JP2007326227A - タンク体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】
解決しようとする課題は、その開口の向きがパリソンの押出し方向と直交しているブロー成形製リザーブタンクの一体成形リザーブ液送出パイプの内面の形状の寸法を規制できないという点である。本発明は上記の点を解決するためになされた。
【解決手段】
型締め完了以前に該送出パイプの内面を規制する内面規制ピンを該パリソンの側方から突き出し、該パリソンを突き破って該送出パイプの該内面相当の位置に達した後、該型締めを完了させ、該パリソン内に高圧空気を吹き込んで賦形した後、該内面規制ピンを該送出パイプから抜去して成形品を金型内から取り出すことにより前記課題を解決した。
【選択図】図5
解決しようとする課題は、その開口の向きがパリソンの押出し方向と直交しているブロー成形製リザーブタンクの一体成形リザーブ液送出パイプの内面の形状の寸法を規制できないという点である。本発明は上記の点を解決するためになされた。
【解決手段】
型締め完了以前に該送出パイプの内面を規制する内面規制ピンを該パリソンの側方から突き出し、該パリソンを突き破って該送出パイプの該内面相当の位置に達した後、該型締めを完了させ、該パリソン内に高圧空気を吹き込んで賦形した後、該内面規制ピンを該送出パイプから抜去して成形品を金型内から取り出すことにより前記課題を解決した。
【選択図】図5
Description
本発明は、一体成形されるパイプの開口方向がパリソンの押出し方向と一致しない自動車のリザーブタンク等のブロー成形方法に関する。
リザーブタンクのブロー成形に関する従来技術としては特許文献1に示すようなものがある。
特開平7−324623
しかしブロー成形の特質上、そのままでは成形品の内面の形状を寸法規制できないという欠点があった。
図1は従来のリザーブタンクの斜視図である。1は該リザーブタンク、2はリザーブ液の注入口、3は該リザーブタンク1と一体成形された該リザーブ液の送出パイプ、4はブロー成形時のパリソンであり該リザーブタンク1とのブロー成形時の位置関係を表している。
図2は図1内のB−B断面を表す従来の該リザーブタンク1の型内断面図である。金型5、5は図1内のA、Aの方向から型締めされる。成形後バリ6,6等の不要部分をカットライン7にてカットし除去している。
図1に示すように、該リザーブタンク1には内面の形状の寸法規制を必要とする個所として該注入口2と該送出パイプ3の2個所があるが、該注入口2はその開口の向きが該パリソン4の押出し方向と一致しているため、ブロー成形機の押出しヘッド(図示せず)に取付けられた内面形状寸法規制体(図示せず)により容易に内面形状の寸法を規制し得るが、該送出パイプ3はその開口の向きが該パリソン4の押出し方向と直交しているので該注入口2と同様の手段では内面8の形状の寸法を規制できなかった。
解決しようとする課題は、その開口の向きがパリソンの押出し方向と直交しているリザーブタンクのリザーブ液送出パイプは内面の形状の寸法を規制できないという点である。本発明は上記の点を解決するためになされた。
本発明は、リザーブタンクと一体成形されるリザーブ液送出パイプの開口方向がパリソンの押出し方向と一致しない該リザーブタンクのブロー成形において、型締め完了以前に該送出パイプの内面を規制する内面規制ピンを該パリソンの側方から突き出し、該内面規制ピンが該パリソンを突き破って該送出パイプの該内面相当の位置に達した後、該型締めを完了させ、該パリソン内に高圧空気を吹き込んで賦形した後、型開きして該リザーブタンクを離型する際に該内面規制ピンを該送出パイプから抜去することを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、型締め完了以前に該送出パイプの内面を規制する内面規制ピンを該パリソンの側方から突き出し、該パリソンを突き破って該送出パイプの該内面相当の位置に達した後、該型締めを完了させるので該送出パイプは該パリソンの当該部分が該金型及び、該内面規制ピンに挟まれたまま冷却されその内面の形状は該内面規制ピンの外形がそのまま転写されるので非常に精度の高い寸法が得られるという効果がある。
その開口の向きがパリソンの押出し方向と直交しているリザーブタンクの送出パイプの内面の形状の寸法を規制するという目的を、型締め完了以前に該送出パイプの内面を規制する内面規制ピンを該パリソンの側方から突き出し、該パリソンを突き破って該送出パイプの該内面相当の位置に達した後、該型締めを完了することによって、ブロー成形の持つ経済性を損なわずに実現した。
図3は、本発明の1実施例を示す断面図であり、図2と同様B−B断面を示す。金型5、5が型締めを開始され、ポリエチレンやポリプロピレン等の熱可塑性樹脂の半溶融化されたパリソン4が該金型5、5に数カ所で接触した段階で、先端が鋭利な内面規制ピン9が図の右方からエアシリンダ(図示せず)によって左方に突き出され、該パリソン4をまさに突き破ろうとしているところである。
この時、該パリソン4は該内面規制ピン9によって左方に押されるわけであるが、該パリソン4は該金型5、5に数カ所で接触しているためその動きは必要十分に拘束され、そのゆえに該パリソン4は該内面規制ピン9によって容易に突き破られることになる。
図4は該内面規制ピン9が該パリソン4を突き破った直後を表す断面図である。
その後型締めが完了し、該パリソン4の内部に高圧空気を導入して賦形し終わった状態が図5である。該送出パイプ3は該パリソン4の当該部分が該金型5、5及び、該内面規制ピン9に挟まれたまま冷却されその内面の形状は該内面規制ピン9の外形がそのまま転写されるので非常に精度の高い寸法が得られる。
その後該内面規制ピン9を該送出パイプ3から抜去して成形品を金型内から取り出し、該カットライン7にて該バリ6、6等の不要部分を切除したものを図6に示す。
以上実施例に述べたように本発明によれば、該送出パイプ3は該パリソン4の当該部分が該金型5、5及び、該内面規制ピン9に挟まれて冷却され、その内面の形状は該内面規制ピン9の外形がそのまま転写されるので該送出パイプ3の該内面8は非常に精度高く仕上がるという効果がある。
尚、上記実施例では自動車用のリザーブタンクとそのリザーブ液送出パイプを例に挙げて説明したが、該送出パイプに類似のパイプ体の開口の向きがパリソンの押出し方向と一致していない一般のブロー成形製タンク体の製造に本発明を拡張適用することは容易になし得ることである。
本発明は、自動車用のリザーブタンクのみならず、その開口の向きがパリソンの押出し方向と一致していない一般のブロー成形製タンク体に付随するパイプ体の内面の形状の寸法を規制しながら一体成形したいというような場合に広く利用可能である。
1 リザーブタンク
2 注入口
3 送出パイプ
4 パリソン
5 金型
6 バリ
7 カットライン
8 内面
9 内面規制ピン
2 注入口
3 送出パイプ
4 パリソン
5 金型
6 バリ
7 カットライン
8 内面
9 内面規制ピン
Claims (2)
- タンク体と一体成形されるパイプ体の開口方向がパリソンの押出し方向と一致しない該タンク体のブロー成形において、型締め完了以前に該パイプ体の内面を規制する内面規制ピンを該パリソンの側方から突き出し、該内面規制ピンが該パリソンを突き破って該パイプ体の該内面相当の位置に達した後、該型締めを完了させ、該パリソン内に高圧空気を吹き込んで賦形した後、型開きして該タンク体を離型する際に該内面規制ピンを該パイプ体から抜去することを特徴とするタンク体の製造方法
- 請求項1において、タンク体がリザーブタンクであり、パイプ体がリザーブ液の送出パイプであることを特徴とするタンク体の製造方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006156842A JP2007326227A (ja) | 2006-06-06 | 2006-06-06 | タンク体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006156842A JP2007326227A (ja) | 2006-06-06 | 2006-06-06 | タンク体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007326227A true JP2007326227A (ja) | 2007-12-20 |
Family
ID=38927059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006156842A Pending JP2007326227A (ja) | 2006-06-06 | 2006-06-06 | タンク体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007326227A (ja) |
-
2006
- 2006-06-06 JP JP2006156842A patent/JP2007326227A/ja active Pending
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