JP2013173457A - 車体前部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】客室足下空間の保護特性が高く、車体重量及び製造コストを抑制することが可能な車体前部構造を提供することを目的とする。
【解決手段】車体前部構造10は、客室12の前方に設けられた客室前壁30と、客室前壁30の下部において車体の幅方向における中途部を上方に膨出させて形成したトンネル40と、フロントピラ50と、フロアパネル60とによって囲まれた客室足下空間20に設置されるリインフォース70を有する。リインフォース70は、前壁並設面72と、トンネル並設面74と、ピラ並設面76と、フロア並設面78とを有し、これらの外周に設けられた接合部トンネル40、フロントピラ50、及びフロアパネル60の少なくともいずれか一つに接合されている
【選択図】図2

Description

本発明は、客室前方において立設された客室前壁、トンネル、フロントピラ、及びフロアパネルとによって囲まれた客室足下空間の構造に特徴を有する車体前部構造に関する。
従来、下記特許文献1に開示されている自動車の前部車体構造、あるいは特許文献2に開示されている乗用車の上部構造体のようなものが、車両を構成する車体の前部構造として採用されている。これらの構造においては、客室前方に設けられたダッシュパネルが衝突時に変形することを防止すべく、ダッシュパネルとの間に閉断面を構成するクロスメンバを配置し、このクロスメンバを車幅方向両端側に設けられたフロントピラー間に亘って配置した構造とされている。
特開昭63−168166号公報 特開平8−11747号公報
上述した従来技術のような構造を採用した場合、衝突時にダッシュパネル等の客室前壁が変形することを防止することができる。しかしながら、上記従来技術のような構成を採用した場合、クロスメンバを車幅方向略全域に亘って設置せねばならない。言い換えれば、従来技術の構造を採用した場合には、客室のうち運転席側あるいは助手席側のいずれか一方において特に客室前壁の変形を防止し、客室の足下に形成される空間(客室足下空間)を保護したいとの要望が存在する場合に、これを満足することができない。また、従来技術の構造を採用した場合には、車幅方向略全域に亘るようにクロスメンバを設けねばならず、その分だけ車体重量及び製造コストが高くなってしまうという問題がある。
かかる問題に対応すべく、本発明は、客室足下空間の保護特性が高く、車体重量及び製造コストを抑制することが可能な車体前部構造の提供を目的とした。
上述した課題を解決すべく提供される本発明の車体前部構造は、客室前方に設けられた客室前壁と、前記客室前壁の下部において車体の幅方向における中途部を上方に膨出させて形成したトンネルと、前記客室側方に設けられたフロントピラと、前記客室下方に設けられたフロアパネルとによって囲まれた客室足下空間に設置されるリインフォースを有し、前記リインフォースが、前記客室前壁に沿うように配置された前壁並設面と、前記トンネルに沿うように配置されたトンネル並設面と、前記フロントピラに沿うように配置されたされたピラ並設面と、前記フロアパネルに沿うように配置されたフロア並設面とを有し、前記トンネル、前記フロントピラ、及び前記フロアパネルの少なくともいずれか一つに接合されていることを特徴とするものである。
かかる構成とすることにより、客室足下空間をリインフォースによって補強することができる。また、客室足下空間に設置されたリインフォースが、トンネル、フロントピラ、及びフロアパネルの少なくともいずれか一つに接合されているため、客室前壁側から衝撃が加わった際に、この衝撃をトンネル、フロントピラ、あるいはフロアパネルに分散させることが可能となる。これにより、客室前壁側から衝突等の衝撃を受けた際においても、客室足下空間を保護し、安全性を向上させることが可能となる。
また、本発明の車体前部構造を採用することにより、従来技術において開示されているようにクロスメンバを車幅方向略全域に亘って設置する場合に比べ、車体重量及び製造コストを抑制することができる。また、車体重量の軽量化により、車両の燃費特性の改善に資することが可能となる。
また、本発明の車体前部構造は、客室前壁、トンネル、フロントピラ、及びフロアパネルによって囲まれた客室足下空間にリインフォースを設置することにより構成されるものであり、客室内の運転席側あるいは助手席側のいずれか一方あるいは双方を選択して補強することが可能である。従って、本発明の車体前部構造は、設計自由度が高い。
上述した本発明の車体前部構造は、前記前壁並設面が、フロントウィンドーの下端側において車幅方向に延びるように設けられた構造部材まで延長され、前記構造部材に対して接合されており、前記リインフォースが、前記前壁並設面、及び前記ピラ並設面に亘って形成されたビードを有するものであることが望ましい。
本発明の車体前部構造においては前壁並設面がフロントウィンドーの下端側に設けられた構造部材にも接合されているため、衝突等により客室前壁側から作用する衝撃を前述した構造部材にも伝達させ、分散させることが可能となる。また、本発明の車体前部構造においては、前壁並設面及び前記ピラ並設面に亘ってビードが形成されているため、リインフォースの強度が高い。従って、本発明の車体前部構造を採用することにより、客室前壁側から衝突等の衝撃を受けた場合における、客室足下空間の保護特性をより一層向上させることが可能となる。
本発明によれば、客室足下空間の保護特性が高く、車体重量及び製造コストを抑制することが可能な車体前部構造を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る車体前部構造を採用した車両の前部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る車体前部構造を示す斜視図である。 図2に示す車体前部構造の要部を示す斜視図である。 (a)は図1に示す車体前部構造を示す断面図、(b),(c)は(a)に示す車体前部構造の変形例に係る断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る車体前部構造10について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1及び図2に示すように、車体前部構造10は、自動車の前方部分をなす構造であり、客室12の足下に形成される客室足下空間20の構成に特徴を有する。客室足下空間20は、客室前壁30、トンネル40、フロントピラ50、及びフロアパネル60によって囲まれた、客室側に解放された空間である。客室足下空間20は、トンネル40を介して車両幅方向両側、すなわち運転席側及び助手席側に形成されるが、本実施形態においては、図1にハッチングを付して示した運転席側に形成される客室足下空間20に特徴を有するため、これに着目して説明する。
図2及び図4(a)に示すように、客室足下空間20をなす客室前壁30は、客室の前方側において立設された壁面である。具体的には、ダッシュパネル、あるいはこれに相当する壁面が客室前壁30に該当する。図4(a)に示すように、客室前壁30は、客室12の床面をなすフロアパネル60側の部分をなす下壁部32と、これよりも上方側の部分をなす上壁部34とに大別される。
また、下壁部32は、立設部36と前傾部38とに大別される。立設部36は、フロアパネル60に対して略垂直に立設された部分である。また、前傾部38は、立設部36の上端部から上壁部34の下端部に至る領域をなす部分である。前傾部38は、上方に向かうに連れて車両前方側に向かうように傾斜した部分である。従って、客室前壁30は、下壁部32において、車両前方側に向けて膨出した形状とされている。
上壁部34は、下壁部32に対して上方に繋がる壁面である。上壁部34は、下壁部32の上端から、客室12の前方に設けられたフロントウィンドー14の下端側において車幅方向に延びるように設けられた構造部材100に至る部分を構成している。構造部材10は、フロントウィンドー14の下方に配置されるカウル、あるいはこれに相当する部材である。
図2に示すように、トンネル40は、客室前壁30の下部において、車幅方向における中途部を上方に膨出させて形成したトンネル状の部分である。また、フロントピラ50(Aピラ)は、客室12の側方においてフロアパネル60から立ち上がるように設置され、フロントウィンドー14の両サイドに至るピラであり、客室12(客室足下空間20)の車幅方向外側の部分を構成している。また、フロアパネル60は、客室12の床面をなすように略水平に設置されたパネルである。
上述した客室足下空間20内には、リインフォース70が設置されている。リインフォース70は、鋼板を折り曲げ加工等することにより形成された部材ある。リインフォース70は、上述した客室前壁30、トンネル40、フロントピラ50、及びフロアパネル60によって構成される客室足下空間20の構成面を客室12側にオフセットしたような形状を有する。具体的には、リインフォース70は、前壁並設面72、トンネル並設面74、ピラ並設面76、及びフロア並設面78を有している。また、リインフォース70の外縁には、略全周に亘って接合部80が形成されている。
前壁並設面72は客室前壁30に沿う形状に成形された壁面であり、トンネル並設面74はトンネル40に沿うように成形された壁面である。また、ピラ並設面76はフロントピラ50に沿うように成形された壁面であり、フロア並設面78はフロアパネル60に沿うように形成された壁面である。前壁並設面72、トンネル並設面74、ピラ並設面76、及びフロア並設面78は、それぞれ客室足下空間20をなす客室前壁30、トンネル40、フロントピラ50、及びフロアパネル60の面に対して客室12側に設けられている。
リインフォース70は、その外縁部分に形成された接合部80を客室前壁30、トンネル40、フロントピラ50、及びフロアパネル60に対して接合することにより、客室足下空間20内に固定されている。また、リインフォース70は、前壁並設面72及びピラ並設面に亘って形成されたビード82を有し、これにより補強されている。
上述したように、本実施形態の車体前部構造10においては、客室足下空間20をなす各面に沿うように形成された面を備えたリインフォース70が固定されており、これにより客室足下空間20が補強されている。また、リインフォース70の外縁部分に設けられた接合部80がトンネル40、フロントピラ50、及びフロアパネル60に対して接合されている。そのため、客室前壁30側から衝撃が加わった際に、この衝撃をリインフォース70を介してトンネル40、フロントピラ50、及びフロアパネル60に伝達させ、分散させることが可能となる。従って、車体前部構造10を車両に採用することにより、客室前壁30側から衝突等の衝撃を受けた際においても、客室足下空間20を保護し、安全性を向上させることが可能となる。
また、上述車体前部構造10を採用することにより、クロスメンバ等の補強部材を車幅方向略全域に亘って設置することなく客室足下空間20を保護することが可能となる。従って、クロスメンバ等の補強部材の分だけ車体重量及び製造コストを抑制することができる。また、車体重量の軽量化により、車両の燃費特性の改善に資することが可能となる。
上述した車体前部構造10は、トンネル40に対して車幅方向両脇に形成される運転席側の客室足下空間20にリインフォース70によって補強したものであるが、助手席側の客室足下空間20についてもリインフォース70によって補強することが可能である。すなわち、車体前部構造10は、運転席側、及び助手席側の客室足下空間20の双方、あるいはいずれか一方をリインフォース70によって補強することによって構成することができる。このように、車体前部構造10を採用することにより、リインフォース70の装着を選択的に実施することが可能となり、車体設計上の自由度を向上させることが可能となる。
また、車体前部構造10においては、リインフォース70をなす前壁並設面72、及びピラ並設面76に亘ってビード82が形成されているため、リインフォース70の強度が高い。従って、車体前部構造10によれば、客室前壁30側から衝突等の衝撃を受けた場合においても、客室足下空間20内に存在する乗員の足下を確実に保護することができる。なお、リインフォース70の強度向上の観点からすると、ビード82を設けることが望ましいが、ビード82を設けなくても客室足下空間20を十分保護できる場合等には、ビード82を設けない構成としても良い。また、ビード82に加えて、さらに別異の補強構造等をリインフォース70に設けても良い。
本実施形態において例示したリインフォース70は、前壁並設面72、トンネル並設面74、ピラ並設面76、及びフロア並設面78がそれぞれ、客室前壁30、トンネル40、フロントピラ50、及びフロアパネル60に対して略平行な状態で沿うように形成されたものであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、必ずしも略平行である必要はない。具体的には、例えば図4(b)に示すリインフォース70のように、前壁並設面72において客室前壁30の前傾部38に沿う部分の傾斜を、前傾部38の傾斜よりも緩やかなものとすることにより、両者の間に閉断面が形成されるようにしても良い。
また、本実施形態において例示したリインフォース70は、接合部80のうち前壁並設面72の上端部側の部分を客室前壁30の上壁部34に接合した例を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。具体的には、図4(c)に示すように、前壁並設面72を、フロントウィンドー14の下部に設けられた構造部材100まで到達するように延長し、構造部材100に対して接合したものとしても良い。このような構造とすることにより、衝突等により客室前壁30側から作用する衝撃をトンネル40、フロントピラ50、及びフロアパネル60に伝達させ分散させるだけでなく、構造部材100にも伝達させ分散させることが可能となる。これにより、客室足下空間20の保護特性をより一層向上させることが可能となる。
本実施形態においては、リインフォース70の接合部80をトンネル40、フロントピラ50、及びフロアパネル60の全てに接合した構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、リインフォース70は、トンネル40、フロントピラ50、及びフロアパネル60のうち、少なくとも一つに接合されていれば良い。このような構成とした場合についても、衝突等により客室前壁30側からの衝撃を、リインフォース70に接合された部材に伝播させて分散させることが可能である。
本発明の車体前部構造は、客室前方に設けられた客室前壁と、客室前壁の下部において車体の幅方向における中途部を上方に膨出させて形成したトンネルと、フロントピラと、フロアパネルとによって囲まれた客室足下空間を有する車両全般において利用可能である。
10 車体前部構造
12 客室
14 フロントウィンドー
20 客室足下空間
30 客室前壁
40 トンネル
50 フロントピラ
60 フロアパネル
70 リインフォース
72 前壁並設面
74 トンネル並設面
76 ピラ並設面
78 フロア並設面
80 接合部
82 ビード
100 構造部材

Claims (2)

  1. 客室前方に設けられた客室前壁と、前記客室前壁の下部において車体の幅方向における中途部を上方に膨出させて形成したトンネルと、前記客室側方に設けられたフロントピラと、前記客室下方に設けられたフロアパネルとによって囲まれた客室足下空間に設置されるリインフォースを有し、
    前記リインフォースが、
    前記客室前壁に沿うように配置された前壁並設面と、
    前記トンネルに沿うように配置されたトンネル並設面と、
    前記フロントピラに沿うように配置されたされたピラ並設面と、
    前記フロアパネルに沿うように配置されたフロア並設面とを有し、
    前記トンネル、前記フロントピラ、及び前記フロアパネルの少なくともいずれか一つに接合されていることを特徴とする車体前部構造。
  2. 前記前壁並設面が、フロントウィンドーの下端側において車幅方向に延びるように設けられた構造部材まで延長され、前記構造部材に対して接合されており、
    前記リインフォースが、前記前壁並設面、及び前記ピラ並設面に亘って形成されたビードを有することを特徴とする請求項1に記載の車体前部構造。
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