JP2013169661A - ブロー成形用金型 - Google Patents
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Abstract
【課題】
解決しようとする課題は、特許文献1に開示されているような方法では、ブロー成形後の加工を行う時には、製品部と製品部ではない部分との境界部分は冷えて固くなっており、手作業では切り離す事が困難である為、カッターナイフを使用して切り離す必要があり、カッターナイフの使い損ないによる労働災害が発生する危険性があるという点である。
【解決手段】
熱可塑性樹脂のブロー成形用分割金型であって、分割金型と一体あるいは別体のピンチオフ部近傍に発熱体を敷設することにより前記課題を解決した。
【選択図】図1
解決しようとする課題は、特許文献1に開示されているような方法では、ブロー成形後の加工を行う時には、製品部と製品部ではない部分との境界部分は冷えて固くなっており、手作業では切り離す事が困難である為、カッターナイフを使用して切り離す必要があり、カッターナイフの使い損ないによる労働災害が発生する危険性があるという点である。
【解決手段】
熱可塑性樹脂のブロー成形用分割金型であって、分割金型と一体あるいは別体のピンチオフ部近傍に発熱体を敷設することにより前記課題を解決した。
【選択図】図1
Description
本発明は、バリ除去作業を容易とするブロー成形用金型に関する。
ブロー成形用金型に関する従来技術としては特許文献1に開示されているようなものがある。
しかし、特許文献1に開示されているような方法でブロー成形後の加工を行う時には、ピンチオフ部分は冷えて固くなっており、素手による作業ではバリを切り離す事が困難である為、カッターナイフを使用して切り離す必要があるが、カッターナイフの使い損ないによって作業者がけがをする危険性が常につきまとっていた。
解決しようとする課題は、ブロー成形品のピンチオフ部分は冷えて固くなっており、素手ではバリを切り離す事が困難である為、カッターナイフを使用して切り離す必要があり、カッターナイフの使い損ないによる労働災害が発生する危険性がある点である。本発明は上記の点を解決するためになされた。
上記目的を果たすため本発明は、熱可塑性樹脂のブロー成形用分割金型であって、分割金型と一体あるいは別体のピンチオフ部近傍に発熱体が敷設されていることを最も主要な特徴とする。
また、前記発熱体が電熱線であることを第2の主要な特徴とする。
本発明によれば、熱可塑性樹脂のブロー成形用分割金型と一体あるいは別体のピンチオフ部近傍に発熱体を敷設することで、発熱体の発熱によって、ピンチオフ刃近傍のパリソンを完全には固化させず軟らかいままに保てるため、バリを製品部から素手で簡単にむしりとることができ、作業者を不測の怪我から守ることができるという利点がある。
カッターナイフの使い損ないによる労働災害の危険性をなくすという目的を、
熱可塑性樹脂のブロー成形用分割金型であって、分割金型と一体あるいは別体のピンチオフ部近傍に発熱体が敷設されている分割金型を使用することによって、経済性を損なわずに実現した。
熱可塑性樹脂のブロー成形用分割金型であって、分割金型と一体あるいは別体のピンチオフ部近傍に発熱体が敷設されている分割金型を使用することによって、経済性を損なわずに実現した。
本発明の構成を発明の実施の形態に基づいて説明すると次の通りである。
図1は自動車用リザーブタンクのブロー成形用分割金型3,3’の片割れの分割金型3の断面図である。
6は、キャビティー面である。
7は、ピンチオフ刃である。
8は、電熱線である。
前記分割金型3,3’の前記ピンチオフ刃7近傍に、前記ピンチオフ刃7の全長にわたって前記電熱線8が敷設されている。
図1は自動車用リザーブタンクのブロー成形用分割金型3,3’の片割れの分割金型3の断面図である。
6は、キャビティー面である。
7は、ピンチオフ刃である。
8は、電熱線である。
前記分割金型3,3’の前記ピンチオフ刃7近傍に、前記ピンチオフ刃7の全長にわたって前記電熱線8が敷設されている。
次に本発明の作用を説明する。前記分割金型3,3’内に半溶融状態にあるポリプロピレン等の熱可塑性樹脂のパリソン(図示せず)を垂下させ前記分割金型3,3’を型締めする。
その後パリソン内に圧縮空気を吹き込む。
図2は、吹込み完了時の前記分割金型3,3’の断面図である。
吹き込み後、前記分割金型3,3’への熱伝導によりパリソンを冷却するが、従来のブロー成形工法の場合、前記ピンチオフ刃7近傍のパリソンも冷却されてしまい、固くなってしまう。
しかし、前記電熱線8に電流を流しておけば前記電熱線8から発せられるジュール熱によって、前記ピンチオフ刃7近傍のパリソンは完全には固化せず軟らかいままである。
図2は、吹込み完了時の前記分割金型3,3’の断面図である。
吹き込み後、前記分割金型3,3’への熱伝導によりパリソンを冷却するが、従来のブロー成形工法の場合、前記ピンチオフ刃7近傍のパリソンも冷却されてしまい、固くなってしまう。
しかし、前記電熱線8に電流を流しておけば前記電熱線8から発せられるジュール熱によって、前記ピンチオフ刃7近傍のパリソンは完全には固化せず軟らかいままである。
尚、パリソンに適用される熱可塑性樹脂としてはポリプロピレンに限らず、ポリエチレンや他のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアセタール系樹脂、シンジオタクチックポリスチレン、ポリスチレン、ゴム改質ポリスチレン、アクリロニトリル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、変性ポリフェニレンオキサイド、ポリフェニレンサルファイド、ポリカーボネート等、ブロー成形が可能な樹脂であれば何でも良い。
その後離型し、バリ4を除去して自動車用リザーブタンクのブロー成形を完了させる。
この時、前記ピンチオフ刃7近傍のパリソンは軟らかいままであるから前記バリ4は製品部から素手で簡単にむしりとることができる。
この時、前記ピンチオフ刃7近傍のパリソンは軟らかいままであるから前記バリ4は製品部から素手で簡単にむしりとることができる。
尚、上記実施例ではピンチオフ刃7近傍の分割金型3,3’内に電熱線8を直接敷設した例を示したが、ピンチオフ刃7を分割金型3,3’とは別体のピンチオフ刃体(図示せず)とし、前記ピンチオフ刃体と分割金型3,3’との間に電熱線8を敷設してもよい。
また、前記電熱線はこれに限るものではなく、他の発熱体でもよい。
また、実施例の中では、リザーブタンクを例に出して説明をしているが、リザーブタンクに限らず、他の成形品をブロー成形にて形成する分割金型でも同様である。
以上実施例に述べたように本発明によれば、
分割金型と一体あるいは別体のピンチオフ部近傍に発熱体を敷設することで、発熱体の発熱によって、ピンチオフ刃近傍のパリソンを完全には固化させず軟らかいままに保てるため、バリを製品部から素手で簡単にむしりとることができ、作業者を不測の怪我から守ることができるという利点がある。
分割金型と一体あるいは別体のピンチオフ部近傍に発熱体を敷設することで、発熱体の発熱によって、ピンチオフ刃近傍のパリソンを完全には固化させず軟らかいままに保てるため、バリを製品部から素手で簡単にむしりとることができ、作業者を不測の怪我から守ることができるという利点がある。
本発明は、ブロー成形に使用する分割金型に利用可能である。
3,3’ 分割金型
4 バリ
6 キャビティー面
7 ピンチオフ刃
8 電熱線
4 バリ
6 キャビティー面
7 ピンチオフ刃
8 電熱線
Claims (2)
- 熱可塑性樹脂のブロー成形用分割金型であって、分割金型と一体あるいは別体のピンチオフ部近傍に発熱体が敷設されていることを特徴とするブロー成形用分割金型
- 請求項1における発熱体が電熱線であることを特徴とする請求項1記載のブロー成形用分割金型
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012033566A JP2013169661A (ja) | 2012-02-20 | 2012-02-20 | ブロー成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012033566A JP2013169661A (ja) | 2012-02-20 | 2012-02-20 | ブロー成形用金型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013169661A true JP2013169661A (ja) | 2013-09-02 |
Family
ID=49263954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012033566A Pending JP2013169661A (ja) | 2012-02-20 | 2012-02-20 | ブロー成形用金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013169661A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016049656A (ja) * | 2014-08-29 | 2016-04-11 | キョーラク株式会社 | 成形方法 |
CN107605122A (zh) * | 2017-10-24 | 2018-01-19 | 福建金竹竹业有限公司 | 一种重组竹地板及其生产工艺 |
WO2020255800A1 (ja) * | 2019-06-18 | 2020-12-24 | 八千代工業株式会社 | 中空容器製造装置 |
JP7495611B2 (ja) | 2020-07-20 | 2024-06-05 | キョーラク株式会社 | 金型 |
-
2012
- 2012-02-20 JP JP2012033566A patent/JP2013169661A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016049656A (ja) * | 2014-08-29 | 2016-04-11 | キョーラク株式会社 | 成形方法 |
CN107605122A (zh) * | 2017-10-24 | 2018-01-19 | 福建金竹竹业有限公司 | 一种重组竹地板及其生产工艺 |
CN107605122B (zh) * | 2017-10-24 | 2023-06-02 | 福建金竹竹业有限公司 | 一种重组竹地板及其生产工艺 |
WO2020255800A1 (ja) * | 2019-06-18 | 2020-12-24 | 八千代工業株式会社 | 中空容器製造装置 |
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