JP2013169681A - 液滴吐出装置、及び、画像形成装置 - Google Patents

液滴吐出装置、及び、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】加圧クリーニングが行われる状況化において、効率的にスペースを利用することができる装置構成とすること。
【解決手段】ノズルから液滴を吐出するヘッドと、前記液滴を吸引する吸引口と、を備え、前記ヘッドのノズル面は、前記吸引口に向かって水平方向から鉛直方向下方に向かって傾斜しており、前記ノズルから前記液滴を吐出して画像形成を行っているときにおいて、前記画像を形成する液滴よりも小さいミストを前記吸引口から吸引させ、前記ヘッドの内部に圧力を加え前記ノズルから液滴を放出させる加圧クリーニングを行っているときにおいて、前記ノズルから放出される液滴を前記吸引口から吸引させる、液滴吐出装置。
【選択図】図8

Description

本発明は、液滴吐出装置、及び、画像形成装置に関する。
インクなどの液体を吐出する液滴吐出装置が利用されている。このような装置では、ヘッドの内部において液体が固化し吐出が困難となることを防止するために、ヘッドの内部で液体を加圧してノズルから液体を押し出す加圧クリーニングが行われることがある。このように加圧クリーニングを行う場合では、押し出される液体を回収するための受け皿や回収機構が必要となる。
特許文献1及び特許文献2には、加圧クリーニングで押し出されたインクの所謂受け皿を設けることが示されている。また、特許文献3には、傾斜ヘッドのインクの受け皿について示されている。
特開2003−341104号公報 特開2009−6683号公報 特開平7−52398号公報
しかしながら、多くのヘッドが密に配置される状況化において、このような回収機構を設けることが困難な場合がある。すなわち、加圧クリーニングを行う場合であっても、より効率的にスペースを利用することができる装置構成とすることが望ましい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、加圧クリーニングが行われる状況化において、効率的にスペースを利用することができる装置構成とすることを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、
ノズルから液滴を吐出するヘッドと、
前記液滴を吸引する吸引口と、
を備え、
前記ヘッドのノズル面は、前記吸引口に向かって水平方向から鉛直方向下方に向かって傾斜しており、
前記ノズルから前記液滴を吐出して画像形成を行っているときにおいて、前記画像を形成する液滴よりも小さいミストを前記吸引口から吸引させ、
前記ヘッドの内部に圧力を加え前記ノズルから液滴を放出させる加圧クリーニングを行っているときにおいて、前記ノズルから放出される液滴を前記吸引口から吸引させる、
液滴吐出装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本実施形態における印刷システムのブロック図である。 本実施形態におけるプリンター1の側面図である。 本実施形態におけるプリンター1の上面図である。 本実施形態におけるプリンター1の部分拡大図である。 ヘッドユニットの斜視図である。 サテライトの説明図である。 本実施形態における加圧クリーニング方法のフローチャートである。 本実施形態における加圧クリーニングの説明図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。すなわち、
ノズルから液滴を吐出するヘッドと、
前記液滴を吸引する吸引口と、
を備え、
前記ヘッドのノズル面は、前記吸引口に向かって水平方向から鉛直方向下方に向かって傾斜しており、
前記ノズルから前記液滴を吐出して画像形成を行っているときにおいて、前記画像を形成する液滴よりも小さいミストを前記吸引口から吸引させ、
前記ヘッドの内部に圧力を加え前記ノズルから液滴を放出させる加圧クリーニングを行っているときにおいて、前記ノズルから放出される液滴を前記吸引口から吸引させる、
液滴吐出装置である。
このようにすることで、ミストを回収する吸引口を用いて、加圧クリーニング時においてノズルから放出される液滴を吸引することができる。そのため、加圧クリーニング時においてノズルから放出される液滴を回収するための他の機構を設ける必要がなく、効率的にスペースを利用することができる。
かかる液滴吐出装置であって、前記加圧クリーニング時における前記吸引口の吸引力は、前記画像形成における前記吸引口の吸引力よりも大きいことが望ましい。
このようにすることで、ミスト回収時には液滴の軌道を変化させない程度の吸引力とすることができ、また、加圧クリーニング時のように液体が大量に放出される場合にはこれらを十分に回収することができる。
また、媒体を支持するプラテンと対向しない位置へ前記ヘッドのノズル面が位置しているときにおいて、前記吸引口からの吸引動作は停止されることが望ましい。
このようにすることで、印刷動作を行っていないときにおいて、吐出動作及び吸引動作を停止して休止モードにすることができる。
また、前記複数の液滴吐出装置のそれぞれは、ドラム形式のプラテンと対向してそれぞれ異なる角度で傾斜するように配置され、前記プラテンと対抗しない位置へ前記ヘッドのノズル面を移動させる前に、前記画像形成動作時における吸引力以上の吸引力で所定時間吸引を行わせる制御を行い、当該吸引力以上の吸引力は、前記液体吐出装置の前記ドラム形式のプラテンに対する角度に基づいてそれぞれ決められることが望ましい。
傾斜が少ない場合、すなわち、吸引口がほぼ鉛直下方に向かうときにおいては、強い吸引力により液体を吸引することができる。一方、傾斜が大きい場合、すなわち、吸引口がほぼ水平に向かうときにおいては、弱い吸引力により液体を吸引することができる。そして、液体が落下してしまうのを防止することができる。
また、前記ヘッドは、前記吸引口よりも前記プラテンから遠ざかる方向へ移動させることができることが望ましい。
このようにすることで、ヘッドを吸引口よりもセットバックさせ、吸引口の壁面に液体をつたわせることができる。そして、加圧クリーニング時においてより確実に液体を回収することができる。
また、前記液滴を硬化させるために光の照射を行う照射器を備え、
前記吸引口は、前記ヘッドのノズル面と照射器の照射面との間に配置され、前記吸引口から吸引された空気が前記照射器の裏側を通るように配置されていることが望ましい。
吸引口からは液体のみならず空気も吸引されるが、この空気の移動を利用して、照射器から発生する熱も回収することができる。
===実施形態===
図1は、本実施形態における印刷システムのブロック図である。図2は、本実施形態におけるプリンター1の側面図である。図3は、本実施形態におけるプリンター1の上面図である。
プリンター1は、ドラム回転ユニット10と、給排紙ユニット20と、移動ユニット30と、複数のヘッドユニット40と、検出器群50と、コントローラー60と、インタフェース63と、駆動信号生成回路70とを備える。
ドラム回転ユニット10は、ドラム11をコントローラー60の制御により所望の速度で回転させるためのユニットである。ドラム回転ユニット10は、ドラム11と不図示のモータを含んでいる。モータの出力軸はドラム11の回転軸12に連結されており、コントローラー60の制御によりモータが制御されることにより、ドラム11の回転角速度が制御される。
ドラム11は、その外周部に媒体Mを保持し、かつ、支持する。媒体Mを支持するドラム11は、ドラム形式のプラテンに相当する。給排紙ユニット20は、媒体Mをドラム11に支持させること、及び、ドラム11から媒体Mを排紙させるためのユニットである。給排紙ユニット20は、媒体Mをドラム11に適切な張力で保持させるための第1ローラー21と第2ローラー22とを備える。
媒体Mは搬送方向上流側に設けられたロール(不図示)から供給され、印刷された後に、断裁がなされ、印刷物を受けるための排紙トレイ(不図示)に排紙される。このようにすることによって、媒体は図2に示される搬送方向の上流側から下流側へ搬送される。
移動ユニット30は、後述する各ヘッドユニットを印刷位置と待機位置へ移動させるための装置である。これにより、印刷時にはドラム11に対向する位置にヘッドユニットを移動させ、印刷を行わないときには待機位置にヘッドユニットを移動することができる。
また、プリンター1は、第1ヘッドユニット40−1と第2ヘッドユニット40−2と第3ヘッドユニット40−3と第4ヘッドユニット40−4を備える。第1ヘッドユニット40−1から第4ヘッドユニット40−4のそれぞれは、ラインヘッドモジュール42と吸引ユニット80と紫外線照射ユニット90を備える。なお、各ヘッドユニットは、液滴吐出装置に相当する。
第1ヘッドユニット40−1のラインヘッドモジュール42からは、例えば、イエローインクYが吐出され、第2ヘッドユニット40−2のラインヘッドモジュール42からは、例えば、マゼンタインクMが吐出される。また、第3ヘッドユニット40−3のラインヘッドモジュール42からは、例えば、シアンインクCが吐出され、第4ヘッドユニット40−4のラインヘッドモジュール42からは、例えば、ブラックインクKが吐出される。本実施形態では、UVインク(紫外線硬化型インク)が吐出される。
各ヘッドユニットは、コントローラー60及び各駆動信号生成回路70に接続されている。そして、各駆動信号生成回路70からは、ヘッドに含まれる駆動素子を駆動するための駆動信号が出力される。そして、各ヘッドユニットは、コントローラー60からの信号に応じて駆動信号に含まれるパルスを適宜ヘッドの駆動素子に印加する。これにより、媒体Mが搬送されているとき、各ヘッドユニットからインクを吐出させることができる。そして、媒体Mの全域にカラー画像が形成される。
検出器群50は、不図示のロータリーエンコーダーなど、プリンター1を制御するために必要な検出器を含む。例えば、ロータリーエンコーダーは、ドラム11の回転軸付近に設けられ、ドラムの回転位置をコントローラー60に通知可能とする。
コントローラー60は、プリンター1の各部を制御するためのものであって、CPU61及びメモリ62を備える。メモリ62には、プリンター1を動作させるためのプログラム及びデーターが記憶されている。CPU61は、メモリ62に記憶されているプログラムを実行することにより、プリンター1の各部を制御し印刷を行うことができるようになっている。
インタフェース63は、プリンター1のコントローラー60とコンピューター110を接続するために設けられたインタフェースである。
コンピューター110は、印刷を行う画像に応じた印刷データーをプリンタドライバを介してプリンター1に送る。印刷データーには、媒体の各画素についてインク色毎にインクを吐出するか否かを示す画素データーが含まれている。
駆動信号生成回路70は、後述する駆動信号を生成する。駆動信号生成回路70は、コントローラー60から、駆動信号の波形に関するデーターを取得する。そして、この波形に関するデーターに基づいて電圧信号を生成し、これを電力増幅することにより駆動信号を生成し、各ヘッドユニットに送る。
吸引ユニット80は、後述するインクミストを吸引する装置である。また、本実施形態では、さらに、後述する加圧クリーニング時に押し出されるインクを吸引して回収する。吸引ユニットの構成については、後述する。
紫外線照射ユニット90は、媒体に吐出されたUVインクに対して紫外線を照射してUVインクを硬化させるための装置である。本実施形態において、紫外線照射ユニット90は、紫外線を照射可能なLEDを含む。そして、コントローラー60からの制御により印刷中に媒体に対して紫外線を照射することができるようになっている。
図4は、本実施形態におけるプリンター1の部分拡大図である。図4には、前述の図2において「P」で示された部分が拡大して示されている。図5は、ヘッドユニットの斜視図である。前述のように、プリンター1は、第1ヘッドユニット40−1から第4ヘッドユニット40−4を備えているが、これらヘッドユニットの構成はほぼ同様であるので、ここでは、第1ヘッドユニット40−1の構成について説明を行う。
第1ヘッドユニット40−1は、ラインヘッドモジュール42と、吸引ユニット80と、紫外線照射ユニット90を備える。ラインヘッドモジュール42は、第1ヘッド421−1から第8ヘッド421−8を含む。これらは、図5に示されるように、所謂千鳥配列とされており、これにより搬送される媒体Mの幅方向の全面にインクを吐出することができるようになっている。
吸引ユニット80は、吸引ノズル81と、チャンバー82と、圧力室83を備える。吸引ノズル81は、各ヘッドから吐出されるインクのインクミストを吸引するためのノズルである。また、後述するように、加圧クリーニング時において押し出されるインク滴も吸引する。
チャンバー82は、吸引ノズル81と圧力室83とを接続する部位である。チャンバー82内には、不図示のフィルターと排出管が設けられている。これにより、インクミスト及びインクが回収され排出されるようになっている。圧力室83は、負圧を作り出すための吸引装置を含む。これにより、圧力室83は空間的に接続されたチャンバー82内を負圧にする。そして、チャンバー82に接続された吸引ノズル81からインクを吸引可能にする。
また、チャンバー82は、その壁面の少なくとも一部が後述する紫外線照射ユニット90に接するように設けられている。チャンバー82内には、圧力室83が生成する負圧により、吸引ノズル81から圧力室83に向かう空気の流れが形成されている。紫外線照射ユニット90から発生した熱は、チャンバー82に熱伝達されるが、この熱は圧力室83に向かう空気の流れにより冷却される。
紫外線照射ユニット90は、複数の紫外線照射LED91とブラケット92を備える。紫外線照射LED91は、所定の紫外線波長成分を多く含む光を照射することによって、媒体Mに着弾したUVインクを硬化させる。ブラケット92は、これら紫外線照射LED91をチャンバー82に取り付けるための部材である。また、ブラケット92内部には、紫外線照射LED91を制御する制御基盤も設けられている。
摺動ユニット48は、ラインヘッドモジュール42を吸引ユニット80の壁面に沿うように移動させるための装置である。摺動ユニット48は、不図示のラックアンドピニオン機構により、吸引ユニット80に対してラインヘッドモジュール42を移動させる。移動方向は、ドラム11から遠ざかる方向である。図5に示されるように、吸引ユニット80と紫外線照射ユニット90は固定的に組み付けられている一方で、ラインヘッドモジュール42は図5に示す方向に吸引ユニット80に対して移動可能である。
図6は、サテライトの説明図である。吸引ユニット80の一つの機能としてインクミストの吸引がある。インクミストは、インク吐出時において生成されるサテライトである。インクが吐出されると、意図したドットを形成するためのメインインク滴drと、ヘッドからメインインク滴drが切り離されるときにサテライトstが発生する。メインインク滴drは、所望の画像を形成するために必要なインク滴である一方、サテライトstは、その小ささのため、プリンター1の内部で浮遊し、想定外の場所に付着する。このとき、電子部品等に付着すれば不具合を生ずるおそれもある。
このように浮遊するサテライトを除去するために、前述のように吸引ユニット80が設けられている。本実施形態における吸引ユニット80は、さらに後述するように、加圧クリーニング時におけるインクを吸引できる機構となっている。以下、加圧クリーニング方法を説明するとともに、加圧クリーニング時における吸引ユニット80の動作について説明する
図7は、本実施形態における加圧クリーニング方法のフローチャートである。
通常印刷時は、各ヘッドユニットは、ドラム10上に移動させられており、各ヘッドからインクを吐出することによりドラムに巻き付けられた媒体M上に画像を形成する。このとき、前述のようにインクの吐出時にインクミストが発生するため、吸引ユニット80によりインクミストが吸引される。なお、インクを吐出して印刷を行っているときにおいて、吸引ユニット80の出力は小さく抑えられている。これは、吸引力が強いと、吐出されたインクの飛行曲がりが発生してしまい、インクが所望の位置に着弾しない結果、適切な画像が得られない場合があるからである。
図8は、本実施形態における加圧クリーニングの説明図である。図8には、第4ヘッドユニット40−4が示されている。加圧クリーニングとは、加圧用ポンプ(不図示)によりヘッドの内部に供給されるインクを通常時よりも加圧して、インクを強制通水することによりヘッドの内部をも洗浄するクリーニング形態である。これにより、ヘッドの内部の流路に固着したインクを取り除くことができる。
このような加圧クリーニングが行われる場合、前述のようにヘッドのノズルからはインクが大量に流出される。このインクは、回収される必要がある。そこで、本実施形態では、加圧クリーニング開始前に、前述のように各ヘッドを含むラインヘッドモジュール42を吸引ノズル81よりもセットバックする方向に移動させる(S102)。さらに、吸引ユニット80の吸引力が増大される(S104)。
そして、その後に加圧クリーニングが開始される(S106)。このようにすることによって、図8に示すように、加圧クリーニングによって押し出されたインクは、吸引ノズル81の壁面をつたうようになる。すなわち、インクが即座に落下してしまうのを防止することができる。
また、吸引ノズル81の壁面をつたうインクは、やがて吸引ノズル81のノズル端に達する。前述のように圧力室83の吸引力が増大されているので、ノズル端に達したインクはミスト状の細かい粒子でなくても十分吸引可能である。よって、インクは落下することなく、吸引ユニット80によって吸引される。
このようにして、加圧クリーニングが完了すると、ラインヘッドモジュールが摺動され元の位置に移動される(S108)。すなわち、図5に示すような位置に戻される。また、吸引ユニット80の吸引機能を停止する。そして、各ヘッドの乾燥を防止するためのキャッピングを行うために、各ヘッドユニットを待機位置(図3参照)に移動する(S110)。
本実施形態では、上述のように、通常の印刷時においては吸引ユニット80によりインクミストを吸引させ、一方、加圧クリーニング時には吸引ユニット80の出力を増大させ、加圧クリーニングによって押し出されたインクを回収する。これにより、吸引ユニット80を2つの目的で用いることができるため、加圧クリーニングが行われる状況化において、効率的にスペースを利用することができる。
なお、ここでは、第4ヘッドユニット40−1を例に説明を行ったが、第2ヘッドユニット40−2から第4ヘッドユニット40−4のような角度で配置されている各ユニットでも同様に上記実施形態を実現することができる。このとき、ヘッドユニットのドラムに対する角度に応じて、加圧クリーニング時における吸引ユニット80の出力を変更することとしてもよい。このとき、ヘッドのノズル面の法線が鉛直下方に向く角度ほど、吸引力を増大させることができる。
また、上述の実施形態では、吸引ノズル81が向く方向とノズル面の法線方向はほぼ一致していたが、ノズル面が吸引ノズル81の吸引口に向かって水平方向から鉛直下方方向に向かって傾斜していれば上記のようなインクの吸引は可能である。
===その他の実施の形態===
上述の実施形態では、画像形成装置としてプリンター1が説明されていたが、これに限られるものではなくインク以外の他の流体(液体や、機能材料の粒子が分散されている液状体、ジェルのような流状体)を噴射したり吐出したりする液体吐出装置に具現化することもできる。例えば、カラーフィルタ製造装置、染色装置、微細加工装置、半導体製造装置、表面加工装置、三次元造形機、気体気化装置、有機EL製造装置(特に高分子EL製造装置)、ディスプレイ製造装置、成膜装置、DNAチップ製造装置などのインクジェット技術を応用した各種の装置に、上述の実施形態と同様の技術を適用してもよい。また、これらの方法や製造方法も応用範囲の範疇である。
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。
<ヘッドについて>
前述の実施形態では、圧電素子を用いてインクを吐出していた。しかし、液体を吐出する方式は、これに限られるものではない。例えば、熱によりノズル内に泡を発生させる方式など、他の方式を用いてもよい。
1 プリンター、
10 ドラム回転ユニット、
20 給排紙ユニット20、
30 移動ユニット、
40−1 第1ヘッドユニット、40−2 第2ヘッドユニット、
40−3 第3ヘッドユニット、40−4 第4ヘッドユニット、
42 ラインヘッドモジュール、48 摺動ユニット、
50 検出器群、
60 コントローラー、
70 駆動信号生成回路、
80 吸引ユニット、81 吸引ノズル、82 チャンバー、83 圧力室、
90 紫外線照射ユニット、91 紫外線照射LED、92 ブラケット、
110 コンピューター

Claims (6)

  1. ノズルから液滴を吐出するヘッドと、
    前記液滴を吸引する吸引口と、
    を備え、
    前記ヘッドのノズル面は、前記吸引口に向かって水平方向から鉛直方向下方に向かって傾斜しており、
    前記ノズルから前記液滴を吐出して画像形成を行っているときにおいて、前記画像を形成する液滴よりも小さいミストを前記吸引口から吸引させ、
    前記ヘッドの内部に圧力を加え前記ノズルから液滴を放出させる加圧クリーニングを行っているときにおいて、前記ノズルから放出される液滴を前記吸引口から吸引させる、
    液滴吐出装置。
  2. 前記加圧クリーニング時における前記吸引口の吸引力は、前記画像形成における前記吸引口の吸引力よりも大きい、請求項1に記載の液滴吐出装置。
  3. 媒体を支持するプラテンと対向しない位置へ前記ヘッドのノズル面が位置しているときにおいて、前記吸引口からの吸引動作は停止される、請求項1又は2に記載の液滴吐出装置。
  4. 請求項3に記載の液滴吐出装置を複数備え、
    前記複数の液滴吐出装置のそれぞれは、ドラム形式のプラテンと対向してそれぞれ異なる角度で傾斜するように配置され、
    前記プラテンと対抗しない位置へ前記ヘッドのノズル面を移動させる前に、前記画像形成動作時における吸引力以上の吸引力で所定時間吸引を行わせる制御を行い、当該吸引力以上の吸引力は、前記液体吐出装置の前記ドラム形式のプラテンに対する角度に基づいてそれぞれ決められる、画像形成装置。
  5. 前記ヘッドは、前記吸引口よりも前記プラテンから遠ざかる方向へ移動させることができる、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記液滴を硬化させるために光の照射を行う照射器を備え、
    前記吸引口は、前記ヘッドのノズル面と照射器の照射面との間に配置され、前記吸引口から吸引された空気が前記照射器の裏側を通るように配置されている、請求項4又は5に記載の画像形成装置。
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