WO2022014035A1 - 集中制御装置及びデータログの表示方法 - Google Patents
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Abstract
集中制御装置は、複数の被制御機器を制御する集中制御装置であって、複数の被制御機器と通信を行う機器通信インターフェース部と、複数の被制御機器に応じた手術担当者の情報が設定される手術担当者設定部と、機器通信インターフェース部の通信結果より得られる複数の被制御機器の操作に関するデータログに複数の被制御機器に応じた手術担当者の情報を付加して記録するデータログ記録部と、データログ記録部に記録されたデータログと手術担当者設定部により設定された手術担当者の情報とから所定の手術担当者毎にデータログを抽出するデータログ抽出部と、を有する。
Description
本発明は、集中制御装置及びデータログの表示方法に関し、特に、複数の被制御機器を制御する集中制御装置及びデータログの表示方法に関する。
従来より、手術室には各種医療機器及び各種非医療機器が設置されている。これらの各種機器には、無影灯、内視鏡装置、気腹装置等、様々な機器がある。集中制御装置としてのシステムコントローラが、そのような各種機器と通信して、各種機器に対する設定値の設定及び集中制御を行う。
操作パネル装置がシステムコントローラに接続され、手術が開始されると、執刀医、スコピスト、看護師などの手術担当者は、その操作パネル装置を操作して、所望の機器に対する実行指示をしたり、各種設定値の設定及び変更などを行ったりすることができる。
各機器に対する操作は、その機器の有する機能の実行あるいは停止の指示、機能に関わる設定などであり、執刀医、スコピスト、看護師などの手術担当者は、各機器を直接操作する、あるいは、操作画面を操作パネル装置に表示させて、所望の操作を行う。
ところで、手術担当者は、手術中の各機器の操作に関する操作ログや発生したエラーに関するエラーログ等のログデータを見返し、手術中の行動を振り返ることで、スキルを向上させることができる。各機器の操作や発生したエラー等に関するログデータは、各機器と通信することができる集中制御装置としてのシステムコントローラによって保存及び表示することができる。例えば、日本国特開2019-76246号公報には、手術中の各機器の操作や発生したエラー等のログデータを収集する医療用制御装置が開示されている。
しかしながら、手術中は執刀医、スコピスト、看護師などの様々な手術担当者が各機器を操作するが、従来の医療用制御装置は、それらのログデータを1つのログデータとして保持しているため、術者、スコピスト、看護師などの手術担当者は、自身の操作等に関連するログデータだけを容易に見返すことができなかった。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、手術担当者が自身の操作に関連するログデータだけを容易に抽出することができる集中制御装置及び表示方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様の集中制御装置は、複数の被制御機器を制御する集中制御装置であって、前記複数の被制御機器と通信を行う機器通信インターフェース部と、前記複数の被制御機器に応じた手術担当者の情報が設定される手術担当者設定部と、前記機器通信インターフェース部の通信結果より得られる前記複数の被制御機器の操作に関するデータログに前記複数の被制御機器に応じた手術担当者の情報を付加して記録するデータログ記録部と、前記データログ記録部に記録された前記データログと前記手術担当者設定部により設定された手術担当者の情報とから所定の手術担当者毎にデータログを抽出するデータログ抽出部と、を有する。
また、本発明の一態様のデータログの表示方法は、複数の被制御機器を制御する集中制御装置のデータログの表示方法において、前記複数の被制御機器と通信を行い、前記複数の被制御機器に応じた手術担当者の情報が設定されるテーブルに基づいて、通信結果より得られる前記複数の被制御機器の操作に関するデータログに前記複数の被制御機器に応じた手術担当者の情報を付加して記録し、記録された前記データログと、設定された手術担当者の情報とから所定の手術担当者毎にデータログを抽出して表示する。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
<第1の実施形態>
(手術システムの構成)
まず、図1を用いて手術室に配置される手術システムの全体構成を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る手術システムの構成を示す構成図である。手術システムは、内視鏡などの複数の医療機器と、無影灯などの複数の非医療機器とを含んでいる。
(手術システムの構成)
まず、図1を用いて手術室に配置される手術システムの全体構成を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る手術システムの構成を示す構成図である。手術システムは、内視鏡などの複数の医療機器と、無影灯などの複数の非医療機器とを含んでいる。
図1に示すように、手術室内には、患者Pが横たわる手術台2、複数の無影灯3、表示装置4、及び、医療システム5が配置される。この医療システム5は、第1カート11及び第2カート12を有している。各無影灯3と表示装置4は、手術室の天井にアーム6により固定されている。さらに、手術室には、室内灯7が天井に設置されている。また、手術室には、術野カメラ8及び図示しないルームカメラも設置されている。
第1カート11には、被制御装置である医療機器として例えば電気メス装置13、気腹装置14、ビデオプロセッサ15、光源装置16及び録画用のレコーダ17等の装置類と、二酸化炭素を充填したガスボンベ18が載置されている。ビデオプロセッサ15は、カメラケーブル31aを介して第1の内視鏡31に接続される。
光源装置16は、ライトガイドケーブル31bを介して第1の内視鏡31に接続される。また、第1カート11には、表示装置19、第1の集中表示パネル20、操作パネル装置21等が載置されている。表示装置19は、内視鏡画像等を表示する、例えばTVモニタである。
レコーダ17は、ハードディスクドライブ装置などの大容量記憶装置を含む記録装置である。
集中表示パネル20は、手術中のあらゆるデータを選択的に表示させることが可能な表示手段となっている。操作パネル装置21は、例えば液晶ディスプレイ等の表示部とこの表示部上に一体的に設けられた例えばタッチパネルにより構成され、非滅菌域にいる看護師等が操作する集中操作装置になっている。
集中表示パネル20は、手術中のあらゆるデータを選択的に表示させることが可能な表示手段となっている。操作パネル装置21は、例えば液晶ディスプレイ等の表示部とこの表示部上に一体的に設けられた例えばタッチパネルにより構成され、非滅菌域にいる看護師等が操作する集中操作装置になっている。
更に、第1カート11には、集中制御装置であるシステムコントローラ22が載置されている。このシステムコントローラ22には、上述した、各無影灯3、室内灯7、電気メス装置13、気腹装置14、ビデオプロセッサ15、光源装置16、レコーダ17等が、図示しない通信線を介して接続されている。さらに、システムコントローラ22には、ヘッドセット型のマイク33が接続できるようになっており、システムコントローラ22はマイク33から入力された音声を認識し、術者の音声により各機器を制御できるようになっている。
システムコントローラ22には、手術室の壁に設置された第2の操作パネル装置21Aもケーブル21aを介して接続されており、非滅菌域にいる看護師等は、操作パネル装置21Aによっても、各機器の操作等が可能となっている。
また、第1カート11には、第1の内視鏡31や、電気メス装置13に接続された処置具13aなどに埋め込まれているIDタグにより、物の個別ID情報を無線にて読み取り/書き取りできるRFID(Radio Frequency Identification)端末35が設けられている。
一方、第2カート12には、被制御装置であるビデオプロセッサ23、光源装置24、画像処理装置25、表示装置26及び集中表示パネル27が載置されている。ビデオプロセッサ23はカメラケーブル32aを介して第2の内視鏡32に接続される。光源装置24はライトガイドケーブル32bを介して第2の内視鏡32に接続される。
表示装置26は、ビデオプロセッサ23でとらえた内視鏡画像等を表示する。集中表示パネル27は、手術中のあらゆるデータを選択的に表示させることが可能になっている。
表示装置26は、ビデオプロセッサ23でとらえた内視鏡画像等を表示する。集中表示パネル27は、手術中のあらゆるデータを選択的に表示させることが可能になっている。
これらビデオプロセッサ23、光源装置24、画像処理装置25等は、第2カート12に載置された中継ユニット28に図示しない通信線を介して接続されている。そして、この中継ユニット28は、中継ケーブル29によって、上述の第1カート11に搭載されているシステムコントローラ22に接続されている。
こうして、システムコントローラ22は、これらの第2カート12に搭載されているビデオプロセッサ23、光源装置24、及び画像処理装置25、等と、第1カート11に搭載されている電気メス装置13、気腹装置14、ビデオプロセッサ15、光源装置16及びレコーダ17、等と、各無影灯3、各表示装置4及び室内灯7、等と、を集中制御することができるようになっている。
このため、システムコントローラ22とこれらの装置との間で通信が行われている場合、システムコントローラ22は、上述の操作パネル装置21及び21Aの液晶ディスプレイ上に、接続されている装置の設定状態や操作スイッチ等の設定画面を表示できるようになっている。さらに、システムコントローラ22は、所望の操作スイッチが触れられて所定領域のタッチパネルが操作されることによって設定値の変更等の操作入力が行えるようになっている。
リモートコントローラ30は、滅菌域にいる執刀医等が操作する第2集中操作装置であり、通信が成立している他の装置を、システムコントローラ22を介して操作することができるようになっている。
また、システムコントローラ22には、通信手段である赤外線通信ポート(図示せず)が取り付けられている。この赤外線通信ポートは、表示装置19の近傍等の赤外線が照射しやすい位置に設けられ、システムコントローラ22との間がケーブルで接続されている。
(システムコントローラの構成)
図2は、システムコントローラの構成を示すブロック図である。
システムコントローラ22は、制御部41と、記憶装置42と、通信インターフェース(以下、通信I/Fと略す)43と、表示インターフェース(以下、表示I/Fと略す)44とを含む。
図2は、システムコントローラの構成を示すブロック図である。
システムコントローラ22は、制御部41と、記憶装置42と、通信インターフェース(以下、通信I/Fと略す)43と、表示インターフェース(以下、表示I/Fと略す)44とを含む。
制御部41は、中央処理装置(以下、CPUという)、ROM、RAM等を具備するプロセッサとして構成することができ、CPUがROMに記録された各種機能のソフトウエアプログラムを読み出して実行することにより、システムコントローラ22の有する各種機能が実現される。ここでのプロセッサは、例えば各部の機能が個別のハードウエアで実現されてもよいし、或いは各部の一部が一体のハードウエアで実現されてもよい。例えば、プロセッサは、ハードウエアを含み、そのハードウエアは、デジタル信号を処理する回路及びアナログ信号を処理する回路の少なくとも一方を含むことができる。プロセッサは、中央処理装置(CPU)以外に、DSP(Digital Signal Processor)等、各種のプロセッサを用いることが可能である。また、プロセッサは、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)又は、FPGA(Field Programmable Gate Array)によるハードウエア回路でもよい。
記憶装置42は、フラッシュメモリ、ハードディスク装置などの不揮発性で書き換え可能な記憶装置である。記憶装置42には、システムコントローラ22の各種機能のためのソフトウエアプログラムも記憶されており、制御部41のCPUが読み出して実行可能である。
記憶装置42は、後述するログデータを記録するためのプログラムを含む各種機能のためのソフトウエアプログラムを記憶するプログラム格納部42aを含む。
プログラム格納部42aに記憶されたソフトウエアプログラムには、手術システム1に含まれる各種機器の動作を制御する制御プログラムの他に、シーン毎の機器の設定を一括で行うための一括設定処理プログラム、指定された機能のための操作画面などの各種画面を生成するための画面生成プログラム、操作ログ及びエラーログなどのログデータを記録する履歴情報記録プログラム、等が含まれる。
また、記憶装置42は、シーン毎の複数の機器の各種設定情報を格納する設定情報格納部42bを含む。設定情報格納部42bには、手術担当者によって各シーンで使用される各機器についての設定値が予め設定される。
具体的には、設定情報格納部42bは、シーン毎に、そのシーンで使用される1又は2以上の機器についての情報(以下、設定情報ともいう)を記憶する。設定値は、例えば機器のオン・オフ、出力値、閾値など、である。
制御部41は、手術担当者によってシーン選択が行われると、その選択されたシーンについて各機器の設定情報を設定情報確報部42bから読み出して、対応する複数の機器に設定する一括設定処理プログラムを実行する。
さらに、記憶装置42は、1又は2以上の被制御機器に対して手術担当者により行われた操作についての操作情報(操作ログ)を、ログデータとして記憶するデータログ記録部としての履歴情報格納部42cを含む。
手術担当者は、シーン選択を行うと共に、所望の機器、例えば、電気メス装置13に接続された電気メスなどの処置具13a、内視鏡31、32等に対する操作を行いながら、手術を行う。処置具13aのオン・オフは、電気メス装置13に接続されたフットスイッチ13bにより行われる。履歴情報格納部42cには、手術担当者により行われた操作の履歴情報がログデータとして記憶される。
また、記憶装置42は、一括設定や各種機器の操作において発生した各種エラーについてのエラー情報(エラーログ)を、ログデータとして記憶するエラー情報格納部42dを含む。
また、記憶装置42は、ログデータの種類と手術担当者とが対応付けられた後述するテーブルを記憶するテーブル保持部42eを含む。
機器通信インターフェース部としての通信I/F43は、複数の機器に接続された複数の通信線が接続されて、制御部41が各機器と通信を行うためのインターフェース回路である。図2では、複数の機器の内、無影灯3、室内灯7、電気メス装置13、ビデオプロセッサ15、光源装置16、サーバ/クラウド51が示されている。よって、制御部41は、通信I/F43を介して、各機器と通信して、各機器のオン・オフ、設定値の設定あるいは変更、各機器からの操作情報やエラー情報等のログデータの取得、などを行うことができる。
さらに、制御部41は、操作パネル装置21及び21Aからの操作信号を受信すると共に、操作パネル装置21及び21Aの液晶ディスプレイに表示する表示画面の画像信号を表示I/F44を介して操作パネル装置21及び21Aに出力する。
手術担当者は、操作パネル装置21あるいは21Aの表示画面上において、各機器の操作の実行を指示したり、表示画面上において操作した時の操作情報及びエラー情報などを受けたりすることができる。
操作パネル装置21あるいは21Aに対する手術担当者によるこれらの操作及び操作した時のエラーは、ログデータとしてそれぞれ履歴情報格納部42c及びエラー情報格納部42dに記録される。
(動作)
次に、上述した手術システム1におけるシステムコントローラ22のログデータの記録処理及び手術担当者ごとのログデータの抽出処理について説明する。なお、以下の説明では、ログデータとして操作ログを用いて説明するが、エラーログについても同様にログデータの記録処理及び手術担当者ごとのログデータの抽出処理を行うことができる。
次に、上述した手術システム1におけるシステムコントローラ22のログデータの記録処理及び手術担当者ごとのログデータの抽出処理について説明する。なお、以下の説明では、ログデータとして操作ログを用いて説明するが、エラーログについても同様にログデータの記録処理及び手術担当者ごとのログデータの抽出処理を行うことができる。
図3は、操作ログの種類と手術担当者とが対応付けられたテーブルの一例を示す図である。
記憶装置42のテーブル保持部42eには、操作ログの種類と手術担当者とが対応付けられた手術担当者設定部としてのテーブルTBL1が記憶されている。操作ログの種類は、図3に示すように、電気メス出力、ホワイトバランス、ズームUP/DOWN、患者カルテ入力、録画開始/停止、等である。
記憶装置42のテーブル保持部42eには、操作ログの種類と手術担当者とが対応付けられた手術担当者設定部としてのテーブルTBL1が記憶されている。操作ログの種類は、図3に示すように、電気メス出力、ホワイトバランス、ズームUP/DOWN、患者カルテ入力、録画開始/停止、等である。
手術担当者は、執刀医、スコピスト、非滅菌域の看護師であり、操作ログの種類に対して、その操作を行う手術担当者が対応付けられる。執刀医は、電気メスなどの処置具13aを用いて手技を行う。また、スコピストは、内視鏡31、32を用いて内視鏡画像を表示装置4に表示させる。非滅菌域の看護師は、操作パネル装置21、21Aを用いて患者カルテの入力や各機器の操作の設定を行う。
そのため、電気メス出力には、手術担当者として、処置具13aを用いて手技を行う執刀医が対応付けられている。また、ホワイトバンスおよびズームUP/DOWNには、手術担当者として、内視鏡31、32を用いて内視鏡画像を表示させるスコピストが対応付けられている。さらに、患者カルテ入力、録画開始/停止には、手術担当者として、操作パネル装置21、21Aを用いて患者カルテの入力や各機器の操作の設定を行う非滅菌域の看護師が対応付けられている。
なお、テーブルTBL1は制御部41の制御に基づいて編集することが可能となっている。例えば、ある手術担当者が操作パネル装置21に表示された表示画面を用いてテーブルTBL1を編集することができる。
図4は、履歴情報格納部に記憶されるログデータの一例を示す図である。
制御部41は、各機器の操作に関する操作ログが入力されると、発生時間、操作ログの種類に加え、テーブルTBL1を参照し、手術担当者を付加したログデータを履歴情報格納部42cに記録する。
制御部41は、各機器の操作に関する操作ログが入力されると、発生時間、操作ログの種類に加え、テーブルTBL1を参照し、手術担当者を付加したログデータを履歴情報格納部42cに記録する。
例えば、制御部41は、操作パネル装置21から患者カルテ入力の操作ログが入力されると、テーブルTBL1を参照し、手術担当者が非滅菌域の看護師と判定する。制御部41は、操作ログが入力された時間(すなわち、発生時間)と、操作ログの種類とに、テーブルTBL1を参照して判定した手術担当者を付加して履歴情報格納部42cに記録する。
同様に、制御部41は、ホワイトバランスに関する操作ログが入力されると、テーブルTBL1を参照し、手術担当者してスコピストを付加して記録する。また、制御部41は、電気メス出力の操作ログが入力されると、テーブルTBL1を参照し、手術担当者として執刀医を付加して記録する。これにより、図4に示すように、発生時間、操作ログの種類、手術担当者が対応付けられたログデータが履歴情報格納部42cに記録される。
また、制御部41は、履歴情報格納部42cに記録されたログデータとテーブルTBL1とから、手術担当者毎のログデータを抽出し、例えば操作パネル装置21に表示することができる。このように、データログ抽出部としての制御部41は、履歴情報格納部42cに記録されたログデータとテーブルTBL1とから手術担当者毎のログデータを抽出することができる。
図5Aは、手術担当者がスコピストのログデータを抽出した場合の表示画面の一例を示す図であり、図5Bは、手術担当者が執刀医のログデータを抽出した場合の表示画面の一例を示す図であり、図5Cは、手術担当者が非滅菌域の看護師のログデータを抽出した場合の表示画面の一例を示す図である。
手術担当者が操作パネル装置21を用いて抽出する手術担当者の情報を入力すると、制御部41は、図4のログデータから入力された手術担当者の情報のみを抽出する。制御部41は、例えば、手術担当者がスコピストの場合、図5Aに示すように、スコピストに関連するログデータのみを表示する。同様に、制御部41は、手術担当者が執刀医の場合、図5Bに示すように、執刀医に関連するログデータのみを表示し、手術担当者が非滅菌域の看護師の場合、図5Cに示すように、非滅菌域の看護師に関連するログデータのみを表示する。このように、手術担当者ごとのログデータのみを表示することにより、その手術担当者の傾向や問題点がわかりやすくなる。
例えば、図5Aでは、10:38:15-10:30:17でズームUPおよびDOWNを繰り返していることがわかる。これにより、スコピストは、例えば、「少ない操作で適切なズーム倍率になるように練習する」という改善点を見つけることができる。
また、図5Bでは、10:40:11-10:40:13で連続して電気メス出力をしており、患者への負担が大きくなっていることがわかる。これにより、執刀医は、例えば、「もう少し電気メス出力を分散させるよう気をつける」という改善点を見つけることができる。
また、図5Cでは、10:35:00-10:37:23で患者カルテ入力をしており、2分以上かかっていることがわかる。これにより、非滅菌域の看護師は、例えば、「もう少し効率のよい入力方法を考える」という改善点を見つけることができる。
さらに、制御部41は、手術担当者ごとの改善点(改善すべき情報)を自動的に生成することができる。サーバ/クラウド51には、手術担当者ごとの模範ログデータが記憶されている。模範ログデータは、有能な手術担当者が手術を行った際のログデータである。制御部41は、通信I/F43を介してサーバ/クラウド51と通信し、サーバ/クラウド51に保存されている模範ログデータを取得し、手術中に得られた手術担当者ごとのログデータと模範ログデータとを比較する。
図6は、手術中に得られた手術担当者ごとのログデータと模範ログデータとを比較した例を示す図である。制御部41は、図6に示すように、スコピストに関連するログデータと、サーバ/クラウド51から取得したスコピストに関連する模範ログデータとを比較することで、改善すべき点、例えば「ズームを合わせるのに時間がかかっている」というメッセージを自動的に生成する。このように、改善情報提示部としての制御部41は、抽出した手術担当者毎のログデータから改善すべき情報を提示することができる。
図7は、ログデータの記録処理に流れの一例を示すフローチャートである。なお、図7の処理は、制御部41が機器から操作ログを受信する度に実行されるものである。
まず、制御部41は、機器から操作に関連する操作ログを受信する(S1)。この操作ログの情報は、機器から通信I/F43を介して制御部41に入力される。次に、制御部41は、操作ログの種類と手術担当者とが対応付けられたテーブルTBL1を確認する(S2)。そして、制御部41は、操作ログの種類に関連する手術担当者を判定する(S3)。
制御部41は、S3の処理の結果、操作ログの種類に関連する手術担当者がスコピストと判定した場合、スコピスト向けのログデータとして履歴情報格納部42cに記録し(S4)、処理を終了する。また、制御部41は、S3の処理の結果、操作ログの種類に関連する手術担当者が執刀医と判定した場合、執刀医向けのログデータとして履歴情報格納部42cに記録し(S5)、処理を終了する。また、制御部41は、S3の処理の結果、操作ログの種類に関連する手術担当者が非滅菌域の看護師と判定した場合、非滅菌域の看護師向けのログデータとして履歴情報格納部42cに記録し(S6)、処理を終了する。
図8は、手術担当者ごとのログデータの抽出処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、制御部41は、ログデータを参照する手術担当者を判定する(S10)。スコピスト、執刀医、非滅菌域の看護師などの手術担当者は、例えば操作パネル装置21を用いて参照する手術担当者を設定することができる。
制御部41は、S10の処理の結果、参照する手術担当者がスコピストと判定した場合、履歴情報格納部42cのログデータからスコピスト向けのログデータを読み出す(S11)。次に、制御部41は、サーバ/クラウド51からスコピスト向けの模範ログデータを読み出す(S12)。そして、制御部41は、ログデータの差分より改善点の情報を抽出(生成)し(S13)、処理を終了する。
また、制御部41は、S10の処理の結果、参照する手術担当者が執刀医と判定した場合、履歴情報格納部42cのログデータから執刀医向けのログデータを読み出す(S14)。次に、制御部41は、サーバ/クラウド51から執刀医向けの模範ログデータを読み出す(S15)。そして、制御部41は。ログデータの差分より改善点の情報を抽出(生成)し(S16)、処理を終了する。
また、制御部41は、S10の処理の結果、参照する手術担当者が非滅菌域の看護師と判定した場合、履歴情報格納部42cのログデータから非滅菌域の看護師向けのログデータを読み出す(S17)。次に、制御部41は、サーバ/クラウド51から非滅菌域の看護師向けの模範ログデータを読み出す(S18)。そして、制御部41は、ログデータの差分より改善点の情報を抽出(生成)し(S19)、処理を終了する。
以上のように、システムコントローラ22の制御部41は、操作ログの種類と手術担当者とが対応付けられたテーブルTBL1を参照し、操作ログがどの手術担当者により操作されたものかを付加してログデータとして記録する。これにより、制御部41は、ログデータから改善点を見つけたい手術担当者に関するログデータのみを抽出することができる。この結果、手術担当者(執刀医、スコピスト、非滅菌域の看護師など)は、それぞれ自身が見たいログデータだけを見ることができ、自身の行動を振り返り易くなり、スキル向上などにつなげることができる。
よって、本実施形態の集中制御装置によれば、手術担当者が自身の操作に関連するログデータだけを容易に抽出することができる。
さらに、制御部41は、改善点を見つけたい手術担当者に関するログデータのみを抽出し、サーバ/クラウド51から取得した模範ログデータと比較する。これにより制御部41は、ログデータの差分から改善点を自動的に抽出することができ、手術担当者は、より容易に、自身の行動を振り返り易くなり、スキル向上などにつなげることができる。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態について説明する。
図9は、手術中の滅菌域及び非滅菌域の状況を模式的に説明するための図である。図9に示すように、手術中の滅菌域には、患者Pと、電気メスなどの処置具13aの出力を行う執刀医Aと、内視鏡31、32の操作を行うスコピストAとがそれぞれ一人ずついる。なお、滅菌域には、鉗子を操作する補助者がいる場合もあるが、操作ログには残らない作業しか行わないため、図示を省略している。
次に、第2の実施形態について説明する。
図9は、手術中の滅菌域及び非滅菌域の状況を模式的に説明するための図である。図9に示すように、手術中の滅菌域には、患者Pと、電気メスなどの処置具13aの出力を行う執刀医Aと、内視鏡31、32の操作を行うスコピストAとがそれぞれ一人ずついる。なお、滅菌域には、鉗子を操作する補助者がいる場合もあるが、操作ログには残らない作業しか行わないため、図示を省略している。
手術中に、執刀医Aが行う操作をスコピストAが行うことはない。同様に、スコピストAが行う操作を執刀医Aが行うこともない。そのため、執刀医AとスコピストAは、操作の都度、ユーザ認証を行わなくても操作者を特定することができる。すなわち、執刀医AとスコピストAは、手術開始時に一回だけ、ユーザ認証を行えばよい。
一方、手術には、非滅菌域の看護師が複数参加する場合がある。図9に示すように、手術中の非滅菌域には、非滅菌域の看護師A及びBがいる。そのため、非滅菌域の看護師A及びBは、操作の都度、ユーザ認証を行わなければ、操作者を特定することができない。
すなわち、執刀医AとスコピストAは、手術開始時に一回だけユーザ認証を行えばよいが、非滅菌域の看護師A及びBは、ある機器の操作前に、操作の都度、ユーザ認証を行う必要がある。なお、手術中の機器の操作は、それほど頻繁ではないため、操作の都度、ユーザ認証を行っても手間ではない。
そのため、滅菌域の手術担当者(執刀医、スコピスト)は、手術開始時に一回だけユーザ認証を行い、非滅菌域の手術担当者(非滅菌域の看護師)は、操作の都度、ユーザ認証を行う。
ユーザ認証は、認証情報入力部としての操作パネル装置21を用いて、手術担当者の情報を入力する。また、ユーザ認証の方法は、ユーザIDおよびパスワードによる認証や指紋による認証などである。指紋による認証の場合、操作パネル装置21を操作した時の指紋により認証することも可能である。
図10は、操作ログの種類と手術担当者とが対応付けられたテーブルの一例を示す図である。図11は、履歴情報格納部に記憶される操作ログ情報の一例を示す図である。
記憶装置42のテーブル保持部42eには、図10に示すように、操作ログの種類と手術担当者とが対応付けられたテーブルTBL2が記憶されている。テーブルTBL2は、図3のテーブルTBL1とほぼ同じであるが、手術担当者が滅菌域にいるか、非滅菌域にいるかの情報が付加されている。
滅菌域の手術担当者は、図11に示すように、手術開始時にユーザ認証を行う。一方、非滅菌域の手術担当者は、操作の都度、ユーザ認証を行う。この結果、図11に示すように、操作ログの種類に対して、その操作を行った時にユーザ認証している手術担当者が対応付けられて記憶される。例えば、患者カルテ入力の操作ログには、その操作を行った時にユーザ認証している非滅菌域の看護師Bが対応付けられ、録画開始の操作ログには、その操作を行った時にユーザ認証している非滅菌域の看護師Aが対応付けられている。このように、手術担当者特定部としての制御部は、操作パネル装置21から入力されたユーザ認証の情報をログデータに付加して記録する。
図12は、ログデータの記録処理に流れの一例を示すフローチャートである。なお、図12において、図7と同様の処理については同一の符号を付して説明を省略する。また、執刀医及びスコピストは、図12の処理の前に一回、ユーザ認証を行っているものとする。
非滅菌域の看護師は、操作前にユーザ認証を行う(S20)。制御部41は、S3の処理の結果、関連する手術担当者が非滅菌域の看護師と判定した場合、現在ユーザ認証している非滅菌域の看護師向けのログデータとして履歴情報格納部42cに記録し(S21)、処理を終了する。
以上の処理により、手術担当者が複数参加する可能性がある非滅菌域の手術担当者についても、操作の都度、ユーザ認証を行って操作ログと対応付けて記録することで、制御部41は、その操作を行った手術担当者ごとに操作ログを容易に抽出することができる。
<第3の実施形態>
次に、第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態では、手術担当者が見ている視線の映像を手術担当者ごとに録画し、操作ログと合わせて表示することができるようにしている。
次に、第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態では、手術担当者が見ている視線の映像を手術担当者ごとに録画し、操作ログと合わせて表示することができるようにしている。
図13は、目線カメラ映像の録画開始のタイミングを説明するための図である。手術担当者は、それぞれ目線カメラ映像を録画することができるカメラ付き眼鏡などを掛ける。カメラ付き眼鏡は、通信I/F43を介して制御部41に接続されている。記録制御部としての制御部41は、図13に示すように、手術開始時、すなわち、ユーザ認証が行われると同時に、各手術担当者の目線カメラ映像の録画を開始する。また、記録制御部としての制御部41は、録画開始の操作により内視鏡映像の録画を開始する。なお、制御部41は、目線カメラ映像及び内視鏡映像を記憶装置42に記録する。
図14Aは、手術担当者がスコピストのログデータを抽出した場合の表示画面の一例を示す図であり、図14Bは、手術担当者が執刀医のログデータを抽出した場合の表示画面の一例を示す図であり、図14Cは、手術担当者が非滅菌域の看護師のログデータを抽出した場合の表示画面の一例を示す図である。
手術担当者が操作パネル装置21を用いて抽出する手術担当者の情報を入力すると、表示制御部としての制御部41は、入力された手術担当者に関連するログデータと、目線カメラ映像及び/又は内視鏡映像とを表示する。
制御部41は、例えば、手術担当者がスコピストの場合、図14Aに示すように、履歴情報格納部42cに格納されているログデータからスコピストに関連する操作ログのみを抽出して表示すると共に、スコピストの目線カメラ映像及び内視鏡映像を合わせて表示する。
同様に、制御部41は、手術担当者が執刀医の場合、図14Bに示すように、履歴情報格納部42cに格納されているログデータから執刀医に関連する操作ログのみを表示すると共に、執刀医の目線カメラ映像及び内視鏡映像表示する。
また、制御部41は、手術担当者が非滅菌域の看護師の場合、図14Cに示すように、履歴情報格納部42cに格納されているログデータから非滅菌域の看護師に関連する操作ログのみを表示すると共に、非滅菌域の看護師の目線カメラ映像を合わせて表示する。
制御部41は、手術担当者がスコピスト及び執刀医の場合、内視鏡映像及び各目線カメラ映像を表示し、手術担当者が非滅菌域の看護師の場合、目線カメラ映像のみを表示する。このように、手術担当者ごとに操作ログと映像(内視鏡映像及び/又は目線カメラ映像)を表示することにより、その手術担当者の傾向や問題点がわかりやすくなる。
例えば、図14Aでは、10:38:15-10:30:17でズームUPおよびDOWNを繰り返していることがわかる。さらに、内視鏡映像を確認するとズームがばたばたしているのがわかる。これにより、スコピストは、例えば、「少ない操作で適切なズーム倍率になるように練習する」という改善点を見つけることができる。
また、図14Bでは、10:40:11-10:40:13で連続して電気メス出力をしており、患者への負担が大きくなっていることがわかる。内視鏡映像を確認すると、出力時間が多いのがわかる。これにより、執刀医は、例えば、「もう少し電気メス出力を分散させるよう気をつける」という改善点を見つけることができる。
また、図14Cでは、10:35:00-10:37:23で患者カルテ入力をしており、2分以上かかっていることがわかる。また、目線カメラ映像を確認すると、何に手間取っているのかがかわる。これにより、非滅菌域の看護師は、例えば、「もう少し効率のよい入力方法を考える」という改善点を見つけることができる。
図15は、手術中に得られた手術担当者ごとのログデータ及び映像と模範ログデータ及び模範映像とを比較した例を示す図である。
制御部41は、図15に示すように、サーバ/クラウド51から模範ログデータ及び模範映像を取得し、今回の手術中に得られた手術担当者ごとのログデータ及び映像と比較し、改善点を自動的に生成することができる。模範映像は、模範のスコピストの目線カメラ映像及び内視鏡映像である。
制御部41は、今回の手術中に得られた手術担当者ごとのログデータ及び映像をサーバ/クラウド51から取得した模範ログと比較することで、例えば、「ズームを合わせるのに時間がかかっている」という改善点を自動的に生成する。また、制御部41は、今回の手術中に得られた手術担当者ごとの内視鏡映像とスコピストの目線カメラの映像と、サーバ/クラウド51から取得した模範映像とを比較することで、手術担当者に改善点を視覚的に伝えることができる。
図16は、手術中に得られた手術担当者ごとのログデータ及び映像を表示する表示画面の一例を示す図である。
表示画面60は、内視鏡映像を表示する表示部61と、目線カメラ映像を表示する表示部62と、複数の操作ログ63と、表示項目選択部64とを含む。表示画面60を表示するための画面生成プログラムは、プログラム格納部42aに記憶されている。
手術担当者は、表示項目選択部64を用いて表示画面60に表示する手術担当者を選択することができる。図16の例では、スコピストが選択されているため、表示画面60には、内視鏡映像に加え、スコピストの目線カメラ映像およびスコピストの操作ログ63が表示されている。なお、表示項目選択部64により非滅菌域の看護師が選択された場合、上述したように、内視鏡映像は表示部61に表示されず、非滅菌域の看護師の目線カメラ映像のみが表示部62に表示される。
表示部62に表示される目線カメラ映像は、操作ログのユーザ認証の時間に合わせて再生を開始する。一方、表示部61に表示される内視鏡映像は、操作ログの録画開始の時間に合わせて再生を開始する。これにより、目線カメラ映像と内視鏡映像の再生のタイミングを合わせることがで、手術担当者は、ある時点での目線カメラ映像、内視鏡映像、及び、操作ログ63の状態を同時に確認することができる。
以上のように、制御部41は、手術担当者ごとの操作ログ63、及び、操作を行っている時の映像(内視鏡映像及び/又は目線カメラ映像)を表示する。この結果、その操作を行っている時の患者や手術室の状況が手術担当者に視覚的に伝わり、その手術担当者は改善点がより分かり易くなる。
なお、本明細書におけるフローチャート中の各ステップは、その性質に反しない限り、実行順序を変更し、複数同時に実行し、あるいは実行毎に異なった順序で実行してもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
Claims (8)
- 複数の被制御機器を制御する集中制御装置であって、
前記複数の被制御機器と通信を行う機器通信インターフェース部と、
前記複数の被制御機器に応じた手術担当者の情報が設定される手術担当者設定部と、
前記機器通信インターフェース部の通信結果より得られる前記複数の被制御機器の操作に関するデータログに前記複数の被制御機器に応じた手術担当者の情報を付加して記録するデータログ記録部と、
前記データログ記録部に記録された前記データログと前記手術担当者設定部により設定された手術担当者の情報とから所定の手術担当者毎にデータログを抽出するデータログ抽出部と、
を有する集中制御装置。 - 前記データログ抽出部の抽出結果から改善すべき情報を提示する改善情報提示部を有する請求項1に記載の集中制御装置。
- 前記手術担当者は、執刀医、スコピストもしくは非滅菌域の看護師である請求項1に記載の集中制御装置。
- 前記改善情報提示部は、前記データログ抽出部により抽出されたデータログを模範ログと比較することで、前記改善すべき情報を提示する請求項2に記載の集中制御装置。
- 前記改善情報提示部は、外部のサーバまたはクラウドから前記模範ログを取得する請求項4に記載の集中制御装置。
- 前記手術担当者の認証情報を入力する認証情報入力部と、
前記認証情報入力部により得られた認証情報と、前記データログ抽出部の抽出結果とから前記手術担当者のデータログを特定する手術担当者特定部と、
を有する請求項1に記載の集中制御装置。 - 前記所定の手術担当者毎の目線カメラ映像及び前記複数の被制御機器のうちの1つの機器により得られた内視鏡映像を記憶装置に記録する記録制御部と、
前記所定の手術担当者毎に抽出された前記データログと、前記所定の手術担当者毎の前記目線カメラ映像及び/又は前記内視鏡映像とを表示する表示制御部と、
を更に有する請求項1に記載の集中制御装置。 - 複数の被制御機器を制御する集中制御装置のデータログの表示方法において、
前記複数の被制御機器と通信を行い、
前記複数の被制御機器に応じた手術担当者の情報が設定されるテーブルに基づいて、通信結果より得られる前記複数の被制御機器の操作に関するデータログに前記複数の被制御機器に応じた手術担当者の情報を付加して記録し、
記録された前記データログと、設定された手術担当者の情報とから所定の手術担当者毎にデータログを抽出して表示するデータログの表示方法。
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