JP2013172037A - 光トランシーバ - Google Patents
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Abstract
【課題】送受一体型の光送受信モジュールを用いて小型化に対応し、製造コストを抑えることができる光トランシーバを提供する。
【解決手段】基板21に接着される固定部31と、固定部31から光送受信モジュール1側へ延出し、基板21の幅方向と略平行な折り曲げ部を有して光送信部11の光軸に略直交する第1の部分32と、固定部31の他の一部から光送受信モジュール1側へ延出し、第1の部分32と略直交する折り曲げ部を有する第2の部分33とを一体に有するFPC基板3にて光送受信モジュール1と送受信回路2とを接続し、ハウジング内に収納する。
【選択図】図2
【解決手段】基板21に接着される固定部31と、固定部31から光送受信モジュール1側へ延出し、基板21の幅方向と略平行な折り曲げ部を有して光送信部11の光軸に略直交する第1の部分32と、固定部31の他の一部から光送受信モジュール1側へ延出し、第1の部分32と略直交する折り曲げ部を有する第2の部分33とを一体に有するFPC基板3にて光送受信モジュール1と送受信回路2とを接続し、ハウジング内に収納する。
【選択図】図2
Description
本発明は、同一のファイバでの送信及び受信を実現する双方向型光トランシーバに関し、特に、小型化に対応し、製造コストを抑えることができる光トランシーバに関する。
光ファイバを用いた光通信サービスが普及している。光通信サービスを提供するための局側のOLT(Optical Line Terminal)、ネットワーク上のサーバ、スイッチングハブ、また、利用者の宅内に設置されるONU(Optical Network Unit)等の光通信機器には、光信号と電気信号との間を相互変換して信号を送受信するための光トランシーバが用いられる。
光通信機器自体及び光通信機器に搭載される光トランシーバも小型化が求められている。なかでも、1芯の光ファイバで波長の異なる光を送信及び受信する送受一体型の1芯双方向光トランシーバを用いることにより、小型化が実現されている。更なる小型化、且つ伝送速度の向上が求められている中で、発光素子及び受光素子間の距離や、送受信回路のスペースを確保できなくなってきている。そこで、省スペースでの配線をFPC(Flexible Printed Circuits )基板を用いることで実現したものが提案されている(特許文献1、2等)。なかでも特許文献1では、電気的クロストークの抑圧をFPC基板にて実現している。
また光トランシーバの外形は、スイッチングハブ内に収まる規格として、SFP(Small Form Factor Pluggable)−MSA(Multi-Source Agreement)、XFP−MSA等の業界標準が規定されている。送受信一体型の光送受信アセンブリ(送受信モジュール)を用いて、これらの規定に則りつつ、且つ小型化することを目的とした光トランシーバでも、FPC基板を用いるものが提案されている(特許文献3)。
特許文献1乃至3等に開示されているように、これまで、FPC基板を用いて光送受信モジュールと送受信回路との間を接続する構成では、送信用及び受信用夫々別体のFPC基板を用いていた。つまり、光送受信モジュールの送信端子と送受信回路の送信端子との間のFPC基板と、光送受信モジュールの受信端子と送受信回路の受信端子との間のFPC基板とで、別々に構成されていた。
しかしながら、FPC基板が送信用及び受信用に別個に存在する場合、製造工程にてFPC基板の取り付け工程が分かれることになり、コスト上昇要因となる。
特許文献2では、1枚のFPC基板にて送信用及び受信用の配線を行なう光トランシーバが提案されている。しかしながら、特許文献2に開示されている光トランシーバは、送信用ファイバ及び受信用ファイバを別とし、送信用モジュール及び受信用モジュールを並設、つまり、送信用端子及び受信用端子が並設される構成である。従来の技術では、送信部の光軸と受信部の光軸とが非平行となっている光送受信モジュールを用いて1枚のFPC基板を用いた例はない。更に、MSA規格等の小型の光トランシーバにおいては、筐体内に余裕がないために送受一体型の光送受信モジュールを用いて配線を引き回すには課題が多かった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、送受一体型の光送受信モジュールを用いて小型化に対応し、製造コストを抑えることができる光トランシーバを提供することを目的とする。
本発明に係る光トランシーバは、発光素子を含む送信部及び受光素子を含む受信部を備える光送受信モジュールと、前記送信部への信号の処理及び前記受信部からの信号の処理を行なう送受信回路とを含み、前記光送受信モジュールは、筒状の筐体の一端に光伝送路の導入部を設け、前記筐体の他端に、前記送信部及び受信部の一方を前記光伝送路と光軸を共通させるように設けて前記他端から前記一方の端子を露出させ、前記筐体の側面に、前記送信部及び受信部の他方を光軸が前記一方の光軸と非平行となるように設けて前記側面から前記他方の端子を露出させており、前記送受信回路は、前記光送受信モジュールの前記筐体の他端側に、前記光伝送路の光軸と略平行となるように配置された基板に形成されており、前記光送受信モジュール及び送受信回路が、フレキシブル基板で接続されている光トランシーバにおいて、前記送受信回路は、前記基板の光送受信モジュール側の端部に送信端子及び受信端子を並設しており、前記フレキシブル基板は、複数の接続端子が形成されており、該複数の接続端子が前記送信端子及び受信端子に電気的に接続するように、前記基板の端部に固定された固定部と、該固定部から前記光送受信モジュール側へ延出し、前記光伝送路の光軸に直交する面に略平行となるように折り曲げられてある第1の部分と、前記固定部から前記光送受信モジュール側へ延出し、前記光送受信モジュールの側面に略平行となるように折り曲げられてある第2の部分とを備え、前記固定部の接続端子の一部と、前記光送受信モジュールの前記筐体他端に露出している端子とを接続する導線が前記第1の部分に配線してあり、前記固定部の接続端子の他の一部と、前記光送受信モジュールの前記筐体側面に露出している端子とを接続する導線が前記第2の部分に配線されていることを特徴とする。
本発明では、筒状の筐体を有する光送受信モジュールと送受信回路とが、フレキシブル基板にて接続される光トランシーバにて、当該フレキシブル基板が、送受信回路の基板の端部に固着された固定部と、該固定部から延出して光送受信モジュールの光伝送路と逆側の端部の端子に、光軸に略直交する面に略平行となるように折り曲げられて接続する第1の部分と、前記光送受信モジュールの側面に略平行となるように折り曲げられて光送受信モジュールの側面の端子に接続する第2の部分とを有する1体で構成される。これにより、基板の端部に、固定部を取り付けるという工程でフレキシブル基板を送受信回路に接続させることが可能となる。また、第1の部分及び第2の部分を折り曲げることにより、容量が限定された筐体内で、送受信回路と、非平行な光軸に対応して端部及び側面夫々に設けられている端子を備える光送受信モジュールとの接続が1体のフレキシブル基板で実現される。
本発明に係る光トランシーバは、前記送受信回路の前記送信端子及び受信端子の並設方向における中央部に、前記光送受信モジュールの光伝送路の光軸が位置するように、前記光送受信モジュール及び前記送受信回路を収納する略直方体のハウジングを備えることを特徴とする。
本発明では、送受一体型の光送受信モジュールの光伝送路の光軸が、送受信回路が設けられている基板の中央を通るように、光送受信モジュール及び送受信回路をハウジング内に収納するので、光送受信モジュールの筐体の径と同程度の幅の基板にて送受信回路を実装して小型化を図ることが可能となる。これにより例えば、幅を13.8mm以下とするSFP−MSA又はXFP−MSAの規格を満たす小型化が可能となる。
本発明に係る光トランシーバは、前記光送受信モジュールの前記送信部及び受信部の非平行な光軸をいずれも含む平面は、前記基板に略平行であり、更に、前記平面及び基板は前記ハウジングの幅方向に略平行であることを特徴とする。
本発明では、光送受信モジュールの非平行な送信部及び受信部の光軸をいずれも含む平面と送受信回路の基板とが略平行に、且つ、更にハウジングの幅方向とも略平行となるように、ハウジングに収納されている。これにより、厚みを抑えることができ、例えば8.7mm以下とするSFP−MSA又はXFP−MSAの規格を満たす小型化が可能となる。
本発明に係る光トランシーバは、前記フレキシブル基板は、前記第1の部分又は第2の部分の折り曲げ部に緩衝部を設けてあることを特徴とする。
本発明では、フレキシブル基板の第1の部分又は第2の部分における折り曲げ部に緩衝部が設けられるので、断線が防止される。緩衝部として例えば、送受信回路の基板から一面側に屈曲した後、基板の他面側へ屈曲する撓み、即ち断面視した場合にU字状となる撓みを設けてもよい。
本発明に係る光トランシーバは、前記固定部における複数の接続端子が、前記基板の送信端子及び受信端子を結ぶ直線と略平行な同一線上に形成されてあることを特徴とする。
本発明では、フレキシブル基板の固定部における複数の接続端子が、送受信回路が設けられる基板の送信端子及び受信端子を結ぶ直線と略平行な同一線上に形成される。これにより、フレキシブル基板と送受信回路との接続が、固定部を送受信回路の送信端子及び受信端子が並設された端部に取り付けるという一回の簡易な工程で済み、低コスト化を図ることが可能である。
本発明に係る光トランシーバは、前記フレキシブル基板は、前記第2の部分から更に延出し、前記光送受信モジュールの筐体側面との接続面と反対面側に折り曲げられている絶縁部を備えることを特徴とする。
本発明では、フレキシブル基板の光送受信モジュールの側面に設けられた端子と接続する第2の部分から、更に延出して前記側面の端子と反対側に折り曲げられる絶縁部が設けられている。第2の部分から延出されて構成されているので、絶縁部も一枚のフレキシブル基板として一体に形成することが可能であり、延出方向の工夫により基板材の板取りを効率化することも可能である。
本発明に係る光トランシーバは、前記フレキシブル基板は、前記第1の部分及び第2の部分の同一面側に補強板を備えていることを特徴とする。
本発明では、フレキシブル基板は光送受信モジュールへの接続部である第1の部分及び第2の部分の同一面側に補強板を備えることで、異なる面に夫々備える構成よりも、補強板を形成する工程を削減して低コスト化を図ることが可能である。
本発明による場合、光送受信モジュールと送受信回路とを接続するフレキシブル基板が、夫々折り曲げられた2つの部分を含む一体で構成され、2つの部分夫々に送信用の端子又は受信用の端子と接続する導線が配線される。これにより、送受信回路が設けられる基板へのフレキシブル基板の接続工程が、固定部を取り付けるという1工程で済み、小型な筐体内で光送受信モジュール及び送受信回路を配置することができる。このようにして、送受一体型の光送受信モジュールを用いて小型化に対応し、更に製造コストを抑えることができる。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1における光トランシーバ10の外観を示す斜視図であり、図2は、実施の形態1における光トランシーバ10の分解斜視図である。光トランシーバ10は、PON(Passive Optical Network )システムにおけるOLT、ONU、サーバなどの光通信機器に活線挿抜が可能な所謂プラガブル光トランシーバである。
図1は、実施の形態1における光トランシーバ10の外観を示す斜視図であり、図2は、実施の形態1における光トランシーバ10の分解斜視図である。光トランシーバ10は、PON(Passive Optical Network )システムにおけるOLT、ONU、サーバなどの光通信機器に活線挿抜が可能な所謂プラガブル光トランシーバである。
光トランシーバ10は、長細の角筒状のハウジング5を有する。光トランシーバ10(ハウジング5)の外形は、SFP−MSA(又はXFP−MSA)に対応するように、幅(短手方向)が13.8mm以下であり、厚みは8.7mm以下である。
光トランシーバ10は、光ファイバが接続される送受一体型の光送受信モジュール1と、カードコネクタ22を有する送受信回路2とをFPC基板3にて接続し、光送受信モジュール1にファイバコネクタ4を取り付けたものをハウジング5内に収納して構成されている。
図3は、光送受信モジュール1の外観を示す斜視図である。図3は、図2中の光送受信モジュール1の別角度からの外観を示す。光送受信モジュール1は、BOSA(Bi-Directional Optical Sub-Assembly)と呼ばれ、発光素子であるLD(Laser Diode)を含む光送信部11、及び受光素子であるPD(Photo Diode)を含む光受信部12を連設させた送受一体型の光信号と電気信号との間の相互変換モジュールである。
光送受信モジュール1は円筒状の筐体13を備える。筐体13の一端には、光ファイバの導入口が設けられたスリーブ14が連設してある。
光送信部11は、図示しないLD、及び該LDが設けられた基板と(いずれも図示せず)、筐体15及びリードピン16とを備える。筐体15は、有底円筒体をなし、一方の底部15aは拡径されている。光送信部11のLDは、底部15a側の筐体15内の底板中央部に設けられた基板上に配置されており、LDの光軸は、筐体15の軸と略一致している。筐体15の他方の底部にはレンズが嵌め込まれており(図示せず)、筐体内のLDからの光信号がレンズを通して出力される。筐体15は、筐体13の端部を底部15aで封止するように筐体13に固着してある。このとき、筐体15と筐体13とは軸が一致する。これにより、LDの光軸と筐体13の軸とが一致し、光送受信モジュール1のスリーブ14に光ファイバが取り付けられたときに、LDの光軸と光ファイバの光軸とが共通となる。リードピン16は、LDに電圧を印加するための端子、送信用通信信号を入力する端子、及び底部15aと導通するケース端子である。ケース端子を除くリードピン16はいずれも、筐体15内部の基板に接続され、筐体15とは非接触の状態で底部15aから外部へ露出し、筐体13の端部から露出している。
光受信部12は、図示しないPD及び該PDからの信号を増幅する増幅回路が設けられた基板と(いずれも図示せず)、筐体17及びリードピン18とを備える。筐体17は、有底円筒体をなし、一方の底部17aは拡径されている。光受信部12のPDは、底部17a側の筐体17内の底板中央部に設けられた基板上に配置されており、PDの光軸は、筐体17の軸と略一致している。筐体17の他方の底部にはレンズが嵌め込まれており(図示せず)、レンズにて集光した光信号をPDで受光する。筐体17は、筐体13の中途部に軸心を直交させるようにして、底部17aを露出させるようにして筐体13に連設してある。これにより、光受信部12のPDの光軸と、光送信部11のLDの光軸、即ち光送受信モジュール1に接続される光ファイバの光軸とは、略直交交差する。リードピン18は、基板上に設けられた増幅回路、及びPDに接続されて夫々に電圧を印加するための端子、受信した通信信号を出力する端子、及び底部17aと導通するケース端子である。ケース端子を除くリードピン18はいずれも、筐体17とは非接触の状態で底部17aから露出し、筐体13の側面から露出している。
筐体13内部には、スリーブ14からの光導入部、光送信部11、及び光受信部12の光軸を結んで交差する点を中心とし、光ファイバ及び光送信部11の光軸及び光受信部12の光軸のいずれにも略45°の角度をなすように保持される光フィルタが保持されている(図示せず)。光フィルタは、受信した通信信号用の光信号を反射し、送信する通信信号用の光信号を透過させる。これにより送受一体型の光送受信モジュール1を実現している。なお筐体13、光送信部11の筐体15の底部15a、及び、光受信部12の筐体17の底部17aは電気的に接続されており、ケース端子は全て同電位となっている。ケース端子は、筐体アース又は送受信回路2のシグナルグラウンドに接続される。
再び図1及び図2を参照し、送受信回路2について説明する。送受信回路2は、光送受信モジュール1の光軸方向を長手方向とする略長方形の基板21上に形成されている。更に基板21には、一端部に送信端子(Tx)23及び受信端子(Rx)24が、他端部にカードプラグ22が形成されている。
送信端子(Tx)23及び受信端子(Rx)24は、基板21の一端部にて、基板21の幅方向(短手方向)に並設されている。送信端子23及び受信端子24は、基板21の中心線に対し対称に並設されている。送信端子23及び受信端子24は電気信号の端子である。送信端子23は、基板21上に形成されている配線パターンと接続されており、光送受信モジュール1の光送信部11のリードピン16へ出力する送信用の通信信号、及び電源電圧等を出力する。受信端子24は、基板21上に形成されている配線パターンと接続されており、電源電圧等を出力すると共に、光送受信モジュール1の光受信部12のリードピン18から入力する通信信号を受信する。
カードプラグ22は、送信端子23及び受信端子24が並設されている一端部と逆側の他端部に、形成されている。カードプラグ22には基板21上に形成されている配線パターンが延長されている。
上述したように構成される光送受信モジュール1と、送受信回路2との間を、半田付けされたFPC基板3で接続してある。FPC基板3は、光送受信モジュール1の光送信部11の光軸及び光受信部12の光軸が基板21と略平行となるように、且つ光送信部11と基板21の一端部とが対向するように配置された光送受信モジュール1と送受信回路2とを接続する。
FPC基板3は、送受信回路2の基板21の一端部に固定される固定部31と、該固定部31から延出し、光送受信モジュール1の光送信部11に接続される第1の部分32と、同様に固定部31から延出し、光受信部12に接続される第2の部分33と、第2の部分から延出する絶縁部34とを備える。固定部31には基板21の送信端子23と接続される送信用接続端子311と、基板21の受信端子24と接続される受信用接続端子312とが、同一線上に形成されている。また、第1の部分32には光送信部11のリードピン16に係合する接続端子321が形成されており、第2の部分33にも光受信部12のリードピン17に係合する接続端子331が形成されている。FPC基板3の構造については、後述にて詳細に説明する。
ハウジング5は、両端面及び一面が開口となっている略直方体の金属製のフレーム51と、フレーム51の開口された一面を覆う金属製のカバー52と、外部から電磁的な遮蔽の役割を果たすコの字形状の金属製のシールド53とを有する。
フレーム51は長手方向の一側に、コネクタ収容部511と、他側に送受信回路2が搭載される回路収容部513と、光送受信モジュール1が搭載される中央部512とを有する。
フレーム51の内側、コネクタ収容部511及び中央部512の境界には、隔壁51cが形成されている。隔壁51cには、半円状の鞍部51dを有する。鞍部51dには、光送受信モジュール1のスリーブ14が嵌るようにしてあり、隔壁51cは光送受信モジュール1を位置決めする役割を果たす。また、フレーム51は、基板21のハウジング5における厚み方向の位置、及び長手方向の位置を決めて固定する構造を有してもよい。
このようなフレーム51に、FPC基板3で接続された光送受信モジュール1及び送受信回路2を収納する。なお、送受信回路2を覆うように回路カバー26を取り付け、光送受信モジュール1のスリーブ14の樹脂製のファイバコネクタ4を取り付ける。このとき、光送受信モジュール1は、フレーム51の中央部512に、スリーブ14を鞍部51dに嵌めるようにして収容される。送受信回路2は、フレーム51の回路収容部513に収容される。
カバー52は、長辺に沿って突出部52aを有している。突出部52aは、フレーム51の側辺内側に嵌るように構成されている。
フレーム51及びカバー52にはシールド53が装着されるくびれ51g及び52bが設けられている。フレーム51にカバー52を嵌め、くびれ51g及び52bを取り巻くようにシールド53が装着されることによってフレーム51及びカバー52を固定し、留め具の役割を果たす。なお、くびれ51gは、隔壁51cが設けられている当たりに形成されており、くびれ52bは、くびれ51gと対応する位置に形成されている。これにより、ハウジング5内に光送受信モジュール1を収容している場合、くびれ51g及び52bが光送受信モジュール1の周囲を囲い、外部からの電磁シールドの役割を果たす。
このようにして光トランシーバ10が組み立てられ、図1に示す如く構成される。開口部51aが光ファイバコネクタ4のレセプタクルとなる。そして、開口部51bからカードコネクタ22が露出し、光トランシーバ10のハウジング5の回路収容部513側を光通信機器に挿入すると光通信機器側のコネクタと係合して電極と接触する。
本発明では上述のように、SFP−MSAに対応する幅13.8mm、厚み8.7mm以下のハウジング5内に光送受信モジュール1及び送受信回路2を収納する。光送受信モジュール1及び送受信回路2のいずれも、ハウジング5内で幅方向に余裕がない。ハウジング5内に収納されるためには、光送受信モジュール1の筐体13の軸心も、送受信回路2の幅(短手)方向の中心線も、ハウジング5の幅方向及び厚み方向両方の略中央となる。そこで本発明では、FPC基板3にて、光送受信モジュール1と送受信回路2との間を接続する。以下に、実施の形態1におけるFPC基板3について詳細に説明する。
まず、FPC基板3の原板、即ち折り曲げられていない展開された状態での形状及び配線について説明する。
図4及び図5は、実施の形態1におけるFPC基板3の原板3aを示す平面図である。図4は原板3aの表面、図5は原板3aの裏面を表している。なお、表裏は逆であってもよいことは勿論である。
FPC基板3の原板3aは、固定部31と、固定部31から分岐し延出している第1の部分32と、固定部32から同様に分岐して延出している第2の部分33とを備える。
固定部31の端辺に沿って同一直線上に、夫々複数の接続端子からなる送信用接続端子311及び受信用接続端子312が形成されている。
これにより、固定部31を、端辺が基板21の幅方向に平行になるようにして、基板21の一端部に半田付けした場合に、送信用接続端子311及び受信用接続端子312が、基板21に並設してある送信端子23及び受信端子24と、電気的に接続する。同一直線状に形成されていることにより、半田付けの工程が1回で済み、製造コストを抑えることができる。
第1の部分32は、固定部31の送信用接続端子311から、光送受信モジュール1側へ延出し、更に、受信用接続端子312側へ寄せられるように斜め方向に延出した形状を有する。第1の部分32の先端には、光送受信モジュール1の光送信部11の4つのリードピン16に夫々接続される環状の接続端子321を備える。
第1の部分32の先端部の裏面には、絶縁体からなる補強板329が被着されている。補強板329は、光送受信モジュール1の光送信部11の筐体底面15aとの間のスペーサの役割をも有する。
第2の部分33は、固定部31の受信用接続端子312から、光送受信モジュール1側へ延出し、更に、斜め方向に延出する第1の部分32に沿うようにして、第1の部分32よりも長く延出した形状を有する。第2の部分33の先端には、光送受信モジュールの光受信部12の5つのリードピン18に夫々接続される環状の接続端子331を備える。
第2の部分33の先端部の表面には、絶縁体からなる補強板339が被着されている。補強板339は光送受信モジュール1の光受信部12の筐体底面17aとの間のスペーサの役割も有する。第2の部分33の先端部の裏面には、光受信部12のPD及び増幅回路への電源フィルタ用のチップ部品が実装されている。具体的には、キャパシタ332及びインダクタ333である。
第2の部分33の先端部からは、更に絶縁部34が延出されている。絶縁部34は、先端部の裏面に実装されているチップ部品を覆う役割を果たす。絶縁部34は例えば図4及び図5に示すように、第2の部分33から第1の部分32側に延出してある。絶縁部34は、第1の部分32の反対側へ、又は、第2の部分の延出方向へ更に延出する構成としてもよい。ただし、図4及び図5のような形状とすることにより、原板3aの外接図形の面積がより少なくなり、原板3aの板取りが効率的となる。
FPC基板3は、上述した原板3aを折り曲げて構成される。
次に、FPC基板3の折り曲げ構造について説明する。図6は、実施の形態1におけるFPC基板3の折り曲げ構造を示す斜視図である。図7は、実施の形態1における光送受信モジュール1、送受信回路2、及びFPC基板3の斜視図であり、図8は、実施の形態1における光送受信モジュール1、送受信回路2、及びFPC基板3の断面図である。なお、図6と図7とでは、斜視する方向が逆である。図8の断面図は、光送受信モジュール1の光送信部11の光軸と平行であって、基板21に垂直な断面を表している。
次に、FPC基板3の折り曲げ構造について説明する。図6は、実施の形態1におけるFPC基板3の折り曲げ構造を示す斜視図である。図7は、実施の形態1における光送受信モジュール1、送受信回路2、及びFPC基板3の斜視図であり、図8は、実施の形態1における光送受信モジュール1、送受信回路2、及びFPC基板3の断面図である。なお、図6と図7とでは、斜視する方向が逆である。図8の断面図は、光送受信モジュール1の光送信部11の光軸と平行であって、基板21に垂直な断面を表している。
なお、以下に説明する折り曲げ構造における折り曲げ線は、図4及び図5に示した原板3aにおける31a、31b、32a、33a、34aで特定される。図4及び図5では、破線で山折線、一点鎖線で谷折線を表している。なお折り曲げ線31a、33a等の両端又は一端には、半円状の切欠けが設けられ、折り曲げ易く、且つ、応力集中を防止することが可能である。
FPC基板3は、基板21の一面端部に固定された固定部31から延出して、基板21の幅方向に略平行な折り曲げ線31aにて一旦他面側に屈曲し、折り曲げ線31bにて固定部31と再度略平行となるように屈曲される。そして第1の部分32が、基板21の幅方向と略平行な折り曲げ線32aで一面側に屈曲され、先端面(裏面)が光送受信モジュール1の光送信部11の筐体底面15aと略平行に対向するように構成される。このとき折り曲げ線31a、31b及び32aにて、断面視U字状の緩衝部を構成している(図9参照)。緩衝部が設けられていることにより、FPC基板3へのストレスを緩和し、切断を防止することができる。
第2の部分33は、第1の部分32の折り曲げ線32aと略直交する折り曲げ線33aにて基板21の一面側に屈曲されて光送受信モジュール1の側面、即ち光ファイバ及び光送信部11の光軸に略平行となり、先端部(表面)が光受信部12の筐体底面17aと対向するように構成される。
更に絶縁部34が、第2の部分33との境界線の折り曲げ線34aにて補強板339とは反対側へ屈曲されて折り上げられ、絶縁部34と第2の部分33とが対向する。絶縁部34により、第2の部分33の裏面に実装されてあるチップ部品はフレーム51に接触しない。
このようにして、内部空間に余裕が無いハウジング5内にて、1体のFPC基板3にて光送受信モジュール1の送信部11及び受信部12両方との配線を取り回すことが可能である。
(実施の形態2)
実施の形態2では、実施の形態1と形状が異なるFPC基板を用いる。なお、実施の形態2における光トランシーバ10は、FPC基板が異なること以外の構成は、実施の形態1と同様である。したがって、FPC基板以外の構成部については実施の形態1と共通の符号を付し、詳細な説明を省略する。
実施の形態2では、実施の形態1と形状が異なるFPC基板を用いる。なお、実施の形態2における光トランシーバ10は、FPC基板が異なること以外の構成は、実施の形態1と同様である。したがって、FPC基板以外の構成部については実施の形態1と共通の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図9は、実施の形態2における光トランシーバ10の分解斜視図である。実施の形態2では、光送受信モジュール1と、送受信回路2との間を、半田付けされたFPC基板6で接続してある。FPC基板6は、光送受信モジュール1の光送信部11の光軸及び光受信部12の光軸が基板21と略平行となるように、且つ光送信部11と基板21の一端部とが対向するように配置された光送受信モジュール1と送受信回路2とを接続する。
FPC基板6は、送受信回路2の基板21の一端部に固定される固定部61と、固定部61から延出し、光送受信モジュール1の光送信部11に接続される第1の部分62と、第1の部分62と一体に固定部61から延出し、光受信部12に接続される第2の部分63と、第2の部分63から延出する絶縁部64とを備える。固定部61には基板21の送信端子23と接続される送信用接続端子611と、基板21の受信端子24と接続される受信用接続端子612とが、同一線上に形成されている。また、第1の部分62には光送信部11のリードピン16に係合する接続端子621が形成されており、第2の部分63にも光受信部12のリードピン17に係合する接続端子631が形成されている。
FPC基板6の原板、即ち折り曲げられていない展開された状態での形状及び配線について説明する。
図10及び図11は、実施の形態2におけるFPC基板6の原板6aを示す平面図である。図10は原板6aの表面、図11は原板6aの裏面を表している。なお、表裏は逆であってもよいことは勿論である。
実施の形態2におけるFPC基板6の原板6aの平面視外形は、基板21の幅の約2倍の長辺を有する略矩形である。そして原板6aは、略矩形の一長辺の一端から基板21の幅に対応する長さの箇所から、略中心までに切り込みが入れられた形状を有する。単純な外形とすることにより、原板6aの板取りを効率化し、製造コストを抑えることが可能となる。
原板6aの固定部61は、切り込みが入れられた一長辺の半部により構成される。固定部61には、一長辺に沿って、夫々複数の端子からなる送信用接続端子611及び受信用接続端子612が形成されている。同一直線状に形成されていることにより、固定部61を、端辺が基板21の幅方向に略平行になるようにして基板21に半田付けしたときに、送信用接続端子611及び受信用接続端子612が、基板21の一端部に並設された送信端子23及び受信端子24と電気的に接続する。半田付けの工程が1回で済み、製造コストを抑えることができる。
原板6aにおける第1の部分62及び第2の部分63は、固定部61から一体に光送受信モジュール1側へ延出し、第2の部分63が第1の部分62から更に、略直角に延出した形状を有する。更に第2の部分63から、絶縁部64が固定部61側の一長辺へ戻るように延出している。
なお、原板6aの外形を基準にして第1の部分62、第2の部分63及び絶縁部を説明すると次のようになる。第1の部分62は、固定部61側の短辺側の一部であり、第2の部分63は、固定部61の受信用接続端子612側から、切り込みに沿って周回する一部からなり、絶縁部64は、切り込みが入れられた一長辺の他の半部により構成されると表現することもできる。
第1の部分62には、送信用接続端子611及び受信用接続端子612の中央部を通る延出方向、即ち光送信部11の光軸と平行な直線上に略位置する箇所に、光送受信モジュール1の光送信部11の4つのリードピン16に夫々接続される環状の接続端子621を備える。
第1の部分62の接続端子621周辺の裏面には、絶縁体からなる補強板629が被着されている。補強板629は、光送受信モジュール1の光送信部11の筐体底面15aとの間のスペーサの役割をも有する。
第2の部分63は、固定部61の受信用接続端子612側の一部から、光送受信モジュール1側へ第1の部分62と一体に延出し、第1の部分62から分離するようにして略直角に延出した形状を有する。第2の部分63は第1の部分62よりも長い。第2の部分63の先端には、光送受信モジュールの光受信部12の5つのリードピン18に夫々接続される環状の接続端子631を備える。
第2の部分63の先端部の表面には、光受信部12のPD及び増幅回路への電源フィルタ用のチップ部品が実装されている。具体的には、キャパシタ632及びインダクタ633である。また、第2の部分63の先端部の裏面には、絶縁体からなる補強板639が被着されている。補強板639は光送受信モジュール1の光受信部12の筐体底面17aとの間のスペーサの役割も有する。
第2の部分63の先端部からは、更に絶縁部64が更に略直角に延出されている。先端部の表面に実装されているキャパシタ632及びインダクタ633等のチップ部品を覆い、該チップ部品がフレーム51と接触することを防止する。
第1の部分62と第2の部分63との間には、楕円状の孔部、且つ第2の部分63と絶縁部64との間には、円状の孔部が設けられている。これにより、各箇所でのFPC基板6の自由度を高めている。
FPC基板6は、上述した原板6aを折り曲げて構成される。
次に、FPC基板6の折り曲げ構造について説明する。図12は、実施の形態2におけるFPC基板6の折り曲げ構造を示す斜視図である。図13は、実施の形態2における光モジュール1、送受信回路2、及びFPC基板6の斜視図であり、図14は、実施の形態2における光送受信モジュール1、送受信回路2、及びFPC基板3の断面図である。なお、図12と図13とでは、斜視する方向が逆である。また、図14の断面図は、光送受信モジュール1の光送信部11の光軸と平行であって、基板21に垂直な断面を表している。
次に、FPC基板6の折り曲げ構造について説明する。図12は、実施の形態2におけるFPC基板6の折り曲げ構造を示す斜視図である。図13は、実施の形態2における光モジュール1、送受信回路2、及びFPC基板6の斜視図であり、図14は、実施の形態2における光送受信モジュール1、送受信回路2、及びFPC基板3の断面図である。なお、図12と図13とでは、斜視する方向が逆である。また、図14の断面図は、光送受信モジュール1の光送信部11の光軸と平行であって、基板21に垂直な断面を表している。
なお、以下に説明する折り曲げ構造における折り曲げ線は、図10及び図11に示した原板6aにおける61a、61b、62a、63a、64aで特定される。図10及び図11では破線で山折線、一点鎖線で谷折線を表している。なお折り曲げ線61a、63a等の両端又は一端には、半円状の切欠けが設けられ、折り曲げ易く、且つ、応力集中を防止することが可能である。
FPC基板6は、基板21の一面端部に固定された固定部61から延出して、基板21の幅方向に略平行な折り曲げ線61aにて一旦他面側に屈曲し、折り曲げ線61bにて固定部61と再度略平行となるように屈曲される。そして第1の部分62が、第2の部分63と一体に、基板21の幅方向と略平行な折り曲げ線62aで一面側に屈曲され、第1の部分62の先端面(裏面)が光送受信モジュール1の光送信部11の筐体底面15aと対向するように構成される。このとき折り曲げ線61a、61b及び62aにて、断面視U字状の緩衝部を構成している(図14参照)。緩衝部が設けられていることにより、FPC基板6へのストレスを緩和し、切断を防止することができる。
第2の部分63は、第1の部分62の折り曲げ線62aで屈曲されることによって第1の部分62と共に光軸に略直交している状態から、折り曲げ線62aと直交する折り曲げ線63aにて、光送受信モジュール1側へその側面に沿うように、即ち略平行となるように屈曲され、先端部(裏面)が光受信部12の筐体底面17aと対向するように構成される。
更に絶縁部64が、第2の部分63との境界線の折り曲げ線64aにて補強板639とは反対側へ屈曲されて折り上げられ、絶縁部64と第2の部分63とが対向する。絶縁部64により、第2の部分63の表面に実装されてあるチップ部品はフレーム51に接触しない。
このようにして、内部空間に余裕が無いハウジング5内にて、1体のFPC基板6にて光送受信モジュール1の送信部11及び受信部12両方との配線を取り回すことが可能である。
なお、開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 光送受信モジュール
11 光送信部
12 光受信部
13 筐体
2 送受信回路
21 基板
23 送信端子
24 受信端子
3,6 FPC基板
31,61 固定部
311,611 送信用接続端子
312,612 受信用接続端子
31a,31b,32a,33a,61a,61b,62a,63a 折り曲げ部
32,62 第1の部分
33,63 第2の部分
329,339,629,639 補強板
34,64 絶縁部
5 ハウジング
51 フレーム
11 光送信部
12 光受信部
13 筐体
2 送受信回路
21 基板
23 送信端子
24 受信端子
3,6 FPC基板
31,61 固定部
311,611 送信用接続端子
312,612 受信用接続端子
31a,31b,32a,33a,61a,61b,62a,63a 折り曲げ部
32,62 第1の部分
33,63 第2の部分
329,339,629,639 補強板
34,64 絶縁部
5 ハウジング
51 フレーム
Claims (7)
- 発光素子を含む送信部及び受光素子を含む受信部を備える光送受信モジュールと、前記送信部への信号の処理及び前記受信部からの信号の処理を行なう送受信回路とを含み、前記光送受信モジュールは、筒状の筐体の一端に光伝送路の導入部を設け、前記筐体の他端に、前記送信部及び受信部の一方を前記光伝送路と光軸を共通させるように設けて前記他端から前記一方の端子を露出させ、前記筐体の側面に、前記送信部及び受信部の他方を光軸が前記一方の光軸と非平行となるように設けて前記側面から前記他方の端子を露出させており、前記送受信回路は、前記光送受信モジュールの前記筐体の他端側に、前記光伝送路の光軸と略平行となるように配置された基板に形成されており、前記光送受信モジュール及び送受信回路が、フレキシブル基板で接続されている光トランシーバにおいて、
前記送受信回路は、前記基板の光送受信モジュール側の端部に送信端子及び受信端子を並設しており、
前記フレキシブル基板は、
複数の接続端子が形成されており、該複数の接続端子が前記送信端子及び受信端子に電気的に接続するように、前記基板の端部に固定された固定部と、
該固定部から前記光送受信モジュール側へ延出し、前記光伝送路の光軸に直交する面に略平行となるように折り曲げられてある第1の部分と、
前記固定部から前記光送受信モジュール側へ延出し、前記光送受信モジュールの側面に略平行となるように折り曲げられてある第2の部分と
を備え、
前記固定部の接続端子の一部と、前記光送受信モジュールの前記筐体他端に露出している端子とを接続する導線が前記第1の部分に配線してあり、
前記固定部の接続端子の他の一部と、前記光送受信モジュールの前記筐体側面に露出している端子とを接続する導線が前記第2の部分に配線されている
ことを特徴とする光トランシーバ。 - 前記送受信回路の前記送信端子及び受信端子の並設方向における中央部に、前記光送受信モジュールの光伝送路の光軸が位置するように、前記光送受信モジュール及び前記送受信回路を収納する略直方体のハウジングを備えること
を特徴とする請求項1に記載の光トランシーバ。 - 前記光送受信モジュールの前記送信部及び受信部の非平行な光軸をいずれも含む平面は、前記基板に略平行であり、
更に、前記平面及び基板は前記ハウジングの幅方向に略平行であること
を特徴とする請求項2に記載の光トランシーバ。 - 前記フレキシブル基板は、
前記第1の部分又は第2の部分の折り曲げ部に緩衝部を設けてあること
を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光トランシーバ。 - 前記固定部における複数の接続端子が、前記基板の送信端子及び受信端子を結ぶ直線と略平行な同一線上に形成されてあること
を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の光トランシーバ。 - 前記フレキシブル基板は、
前記第2の部分から更に延出し、前記光送受信モジュールの筐体側面との接続面と反対面側に折り曲げられている絶縁部を備えること
を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の光トランシーバ。 - 前記フレキシブル基板は、
前記第1の部分及び第2の部分の同一面側に補強板を備えていること
を特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の光トランシーバ。
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