JP2013170738A - ドレン回収システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 圧弁および圧力逃がし弁の作動が不良の場合でもドレンタンク内圧力が異常高圧となるのをより確実に防止すること。
【解決手段】 蒸気ボイラ2と、ドレン戻しライン3を通して負荷機器13から排出されるドレンを貯留し蒸気ボイラ2へ供給する密閉型のドレンタンク4と、補給水を前記ドレンタンク4へ供給する大気開放型の補給水タンク7と、ドレンタンク4内圧力に応じて開閉する加圧弁V3を有し、蒸気ボイラ2からドレンタンク4へ高圧蒸気を供給する加圧蒸気ライン9と、ドレンタンク7内の圧力が上昇すると開く圧力逃がし弁29を有し、ドレンタンク7から補給水タンク7へ蒸気を逃がす圧力逃がしライン10とを備えるドレン回収システムであって、圧力逃がし弁29と並列に接続され、圧力逃がし弁の作動圧力より高い作動圧力で開く開閉弁V4を備えた。
【選択図】図1

Description

この発明は、負荷機器で生成した高温のドレンを密閉型ドレンタンクに回収して、回収したドレンを蒸気ボイラへ供給して利用するドレン回収システムに関する。
この種のドレン回収システムにおいて、蒸気を負荷機器へ供給する蒸気ボイラと、ドレン戻しラインを通して負荷機器から排出されるドレンを貯留し、ドレンポンプを有するドレン供給ラインを通して貯留したドレンを蒸気ボイラへ供給する密閉型のドレンタンクと、補給水ポンプを有する補給水ラインを通して補給水を前記ドレンタンクへ供給する大気開放型の補給水タンクと、ドレンタンク内圧力に応じて開閉する加圧弁を有し、蒸気ボイラからドレンタンクへ高圧蒸気を供給する加圧蒸気ラインとを備えるドレン回収システムは、特許文献1等で知られている。
この特許文献1のシステムは、クローズドレン回収システムと称され、加圧蒸気ラインにより、ドレンタンク内の圧力を高めることでドレンタンク内でのフラッシュ蒸気の発生を防止することができ、高温のドレン水をボイラへ給水することができる。
特開2011−237065号公報
特許文献1のドレン回収システムにおいては、加圧弁によりドレンタンク内の圧力が制御されるが、加圧弁の制御がうまく行われず、ドレンタンク内の圧力が上昇すると危険であるので、ドレンタンク内の圧力が上昇すると開く圧力逃がし弁を有し、ドレンタンクから補給水タンクへ蒸気を逃がす圧力逃がしラインを設けている。
しかしながら、圧力逃がし弁がうまく作動しなかった場合には、ドレンタンク内圧力が上昇して異常高圧となる虞がある。
この発明が解決しようとする主課題は、加圧弁および圧力逃がし弁の作動が不良の場合でもドレンタンク内圧力が異常高圧となるのをより確実に防止することである。また、副課題は、ドレンタンク内が異常高圧の状態となっても負荷機器の運転を継続可能とすることである。
この発明は、前記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、蒸気を負荷機器へ供給する蒸気ボイラと、ドレン戻しラインを通して前記負荷機器から排出されるドレンを貯留し、ドレンポンプを有するドレン供給ラインを通して貯留したドレンを前記蒸気ボイラへ供給する密閉型のドレンタンクと、補給水ポンプを有する補給水ラインを通して補給水を前記ドレンタンクへ供給する大気開放型の補給水タンクと、前記ドレンタンク内圧力に応じて開閉する加圧弁を有し、前記蒸気ボイラから前記ドレンタンクへ高圧蒸気を供給する加圧蒸気ラインと、前記ドレンタンク内の圧力が上昇すると開く圧力逃がし弁を有し、前記ドレンタンクから前記補給水タンクへ蒸気を逃がす圧力逃がしラインとを備えるドレン回収システムであって、前記圧力逃がし弁と並列に接続され、前記圧力逃がし弁の作動圧力より高い作動圧力で開く開閉弁を備えたことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、加圧弁およびドレン逃がし弁の作動不良により、前記ドレンタンク内の圧力が圧力逃がし弁の作動圧力よりも高く上昇すると、前記圧力逃がしラインの開閉弁が開くので、ドレンタンク内の異常高圧を防止することができ、より安全性の高いクローズドドレンシステムを提供できる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記開閉弁が電気的に作動する電気的開閉弁から構成され、前記ドレン戻しラインに設けられる開閉可能なドレン戻し弁と、前記ドレン戻し弁の上流側と前記補給水タンクとの間に接続されるドレン逃がしラインに設けられる開閉可能なドレン逃がし弁と、前記ドレンタンク内の圧力を検出する第一圧力検出器と、前記ドレンタンク内の圧力を検出する第二圧力検出器と、前記第一圧力検出器が前記圧力逃がし弁の作動圧力(第一作動圧力)より高い第二作動圧力を検出すると前記開閉弁を開き、前記第二圧力検出器が第二作動圧力より高い第三作動圧力を検出すると、前記開閉弁を閉じ、前記加圧蒸気ラインを閉じると共に、前記ドレン戻し弁を閉じ、前記ドレン逃がし弁を開く制御手段とを備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明による効果に加えて、前記ドレンタンク内が前記第三作動圧力以上の異常高圧状態となってもドレン戻しラインからのドレンを前記補給水タンクに流入させることができるので、負荷機器の運転を継続することができる。また、第三作動圧力を検出すると、前記開閉弁を閉じるので、前記ドレンタンクから熱が逃げるのを防止することができるという効果を奏する。
さらに、請求項3に記載の発明は、請求項1において、前記圧力逃がし弁が機械的に作動する圧力調整弁から構成されると共に、前記開閉弁が電気的に作動する電気的開閉弁から構成され、前記ドレンタンク内の圧力を検出する第一圧力検出器と、前記ドレンタンク内の圧力を検出する第二圧力検出器と、前記第一圧力検出器が前記圧力逃がし弁の作動圧力(第一作動圧力)より高い第二作動圧力を検出すると前記開閉弁を開き、前記第二圧力検出器が第二作動圧力より高い第三作動圧力を検出すると、前記開閉弁を開く制御手段とを備えたことを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明による効果に加えて、前記第一圧力検出器の異常により開閉弁を開くことができない場合でも前記第二圧力検出器の作動により開閉弁を開くことができ、前記ドレンタンク内圧力が第二作動圧力を超える異常な圧力となることが防止され、三重の安全機構によりドレンタンクの異常高圧を防止することができるという効果を奏する。
さらに、請求項4に記載の発明は、前記ドレン戻りラインに設けられる開閉可能なドレン戻し弁と、前記ドレン戻し弁の上流側と前記補給水タンクとの間に接続されるドレン逃がしラインに設けられる開閉可能なドレン逃がし弁とを備え、前記制御手段は、前記第二圧力検出器が第三作動圧力を検出すると、前記加圧蒸気ラインを閉じると共に、前記ドレン戻し弁を閉じ、前記ドレン逃がし弁を開くことを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明による効果に加えて、前記ドレンタンク内が前記第三作動圧力以上の異常高圧状態となってもドレン戻りラインからのドレンを前記補給水タンクに流入させることができるので、負荷機器の運転を継続することができるという効果を奏する。
この発明によれば、加圧弁およびドレン逃がし弁の作動が不良の場合でもドレンタンク内圧力が異常高圧となるのを防止することができる。
この発明を実施したドレン回収システムの実施例1の概略構成図である。 同実施例1の第一弁の制御プログラムを説明するフローチャート図である。 同実施例1の第二弁の制御プログラムを説明するフローチャート図である。 同実施例1の補給水ポンプの制御プログラムを説明するフローチャート図である。 同実施例1のドレンポンプの制御プログラムを説明するフローチャート図である。 同実施例1の第三弁の制御プログラムを説明するフローチャート図である。 同実施例1の第四弁の制御プログラムを説明するフローチャート図である。 同実施例1の第五弁の制御プログラムを説明するフローチャート図である。 この発明を実施したドレン回収システムの実施例2の概略構成図である。 この発明を実施したドレン回収システムの実施例3の第四弁の制御プログラムを説明するフローチャート図である。
つぎに、この発明の実施の形態について説明する。この発明の実施の形態は、蒸気ボイラの蒸気使用機器である負荷機器から回収したドレンを蒸気ボイラへ供給して利用するドレン回収システムに好適に実施される。
この実施の形態を具体的に説明する。この実施の形態のドレンシ回収ステムは、蒸気を負荷機器へ供給する蒸気ボイラと、ドレン戻しラインを通して負荷機器から排出されるドレンを貯留し、ドレンポンプを有するドレン供給ラインを通して貯留したドレンを蒸気ボイラへ供給する密閉型のドレンタンクと、補給水ポンプを有する補給水ラインを通して補給水をドレンタンクへ供給する大気開放型の補給水タンクと、ドレンタンク内圧力に応じて開閉する加圧弁を有し、蒸気ボイラからドレンタンクへ高圧蒸気を供給する加圧蒸気ラインと、ドレンタンク内の圧力が上昇すると開く圧力逃がし弁を有し、ドレンタンクから補給水タンクへ蒸気を逃がす圧力逃がしラインとを備えている。
この実施の形態の特徴とするところは、圧力逃がし弁と並列に接続され、圧力逃がし弁の作動圧力(第一作動圧力)より高い作動圧力(第二作動圧力)で開く開閉弁を備えたところにある。作動圧力は、作動設定圧力と称することができる。
ここで、圧力逃がし弁は、特許文献1に記載のような電気的に作動するモータバルブなどの開閉弁に限定されることなく、電気的に作動するのではなく、機械的に開閉する圧力調整弁とすることができる。また、開閉弁は、好ましくは、圧力検出器により電気的に作動する開閉弁とするが、機械的に圧力に応答して開閉する圧力調整弁とすることができる。
この実施の形態においては、加圧蒸気ラインから供給される加圧蒸気によりドレンタンク内は加圧されている。加圧蒸気の供給は、加圧蒸気ラインの加圧弁の開閉により、大気
圧より高い所定の圧力に保持される。加圧弁が正常に動作せず、ドレンタンク内の圧力が上昇し、第一作動圧力となると、圧力逃がし弁が開き、ドレンタンク内の蒸気が補給水タンクへ逃がされる。この圧力逃がし弁の動作により、ドレンタンク内の圧力が異常に上昇することが防止される(第一安全動作)。
さらに、圧力逃がし弁が故障などにより正常に作動せず、圧力が上昇して第二作動圧力となると開閉弁が開き、ドレンタンク内の蒸気が補給水タンクへ逃がされる。この開閉弁の動作により、ドレンタンク内の圧力が異常に上昇することが防止される(第二安全動作)。
この実施の形態は、第一の態様と第二の態様とすることができる。
第一の態様は、開閉弁が電気的に作動する電気的開閉弁から構成され、ドレン戻しラインに設けられる開閉可能なドレン戻し弁と、ドレン戻し弁の上流側と補給水タンクとの間に接続されるドレン逃がしラインに設けられる開閉可能なドレン逃がし弁と、ドレンタンク内の圧力を検出する第一圧力検出器と、ドレンタンク内の圧力を検出する第二圧力検出器と、第一圧力検出器が前記圧力逃がし弁の作動圧力(第一作動圧力)より高い第二作動圧力を検出すると開閉弁を開き、第二圧力検出器が第二作動圧力より高い第三作動圧力を検出すると、開閉弁V4を閉じ、加圧蒸気ラインを閉じると共に、ドレン戻し弁V1を閉じ、ドレン逃がし弁を開く制御手段とを備えたものである。
ここで、第一圧力検出器と第二圧力検出器とは、好ましくは、異なる作動メカニズム(機構)によるものとする。例えば、一方を圧力センサとし、他方を圧力により開閉する圧力スイッチとする。この場合、より作動の信頼性が高い方を第二圧力検出器とする。そして、好ましくは、第二圧力検出器を複数設け、いずれかの第二圧力検出器が第三作動圧力を検出すると開閉弁を閉じるように構成する。
この実施の形態の第二の態様においては、圧力逃がし弁の異常により、ドレンタンク内圧力が上昇して、第二作動圧力となると、開閉弁が開き、この圧力逃がしの動作により、ドレンタンク内の圧力が異常に上昇することが防止される(第二安全動作)ドレンタンク内の蒸気が補給水タンクへ逃がされる。
そして、第一圧力検出器の異常により第二作動圧力となっても開閉弁が開かないときは、さらに圧力が上昇する。そして、ドレンタンク内圧力が第三作動圧力となると、第二圧力検出器により加圧蒸気ラインが閉じると共に、ドレン戻し弁が閉じ、ドレン逃がし弁が開く。その結果、ドレンタンク内が第三作動圧力以上の異常高圧状態となるとドレン戻しラインからのドレンが補給水タンクに流入するので、負荷機器の運転を継続することができる。また、第三作動圧力を検出すると、前記開閉弁を閉じるので、ドレンタンクから圧力逃がしラインを通して熱が逃げるが防止される。
また、第二の態様は、圧力逃がし弁を機械的に作動する圧力調整弁から構成すると共に、開閉弁を電気的に作動する電気的開閉弁から構成する。そして、ドレンタンク内の圧力を検出する第一圧力検出器と、ドレンタンク内の圧力を検出する第二圧力検出器と、第一圧力検出器が圧力逃がし弁の作動圧力(第一作動圧力)より高い第二作動圧力を検出すると開閉弁を開き、第二圧力検出器が第二作動圧力より高い第三作動圧力を検出すると、開閉弁を開く制御手段とを備える。加圧弁は、第二作動圧力の到達前に閉じるか、到達時に閉じるように構成することができる。
この実施の形態の第二の態様においても、圧力逃がし弁の異常により、ドレンタンク内圧力が上昇して、第二作動圧力となると、開閉弁が開き、この圧力逃がしの動作により、ドレンタンク内の圧力が異常に上昇することが防止される(第二安全動作)ドレンタンク
内の蒸気が補給水タンクへ逃がされる。
そして、第一圧力検出器の異常により第二作動圧力となっても開閉弁が開かないときは、ドレンタンク内圧力が第三作動圧力となると、第二圧力検出器により開閉弁が開き、ドレンタンク内の蒸気が補給水タンクへ逃がされる。この圧力逃がしの動作により、ドレンタンク内の圧力が異常に上昇することが防止される(第三安全動作)。こうして、好ましい実施の形態によれば、三重の安全動作により、ドレンタンク内の圧力が異常に上昇することが防止され、ドレンタンクの圧力破壊という事態を回避できる。なお、この実施の形態においては、圧力容器において一般的に付設される安全弁を備えることにより、四重の安全動作を行うことが望ましい。
そして、この好ましい実施の形態において、さらに好ましくは、ドレン戻しラインに設けられる開閉可能なドレン戻し弁と、ドレン戻し弁の上流側と補給水タンクとの間に接続されるドレン逃がしラインに設けられる開閉可能なドレン逃がし弁とを備え、制御手段は、第二圧力検出器が第三作動圧力を検出すると、加圧蒸気ラインを閉じると共に、ドレン戻し弁を閉じ、ドレン逃がし弁を開くように構成する。
このように構成することにより、開閉弁を開くと同時に、ドレン戻し弁が閉じ、ドレン逃がし弁が開く。その結果、ドレン戻しラインからのドレンを補給水タンクに流入させることができるので、負荷機器の運転を継続することができる。また、加圧蒸気ラインを閉じるので、圧力逃がしラインからの蒸気流出を防止することができる。
ここで、この発明の実施の形態のドレンシ回収ステムを構成する構成要素を説明する。蒸気ボイラおよび負荷機器は、特定の形式、構造のものに限定されない。
また、ドレンタンクは、密閉型のものであればよく、特定の構造のものに限定されない。補給水タンクは、開放型のものであればよく、特定の構造のものに限定されない。
加圧蒸気ラインは、ドレンタンク内圧力に応じて開閉する加圧弁を有し、蒸気ボイラ(蒸気ボイラの蒸気出口に設けられるスチームヘッダを含む)からドレンタンクへ大気圧を超える圧力の加圧蒸気を供給する加圧蒸気ラインを備える。加圧弁は、機械式に圧力に応答して開閉する弁,または圧力センサにより電気的に開閉する弁とする。また、加圧弁は、供給蒸気量を調整する機能と蒸気を遮断する機能を有する単一の弁とするが、供給蒸気量を調整する弁と、蒸気を遮断する弁とから構成することもできる。この加圧蒸気ラインを備えることにより、ドレンタンク内へ蒸気を供給して飽和圧力以上に保つことで、フラッシュ蒸気を発生させることなく、高温のドレンを回収することができる。
補給水タンクは、開放型のものであれば特定の構造のものに限定されない。また、第一弁および第二弁は、モータバルブや電磁弁やエア駆動バルブを用いることができる。
さらに、第一圧力検出器および第二圧力検出器は、ドレンタンク内の圧力を検出するもので、ドレンタンクと連通する水位検出器内圧力を検出するものであってもよい。
ついで、この発明の実施例1のドレン回収システムを図1〜図8に従い説明する。
<実施例1の構成>
この実施例1のドレン回収システム1は、蒸気ボイラ2と、ドレン戻しライン3と、ドレンタンク4と、補給水ライン5と、ドレン供給ライン6と、補給水タンク7と、ドレン逃がしライン8と、加圧蒸気ライン9と、圧力逃がしライン(蒸気逃がしラインと称する
ことができる。)10と、ドレン循環ライン11と、制御手段としての制御器12とを主要部として備えている。蒸気ボイラ2は、蒸気を使用する負荷機器13へ蒸気供給ライン2Aを通して供給するものである。図1において、一点鎖線Yで囲む部は、ドレン回収装置として一体的に構成されている。
ドレン戻しライン3は、負荷機器13から排出されるドレンを、スチームトラップ(図示省略)を介してドレンタンク4へ供給するもので、ノーマルクローズのモータバルブからなるドレン戻し弁としての第一弁V1を備えている。
ドレンタンク4は、密閉型に構成され、貯留したドレンを、ドレンポンプ14を有するドレン供給ライン6を通して蒸気ボイラ2へ供給するものである。ドレンタンク4には、水面計15が気相部同士を連通する第一連通管16と液相部同士を連通する第二連通管17とで接続されている。第一連通管16には、ドレンタンク4内の圧力を検出する第一圧力検出器としての圧力センサ18を設けている。この圧力センサ18は、ドレンタンク4または水面計15の液相部(または気相部)に設けても良い。
また、水面計15には、水面計15内の水位を検出する第一水位検出器としての差圧式の水位センサ19と、水位センサ19をバックアップするように異常水位を検出する第二水位検出器としてのフロートスイッチ20と、圧力センサ18をバックアップするように異常圧力を検出する第二圧力検出器としての開閉スイッチ式の圧力スイッチ21とを備えている。この圧力スイッチ21もドレンタンク4に設けても良い。圧力スイッチは、複数設けることができる。
補給水ライン5は、補給水ポンプ22と、補給水タンク7方向の流れを阻止する第一逆止弁23とを有し、大気開放型の補給水タンク7内に貯留された補給水をドレンタンク4へ供給するものである。補給水タンク7には、補給水補充ライン24を備えており、図示省略の水位検出器により補給水タンク7内の水位が設定水位となるように補給水補充ライン24の流量を調整する。
ドレン供給ライン6には、ドレンポンプ14と、ドレンポンプ14方向の流れを阻止する第二逆止弁25とを設けている。そして、ドレン供給ライン6のドレンポンプ14出口側とドレンタンク4との間に、ドレンタンク4内のドレンを循環させるドレン循環ライン11(ドレン供給ライン6の一部を含む)を設けている。ドレン循環ライン11の循環量は、ドレンポンプ14の冷却に必要な最低限の流量である最小流量(ミニマムフロー)以上としている。
ドレン循環ライン11は、ドレンタンク4内の気相部にドレンを霧状に噴射するノズルを有する噴射部としての噴出管(噴射器と称することができる。)26を備える第一循環ライン11Aと、ドレンタンク4内の液相部にドレンを戻す第二循環ライン11Bとを含んで構成されている。第一循環ライン11Aには、モータバルブからなる第五弁V5を設け、第二循環ライン11Bには、第五弁V5閉時の第二循環ライン11Bの流量(ミニマムフロー)を調整する流通抵抗としてのオリフィス27を設けている。また、第二循環ライン11Bを構成する流路(ドレンタンク4内,ドレン供給ライン6を含む)の適所(実施例1では、ドレン供給ライン6のドレンタンク4とドレンポンプ14との間)に蒸気ボイラ2へ供給するドレンの温度を検出する温度検出器28を設けている。
ドレン逃がしライン8は、ドレン戻しライン3の第一弁V1の上流側と補給水タンク7とを接続し、ノーマルオープンのモータバルブからなるドレン逃がし弁としての第二弁V2を設けている。
加圧蒸気ライン9は、蒸気ボイラ2の蒸気出口側である蒸気供給ライン2Aとドレンタンク4とを接続し、加圧弁としてのモータバルブからなる第三弁V3を設けている。なお、第三弁V3の一次側に必要に応じて減圧弁(図示省略)を設ける。
圧力逃がしライン10は、ドレンタンク4の気相部と補給水タンク7とを接続し、設定圧以上で開く圧力逃がし弁としての圧力調整弁29と、この圧力調整弁29と並列に接続するモータバルブからなる第四弁V4を設けている。第四弁V4は、圧力センサ18により圧力調整弁の作動圧力(第一作動圧力)より高い作動圧力(第二作動圧力)で開き、第二作動圧力よりディファレンシャル分低い圧力で閉じると共に、圧力スイッチ21により第二作動圧力より高い作動圧力(第三作動圧力)で閉じ、第三作動圧力よりディファレンシャル分低い圧力で開く開閉弁である。第一作動圧力,第二作動圧力PH,第三作動圧力PHHは、それぞれ例えば0.78MPa,0.83MPa,0.9MPaとするが、これに限定されるものではない。これらの数値は、この発明の権利範囲を限定するものではない。
さらに、補給水タンク7と蒸気ボイラ2との間には、ドレンポンプ14が停止して、蒸気ボイラ2へドレンが供給できないとき、補給水タンク7の補給水を蒸気ボイラ2へ供給する予備給水ライン30を設けている。この予備給水ライン30には、蒸気ボイラ2に付属している補助ポンプ31と、補助ポンプ31方向の流れを阻止する第三逆止弁32とを設けている。
また、補給水タンク7には、第一混合器33および第二混合器34を設けている。第一混合器33は、圧力逃がしライン10からの蒸気と補給水タンク7内下部の補給水とを混合させて熱交換させる機能を有する。また、第二混合器34は、ドレン戻しライン8からのドレンから発生する蒸気と補給水タンク7内下部の補給水とを混合させて熱交換させる機能を有する。
第一混合器33および第二混合器34は、同じ構造を有し、蒸気と補給水とを混合する混合室33A,34Aと、混合室33A,34Aに連通され混合した水を補給水タンク7の液相部に導く導水パイプ33B,34Bと、導水パイプ33B,34Bの外側に間隔を存して形成される蒸気室33C,34Cとを含んで構成されている。各導水パイプ33B,34Bと、各蒸気室33C,34Cには、それぞれ蒸気孔(図示省略)が形成され、導水パイプ33B,34B内に存在する蒸気を蒸気孔を通して補給水タンク7の気相部に導き、気相部に微量の蒸気を存在させることで、酸素の再溶存を防止するように構成している。
混合室33Aには、圧力逃がしライン10と補給水循環ライン35Aとが接続され、混合室34Aには、ドレン戻しライン8と補給水循環ライン35Bとが接続されている。各補給水循環ライン35A,35Bには、循環ポンプ36A,36Bを備えている。
この第一混合器33および第二混合器34の構成を備えないものでは、ドレン逃がしライン8のドレンおよび圧力逃がしライン10の蒸気が補給水タンク7に流入すると、補給水タンク7が開放型であるので、ドレンや蒸気の保有する熱が容易に大気に逃げてしまう。これに対して、第一混合器33および第二混合器34の構成を備えることにより、ドレン逃がしライン8のドレンおよび圧力逃がしライン10の蒸気の保有する熱を効果的に回収することができる。循環ポンプ36A,36Bによる補給水の循環は、補給水タンク7内の液相部の温度に基づき、たとえば温度が高いとき循環量を停止または減少するなどの制御を行うように構成することができる。
制御器12は、圧力センサ18,水位センサ19,フロートスイッチ20,圧力スイッチ21,温度検出器28などからの信号を入力して、予め記憶している制御手順に基づき
、第一弁V1〜第五弁V5,ドレンポンプ14、補給水ポンプ22などを制御する。なお、補助ポンプ31は、蒸気ボイラ2側の制御器で制御しているが、制御器12で制御するように構成することもできる。
制御器12の制御手順には、ドレンタンク内圧力制御手順,水位・ドレン温度制御手順,ドレン循環ライン11の循環を制御するドレン循環制御手順などが含まれている。
ドレンタンク内圧力制御手順は、圧力センサ18が圧力調整弁29の作動圧力(第一作動圧力)より高い第二作動圧力PHを検出すると第四弁V4を開き、圧力スイッチ21が第二作動圧力PHより高い第三作動圧力PHHを検出すると、第四弁V4を閉じ、加圧蒸気ライン9を閉じると共に、第一弁V1を閉じ、第二弁V2を開く手順である。なお、第一作動圧力は、第二設定圧力PLより高く設定される。この制御手順は、図2,図3,図7の制御手順で実現している。
水位・ドレン温度制御手順は、つぎの第一制御と第二制御とを含んでいる。第一制御は、温度検出器28による検出温度が第一設定温度TH以上で補給水ポンプ22を駆動し、第一設定温度TH未満で補給水ポンプ22を停止し、補給水ポンプ22の駆動時、水位センサ19の検出水位が第一設定水位LHH以上で補給水ポンプ22を停止して、第一弁V1および第二弁V2を第二開閉状態とすると共に、第一設定水位LHH未満で補給水ポンプ22を駆動して第一弁V1および第二弁V2を第一開閉状態とする制御である。
第二制御は、補給水ポンプ22の駆動時、温度検出器28による検出温度が第一設定温度THより高い第二設定温度THH以上で、第一弁V1および第二弁V2を第二開閉状態とすると共に、第二設定温度THH未満で第一弁V1および第二弁V2を第一開閉状態とする制御である。これらの第一制御および第二制御は、図2,図3および図4の制御手順で実現している。
この実施例1では、第一設定温度TH,第二設定温度THHをそれぞれ170,175としているが、システムの構成や運転条件に応じて、温度は、100〜220の範囲で適宜設定可能である。
ドレン循環制御手順は、温度検出器28の検出温度が第一設定温度THを超過する(または以上となる)か、第一設定温度THより低い第三設定温度TL未満(または以下)のとき、第一循環路11Aによるドレン循環を停止する手順と、第一圧力検出器18の検出圧力が第一設定圧力PHを超過する(または以上となる)と第一循環路11Aによるドレン循環を行う手順とを含んでいる。このドレン循環制御手順の一例を図8に示す。
また、具体的な実施例1の第一弁V1の制御手順,第二弁V2の制御手順,補給水ポンプ22の制御手順,ドレンポンプ14の制御手順第三弁V3の制御手順,第四弁V4の制御手順,第五弁V5の制御手順は、それぞれ図2,図3,図4,図5,図6,図7,図8に示している。
<実施例1の動作>
(水位・ドレン温度制御)
ここで、実施例1の水位・ドレン温度制御手順による動作を図1〜図4に基づき説明する。図1を参照して、負荷機器13においては、ボイラ2から供給された蒸気が液化する。液化したドレンは、ドレン戻しライン3を通して、ドレンタンク4へ流入しようとする。
図2および図3を参照して、システムの運転スイッチ(図示省略)がONされると、処
理ステップS1(以下、処理ステップSNを単にSNと称する。),S11において、第一弁V1を閉じ,第二弁V2を開き(第二開閉状態)、S2へ移行して、圧力スイッチ21がONしているかどうかを判定する。水面計15内の圧力が異常高圧設定圧力(後記第一設定圧力PHより高い設定圧力)以上となると、圧力スイッチ21がONするので、S2,S12でYESが判定され、S1,S11に戻って第二開閉状態を維持する。
こうして、ドレンタンク4内の圧力が異常高圧のときは、負荷機器13からのドレンはドレンタンクへ流入することが防止され、代わりに補給水タンク7へ流入する。その結果、ドレンタンク4内の圧力が異常高圧であっても負荷機器13の運転を継続しながらドレンが補給水タンク7へ回収される。このドレンの回収は、前述のように、第二混合器34を通して行われる。
このとき、図5のS32においてもYESが判定されるので、ドレンポンプ14が停止され、ドレンタンク4から蒸気ボイラ2への給水が停止される。しかしながら、蒸気ボイラ2の制御器(図示省略)は、ドレンタンク4からの給水が無いことを判定すると、補助ポンプ31を駆動する。その結果、補給水タンク7から蒸気ボイラ2への給水が継続されるので、蒸気ボイラ2の運転も継続され、負荷機器13での蒸気の継続使用が可能となる。
図2,図3に戻ってS2,S12でNOが判定されると、S3,S13へ移行して、フロートスイッチ20が異常高設定水位(後記第一設定水位LHHより高い設定水位)以上を検出しているかどうかを判定する。水面計15内の水位が異常高設定水位以上となると、S3,S13でYESが判定され、S1,S11に戻って第二開閉状態を維持する。なお、水位センサ19が正常に作動しているときは、フロートスイッチ20が作動することは無く、S3,S13でYESが判定されることはない。
こうして、ドレンタンク4内の水位が異常高水位のときも、ドレンタンク4内の圧力が異常高圧のときと同様に、負荷機器13の運転を継続しながらドレンが補給水タンク7へ回収される。このとき、ドレンポンプ14が停止されるが、補助ポンプ31の駆動により、蒸気ボイラ2の運転が継続されるのは、ドレンタンク4内の水位が異常高水位のときと同様である。
S3,S13でNOが判定されると、S4,S14へ移行し、水位センサ19が第一設定水位LHHの超過(LHHよりディファレンシャル分高い値)を検出しているかどうかを判定する。水面計15内の水位が第一設定水位LHHを超過すると、S4,S14でYESが判定され、S1,S11に戻って第二開閉状態を維持する。
こうして、ドレンタンク4内の水位が第一設定水位LHHを超過すると、ドレンタンク4内へのドレンの流入が阻止され、ドレンタンク4内が異常高水位となることが防止される。そして、ドレンタンク4内の圧力が異常高圧のときと同様に、負荷機器13の運転を継続しながらドレンが補給水タンク7へ回収される。このとき、ドレンポンプ14が停止されるが、補助ポンプ31の駆動により、蒸気ボイラ2の運転が継続されるのは、ドレンタンク4内の水位が異常高水位のときと同様である。
そして、水位センサ19の検出水位が第一設定水位LHH以下を検出すると、S4,S14でNOが判定され、S5,S15へ移行して、温度センサ28の検出温度が第二設定温度THHを超過(THHよりディファレンシャル分高い値を検出)かどうかを判定する。S5,S15でYESが判定されると、S1,S11へ移行して、第二開閉状態を維持する。そして、温度センサ28の検出温度が第二設定温度THH以下を検出すると、S5,S15でNOが判定され、S6,S16へ移行して、第一弁V1を開き、第二弁を閉じ
(第一開閉状態)、負荷機器13からのドレンがドレンタンク4へ流入する。
こうして、S5,S15の処理により、ドレンタンク4へは温度センサ28の検出温度が第二設定温度THHを超過すると、ドレンタンク4内へ高温のドレンの流入が阻止されることで、ドレンタンク4内のドレン温度が第二設定温度THHを超過することが阻止される。このドレン流入阻止の動作とつぎに説明する補給水ポンプ22の制御によるドレンの冷却動作により、ドレンタンク4内のドレン温度の速やかな低下が実現される。
つぎに補給水ポンプ22の動作を図4に基づき説明する。S21で補給水ポンプ22を停止する。ついで、S22で、圧力スイッチ21がONかどうかを判定する。YESの場合、S21へ移行して、給水ポンプ21を停止し、NOの場合、S23へ移行して、フロートスイッチ20が異常高設定水位を検出しているかどうかを判定する。
S23で、YESが判定されると、補給水ポンプ22を停止する。S23でNOが判定されると、S24へ移行して、水位センサ19が第一設定水位LHH(>LH)の超過を検出(LHHよりディファレンシャル分高い値を検出)しているかどうかを判定する。YESの場合、S21へ移行して補給水ポンプ22を停止する。
後記のように、ドレンポンプ14の駆動により、ドレンタンク4内の水位が低下し、検出水位が第一設定水位LHH以下となると、S24でNOが判定され、S25へ移行して、温度センサ28の検出温度が第一設定温度TH(<THH)の超過(THよりディファレンシャル分高い値を検出)かどうかを判定する。検出温度が第一設定温度THを超過し、S25でYESが判定されると、S227へ移行して、補給水ポンプ22を駆動する。この補給水ポンプ22の駆動により、補給水タンク7から低温の補給水がドレンタンク4内へ補給される。
温度センサ28の検出温度が第一設定温度TH以下となり、S25でNOが判定されると、S26へ移行して、ドレンタンク4内水位が第二設定水位LHを超過(LHよりディファレンシャル分高い値を検出)かどうかを判定する。YESが判定されると、S21へ移行して、補給水ポンプ22を停止する。後記のように、ドレンポンプ14の駆動により、ドレンタンク4内の水位が低下し、水位が第二設定水位LH以下となり、S26でNOが判定されると、S27へ移行して、補給水ポンプ22を駆動する。この補給水ポンプ22の駆動により、補給水タンク7から低温の補給水がドレンタンク4内へ補給される。
このように、ドレンタンク4内のドレン温度が第一設定温度THを超過し、ドレンタンク4内の水位が第一設定水位LHH以下の場合、補給水ポンプ22が駆動されて、ドレンタンク4内のドレンの冷却制御(第一制御)が行われる。そして、前述のように、ドレンタンク4内の水位が第一設定水位LHHを超過するか、ドレン温度が第二設定温度THH以上となると、第一弁V1および第二弁V2を第二開閉状態とすることにより、ドレンが保有する多量の熱量をドレンタンク4内に取り込まない制御(第二制御)を行う。その結果、ドレンタンク4内の温度が第二設定温度THH以上となっても第一制御と第二制御とにより、特許文献1のシステムと比較して、短時間にドレンタンク4内のドレンが冷却される。これにより、補給水ポンプ22の運転時間を短縮でき、節電が可能となる。
つぎに、ドレンポンプ14の動作を図5に基づき説明する。S31で、ドレンポンプ14を停止する。ついで、S32へ移行して、圧力スイッチ21がONかどうかを判定し、YESの場合、S31へ移行して、ドレンポンプ14を停止する。
S32でNOが判定されると、S33へ移行して、フロートスイッチ20が異常低設定水位水位以上かどうかを判定する。YESの場合、S31へ移行して、ドレンポンプ14
を停止する。S33でNOが判定されると、S34へ移行して、センサ19が第三設定水位LLL(<第二設定水位LH)の超過(LLLよりディファレンシャル分高い値)を検出しているかどうかを判定する。判定がNOの場合、S31へ移行してポンプ14を停止し、蒸気ボイラ2への給水を行わない。
ドレンタンク4内水位が第三設定水位LLLを超過すると、S34でYESが判定され、S35へ移行して、圧力センサ18が第二設定圧力PLより低い第三設定圧力PLLを超過(PLLよりディファレンシャル分高い値)かどうかを判定する。S35で、第三設定圧力PLL以下が検出されると、NOが判定され、S31へ移行して、ドレンポンプ14を停止する。S35でYESの場合、S36へ移行して、ドレンポンプ14を駆動する。
このように、ドレンポンプ14は、基本的に、ドレンタンク4内の水位が第三設定水位LLLを超過で、かつ圧力が第三設定圧力PLLを超過の条件で、駆動され、ドレンタンク4から蒸気ボイラ2へドレンが供給される。なお、ドレンポンプ14の故障停止時には、前述のように、補助ポンプ31の駆動により、蒸気ボイラ2の運転が継続される。
(ドレンタンク内圧力制御)
つぎに、ドレンタンク4内の圧力制御を説明する。まず、第三弁V3の動作を図6に基づき説明する。S41で、第三弁V3を閉じる。ついで、S42へ移行して、圧力スイッチ21(第三作動圧力PHHの超過でONし、ディファレンシャル分低下するとOFFする)がONかどうかを判定し、YESの場合、S41へ移行して、第三弁V3を閉じ、ドレンタンク4内が異常高設定圧力を超えないようにする。
S42でNOが判定されると、S43へ移行して、フロートスイッチ20が異常低設定水位以下かどうかを判定する。YESの場合、S41へ移行して、第三弁V3を閉じる。S43でNOが判定されると、S44へ移行して、水位センサ19が第三設定水位LLLの超過(LLLよりディファレンシャル分高い値)を検出しているかどうかを判定する。水位が第三設定水位LLL以下で、NOの場合、第三弁V3を閉じる。
S44でYESが判定されると、S45へ移行して、圧力センサ18が異常高設定圧力より低く第三設定圧力PLLより高い第二設定圧力PLを超過か(PLよりディファレンシャル分高い値)どうかを判定する。YESの場合、S41へ移行して、第三弁V3を閉じる。S45で、第二設定圧力PL以下が検出されると、NOが判定され、S46へ移行して、第三弁V3を開く。
このように、第三弁V3は、基本的に、ドレンタンク4内の水位が第三設定水位LL以上で、圧力が第二設定圧力PL未満の条件で開き、加圧蒸気ライン9を通して、ドレンタンク4内へ蒸気を供給して、ドレンタンク4内の圧力をほぼ第二設定圧力PLに保持する。
つぎに、第四弁V4の動作を図7に基づき説明する。S51では第四弁V4を閉じる。図1を参照して、圧力調整弁29は、ドレンタンク4内の圧力が設定圧力(異常高設定圧力より低く第二設定圧力PLより高い値)以上になると開くので、ドレンタンク4内の圧力は、圧力調整弁29の設定圧力未満に制御されている。しかしながら、圧力調整弁29が故障するなどの理由により、圧力が上昇し、圧力センサ18のよる検出圧力が第一設定圧力PH(異常高設定圧力より低く、第二設定圧力PLより高い値)を超過(PHよりディファレンシャル分高い値)すると、S52で、YESが判定され、S53のNOの判定を経て、S54で第四弁V4を開く。
第四弁V4の故障などにより、さらに圧力が上昇して、圧力スイッチ21が異常高圧を検出すると、圧力スイッチ21がONし、S53でNOが判定されて、第四弁V4を閉じる。この圧力スイッチ21が異常高圧を検出したときは、システム1をインターロック状態に停止する動作を行う。第四弁V4を閉じるのは、インターロック動作の一環である。なお、インターロック状態としない場合は、S53でYESが判定されると、第四弁V4を開くように構成することができる。
S52で、第一設定圧力PH以下が検出されると、NOが判定され、S51へ移行して、第四弁V4を閉じる。
このように、第四弁V4は、基本的に、ドレンタンク4内の圧力が第一設定圧力PHの超過の条件で開くので、圧力調整弁29が故障しても蒸気逃がしライン10を通して、ドレンタンク4内の高圧蒸気を補給水タンク7内へ逃がし、ドレンタンク4内の異常高圧を防止する。
(フラッシュ蒸気からの熱回収制御)
つぎに、フラッシュ蒸気からの熱回収制御について説明する。まず、第五弁V5の動作を図8に基づき説明する。S61では第五弁V5を閉じる。今、ドレンポンプ14が駆動されているとすると、ドレンタンク4内のドレンは第二循環ライン11Bを通して循環し、ドレンポンプ14のミニマムフローが確保されるともに、ドレンタンク4内のドレン温度が均一化される。
ついで、S62では、圧力スイッチ21がONかどうかを判定し、YESの場合、S61へ移行して、第五弁V5を閉じ、第一循環ライン11Aを通してドレンをドレンタンク4内へ噴出しない。
NOの場合、S63へ移行して、温度センサ28の検出温度が第二設定温度THH以上かどうかを判定する。S33でYESが判定されると、S61へ移行して、第五弁V5を閉じ、ドレンをドレンタンク4内へ噴出しない。
S63でNOが判定されると、S64へ移行して、温度センサ28の検出温度が第三設定温度TL未満かどうかを判定する。S64でYESが判定されると、S61へ移行して、第五弁V5を閉じ、ドレンをドレンタンク4内へ噴出しない。その理由は、つぎの通りである。ドレンタンク4内のドレン温度が低い状態でドレンを噴射すると、ドレンタンク4内の圧力が低下し、第三弁V3が開き、加圧蒸気ライン9から蒸気が供給されることを防止するためである。
S64で、第三設定温度TLを超える値(TLよりディファレンシャル分高い値)が検出され、NOが判定されると、S65へ移行して、ドレンタンク4内圧力が、第一設定圧力PHを超過(PHよりディファレンシャル分高い値)かどうかを判定する。第一設定圧力PH以下が検出されると、S65で、NOが判定さ、S61で第五弁V5を閉じ、ドレンをドレンタンク4内へ噴出しない。その理由は、つぎの通りである。ドレンタンク4内の圧力が低い状態でドレンを噴射すると、ドレンタンク4内の圧力がさらに低下し、第三弁V3が開き、加圧蒸気ライン9から蒸気が供給されることを防止するためである。
S65で、第一設定圧力PHの超過が検出されると、YESが判定され、S66へ移行して、第五弁V5を開く。すると、ドレンタンク4内のドレンは、第一循環ライン11Aを通して噴出管26からドレンタンク4の気相部へ噴出され、この噴出によりドレンタンク4内の気相部の熱を効率よく回収して高温のドレンを得ることができる。この第二循環ライン11Aからのドレン噴出時にも第二循環ライン11Bを通してドレンが循環してい
る。
このように、第五弁V5は、基本的に、ドレンタンク4内のドレン温度が第二設定温度THH以下で、かつ第三設定温度TL以上で、かつドレンタンク4内圧力が第一設定圧力PHを超過の条件で開いて、噴出管26からドレンを噴出する。その結果、ドレン温度を必要以上に高くすることなく、ドレンタンク4内の気相部の熱を効率よく回収して高温のドレンを得ることができる。
この発明は、前記実施例1に限定されるものではなく、図9の実施例2を含むものである。この実施例2において、実施例1と異なるのは、第二循環ライン11A,第一混合器33,第二混合器34を削除した点であり、その他の構成は実施例1と同様であるので、同じ構成要素には同じ符号を付してその説明を省略する。
また、この発明は、前記実施例1,2に限定されるものではなく、実施例1の図7に示す第四弁V4の制御を図10のように変更したものを含む。その他のハード的およびソフト的構成は実施例1と同様であるので、実施例1と同じ構成は、同じ符号を付してその説明を省略する。
この実施例3のドレンタンク内圧力制御手順は、圧力センサ18が圧力調整弁29の第一作動圧力より高い第二作動圧力PHを検出すると第四弁V4を開き、圧力スイッチ21が第二作動圧力PHより高い第三作動圧力PHHを検出すると、第四弁V4を開く制御手順である。
この実施例3における第四弁V4の動作を図10に基づき説明する。S71では第四弁V4を開く。図1を参照して、圧力調整弁29は、ドレンタンク4内の圧力がその第一作動圧力を超えると開くので、ドレンタンク4内の圧力は、圧力調整弁29の第一作動圧力以下に制御されている。しかしながら、圧力調整弁29が故障するなどの理由により、第一作動圧力を越えて圧力が上昇すると、圧力センサ18が第一作動圧力より高い第二作動圧力PHを検出して、S72で第四弁V4を開く。
圧力センサ18の故障により、さらに圧力が上昇すると、圧力スイッチ21が第三作動圧力PHHで閉じ、S73でYE4が判定され、第四弁V4を開く。なお、圧力スイッチ21の圧力が上昇すると閉じ、下降すると開くという開閉特性は、逆であっても良い。
S73で、第一設定圧力PH以下が検出されると、NOが判定され、S74へ移行して、第四弁V4を閉じる。
このように、第四弁V4は、基本的に、ドレンタンク4内の圧力が第一設定圧力PHの超過の条件で開くので、圧力調整弁29が故障しても圧力逃がしライン10を通して、ドレンタンク4内の高圧蒸気を補給水タンク7内へ逃がし、ドレンタンク4内の異常高圧を防止する。また、圧力センサ18が故障しても圧力スイッチ21により、第四弁V4を開くので、ドレンタンク4内の異常高圧が防止される。
さらに、前記実施例1〜3に限定されるものではなく、特許文献1のようなドレンの冷却方式を採用するドレン回収システムとすることができる。
1 ドレン回収システム
2 蒸気ボイラ
4 ドレンタンク
5 補給水ライン
6 ドレン供給ライン
7 補給水タンク
12 制御器(制御手段)
13 負荷機器
14 ドレンポンプ
18 圧力センサ(第一圧力検出器)
21 圧力スイッチ(第二圧力検出器)
28 圧力調整弁(圧力逃がし弁)
V1 第一弁(ドレン戻り弁)
V2 第二弁(ドレン逃がし弁)
V3 第三弁(加圧弁)
V4 第四弁(開閉弁)

Claims (4)

  1. 蒸気を負荷機器へ供給する蒸気ボイラと、ドレン戻しラインを通して前記負荷機器から排出されるドレンを貯留し、ドレンポンプを有するドレン供給ラインを通して貯留したドレンを前記蒸気ボイラへ供給する密閉型のドレンタンクと、補給水ポンプを有する補給水ラインを通して補給水を前記ドレンタンクへ供給する大気開放型の補給水タンクと、前記ドレンタンク内圧力に応じて開閉する加圧弁を有し、前記蒸気ボイラから前記ドレンタンクへ高圧蒸気を供給する加圧蒸気ラインと、前記ドレンタンク内の圧力が上昇すると開く圧力逃がし弁を有し、前記ドレンタンクから前記補給水タンクへ蒸気を逃がす圧力逃がしラインとを備えるドレン回収システムであって、
    前記圧力逃がし弁と並列に接続され、前記圧力逃がし弁の作動圧力より高い作動圧力で開く開閉弁を備えた
    ことを特徴とするドレン回収システム。
  2. 前記開閉弁が電気的に作動する電気的開閉弁から構成され、
    前記ドレン戻しラインに設けられる開閉可能なドレン戻し弁と、
    前記ドレン戻し弁の上流側と前記補給水タンクとの間に接続されるドレン逃がしラインに設けられる開閉可能なドレン逃がし弁と、
    前記ドレンタンク内の圧力を検出する第一圧力検出器と、
    前記ドレンタンク内の圧力を検出する第二圧力検出器と、
    前記第一圧力検出器が前記圧力逃がし弁の作動圧力(第一作動圧力)より高い第二作動圧力を検出すると前記開閉弁を開き、前記第二圧力検出器が第二作動圧力より高い第三作動圧力を検出すると、前記開閉弁を閉じ、前記加圧蒸気ラインを閉じると共に、前記ドレン戻し弁を閉じ、前記ドレン逃がし弁を開く制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載のドレン回収システム。
  3. 前記圧力逃がし弁が機械的に作動する圧力調整弁から構成されると共に、前記開閉弁が電気的に作動する電気的開閉弁から構成され、
    前記ドレンタンク内の圧力を検出する第一圧力検出器と、
    前記ドレンタンク内の圧力を検出する第二圧力検出器と、
    前記第一圧力検出器が前記圧力逃がし弁の作動圧力(第一作動圧力)より高い第二作動圧力を検出すると前記開閉弁を開き、前記第二圧力検出器が第二作動圧力より高い第三作動圧力を検出すると、前記開閉弁を開く制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載のドレン回システム。
  4. 前記ドレン戻りラインに設けられる開閉可能なドレン戻し弁と、
    前記ドレン戻し弁の上流側と前記補給水タンクとの間に接続されるドレン逃がしラインに設けられる開閉可能なドレン逃がし弁とを備え、
    前記制御手段は、前記第二圧力検出器が第三作動圧力を検出すると、前記加圧蒸気ラインを閉じると共に、前記ドレン戻し弁を閉じ、前記ドレン逃がし弁を開くことを特徴とする請求項3に記載のドレン回収システム。
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