JP4385218B2 - 原子炉注水設備 - Google Patents

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Description

本発明は原子力発電所における非常用炉心冷却系に係り、特に原子炉圧力容器への注水を司る原子炉注水設備に関する。
原子力発電所に採用されている原子炉隔離時冷却系は原子炉が発電タービン系から隔離(原子炉隔離)され、逃し安全弁が作動する等により原子炉圧力容器内の冷却水の水位が低下し水位低となった時に自動起動する。自動起動した原子炉隔離時冷却系は、原子炉圧力容器から蒸気を取出し、蒸気タービンに供給することで原子炉隔離時冷却系の注水ポンプを駆動し、原子炉格納容器外の復水貯蔵タンクか原子炉格納容器内のサプレッションプール内の冷却水を水源として注水ポンプで原子炉圧力容器内に注水を行い、原子炉圧力容器内の炉心を冷却する。
原子炉隔離が成された際に、原子炉圧力容器内の圧力が上昇すると、原子炉圧力容器内の蒸気は逃し安全弁からサプレッションプールに排出され、サプレッションプール内の冷却水の水温が上昇することがある。この状態で、原子力発電所で全交流電源喪失事象が生じると、電源復旧までの間はサプレッションプールの冷却水を冷却する機能が期待できないため、その蒸気の熱でサプレッションプールの水温は上昇したままとなる。
また、原子炉隔離時冷却系の注水ポンプは、その注水ポンプの途中段から水を抜き取り自らの注水ポンプの軸封部のシール水としてその軸封部に供給して用いている。すなわち、その軸封部のシール水温度は原子炉隔離時冷却系が原子炉圧力容器内に注入しようとする冷却材と同じ水温になる。その軸封部のシール水の温度は、通常時に約60℃以下(短期的には若干の温度上昇を許容)を要求され、その要求値はそのまま原子炉隔離時冷却系の注水ポンプ本体への要求となる。
その一方で、原子力発電所で採用されているポンプで、そのポンプの軸封部に強制冷却した水を供給する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、原子炉隔離時冷却系の注水ポンプは軸封に用いる水を冷却する機能を持たないため、この要求値を満たすことが出来ない場合、短期的な運転を除き、原子炉隔離時冷却系の注水ポンプの運転を回避していた。
サプレッションプール水が高温となった場合の運転を回避しており、原子炉隔離時冷却系の使用条件を制限することになっている。
特開平11−190797号公報(明細書の段落番号0054〜0059,図6)
従来の原子炉隔離時冷却系は最高使用温度が制限されているため、全交流電源喪失時にサプレッションプール内の水温が上昇して約60℃を超える高温になった場合には水源としてサプレッションプール内の冷却水は期待できなくなってしまう。原子炉隔離時冷却系はもう一つの水源として復水貯蔵タンクを持つため、原子炉隔離という事象が発生しても原子炉隔離時冷却系による炉心の冷却機能を維持することはできるが、原子炉隔離時冷却系の水源の多様化という観点からするとサプレッションプールの水温が高温になってもサプレッションプール内の冷却水を水源として期待できるほうが望ましい。
また、原子炉隔離時冷却系の初期水源は復水貯蔵タンクであるが、復水貯蔵タンクには必要に応じて外部から水を補給することが可能ではあるものの、もう一つの水源としてサプレッションプール内の冷却水を有効に使えば原子炉隔離時冷却系の運用性も向上する。
したがって、本発明の目的は、原子力発電所の原子炉隔離時冷却系の使用可能温度を引き上げ、原子炉隔離時における原子炉隔離時冷却系の水源としてサプレッションプールの冷却水を用いることができるようにすることである。
上記課題を解決するため、本発明の原子炉注水設備は、原子炉隔離時に原子炉格納容器内の原子炉圧力容器で発生した蒸気を原子炉隔離時冷却系の蒸気タービンへ供給して注水ポンプを駆動させ、この該注水ポンプから吐出された水を原子炉圧力容器内に注水する原子炉注水設備であって、原子炉隔離時に原子炉圧力容器内で発生した蒸気を前記蒸気タービンへ導く第1の流路と、蒸気タービンから出た蒸気を原子炉格納容器内のサプレッションプール内の水中へ導く第2の流路と、原子炉圧力容器内の蒸気圧が設定圧力を超えたときに原子炉圧力容器内の蒸気を逃がし安全弁を介してサプレッションプール内の水中へ導く第3の流路と、サプレッションプール内の水を注水ポンプへ導く第4の流路と、注水ポンプから出た水を原子炉圧力容器内へ導く第5の流路と、注水ポンプから吐出された水を注水ポンプの軸封部に供給する第6の流路と、第6の流路内の水を冷却する冷却装置とを有し、冷却装置は、第6の流路内の水とこの水を冷却する冷却水との熱交換を行う熱交換器と、熱交換器よりも高い位置に設置された冷却水を貯蔵する容器と、容器内の冷却水を熱交換器へ導後、ドレン水の処理装置へ排出する第7の流路とを備えてなり、第4の流路に第1の弁を設け、第7の流路に第2の弁を設けてなり、サプレッションプール内の前記水の温度が設定温度以上となり、かつ第1の弁が開かれているとき、第2の弁を開くように制御する制御装置を備えるものとする。
本発明によれば、原子炉隔離時における原子炉隔離時冷却系の水源としてサプレッションプールの冷却水を水温によらず用いることができるようになったので、原子炉隔離時冷却系の水源と運用の多様性を発揮することができる。
原子力発電所の原子炉隔離時冷却系の注水ポンプ11にサプレッションプール4内の冷却水を吸い込んで原子炉圧力容器2に向けて吐出する前の段階でその冷却水を前記注水ポンプ11から取出して、その取出した冷却水をシール水冷却器15で冷却してから前記注水ポンプ11の軸封部14に供給するようにして、サプレッションプール4内の冷却水の温度に対する制限を緩和して前記注水ポンプ11を使用し続けることを可能とした。
原子力発電所の原子炉建屋内には原子炉格納容器3が構築されている。その原子炉格納容器3内には、原子炉圧力容器2とサプレッションプール4とが区画されて収納されている。その原子炉圧力容器2内には、冷却水として軽水が入れられている。その原子炉圧力容器2内の冷却水の水面よりも下方には核燃料が装荷さている炉心1が配備される。
また、図示されてはいないが、原子力発電所にはタービン建屋が存在し、そのタービン建屋内には、蒸気タービンと、その蒸気タービンで駆動される発電機と、蒸気タービンで使用した蒸気を凝縮する復水器とを備えている。
原子炉圧力容器2には主蒸気配管5が接続され、その主蒸気配管5を通じて原子炉圧力容器2内の蒸気をタービン建屋内の蒸気タービンへ供給して、その蒸気タービンを駆動することができる。その供給される蒸気は原子炉圧力容器2内で炉心1によって加熱された冷却水によって生じるものである。その原子炉圧力容器2内で生じた蒸気によって原子炉建屋内の蒸気タービンは駆動されるので、その蒸気タービンに接続されている発電機は蒸気タービンで駆動されて発電する。その発電機により発生した電力は、原子力発電所から電力消費側へ送電される。
タービン建屋内の蒸気タービンで使用された蒸気は図示していない復水器で凝縮されて冷却水に戻され、その復水器から給水配管6を通じて原子炉圧力容器2内に戻し入れられる。そのため、その給水配管6は原子炉圧力容器2に接続されている。給水配管6には原子炉圧力容器2から復水器側への流れを阻止する逆止弁37が装備され、その一方、主蒸気配管5には隔離弁36が装備されている。
その隔離弁36よりの原子炉圧力容器2寄りの主蒸気配管5部分には、逃し安全弁7を介してベント管19の一端が接続され、そのベント管19の他端である下端はサプレッションプール4内の冷却水の水面下に開口している。
原子力発電所の原子炉隔離時冷却系は、次のような系統構成を有する。即ち、原子炉格納容器3の外側に設置された注水ポンプ11には、その注水ポンプ11を駆動する蒸気タービン13が駆動軸12で接続されている。その蒸気タービン13には、蒸気タービン
13を駆動するために必要な蒸気を受け入れる入口に配管21の一端が接続され、その他端は隔離弁36よりも原子炉圧力容器2寄りの主蒸気配管5部分と接続されている。その配管21の途中には常時は閉じられ、原子炉隔離時に自動起動信号で自動的に開かれる開閉弁35が装備されている。その自動起動信号は原子炉圧力容器2内の冷却水の水位が低下して予め定めた水位である水位低となったことを原子炉圧力容器2内の水位を監視する水位計で計測して、その計測結果を参酌して自動起動信号が原子力発電プラントの運転制御室から発せられる。その自動起動信号を開閉弁35が受けると、その開閉弁35が開いて蒸気タービン13が駆動されて注水ポンプ11を自動的に起動することができる。その蒸気タービン13の使用済蒸気の出口には、配管24の一端が接続され、その他端はサプレッションプール4内の冷却水の水面下に開口してある。
注水ポンプ11の冷却水の吸込口には、各配管22,23の一端側が接続される。その各配管22,23の内、一方の配管23の他端は通常時開の開閉弁30を介して復水貯蔵タンク16に接続される。この復水貯蔵タンク16は原子炉格納容器3の外側に設置され、清浄な冷却水が蓄えられている。注水ポンプ11の吐出口には配管24の一端が接続され、その配管24の他端は逆止弁37よりも復水器寄り(図1の右側寄り)の給水配管6部分に接続されている。
その各配管22,23の内、他方の配管22の他端は開閉弁31を介してサプレッションプール4内の低部に連通している。開閉弁31は、復水貯蔵タンク16内の水位が予め定めた水位以下の低水位になったことを水位計が検知する、もしくは、サプレッションプール内の冷却水の水位が予め定めた水位以上の高水位になったことを水位計が検知した場合に、原子力発電プラントの運転制御室から発せられる信号を受けて自動的に開かれ、他方の開閉弁30は自動的に閉じるように制御する制御装置(図示せず)を備えている。この制御は上述の各水位計による計測結果を原子力プラントの運転員が知って手動で上述の制御と同様に各開閉弁30,31を開閉制御しても良い。
注水ポンプ11に、注水ポンプ11で加圧過程にある冷却水を途中から取出せるように、シール水配管25の一端が接続される。注水ポンプ11は注水ポンプ11に吸い込んだ冷却水を複数段のインペラで段階的に加圧する構成を有し、最終段で加圧する前の加圧途中段階の冷却水を注水ポンプからシール水配管25内に吐出できるようにしてある。そのシール水配管25は配管分岐個所で左右の2方向に分岐し、分岐した各シール水配管25の端が注水ポンプ11の軸封部14にシール水を供給するように接続されている。そのシール水配管25の配管分岐個所の上流側の途中には、熱交換器としてシール水冷却器15が設置されている。そのシール水冷却器15は、容器33の内部に伝熱管34が装備され、伝熱管34の一端からシール水配管25の冷却水が伝熱管34内に流入し、伝熱管34の他端からシール水配管25の下流側に流出するように接続されている。
そのシール水冷却器15の容器33には、冷却水系17と配管27,29で接続されている。その冷却水系17は伝熱管34の外側の容器33内から冷却水を配管29を通じて回収しては自然放熱装置又は強制冷却装置にて冷却して、その冷却後の冷却水をディーゼルエンジンなどの内燃機関で駆動されるポンプで配管27を通じて伝熱管34の外側の容器33内に戻すという循環を行うことができる。その配管27の途中には、常時は閉鎖されている開閉弁32が装備されている。
この開閉弁32と冷却水系17は、制御装置39によってその動作が制御されている。即ち、サプレッションプール4内の冷却水の水温が温度計測装置38で計測されている。その温度計測装置38によるサプレッションプール4内の冷却水の水温を示す信号と、開閉弁31の開閉状態を示す信号とが信号線で制御装置39に入力されている。その制御装置39は、図3に示す論理回路と等価な制御回路を備えている。その制御回路によれば、開閉弁31の弁が開の状態の信号(図3では開閉弁31開状態と表示)が制御装置39に入力され、サプレッションプール4内の冷却水の水温が予め定めた原子炉通常運転時よりも高い温度を示す信号(図3ではサプレッションプール水温高と表示)が制御装置39に入力されている場合には、開閉弁32を開く状態に駆動する信号(図3では開閉弁32開と表示)を開閉弁32に送信し、同時に冷却水系17の内燃機関を始動する信号(図3ではポンプ起動と表示)を冷却水系17に送信することができる。その開閉弁32開の信号を受けた開閉弁32は弁を開く動作を行い、そのポンプ起動の信号を受けた冷却水系17は冷却水系17の内燃機関を始動して冷却水系17のポンプを作動させて冷却水を冷却水系17と容器33内との間で循環させ始めることができる。
このような実施例の構成において、原子力発電プラントの通常運転時には、隔離弁36が開かれているので、炉心1で加熱された原子炉圧力容器2内の冷却水が高温高圧な蒸気となって主蒸気配管5内を通じて発電機を駆動する蒸気タービンに供給される。その蒸気タービンがその蒸気を受けるとタービンが回転して発電機を駆動する。そのため、発電機は発電作用を成して電力を発生する。その蒸気タービンで使用された蒸気は復水器で凝縮されて冷却水に戻され、その冷却水は給水配管6を通じて原子炉圧力容器2内に戻し入れられて循環する。
原子炉格納容器3内で原子炉圧力容器2や主蒸気配管5等から蒸気や冷却水が漏洩した場合には、冷却材喪失事故事象と見なされて、その事象の影響が原子炉格納容器3の外側に波及することを阻止するように、隔離弁36が閉じられることがある。このような隔離弁36が閉じられる原子炉隔離時には、原子力発電プラントの運転制御室から自動的に原子炉隔離時冷却系へ自動起動信号が発せられる。その自動起動信号を開閉弁35が受けると、それら開閉弁35は開かれる。
開閉弁35が開かれると、隔離弁36を通過できなくなった原子炉圧力容器2内の蒸気が配管21に流入して蒸気タービン13の蒸気入口に入る。蒸気タービン13に入った蒸気は、蒸気タービン13のタービンを回転するように使用され、使用済の蒸気は蒸気タービン13の蒸気出口から配管28を通じてサプレッションプール4内の冷却水中に放出される。このように放出された蒸気は、サプレッションプール4内の冷却水によって凝縮されて冷却水に戻される。
このように蒸気タービン13が回転駆動されると、その蒸気タービン13に接続されている注水ポンプ11が蒸気タービン13によって駆動され、ポンプ作用を果たす。注水ポンプ11が駆動されると、摂氏60度未満で、常温の状態の復水貯蔵タンク内の冷却水は、開閉弁30と配管23を通じて注水ポンプ11に吸い込まれ、注水ポンプ11内で昇圧されて高圧となる。このように、注水ポンプ11内で高圧となった冷却水は配管24を通じて給水配管6へ供給され、その後に逆止弁37を通じて原子炉圧力容器2内へ注水される。このような、原子炉圧力容器2内への注水中には、注水ポンプ11内の冷却水の一部が注水ポンプ11内からシール水配管25内と伝熱管34内を通って注水ポンプ11の軸封部14に供給され、その軸封部14におけるシール水として用いられる。この時点では、冷却水系17は起動しておらず、且つ開閉弁32が閉じられているので、伝熱管34内を通る冷却水は積極的に冷却されること無く、摂氏60度以下の水温で軸封部に供給される。
このように原子炉隔離時冷却系は、初期水源として復水貯蔵タンク16内の冷却水を原子炉圧力容器2内へ注水することで、炉心1が原子炉圧力容器2内の冷却水で冠水されている状態を維持し、炉心1の冷却状態を維持することを確保する。
一方、隔離弁36が閉じられることによって、原子炉圧力容器2内の蒸気圧が高まり、その蒸気圧が予め設定した圧力を超えると、原子炉圧力容器2内の蒸気が逃し安全弁7からベント管19を通じてサプレッションプール4内の冷却水中に放出される。このようにサプレッションプール4内に放出された蒸気は、サプレッションプール4内の冷却水によって凝縮されて冷却水に戻され、減圧される。また、図示してはいないが、原子炉格納容器3内に漏洩した蒸気もサプレッションプール4内の冷却水中に導かれて凝縮され原子炉格納容器3内が高圧状態となるのを抑制している。
以上のように、ベント管19や配管28等から導かれた原子炉格納容器3内や原子炉圧力容器2内の蒸気がサプレッションプール4内で凝縮されると、次第にサプレッションプール内の冷却水の水温と水位が上昇する。その一方で、原子炉圧力容器2内に復水貯蔵タンク16内の冷却水が注水されることによって、復水貯蔵タンク16内の水位が低下する。このような状態が推移すると、その復水貯蔵タンク16内の水位を計測している水位計が低水位を検知する、もしくはサプレッションプール4内の冷却水の水位を計測している水位計が高水位を検知するに至る。
このような復水貯蔵タンク16内が低水位、もしくはサプレッションプール4内が高水位となるいずれかの水位の検知状態が成立すると、原子力発電プラントの運転制御室からの信号によって復水貯蔵タンク16内の冷却水が枯渇する前に開閉弁30が閉じられ、同時に開閉弁31が開かれる。その開閉弁31が開かれると、開かれている状態であることを示す信号(図3では、開閉弁31開状態と表示)が開閉弁31の開状態を検知する手段(図示せず)から制御装置39に入力される。
そのため、サプレッションプール4内の冷却水が、開閉弁31と配管22を通じて注水ポンプ11へ吸い込まれる。このように吸い込まれたサプレッションプール4内の冷却水は注水ポンプ11内で昇圧されて高圧となる。このように、注水ポンプ11内で高圧となった冷却水は配管24を通じて給水配管6へ供給され、その後に逆止弁37を通じて原子炉圧力容器2内へ注水される。
このようにして、サプレッションプール4内の冷却水を復水貯蔵タンク16内の冷却水に続く次期水源として用いて、長期の炉心冠水状態を確保する。このような、原子炉圧力容器2内への注水中には、注水ポンプ11内の冷却水の一部が注水ポンプ11内からシール水配管25内と伝熱管34内を通って注水ポンプ11の軸封部14に供給され、その軸封部におけるシール水として用いられる。この場合、サプレッションプール4内の冷却水の水温が温度計測装置38で計測した結果で摂氏60度以下の場合には、その水温が摂氏
60度を超えることを表す信号(図3ではサプレッションプール水温高と表示)が制御装置39に入力されないので、開閉弁32を開かせる信号(図3では、開閉弁開と表示)と冷却水系17の内燃機関を起動させる信号(図3では、ポンプ起動)が制御装置39から発信されない。したがって、サプレッションプール4内の冷却水の水温が温度計測装置
38で計測した結果で摂氏60度以下の場合には、伝熱管34内を通る冷却水は積極的に冷却されること無く、摂氏60度以下の水温で軸封部に供給され、シール水として用いられる。
また、サプレッションプール4内での蒸気の凝縮作用が継続されてサプレッションプール4内の冷却水の水温が上昇傾向にあっても、サプレッションプール4内の冷却水の水温の過剰な上昇は、交流電源で駆動される図示していない冷却装置でサプレッションプール4内の冷却水を冷却して抑制されるが、原子力発電プラントの全交流電源喪失事象が発生し、その事象が長時間続くとその抑制が解かれてサプレッションプール4内の冷却水の水温が摂氏60度を超えて上昇する。
サプレッションプール4内の冷却水の水温が温度計測装置38で計測した結果で摂氏
60度を超える温度を検出した場合には、サプレッションプール4内の冷却水の水温が摂氏60度を超えることを表す信号(図3ではサプレッションプール水温高と表示)が温度計測装置38から、更には開閉弁31の開状態を表す信号(図3では、開閉弁31開状態と表示)が開閉弁31の開状態を検知する手段から、それぞれ制御装置39に入力される状態となる。このような状態になると、開閉弁32を開かせる信号(図3では、開閉弁
32開と表示)と冷却水系17の内燃機関を起動させる信号(図3では、ポンプ起動と表示)が制御装置39から開閉弁32と冷却水系17へ出される。
制御装置39から出された開閉弁32を開かせる信号を受けた開閉弁32は弁を開いて冷却水系17とシール水冷却器15の容器33内とを連通する。さらに、制御装置39から出された内燃機関を起動させる信号によって、冷却水系17の内燃機関が起動し、内燃機関が冷却水系17に備わるポンプを駆動する。このようになると、冷却水系17のポンプは容器33内の冷却水を配管29を通じて冷却水系17に吸い込んで、冷却水系17に備わる冷却装置で摂氏60度以下にその冷却水を冷却する。
このように冷却水系17で冷却された冷却水は冷却水系17に備わるポンプで配管27と開閉弁32とを通じて容器33内に供給される。このような、容器33内の冷却水を容器33内と冷却水系17との間で循環させて、容器33内の冷却水を冷却する。このようにすると、容器33内の冷却水は伝熱管34内を通過するサプレッションプール4内の冷却水との間で伝熱管34を介して熱交換して、伝熱管34内の冷却水は摂氏60度以下に維持される。
このように、サプレッションプール4内の冷却水が摂氏60度を超える水温の状態でも、注水ポンプ11の軸封部14に供給するシール水を摂氏60度以下の水温に維持できるので、サプレッションプール4内の冷却水が摂氏60度を超える水温の状態でもサプレッションプール4内の冷却水を原子炉圧力容器2内へ注水ポンプ11を用いて注水し、炉心1を冠水状態に維持できる。
サプレッションプール4内の冷却水を原子炉隔離時冷却系の水源としている間を利用して復水貯蔵タンク16内に清浄且つ摂氏60度以下の常温水を冷却水として補給することにより、復水貯蔵タンク16内の常温の冷却水を再度原子炉隔離時冷却系の水源として利用できるようにしても良い。この場合には、各開閉弁30,35を強制的に開き、各開閉弁31,32を強制的に閉じて原子炉隔離時冷却系の水源をサプレッションプール4内の冷却水から復水貯蔵タンク16内の冷却水に切り替える。
図2に示した例は、上述の図1に示して例の変更例である。変更した部分を解説すると、以下のとおりで、その他は図1に示した例と同じである。即ち、変更した部分は、シール水冷却器15に接続されている冷却水系17である。変更後の冷却系では、シール水冷却器15の容器33に一端が接続されている配管27の他端が、シール水冷却器15よりも高所に設置されている復水貯蔵タンク16に接続され、その配管27の途中には図1と同様に制御装置39で制御される開閉弁32が装備されている。もう一方の配管29は、シール水冷却器15の容器33に一端が接続され、他端が図示していないドレン水の処理装置に接続されている。
このような変形例では、制御装置39から出された信号に基づいて開閉弁32が開かれると、復水貯蔵タンク16内の冷却水が、シール水冷却器15と復水貯蔵タンク16との間の水頭差で、配管27と開閉弁32を通じて容器内に入り、容器33内の伝熱管34を冷却する。そのため、伝熱管34内を通過する冷却水は水温が60度以下に冷却されてから注水ポンプ11の軸封部14へシール水として供給される。このようにして、容器33内で伝熱管34内の冷却水と熱交換した容器33内の冷却水は、配管29を通じて重力によりドレン水の処理装置へ排水される。このように、図2の変更例では、図1で示した内燃機関やポンプを備えた冷却水系17が不要になる上、冷却水系17に備わるの内燃機関やポンプを駆動するという動的機器に頼る必要が無い。更には、制御装置39は冷却水系17へ内燃機関を起動させてポンプを作動させるためのポンプ起動の信号を発信する必要も無いので、信号系統も簡単となる。
以上のような、本発明の実施例では、原子炉隔離時冷却系の水源としては復水貯蔵タンク19とサプレッションプール4内の各冷却水のように複数の水源を持ち、制御装置の信号により自動又は手動で水源を切り替えることができる。
注水ポンプ11により昇圧された水は配管24,6を経て原子炉圧力容器2に注水されるが、その一部は注水ポンプ11の加圧途中段階から抜き取られシール水冷却器15を経て注水ポンプ11の軸封部14へと送られシールに用いられる。この時シール水はシール水冷却器15を経てから軸封部14へ送られるため、水源の水温によらず軸封部が受け入れてシール水として通常使用可能なある温度領域に収まることを保証できる。さらに、このようにシール水の温度がある温度領域に保証されることで水源の温度によらず軸封部
14の健全性が保たれるため、水源として使用可能な温度の上限を引き上げることができ、注水ポンプ11の水源の多様性を強化することができる。
一方、注水ポンプ11のシール水配管25の途中にシール水冷却器15を設けることで、シール水温を軸封部14の健全性保証に対して余裕のある水温に保つことができるため、サプレッションプール内の冷却水が更に高温になっても水源として長期に利用期待でき、運用性が向上する。
また、このようにサプレッションプール内の冷却水を従来よりも長期間使用できるようになることで以下に述べる効果も生じる。即ち、サプレッションプール内の冷却水を原子炉圧力容器2内に注入すると、注入された冷却水は炉心内の核燃料が発する崩壊熱により蒸気となりサプレッションプール内の冷却水中に放出され凝縮する。したがって、サプレッションプール4から原子炉隔離時冷却系により原子炉圧力容器2へ注水され、サプレッションプール4で凝縮することになり、マスバランス的に閉ループが形成され、注入した水の一部はサプレッションプール4に戻ってくると考えてよく、サプレッションプール内の水を循環利用できることになって、大量の水量を水源として確保していることと等価に考えることができる。これは従来の原子炉隔離時冷却系でも同様なことはいえるが、その使用する期間を長くできることにより更に効果が増し、運転性が向上する。
次に図1の実施例では、シール水冷却器15の容器内へ供給する冷却水は原子力発電プラントに装備されている補機冷却系などのような冷却系からポンプなどの動的機器を用いて送る必要がある。しかし、図2のようにシール水冷却器15よりも上方に設置した復水貯蔵タンク16からシール水冷却器15の容器に対し配管27をつなぐことで、復水貯蔵タンクから自重で冷却水を落下させシール水冷却器15の容器内に冷却水を供給することが可能になり、シール水冷却器15の容器内に冷却水を供給するに際してポンプなどの動的な機器に頼ることなく上述した効果を確保することができる。このような場合の冷却水の水源の一例としては復水貯蔵タンク16を用いることで説明したが、専用のもしくは他の冷却水貯蔵設備と共用化しても良い。
また、シール水冷却器15の容器内へ冷却水を供給する水源からシール水冷却器15に冷却水を供給する配管27に開閉弁32を設置することで、必要に応じた冷却水の供給が可能になる。すなわち、この開閉弁32がない場合にはシール水とする冷却水を冷却する必要のない、サプレッションプール内の冷却水の水温が高くない場合にも冷却水が供給されてしまい、無駄に冷却水を流すことになってしまう。冷却水が必要な状態にのみ開閉弁32を開するために、図3のようにサプレッションプールの冷却水の水温がある設定温度、例えば摂氏60度を超えて高く、サプレッションプール4から注水ポンプ11への配管22に設置された開閉弁31が開いている場合にのみ開閉弁32が開くようにインターロックを設定することで、上述のような冷却水の無駄は防ぐことができる。冷却水を供給する水源として復水貯蔵タンク16を用いる場合には、復水貯蔵タンク16の水が無駄に消費されることを防ぐことができるため運用性の向上につながる。
以上のように、本発明の実施例によれば、原子炉隔離時冷却系の注水水温の上限が引き上げられるため、サプレッションプール内の冷却水を水源として利用することへの制限が緩和され水源の多様性を強化できる。また、サプレッションプール内の冷却水は原子炉圧力容器に注水しても、一部はサプレッションプール内に戻ってくると考えることができるため、サプレッションプール内の冷却水を原子炉隔離時冷却系の水源として循環利用でき、またその使用期間を長くできることにより運用性が向上する。
その上、シール水冷却器の容器内への冷却水を動的な機器に頼らずに供給することができる変更例によれば、その動的機器の動作不調を考慮しなくて良いので、より確実にサプレッションプール内の高温の冷却水を水源として使うことができるようになり、安全性が向上する。
また、シール水冷却器の容器内への冷却水の供給をサプレッションプール内の冷却水の水温とサプレッションプール内の冷却水の注水ポンプへの通水との条件で開始するので、シール水冷却器の容器内への無駄な冷却水の供給を無くすことが可能になり運用性が向上する。
本発明は、原子力発電プラントである原子力発電所の原子炉隔離時冷却系に用いられる。
本発明の実施例による原子炉隔離時冷却系の系統構成図である。 図1に示した実施例の変更例による原子炉隔離時冷却系の系統構成図である。 本発明の実施例における制御装置の論理回路図である。
符号の説明
1…炉心、2…原子炉圧力容器、3…原子炉格納容器、4…サプレッションプール、5…主蒸気配管、6…給水配管、7…逃し安全弁、11…注水ポンプ、12…駆動軸、13…蒸気タービン、14…注水ポンプ軸封部、15…シール水冷却器、16…復水貯蔵タンク、17…冷却水系、18…原子炉隔離時冷却ポンプ、21,22,23,24,27,28,29…配管、25…シール水配管、31,32…開閉弁、38…温度計測装置、
39…制御装置。

Claims (2)

  1. 原子炉隔離時に原子炉格納容器内の原子炉圧力容器で発生した蒸気を原子炉隔離時冷却系の蒸気タービンへ供給して注水ポンプを駆動させ、該注水ポンプから吐出された水を前記原子炉圧力容器内に注水する原子炉注水設備であって、
    原子炉隔離時に前記原子炉圧力容器内で発生した蒸気を前記蒸気タービンへ導く第1の流路と、
    前記蒸気タービンから出た蒸気を前記原子炉格納容器内のサプレッションプール内の水中へ導く第2の流路と、
    前記原子炉圧力容器内の蒸気圧が設定圧力を超えたときに前記原子炉圧力容器内の蒸気を逃がし安全弁を介して前記サプレッションプール内の前記水中へ導く第3の流路と、
    前記サプレッションプール内の前記水を前記注水ポンプへ導く第4の流路と、
    前記注水ポンプから出た前記水を前記原子炉圧力容器内へ導く第5の流路と、
    前記注水ポンプから吐出された前記水を該注水ポンプの軸封部に供給する第6の流路と、
    前記第6の流路内の前記水を冷却する冷却装置とを有し、
    前記冷却装置は、前記水と前記水を冷却する冷却水との熱交換を行う熱交換器と、前記熱交換器よりも高い位置に設置された前記冷却水を貯蔵する容器と、前記容器内の冷却水を前記熱交換器へ導いた後、ドレン水の処理装置へ排出する第7の流路とを備えてなり、
    前記第4の流路に第1の弁を設け、前記第7の流路に第2の弁を設けてなり、前記サプレッションプール内の前記水の温度が設定温度以上となり、かつ前記第1の弁が開かれているとき、前記第2の弁を開くように制御する制御装置を備えてなる原子炉注水設備。
  2. 前記容器は復水貯蔵タンクであり、前記復水貯蔵タンクには前記注水ポンプへ前記復水貯蔵タンク内の冷却水を導く第8の流路が接続され、該第8の流路に第3の弁が備えられていることを特徴とする請求項に記載の原子炉注水設備。
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