JP2013169970A - 自動車用シートベルト巻き戻り防止クリップ - Google Patents

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豊佳 木嶋
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修 鈴木
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Abstract

【課題】自動車のシートベルト装着時の身体への圧迫感の緩和と、不用意に外れることなく確実な装着ができる自動車用シートベルトの巻き戻り防止クリップを提供する。
【解決手段】ベース部2とクランプ部3とからなりベース部2は、端部に軸受部2cと他端部にフック部2aとを備え、軸受部2cとフック部2aとの間に凹条部2bを備えて形成し、クランプ部3は、端部に軸受部3eと他端部にはフック受部3cとロック解除部3aと溝部とを備え、軸受部3eとフック受部3cとの間に凸条部3dを備えて形成し、ベース部2とクランプ部3が開閉可能に軸受部2c3eを軸支し、フック部2aとフック受部3cを係合することでロック状態を維持するとともに凹条部2bに凸条部3dが入り込むように構成した。
【選択図】図5

Description

本発明は、自動車のシートベルト装着時の身体への圧迫感を緩和させるためのクリップに関する。
現在の自動車のシートベルト装置は、ELR装置(Emergency Locking Retractor)が主流である。ELR装置とは平常時は装着者の身体の動きを阻害しないように強く拘束せず弱い力で巻き取られているが、衝突や急ブレーキなどで急激な力が加わるとベルトをロックして装着者の安全を確保するものである。このため、平常時は装着者の身体の動きを阻害しないように弱い力で巻き取られているものの、身体に圧迫感を感じることがある。
そこで、シートベルトの巻き取りを防止して、身体への圧迫感を緩和するための技術が従来から多々提案されている。例えば、特開2001−97180号公報(特許文献1)に開示された「車両用シートベルトのゆとり調節構造」は、クリップをシートベルトの繰出し部端側に挟着させることで、クリップがシートベルト繰出し部と当接する位置でシートベルトの巻き取りが規制され、シートベルトの長さを、シートベルトが巻き取りテンションにより装着者に密着する長さに対して、シートベルトと装着者との間に所定のゆとりがある長さに設定することを可能としたものである。
また、特開昭63−71453号報(特許文献2)に開示された「車のシートベルトが身体を締つけるのを柔げる装置」も特許文献1と同様にクリップをシートベルトの繰出し部端側に挟むことで、クリップがシートベルト繰出し部と当接する位置でシートベルトの巻き取りが規制され、身体への圧迫感を緩和させるものである。
特開2001−97180号公報 特開昭63−71453号公報
ところで、特許文献1及び2のクリップにおいては、単にシートベルトを挟み込むだけの構造であるために、シートベルトの巻き込み力に抗せずに挟み込んだ位置がずれて再びシートベルトが身体に圧迫感を与えたり、不用意に外れてしまったりといった課題があった。
そこで本発明は、これらの課題を解決するとともに、自動車のシートベルト装着時の身体への圧迫感の緩和と、不用意に外れることなく確実な装着ができる自動車用シートベルト巻き戻り防止クリップを提供することを目的とする。
自動車用シートベルトの巻き戻り防止クリップであって、ベース部とクランプ部とからなり、ベース部は、長手方向の一方の端部に軸受部、他端部にはフック部を備え、該軸受部と該フック部との間に凹条部を備えて形成し、クランプ部は、長手方向の一方の端部に軸受部、他端部にはフック受部とロック解除部と溝部とを備え、該軸受部とフック受部との間に凸条部を備えて形成し、ベース部とクランプ部が開閉可能に軸受部同士を軸支し、ベース部に備えられたフック部と、クランプ部に備えられたフック受部を係合することでロック状態を維持するとともにベース部に備えられた凹条部にクランプ部に備えられた凸条部が入り込むように構成したことで解決される。
自動車用シートベルトの巻き戻り防止クリップであって、ベース部とクランプ部とからなり、ベース部は、長手方向の一方の端部に軸受部、他端部にはフック部を備え、該軸受部と該フック部との間に凹条部を備えて形成し、クランプ部は、長手方向の一方の端部に軸受部、他端部にはフック受部とロック解除部と溝部とを備え、該軸受部とフック受部との間に凸条部を備えて形成し、ベース部とクランプ部を開閉可能に軸受部同士を軸支し、ベース部に備えられたフック部と、クランプ部に備えられたフック受部を係合することでロック状態を維持するとともにベース部に備えられた凹条部にクランプ部に備えられた凸条部が入り込むように構成したので、シートベルトに本体を装着したときに、ベース部に備えられた凹条部とクランプ部に備えられた凸条部とでシートベルトを確実に保持することができ、シートベルトが巻き取られて本体が挿通孔に突き当たって巻き取りが規制されることで、シートベルト装着の圧迫感を緩和することが可能となる。また、衝突や急ブレーキなどで急激な力が加わりシートベルトがロックされた状態では、ロックしたシートベルトテンションがかかることで本体の凸条部が押し上げられ本体のシートベルトの保持力が低下させてELR装置を正常に作動させて安全を確保するとともに、フック受部がフック部により深く係合することで、本体がシートベルト(6)から脱落することを防止する。
本発明の自動車用シートベルト巻き戻り防止クリップを取り付けた状態を示す図である。 本体の正面図である。 図4におけるB−B線断面図である。 図2におけるA−A線断面図である。 本体を開いた状態を示すA−A線断面図である。 図3におけるA部拡大図である。 本体にシートベルトを装着した状態を示す断面図である。 ロックを解除する状態を示すA部拡大図である。 変形した状態を示すA部拡大図である。 本体にシートベルトを装着して変形した状態を示す断面図である。
本発明の自動車用シートベルト巻き戻り防止クリップについて、図面を参照し詳細に説明する。図1は、本発明の自動車用シートベルト巻き戻り防止クリップを取り付けた状態を示す図、図2は、本体の正面図、図3は、図4におけるB−B線断面図、図4は、図2におけるA−A線断面図、図5は、本体を開いた状態を示すA−A線断面図である
図1乃至図6に示されるように、自動車用シートベルト巻き戻り防止クリップの本体(1)は、ベース部(2)とクランプ部(3)それぞれの一方の端部同士軸受部(2c)(3e)とを軸支部(4)で軸支して開閉可能に構成される。
ベース部(2)は、長手方向の一方の端部にクランプ部(3)との軸受部(2c)、他端にはクランプ部(3)のフック受部(3c)と係合して閉じてロックした状態を維持するフック部(2a)、そして軸受部(2c)とフック部(2a)との間に凹条部(2b)を備えて形成される。
クランプ部(3)は、長手方向の一方の端部にベース部(2)との軸受部(3e)、他端にはベース部(2)の端部に形成されたフック部(2a)と係合して閉じてロックした状態を維持するフック受部(3c)と、閉じてロックした状態を解除して解放するロック解除部(3a)とロック解除部(3a)を操作するための取り外し具(8)を入れるための溝部(3b)、そして軸受部(3e)とフック受部(3c)との間に凸条部(3d)を備えて形成する。
以上のように形成されたベース部(2)とクランプ部(3)とは、それぞれの一方の端部同士軸受部(2c)(3e)とを軸支部(4)で軸支して図5に示されるように端部を解放可能に構成される。
図6は、図3におけるA部拡大図で、ベース部(2)とクランプ部(3)が閉じてロックした状態を示している。矢印Cは、フック部(2a)とフック受部(3c)との間に僅かな隙間を有していることを示している。
図7は、本体にシートベルトを装着した状態を示す断面図である。ベース部(2)の上面から凹んで形成された凹条部(2b)とクランプ部(3)から凸設された凸条部(3d)との間にシートベルト(6)が挿通した状態である。凸条部(3d)はベース部(2)の上面から凹んで形成された凹条部(2b)に入り込んで位置するのでシートベルト(6)を確実に保持することができる。
このように構成された本体(1)は、図1に示されるようにシートベルト(6)の支持具(6)の挿通孔(6a)からの繰り出し部側に装着される。そしてシートベルト(6)が巻き取られることで本体(1)が挿通孔(6a)に突き当たって巻き取りが規制される。本体(1)は、シートベルト(6)を装着した際に、胸部との間に若干のゆとりがあるように装着することで圧迫感を緩和することが可能となる。
図8は、ロックを解除する状態を示すA部拡大図で、溝部(3b)に取り外し具(8)を入れて矢印で示したこじり方向にこじることでフック部(2a)がフック受部(3c)から外れてベース部(2)とクランプ部(3)のロック状態が解除され図5に示すように解放される。取り外し具(8)は溝部(3b)に入ればよいので薄板状の硬いものであればよい。例えば500円玉などの硬貨が好適である。
図9は、変形した状態を示すA部拡大図、図10は、本体(1)にシートベルト(6)を装着して変形した状態を示す断面図で、いずれも本体(1)をシートベルト(6)に装着しているときに衝突や急ブレーキなどで急激な力が加わりシートベルト(6)がロックされた状態を示している。このときロックしたシートベルト(6)には矢印(テンション方向)で示すようにテンションがかかることで本体(1)の凸条部(3d)が押し上げられ本体(1)のシートベルト(6)の保持力が低下する。これは、シートベルト(6)と身体との間にゆとりがあるまま本体(1)が強固にシートベルト(6)に装着されているとELR装置が正常に働かずシートベルト(6)の本来の性能を生かすことができないため、シートベルト(6)がロックした状態では、本体(1)のシートベルト(6)の保持力を低下させてELR装置を正常に働かせるためである
また、図9にしめされるようにシートベルト(6)がロックした際は、フック受部(3c)が矢印Dに示されるように、フック部(2a)により深く係合することで、本体(1)がシートベルト(6)から脱落することを防止する。
1 本体
2 ベース部
2a フック部
2b 凹条部
2c 軸受部
3 クランプ部
3a ロック解除部
3b 溝部
3c フック受部
3d 凸条部
3e 軸受部
4 軸支部
5 シートベルト
6 支持具
7 ピラー
8 取り外し具

Claims (1)

  1. 自動車用シートベルトの巻き戻り防止クリップであって、ベース部とクランプ部とからなり、ベース部は、長手方向の一方の端部に軸受部、他端部にはフック部を備え、該軸受部と該フック部との間に凹条部を備えて形成し、クランプ部は、長手方向の一方の端部に軸受部、他端部にはフック受部とロック解除部と溝部とを備え、該軸受部とフック受部との間に凸条部を備えて形成し、ベース部とクランプ部の軸受部同士を軸支して開閉可能に軸支し、ベース部に備えられたフック部と、クランプ部に備えられたフック受部を係合することでロック状態を維持するとともにベース部に備えられた凹条部にクランプ部に備えられた凸条部が入り込むように構成したことを特徴とする自動車用シートベルト巻き戻り防止クリップ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104494555A (zh) * 2014-11-30 2015-04-08 华晨汽车集团控股有限公司 一种安全带锁舌的限位装置
AT16219U1 (de) * 2017-06-30 2019-02-15 Secure No Com Gmbh System zum Hinterlegen sowie Abrufen von persönlichen notfallrelevanten Informationen mittels einer SOS-Plakette, insbesondere eines SOS-Clip, als sichtbaren Funktionshinweis am Helm

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