010は、その算出した差と最低使用頻度との積(「改前後増加クリック数」という。)を算出する。そして、改善後減少クリック数と改善後増加クリック数とを比較し、改善後現象クリック数が多い場合には、改善処理特定部010は、改善処理として(薬A、薬C)のセットの設定及び最低使用頻度を有するセットの設定の解除という改善案を記憶する。この様にして、改善処理特定部010は、特定した改善処理の改善案を記憶する。改善処理特定部010は、この処理を(薬A、薬B、薬C)をセットした場合でも行う。
ここで、本実施形態では、改善処理としてセットを設定する場合に最も使用頻度の低いセットの設定を解除する構成としているが、セットの設定の解除は他の構成でもよい。例えば、1.他のセットの解除は行わない構成。ただし、この場合には改善後増加クリック数は存在しないので、常に候補して挙げられた薬の組み合わせのセットを設定することが改善処理の対象となる。2.使用頻度が低いセットを下から複数取得し、それらのセットの改善後増加クリック数を求めて、それらと改善後現象クリック数を比較し最もクリック数が減少するセットを求める構成。3.セットの上限値を決めておき、セットとして設定されている数が上限値を超えない時には、他のセットの解除は行わず、上限値を超えた場合に、他のセットの解除を行う構成。というような構成でもよい。
さらに、改善処理特定部010は、「ショートカット」に関しても改善処理の特定を行う。すなわち、使用頻度が高い薬に対しショートカットを設定し、且つ現在使用頻度が最も低い薬のショートカットの設定を解除した場合のクリック数と現在のクリック数とを比較し、前者のクリック数が少ない場合には、改善処理として、使用頻度が高い薬のショートカットを作成し使用頻度が最低の薬のショートカットの設定を解除するという改善案を記憶する。
以上の説明では、薬剤処方入力画面300における薬の種類に対する改善処理を説明したが、改善処理特定部010は、この改善処理の特定を、他の医用情報に対しても実施し、さらに、電子カルテが有する他の入力画面における医用情報に対しても実施する。
改善処理特定部010は、特定した改善処理の改善案、分析を行う期間、分類種別、改善対象となる評価項目、及び改善対象となる入力画面の識別情報を分析レポート通知部012に出力する。この改善処理特定部010が本発明における「改善処理特定手段」にあたる。
分析レポート通知部012は、図6に示すような分析レポートのフォーマットを予め記憶している。図6は分析レポートの一例の図である。図6における下線部は、分析レポート通知部012が改善処理特定部010から受けた情報を基に埋める個所である。
分析レポート通知部012は、入力された情報を基に、分析レポートを作成する。たとえば、分析レポート通知部012は、下線601部分の情報は分析を行う期間を基に埋め、下線602部分の情報は分析種別を基に埋め、下線603は改善対象となる入力画面の識別情報を基に埋め、下線604は改善対象となる評価項目を基に埋める。さらに、分析レポート通知部012は、改善案を参照し、下線605〜下線608などの下線部の内容を埋める。具体的には、上述したような薬剤処方入力画面300に対する改善案の場合、分析レポート通知部012は、改善案のセットの設定を行う旨の情報から下線605を埋め、改善案のセットの設定を行う薬の組み合わせから下線606を埋め、改善案のセットの設定の解除を行う旨の情報から下線607を埋め、改善案のセットの設定を解除する薬の組み合わせから下線608を埋める。
分析レポート通知部012は、作成した分析レポートを表示制御部002に出力する。この分析レポート通知部012が本発明における「分析レポート通知手段」にあたる。
表示制御部002は、分析レポート通知部012から分析レポートの入力を受ける。そして、表示制御部002は、入力された分析レポートを表示部005へ表示させる。操作者は、この分析レポートを参照することで、どのような改善処理を行えば操作を効率的に行うことができるかを把握することができる。
また、以上では改善処理として「セット」及び「ショートカット」を設定する場合で説明したが、これは「位置変更」の場合でも同様である。位置変更により改善可能な操作評価項目は、マウス移動距離などである。そこで、位置変更の場合を簡単に説明する。
評価値算出部007は、操作内容記憶部006を参照し、操作内容記憶部006から各入力画面においてクリックされた操作領域の順番を取得する。そして、評価値算出部007は、各入力画面での操作における、最初の操作領域の選択から最後の操作領域の選択までの、選択した操作領域から次に選択した操作領域への移動距離を加算することで操作評価値であるマウス移動距離として算出する。この算出は、具体的には、各操作領域の重心や特徴点の間の距離などを用いる。
改善項目特定部008は、評価値算出部007が算出したマウス移動距離が閾値を以上か否かを判断する。マウス移動距離が閾値以上のときに、改善項目特定部008は、マウス移動距離を改善項目とする。
改善処理特定部010は、評価値算出部007が取得した各入力画面においてクリックされた操作領域の順番を取得する。改善処理特定部010は、改善処理特定データ記憶部011に記憶されている入力画面のテンプレートを参照し、テンプレート毎に取得した操作領域の順番で操作を行った時のマウス移動距離を算出する。
改善処理特定部010は、算出したテンプレート毎のマウス移動距離と、取得した改善項目であるマウス移動距離(現在の入力画面の操作領域の構成でのマウス移動距離)とを比較する。
改善処理特定部010は、改善項目であるマウス移動よりも短い距離を有するマウス移動距離となっているテンプレートを抽出する。
改善処理特定部010は、抽出したテンプレートを分析レポート通知部012へ出力する。
分析レポート通知部012は、入力されたテンプレートを基に操作者にそのテンプレートにおける操作領域の配置を推奨する分析レポートを作成する。そして、分析レポート通知部012は、表示制御部002へ作成した分析レポートを出力する。
表示制御部002は、分析レポート通知部012から、分析レポートの入力を受ける。そして、表示制御部002は、入力された分析レポートを表示部005に表示させる。
ここで、本実施形態では、操作者への分析レポートの通知として、表示部005への表示を行っているが、この通知方法は他の方法でもよく、例えば、電子メイルによる送付、電子メイルの添付文書としての送付、分析レポートをウェブサーバに登録し、電子メイルで送付するなどの方法でもよい。
次に、図7を参照して、本実施形態に係る医用情報装置における改善処理の特定及び通知の流れを説明する。ここで、図7は、本実施形態に係る医用情報装置における改善処理の特定及び通知のフローチャートである。
ステップS001:評価値算出部007は、操作者からの入力部004を用いた分析開始命令の入力を、分析種別及び分析期間とともに、表示制御部002を介して受ける。
ステップS002:評価値算出部007は、入力された分析種別毎に、入力された分析期間における各入力画面の操作領域毎の操作内容を操作内容記憶部006から取得する。そして、評価値算出部007は、取得した操作内容を基に操作評価値を算出する。
ステップS003:改善項目特定部008は、評価値算出部007から各入力画面の操作領域毎の操作評価値の入力を受ける。改善項目特定部008は、入力された操作評価値と分析支援データ記憶部009に記憶されている基準値及び閾値を取得する。
ステップS004:改善項目特定部008は、入力された操作評価値と基準値との差を求める。そして、改善項目特定部008は、求めた差と閾値とを比較し、差が閾値を超えている操作評価項目を改善項目として特定する。そして、改善項目特定部008は、入力された操作評価値が改善項目として特定されたか否かを判断する。改善項目として特定された操作項目がない場合(No)には、改善処理の特定及び通知の動作を終了する。また、改善項目として特定された操作項目がある場合(Yes)には、ステップS005へ進む。
ステップS005:改善処理特定部010は、改善項目特定部008から改善項目の入力を受ける。改善処理特定部010は、入力された改善項目を改善可能な改善処理を特定し、その特定した改善処理の対象となる入力画面の表示項目を抽出し、改善処理特定データ記憶部011を参照して、抽出した表示項目に対応する統計情報及び既に設定されている改善処理の統計情報などを基に、有効な改善処理及びその改善処理の対象となる表示項目を特定する。
ステップS006:改善項目特定部008及び改善処理特定部010は、全ての分類種別に対する改善処理の特定が終了したか否かを判断する。全ての分類種別に対する改善処理の特定が終了した場合(Yes)には、ステップS007に進む。全ての分類種別に対する改善処理の特定が終了していない場合(No)には、ステップS004に戻る。
ステップS007:評価値算出部007は、全ての操作評価項目に対する改善処理の特定が終了したか否かを判断する。全ての操作評価項目に対する改善処理の特定が終了した場合(Yes)には、ステップS008に進む。全ての操作評価項目に対する改善処理の特定が終了していない場合(No)には、ステップS002に戻る。
ステップS008:分析レポート通知部012は、改善処理特定部010から有効な改善処理及びその改善処理の対象となる表示項目の入力を受ける。分析レポート通知部012は、入力された改善処理及び対象となる表示項目の情報を基に分析レポートを作成する。そして、分析レポート通知部012は、作成した分析レポートを表示制御部002を介して表示部005へ表示させることで、操作者に通知する。
次に、図8を参照して改善項目特定の一例として組合せ処理における改善項目特定の流れを説明する。図8は改善項目特定の一例として組合せ処理における改善項目特定のフローチャートである。
ステップS101:改善処理特定部010、医用情報の使用頻度及び使用履歴を改善処理特定データ記憶部011から取得する。
ステップS102:改善処理特定部010、既に設定されている組合せ処理が対象としている医用情報の組み合わせを改善処理特定データ記憶部011から取得する。
ステップS103:改善処理特定部010、既に設定されている組合せ処理の使用頻度を改善処理特定データ記憶部011から取得する。
ステップS104:改善処理特定部010、既に設定されている全ての組合せ処理の情報の取得が完了したか否かを判断する。既に設定されている全ての組合せ処理の情報の取得が完了している場合(Yes)には、ステップS105に進む。既に設定されている全ての組合せ処理の情報の取得が完了していない場合(No)には、ステップS102に戻る。
ステップS105:改善処理特定部010は、医用情報の使用履歴を基に、同時に使用されている医用情報の組み合わせのうち既に設定されている組合せ処理が対象としていない組み合わせを取得し、取得した組み合わせを構成する医用情報の使用頻度を基に、その取得した組み合わせの医用情報を対象とする組合せ処理を設定した場合の操作評価値の改善量を算出する。
ステップS106:改善処理特定部010は、既に設定されている組合せ処理の使用頻度を参照し、使用頻度が低い組合せ処理を抽出する。そして、抽出した組合せ処理が対象としている医用情報の使用頻度を基に、抽出した組合せ処理の設定を解除した場合の操作評価値の改悪量を算出する。
ステップS107:改善処理特定部010は、算出した操作評価位置の改善量が、求めた操作評価値の改革量を比較し、改善量算出の基となった医用情報を対象とする組合せ処理が有効か否かを判断する。改善量が改悪量を上回った場合には、改善処理特定部010は、改善量算出の基となった医用情報を対象とする組合せ処理が有効(Yes)と判断し、ステップS108に進む。改善量が改悪量以下の場合には、改善処理特定部010は、改善量算出の基となった医用情報を対象とする組合せ処理が有効でない(No)と判断し、改善処理の特定を終了する。
ステップS108:有効と判断した組合せ処理の設定の情報を分析レポート通知部012に出力する。
以上に説明したように、本実施形態に係る医用情報装置は、各操作者が行った操作内容の評価を行い、その評価を基に改善の必要のある操作を特定して、過去の入力に基づく統計情報を基に特定した操作を改善する改善処理及び改善対象を通知する構成である。また、分析種類毎に改善処理の特定を行うことができる。
これにより、現在の運用状況や改善処理の詳細を操作者が理解しなくても、現在の運用状況に合わせた好適な改善処理の設定を容易に把握することができ、さらに、操作者や使用部署に合わせた好適な改善処理と思われるが可能となる。
また、以上の説明では、改善処理特定データ記憶部011を含む一つの医用情報装置100として説明したが、この改善処理特定データ記憶部011は別の装置に配置されてもよい。この場合の別の装置とは、例えばHISなどである。そして、この場合、改善処理特定部010が必要に応じて外部に配置された改善処理特定データ記憶部011にネットワークを介して情報の取得を行う構成にすればよい。
〔第2の実施形態〕
次に、第2の実施形態について説明する。本実施形態に係る医用情報装置は、外部の医用プログラムが動作する装置(例えば、電子カルテ装置や医用画像観察装置など)から操作内容を受けてその操作内容を基に分析を行う構成である。図9は本実施形態に係る医用情報装置を含む医用情報システムのブロック図である。ただし、医用情報装置としての基本的な機能は第1の実施形態と異ならないため、図9において図1と同一の符号を有する機能部は特に説明のない限り同一の機能を有するものとする。
本実施形態に係る医用情報システムは、ネットワークを介して情報の送受信可能に医用情報装置100と他の医用プログラム実行装置900とが接続されている。
医用プログラム実行装置900は、電子カルテ装置や医用画像観察装置などの医用プログラムが動作する装置である。医用プログラム実行装置900は、医用プログラム実行部901、ユーザインタフェース902、表示制御部903、及び操作内容転送部904を有している。
医用プログラム実行部901は、電子カルテプログラムなど医用プログラムを実行する。操作者は、ユーザインタフェース902を用いて医用プログラムの入力画面への操作の入力など表示制御部903を介して行う。表示制御部903は、入力された入力画面への操作内容を操作内容転送部904に出力する。操作内容転送部904は、入力された操作内容を医用プログラムの識別情報、入力画面の識別情報、操作領域の情報、及び操作者の情報や診療科の情報といった分類情報などを操作内容記憶部006へ出力する。ここで、この操作内容転送部904による操作内容の取得及び出力は、例えば、医用プログラム実行部901からプログラムの開始情報を受けて開始し、医用プログラム実行部901からプログラムの終了情報を受けて停止する構成である。ここで、ユーザインタフェース902が本発明における「ユーザインタフェース」にあたり、医用プログラム実行部901が本発明における「プログラム実行手段」にあたる。
医用情報装置100は、図9に示すように、第1の実施形態から医用プログラム実行部を除いた構成である。
操作内容記憶部006は、操作内容転送部904から入力された操作内容を、入力画面の識別情報、操作領域の情報、及び分類情報などと対応させて記憶しておく。
評価値算出部007は、操作内容記憶部006に記憶されている操作内容を基に、操作評価値を算出する。
操作内容分析部013は、改善項目特定部008、分析支援データ記憶部009、改善処理特定部010、及び改善処理特定データ記憶部011を備えている。
改善項目特定部008は、評価値算出部007から入力された操作評価値を基に、分析支援データ記憶部009を参照し、改善項目を特定する。
改善処理特定部010は、改善項目特定部008から入力された改善項目を基に、改善処理特定データ記憶部011に記憶されている統計情報を参照し、有効な改善処理を特定する。
分析レポート通知部012は、改善処理特定部010で特定された有効な改善処理の情報を基に分析レポートを作成し、表示制御部002を介して表示部005に作成した分析レポートを表示させる。
以上で説明したように、本実施形態に係る医用情報装置は、外部の医用プログラム実行装置で行われた操作の操作内容を記憶して、その記憶した操作内容の情報を基に操作の分析を行い、有効な改善処理を特定し通知する構成である。
これにより、本実施形態に係る医用情報装置は、外部の複数の医用プログラム実行装置で行われた操作の分析を一つの装置で行うことができ、医用情報システムに配置された各医用プログラム実行装置における操作性を集中的に管理し好適な操作を提供することが可能となる。
001 医用プログラム実行部
002 表示制御部
003 ユーザインタフェース
004 入力部
005 表示部
006 操作内容記憶部
007 評価値算出部
008 改善項目特定部
009 分析支援データ記憶部
010 改善処理特定部
011 改善処理特定データ記憶部
012 分析レポート通知部
013 操作内容分析部
100 医用情報装置
900 医用プログラム実行装置
901 医用プログラム実行部
902 ユーザインタフェース
903 表示制御部
904 操作内容転送部

Claims (14)

  1. 表示手段と入力手段とを備えるユーザインタフェースと、
    前記表示手段に入力画面を表示させて診療に関わる情報を管理するプログラムを実行する医用プログラム実行手段と、
    前記入力画面に対する各操作者の操作内容に基づいて前記操作評価値を順次算出する評価値算出手段と、
    前記分析種別、前記算出された前記操作評価値、及び操作の統計情報を基に操作内容の分析を行う操作内容分析手段と、
    前記操作内容の分析結果を操作者に通知する分析レポート通知手段と、
    を備えることを特徴とする医用情報装置。
  2. 前記操作内容分析手段は、
    前記入力画面毎に前記操作評価値の項目に対する閾値を予め記憶している分析支援データ記憶手段と、
    前記分析種別それぞれにおける前記入力画面毎に、前記分析支援データ記憶手段に記憶されている閾値を基に、改善すべき前記操作評価値の項目である改善項目を特定する改善項目特定手段と、
    前記分析種別毎における、前記入力画面毎に表示される少なくとも医用情報を含む表示項目、前記表示項目毎にその表示項目を対象とする操作を簡便にするための改善処理内容を記憶している改善処理特定データ記憶手段と、
    前記改善処理特定データ記憶手段から前記特定された改善項目を改善可能な前記改善処理内容の対象となる前記表示項目を特定する改善処理特定手段と、
    を備え、
    前記分析レポート通知手段は、前記特定された表示項目を対象とする前記改善処理内容を操作者に通知する、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の医用情報装置。
  3. 前記改善処理特定データ記憶手段は、前記表示項目の使用に関する操作の統計情報を予め記憶しており、
    前記改善処理特定手段は、前記特定した前記表示項目を基に前記改善処理特定データ記憶手段に記憶されている統計情報を参照して、有効な前記改善処理内容の対象となる前記表示項目を特定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の医用情報装置。
  4. 前記改善処理特定手段は、前記改善処理内容と前記改善処理内容により改善可能な前記操作評価値の項目との対応を記憶しており、その記憶している対応を基に前記改善項目に対応する前記操作評価置の項目を改善可能な前記改善処理内容を特定し、該特定した改善処理内容の対象となる前記表示項目を前記改善処理データ記憶手段から特定する、ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の医用情報装置。
  5. 前記分析支援データ記憶手段は、前記入力画面毎に前記操作評価値の項目それぞれに対する基準値をさらに記憶しており、
    前記改善項目特定手段は、前記分析種別それぞれにおける前記入力画面毎に前記分析支援データ記憶手段に記憶されている基準値を前記算出した前記操作評価値との比較した結果に基づいて、前記操作評価値の項目を改善項目として特定する、
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか一つに記載の医用情報装置。
  6. 前記入力画面は1つ又は複数の操作領域で構成されており、
    前記操作内容記憶手段は、前記操作領域毎に前記操作内容を記憶しており、
    評価値算出手段は、前記操作領域毎に前記操作評価値を算出し、
    前記改善処理特定データ記憶手段は、前記操作領域毎に各情報を記憶しており、
    前記改善処理特定手段は、前記操作領域毎に有効な改善処理を特定する、
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれか一つに記載の医用情報装置。
  7. 前記改善処理は複数の医用情報を1つの組み合わせとして扱わせる処理である組合せ処理を含み、
    前記改善処理特定手段は、
    前記改善処理特定データ記憶手段から前記組合せ処理の対象となる医用情報を抽出し、さらに、前記改善処理特定データ記憶手段に記憶されている、前記抽出した前記医用情報の使用頻度を基に、前記組合せ処理の対象となっていない前記医用情報の組み合わせを構成する前記医用情報のそれぞれが同時に使用される使用頻度が高い前記医用情報を前記使用履歴を基に特定し、前記特定した前記医用情報の組み合わせに組合せ処理を設定した場合の前記操作評価値の改善量を算出し、また、前記既に設定されている組合せ処理の使用頻度を基に使用頻度が低い組合せ処理を特定し、前記特定した組合せ処理の設定を解除した場合の前記操作評価値の改悪量を算出し、前記改善量が前記改悪量を上回っている場合に、前記特定した前記医用情報の組み合わせへの組合せ処理の設定を有効な改善処理と特定する、
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれか一つに記載の医用情報装置。
  8. 前記改善処理は特定の表示項目を1回の選択で選択可能にする処理であるショートカットを含み、
    前記改善処理特定手段は、
    前記改善項目が前記ショートカットにより改善可能な操作評価値の項目に一致するときに、前記改善処理特定データ記憶手段から前記ショートカットの対象となる表示項目を抽出し、さらに、前記改善処理特定データ記憶手段に記憶されている、前記抽出した前記表示項目の使用頻度を基に、前記ショートカットの対象となっていない前記表示項目のうち使用頻度が高い前記表示項目を特定し、前記特定した前記表示項目にショートカットを設定した場合の前記操作評価値の改善量を算出し、また、前記既に設定されているショートカットの使用頻度を基に使用頻度が低いショートカットを特定し、前記特定したショートカットの設定を解除した場合の前記操作評価値の改悪量を算出し、前記改善量が前記改悪量を上回っている場合に、前記特定した前記表示項目の組み合わせへのショートカットの設定を有効な改善処理と特定する、
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項7のいずれか一つに記載の医用情報装置。
  9. 前記改善処理は前記入力画面における前記操作領域の配置を変更する処理である位置変更処理を含み、
    前記改善処理特定データ記憶手段は、
    前記入力画面における前記操作領域の配置が異なるテンプレートを前記配置毎に記憶し、
    前記改善処理特定手段は、
    前記改善項目が前記位置変更処理により改善可能な前記操作評価値の項目に一致するときに、前記改善処理特定データ記憶手段に記憶されている前記テンプレートを参照し、前記表示項目である前記操作領域の使用履歴を基に、使用頻度の高い前記操作領域の使用の順番を特定し、各前記テンプレートにおいて、前記特定した順番で操作を行った場合の前記操作評価値を算出し、該算出した前記操作評価値が前記改善項目と比較して改善されている前記テンプレートを抽出し、前記抽出した前記テンプレートにおける前記操作領域の配置への変更を有効な改善処理と特定する、
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項8のいずれか一つに記載の医用情報装置。
  10. 前記評価値算出手段は、指定された期間における前記操作内容の前記操作評価値を算出することを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一つに記載の医用情報装置。
  11. 前記分類種別は、少なくとも操作者別、診療科別、診療曜日別、又は診療時間別のいずれか一つを含むことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか一つに記載の医用情報装置。
  12. 前記操作評価値は、少なくともマウスボタンの押下、マウスホイールの操作、マウスの移動、キー入力のいずれか一つを含むことを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか一つに記載の医用情報装置。
  13. 表示手段と入力手段とを備えるユーザインタフェースと、
    前記表示手段に入力画面を表示させて診療に関わる情報を管理するプログラムを実行する医用プログラム実行手段と、
    過去の各前記入力画面に対する各操作者の操作内容を記憶する操作内容記憶手段と、
    各前記操作の改善の要否を評価するための操作内容に対応する操作評価値の項目、及び分析種別を予め記憶しており、前記操作内容記憶手段を参照し前記分析種別毎に各前記入力画面における前記各操作内容の前記操作評価値を順次算出する評価値算出手段と、
    前記入力画面毎に前記操作評価値の項目それぞれに対する閾値を予め記憶している分析支援データ記憶手段と、
    前記分析種別それぞれにおける前記入力画面毎に、前記分析支援データ記憶手段に記憶されている閾値を基に、改善すべき前記操作評価値の項目である改善項目を特定する改善項目特定手段と、
    前記入力画面毎に表示される複数の医用情報を1つの組み合わせとして1つの操作で扱わせる処理である組合せ処理を、指定された前記医用情報の組み合わせに対して設定する組合せ処理設定手段と、
    前記分析種別における、前記組合せ処理の対象となる医用情報、前記医用情報の使用履歴、各前記医用情報の使用頻度、前記組合せ処理設定手段により既に設定されている前記組合せ処理の対象となっている前記医用情報、及び前記既に設定されている前記組合せ処理の使用頻度、を予め記憶している改善処理特定データ記憶手段と、
    前記組合せ処理により改善可能な前記操作評価値の項目を記憶しており、前記改善項目が前記改善可能な前記操作評価値の項目に一致するときに、前記改善処理特定データ記憶手段から前記組合せ処理の対象となる医用情報を抽出し、さらに、前記改善処理特定データ記憶手段に記憶されている前記抽出した医用情報の使用頻度及び使用履歴を基に、前記組合せ処理の対象とされていない前記医用情報の組み合わせを構成する医用情報のそれぞれが同時に使用される使用頻度が高い前記医用情報の組み合わせを特定し、前記特定した前記医用情報の組み合わせに組合せ処理を設定した場合の前記操作評価値の改善量を算出し、また、前記既に設定されている組合せ処理の使用頻度を基に使用頻度が低い組合せ処理を特定し、前記使用頻度が低い組合せ処理の設定を解除した場合の前記操作評価値の改悪量を算出し、前記改善量が前記改悪量を上回っている場合に、前記特定した同時に使用される使用頻度が高い前記医用情報の組み合わせへの組合せ処理の設定を有効な組合せ処理と特定する改善処理特定手段と、
    前記有効と判断された前記組合せ処理を操作者に通知する分析レポート通知手段と、
    を備えることを特徴とする医用情報装置。
  14. 表示部に入力画面を表示させて診療に関わる情報を管理するプログラムを実行する医用プログラム実行段階と、
    操作者が前記入力画面への操作の入力を行う操作入力段階と、
    前記入力画面に対する各操作者の操作内容に基づいて分析種別毎に各前記入力画面における前記各操作内容の前記操作評価値を順次算出する評価値算出段階と、
    前記分析種別、前記算出された前記操作評価値、及び操作の統計情報を基に操作内容の分析を行う操作内容分析段階と、
    前記操作内容の分析結果を操作者に通知する分析レポート通知段階と、
    を有することを特徴とする医用情報分析方法。
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