JP5924012B2 - ドレン回収システム - Google Patents
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Description
れたもので、請求項1に記載の発明は、蒸気を負荷機器へ供給する蒸気ボイラと、ドレン戻しラインを通して前記負荷機器から排出されるドレンを貯留し、ドレンポンプを有するドレン供給ラインを通して貯留したドレンを前記蒸気ボイラへ供給する密閉型のドレンタンクと、補給水ポンプを有する補給水ラインを通して補給水を前記ドレンタンクへ供給する大気開放型の補給水タンクとを備えるドレン回収システムであって、前記ドレン戻しラインに設けられる開閉可能な第一弁と、前記ドレン戻しラインの前記第一弁の上流側と前記補給水タンクとの間に接続されるドレン逃がしラインと、前記ドレン逃がしラインに設けられる開閉可能な第二弁とを備え、前記第一弁を開き、前記第二弁を閉じる第一開閉状態と、前記第一弁を閉じ、前記第二弁を開く第二開閉状態とを選択可能に構成したことを特徴としている。
、前記第一弁および前記第二弁を前記第二開閉状態とすると共に、第二設定温度以下で前記第一弁および前記第二弁を前記第一開閉状態とすることを特徴としている。
ンシャル分低い値)となると補給水ポンプを停止するので、ドレンタンク内のドレン温度は、ほぼ第一設定温度に維持される。
ドレン回収システム側の電源が停電などで遮断した場合、第一弁および第二弁は、自動的に前記第二開閉状態となる。その結果、ドレンを回収できないことに伴う負荷機器の運転を停止する事態を確実に回避できる。
この実施例1のドレン回収システム1は、蒸気ボイラ2と、ドレン戻しライン3と、ドレンタンク4と、補給水ライン5と、ドレン供給ライン6と、補給水タンク7と、ドレン逃がしライン8と、加圧蒸気ライン9と、蒸気逃がしライン(圧力逃がしラインと称することができる。)10と、ドレン循環ライン11と、制御手段としての制御器12とを主要部として備えている。蒸気ボイラ2は、蒸気を使用する負荷機器13へ蒸気供給ライン2Aを通して供給するものである。図1において、一点鎖線Yで囲む部は、ドレン回収装置として一体的に構成されている。
のドレンから発生する蒸気と補給水タンク7内下部の補給水とを混合させて熱交換させる機能を有する。
囲で適宜設定可能である。なお、これらの数値は、この発明の権利範囲を限定するものではない。
(水位・ドレン温度制御)
ここで、実施例1の水位・ドレン温度制御手順による動作を図1〜図4に基づき説明する。図1を参照して、負荷機器13においては、ボイラ2から供給された蒸気が液化する。液化したドレンは、ドレン戻しライン3を通して、ドレンタンク4へ流入しようとする。
異常高圧のときと同様に、負荷機器13の運転を継続しながらドレンが補給水タンク7へ回収される。このとき、ドレンポンプ14が停止されるが、補助ポンプ31の駆動により、蒸気ボイラ2の運転が継続されるのは、ドレンタンク4内の水位が異常高水位のときと同様である。
と、S26へ移行して、ドレンタンク4内水位が第二設定水位LHを超過(LHよりディファレンシャル分高い値を検出)かどうかを判定する。YESが判定されると、S21へ移行して、補給水ポンプ22を停止する。後記のように、ドレンポンプ14の駆動により、ドレンタンク4内の水位が低下し、水位が第二設定水位LH以下となり、S26でNOが判定されると、S27へ移行して、補給水ポンプ22を駆動する。この補給水ポンプ22の駆動により、補給水タンク7から低温の補給水がドレンタンク4内へ補給される。
つぎに、ドレンタンク4内の圧力制御を説明する。まず、第三弁V3の動作を図6に基づき説明する。S41で、第三弁V3を閉じる。ついで、S42へ移行して、圧力スイッチ21がONかどうかを判定し、YESの場合、S41へ移行して、第三弁V4を閉じ、ドレンタンク4内が異常高設定圧力を超えないようにする。
水位が第三設定水位LLL以下で、NOの場合、第三弁41を閉じる。
つぎに、フラッシュ蒸気からの熱回収制御について説明する。まず、第五弁V5の動作を図8に基づき説明する。S61では第五弁V5を閉じる。今、ドレンポンプ14が駆動されているとすると、ドレンタンク4内のドレンは第二循環ライン11Bを通して循環し、ドレンポンプ14のミニマムフローが確保されるともに、ドレンタンク4内のドレン温度が均一化される。
閉じ、ドレンをドレンタンク4内へ噴出しない。
2 蒸気ボイラ
4 ドレンタンク
5 補給水ライン
6 ドレン供給ライン
7 補給水タンク
12 制御器(制御手段)
13 負荷機器
14 ドレンポンプ
19 水位センサ(水位検出器)
28 温度検出器
V1 第一弁
V2 第二弁
TH 第一設定温度
THH 第二設定温度
LHH 第一設定水位
Claims (6)
- 蒸気を負荷機器へ供給する蒸気ボイラと、
ドレン戻しラインを通して前記負荷機器から排出されるドレンを貯留し、ドレンポンプを有するドレン供給ラインを通して、貯留したドレンを前記蒸気ボイラへ供給する密閉型のドレンタンクと、
補給水ポンプを有する補給水ラインを通して補給水を前記ドレンタンクへ供給する大気開放型の補給水タンクとを備えるドレン回収システムであって、
前記ドレン戻しラインに設けられる開閉可能な第一弁と、
前記ドレン戻しラインの前記第一弁の上流側と前記補給水タンクとの間に接続されるドレン逃がしラインと、
前記ドレン逃がしラインに設けられる開閉可能な第二弁とを備え、
前記第一弁を開き、前記第二弁を閉じる第一開閉状態と、前記第一弁を閉じ、前記第二弁を開く第二開閉状態とを選択可能に構成したことを特徴とするドレン回収システム。 - システムの運転状態に応じて、前記第一弁および前記第二弁の前記第一開閉状態と前記第二開閉状態とを自動的選択する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のドレン回収システム。
- 前記ドレンタンクから前記蒸気ボイラへ供給するドレン温度を検出する温度検出器と、
前記ドレンタンク内の水位を検出する水位検出器とを備え、
前記制御手段は、前記温度検出器による検出温度が第一設定温度超過で前記補給水ポンプを駆動し、第一設定温度以下で前記補給水ポンプを停止し、
前記補給水ポンプの駆動時、前記水位検出器の検出水位が第一設定水位超過で前記補給水ポンプを停止して、前記第一弁および前記第二弁を前記第二開閉状態とすると共に、第一設定水位以下で前記補給水ポンプを駆動して前記第一弁および前記第二弁を前記第一開閉状態とすることを特徴とする請求項2に記載のドレン回収システム。 - 前記制御手段は、前記補給水ポンプの駆動時、前記温度検出器による検出温度が第一設定温度より高い第二設定温度超過で、前記第一弁および前記第二弁を前記第二開閉状態とすると共に、第二設定温度以下で前記第一弁および前記第二弁を前記第一開閉状態とすることを特徴とする請求項3に記載のドレン回収システム。
- 前記補給水タンクと前記蒸気ボイラとを接続し補助ポンプを有する予備給水ラインを備え、
前記ドレンポンプによる前記蒸気ボイラへの給水が正常に行われないとき、前記第一弁および前記第二弁を前記第二開閉状態とすると共に、前記補助ポンプを駆動することを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載のドレン回収システム。 - 前記第一弁は、通電停止時に閉じる弁とし、前記第二弁は、通電停止時に開く弁としたことを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれか1項に記載のドレン回収システム。
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